Report 2013-2014

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RePoRt 2013-

2014

ボヌむスカりト

幎次報告曞

Report 2013-2014

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Hello! 13 この数字は䞀幎間に新しく日本のボヌむスカりト運動に 参加しおいただいた䞀人ひずりを積み重ねた人数です。 幞せな人生を歩む、よりよい瀟䌚人を䜜り出しおいる、 この運動に期埅しお、飛び蟌んできおいただいた皆さん、ありがずうございたす。 ご期埅以䞊のボヌむスカりトの掻動䜓隓が やがお明日を担う倧人ぞず育みたす

ボヌむスカりトは毎日、ストヌリヌを 生み出しおいる 団で、隊で、野倖で、 ろうかで、街かどで、自宅で そしお、灜害支揎で、 ハむキングで、キャンプで、むベントで

「十二䞇人がスカりトする」 2

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3,092Àşş

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特別察談

日本連盟理事長 おくした

たかやす

× 日本連盟コミッショナヌ ぜん

し

いさお

奥島 孝康 膳垫 功

膳垫功以䞋、コミ 私、思うんですよ。少子高霢化が極端に進

䟋えば、隊集䌚にはしばしば、導入に物語やルヌルを秘めたプロ

み、栌差や子育お家庭の貧困など瀟䌚的な課題がどんどん顕圚化

グラム展開の蚭定ずしお「想定」が提瀺されたす。各々のスカり

しおいるこの時代の日本だからこそ、今たさにボヌむスカりトの

トが想定の䞖界に入り蟌み、ゲヌムの䞭で䞻圹であり、たたグル

掻動が必芁であるず。たた特に日本列島は、いく぀かのプレヌト

ヌプのリヌダヌである同幎代の「班長」の指瀺に埓っお、想定に

がぶ぀かりあっお䞖界䞭で発生する M 以䞊の地震の割は日本

ある獲物や宝物を狩るように䜜戊を立おお行動したす。仲間ず狩

で発生するずいわれ、1923幎関東倧震灜、1995幎阪神・淡路倧震

りのために磚いた知識や技胜の蓄積、そしおそのための努力がス

灜、2011幎東日本倧震灜、ず歎史的な倧地震をこの100幎の間に

カりトを芋守る倧人の指導者である「隊長」に評䟡されお進歩に

回も䜓隓しおいたす。 「防灜」灜害を防ぐこずはなかなか難しいけ

繋がっおいきたす。同時にゲヌムの䞭では、班の誇り、充実感、

れども、灜害が起こったずきに、経隓から埗た知恵から様々な準

メンバヌずの助け合い、思いやりが育たれおいきたす。ボヌむス

備ず心構えがあるこずで「枛灜」に぀ながるように、 「そなえよ぀

カりトはこのようにしお、生きる力を身に぀けおいくんですね。

ねに」の粟神がずおも必芁ずされおいるず実感しおいるんです。 理事長・11の地震で自信を倱った日本にずっおの垌望は若者 奥島孝康以䞋、理事長 東日本倧震灜のあず、電気や電話ずい

たちです。元気な、前向きな若者たちを育おおいくこずがこれか

った今たで圓たり前に思われおいたサヌビスが危うくなり、垰宅

らの日本の垌望ずなりたす。そしおたた、先ほどコミッショナヌ

困難者が倚数発生し、特に郜垂生掻の基盀が脆匱であるこずに気

が蚀われたように、様々な瀟䌚的課題は、先進囜にずっおはこれ

づかされたした。しかし、䞀方ではラむフラむンが䞍䟿な䞭でも

から迎えるこずになる共通の課題であり、よくいえば日本はその

日頃の野倖生掻で培ったたくたしさを発揮しお、自分たちができ

面で「課題先進囜」の先頭を走っおいたす。ですから、この惚事

るこずは䜕かを考えお募金掻動や灜害支揎にあたった数倚くのス

を掻かしお瀟䌚的課題ぞの凊方箋を぀くれば、䞖界のロヌルモデ

カりトやリヌダヌがいたした。私は垞々、 「知性は孊校で、野性は

ルずなるこずができるのです。しかし、教育には時間がかかりた

スカりトで」ず蚀っおいたす。サバむバルのスキルだけでなく、

す。どんなに時間がかかろうず、苊劎をしようずも、正面からし

倩倉地異に察凊し、囜際化の時代に生き残るこずができるタフさ。

っかり情熱をもっお取り組んでいくしかないのです。

䜕もない䞍䟿なずころでも最善を尜くしおたくたしく生きおいく 力が必芁だず、䞀般の人々も実感しおきおいるず思いたす。その

䜓隓は倧きく人を育おる

ためには、知育偏重の孊校教育だけでなく、知性に加えお行動力

コミ私たちはこの倏、高校生幎代のベンチャヌスカりトを察象

があり、肉䜓的にも頑健さを磚く䜓隓を積み重ねるこずが倧切な

ずした「富士特別野営2014」を実斜したす。スカりトの基本であ

んです。ボヌむスカりトはたさにそうした堎を提䟛しお、孊校教

る野倖生掻を通じお詊緎を乗り越える䜓隓を重ねおいきたすが、

育の補完的な圹割を果たしおいたす。

掻動は、冒険や危険を䌎うず思われるものほどスカりトの冒険心 をそそりたす。そしおチャレンゞしお苊しさを乗り越えおこそ身

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コミ 「スカりティングはゲヌムである」ずいうボヌむスカりト運

に぀くものは倧きいのです。䜓隓は人を倧きく育おたす。絆や友

動の創始者、ベヌデン - パり゚ル卿の蚀葉がありたすが、毎月開

情を育み、スカりトスピリットを実践しおいくのです。この富士

催されるスカりトたちの隊集䌚では、スカりトたちの接点はゲヌ

特別野営では、ロヌプで䞞倪を組み䞊げお橋をかけたり、いかだ

ムであり、生涯を通じお楜しめるパヌトナヌでもあるず思いたす。

を䜜ったりする「パむオニアリング」を始め、救急法、読図、野

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倖調理法、氎泳、長距離ハむキングなどをプログラムずしお取り

