2017 ryosuke mitake portfolio

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Photo by Ryosuke Mitake

Ryosuke Mitake ポヌトフォリオ 2017


氏名 䞉歊 良茔

生幎月日 1992幎10月31日 生たれ

略歎 2011

私立歊蔵高等孊校

2012 2016

東京理科倧孊工孊郚建築孊科

入孊

東京理科倧孊工孊郚建築孊科

卒業

2017

東京倧孊公共政策倧孊院

卒業

入孊予定

目暙 私はむノベヌションで䞖界をより良くしようず、努力しおきたした。倧孊の孊郚時代、 工孊郚の孊生ずしお発衚しおきたプロゞェクトぱネルギヌ問題から郜垂政策たで、 倚岐にわたりたす。その掻動を評䟡しお頂き倧孊からは孊長賞を頂きたした。 しかしながら卒業制䜜が終わったあずに、デザむンは出来おも瀟䌚を支えおいる法 芏や政策に柔軟性がないず、蚈画の実行が難しいこずも倚いず思いたした。根本的に 䞖界をよりよくしおいくためには、政策立案や新しい法敎備の必芁性を感じたす。 この春、私は倧孊院で公共政策を孊び始めたす。これからはデザむナヌずしお、た た政策立案者ずしお、小さなプロダクトから囜のプロゞェクトたで創りあげおいく総合ク リ゚むタヌになりたいです。

連絡先 E-mail link-le-ciel@live.jp 電話番号

090-3697-5420


1

Nitrogen Mobile Style

01

空気から゚ネルギヌを䜜り出す未来郜垂 第回 東芝゚レベヌタヌコンペ 最優秀賞

2

Apartment with Open Houses

05

衰退する郊倖を埩掻させる集合䜏宅蚈画 第䞉回 倧東建蚗コンペ 入賞

3

Linear Sprawling Suburb

09

幹線道路沿いに広がっおいくスプロヌル郜垂 平成27幎床 東京理科倧孊 卒業制䜜 最優秀賞 JPV Web フォトコンペ 2015 入賞

4

Intern: Vo Trong Nghia Architects

15

バンブヌパビリオンプロゞェクト 蚭蚈管理、珟堎監督

5

Research in Africa ヒンバ族ず暮らした䞀週間 チャむハネH.I.S 地球を旅するフォトコンテスト2015 入賞

19



1

Nitrogen Mobile Style

䞖界で枯枇する゚ネルギヌ

未来の゚ネルギヌ郜垂を創生する

01


Nitrogen Mobile Style 近い将来、化石燃料は枯枇するこずが予枬されおおり、同時に化石燃料による環境砎壊が問題になっおいる。その䞀方で、自然゚ネルギヌの安定䟛絊はただ難しい状態にある。 珟状、自然゚ネルギヌは党䜓の玄8を担っおいるにすぎない。 そうした状況のなか着目したのは、「さ぀たいも」ず「もやし」である。この2぀の野菜は劣悪な環境䞋でもたくたしく育぀こずができる。その理由は、共生しおいる根粒菌ず窒玠固定菌 にある。これらは倧気の78を占めおいる窒玠をアンモニアに倉換するこずができるため、さ぀たいもやもやしは、そのアンモニアを自らの゚ネルギヌ源ずしお育っおいるのである。 本提案では、この性質を応甚し、ビルの倖壁に根粒菌・窒玠固定菌ず共生する怍物が育成できる環境を぀くりだし゚ネルギヌ自埋郜垂を実珟する。たた同様の手法で、乗り物の 内郚から゚ネルギヌを生産できるシステムを蚭蚈し、人々は空を飛び移動できるようになる。これによっお、空䞭に経枈圏ずコミュニティヌが広がるのみならず、灜害時の非難手段ず しお、人々の安党性も担保できる。 -

02

抂芁 プロゞェクト 第䞃回 東芝゚レベヌタヌコンペ 最優秀賞 共同制䜜者 野村 健倪郎 補䜜担圓郚分 コンセプト、 レンダリング、 描画、 ダむアグラム、 文章 補䜜時期 幎 月


゚ネルギヌの枯枇 .

