台湾ナショナルキャンプ2016報告書

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台湾ナショナルキャンプ 2016 (2016 全國高級中等學校童軍大露營)

日本派遣団報告書

大会期間:2016年1月25日(月)~1月29日(金)


目 次 1. 派遣概要

p1

2. 派遣団長報告

p2

3. 派遣員報告

p5

4. 写真

p18

*この報告書は、派遣員一人一人が作成した報告書から日々の報告および記録写真を抜粋し、 日本連盟の派遣報告書として合本にしたものです。


2016 全國高級中等學校童軍大露營

1.派遣概要 派遣名:台湾ナショナルキャンプ2016派遣(2016全國高級中等學校童軍田大露營) 派遣先:長栄大学(Chang Jung Christian University) 主催校:台南海事水産職業學校(毎年変わる) 期 間:平成28年1月23日(土)~1月29日(金) (大会期間 1月25日(月)~1月29日(金) ) 参加人数:2,514名 参 加 国:マレーシア、香港、韓国、フィリピン、日本 他 日本派遣団:5名 (ベンチャースカウト 4人・指導者 1人) 派遣団長 冨近 孝子 兵庫連盟神戸第43団VS副長 スカウト 田島 美華 千葉県連盟東金第1団VS隊 スカウト 吉原 直歩 大阪連盟大阪第123団VS隊 スカウト 升田 智之 大阪連盟豊中第20団VS隊 スカウト 小林 千乃 兵庫連盟神戸第43団VS隊

日 月 日

場所

時刻

大阪連盟事務

12:00

(曜) 1月23日 (土)

交通

内容

宿泊

各自昼食をとり大阪連盟事務局に集合。準

ホテル

備練をし、任命式、結団式を行う。

1-2-3 天王寺

1月24日

寺田町 (発)

06:00

(日)

天王寺 (着)

06:15

天王寺 (発)

07:00

関西空港(着)

08:00

電車

ホテルから電車・リムジンバスを利用し関西 空港へ移動。空港到着後、チェックイン。空 港にて朝食を取り、台湾へ向けて出発。高

リムジンバス

雄空港到着後、現地での出迎えを受け、キ ャンプ会場へ移動。 大会会場

関西空港(発)

10:55

高雄空港(着)

13:30

(長栄大学

MM035

/Chang Jung

1月25日

(月)

台湾・台南市

キャンププログラムに参加

長栄大学

1/25 開会式 1/26 AM:民族童玩

1月28日

PM:探渉旅行、サブキャンプファイア

(木)

1/27 文化采風、タレントショー 1/28 AM:探索教育 PM:童軍技能、閉会式

1月29日

長栄大学(発)

10:00

MM036

キャンプ会場を退場し、高雄空港へ鉄道で

(金)

移動。関西空港到着後、解団式を行い、解 高雄空港(発)

15:15

関西空港(着)

19:00

散。

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Christian University)


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2.派遣団長報告

冨近 孝子 兵庫連盟神戸第43団ベンチャー隊副長 台湾ナショナルキャンプ派遣は、台湾連盟国際コミッショナーからの招待を受け派遣された。初めての団長、 引率が私一人という事も有り、凄く不安でしたが引き受けた以上、東日本大震災で受けた災害復興義援金のお 礼をする事、日本のベンチャー隊らしく、楽しくチームワークを固めて台湾のスカウト、他の外国から参加のスカ ウトと友好を深める事に目標を置いた。 1月23日(土) 10時から大阪連盟で指導者打ち合わせ会開始。日本連盟から片寄朗国際委員、日本連盟職員と共に会議 が始まりまった。預かる国旗、台湾にお渡しする盾、緊急時用のお金、帰国後の清算の事、関西空港での手続 きの注意等の打ち合わせをし、その他、パスポートに関する注意等を確認した。 12時から今回派遣されるスカウト4名と初めての対面。(内1名は自団のスカウト)。自己紹介後、パスポートチ ェック確認、健康・制服のチェック終了後、開会式・準備訓練。片寄国際委員から、「世界のスカウト運動」「海外 での生活と台湾について」大会日程、大会情報などの話を聞いた。その後の結団式・任命式では参加スカウト の保護者、来賓の方々に多数列席して頂いた。 初めて会ったスカウトが自己紹介後、すぐ役務分担(班長 吉原さん、次長 小林さん、会計 田島さん、タイ ムキーパー 升田さん)が決まった。台湾でのタレントショーでの出し物を決める会議が行われ、結果「ソーラン 節」に決定。東日本大震災の折り台湾から多大な復興義援金、災害復旧のお手伝いを頂いたお礼がしたいとの 事で急遽、横断幕を作成する事が決定され、横断幕用の布、マジック等が買い出しされ、記入する文字も決定 された。衣装など打ち合わせの時間不足が有るが、台湾に入ってから、有るもので応用すれば良いと思ってる。 グループ作りの速さ、何をどうするのかなどの決定事項を決めたら行動に繋げるパワーに感心した。夜、大阪 連盟を後にしてホテルに入ってからも作業が続行され、就寝は深夜に及ぶ。ホテルでは横断幕作成作業の部 屋が狭い為、廊下で作業をして迷惑をかけてしまいました。 1月24日(日) 朝6時、ホテルを出発。環状線にて寺田町から天王寺へ移動。リムジンバスで関西国際空港へ向かった。空 港到着後、朝食をとり片寄国際委委員、日本連盟職員と神戸第43団白川VS隊長の見送りを受け出発。荷物 検査を受けた。 ここから派遣団の活動が始まる。気を引き締めた。 関西空港を離陸し、予定到着時間より30分遅れで高雄空港に到着。迎えに来て下さった台湾連盟のワゴン車 で大会会場である長栄大学に到着。広く綺麗な大学で驚いた。此処でキャンプ。長栄大学で歓迎受け、大会に ついての説明を受けた。期間中に着用するものとして、紫色のベストとチーフと帽子を頂く。長栄大学の校長先 生、連盟国際コミッショナーに挨拶をし、スタッフの方々と挨拶した。 キャンプが始まる翌日まで、大学の教室を使わせて貰う事になっていた。隣にマレーシア隊がいる事がわかり、 お互いに挨拶。その後も色々とお世話になった。スカウト達はマレーシア隊の隊長、スカウト達と打ち解けて英 語で一生懸命会話をしていた。 夕食時に食堂に案内して下さった方が、李 囿熲(Lee Yu Chiung)さんという方。キャンプを主催している 高校の情報技術の先生で期間中何かと気使って頂き、最後迄ご夫婦共大変お世話になりました。 この日の夕食は、台湾料理のフルコース。思ったより味は薄く、香辛料も気にならなかった。 夕食後、教室に戻るなりスカウト達は「ソーラン節」の振り付けや練習。気合い十分。深夜迄ダンスの練習が続 く。 みんなと話をしなくなったスカウトが気がかり。聞いてみると、英会話が流れるように進んで、英会話について ~2016 National High School Jamboree~ 2


