sasaki no portfolio ①

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Portfolio

Sasaki Haruka Tohoku university of art & design 2020~2022

想いを繋ぎ、新しいワクワクを。 大切にしていることは「温故知新」。 これまで紡がれてきた人々の「想い」を 「ワクワク」という新しいカタチで未来に繋ぎたい。 それを実現するデザイナーを目指しています。

Profile Ai Ps Xd CADRhino Twin motion 東北芸術工科大学 デザイン工学部 プロダクトデザイン学科 2020sh19@stu.tuad.ac.jp 000-0000-0000 佐 々 木 遥香 Sasaki Haruka History 2020.3 宮城県泉高等学校 卒業 2017.4 宮城県泉高等学校 入学 2018.6~ 剣道部の部長を務める 2019.7~ 東北芸術工科大学と出会う 2018.6 H30.宮城県高総体Best8進出 2020.4 東北芸術工科大学 入学 2020.10~ チュートリアル「Art in life」参加 2020.12~ 学生FD委員 2021.3 ~ 芸工祭実行委員 イベント部局 会計担当 2021.5~ オープンキャンパススタッフ 2022.9~ むらきざわ竹ライトプロジェクト 参加 2021.8~ TEL MEETS ART インスタレーション設置企画 参加 2021.12 ~ 山形県 伝統工芸等後継者発掘支援事業 参加 2022.7 ~ ピーエス工業株式会社 仙台営業所 新オフィス提案企画 参加
01 Interior Design 04 Branding Design 07 Other Works03 Interior Design 02 Renovation Design 06 Furniture Design Contents
個人制作 2年後期 プロダクトデザイン演習 インテリア領域 課題内容:何度も行きたくなる山形の商業空間のデザイン 制作期間:7週間 01 月山和紙専門店 「うるわし」 Ai Ps CAD Rhino Interior Design 01 Interior Design
月山和紙専門店 URUWASHI うるわし
制作プロセス 調査 山形の素材を調査し、そこから 今回扱う素材を決定した。さら に調査を進める中で、その素材 が持つ課題やその原因を探った。 コンセプト 調査した内容を分析し、その課 題を解決できるようなコンセプ トやそのお店を訪れるターゲッ トユーザーを決定した。 空間提案 コンセプトに基づいた空間の提 案を行った。空間のテーマを決 め、パーススケッチや3Dモデ リングなどで具体的なデザイン の検討を行った。 模型制作 検討したデザインをもとに1/30 スケールの模型を製作した。模型 の製作を進めていく中でデザイン の再検討を行った。 最終プレゼン 調査やコンセプト、ターゲット や具体的な提案内容などをまと め、最終プレゼンテーションを 行った。その後先生からの講評 をいただいた。
「うつくしく、みごとである。壮麗である」という意味を持つ「麗し」という 古語と、職人の手によって生み出された「月山和紙」の「和紙」をかけて、「う るわし」と名付けた。この店舗を通して、月山和紙の美しさ、素晴らしさを多 くの人に知ってほしい、と言う願いを込めた。 「うるわし」の由来 店名+ ロゴマーク 素材の選定 国産楮だけを使い、薬品漂白は行わず、ソーダ灰による煮熱と製法と原料にこ だわった山形の手漉き和紙。地理的特徴を活かした和紙づくりを心がけ、山形 の特産である紅花や、大井沢のヤマブドウなどを取り入れた和紙を漉いている。 かつては西山和紙という名称だったが、月山和紙と名称を変えて現在までその 技術が受け継がれ、伝統が守られてきた。 月山和紙とは... 月山の「月」 水の流れ ロゴタイプ ロゴマーク 和紙の繊維