゚ネルギヌ資源の枯枇ず、たたその䜿甚による環境汚染は深刻な問題 ずなっおいる。以䞋のグラフでは、資源消耗幎数の予枬を瀺しおいる。 2015 Nitrogen Coal Natural Gus Petroleum

2165

2065

2115

資源消耗幎数の予想グラフ

゚ネルギヌの珟状問題 珟圚では再利甚゚ネルギヌの開発が盛んに行われおいるが、既存の゚ネルギヌ資源に察する割合はずお も少なく、画期的な再利甚゚ネルギヌの開発が求められおいる。

hydro

Nuclear

Nitrogen Power

Coal

?

Petroleum

゚ネルギヌ源の利甚割合

未来の゚ネルギヌ源の利甚割合

新゚ネルギヌ郜垂

窒玠゚ネルギヌの提案 新゚ネルギヌずしお、空気䞭のを占める窒玠から゚ネルギヌを䜜る怍物を応甚し、空気から゚ネルギ ヌを生成する。

2015 氎力発電

珟状の郜垂では、緑があたり ないのが䞀般的である。

倪陜光発電 窒玠゚ネルギヌは怍物の光 合成に支えられおいる。その ため、この新゚ネルギヌの促

颚力発電

原子力発電

窒玠゚ネルギヌ

2050

進は街を緑に倉えおいく。

2100 03


アンモニアの十分な燃焌゚ネルギヌ

発電装眮

根粒菌が窒玠から぀くりだすアンモニアの燃焌゚ネルギヌをしらべるず、あたりの燃焌量

空気䞭の窒玠からアンモニアを生成し燃焌する装眮を、ビルの衚面ずたた乗り

は、珟圚バむオ゚ネルギヌずしお䜿われおいるメタノヌルずほが同じこずがわかる。

物の内郚に配眮する。これにより、゚ネルギヌ自埋郜垂が生たれる。

H 2 H C OH 3 O O H Oxygen Methanol

4

Image by Ryosuke Mitake, Kentaro Nomura

野菜の゚ネルギヌ比范

根粒菌の䜜甚

野菜のカロリヌを比范するず、もやしが䞀番高い。これは、も

根粒菌はもやしの根に寄生しおおり、空気から

やしが根粒菌ずいう现菌ず共生し窒玠から効率的に゚ネルギ

窒玠を吞収し、アンモニアに倉換する。これを

ヌを生成しおいるからである。このシステムを応甚する。

もやしぱネルギヌ源ずしおいる。

O 4H

O

22.7 mj/kg

H

Water

Carbon Dioxysie

メタノヌル 燃焌匏

H N H H Nitrogen

Watering Plant

2O C

5O O Oxygen

4

H

O

Water

H

6O

Soil

22.5 mj/kg

N

NH3 Tank

Nitrogen Oxiside

Engine

アンモニア 燃焌匏

゚コな窒玠のラむフサむクル

ビルファサヌド: 展開図

窒玠は再利甚゚ネルギヌずしお機胜する。根粒菌が窒玠をアンモニアに倉えた埌、もやしが アンモニアを゚ネルギヌずしお䜿い、硝酞ずなるが、それが土䞭の现菌で分解され窒玠に戻る。 N2 e.

500

Soil

グリヌンカヌ:立面図 / NH3 Tank

264.3 kcal

500

Tomato

Cucumber

Chinese cabbage

Onion

Radish

Cabbage

Sprout

NH3 HNO3

ビルファサヌド: 断面図 /

グリヌンカヌ:平面図 /

. .

-

移動の利䟿性の向䞊

.

コミュニティヌの拡倧

.

広告経枈圏の拡匵

灜害時の非難手段

. .

04

.


2 Apartment with Open Houses

郜垂で過疎化しおいくコミュニティヌ

盞互扶助でコミュニティヌの再生を目指す

05


Apartment with Open Houses

抂芁

幎埌の地方郜垂の郊倖に、今あるような栞家族のための戞建䜏宅や集合䜏宅ではなく、誰もが䜿うこずができる”オヌプンハりス”のある賃貞䜏宅を提案し地域の人々

プロゞェクト 第䞉回 倧東建蚗コンペ 入賞

の぀ながりが回埩するこずを目指す。 近代の戞建䜏宅や団地による郊倖開発は栞家族を増やし䜏居空間を高密床化し、人口が増加したにも関わらず、地域の人々の぀ながりは薄くなった。人口の東京ぞの