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いけない等の話を聞いた。少し自信を失ってきているようで、様子を見る事にした。 マレーシア隊のスカウト達が、ソーラン節の練習をするために携帯に保存していた振付の動画を携帯からスク リーンに映写するのを手伝ってくれた。映像、音楽を聴きながら練習に励んでいる。 1月25日(月) テント設営開始。日本で使っているようなドームテント。台湾のスタッフが手伝ってくれた。 テントサイトの敷地が凄く狭く、お隣さん(直ぐ近く)はマレーシア隊。 道路挟んだ広い場所に、続々台湾のスカウトが到着。台湾のスカウト達もダンスの練習。ソングの大きな声が聞 こえる。上手!日本のスカウトは、ダンス練習の為、前日使った教室で練習。 午後4時30分から台湾行政大樓で記者会見。写真撮影。台湾の遊びをしている間に記者会見は終わっていた。 時間の感覚が違う様に感じた。 夕食後、開会式。その様子をテレビ中継していたらしい。台湾での大きな行事だという事が後日わかった。ス テージの演出や歓声が凄い。パワーを感じる。台湾のアイドルが歌を歌っていた。多分人気のある少女達なの だろう。招待国、各校スカウト旗などが入場。連盟長の言葉。日本連盟から預かっていた盾を他の外国派遣隊と 共に、台湾連盟にお渡しした。 開会式後、テントサイトで前日から気になっていたスカウトの事を他のスカウト達に話した。スカウトを集め、台 湾のスカウトと友好関係を作るのも大事だけど、先ず派遣団のチームワークが大切。困っているスカウトの話を聞 いてあげなさい。班長がまとめるのも大事。並行して台湾のスカウト達やスタッフの人達と十分仲良くなれるはず。 ベンチャースカウトでしょ。とアドバイスした。 1月26日(火) 前夜の話から一夜が過ぎ、皆で話し合ったのか、前日と変わりチームワークが取れている。本音で話す事、悩 みをスカウトが共通認識出来た事、解決策を皆で考える事が出来たのだろうと思った。 朝から本格的にプログラム開始。李さんの職場でもある台湾海事水産職業學校で「民族童玩」のプログラム。 (プログラムの内容は省略。) 昼食時、温かい屋外でお弁当を食べていたら、スタッフの女性から84歳のお母様が日本の歌が唄えるらしく、 お母様の歌を口ずさむと私の知っている童謡で、彼女のお母さんと電話で一緒に童謡を唄った。親日家が多く、 お母様のように日本語を覚えておられて、電話越しではあるが一緒に童謡を歌う事が出来、嬉しく思った。 疲れたため、スカウトより一足早くテントサイトに引き上げ。 スカウト達がテントサイトに戻ってから、タレントショーの前に流されるプロモーションビデオの撮影。撮影時に何 かとお世話になったスタッフが、その後も李さんが忙しい時に私達の世話をしてくれました。 1月27日(水) この日は、朝から「文化采風」というプログラム。 台湾のスカウト達は、移動中も大きな声で歌を唄っている。私の団ではソングを歌う機会が少なくなっており、台 湾のスカウト達のように活動中ももっとスカウトソングを歌って欲しいと思って見ていました。 到着後、綺麗な公園と美術館の様な建物前で昼食。ギリシャ神話に出てくる主人公の彫刻。国立台湾歴史博 物館に行き、台湾の成り立ちがわかり易く展示されており、イヤホンで日本語の説明を聞いた。台湾と日本の昔 からの関わり、歴史が詳しく説明されていた。台湾から見た日本を知った。その後、お寺に参拝。水門水晶教堂 (ガラスで出来た教会)、周りの公園散策。最後に今も製造中の塩田見学。テントサイトに戻ってくると、いよいよ タレントショーの時間が迫ってきた。スカウト全員が曲に合わせてダンスをしたり、日本のスカウト達も楽しそうに 踊っている。日本派遣団は台湾連盟より昨夜、二曲用意していた出し物を一曲にして欲しいとの要望を受けた ため「ソーラン節」を選択した。中国語、英語の挨拶で始まりスカウト達は見事に生き生きとダンスをしていた。見 ているスカウト達も真似をしながら「ソーラン節」を踊ってくれている。チームワークも決まっていて息もぴったり。 誰一人失敗することなく最後の横断幕を広げた。観客の反応は素晴らしく拍手喝采を受けた。大成功。テレビ中 継をしていたということを後で知った。横断幕を台湾の人達にも見て貰えて、感謝の気持ちが通じていたら嬉し い。その後、ダンスパーティが始まった。日本では、スカウト活動中にダンスを踊る事は余りないだろうけど楽しそ うに踊っていた。 ~2016 National High School Jamboree~ 3


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1月28日(木) 午前中は雨。大学の構内でゲーム。ゲームをしている間、私は別行動で大学構内の散策をした。 午後から晴 れ間が広がる。スカウト達が日本から持参していた浴衣や甚平に着替え午後のゲームに参加。昼食時、食堂で 着物姿のスカウト達に注目が集まった。スタッフの方達もびっくり。羨望の眼差しを送ってくれた。ゲーム中スカウ ト達はなれない浴衣や甚平を着ているせいか少し歩き難そう。その様子が微笑ましい。 夜、閉会式。 開会式同様、ライトが眩しく派手な演出。閉会式では、タレントショーで披露した東日本大震災のお礼の横断幕 を台湾の方に贈呈する機会を得ました。スカウト達が、横断幕を贈呈出来る様に依頼していたそうです。 2017年の次回開催地は雲林(虎尾農工)で開催されると発表された。この日は、最後の夜という事も有り、ス カウト達は中々テントに戻ってこない。夜中、仲良くしてくれていたスタッフの方の公開プロポーズにスカウト達と 見守り隊として立ち会った。私もスカウト達も初めての体験。囃し立てるスタッフを尻目に厳かに行われた。女性 の方は、凄く恥ずかしそうにしていた。 日本のスカウト達と話をしたり、写真を撮りたくて大勢の台湾スカウトのグループやスタッフがテントサイトに集 まってくれていた。スタッフの人が交通整理の様に列を作ってくれ、帰ってきたスカウトと写真撮影や話をしてい る。あちらこちらで声がかかり、テントサイトに戻ってきたのが夜遅く。申し少し厳しくするべきだったと私自身は反 省。 1月29日(金) いよいよプログラムは終了し、帰国に就く。荷物をまとめていると雨が降ってきた。大急ぎで撤収作業を台湾の スタッフ達と終えた。記者会見で使った建物に荷物を持って避難。 お世話になった台湾水産職業學校の校長先生にお礼を伝えに行くと、ペンケースをプレゼントして頂いた。 李さんは家から凍らせたマンゴーをクラッシュさせたものだとか、釈迦頭という大仏様の頭の様な形をした果物 やグァバ、日本ではお目にかかれない果物を連日の様に持参してくれた。嬉しい心使いに感謝の気持ちが溢 れた。 前日、空港まで車で送って下さるという李さんの言葉に甘え、予定より出発時間が一時間程遅くなった。新幹 線に乗車する事は出来なかったが、土砂降りの雨の中移動を考えたら、嬉しい配慮を頂いた。スカウト達は仲良 くなったスタッフと別れが惜しいのか、訪ねて来てくれる方達との話が尽きない様子。車まで李さんが見送りに来 て下さり、私はお礼とハグをした。また、スカウト達とも最後のお別れとハグをしました。車の中では、涙・涙。長い 様で短いキャンプ。高雄空港では、出発前に準備訓練で習った様に、先ず出発の時刻の確認。その後、頂いた お弁当をロビーで食べ、暫く自由時間とした。その後、荷物検査、重量検査を受け無事通過。チェックイン後、 昼食を食べて直ぐという事も有り、食堂で3杯の牛肉麺を皆で分け合って食べました。初めて、台湾の麺を食べ ました。美味しかった! 飛行機は予定より遅れて14時15分離陸。日本に到着は17時55分の予定が1時間遅れて到着。家族の方々 がロビーでお迎えに来てくれていた。スカウト達は、離れがたいのか隅に座り込んで買ったお土産を分け合った り、台湾の話をして涙ぐんだりと大変。 簡単な解団式を終え、私は初めて緊張が解かれた。 後記 日本のスカウトに興味を持ってくれている人達がこんなに多くいるとは思っていなかった。まるでアイドル状態。 スカウト達は少し浮足立っている様に見える。カメラの列も凄いし、沢山のスカウトが声をかけてくれる。もっと台 湾との交流の機会が増えたら嬉しいと願う。 スカウト達はさすがベンチャーという行動を示してくれた。素晴らしいスカウト達と6日間過ごす事が出来た。途 中、少しの問題はあったけれどスカウト達で解決し、素晴らしいチーム作りをしてくれた。スカウトそれぞれが積極 的になり、自信をつけた様に思う。 英会話→中国語→英会話→日本語で皆に伝えるという時間差があったので、台湾のスカウト達との会話にも時 間がかかった。英会話が得意なスカウト、まあまあのスカウト、自分が思っていたより会話が出来なかったスカウト。 それぞれが、話そうと努力し、会話の得意なスカウトが補い、良いチームワークができた。