コミュニケヌション胜力も䌞びたせん。だからこそ、 「知性は孊校

䞊げお、真のチヌムワヌクずリヌダヌシップが身をもっお理解で

で、野性はスカりトで」ず互いに補完し合うこずが倧切ではない

きる機䌚ずなりたす。困難なこずに堂々ずチャレンゞしおいく。

でしょうか。

たさにその実践の堎です。 理事長野倖ではいろいろず痛い目にあいたすね。バラのずげが

コミボヌむスカりトの掻動に参加しおいるスカりトたちは、掻

刺さったり、転んでひざをすりむいたりするこずも床々です。し

動を楜しみながら、知らぬ間にコミュニケヌション力やリヌダヌ

かし、自分で痛い目にあえば、次はそうならないように甚心する

シップ、フォロワヌシップを身に぀けお、自分で考えお行動し、

し、他人の痛みも分かるようになっおきたす。バヌチャルリアリ

意芋をしっかりず述べられるようになっおきたす。たた野倖掻動

ティずいうか、宀内にこもっおパ゜コンやスマホゲヌムばかりし

を通じお身䜓も鍛えられおいきたす。倚くのスカりト経隓を持぀

おいおは、実䜓隓から孊ぶ堎合ず違い、物事を金銭䟡倀の面から

瀟䌚人がビゞネスの珟堎でも倧いに圹立ったず語っおいたす。先

ばかり芋おしたうようになっおしたいたす。぀たり行動の基準が

ほどご玹介した「スカりティングはゲヌムである」は、埌が続い

゜ロバン勘定ずなっおしたいたす。それでは困る。瀟䌚に出おい

お「スカりトにずっおは楜しいゲヌムだが、倧人にずっおはゲヌ

くこずを「絊料をもらうために䌚瀟に入った」ず考える人が倚い

ムを通じた教育である」 、぀たり身に぀けおもらいたいものを提䟛

ようですが、そんな意識では䌚瀟の方も迷惑です。「これぐらいや

するずいうこずなんです。支えおいく倧人たちはそのこずを理解

っおおけば食うに困らない」ず生掻のこずしか考えられない人ば

しお、ゲヌムの䞻人公であるスカりトたちに「行うこずによっお

かりでは䌚瀟の未来はありたせん。䞎えられた機䌚をチャンスず

孊ぶ」こずが、より進む瀺唆を䞎えたりしたす。玠晎らしい自然

ずらえ、その職業を楜しむ。自分のできるこずを総動員しお自ら

環境の䞭でじっくりずした自然の息吹、゚ネルギヌずいうものを

の胜力を最倧限発揮しようず努力しおいく。努力の結晶が䌁業成

いただおいるず、隊長からのちょっずした「䞀蚀」がスカりトの

長を支えおいきたす。たた、䞀所懞呜やるからこそ、そこには喜

人生を巊右するこずもありたす。

怒哀楜が生たれおいきたす。必死にやるから、達成できた時には うれしいし、倱敗すれば悲しむわけです。それが人生、生きたず

理事長そうそう、肝心なものは目に芋えないんですね。目に芋

いうこず。「生きおいる」ずいう確かな想いを職業の䞭で感じられ

えない、本圓に倧切なもの。倧事な人間ずしおの生き方を基本か

る生き方をしおほしいず思うのです。「生掻しおいる」だけず「生

ら教えられる堎。それがボヌむスカりトなんです。自䞻自埋の粟

きおいる」ずではたったくその意味が違いたす。

神ずいうか、子どもたちは野倖生掻を通じお自䞻性が鍛えられお いきたす。街にいれば、家族や瀟䌚に支えられお「埅ち」の姿勢

コミ野倖掻動を楜しみにされる方は本圓にたた倚くなっおきお、

でも「生かしお」もらえたすが、自然の䞭では仲間ず知恵を出し

レゞャヌずしおのアりトドアは掻発です。100幎以䞊前にボヌむス

合っお、あるいは自分䞀人で「生きお」いかねばなりたせん。こ

カりトが行っお䞖間にも普及した「キャンプ」や「ハむキング」

の野倖生掻で培われた経隓がスカりトたちを自䞻的、自発的に考

ずいう蚀葉は、いたではボヌむスカりトだけのものではありたせ

えお行動するようにしおいくんです。 「こうなるこずが䞖のため、

ん。しかし、レゞャヌのキャンプず呌び名は同じでも、ボヌむス

人のためになる」ず考えお、心地よく汗をかける生き方が自然ず

カりトのキャンプは、目的をしっかりず持った教育掻動です。方

身に぀きたす。

法ずしお「キャンプ」を行い、実斜展開の堎所ずしお効果が倧き い「野倖」を教堎ずしおいるのです。野倖は「山道を登り、深い

瀟䌚を倉えるボヌむスカりト

森に分け入るず銥郁たる銙りに包たれる。その銙りを胞いっぱい

コミある調査では、子どもの頃の䜓隓が豊富な倧人ほど、やる

に吞うず、それだけでもう生き返ったような幞せな気分になる」

気や生きがいがあり、䞁寧な蚀葉づかいができるだけでなく、孊

そんな心地よい玠晎らしい環境こそが、私たちのホヌムグラりン

歎が高く収入が倚いずいいたす※1。そしお「経隓のないこずには

ドです。

䜕でもチャレンゞしおみたい」 「電車やバスに乗ったずきにお幎寄

ふくいく

目暙は「より良い瀟䌚を創る」人づくり

りや身䜓の䞍自由な人に垭をゆずろうず思う」 「友だちから盞談さ れるこずがよくある」ず回答しおいたす。「ちかいずおきお」ずい

理事長ボヌむスカりト運動の目暙はグッドシチズンの育成、立

うスカりト運動の原理原則に沿っお日垞を埋しおいるスカりトを

掟な瀟䌚人を茩出させ瀟䌚のあらゆる分野のリヌダヌを぀くるこ

衚しおいるように思うのです。

ずです。利己的ずいわれる䞖の䞭で利他的な行動ができ、いわゆ

たた、内閣府が毎幎実斜しおいる調査※2を芋るず「瀟䌚のために

る公共心を育み、䞖のため、人のためにどう圹立぀かをい぀も考

圹立ちたい」ず考えおいる人の割合は割にも及びたすが、実際

えおいる人を育おるこずが倧切です。その倧半を知性ず野性をバ

に NPO 法人に参加しおいる人は割にずどたっおいたす。た

ランスをずっお逊い、倧局芳ず行動力を身に぀けなければなりた

た瀟䌚的課題の解決に参加する方法のひず぀である寄付も・11

せん。そこで「知性を逊う」は、孊校に任せおおいお、 「野性」た

以降、囜内での個人からの寄付額が増倧しおいたす※3。日本人の

たは「生きる力」を育む堎ずしおボヌむスカりトが必芁です。野

䞭に元々あった共助や盞互扶助ずいう考え方が明治以降、行政サ

性ずは行動力ずか、ネットワヌクずいっおもいい、人間が本来も

ヌビスずしお提䟛されるようになりたしたが、自治自埋ずいうか、

っおいる資質です。その掻性化は知性にも倧いに圱響をもたらし

瀟䌚の䞭にはたくさんの課題があり、その解決のためには自分た

たすが、孊校だけではこれは身に぀きたせん。通垞の孊校では、

ちで負担しおもよいず考えおいる人が倚くなっおきたんですね。

野性に磚きをかける機䌚は少ないばかりか、仲間が少ないので、

スカりト経隓がたすたす必芁ずされおいきたすね。

日本で、䞖界で、スカりトの掻動が

☞

今こそ必芁だ Report 2013-2014

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理事長高床経枈成長期、日本人ずいうか、日本の䌁業のよさは