・昔のままでは続けていけない部分も必ず出てきてしまう。

伝統を残したいといっても、現実問題思いだけではどうにも ならず、このままでは消えゆく技術になってしまう。現実的 に伝統を残すためにはこれらのことが必要である。

職人さんたちの口から実際にこのような声が上がっており、

・和紙のハードルをもっと低くして広めたい。
・現代のライフスタイルに合わせた商品作りが必要。 「その技術が生かされる場があること」 「それが十分な経済につながること」
『「和紙伝統」の新しい需要開拓』をしていく必要があることがわかった。 調査と分析 課題2 世のデザイナーの中には、すでに現代のライフスタイル に合わせた新たな和紙の製品作りを行っている人もいる が、それらの製品は世の中にそれほど浸透していない。 課題1 伝統工芸の衰退が危ぶまれている現代、それを残そうと する活動は行われているものの、「伝統技術が生かされる 場」や「それが十分な経済につながるような場」が少ない。 ① 伝統工芸の現状 ② 和紙業界の現状

「モノの豊かさ」から「心の豊かさ」へ

「プレミア消費」の高まり

課題を解決するための視点① ユーザーとデザイナー(売り手)との双方向のコミュニ ケーションを確立することが、和紙製品の新たな価値の 浸透につながるのではないか。 課題を解決するための視点② 月山和紙を通して、現代のユーザーが求めている「特別感 のある消費活動」を提供することができれば、月山和紙の 「新しい価値」がより広く世の中に浸透するのではないか。 ③ ユーザーの価値観の変化 出典:令和元年度 国土交通白書 人々の消費スタイルが年々変化しており、人々は自分にとって付加価 値が感じられる「プレミア消費」を重視するようになってきている。 すなわち、現代のユーザーは「特別感のある消費活動」を求めている。
ユーザーはモノを所有することよりも、モノから得られる体験に価値を見出 すようになった。モノが個人の体験価値で語られるようになると、商品の価 値形成は売り手からの一方通行の情報だけでは成り立たなくなり、商品の価 値はユーザーと売り手が共創してだんだんと出来上がっていくようになった。
出典:令和元年度 国土交通白書出典:https://www.advertimes.com/20180406/article266418/

「とっておき」を提供する月山和紙専門店

コンセプト 職人によって生み出された「たった一つの」美しい和紙を使った「とっておき」の製品。 和紙の製品販売 デザイナーとのコミュニケーション 和紙を通してデザイナー(売り手)と直接関われる「とっておき」の体験。 和紙を体感する空間 和紙の魅力を体で感じられる「とっておき」の空間。 3つ の「とっておき」 ・ゆとり世代で「物の豊かさ」より「心の豊かさ」重視 ・後継者となった時、ちょうど良い年齢 20代~30代男女 ターゲット
職人の手業で作られた和紙は、一枚として同じものはない。そんな「たった一つ」の和紙を使っ て、人々にこの店舗でしか得られない「たった一つ」の体験を提供する店舗。この店舗を通 してユーザーに「特別感」を感じてもらうことで、ユーザーの「特別感のある消費活動がしたい」 というニーズを満たしながら、「月山和紙」の魅力をより多くの人に知ってもらいたい。 ・経済的に自立している ・SNSなどを通じた情報発信力がある