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今回の台湾ナショナルキャンプに派遣して頂いた日本連盟、招待をして頂いた台湾連盟に深く感謝いたしま す。スカウトと共に良い体験をさせて頂き、私も含めてスカウト達もスカウトとして、一歩成長出来たと思います。 有難うございました。私自身、当初の目標が達成でき、嬉しく思っています。 その後、帰国して一週間後に台南市での地震。人命も失われ、建物の崩壊とテレビから流れる ニュースを見 て、一週間前に地震か起こっていたら、果たして私一人で対処できただろうかと思った。自団に帰って小林スカ ウトからお世話になった台湾の為に震災の募金をしたいとの話があり、ベンチャー隊隊長の声掛けで有志では あったが、ビーバー隊・カブ隊・ボーイ隊・ベンチャー隊のスカウトが集まり台湾地震の募金活動を行った。募金 で集まったお金は日本連盟を通じて台湾に渡していただいた。 台湾・台南市の一日も早い復興と亡くなられた皆様のご冥福と怪我をされた皆様のご回復を心からお祈り致し ます。

3.派遣員報告 台湾ナショナルキャンプ報告

千葉県連盟東金第1団 田島 光華 (役務 会計)  目的 日本との生活の違いについて知る。 →キャンプだったので違いにあまり気づくことができなかった。 自炊などもしなかったのでお風呂ではなくシャワーが主流な事くらいしかわかりませんでした。  目標 たくさんの人と交流して多くのことを知る。 仲良くなった人とこれからも連絡を続ける。 →日本人はとても人気でとても話しやすくたくさんの人と交流する事ができました。とっても仲良くなった人は 毎日私達のところに来てくれていろんなことをしてくれました。今でも連絡をとっています。 1日の出来事 1月23日 大阪連盟に12時集合。 初対面のメンバーで、行ったことのない台湾でやっていけるのかとても不安でした。ですが、自己紹介や準備 訓練、パフォーマンス決め、横断幕の作成しているうちにだんだん仲良くなり不安がなくなり明日からからの活動 がとても楽しみになりました!横断幕はとてもよくできました。 1月24日 6時ホテル出発。起きれるか不安でした。朝はとっても寒かったです。電車とリムジンバスで関西空港まで移動 をし、ゲート確認などをした後朝食を食べました。荷物検査を済ませた後、日本連盟の方やお見送りに来てくれ た方々と写真を撮ったりしてお別れした後からは派遣隊での行動。楽しみな気持ちと不安な気持ちでハラハラド キドキでした。搭乗時間まではターミナルの中にあるお店でのんびり過ごしました。飛行機では特にすることもな くみんな寝てました。少し遅れて空港に到着し、「全家 Family Mart」でお昼ご飯を調達して、バスに乗って

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長栄大学へ… 大学到着した後、テント設営をすると思ったら…地下に誘導され、休憩をしました。その時出していただいた お菓子がとても美味しかったです。お菓子を食べながらいろんな話をしたり、パフォーマンスの練習をしていたら あっという間に時間が経ち、夕食の時間‼この日の夜ご飯はとても豪華でした‼鍋や海老やお魚、炒めものに豚 の角煮などなど…!とっても美味しかったです。 この日は設営しませんでした。この日は大学の教室に泊まりました。夜はマレーシアのスカウトと交流をし、とて も仲良くなりました。 1月25日 テント設営をしました。サイトは「大智」「大仁」「大勇」にわかれていました。その後、教室でパフォーマンスの 練習や準備をしました。 午後は記者会見があるみたいで、招待された韓国、マレーシア、日本が来ていました。記者会見までの間用 意して頂いたケーキを食べたり、コマや瓶立てなどで遊んだりしました。その後集合写真を撮りました。 夜は開会式が行われました。とても盛り上がっていました。たくさんのパフォーマンスを見ました。1番アイドル⁇ のパフォーマンスが盛り上がっていました。 1月26日 外での活動でした。スケジュールをちゃんと把握していなかったので、時間などあまり気にしていなかったら… バスか電車だったらしく、間に合わず車を出してもらって活動場所へ移動…学校でえびすくい?やカヌー、チー フリングを作ったりするなどいろんな活動をしました。 お昼は少し交流をして、写真を撮ったり名刺交換をしたりしました。撮った画像はすぐに写真にしてくれました。 日付けとメッセージをつけてくれたのでとても嬉しかったです。 午後は学校を出ての活動でした。この移動は女子は車で友ちゃん(升田君)はLeeさんとバイクでした。バイク 羨ましい!!移動した後は、弓道みたいのをしたりしました。チェックポイント?の所で紙に印をつけていくゲー ムなどをしながら観光をしました。安平でお参りをしたり、商店街の中で食べ物を食べたりしました。帰りはまた、 バスに乗れずにスタッフが乗るバスに乗って帰りました。 1月27日 歴史博物館や神社などに行きました。 夜はタレントショーがあり、私達も参加しました。タレントショーでは、各サイトの中からキャンプファイヤーで選 ばれたグループや、マレーシアなども出ていました。私達は、ソーランを踊りました。練習時間はとっても短かか ったですが、うまく出来、とても盛り上がったので良かったです。 1月28日 みんなで筆を持って習字をしたり、ゲームをしたりダンスを作って踊ったりしました。 最後の活動だったので、浴衣や半天を着て活動しました。 閉会式では、踊ったりしました。とてもすごい演出でした。閉会式でパフォーマンスの時に使った横断幕を渡しま した。これでキャンプが終わり、寂しくて泣いている人も多かったです。 閉会式後は、お世話になった方々にお礼を言いワッペンなどをあげました。もう会えなくなるのが嫌すぎてみ んなで泣きました。閉会式が終わったのになかなかサイトに戻れませんでした…。落ち着いてサイトに戻った後 は、名刺交換や写真を撮りたい人達と交流をしました。最後にたくさんの人と交流できて良かったです。 来てくれた人みんなと交流をしていたらあっという間3時過ぎ…5時に寝ることができたので、1時間寝れました。 1月29日 朝起きて撤営をしました。撤営は少しすると仲良くなったスタッフさんがやってくれました。雨が少し降っていた のでまるで私達の気持ちみたいでした。 帰る前はとてもお世話になったLeeさんにご挨拶をしてバスで空港へ… 最後にみんなに会えなかったのはとても寂しかったです。 ~2016 National High School Jamboree~ 6


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感想 今回この海外派遣に参加して、とても素晴らしい経験をさせていただきました。WSJとはちが違って台湾の 方々とたくさん交流をして仲良くなり、たくさん友達ができました。他にも日本と同じく招待されていたマレーシア の方々や香港の方々とも交流をすることができました。私達はとても優しい方々に恵まれていました。この出会い をこれからも大切にしていきたいと思います。この経験はボーイスカウトでしかできない経験です。私はこれから もボーイスカウトを続け、たくさんの経験を積んでまた、海外派遣に参加したいです。 私達が日本に戻ってきた後台南、高雄で地震が起きました。日本は東日本大震災では支援していただきました。 また、私達がお世話になったところなので何かできることを考えていきたいです。今の私達にできることを全力で やりたいです。