共同制䜜者 平野 拓也

䞀極集䞭で人口密床が激枛する未来の地方郜垂の郊倖に公共空間ずしおのオヌプンハりスを挿入する。このオヌプンハりスでは、キッチン、図曞案、ギャラリヌなどの機

補䜜時期 5幎 1月

胜を持っおおり、ここで人々は生掻の共有をはじめ、地域コミュニティヌを埩掻を狙う。たた倚様な倧きさを持぀居䜏スペヌスは、䞀人暮らしの移民や孊生、高霢者から、倚

敷地 郊倖䜏宅地

䞖垯たで察応しおいる賃貞䜏宅で、時代や人々の状況にフレキシブルにマッチする。そしお人々の぀ながりが経枈をも回埩させお、街に掻気は戻っおくる。

06

制䜜担圓郚分 コンセプト、 描画、 ダむアグラム、 図面、文章


敷地 ここは地方郜垂の鉄道線沿いにあ る高床経枈成長期に蚈画し䜜られた 団地の䞀画である。 人口の東京ぞの䞀極集䞭で人口 は枛り続けおおり、空家率も増加の 䞀途をたどっおいる。䞀方で空間は 高密床のたたである。

A

A

A

Sit e

N

コンセプト 人口枛少により、高密床に䜜られた団地矀の空き家率は将来さらに高たる。公共 空間ずしおのオヌプンハりスを埋め蟌んだ、䜎密床の賃貞䜏宅を提案する。

Conservative Apartment

Someone’s houses

Resident

Apartment with public houses

Public houses

Resident

オヌプンハりスの配眮 街の共有スペヌスずしお機胜するオヌプンハりスを、䞉次元的に配眮する。それ により各䜏戞がオヌプンハりスに接するこずになり、街ず䜏宅が぀ながっおいく。

1F

3F

A’ Public Dining Kitchen

Public Library

Public Parks

Public Gallery

Public Toilet

Public bath

A’

平面図 1/350

4F

A’

0 1 2

4

8(m)

07


党䜓構成 癜色の空間はオヌプンハりスにくりぬかれ 残った空間で、倚様な倧きさをも぀居䜏空 間ずなっおいお様々な時代や人のニヌズ に応えられる賃貞䜏宅。公共空間ずしおの オヌプンハりスには䞋蚘のプログラムが入 っおおりそれが空間的に぀ながるこずで人 々は自然ず出䌚い぀ながりが生たれる。

08

断面図 1/200

0

1

2

4

)

8(m

Public Dining Kitchen

Public Library

Public Gallery

Public Toilet

Public Parks

Public bath


3 Linear Sprawling Suburb

アゞアで始たる排他的郊倖開発

ヒュヌマンスケヌルな郊倖開発を創りだす

09


Linear Sprawling Suburb

抂芁

ベトナムのホヌチミン垂では郜垂の人口増加に䌎い、郊倖開発が急速に進行しおいる。その結果、郊倖には今の東京でみるような、静かな郜垂空間が広がっおきおいる。しかしながら、

プロゞェクト 東京理科倧孊卒業制䜜 最優秀賞

開発がなされず、無秩序に発達した郜垂䞭心郚は、混沌ずしおいお躍動感にあふれおおり、むしろ人々の生掻を掻気づけおいるように芋える。ここで、これからの郊倖開発がベトナムの

プログラム 郜垂開発

豊饒な蟲地も䟵食しおいくこずも考慮にいれお、郜垂内郚の生掻感あふれるスプロヌル空間を幹線道路沿いに䞉次元に展開させた新しい郊倖開発を提案する。これは、これからのアゞ

敷地 ベトナム、 ホヌチミン垂、 郊倖

アの郜垂蚈画のモデルずもなりうる。

補䜜時期 幎 月

10


郜垂ぞの人口流入ず砎壊される蟲地

珟地調査人のいない新興郊倖地

ベトナムの経枈的銖郜であるホヌチミンでは、郜垂が急速に発展し米茞 出䞖界䜍の蟲䜜地垯を郊倖開発が急速に䟵食し始めおいる。

急速に開発されおいる郊倖では、均質的な配眮、䜏居蚈画により、郜垂内郚にある本来の生掻空間が倱れ 道に人の姿はない。このような郊倖開発が、郜垂呚蟺ではじたっおいる。

Others 20%

Viet Nam 23%

America 8% Pakistan 10%

Thailand 22% India 16%

ベトナムの米茞出割合

ベトナムの蟲地

(million)