おいく協調性がスカりトの掻動で逊われおいるず評䟡されたから

団結力ずか組織力ずいわれたした。しかしそれだけでは、今の瀟

でした。

䌚情勢の䞭では、さらなる成長をずげるこずができたせん。䞊か らの指瀺を埅っおいるだけでなく、単に絊料をもらうためだけで

䞖界の青少幎が日本に

なく、自ら課題を蚭定し、考え、氟濫しおいる情報の䞭お倧切な

理事長栞家族化が進み兄匟姉効が少ない家庭が倚い昚今、以前

ものを芋極め、自分が進むべき方向をしっかりず芋据えお、野人

ならば家の䞭で䜓隓できたこずができないので、ボヌむスカりト

の行動力をもっお倧胆に抌し進めおいく。そういう人材が必芁ず

の䞭で子どもの頃から異幎霢でのコミュニケヌションをずっおい

されおいるのです。

くこずは、たた倧事なこずの䞀぀です。そしお、リヌダヌシップ ずか、䌁画力ずいうだけでなく、䞖界的な芏暡で展開しおいるボ

コミ昚幎倏の第16回日本ゞャンボリヌを契機ずしお、認定 NPO

ヌむスカりトには囜際的な芖野も逊っおもらいたいのです。来幎

法人ピヌスりィンズ・ゞャパンず灜害支揎協定を結びたした。こ

倏、日本の山口県で開催される「第23回䞖界スカりトゞャンボリ

れは・11の支揎掻動を螏たえお、再びそうしたこずが起こった

ヌ」は、䞇人のスカりトが䞀堂に䌚するだけでなく、その前埌

ずきに初動から継続的な支揎に至るたで自分たちの団䜓だけで完

にホヌムステむや囜内移動を通じお日本䞭に元気な䞖界のスカり

結するのではなく、それぞれの団䜓の特城を掻かしお連携しおい

トの姿が芋られる機䌚ずなりたす。スカりトたちだけでなく日本

こうずいうものです。ゞャンボリヌ䌚堎に協定調印のためにお越

䞭のあちらこちらで様々な人たちの察話や亀流が生たれおいきた

しいただいたピヌスりィンズ・ゞャパンの倧西健䞞代衚ずお話し

す。䞖界の䞭には様々な囜や地域があっお、生掻や文化、信条や

おいお「玛争地垯など囜際救揎のなかではうたく行かないこずが

習慣は異なりたすが、その違いを互いに認め合えばおのずず盞互

圓たり前で、それを突砎するためにあらゆる手立おを考える」ず

理解も深たり、スカりトずしお、むしろ人間ずしおの䞀䜓感が生

おっしゃっお、瀟䌚起業家ずいわれる皆さんも埒手空拳で戊っお

じ「地球を小さく」するこずでしょう。

おおにしけんすけ

いる様子がよくわかるず同時に、そういう指導力のある人材を茩 出しおいくこずを通じお、 「瀟䌚を倉えおいくボヌむスカりト」が

コミ䞖界スカりトゞャンボリヌはたさに䞖界の瞮図。倚様性の

果たしおいく圹割ずいうものは倧倉意矩深いず感じ入ったのです。

䞭で玄週間のキャンプ生掻が行われるわけですが、それぞれの 囜ず地域を代衚しおいる圌らはやがお成長しお瀟䌚のリヌダヌず

理事長2006幎のノヌベル平和賞を受賞したバングラデシュ・グ

なっおいきたす。そうした仲間を䞖界䞭にもっおいるずいうのも

ラミン銀行総裁のムハマド・ナヌスさんは、ボヌむスカりト出身

玠晎らしいし、䜕よりそんな䞭で意芋を衚明し、リヌドしおいく

です。圌は1959幎の第10回䞖界ゞャンボリヌフィリピンや1966

経隓は日本のスカりトたちは必ず倧きな財産になるず思いたす。

幎第回日本ゞャンボリヌ岡山県日本原にも参加しおいたす。

たた、・11のあず、䞖界䞭から日本に枩かい支揎が寄せられた

日本人の芪切な思いやりにずおも感動したずいっおいたす。誰か

した。䞭には、いたたで聞いたこずのないような囜もあり、自分

の圹に立぀こずをスカりト掻動で知り、どうしたら祖囜の貧困問

たちの毎日の暮らしを支えるのがやっずずいう囜からでさえも日

題が解決でき、この囜が発展できるかを考えたこずがマむクロフ

本のこずを心配しおいただきたした。このこずを私たちは決しお

ァむナンスに぀ながっおいったずいうのです。䞖界を救う゜ヌシ

忘れたせん。そしお䞖界䞭からスカりトが日本にやっおくるこの

ャルビゞネスの出発点はボヌむスカりトだったんですね。

ゞャンボリヌはそうした囜々の人々ず実際に觊れ合う機䌚です。 盎接、感謝の蚀葉を䌝えるずずもに、あのずきの支揎を埗お、埩

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コミ人類を代衚しお月面に降り立った宇宙飛行士は党郚で12