台湾ナショナルキャンプ2016派遣

大阪連盟豊中第20団ベンチャー隊 升田 智之 (役務 タイムキーパー) ①1月23日(土) 12時に大阪スカウト会館へ集合。何回も言ったことがある場所だったので迷うことはありませんでした。事前に 集会をしたわけではなくこの日が初の顔合わせ…。他の人たちや団長がどんな人か全く分からず、正直とても不 安でした。 開会式、オリエンテーション、自己紹介などを終えて16時の結団式や任命式の前後では台湾での出し物の ために天王寺へ買い物に行ったり出し物に向けた作業をしたりしました。 作業後はホテルへ移動、各自就寝しました。 ②1月24日(日) 朝は6時に入口へ集合しました。早かったです。JR寺田町駅から天王寺へ移動してリムジンバスで関西国際 空港へ。朝ご飯を食べてから荷物検査。ここで大きなカバンに入れていた充電器に付けていた電池が検査に引 っかかってしまいました。ここで日本連盟の方々とお別れし、ここから派遣団としての本格的な活動が始まりまし た。 飛行機(MM035)に乗り、約30分遅れで台湾の高雄空港に到着。海外へは幼稚園の頃以来行っていない ので、自分にとって看板に日本語以外の文字が書いてあるのがとても新鮮なものでした。また、日本のコンビニ が台湾にあったのでとても驚きました。 ここからは迎えに来て頂いた台湾の方に車で会場である長榮大学まで送ってもらいました。車から見える景色 は日本とはまるでかけ離れたものでした。台湾に来たという実感がよりいっそう湧きました。長榮大学に着いてか らは歓迎や説明を受け、部屋に移動しました。 この日の夕食は歓迎パーティーのようなものでした。肉や魚など台湾の名物料理のようなものが次々と出てきま した。どの料理もとても美味しく本当に満足しました。台湾の料理は口に合わないという話を来る前に聞いていた のですが、その人が嘘をついていると感じるぐらい美味しかったです。 夕食のあとは出し物の練習をしました。その後2つ横のマレーシア派遣団の人たちの部屋に行き交流しました。 途中、今回のキャンプ会場である長榮大学の校長先生がやってきました。その人は数か月大阪大学にいたらし く、自分の地元の事を知っていたので少し嬉しかったです。この日はテントではなく、部屋に寝袋を敷いて寝まし た。 ③1月25日(月) 朝はゆっくり過ごしました。キャンプサイトは「大智」「大仁」「大勇」の3つに分かれていたのですが、外国からの ~2016 National High School Jamboree~ 7


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派遣団は外国の派遣団のキャンプサイトに設営しました。その後は出し物の練習をしました。 昼には記者会見がありました。海外からの派遣団はマレーシア、韓国、日本と別の場所にいる香港、そして会 えずに終わったフィリピンでした。この中のマレーシア、韓国、日本がこの記者会見に臨みました。その会場には 台湾の伝統的な遊び道具や屋台での遊び道具がありました。日本の駒のようなものもありました。とても有意義 な時間を過ごすことができました。 夜からは開会式が行われました。開会式はとても派手で、太鼓や空手、そして台湾で人気のアイドル等が出て きました。また、式が派手なだけでなくスカウトたち自身が盛り上げるので、さらに活気づいたものになっていまし た。韓国の派遣団の演技もここで行われ、ダンスで会場の雰囲気をさらに盛り上げていました。自分の想像をは るかに上回るものでした。 ④1月26日(火) この日から本格的にプログラムが始まりました。日本派遣団は3つのグループのうち、「大仁」に所属して回るこ とになりました。午前中のプログラムは「民俗童玩」。ホスト校である国立台南海洋技術高校の敷地へ移動し、台 湾の文化とスカウト技能を結びつけたゲームを楽しむというものでした。神輿に板をロープでくくりつけて担いだり、 チーフリングを作ったりしました。台湾の人たちと一緒に協力しながら行った活動もありました。また器用な作品を 作っている人もいて、すごく感動しました。 午後からのプログラムは「探渉旅行」。安平市内のチェックポイントやアクティビティを回りました。台南は台湾で 1番早く開かれた街であり、安平はその中でも最も早く開かれた日本でいう京都のような歴史の深い街です。中 でも安平古堡は1624年にオランダ人によって建てられた城塞です。安平天后宮は日本でいう寺であり、台湾に はお祈り用の膝置きのようなものがあり、日本との違いを目で見ることができました。また通りには屋台も出ており、 とても賑わっていました。 夜はサブキャンプファイアでした。日本派遣団は昼に同行した「大仁」のサブキャンプファイアに参加しました。 台湾の人たちのスタンツはとてもおもしろくダンスだけでも、線香や光る剣のような小道具を利用したもの、全員 を自分たちの周りに集めて踊る全員参加型のものなど多彩でした。 ⑤1月27日(水) この日のプログラムは午前午後のどちらも「文化采風」。台南市内の観光名所を巡りました。まず行ったのは奇 美博物館。これは個人がコレクションを集めて始まり、希少なものが展示されている完全予約制の博物館です。 ここは中には入っていませんが、外見だけでも見る価値のあるものでした。また1月は台湾は新年になっておら ず未年なので、羊の風船がつるされていました。 次は国立台湾歴史博物館に行きました。名前通り、ここでは台湾の歴史に関する資料が数多く展示されてい ました。その中に日本との歴史を示す資料も多数含まれていました。日本と台湾との歴史の背景を、日本から見 た考え方は学校で勉強しましたが、台湾側からの側面も学ぶことができたので貴重な体験になったと思います。 また、ここでは日本語の音声が流れる音声ガイドを借りることができたので、わかりやすかったです。 昼食をとり午後の最初は南鯤鯓代天府へ行きました。ここは台湾全土の王爺廟という宗派の総本山のお寺で す。中では儀式が行われていたので静かに見学しました。ヌンチャクのようなものを振り回していました。 その後は北門水晶教堂へ行きました。ここは透明なガラスでできた教会で、その周りは公園になっています。 公園には色々なオブジェクトやお金を呼びこむ看板があったり、パワースポットといえそうな場所でした。本当に きれいな場所で、台湾で人気のドラマの撮影場所でもあるそうです。 この日は最後に井仔腳瓦盤鹽田という塩田へ行きました。この塩田が存在する台南市北門区は古くから製塩 業で栄えた場所です。ここでは一部の塩田へ降りることができ、塩を集める体験ができました。 この夜はタレントショーでした。タレントショーといってもタレントが来るわけではなく、前日のサブキャンプファイ アで審査員に選ばれたグループと、海外からの派遣団の出し物をするというものでした。日本派遣団はソーラン を踊りました。台湾のスカウトたちにも真似して踊ってもらって、場を盛り上げることができたので良かったです。 そしてソーラン後に、東日本大震災のお礼の横断幕を中国語の感謝の言葉を添えて披露しました。他国の派遣 団は、香港はスカウトらしく行進を、マレーシアはダンスをしていました。

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⑥1月28日(木) この日は午前 午後 ともに長榮大学内での活動でした。朝に少し雨が降り屋外での活動が屋内に移動しまし たが、内容は変わっていませんでした。午前中は「探索教育」。これは遊ぶことを通じて大切なことを学ぶというも のでした。例えば、1人1本ずつひもを持って、それに繋がった筆で文字を書くことで、協力することを学ぶといっ たものです。この活動では台湾のスカウトのグループに混ざって活動をさせてもらいました。 午後からは「童軍技能」というプログラムでした。これは歩測やロープ結び、テントの立て方など、ボーイスカウト の基本的な技能を中心としたアクティビティでした。午後からは晴れたので、浴衣や甚平といった日本らしい服 装で回りました。植物を探すアクティビティでは、日本にない植物を探したのでだいぶ苦労しました。 この日の夜は、閉会式でした。閉会式も開会式と同様に派手に行われました。また、タレントショーでやらなか った選ばれた台湾のスカウトの出し物の一部も行われました。日本派遣団はこの閉会式で、東日本大震災への 支援のお礼として作った横断幕を台湾の方々へ渡してきました。また、2017年の次回大会は雲林(虎尾農工) で開かれることが発表されました。 閉会式が終わってから、楽しかったこの6日間の事や、せっかく仲良くなった友達との別れが近いことなどが思 われて、思わず泣いてしまいました。この日は花火をして終えました。 ⑦1月29日(金) この日は帰国する日でした。この時僕は日本に戻りたくない気持ちで一杯でした。前日の夜は台湾のスカウト が絶え間なく話しかけてきてくれて、寝る時間がほとんどなかったですが、寝ることよりも有意義な時間を過ごす ことができたのでとても良かったです。 朝のうちに長榮大学を出て、空港にて昼食。帰りの飛行機が遅れてしまいましたが、無事19時に関西空港に 到着。解散しました。 <感想> 短期留学をした友達や、都合上参加できなかった23WSJに参加した同じ団のスカウトから外国の人たちと交 流した話を聞き、自分もその体験をしてみたいと思い今回の派遣に参加しました。また、外国のスカウト文化と日 本のスカウト文化の間には多少なりとも違いがあると思うので、それを吸収することで自分の今後のスカウト活動 をより深いものにするという目標を立てて臨んだ派遣でした。 僕は海外には小さい頃しか行ったことがないので、あまり海外に対するイメージができず最初は不安しかありま せんでした。一番の不安は自分の英語が伝わるかでした。ですが簡単な表現でもコミュニケーションを取ること ができたので本当に良かったです。ただ、台湾の高校生の行事に参加したということもあり、言語はもちろん中 国語。行く前に自分の団のリーダーに自己紹介やあいさつは教えてもらっていましたが、自分でもう少し中国語 の表現を勉強していけば良かったと少し後悔しました。とはいえ、漢字を使った言語なので字の意味から言葉を 推測して書かれている言葉の意味を理解することはできたので良かったです。 スカウト文化の違いという面で一番驚いたのは、スカウト活動と学校とが結びついていることです。台湾の人た ちと交流してみるとボーイスカウトとしての活動ではなく、主に日本の学校に関することを多く聞かれました。今回 の大会も高校別で技能を競っていたので、日本での大会とは違った闘争心が見え、全国大会らしい派手な演 出も多くありました。 スカウト活動ではない面で一番印象的だったのは食文化でした。そこには「日本にもあるお菓子形だけれども 味が自分の知っているものと違う。」「お茶を飲むと砂糖が多く入っていて甘い。」などといった日本との差をはっ きりと感じることができました。しかし、食べられない・飲めない、というものはなく、むしろ初めての味で美味しいと 感じるものばかりでした。また、機会があれば参加したいです! <最後に…> 僕たちが派遣から帰ってきた翌週に台湾の台南・高雄で巨大な地震がありました。連絡先を交換した友達は 全員無事だったものの、100人を超える方々が亡くなりました。1週間前までいた思い出の場所でもあり、この地 震は自分にとっても本当にショックの大きいものでした。僕たちがお礼の横断幕を書いたように、東日本大震災 の時には多くの台湾の人たちが日本を支援してくれました。なので、今度は日本が台湾を支援するべきです。 自分にでもできる小さなことからコツコツと台湾を支援していこうと思います。 ~2016 National High School Jamboree~ 9