「水の柔らかさ」 和紙の製造工程において、最も多く使われるのが「水」であり、その水は 日本の「柔らかくて綺麗な水」でなければならない。普段私たちが感じて いる「ぬくもり」というのは和紙の魅力の一部でしかなく、和紙の本当の 魅力であるとは言い難い。和紙と水の関係性を知ること・感じることがの 本当の魅力を知ることにつながると考える。 空間のテーマ 空間のイメージ 図面 200 800 7,000 13,600 6,200 6,200 6006,400 600 1,7131,0003,687 バックヤード レジカウンター 什器
空間案 月山の「月」をイメージした入り口。入り口にも和紙 が用いられており、中の光が和紙を通り抜け、和紙特 有の透け感を体験することができる。 デザイナー(売り手)とのコミュニケーションスペー ス。一緒にワークショップを行い自分だけど和紙製品 を製作したり、デザイナーに直接オーダーメイドした りすることができる。 和紙を用いた入り口 コミュニケーションスペース
月山和紙で作られたランプシェードを販売する スペース。ランプシェードの光と和紙が生み出 す幻想的な空間を味わうことができる。 水を体感する通路 販売スペース① 販売スペース② 和紙の製造過程において多く使われる「水」を表現し た通路。水の上を歩いているかのような感覚を味わう ことができる。 デザイナーがデザインした、月山和紙の製品を販 売するスペース。製品一つ一つに職人さんの想い が詰まった月山和紙が使われている。
個人制作 3年前期 プロダクトデザイン演習 インテリア領域 課題内容:山形県内の旅館のこれからのデザイン・企画 制作期間:7週間 02 名月荘のリノベーション Ai Ps CAD Rhino Renovation Design 02 Renovation Design
山形県上山市のかみのやま温泉にある旅館。蔵王連峰を見晴 らす高台に佇んでおり、自然とともにゆったりとした時間を 過ごすことができる。リピーターが多く、ホスピタリティが 高い旅館として非常に評価の高い旅館となっている。 名月荘とは...
名月荘「扇」の特徴 ・蔵王連峰を一望することができる ・広い庭があり、裏庭にもいける ・敷地の端に面している リノベーション を施す部屋 制作プロセス 調査 名月荘の特徴や、現状を調査し た。さらに調査を踏まえて、名 月荘が持つ今後の課題やその原 因を探った。 コンセプト 調査した内容を分析し、その課 題を解決できるようなコンセプ トや名月荘に訪れてほしいター ゲットユーザーを決定した。 空間提案 コンセプトに基づいた空間の提 案を行った。空間のテーマを決 め、パーススケッチや3Dモデ リングなどで具体的なデザイン の検討を行った。 模型制作 検討したデザインをもとに1/50 スケールの模型を製作した。模型 の製作を進めていく中でデザイン の再検討を行った。 最終プレゼン 調査やコンセプト、ターゲット や具体的な提案内容などをまと め、最終プレゼンテーションを 行った。その後先生からの講評 をいただいた。