興を遂げ぀぀ある日本の姿を正しく芋おもらう絶奜の機䌚ずなり

人。そのうちの11人はスカりト出身でした。NASAアメリカ航

たす。たた、旅行で蚪れるだけでなく野倖生掻やホヌムステむを

空宇宙局のサむトには「スカりト運動ず NASA」ずいうペヌゞ

通じお芪しんだ地域ずいうのはい぀たでも忘れられない、いわば

があっお、そこには「スカりト運動を通じお孊ぶリヌダヌシップ

「第二の故郷」になったりするものです。そういう意味においお、

やチヌムワヌク、ラむフスキルなどが意欲的で優秀な倧人を圢成

䞖界スカりトゞャンボリヌはボヌむスカりトの倧䌚ではあるけれ

する助けずなる」ず蚘茉されおいるのです。日本人宇宙飛行士の

ども、日本にずっおも、倧倉意矩深い倧䌚でありたす。これから

野口聡䞀さんもそのひずりですね。圌が宇宙飛行士に遞抜された

日本で続く囜際的な行事、2019幎のラクビヌ杯、2020幎の東京

ポむントは小孊校から続けおいるボヌむスカりト経隓でした。掻

五茪の先陣を切っお、ボヌむスカりトの2015幎䞖界スカりトゞャ

躍の舞台ずなる宇宙ステヌションでは、各囜の飛行士ず助け合っ

ンボリヌを行っおいきたいず思いたす。

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もっず察談を理解するために ※1 子どもの頃の䜓隓が豊富なほうが幎収が

子どもの頃の䜓隓が豊富なほうが幎収が高くなる傟向にある 出兞囜立青少幎教育振興機構「子どもの䜓隓掻動の実態に関する調査研究」平成22幎

子どもの頃の䜓隓

高くなる傟向

子どもの頃の䜓隓が豊富な倧人ほど、やる気や いきがいがあり、䞁寧な蚀葉遣いができるだけ でなく、孊歎が高く収入が倚い。(「䜓隓」ずは、 自然䜓隓、動怍物ずの関わり、友達ずの遊び、 地域掻動、家族行事、家事手䌝いなどのこず )

少ない 3.8

7.2

3.7

9.0

5.9 倚い

12.1

37.1

16.8

10.5

0

35.3

35.2

17.4

10

20

32.5

36.1 30

40

4.4

2.9

26.9

50

60

70

3.2

80

90

100

■1000䞇以䞊 ■750∌1000䞇未満 ■500∌750未満 ■250∌500䞇未満 ■250䞇未満 ■わからない

※2 瀟䌚のために圹に立ちたいず玄7割が

回答

䞖の䞭の人々の瀟䌚貢献ぞの意識は幎々、高た りをみせ、内閣府「瀟䌚意識に関する䞖論調査」 では玄割が「瀟䌚のために圹に立ちたい」ず 回答、これは調査を行った昭和49幎 (1974幎 ) からほが倍増。

日頃、 瀟䌚の䞀員ずしお、 䜕か瀟䌚のために圹立ちたいず思っおいるか、 それずも、 あたりそのようなこずは考えおいないか聞いたずころ、 「思っおいる」 ず答えた者の割合が65.3

H26 65%

内閣府「瀟䌚意識に関する䞖論調査」平成26幎1月

80 70

S49 35%

60

思っおいる

50 40 30

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

       10 12 14 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

幎

※3 日本の寄付垂堎は拡倧傟向 日本における2012幎床の個人寄付額は6,931 億円。2009幎からずっず5,000億円前埌で掚 移しおいたなか、2011幎の東日本倧震灜を機 に䞀気に拡倧したした。

幎

幎

49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63

平成元幎

昭和

20

あたり考えおいない

日本における個人寄付額の掚移 単䜍:千億円

「寄付癜曞2013 Giving Japan 2013」 日本ファンドレむゞング協䌚、2014を参考に䜜成

6.9

5.5

2009

4.9

2010

5.2

2011

2012

機関誌「スカりティング」は、必芁でタむムリヌな情報を党囜の加盟員指導者に向けお発信しおいたす。たた、ス カりト甚品はボヌむスカりト掻動に必芁な資材を提䟛するずずもに、販売代金の䞀郚は、日本のボヌむスカりトの ための資金ずしお掻甚されおいたす。

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それはい぀か「最高の ■䞖界スカりトゞャンボリヌ 䞖界最倧玚の教育むベント「䞖界スカりトゞャンボリヌ」。䜏んでいる囜も、肌の色も、習慣も違う3䞇人が玄2週間 にわたっお共に過ごし、キャンプを通じお、互いを理解し、新しい自分を創りだしおいきたす。この「䞖界スカりト

ゞャンボリヌ」が44幎ぶりに日本で開催されたす。そのプレ倧䌚にあたる「第16日本ゞャンボリヌ」が2013幎に、 53の囜ず地域から玄1侇4千人が参加しお行われたした。 ※䞖界スカりトゞャンボリヌずは 4幎に床開かれる䞖界スカりト機構䞻催のスカりトの倧䌚です。䞖界スカりト機構は、䞖界で3,600䞇人以䞊が参加する䞖界最倧の青少幎運動組 織です。2015幎、第23回䞖界スカりトゞャンボリヌが山口垂阿知須・きらら浜で䞖界162の囜ず地域から玄3䞇人の青少幎が集たりたす。

第16回日本ゞャンボリヌ 第30回アゞア倪平掋地域スカりトゞャンボリヌ å Ž

所 山口垂阿知須・きらら浜

䌚

期 平成25幎7月31日氎∌8月8日朚

テ ヌ マ 14,340人囜内12,949人、海倖1,391人 その他、ホスト参加者176人、デむビゞタヌ日垰り芋孊6,902 参加者数 人、芋孊者6,119人、オヌプン参加者267人、ゲスト・来賓864 人、協力者等1,448人 総蚈 : 箄30,200名 参 加 囜 数 53の囜ず地域日本を含む

100以䞊の䌁業・団䜓、行政がプログラム協力 株匏䌚瀟ダクルト本瀟、ホンダ技研工業株匏䌚瀟、パナ゜ニック株匏䌚瀟、䞭 囜電力株匏䌚瀟、囜連䞖界食糧蚈画 WFP 協䌚、日本ナネスコ協䌚連盟、日本 ナニセフ協䌚、日本赀十字瀟、ピヌスりィンズ・ゞャパンを始め、数倚くの䌁 業・団䜓がプログラム提䟛などを行っおいただきたした。 たた、山口県党垂でのプログラム展開や広島平和蚘念匏兞ぞの参加など、県や 囜を始め、倚くの自治䜓等にご協力いただきたした。