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台湾ナショナルキャンプ2016派遣

大阪連盟大阪第123団ベンチャー隊 吉原 直歩 (役務 班長) *1月23日(土) 12:00 大阪連盟事務局にて事前訓練 《顔合わせ、開会式、結団式、派遣の説明、自己紹介》 パフォーマンス準備にて *震災の感謝を伝える横断幕作成 *ソーラン節、(日本っぽいため) パフォーマンスの練習に苦労したし台湾についても大分時間が割かれたので事前に集まって練習時間がほ しいと感じました。 7:00 サイゼリアにて夕食 8:00 ホテル天王寺123にて自由 +++++++++++++++++++++++ *24日(日) 6:00 準備して集合 《JRで寺田町~天王寺/あべのハルカス前からリムジンバスで関西空港へ ピーチ航空MM035》 第2ターミナルにて朝食 手荷物検査 出国検査 両替 等 ここで荷物のカギが全て壊れ空港で無駄に高いものを購入する羽目に。ある程度の品質にものを持つべき だったと後悔。大寒波による強風で不安だったが一安心 高雄空港へ 日本お馴染みのFamilyMartにて昼食購入(自費) 思ったより日本の製品が普及していて驚いた。見た目は同じなのに味に違和感を感じた。ビニール袋がもら えず戸惑った。 台湾連盟より高雄空港から長栄大学へ車の送迎(40分) 長栄大学に到着してしばらく本部で待機、休憩。台湾のお菓子を堪能。味は人それぞれだった。 教室に案内される(一日目のみそこで就寝) 日本派遣団のサポートの方がつく。李さんという本来は学校の教師で日本好きの優しいおじさん。 台湾のボーイスカウトは学校ごとにあるため各教師が指導者をしていてすごく新鮮。日本では同じ学校でな いというとすごく驚かれた。 大学内の食堂にて夕食(セブンイレブンあり) コース料理みたいに次々と大皿で出てきてびっくりした。野菜、肉、魚などに日本にはない香辛料の味と香り がしてすごくおいしかった。 隣の教室にいたマレーシア隊とあいさつ。すごくフレンドリーで楽しかった。 大学の寮にてシャワー 就寝 ++++++++++++++++++++++++

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*25日(月) 6:00 起床 準備 8:00 朝食(セルフサービス) 軽めで野菜等がなく主食のみ。スープとジンジャーティーまたはミルクティーがつく。 9:00 テントをもらいに行き、設営 荷物移動 サイト内にたくさん野良犬がいるので触らない方が良い。 12:00 昼食(ビュッフェ形式) この間に校内散策、パフォーマンスの練習等。 5:00 夕食(ビュッフェ形式) 7:00 開会式 私は国旗の担当だったが中国語で何を言っているか分からず右往左往していたところマレーシアの人がサ ポートしてくれて助かった。開会式ではたくさんの芸能人や太鼓、空手。伝統芸能の方からアイドルまで来て いて大いに盛り上がった。台湾の人はノリが良く日本だったらここまで盛り上がらないだろうなとも感じた。また 照明や音楽の機器が最新でさすが台湾と感動した。 シャワー

就寝

++++++++++++++++++++++++ *26日(火) 6:00 起床 準備 朝食 朝から大音量の音楽がサイト中に鳴り響く。正直うるさすぎて寝れたものじゃない。 8:00 プログラム(民俗童玩)に出発 普通は電車かマイクロバスだが車で連れて行ってくれた。 《国立台南海洋技術高校にてスカウト技能と台湾文化のゲーム、学校見学、チーフリング製作、カヌー等》 12:00 昼食(お弁当) プログラム(探索旅行)《安平》 歴史深い街でスタンプラリーや食べ歩き観光をした。 出店がたくさん出ており物価も安くすごくにぎわっていた。 かき氷、タピオカ,からあげ、いちごあめ、エビせんべい、マンゴー、ワンタン、などB級グルメが盛り沢山。 ブータン教の寺院(安平天后宮)を見学。参拝の仕方を学んだ。御線香を順々にさしていく方式で同じ仏教 なのに信仰の考えなどの違いがあり やはり日本と違う文化はすごく興味深い。 5:00 マイクロバスにて帰路 記者会見 写真撮影 台湾の人と話したところ春節や休みの長さについて教えてもらった。 今年は10年に一度の大寒波で雪が降った地域もありすごく驚いていると話してくれた。 7:00 サブキャンプファイヤー フラッグパフォーマンスやダンスが多かった。線香を使うダンスもあり興味深かった。全体的にレベルが高い。 9:00 シャワー 就寝 ++++++++++++++++++++++++ *27日(水) 6:00 起床 準備 朝食 ~2016 National High School Jamboree~ 11


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8:00 マイクロバスに分乗してプログラム(文化采風) 9:00 奇美博物館最近できた人気の博物館。国立でなく一企業が運営しているようだ。 人数が多すぎて中に入れなかった。 10:00 国立台湾歴史博物館日本語案内もあり安心した。 台湾の歴史に関する資料や人形などの展示物が飾られていた。 その中には日本の植民地支配のことがたくさんあり台湾側の視点から語れる歴史は学校で習う「日本は台湾 総督府を設置し支配した」というだけの一文とはまた違って色々な視点から歴史を学ぶ重要性を実感した。 12:00 昼食 再びマイクロバスで南鯤鯷代天府にて参拝と記念撮影宗教・王爺朝の総本山中でヌンチャクの ようなものを振り回す儀式が行われていた。その後、【茶の魔手】のタピオカミルクティーを頂いた。タピオカが たくさん入っていておいしすぎて感動。 2:00 北門水晶教室クリスタルチャーチや恋愛に関するオブジェがたくさんあった。出店や看板やアートがたく さんあり飽きない場所。 4:00 「井仔脚瓦盤塩田」古くから製塩業で盛んな場所であり塩をもらい買い物をした。誕生日塩というのが あった。 5:00 到着 6:00 夕食 7:00 タレントショー各チームの審査を勝ち抜いた隊と海外派遣団がパフォーマンスを披露しラストは全員で踊 り一つになったようだった。私たちはソーラン節を披露し最後に震災の横断幕を掲げすごく盛り上がりうれし かった。妖怪体操が流行っているのにはびっくりした。 10:00 シャワー 就寝 ++++++++++++++++++++++++ *28日(木) 6:00 起床 準備 朝食 8:00 プログラム(探索教育)午前中に雨が降ったため通常屋外でするイベントが校舎内で行われた。色々な 台湾の隊に交じりゲームや技能を試すことをした。鬼ごっこをしたりロープ結びをしたりたくさん交流できた。 12:00 昼食 プログラム(童軍技能) 午後からは雨が上がったので屋外で計測やロープなどを行った。その後日本をアピールするために着物や 浴衣で回った。そしてお世話になった人にお土産を渡した。喜んでもらえてよかった。寿司ストラップやお面 が人気だった。 6:00 夕食 7:00 閉会式台湾スカウトのパフォーマンスなど盛大に行われた。たくさんの人達と写真をとったり話し込んだ り。みんな号泣して最後の夜を惜しみながら楽しんだ。 ++++++++++++++++++++++++ *29日(金) 6:00 起床 準備 朝食 8:00 撤営大雨が降っていたので大変だった。みんなとお別れをし 送迎車で高雄空港へ。チェックイン等を済ましピーチ航空(MM36)で関西空港へ 5:00 関西空港着 解団式 解散