3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0

3 million 2004

2009

2015

郊倖人口の予想掚移

2025

郊倖の䜏宅

躍動感あふれるベトナム、ホヌチミン垂 ホヌチミンはベトナムの最倧の郜垂で、珟圚䞇人が居䜏しおいる。人口は急速に䌞びおいお、幎たでには䞇人に到達するず 芋蟌たれおいる。人が郜垂に流入しおくる䞭で無秩序に発達した郜垂内郚のスプロヌル空間は、生掻感にあふれ、人情の豊かさを肌で感じ る。東京ではこのような空間はゞェントリフィケヌションで排陀されおしたったが、その結果生たれた人工的な郜垂生掻では、倚くの人々が倚 忙を極め、人の぀ながりは薄く、その結果、自殺者も極めお倚い。今あらためお、ホヌチミンのような䞋からの開発を芋盎しおみる時期ではな いだろうか。

郊倖平面図 1:400

郊倖䜏宅地

珟地調査賑やかな無秩序開発地垯 既存の郜垂内郚には、無秩序な発達によりスプロヌルした空間が広がる。しかし、そのスプロヌル空間では、 いやむしろスプロヌル空間だからこそ、人々が道に机や怅子をもちだし公共スペヌスを自治する。この固有 の生掻感にあふれた道は、均質的な郊倖開発ず察照的で生掻の豊かさが感じられる。

郜垂内郚平面図 1:400

郜垂内郚の䜏宅地

JPV WEB フォトコンペ 2015 入賞

郜垂内郚断面パヌス

11


構成芁玠ずなるタむプの䜏居 ベトナムのホヌチミン垂に存圚する個のビルディングタむプを抜出した。これに䞉次元 化のために付き足したスラブを挿入し、組合しおいく。

䜏居

䜏居

䜏居

䜏居

䜏居カフェ

䜏居飲食店

䜏居店舗

集合䜏宅

耇合斜蚭

総合病院

䜏宅ナニットの提案

䞉次元䜏宅蚈画の内郚通路 From View Point

党䜓蚈画の提案

郊倖開発地では、巊䞋のような画䞀的な䜏居が芏則的に䞊べられおおり、それに察しここ ホヌチミン垂の南の幹線道路沿いを敷地ず蚭定する。ここは、地䞋鉄が䌞びおくる蚈画がされおいるため、既存の蟲地は郊倖開発の察象ずなっおいくず予想される。こ では郜垂内郚の無秩序な開発を䞉次元郊倖ずしお展開する。 こに、新しい郊倖開発ずしお、無秩序に発展した郜垂䞭心郚の空間芁玠を幹線道路沿いに転写し、蟲業地垯を守るず同時に、掻気あふれた開発を目指す。

N

N

䞀般的な郊倖䜏宅ず蚈画する郊倖䜏宅

立面図

12

西から東ぞ広がる郊倖地ず䟵食されおいく蟲地

幹線道路沿い䞉次元䜏宅蚈画


スプロヌルのアルゎリズムセルオヌトマトン

構成

無秩序に発展した郜垂内郚のスプロヌル空間を郊倖開発の空間に蚈画するにあたり、アル

セルオヌトマトンのアルゎリズムによっお構成された領域に、動線ずしお機胜す

ゎリズムが必芁になる。ここでスプロヌル空間を構成するアルゎリズムずしお、スプロヌル空間の

るスラブを組み蟌む。たた生掻空間のしおのボリュヌムを挿入する。ボリュヌムは、

掚移の予枬に応甚されおいるセル・オヌトマトンを利甚する。セル・オヌトマトンずは、栌子状の

䜏宅、アパヌトなどの居䜏空間、そしお生掻䞊必芁ずなっおくる、病院、䜓育通、商 業斜蚭なども蚈画する。

セルず単玔な芏則による離散的蚈算モデルである。数孊、物理孊、耇雑適応系、数理生物孊、

ここで、それぞれの倧きさを皮類ずし、既存のベトナムのラむフスタむルに沿っ

埮小構造モデリングなどの研究で利甚されおおり、非垞に単玔化されたモデルである。 Image by Ryosuke Mitake

このアルゎリズムは生物の増殖のような耇雑で倚様な振舞いを瀺すこずが出来る。现菌など

たスケヌルを芏定する。そしおこれらが組み合わさっお、䞉次元に無秩序な発展を

の生物の繁殖やスプロヌルのアナロゞヌぞの応甚も可胜で、過疎でも過密でも消滅し、最も快適な密床では繁栄するずいうプロセスを暡すこずが出来る。このシステムを応甚し、無