䌁業協力プログラム16NJ の事䟋 株匏䌚瀟ダクルト本瀟

「健腞けんちょうラボ」 健康な腞の働きを孊びたす。 堎内プログラムのひず぀「サむ゚ンス」は、最 先端の科孊技術を孊ぶプログラムずしお、日本 の工業立囜ずしおの偎面を理解し、科孊技術の 進歩や、その恩恵・問題点などに理解を深めた した。 株匏䌚瀟ダクルト本瀟が提䟛するプログラムブ ヌス「健腞ラボ」では、腞内でビフィズス菌が 果たす倧切な圹割に぀いお、楜しく孊び、腞内 现菌ず健康ずの関わり、免疫や身䜓ずの関係に ぀いお知識を深めたした。 プログラムの最埌には、知識を身に着けた蚌ず しお、修了認定グッズが手枡され、スカりトた ちからは歓声が䞊がりたした。

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思い出」になる倏 助け合い、認め合う 参加者は䞖界䞭から集たる仲間たちず玄週間、キャンプを通じお生掻 を共にしたす。 キャンプ生掻ずいう助け合いが必芁な環境で違いを越えおお互いを認め 合う、貎重な経隓です。

違いを越えお、向き合う 䞖界スカりトゞャンボリヌが他のむベントず倧きく違うこず。それは䌚 堎が䞖界の瞮図ずなるこず。食事や䌑み時間、買い物やトむレたで、そ のすべおが教育プログラムであるこず。そしお子どもたちが䞻䜓である こず。 様々な違いを越えお、自ら䞖界ず向き合うこずができたす。

そしお䞖界を孊ぶ 行うこずを通じお孊ぶ。スカりト教育の䞀぀の柱です。 キャンプでの共同生掻を通じお様々な文化を䜓隓し、囜連機関や NGO、 青少幎団䜓などの協力も埗お、環境や開発、平和や人暩ずいった問題を も、䜓隓掻動を通じお感じ、そしお考え行動する、これが䞖界スカりト ゞャンボリヌです。

16NJ から23WSJ ぞ 第23回䞖界スカりトゞャンボリヌは 日本の青少幎教育発展に貢献したす。 いじめ、䞍登校、孊玚厩壊、少幎非行など、青少幎の問題行動が顕圚化・瀟䌚問題 化し、囜を挙げお青少幎教育に取り組たなければなりたせん。ボヌむスカりト日本 連盟は、孊校倖での教育掻動ずしお、その特色を掻かし、青少幎の健党育成に向け お掻動を90幎以䞊にもわたっお、その䞀翌を担い、倚くの人材を瀟䌚に送り出しお いたす。 私たちは、第23回䞖界スカりトゞャンボリヌを日本における青少幎教育の堎ずしお

も䜍眮づけ、この青少幎の䞖界的なむベントをきっかけずしお、孊校や家庭、地域、 及び他の青少幎団䜓や機関ずの連携や協力をさらに深めるこずが重芁ず考えおいた す。日本における青少幎教育の先導的な圹割を果たし、この䞖界スカりトゞャンボ リヌを成功させおいきたいず考えおいたす。

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䞖界䞭に拡がったスカりティングは、 様々な挑戊を行っおいたす。 それぞれの地域で抱えおいる瀟䌚的な課題に察しお、 自分たちは䜕ができるかを考え、行動しおいたす。

フランスみんなのためのスカりティング 若者が厳しい瀟䌚環境や経枈、 家庭の問題に盎面しおい るフランスでは、 スカりトたちが、郜垂郚においおスカり ティングを広めるプログラムを行っおいたす。珟圚、玄 2000人の子どもず若者がプログラムに参加しおいたす。 箄40のロヌカルプロゞェクトを展開し、 20のスカりト団が 郜垂郚にできたした。

゚ゞプト児童劎働を撲滅する ゚ゞプトのスカりトたちは、 児童劎働をなくし、 働く子ども達を助けるための掻動を行っおいた す。働く子ども達が、 同幎代の子どもず同じよう に遊んだり孊んだりできる環境を敎え、 子どもた ちの垌望を育おおいたす。

ケニア平和の朚

ブラゞル子ども達から歊噚を取り䞊げよう ブラゞルのスカりトたちは、 若い人を歊噚から匕き離す 䟋 えおもちゃの銃であっおも教育プログラムを行っおいた す。銃の䜿甚がどのくらい砎壊的かずいうこずや、 察話ず 和解を通じお、 争いを解決するこずを教えおいたす。ブラ ゞルの若者はこうした教育を受けるこずで、 銃を所持し䜿 甚する、 ずいうサむクルを壊そうずしおいたす。

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ケニアのスカりトたちは、 1000䞇本 っおいたす。苗朚畑を䜜るこずから 倧きくなったら、 様々な地域や斜蚭 られたす。この怍暹によっお、 氎の 消費に備え、 人ず人ずの察立や人 の察立を枛らしたり、 貧困を枛らす おいたす。


䞭囜台湟 デゞタルディバむドの架け橋

モルドバ環境ず奉仕掻動 モルドバ・カグル地区のスカりトたちは、 å…šé•·3 キロの飲料氎系を埩興し、 きれいな氎が136の 家庭に届くよう支揎したした。モルドバのスカり トは152ヘクタヌルの土地に朚を怍え、 6぀の氎 源ず27個の井戞をきれいにしたした。たた、 より 倚くの地域の子ども達に楜しく教育的な掻動を 提䟛できるよう、 400人の若者を集めお7぀のキ ャンプを実斜したした。

䞭囜台湟のスカりトたちは、 教育省等ず共同し、 遠 い地方の孊童にコンピュヌタヌ・リテラシヌコンピュ ヌタヌの䜿い方 を教えるこずで、 デゞタルディバむド を克服するための掻動を行っおいたす。 コンピュヌ タヌの䜿い方を孊び様々な情報資源に接するこずで、 生埒達はより良い教育を受け、 将来に備えるこずがで きるようになりたした。

パキスタン、 むンド合同キャンプ パキスタンずむンドのスカりトたちは、 お互いを 知り、 より平和な䞖界や調和を目指し、 合同キャ ンプを、 第回はむンドで、 第回はパキスタン で開催。そこには300人を超える若者が参加し、 双方の囜のや人々をより知るこずができたした。

むンドネシア海の生態系を守る むンドネシアのスカりトたちは、囜内の玄94 のサンゎ瀁の損傷によっお起こっおいる深刻な 海䞭の生態系の倉化を守るため、 海䞭掃陀を行 った他、 サンゎの代わりに魚たちの巣や集たる 堎所になる、 人工持瀁を海底に蚭眮したした。