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<感想> 私は今回台湾ナショナルキャンプ派遣に参加して積極性の大切さを感じました。参加理由は23wsjで海外交流 の楽しさを知り、もっと他の文化を知りたい、もっと自分自身が海外に行きたいと思ったからです。今回は情報が 少なく何をするかもわからないまま行きましたが、向こうの方がたくさんサポートしてくださり快適に過ごすことがで きました。感謝です。また生活や交流を通して自分から進んで話しかける積極性の大切さを本当に実感しました。 それと同時に英語の上達ももちろんですがやはり、根底にはコミュニケーション能力が重要だと実感しました。 とにかく楽しくてあっという間の一週間でした。 もっとたくさんの国に行って海外派遣に参加したいと思います。 そして今回知り合ったみんなともう一度会ったり日本を案内したりしたいです。

台湾ナショナルキャンプ2016

報告

兵庫連盟神戸第43団ベンチャー隊 小林 千乃 (役務 次長) 個人目的: 1、「台湾ナショナルキャンプ 2016」に参加し、日本外でのキャンプを体験する。 2、日本への震災支援に対し、台湾の人に感謝を伝える。 準備訓練の時、私の2番目の個人目的の「震災支援に対し、感謝を伝える」を実現するため、日本派遣隊の ショーの時に震災支援お礼の垂れ幕を掲げることを提案しました。派遣員全員が賛成してくれ、実行することが 決まりました。事前訓練中、結団式・任命式を行いました。(スカウト家族や団関係者も参加) 1月24日(日) いざ出発!! あれほど遅刻しないようにと目覚ましを2つもつけて寝たはずが、起きたら集合の6時!5分で用意し、集合場 所に行きました。ほんとに迷惑をかけてしまいすいませんでした…。 JR寺田町駅を出発し、シャトルバスに乗り空港へ。チェックイン手続き、荷物検査、その他諸々を済ませ、お 世話になった日本連盟の方、お見送りの方々とお別れ。そこからは派遣隊のみでの行動でした。 高雄空港ですぐにお迎えの方と出会い、用意していただいたマイクロバスでキャンプ場へ移動。 キャンプ地の長栄大学に着くと、学内の教室に案内され、キャンプが始まる翌日までそこで生活しました。2つ 隣の教室にマレーシア隊がいると紹介され、少しお喋り。この時から双方海外派遣隊ということもあり、何かと常 に近い存在でした。後から分かったのですが、海外派遣隊がサイトとして使える敷地がほとんどなく、テントを立 てる場所しかありませんでした。なので、食事はすべて食堂に行き支給されました。この時、夕食に連れて行っ てくれたのが、これからの派遣期間中ずっとお世話になる李(Lee)さんです。 さぁDINNERへ!一回の食事でこんなにも!どんどん大きなお皿が運ばれてきて、本当にびっくりしました。 香辛料の香りがとても強く、異国の食べ物という印象を強く受けましたが、食事は全般的に日本人の口に合う ように思いました。ただ、豚の胃袋のスープは個人的に無理でした。(ごめんなさい!) 1月25日(月) この日からテントの設営が始まりました。私たちのお世話係のような台湾のスカウトがいて、一緒に立てるのを 手伝ってくれました。日本と比べるとテントの形などはあまり差がなかったのですが、布地が普段使っているのよ ~2016 National High School Jamboree~ 13


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り少し薄いように感じました。台湾のスカウトや高校生のいる区画に、私たちのテントが入れるス ペースがなく、 海外派遣隊は少し離れたところに設営しました。 テント設営後、3日後に開催されるタレントショーの準備が全くと言っていいほどできていなかったので、前日 泊まった教室でダンスの練習をずっとしていました。途中で外に出てみると、皆がサイトごとに広場でダンスを披 露していたので、少し覗くとクオリティーの高すぎるダンスを披露していて自分たちも頑張らないと、と焦りを感じ ました。 夕方からは招待されている海外派遣隊の記者会見とやらがあると言われ、行ったのですが、始まるのを待って いる間、スカウトたちと写真を撮って、台湾の遊びを教えてもらって…などしていたら、その記者会見は私たちの 知らぬ間に始まり終わっていたらしく、会場全体がとてもゆるーい雰囲気で驚きました。 夕食後、開会式が行われました。その様子をテレビで台湾中に生放送しているらしく、さすが国が主催してい るだけのことがあるなと思いました。ステージの舞台演出や歓声がすご過ぎて、私は外国に来たのだなと改めて 感じさせられました。本格的なパフォーマーがダンスを披露したり、台湾の人気アイドルも来たりと皆本当に盛り 上がっていました。 1月26日(火) この日から本格的にプログラムが始まりました。 朝は李さんも働いており、今年の主催校でもある、台南海事水産職業學校で「民俗童玩」の活動でした。王様 などが乗る台湾の伝統的な神輿のようなものを担いだり、ゲームをしたり、プールでカヤック体験をしたり、工作を したり…いろんな人と触れ合えてとても楽しかったです。 昼からは安平(アンピン)というところで「探渉旅行」のプログラムでした。海の女神さまが祭られている寺院に 行ったり、屋台を散策したり...とても充実したプログラムでした。台湾での参拝の仕方なども教わり、台湾の文 化に肌で感じることが出来ました。李さんはびっくりするぐらい優しくて、私たちが美味しそうと言ったものすべて を買って食べさせてくれたので、帰る頃には皆お腹がパンパンになっていました。 夜は大仁のサイトのキャンプファイヤーにも参加しました。ダンスのクオリティーもまたまた高過ぎて本当に圧 倒されました。日本と違って皆ノリノリ過ぎてほんとに楽しかったけど、とても疲れました。 帰ってからタレントショーの前に流される日本派遣団のプロモーションビデオを取らせて欲しいと前日からSE T(Special Event Team)というイベント担当の部署の方に言われていたので、皆でようかい体操を踊りました。 ようかい体操はSETからリクエストされ、皆が知っていたのでとても驚きました。この時、私たちにアプローチをか けてきたのがKen(劉 康祐)で、これ以降、李さんがいない時に派遣隊の面倒を見てくれ、とても仲良くなりまし た。 1月27日(水) この日は一日中「文化采風」というプログラムで、バスでたくさんの観光名所を訪れました。初めにCHIMEI博 物館の周りを台湾のスカウトたちと一緒に回りました。仲良くなった子にこの博物館は液晶パネルなどを作ってい る会社が建てたものだと教えてもらい、こんなに立派なのに国が建てたのではないのかととても驚きました。ギリ シャ神話をモチーフにしているようで、本当に美しかったです。 次に国立台湾歴史博物館に行きました。そこでは台湾の歴史が蝋人形のようなものを用いたりして分かりや すく展示されていました。私の知らなかった日本と台湾の昔からの関わりなども詳しく展示されていて、見ていて たくさんの発見がありました。日本語の音声案内もあったので、とても分かりやすかったです。 その後、南鲲鯓代天府という古くからあり、国定史跡にもなっているとても有名な寺院に行きました。外観から 厳かな雰囲気が伝わってきて、入るのに少し緊張しました。中では男の人が伝統的な衣装を着て熱心に祈りを ささげていました。一緒に居たスカウトが“自分や周りの人間に災いが起こった時にああやってお祈りするんだよ” と教えてもらいました。最後に記者の人にインタビューをされたので少しドキドキしました。 次にクリスタルチャーチと呼ばれるところに行きました。その名の通り、全面ガラスの教会があり、周りにもいろ んなオブジェがあって観光スポットになっていました。そこでは皆でたくさん写真を撮ったりしてとても楽しかった です。 最後は台湾で今も塩づくりをしている塩田に行きました。塩を運ぶ道具を担いだりお土産を買ったりして時間 がないながらもたくさんの経験が出来ました。 ~2016 National High School Jamboree~ 14