豊かな自然環境

旅館自体が山の中にあり、豊かな自然に囲まれている。

名月荘の現状

集客状況

名月荘の願い

丁寧なおもてなし

地元の素材の活用

山形の食材を生かした料理や、疲れた体を癒すかみのやまの

分析① ① 名月荘の特徴 ②
調査と分析
四季折々の自然を堪能することができる。
ホスピタリティの強い接客。ユーザーを想った情報収集で 常にユーザーにとって心地よい環境づくりに励む。
温泉など、地元の素材を生かした特別な体験を提供する。 60% 顧客の60%がリピーターであり、 そのほとんどが40代~60代。 ・今後も長く続けたい ・スタッフの将来設計ができる ・年齢に問わず、敷居を低くしていきたい ・名月荘で素敵な時間を過ごしてほしい ・お客さんを大切にしたい etc...
新たなリピーターの確保 現段階において満足度の高い名月荘、次なる目標は? 名月荘ならではの魅力を通し て、「また来たい」と思って もらう必要がある。 新たなリピーターになりそ うな新規客に来てもらう。 誰でも気兼ねなく来れる ような要素を取り入れる。 名月荘の既存の特徴を生かし、 気軽に来れて、また来たいと いう気持ちになってもらえる ような新たな体験を提供する。

分析②

③名月荘の既存の特徴 ④山岳信仰とは
山形県の県名である「山形」の由来は、当時のかみのやま付 近の地域を指す「山形郷」であるとされている。その理由と して、かみのやまのを囲む山々(蔵王や瀧山)などが山岳信 仰で祀られていたことが一説としてある。
山形の県名の由来となった土地にあり、歴史ある山々に囲ま れた名月荘。そんな歴史ある山の中にあり、山を眺望できる こと自体が名月荘の既存の特徴と言えるのではないか。 分析③ 人々に元気を与えることができるとされてきた山のパワー を用いて、名月荘での新しい体験を提供できないか。 日本では古くから、山を精霊・神々が住む場所として信じ られ、畏敬してきた。それに伴って山岳は修行,祈願,啓示, 託宣,祭りなどがなされる場所でもあった。神社や寺、パ ワースポットなどが山の中にあるのもそれが所以。 古くから山には目に見えないパワーがあり、 それは私たちに元気をくれるとされてきた。
山と繋がり、前向きにな気持ちになれる空間 山の中にあり、山を一望できる名月荘だからこそできる特別な体験。山からパワーをもらって、そ の部屋に泊まった人が名月荘にいる間もいつもの生活に戻った後も前向きな気持ちになれるような、 元気が欲しいときに行きたいなと思えるような、泊まれるパワースポットのような空間を目指した。 いつもの生活に戻って、いつもよりも前向きな気持ちになれた時、 「名月荘で素敵な体験をしたからだ」と思ってもらえたら、 「また行こう」につながるかもしれない。 「前向きな気持ちになりたい人」 「癒されたい人」 「背中を押して欲しい人」 etc... コンセプト ターゲット

空間のテーマ 図面

「山の恵み」

空間イメージ

私たちは日頃、食べ物・水・土・空気など山の恵みを通して山のパワー を得ている。普段の生活でそれを自覚することがほとんどないのは、 それが当たり前になっていて、山との繋がりを感じられていないから。 自然な素材を使い、室内にいても山の中にいるような感覚
名月荘での体験を通して、山と繋がっているという実感を感じられたら、 より強いパワーを得ることができるのではないか。 「水」「火」「土」「空気」「食」これらの山の恵みを通した体験を特別な ものにして、山との繋がりをより一層自覚できるような空間を目指す。 シンク・冷蔵庫類 石の椅子 一枚板テーブル 囲炉裏 脱衣室 洗面室 トイレ 浴室(石風呂) 荷物置き スペース バルコニー
空間案 山の景色を意識的に観るように、美術館の一室をイ メージした。美術品を鑑賞するように、山を鑑賞する。 蔵王連峰を観ながら、山の幸をふんだんに使った名月 荘の料理を食べてパワーを得る。 名月荘がサービスとして提供している、丹野の玉こん にゃくやカフェのお菓子、名月荘のワインセラーで選 んだおお酒を、囲炉裏を囲みながら味わうことができ る。囲炉裏の美しい火と音を感じながらパワーを得る。 食の恵からパワーを得る空間 火の美しさからパワーを得る空間
温泉は山の深層地下水が地熱で温められることによっ てできる。温泉の源である「山の地下」に入ることで、 より山との繋がりを感じる。かみのやまの源泉を使っ た温泉に入りながら水のパワーを得る。 窓を開けることで、室内が山と一体化する。山の新 鮮な空気を感じることでパワーを得る空間。布団を 敷くことで寝室にもなる。和紙のカーテンがつけて おり、それ 靡くことで空気を観ることができる。 部屋の半分以上を土の床閉めているため、室内にい ても山の中にいるような感覚を味わえる。古くから 日本で土間の材料として使われていた「三和土」を 使用している。 温泉からパワーを得る空間 土を感じてパワーを得る空間 風を感じてパワーを得る空間
個人制作 2年前期 プロダクトデザイン演習 インテリア領域 課題内容:ヒアリングをもとにした飲食店のデザイン 制作期間:7週間 03 山形の定食屋 「だんだん庵」 Ai Ps CAD Rhino Interior Design 03 Interior Design