本の怍暹を行 ら始め、 十分に 蚭、 家庭に怍え の量を増やしお 人ず野生動物ず すこずを目指し

出兞䞖界スカりト機構「メッセンゞャヌ・オブ・ピヌス」HPより Report 2013-2014

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∌必ず来るその時に・・ そなえよ぀ねに∌ 囜際協力 NGO「ピヌスりィンズ・ゞャパン」 ず灜害支揎協定 ボヌむスカりト日本連盟は、特定非営利掻動法人ピヌ スりィンズ・ゞャパン以䞋 PWJ本郚 = 広島県、代 衚理事 = 倧西健䞞ず、南海トラフ倧地震など囜内に おける倧芏暡灜害時の被灜者支揎掻動を想定し、盞互 に連携を図るこずを目的ずしお、16NJ 䌚堎で灜害支 揎協定を締結したした。 この協定は、東日本倧震灜発生の翌日から被灜地入り し、最初のか月間で160トンの支揎物資を届けるな ど、緊急支揎での実瞟を持぀ PWJ ず、今埌、震灜発生 の折に盞互の組織の匷みを掻かした連携を図りながら、 被灜者を支揎しおいくためのものです。今埌は、 「そな えよ぀ねに」の粟神を発揮しお日垞からの防灜教育な どを協力しお行っおいく予定です。

∌僕はポむ捚おする 倧人にならない∌ 箄40幎間継続しおいる環境矎化掻動 「スカりトの日」 毎幎9月の第3月曜日を「スカりトの日」ずしお玄40 幎間継続しおいるこの事業は、地域のゎミ拟いなどの 環境矎化掻動や怍林などの環境保党掻動を䞭心に、党 囜のスカりトず指導者が䞀斉に瀟䌚貢献掻動を行っお いたす。参加スカりトからは「将来倧人になっおもポ む捚おは絶察にしない」ず声が寄せられおいたす。実 践的なこの掻動を通じお、未来の地球を担う子ども達 に環境のこずを身近な課題から考える機䌚を提䟛しお いたす。 集蚈を始めた昭和50幎から平成25幎たでの参加者は 合蚈で名叀屋垂民の数ず同数の玄250䞇人に及び、瞊 に぀なげるず日本列島半分の距離玄1500km にも及ぶ 箄1300䞇個の空き猶を回収しおきたした。しかしそ の芏暡よりも、単発的なむベントで終わるこずなく地 域ず密着しお継続的に掻動するこずが倧切だず考え、 今埌も継続しおたいりたす。 ( 協力䞀般財団法人セブン - むレブン蚘念財団 )

テレビ朝日系のバラ゚ティ番組「アメトヌク」でボヌむスカりト芞人が攟送されたした。 「ボヌむスカりトの玠晎らしさを䞖に䌝えよう」ず銘打っお攟送されたその回には、お笑い 芞人や、俳優、ミュヌゞシャンの方々が参戊し、実際の手旗信号の送り方やロヌプの結び方な どを披露し、小さな頃から孊んできたボヌむスカりト粟神が語られたした。

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∌発展途䞊囜が抱える 問題を解決するために∌ 䞭囜 ( 台湟 )・日本・韓囜の3か囜による 囜際協力プロゞェクト 「CJK プロゞェクト」 これは䞭囜 ( 台湟 )・日本・韓囜のロヌバヌスカりト 倧孊生幎代のスカりトにより、平成25幎から6か幎 にわたっお展開される継続的な囜際協力プロゞェクト です。 第1回目ずなる平成25幎床は、発展途䞊囜であるバン グラデシュで実斜。近幎めたぐるしく発展の裏には、 公害・ゎミ問題、栄逊や薬物問題が深刻な状況ずなっ おきおいたす。今回のプロゞェクトでは、韓囜は「プ ラむマリヌ・ヘルス・ケア保健衛生」、台湟は「栄 逊母子栄逊摂取 」 、日本は「環境環境保党 」ずい うキヌワヌドからそれぞれの問題の解決方法を暡玢し たした。珟地では JACA の職員の方々にも芋孊いただ

∌けっしお君は ひずりではない∌ ひずり芪家庭応揎プロゞェクト 「ずもに進もう基金」 を創蚭 母子あるいは父子家庭は党囜であわせお玄146䞇䞖垯 ( 平成23幎床厚劎省調べ ) に及びたす。孀立しがちな家 庭に察しお子どもず芪も連携できるボヌむスカりト運 動が果たせるこずはたくさんありたす。ボヌむスカり ト日本連盟では、ひずり芪家庭等を応揎するために、 「ずもに進もうひずり芪家庭等応揎助成プログラ ム」を展開しおいたす。ご寄付を始め、各ご家庭にあ る曞き損じハガキなどをご提䟛いただくこずによっお、 これらを仕分け・敎理しお金融機関等を通じお換金し、 助成プログラムの資金ずしおいたす。平成25幎は、玄 110䞇円を応揎資金ずするこずができたした。

き、プロゞェクトの今埌の可胜性にアドバむスをいた だきたした。

「ボヌむスカりト 皆子山捜玢に぀いお」

2013幎12月に京郜連盟のボヌむスカりトが冬山登山に出かけたずころ、予定時刻になっおも䞋山せず、捜玢隊を線成するなどの事態ずな りたしたが、結果ずしお自力で䞋山を果たしたした。これは䞋芋で想定した所芁時間より倚くかかっおしたい、そのたたでは予定の䞋山 時刻に間に合わないこずから、蚈画ずは異なるルヌトを遞択したずころ、雪も倚く、倒朚や悪路で行く手を阻たれ、結局、もず来たルヌ トを匕き返しお、入山から15時間半埌に党員無事に䞋山したした。 この件に察し、ボヌむスカりト京郜連盟では早期に察策本郚を蚭眮し、珟状の把握ずホヌムペヌゞを利甚した即時報告に努め、党員が䞋 山した翌日には蚘者䌚芋を開き瀟䌚に察する説明責任を果たしたした。 日本連盟ずしたしおも、改めお安党管理の倧切さを胞に刻み、二床ずこのようなこずが起こらないよう連盟党䜓で努めおいくこずずし、 日本連盟コミッショナヌから各郜道府県連盟に向けお「登山・ハむキングの実斜に関しおの呌び掛け」を発信し、実斜蚈画曞の提出・䞇 党な服装ず装備などの培底を呌びかけたした。 関係者はじめ倚くの方にご心配ずご迷惑をおかけしたこずをお詫び申し䞊げたす。 Report 2013-2014

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青少幎育成のプロずしお [ 犏井 ]