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帰ってくると、もうタレントショーです!前日のサイトごとのキャンプファイヤーで選ばれた学校がここでショーをし、 台湾全土で放映されます。皆自分たちの知っている曲だと、立ち上がって勝手に一緒に踊りだしたりしていて、 最初は驚きましたが私たちもそんな感じで参加しました。 昨日の段階でSETにショーはソーラン節か、「にんじゃりばんばん」のどっちかだけにしてくれと言われていた ので、ソーラン節を踊りました。皆で中国語、英語で挨拶をして踊りだすと、客席も一緒に踊ってくれて嬉しかっ たです。そして最後に垂れ幕を掲げると、歓声が一気にどっと沸いて本当に最高の気分でした。 タレントショーの最後は皆持っている荷物を体育館の端に寄せて、何が始まるのかと思ったら「ダンス パーティーだよ!」と教えてもらいました。久々にこんなに思いっきりダンスをしたなというほど、皆と夢中になって ずっと踊っていました。こんなにはっちゃけ過ぎていいのか、と日本では考えられない台湾のジャンボリーを存分 に楽しんだ夜でした。 1月28日(木) この日のプログラムは朝に「童軍技能」、昼からは「探索教育」夜にはもう閉会式でした。朝は雨が降っていたの ・ ・ ・ ・ で急遽、大学内の廊下でプログラムが行われることになりました。綱渡りやふえおに、カードゲームに習字、ジェ スチャーゲームなど…どのコーナーに行っても、スカウトや高校生が私たちを温かく迎えてくれました。 派遣隊のほとんどがキャンプ中に日本文化を紹介したいと思っていたので、昼からは各々が違う種類の和服を 着てプログラムに参加しました。昼食を取りに行くと、皆和服に興味津々の様子でたくさん写真を撮られました。 午後の「探索教育」では、自分たちで曲に合わせてダンスを考えたり弓矢を射ったり測量をしたりとても多彩な プログラムでした。 この日がKenの私たちと会える最後の日だったのでサプライズをしました。 そしてとうとう閉会式!ここまで本当にあっという間でした。今回のダイジェストのようなもの見て李さんと色々話 をしていると、もうすぐで李さんともお別れなのだと身にしみて感じ、自然と涙がこぼれました。 私たちはタレントショーで作った垂れ幕を台湾連盟にプレゼントできないかと事前に連絡していました。すると 閉会式にその場を設けてくださるということだったので、途中で垂れ幕の贈答式を取り計らってもらいました。会 場の大きな歓声の中、直接お渡しすることができ、とても光栄でした。 閉会式が終わり、周りを見るとお世話になった人たち、苦楽を共に過ごした派遣隊皆の姿が…まだみんなと一 緒にいたい、帰りたくないという一心で、やはり涙が止まらなくなってしまいました。会場には最後の最後までい て、皆と写真を撮ったりしました。一番印象に残っていることは、仲良くなった皆で輪になって集まっているときに、 Kenが「こんなジャンボリーになるはずじゃなかった。今までで最高のジャンボリーだったよ、こんなに悲しくさせ るジャンボリーなんて大嫌いだ!」と言っていたことです。本当に心からそう思いました。この時に、来年またこの 全員でジャンボリーに来ようねと約束しました。 サイトに帰ってからは、色んな人が会いに来てくれました。いっぱい話をしたりお土産をもらったり、皆で花火 をしたりと最後の夜を楽しみました。仲良くなったSETのメンバーに誘われて、初めて本物の公開プロポーズに 立ち合い、見守り隊として参加しました。なんだかとてもほっこりして感動しました。 1月29日(金) とうとう来てしまいました。出発の日。朝からテントを撤営してお昼前に出発です。特に仲の良かった女の子(渝 琁)とこの日の朝早くに会おうと約束していました。すると、沢山の友達を引き連れてきてくれて、最後にいろんな 話ができたのでよかったです。お土産に自分の持っていた口紅をくれました。 朝食を終え、撤営をしていると、途中からゲリラ豪雨に遭い、大変な撤営となりましたが、無事終えることができ ました。その後、お世話になった台南海事水産職業學校の校長先生に皆でお土産をお渡ししに行くと、ペン ケース立てを頂きました。 派遣隊でお世話になった李さんへのサプライズをこの日のために前々から考えていました。なので、李さんの 時間のある時に突撃すると、とても喜んでくれ、李さんの奥さんも一緒に皆で最後の記念撮影をしました。 この後は本当にすぐさま出発でした。送迎バスの中は日本派遣隊のみでしたが、皆さみしい気持ちでいっぱ いでとても空気が重かったです。派遣隊の心残りは、時間があまりにもなさ過ぎて、お世話になった皆に挨拶を せず帰ってしまったことでした。 ~2016 National High School Jamboree~ 15


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派遣目的とその達成 今回の派遣目的は「台湾ナショナルキャンプ 2016」に参加し、日本外でのキャンプを体験する。日本への 震災支援に対し感謝を伝える。の2点を目的にしていました。 1つ目の目的は、今回、海外派遣隊の生活が台湾のスカウトや高校生に交じってキャンプをするという感じで はなかったので、思っていたよりは台湾のスカウティングというものをキャンプ生活では掴むことができませんでし た。しかし、プログラムを一緒に行って感じたことは、当然のことなのですが、国が違えば世界共通のスカウティン グを軸にしているといえども、全然違うもののように感じるということです。ロープワークなどの技能は同じで少し 感動したのですが、時間の流れ方や生活スタイルがやはり私の知っているジャンボリーとは違っていました。キャ ンプを国が運営しているため、なんのライブに来たのかというほど豪華なステージに最後はダンスパー ティー!?といったところで、本当に驚くことばかりでしたが、とても貴重な体験をすることができました。 2つ目の目的は3日目に行われるタレントショーにて、日本人として東日本大震災時の支援のお礼として何か できたらいいなと派遣前から考えていました。私は阪神淡路大震災を経験していませんが、両親や周りの方から、 地震後に国内外からの沢山の方の援助や協力で「神戸の街」がここまで復興したという話も聞かされていました。 そこで事前訓練時に、派遣員の皆に“感謝の意を表して垂れ幕を作らないか”と提案したところ、皆賛成してくれ、 なんとか協力してその垂れ幕を作りあげられたので、本当に嬉しかったです。 タレントショー当日。最後に4人で垂れ幕を舞台の上で掲げると、会場の盛り上がりが最高潮に達し、とてつも ない歓声が上がりました。そしてそれを肌で感じられ、最高の気分でした。その時、本当にこれを企画してよかっ たなと思いました。 皆から、「パフォーマンス最高に良かったよ」とか「一番盛り上がった!」とか言ってもらえてとても嬉しかったで す。そして最後には、作った垂れ幕を台湾連盟に贈ることができたので、文句なしに目的を達成させることがで きたと思います。それも、派遣員皆のおかげです。出会ってすぐの、私が言い出したことにも、快くやろうと言って くれ、皆で成功させられました。今は本当に最高の仲間に出会えたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。 感想 この派遣が台湾教育部(日本の文部科学省)主催の台湾の高校生を対象としたスカウト活動普及事業で、今 回が日本初招待!日本より初派遣!という「初」だらけの派遣ということを聞かされていました。なので、ほとんど 何の情報もないまま期待と同じほどの不安を抱え出発しました。しかし驚くほどに帰る頃には、私のここまでの報 告書を見てもわかるように台湾ジャンボリーにどっぷり染まってしまいました。(私だけじゃないですよ) やはり、日本のスカウティングと異なる点は学校ごとにボーイスカウトが存在しているということです。私が一番 印象に残っていることは、台湾のスカウトに「台湾のボーイスカウトってどんなのなの?」と聞くと、皆口をそろえて 「家族だよ!」と言っていたことです。考えてみると、日本のスカウトたちも、もちろん仲がいいですが、私自身ここ まで強い気持ちを持ったことがありませんでした。当然ながら台湾は同じ学校で1隊があるため、常に一緒であり、 日本は学校がみんな違うことも珍しくないので、それは仕方ないことかもしれません。しかしやはり、私たちももっ とスカウティングを重要視し、積極的に参加しないといけないのかもしれないなと、今回の派遣を通して思いまし た。 今回は1週間という本当に短い派遣期間でしたが、はるかに想像を超える多くのことを経験し、考え、得ること ができました。その背景には、このメンバーであったことが本当に大きいと思います。そして、このメンバーに会わ せてくださったリーダー方、参加させてくれた両親、そして派遣隊を率いてくださった冨近派遣団長、本当にあり がとうございました。台湾のキャンプに参加したことで、私たち日本派遣団は1つの家族のように感じ、またキャン プ全体が1つの大きな家族なのだと認識することができました。非常謝謝。 台湾南部地震 2月6日(土)午前3時57分 台湾南部地震発生 台湾南部の高雄市を震源地として発生したマグニチュード6.4の地震のニュースを家族に聞き、その時私は インフルエンザになっていたのですが、慌ててテレビに見入りました。つい1週間前にキャンプをしていた長栄大 学のすぐ近くが震源地だったということもあり、台湾の友人たちが心配になり、SNSで問いかけたり、自分にでき ることは何かを考えました。 私の友人は全員無事だったのでよかったのですが、あの有名になったマンションや、知り合いの店の中がぐ ~2016 National High School Jamboree~ 16