だんだん庵

空間的楽しさのある、「階段のある」定食屋

兼ね備えた、「空間的楽しさ」がコンセプトの飲食店。「天窓」と「階段」がお店の ウリとなっており、天窓があるからこそ階段の魅力が引き立ち、階段があるからこ

「天窓があることで昼と夜で店内の雰囲気が変わる」という雰囲気的な面白さ、「店 内の大部分が階段によって構成されている」という構造的な面白さ。これら二つを
そ天窓の魅力が引き立つ。二つの要素が揃って初めて「空間的楽しさ」が実現できる。
ヒアリング コンセプト決定 空間提案 中間プレゼンテーション デザイン錬成 模型制作 最終プレゼンテーション このお店のウリの一つである階段と、方言の「だんだん」をかけて「だ んだん庵」と名付けた。「だんだん」とは地方の方言で「ありがとう」 という意味を持つ。だんだん庵に来てくれた全ての人に対して「あり がとう」の気持ちを伝えたい、そんな気持ちが込められている。 「だんだん庵」の由来 Process 2人1組でお互いクライアントとなり、どのような飲食店を作りたいかについて ヒアリングを行った。ヒアリングの中で抽出した、クライアントの要望の3つの 要素をもとに、「コンセプト」「ターゲット」「空間のテーマ」を決定した。 Hearing 山形の食材を使った飲食店 色々な人に親しまれる飲食店 楽しい空間の飲食店 「空間的楽しさのある飲食店」 「気軽に山形ならではの料理が食べたい人」 「山形の食材をふんだんに使った『定食屋』」 Concept Target Thema Name + Logo 山形の山 箸・天窓 階段 だんだん庵 DANDANAN
9100 7280 2680 冷蔵庫 コールド テーブル 製氷機 靴箱 壁付テーブル 800 7032.5 レジカウ ンター W800× D600× H1890 W600×D600 ×H800 W500×D450 ×H800 W2300 ×D430 ×H800 W700× D300× H1000 1460 850.5 867.35 W1600× D600× H800 W450× D450× H1220 1505 740 980 380 350 650 360 360 360 650 360 360 360 600 300 300 300 2100 7500 965 1170 1170 (引き出し付き) 800 980 290 4140 1870 2215 3701130 870 1830 1310 1730 1730 1630 1865 900 180 2030 270 2030 270 400 6102.5 400 1970 400 2370 格子 45×100 @90.5 格子 45×100 @89.5 650 425425 1500 300 格子 45×45 @90 1600 475650475 2300 400 1500 400 座卓 2500 3839.5 3310.5 408.2 200 89.2 6079.5 400 5679.5 264030403440 45 45 2300 2167.77 1000 300 5003 1200 100 1228 2475 7510 7410 5050 4010 3970 1060 932.5 932.5 932.5 932.5 20 30 30 1085.4 130 1020.4 130 1020.4 130 1020.4 130 1020.4 130 1085.4 6562.5 6902.5 1900 南側立面図 北側立面図 西側立面図 東側立面図 960 2000 932.5 932.5 785 785 ∠4° 1860 A A C C D D E E B B C C B B A A D D E E 1323 1600 148 97.5 100 102.5 1299 1299 3440 830 830 830 830 47.75 810 1170 100 図面 この課題において与えられた空間は「片流れ屋根」の建物。空間 的な楽しさを生み出すために、今回「片流れ屋根」の建物内部に おける床と天井、人と天井の「距離」に注目した。空間内に階段 をつけることで、屋根との距離を一定に保つことができる。さらに、 天井に天窓をつけることで、人の視線が天井に向くようにした。
階段部分、飲食スペースはお座敷になっており、靴を脱いで利用する 形になっている。靴箱は階段の一段目に設置されている。室内の飲食 スペースは6箇所 。それぞれに階段を利用したしきりを用いている ため、開放的でありながらもどこか落ち着く空間となっている。 階段と飲食スペース 入り口までの通路はスロープ1箇所のみ。スロープを一歩、また一歩と 進んでいくたび、格子の 間からチラリと見える中の様子も合間って、 期待感やワクワク感がふくらんでいく。スロープの先には「だんだん庵」 と書かれた入り口が。ワクワクを胸に、その扉を開くと...。
テラス席は掘り炬燵のような構造になっており、窪み部分に足を入れ て座る形になっている。三面がガラスで覆われているため、季節や気温、 天気の変動に左右されることなくテラス席を利用することができる。 季節の移り変わりも楽しめる。 お店で使用している山形県産の食材を販売する、お土産スペース。階 段を降りた先にあるため、帰り際に購入することができる。また、棚 の上の格子の 間からは料理人が山形県産の食材を調理している様子 を見ることができる。 階段の先のテラス席 お土産棚と格子の 間