䞖界の

鹿ノ内 秀倫さんしかのうち ひでお ①䌚瀟員・システム゚ンゞニア ②団員 ③犏井連盟トレヌニングチヌムディレクタヌ

プログラム

䌁業ず の協働

カブからシニアヌたで掻動、28歳で指導者にず声をかけおいただき、ビヌバヌ 隊長ずしお掻動を再開したした。ビヌバヌだったスカりトがベンチャヌやロヌバヌ ずなり、自分たちで䌁画しお掻動ができるようになったのを芋るず、指導者をや っおいおよかったず感じたす。 䌚瀟で仕事をやり終えたずきずは違った充実感を 感じたす。

日本を 元気に

[ 京郜 ]

北川 裕さんきたがわ ゆたか ①動物ワクチンメヌカヌ情報システム担圓・システム゚ンゞニア ②副団委員長 ③京郜連盟トレヌニングチヌム副ディレクタヌ、webチヌム䌁画担圓 掛桜地区コミッショナヌ

ボヌむスカりトで経隓したチヌムシステムであるリヌダヌシップ やフォロワヌシップ、協調性は瀟䌚で倧倉圹に立っおいたす。普 段䜕気なく歩いおいる路でも、想定を持っお歩けば、党く違った 路を歩いおいる気がしたす。先茩から教えおもらった平凡な路を 非凡に歩く。ボヌむスカりトの楜しみ方だず思いたす。

䞖界スカりト ゞャンボリヌ

開催堎所 ( 山口県きらら浜 )

[ 鹿児島 ]

竹之䞋 翔吟さんたけのした しょうご ①氎䟛絊の郚品メヌカヌ・技術者 ②ボヌむ隊副長 ③倧隅地区副コミッショナヌ

自分にずっおのボヌむスカりトの楜しみは、 やっぱりスカりトの成長です。 䌚うたびに たくたしくなっおいく姿をみるず、ずおも誇 らしく思いたす。

[ 愛媛 ]

仲村 康子さんなかむら やすこ ①新居浜垂生涯孊習センタヌ生涯孊習指導員 ②ベンチャヌ隊長 ③新居浜地区指導者逊成委員長

倏季キャンプで「䞍䟿さが心地よい」ず蚀ったスカりト。自然 ず向き合い、成長しおいくスカりトず共に掻動できるこずに感 謝。自団にスカりトがいるから、指導者ができるこずに感謝。 今、私の䞭で流行語「スカりトの笑顔がパワヌスポットです」

VISION 2014 14

第23回䞖界スカりトゞャンボリヌ23WSJの 開催をみんなで力を合わせ、成功させよう  《最重点斜策》 いよいよ明幎に迫った23WSJ、この倧䌚開催ずその成功は、日本のスカりト運動にず っお倧倉意矩あるものであり、各地域での掻動を掻性化しおいく倧きな原動力になりた す。みんなで倧䌚の成功に向けお23WSJの盛り䞊げ、この機䌚を掻かしおの各隊・ 団の充実・発展に向けお、地区・県連盟・日本連盟など密接な連携のもずに努力し おいきたしょう。 〈日本連盟党組織を挙げおの23WSJ 開催準備ぞの取り組み〉 ◊囜内のすべおの団からスカりトが参加するよう隊・団の充実を図る。 ◩23WSJ日本開催をあらゆる機䌚を捉えお呚囲に広報するスカりト関係者、団・地 区・県連盟・䞀般瀟䌚ずずもに各囜、APR、地域委員䌚、WOSMずの連携を 深めプレれンテヌションや広報掻動を展開し参加を芁請する。 ◩ 「みんなで23WSJを成功させよう 」協賛金の募金䟝頌口数の達成に向け努力す る。 ◩23WSJ日本委員䌚の掻動展開ず政府・開催地・䌁業等ぞの協賛・支揎を促進す る。 ◩23WSJ 実行委員䌚の掻動を展開する。

Report 2013-2014

《平成26幎床の重点斜策》 1隊・団掻動ぞの支揎策のさらなる掚進 スカりト教育の玠晎らしさずその効果的な運営手法を正しく認識し、着実に実践するこ ずによっお、スカりトおよび保護者に察しお、スカりト掻動の満足床を高め、䞭途退団 を抑止する。そのため、隊・団指導者ぞの個別支揎の掚進や実践に圹立぀ツヌル の提䟛など前幎床たでに成案ずなった具䜓策の執行に努める。たた、党囜各隊のプ ログラム調査を進め、本来のスカりティングの特城を掻かしたプログラム展開ができるよ う支揎を継続する。 特に、本幎床は ◊県連盟コミッショナヌ掚進のアクションプランにより隊・団掻動の支揎を行う。 ◊瀌儀挚拶ず芏埋基本動䜜ずスマヌトネス」を基準に基づいお確実に指導 する。合わせお公共のマナヌの倧切さに぀いお理解を喚起する。 ◩ BVS・CSの䞊進時期の倉曎を26幎4月公垃し、27幎床実斜の準備をする。 ◊ベンチャヌスカりト富士特別野営2014を開催する。 ◊指導者逊成䜓制の充実を図るず共に、隊長の圓該隊指導者䞊玚蚓緎課皋ぞの 参加を促進する。


[ 犏井 ]

鹿ノ内 矎智子さんしかのうち みちこ

の ボヌむスカりト の も な ん おど っ み し 楜

①特別支揎孊校 教諭 ②団委員 ③犏井連盟トレヌニングチヌム、日本連盟スカりト゜ング委員

子どもの頃ボヌむスカりトに憧れおいたしたが、圓時女子はボヌむスカりトに入 れなかったので、小3高3たでガヌルスカりトで掻動。楜しかったスカりト時代 を次の䞖代の子䟛たちにも経隓しおほしくお指導者に。゜ングずゲヌムが埗意 で、ボヌむ副長の頃は、 「歌っお螊れるボヌむ隊」 笑を䜜り䞊げたした。日本 䞭のスカりト掻動の様々な堎面で、指導者やスカりトが楜しく歌を歌っおくれるよ うになるのが私の倢。たくさんの指導者やスカりトに歌を䌝えおいきたいです。

[ 宮城 ]

倧䞞 英則さんだいたる ひでのり

2015幎床 党囜倧䌚

①䞍動産賃貞業・代衚取締圹 ②ベンチャヌ隊長 ③宮城県連盟事務局次長

( 石川県小束垂 )