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ちゃぐちゃになっている様子を見ると、居ても立っても居られなくなりました。 私の今回の派遣目標に、この派遣を通して今後のスカウト活動にも活かす。ということも挙げていました。そこ で、その目標達成のためにも、また純粋に何とかして助けたいと思い、最終的に“募金活動をする!”という考え に行きつきました。 自団のベンチャー隊隊長に台湾地震の緊急募金をしたい旨を伝え、2月14日(日)に団での募金活動をする ことにしました。急なことでもあるので参加自由という方法で、団のご協力いただける方と、募金活動をしました。 2月14日(日) 場所:神戸市営地下鉄 学園都市駅前 参加者:25人(ビーバー・カブ・ボーイ・ベンチャースカウト、リーダー、保護者、スカウトの兄弟) 時間:13時15分~14時15分 募金総額:24,557円 参加自由の形式をとったのですが思いのほか沢山のスカウトたちが集まってくれてとても嬉しかったです。 寒い中、小さなビーバースカウトたちも大きな声を出して募金活動をしてくれました。ちょうど報道の熱も冷めて きたように感じるころで、そろそろ人々の関心が薄れてきてはいないだろうかと、少し心配していたのですが、そ んな心配とは裏腹に、多くの方が募金をしてくださり本当に感動しました。 当初、日本連盟は台湾南部地震の義援金を受け付けてはいなかったのですが、冨近VS副長(派遣団長)が 募金活動を行ったことを連絡してくださり、日本連盟側が、台湾連盟に直接送ることができるように手配してくだ さいました。 「東日本大震災が起こる→台湾でたくさんの方が義援金を寄せてくれた→そのお礼を伝える→台湾南部地震 が起こる→日本でたくさんの方が義援金を寄せる」、というこの今までの、台湾と日本のつながりを絶やすことなく、 そしてまた次のステップを自分たちの行動によって築くことが出来たのではないかと思うと、とても嬉しく、光栄に 思えます。 そして今回この派遣を通して、自分がしたいと思ったことに対して、以前より積極的に自ら行動できるようになっ た気がします。 最後に台湾南部の一早い復興をお祈りします。

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4.写真 *準備訓練 1/23(土) 準備訓練は、大阪連盟事務局の会議室にて行われた。自己紹介が行われた後、世界のスカウト運動や台湾でのスカ ウト活動、派遣の目的などを確認した。また、それぞれの役務を決め現地での出し物の話し合いと練習をした。 準備訓練が終わった後には、保護者やスカウトの団関係者の方々が参列する中で、派遣員の任命式・結団式が行わ れ、翌日から始まる派遣に向けて士気を高めた。 自己紹介の様子

タレントショーで使う垂れ幕の準備

保護者や団関係者の方々に見守られ、任命式・結団式が行われた。

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*台湾ナショナルキャンプ 2016

1/24(日)-1/29(金)

1月24日、関西空港から出発した派遣団は台湾・台南にある長栄大学にて5泊6日の大会に参加した。キャンプ期間 中、派遣員は様々なアクティビティに参加し、台湾スカウトをはじめ他の国から参加したスカウトとの交流を通して現地 の生活や文化の理解を深めるとともに、国際理解・交流深めた。

派遣隊唯一の男の子、升田君がくつろいでいる。皆で 台湾のマップを見たり、搭乗前に有意義な時間を過ご せた。 (関西国際空港第二ターミナル/Peach 航空利用)

高雄空港到着!

日本のコンビニがあった。ここで昼食を購入し、会場 へ。

マレーシア隊と長栄大学の校長先生・先生とパシャ リ!

一緒のテーブルにいた人たちと。 食堂に連れて行ってくれた李さん。キャンプを主催し ている高校の情報技術の先生で、いつも私たちのこと を気にかけてくれ、日本派遣団の通訳・お世話係とな ってくれていた。

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1日目の夕食は様々な中華料理が提供された。

↑豚の胃袋のスープ

朝食/軽めで野菜等がなく主食のみ。スープとジンジャー ティーまたはミルクティーがつく。

昼食と夕食はビュッフェ形式だった。

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1/25 に行われた開会式では吉原スカウトが日本派遣団代表として国旗入場をした。

1/26 のプログラムでは「民俗童玩」 、 「探渉旅行」の活動に参加した。 写真は市内見学の様子

←安平天后 宮の前で記 念撮影

参拝の様子 釈迦頭(台湾の果物)を 食べてみた

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仲良くなったスカウト達と パシャリ


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1/27 は「文化采風」の活動に参加した。 ↓奇美博物館の前でパシャリ

↓台湾のスカウトと一緒に記念撮影

井仔脚瓦盤塩田

←国立台湾歴史博物館

CHIMEI 博物館→ ↑後ろの建物はクリスタルチャーチ

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1/27 夜のプログラムとして、タレントショーが催された。日本派遣団はソーラン節を踊り、東日本大震災の支援のお礼 として横断幕を掲げた。

会場内の様子

↑香港派遣団の出し物

↑本番前。緊張が高まる。

↑人形までも登場

↑マレーシア派遣団の出し物

↑ソーラン節を踊っている

↑横断幕を舞台上で掲げた。スクリーンに映し出され、観客から 大きな歓声がおこった。

←ショーの直後に Ken と撮った写真。 Ken さんは李さんがいない時に日本派遣団の面倒をみてくれ、 とても仲良くなった。

~2016 National High School Jamboree~ 23


2016 全國高級中等學校童軍大露營

1/28 には「童軍技能」と「探索教育」というアクティビティに参加した。

↑筆に紐をつけ、皆で引っ張って文字を書く。 「合作」という文字を書いた。

↑弓矢の飛距離を計測

↑スラックラインに挑戦

↑測量中

↑旗の前でポーズ

最終日ということもあり、いろんな人 とたくさんの写真を記念に撮った。

~2016 National High School Jamboree~ 24


2016 全國高級中等學校童軍大露營

~2016 National High School Jamboree~ 25



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