temoko

個人制作 2年前期 表現伝達演習2 課題内容:スマートリストウォッチモデリング+ロゴマーク制作 制作期間:モデリング7週間/ロゴマーク7週間 04 Wacchi /
Ai Ps CAD Rhino 04 Branding Design Branding Design
「侘び寂び」を手元に WAcci ー 和と輪 ー 日本の伝統木工技術「組子細工」をモチーフにしたスマートストウォッチ。 日本特有の「侘び寂び」がこの小さな形の中に落とし込まれています。近年、 和室の減少とともに組子細工の需要が減り、日本の伝統技術が衰退しつつ あります。和室でしか見られなかった組子細工が私たちの身の回りにある日 用品に積極的に取り入れられるようになった時、組子細工の新たな価値が生 まれ、日本の伝統技術の衰退を抑制することができるのではないでしょうか。
135mm 14mm9mm 麻柄には、古くから子供の健やかな成長へ の願いが込められています。 麻柄 円が永遠に連鎖していく七宝柄には円満、 調和、ご縁などの願いが込められています。 七宝柄 格子のマス目は魔物を見張る魔除けの意味 もあり、無病息災や子孫繁栄の願いが込め られています。 三重枡格子 菱形模様には、古くから子孫繁栄、無病息 災などの強い願いが込められています。 三重菱 搭載機能 アイコンを1回タップすると、 半画面表示、2回タップすると 全画面表示になります。 1時間ごとにホーム画面の模様が変化します。 4種類の模様がランダムに映し出されます。 選択中・使用中のアプリアイコ ンの色が変わります。 組子細工に覆われたスピーカー になっており、高音質で音楽を 楽しむことができます。 Bluetooth機能も使えるので、 イヤホンでも音楽を楽しむこと ができます。 ボタンの端を押すと音量の調 整、ボタンの真ん中を長押しす ると電源を切ることができます。 ロゴマークの裏に心拍数セン サーがついているため、時計を 身につけているだけで心拍数を 計測することができます。 タイマー 電子決済 ヘルスケア メッセージ 音楽 心拍計Bluetooth 天気 組子細工
このロゴマークは菱形の組子細工をモチーフにしています。7つの菱形が生み出す二つの×(カケル) は、「日本の高度な職人技術」と「組子細工の美しさ」の融合を表しています。菱形には「繁栄」の 意味があり、このロゴマークは『日本の伝統木工技術である「組子細工」の今後の繁栄』と『株式会 社temokoの繁栄』の象徴になっています。和室の減少とともに組子細工の需要が減少している今、 株式会社temokoが「組子細工」の新たな価値発見の先駆けとなる存在になれるよう、願いを込めて。 おてもとに組子「temoko」 ロゴマーク ● シンボルマーク ● 基本ロゴマーク ● ロゴタイプ シンボルマーク ロゴタイプ ロゴマーク ● 横組ロゴマーク シンボルマーク ロゴタイプ ロゴアーク
メインカラーは焦茶と薄茶の2色です。この2色は日本の「侘び寂び」を イメージしています。また、カラー表現は焦茶×薄茶の2色が基本ですが、 使用用途や使用場所など、その時々に応じて、視覚上良い効果が得られる 色を使用します。横組ロゴマークに関しても同様です。 C64 M61 Y73 K15 R106 G95 B74 DIC 347 C64 M61 Y73 K15 R106 G95 B74 DIC 347 C33 M31 Y41 K0 R186 G175 B151 DIC 517 C44 M34 Y33 K0 R159 G161 B160 DIC 651 C76 M70 Y67 K34 R64 G64 B64 DIC 582 設計図カラー設計 g:h=5:6 0.16g 0.16g g h 0.16g 0.16g 0.13g e:f=1:6 e f 0.5e 0.5e 0.4e 0.3e 0.3e 0.3e 0.3e 0.2e 0.7e 0.5e c:d=1:11 0.9 a 0.8 a 0.6 0.8a a 0.7 a c d 0.5 c 0.5 c 0.5 c R=3.57 R=3.57 R=3.57 a:b=3:4 b a 0.15 a 0.15a 0.15a 0.15a R=0.5 35° ● メインカラー ● 単色 ● モノクロ