遂げた、新しい郊倖開が生たれる。

秩序な発展を遂げおきた郜垂の内郚空間を、郊倖開発のデザむンコヌドにするこずが可胜ずなる。ここで生たれた圢態をもずにしお、郊倖ずしお機胜するように䜏居、斜蚭を蚭蚈ずし

お配眮しおいく。たたこれは、郜垂の発展に䌎っお、幹線道路沿いに増殖しおいくこずも可胜だ。

アルゎリズムのルヌル グリッド内の黒いマス目を生掻領域、癜いマス目をボむドずする。 グリッドの栌栌子の呚囲぀の栌子を近傍ず定矩する。 近傍に぀の生掻領域があるボむドは、次の断面においお生掻領域になる。 生掻領域の近傍に぀か぀の生掻領域があれば次の断面においお生掻領域を維持する。 ルヌルの堎合以倖は、次の断面においおボむドずなる。

Domain

Slabs

Composition

Houses

s=1

s=2

s=3

s=4

s=5

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section=0

アルゎリズムの蚭定ず起動 ホヌチミン垂の人口密床ず幹線道路沿い2kmの呚蟺領域から掚枬される䞇人の将来の郊倖゚リアの人 口が収容可胜な生掻領域を蚭定する。 スプロヌルアルゎリズムに基づき、-100たでの断面を以䞋に瀺す。前の断面の粗密の圱響を受けお、スプ ロヌルが成長しおいく。

13


14


Photo by Ryosuke Mitake

4 Internship in Vo Trong Nghia Architects

発展途䞊囜発の緑の再生プロゞェクト

実務を通しお発展途䞊囜の未来を考える

15


Bamboo Forest 乃朚坂にある建築ギャラリヌであるギャラリヌ間の呚幎䌁画ずしお、組のアゞアの若手建築家を招埅しお“ The Asian EveryDay: Possibilities in the Shifting World” が開催された。それにあたり、私が半幎通むンタヌンシップをしおいた、Vo Trong Nghia Architectsもベトナムの代衚ずしおその䌁画に参加するこずになり、僕のむンタヌンの半幎は、その䌁画蚭蚈、 基本蚭蚈、実斜蚭蚈、モックアップ実隓、そしお珟堎ず展瀺たで、ほが党工皋に蚭蚈者、そしお珟堎監督ずしお関わった。 この蚈画は、Vo Trong Nghia Architectsが埗意ずする竹を䜿ったむンスタレヌションの展瀺であった。日本でも歎史的に、 竹は建材、足堎ずしお䜿われおいお、珟圚の東南アゞアでもそのように䜿われおいる。竹を䜿う利点は、構造的な匷さ、加 工のしやすさ、そしお䟡栌の安さである。たた垞倏を東南アゞアでは半屋倖空間が有効的に䜿われるため、密閉性のを䜜 れない竹でも、カフェやレストランなどで、倧胆に建築の材料ずしお䜿われおいる。 蚭蚈デザむンのコンセプトずしおは、竹の矎しい構造ず、緑化ずの融合である。Vo Trong Nghia Architectsは、郜垂で倱わ れおいく緑を、建築ず䞀䜓化し埩掻させおいく掻動をしおいる。そこで竹の構造を、森のように緑で芆うこずをコンセプトずし た。意匠的な芳点からは、たず来通者甚の展瀺スペヌスずしおアヌチで空間を぀くり、それを支える圢で、呚りに䞉次元の グリッドを配眮した。そしお、その䞊には笹をいれたポッドを茉せた。

屋根䌏せ図

平面図

Photo by Ryosuke Mitake

Photo by Ryosuke Mitake

断面図

16

Photo by Ryosuke Mitake

Photo by Ryosuke Mitake


圹割

抂芁

蚭蚈者ずしお、瀟長、副瀟長の䞋で、デザむンを進め、䞖界䞭から集たっおきたむンタヌン の孊生をたずめ、暡型の進行などの指瀺を行った。たた珟堎監督ずしおは、タむ、シンガポヌ ル、カナダ、日本、台湟、䞭囜から集たった孊生をたずめ、工事を効率的に進め、制䜜期間 の䞉週間以内に完成させるこずができた。たたこのプロセスずを卒業論文ずしおたずめ、今埌 の発展途䞊囜の郜垂、建築を考えおいく䞊の竹の可胜性を考察した。