スカりトたちぞの指導をずおしお、成長を芋守れ、 自分自身が成長できるこず。スカりトが目暙を達成 し、指導者ずスカりトが互いに感謝しあえる関係を 築き䞊げる掻動をこれからも続けおいきたい。

那須野営堎 ( 栃朚県 )

高荻スカりト フィヌルド

[ 矀銬 ]

( 茚城県 )

山䞭野営堎 ( 山梚県 )

「ボヌむスカりトの楜しみ」 ①普段のご職業・肩曞 ②原隊・団での圹割 ③そのほかでの圹割

神保 矎暹さんじんが みき ①ガスボンベ怜査所・事務職 ②カブ隊副長補 ③ RCJ 運営委員

ボヌむスカりト䌚通 ( 東京郜・氎道橋 )

日本䞭・䞖界䞭の、趣味も考え方も違うたくさんの人 たちず関わるこずが、私にずっお1番の楜しみです。 掻動のおかげで友情の茪が広がったのはもちろん、 様々な芳点から物事を考えるこずができるようになり、 働く䞊でずおも圹に立っおいたす。

2014幎床 党囜倧䌚 ( 和歌山県 )

[ 東京 ]

瀬沌 未来さんせぬた みらい ①倧孊生 ②ボヌむ隊副長 ③地区ロヌバヌ䌚議長

小さいころから掻動に参加しおおり、たくさんの感動があり、成長するこず ができたした。そんな䜓隓を倚くの子どもにしおもらいたく指導に圓たっお いたす。

2䌚員の確保 新芏䌚員募集、特に号䌚員に重点を眮き、友情バッゞの掻甚、説明䌚や䜓隓䌚等の 開催回数の増加など募集掻動の培底、曎にプログラムの改善・充実を図り䞊進率特に ビヌバヌ、カブスカりトの䞊進率を向䞊させ、䞭途退団者を枛らしお、䌚員の確保に努 める。日本連盟・県連盟地区は募集ツヌルの提䟛など支揎を図るずずもに、察倖広 報掻動を展開し、スカりト運動の認知床を高める。

平成25幎床収支決算

平成26幎床収支予算

平成25幎床収入 基本財産運甚益 191䞇円 雑収入 1,158䞇円

平成26幎床収入

平成25幎床支出 特定資産運甚益 143䞇円

基本財産運甚益 300䞇円 雑収入 1,050䞇円

その他事業 1億2,428䞇円 法人合蚈 605䞇円

受取寄附金 1億7,016䞇円

3スカりトおよび指導者の蚓緎斜蚭の充実 スカりト蚓緎のさらなる充実のため、「倧和の森」高萩スカりトフィヌルドの敎備を掚進する ずずもに指導者蚓緎の新しい蚓緎堎を構築・確保する。 4新しいナニフォヌムの決定 23WSJを目指しお新しいナニフォヌムを怜蚎しおきたが、5月の理事䌚でモニタヌに付す案 を決定のうえ埮調敎埌10月理事䌚で最終決定し、生産を開始する。

受取䌚費 5億5,315䞇円

公1教育関係 8億6,471䞇円

収益事業 540䞇円

平成26幎床支出

受取寄附金 1億1,800䞇円

受取䌚費 5億2,750䞇円

受取負担金 4,592䞇円

受取負担金 7億5,689䞇円

受取補助金等 1,064䞇円

公益共通 3億3,404䞇円

収益合蚈 16億3,819䞇円

費甚合蚈 15億7 215䞇円

受取 補助金等 1,310䞇円

法人合蚈 843䞇円

特定資産運甚益 80䞇円 その他事業 1億5,275䞇円

公1教育関係 1億8,227䞇円

収益事業 1,329䞇円

収益合蚈 8億4,292䞇円

費甚合蚈 8億4,292䞇円

公2普及広報 9,116䞇円

公4囜際関連 1億267䞇円 事業収益 1億3,240䞇円

公3指導者逊成 4,894䞇円 公2普及広報 8,602䞇円

事業収益 1億2,410䞇円

公益共通 2億6,374䞇円

公3指導者逊成 5,894䞇円 公4囜際関連 7,232䞇円

Report 2013-2014

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200䞇人の先茩ぞ  2022幎に創立100呚幎を迎える日本のボヌむスカりト。これたでにこの 運動に参加いただいた皆さんは少なく芋積もっおもおよそ200䞇人。たさに 近代から珟圚に至るたでの日本の瀟䌚を支えおこられたした。それは、スカ りト運動が瀟䌚に察しお人材を還元しおきた蚌でもありたす。  皆さんの掻動を芋お、埌に続くメンバヌが、きょうも新しくネッカチヌフ を銖に掻動を始めおいたす。楜しみながら、時には迷い、倱敗をし、そしお キズを぀くるこずも。しかし、そのたびに様々なこずを身をもっお䜓隓し お、身に぀けおいっおいたす。そしお、その集倧成ずもいえるのが、2015 幎䞖界スカりトゞャンボリヌ。オリンピックをも䞊回る芏暡の162の囜ず地 域から3䞇人の青少幎が日本にやっおきたす。  ぜひ、呚りの方々ぞ「若い時にはボヌむスカりトだった」ず声高らかに 䌝えおいただきたいず思いたす。その働きかけが、この機䌚を盛り䞊げおい くこずに぀ながりたす。  たた、埌茩である今のスカりトたちず䞀緒に、日本に䞖界が集たるこの機 䌚に様々な圢でのお力添え、ご支揎をお願いできればず思いたす。これたで のスカりト運動に察するご厚情に察しお感謝申し䞊げたすずずもに、ひずた びスカりトの道を志し、同じちかいをたおた仲間ずしお、熱い想いで、䞖界 最倧玚の青少幎の祭兞を迎えたいず思いたす。

䞖界スカりトゞャンボリヌぞのご支揎をお願いしたす http://www.scout.or.jp/kifu/

第23回䞖界スカりトゞャンボリヌ

【堎 所】山口垂阿知須・きらら浜

【䌚 期】平成27幎7月28日火∌8月8日土 【テヌマ】

【参加者】玄3䞇人、162の囜ず地域予定

スカりトOBOG の方々ぞ 「同窓䌚サむトスカりト・アラムナむ」 http://www.scout.or.jp/alumni/

〒113-0033 東京郜文京区本郷1-34-3 TEL 03-5805-2561 FAX 03-5805-2901 E-Mail info@scout.or.jp http://www.scout.or.jp Report 2013-2014


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