emoko株式会社 〒 981-3133 山形県山形市上桜田3丁目 5 TEL 023 627 2010 kumikozaiku.co.jp FAX 023 627 2081 emoko株式会社 〒 981-3133 山形県山形市上桜田3丁目 4 5 TEL 023 627 2010 kumikozaiku.co.jp FAX 023 627 2081 t e moko株式会社 〒 981-3133 山形県山形市上桜田3丁目 4 5 TEL 023 627 2010 kumikozaiku.co.jp FAX 023 627 2081 2020sh19@stu.tuad.ac.jp 佐々木 遥香 代表取 締役 Sasaki Haruka 使用禁止例 アプリケーション ×反転してはいけない×変形してはいけない ×他の要素を重ねてはいけない ×立体表示をしてはいけない ×アウトライン表示をしてはいけない ×回転してはいけない
個人制作 2年後期 プロダクトデザイン演習 地域産業領域 課題内容:ラタンを使ったスツールの制作 制作期間:7週間 Ai Ps 05 おもちスツール Furniture Design 06 Funiture Design
だんだん、おもちに見えてきませんか?
ほとんど 間のない籐皮の巻きや、塗装をしていないのにも関わらず 光に照らすと現れる細やかな光沢、ほとんど布のシワのない座面など がこのスツールこだわりポイント。全体がシンプルであるからこそ、 一つ一つのパーツに時間をかけ、丁寧かつ綺麗に仕上げた。籐のナチュ ラルな色合いや質感が、さりげない気品を与えてくれる。 こだわり
一見すると座面が白いシンプルな籐のスツール。しかし、色がつい た布をおくとあら不思議。シンプルな白いスツールは味つき餅に大 変身。気分によって変えるのも、自分の好きなお餅の味にするのも、 なにも置かずにそのまま座るのもなんでもあり。さまざまな楽しみ 方ができるのもこのスツールの魅力。 コンセプト プレーン あんこ餅
ずんだ餅 くるみ餅
・ TEL MEETS ART インスタレーション設置企画 ・ 山形県 伝統工芸等後継者発掘支援事業 ・ ピーエス工業株式会社 仙台営業所 新オフィス提案企画 ・ むらきざわ竹ライトプロジェクト 06 Other works 07 Other works
TEL MEETS ART インスタレーション設置企画 2021年7月に新設されたTEL「宮城技術革新センター」のオフィスに飾 るインスタレーション作品の制作を行った。表面反射鏡と一般的な鏡の写 り方の違いを利用した「未完・未達」がテーマの作品。 グループ制作
山形県 伝統工芸等後継者発掘支援事業 山形市主催のプロジェクト。伊藤建具製作所にお邪魔し、実際に組子細工 を作る職人さんの元へ訪れ、話を聞き、組子作りの体験をさせていただいた。 体験後はそれぞれが感じたことや学んだことを共有する、報告会を行った。 グループ活動
ピーエス工業株式会社 仙台営業所 新オフィス提案企画 ピーエス工業株式会社との産学共創プロジェクト。新しくなる仙台営業所のオ フィスのデザインを3人のチームメイトと教授とともに行った。実際の施工現 場へのフィールドワークや東京本社、熊本営業所でのプレゼンテーションを通 して、企業への理解を深めるとともに、具体的なデザインを固めていった。 グループ制作
山形県村木沢市の竹林の竹害の解決を目指して行われている。竹を利用した竹ライト のプロジェクト。竹に開ける穴のデザインパターンを制作し、それをもとにワーク ショップを行った。デザインだけでなく、ワークショップ当日の補助なども行った。 むらきざわ竹ライトプロジェクト グループ活動
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