プロゞェクト むンタヌンシップ

ディベロッププロセス

レンダリングスタディ-

党䜓構成を䞊に茉せる怍栜の倧きさ、そしおグリッドの枠組みの倧きさを半幎間にわたっお モデリングで怜蚎した。

レンダリングを䜿い、怍栜の䜍眮、グリッドの倧きさを実際の来通 者の芖点でどう芋えるかを怜蚎した。

暡型怜蚎

モックアップスタディ-

構造、及び制䜜工皋の怜蚎ずしお、暡型を制䜜した。これによっお、デザむンの実珟性、 斜工性などを考えるこずが可胜ずなった。たた、ディティヌルのゞョむントなども暡型によっお 怜蚎するこずで、より珟実的に制䜜を考えるこずに぀ながった。

実際の斜工の二ヶ月前には、べトナムにお、モックアップの実隓 を行った。ここでは、斜工のスピヌド、たた匷床を怜蚎した。

補䜜者 Vo Trong Nghia Architects

補䜜時期 幎 月-月( 担圓時期 月-月 敷地 東京枯区乃朚坂、 ギャラリヌ間 屋䞊展瀺堎

補䜜担圓郚分 蚭蚈デザむン、プログラミング、発泚、予算管理、珟堎監督、 レンダリング、 描画、 ダむアグラム、 動画撮圱、写真撮圱

珟堎

、暡型、モックアップでの怜蚎をすべお掻かし、週間の斜工期間で効率的に䜜業をすすめ るこずができた。たた、実際に構造的な匷床を高めるために、珟堎で補匷などを、調敎しながら行 った。

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5 Research in Africa

ヒンバ族で自殺する人がいない理由

瞁の薄い瀟䌚東京ず匷い絆で結ばれた村の比范

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食事 ヒンバ族には貚幣経枈はなく、自絊自足のため、 䞀緒に䜜物を耕䜜し、料理をし食事をする。それは 村の結束を高め、人々はお互いを信頌しおいる。 しかし資本化された我々の生掻ではお金さえあれ ば、食事は出来るため、共同で食事をする必芁性 はない。故に瀟䌚のコミュニティヌは薄れおいる。

居䜏圢態 女性は家事ず料理、男性は攟牧を也季に行う。そ しお食事は芪戚同士が集たり䞀緒に食べる。圌ら の時間はずおもゆっくりであたり忙しいわけではない。 䞀方、日本の郜垂郚の生掻はずおも忙しく家族ず 過ごせる時間も少なく、さらには友人などに䌚える 時間もかなり限られおいる瞁が薄い瀟䌚である。

居䜏圢態 圌らは芪戚同士、助け合い、同じ村で暮らしおい る。ヒンバ族曰く、もし仮に人が困っおいお、その人 を助けなかったらバチがあたるずいう。 䞀方日本の家族構成は䞻に栞家族で、集合䜏宅 及び䞀戞建おに家を構える。。ここでは、人々は芪 戚同士で䜏んでいるわけでなく関係が垌薄である。

ヒンバ族調査(郜垂生掻ずの比范 自殺をしない村に䜏むヒンバ族ず、40人に1人が自殺をする日本の 瀟䌚。このヒンバ族ず日本人を比范し分析するこずで、自殺の根本 的芁因、幞せな瀟䌚の可胜性を芋出すこずを目的ずしおいた。その ために、このナミビアのヒンバ族の村で䞀週間暮らし、食事、宗教 家族、文化、蚀語等の比范を行った。そこでは、匷い絆で結ばれ た、村瀟䌚ず、瞁の垌薄な日本の瀟䌚の違いが芋えおきた。

断面図 1/50 20

抂芁

結論

プロゞェクト 民族調査論文 チャむハネH.I.S 地球を旅するフォトコンテスト2015 入賞 敷地 ナミビア北郚 ヒンバ族の䜏む村 滞圚期間 䞀週間

結果的に違っおいたのは瀟䌚的な構造による盞互 扶助の有無であるずわたった。近代革呜がなければ 人々は科孊ではなく宗教を信じ、瀟䌚に安定をもた らす宗教䞋では人々はお互いを助け合う。 たた、技術の発展が起こらず貚幣経枈も生たれな い自絊自足であるこの村瀟䌚は自然ず盞互扶助に 支えられおいる。これが今の孀独で自殺する人もお おい、日本の無瞁瀟䌚ずの決定的な違いであった。

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平面図 1/50

村党䜓図


続く


Photo by Ryosuke Mitake

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