第24回オーストラリアジャンボリー派遣

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第24回オーストラリアジャンボリー派遣 日本派遣団報告書

派遣期間: 2015 年 12 月 29 日 ~2016 年 1 月 15 日 大会日程: 2016 年 1 月 2 日 ~2016 年 1 月 14 日


2011年3月11日に日本で発生した東日本大震災を対象とし、オーストラリア連盟が豪日交流 基金の助成を受け、オーストラリア連盟が行う事業へ招待する提案があった。これを受け、日本連盟 は中学2年の女子スカウト2名、指導者1名を派遣することとした。

大会期間 テ ー マ 派遣期間 派 遣 員

開催場所

参 加 国

参加人数

1

2016年1月2日~1月14日 LEAD INTO ADVENTURE 2015年12月29日~2016年1月15日 指 導 者 山田 節子 仙台地区副コミッショナー スカウト 菊池 桐子 釜石第2団ボーイ隊 大谷 彩織衣 名取第1団ボーイ隊 オーストラリア ニューサウスウェールズ州 カタラクトスカウトパーク (シドニー近郊のキャンベルタウンから南西に約1時間) 住所:Cataract Scout Park, Baden-Powell Drive, Appin, NSW, Australia *( )内は人数 オーストラリア(10,630)、ドイツ(2)、ノルウェー(13)、フィジー(18)、 ニュージーランド(50)、香港(4)、パプアニューギニア(3)、インドネシア(40)、 東ティモール(10)、キリバス(2)、トンガ(10)、スリランカ(15)、イギリス(49)、 アメリカ(6)、ニューカレドニア(60)、日本(3) 10,916人 (ボーイスカウト 8,371人、ベンチャースカウト 194人 ローバースカウト・指導者・その他 2,351人)

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第24回オーストラリアジャンボリー派遣日程は、下記の通り行われた。 月 日

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2

場所

時刻

2015 年 宮城県連盟事務局 12 月 28 日(月)

11:00

12 月 29 日(火)

11:00 仙台空港(発) 成田空港(着)

14:20 15:25

羽田空港(発)

22:10

12 月 30 日(水) シドニー空港(着)

交通

内容

宿泊

各自宮城県連盟事務局に集合 し準備訓練。その後任命式、結 ホテルルートイン 団式を行った。 仙台多賀城 ジャンボタクシー 宮城県連盟事務局から仙台空 港へ移動し成田空港へ向かう。 その後、羽田空港からオーストラ NH3234 リア、シドニーへ移動。

機内

NH879

9:35

オーストラリア到着後、空港にて ホストファミリーの出迎えを受け、 ホームスティ先へ移動した。

シドニー市内 3

12 月 31 日(木)

4

2016 年 1 月 1 日(金)

シドニーの街とオペラハウスへ連 れて行ってもらった。

5 | 16

1 月 2 日(土) カタラクトスカウトパーク | 1 月 13 日(水)

ホームステー先から集合場所へ 移動し、バスでジャンボリー会場 へ移動、第 24 回オーストラリア ジャンボリー 会場 ジャンボリーに参加。 カタラクトスカ 1 月 2 日 設営 ウトパーク 1月 3 日 開会式 1月 4 日~12 日アクティビテ 1月 13 日 閉会式

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1 月 14(木)

ホストファミリーとコアラパークへ 行き、ショッピングをした。 Troop C412 のスカウト達が遊 シドニーにて びに来てくれた。ホストファミリー ホームスティ にカレーを作り食べてもらい新年 を迎える花火を見に行った。

シドニー空港(発)

21:30

大会会場を退場し、シドニー空 港へ移動。 空港から日本へ向けて出発。

1 月 15 日(金) 羽田空港(着)

05:05

NH880

成田空港(発)

10:30

NH3231

仙台空港(着)

11:30

機内

羽田空港から成田空港へ移動。 成田空港で日本連盟国際委員 と派遣の評価・反省を行い、解 団式を行う。その後、仙台空港 へ移動、解散

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オーストラリアジャンボリー2016派遣 報告 派遣団長 山田 節子 仙台地区副コミッショナー オーストラリアの招聘事業として、2011年3月11日の東日本大震災で被災したスカウト を対象として募集のあった本事業に、今回中学2年のスカウト2名、女性指導者1名が、日本派 遣団としてとして、第24回オーストラリアジャンボリーに参加することになりました。 2015年12月28日、宮城県連事務所にて事前訓練が行われ、結団式、任命式を行い、 12月29日県連事務所から仙台空港へ、そして成田空港を経て羽田空港からオーストラリア・ シドニーへ出発しました。29日の朝、簡単な朝礼を行いました。派遣団長として2名のスカウ トに「前日に教えられた事を思い起こし、今まで行ってきた、キャンプ技能、技術を生かし、 「ちかい」と「おきて」の実践をすること。スカウッツォンを、たくさん持ち帰ってきて下さ い。」と話しました。 シドニー空港でホームステイ先のご夫婦に会う事ができ、ホームステイ先で楽しい日々を過ご しました。驚いた事は、庭がウッドバジトレーニングセンターに続いていた事です。とても良い 環境でした。12月30日、我々がジャンボリー会場でお世話になる、隊の隊長とスカウト達が 遊びに来てくれました。日本から来た2人のスカウトとオーストラリアのスカウトが、親しくな るように気を使ってくれた事でした。紹介しあった後、トレーニングセンターの庭で、ゲームや、 ボール投げなどして過ごしました。二人は、どのような意図があるのか分からないようでした。 1月2日、バスでキャンプ場に向かうため集合した場所には隊長、指導者、スカウト、スカウ トの家族で賑っていました。その家族達は、何処から来たのかと、次から次へと話しかけてきて くれました。 韓国の婦人が、オーストラリアの人は、心をひらいて、飛び込むのが大切だと教えてくれまし た。バスを待っている間、楽しい時間であり、スカウト2人にとっても胸膨らむ、期待する時間 だったでしょう。 バスに乗って1時間ぐらいで、ジャンボリー会場であるカタラクト公園に着きました。荷物を 運び、食事をして設営となりました。現地に着いた時、隊のスカウト達がノートを片手に2人の スカウトに日本語で話しかけてきてくれました。でも、彼女達は緊張していたのか、それ以上話 がはずみませんでした。言葉の壁を破るのは時間がかかりました。この日の夕食は、午後10時 でした。これには驚きました。日本では寝ている時間です。オーストラリアのゆったりした感じ と指導者の怒鳴る声もなく、消灯になりました。 1月3日の開会セレモニーから1月14日帰国するまでの、アクティビティとキャンプ生活で は、隊のスカウト達と一つになり、どのように楽しむか見守る事となりました。 バッジ交換が、あらゆる所で行われていました。歩いている時に呼び止められて、交換して欲 しいと言ってくるスカウトの明るく積極的な態度、そして皆の笑顔がとても良かったです。日本 のバッジは人気が高く、持って行ったバッジはすぐに無くなくなりましたが、交換したバッジを 使って交換することで、スカウト達にとてっても、英語の練習にもなり、楽しむ事ができたよう でした。 ジャンボリーの前半は雨が多く、雨に濡れながらアクティビティをして隊に戻ってきては、寒 さに震える姿がそこかしこに見られました。そして体調を崩すスカウトが増える中、我々は日本 が冬だったので冬服が役に立ち、体調を崩すことなく過ごすことが出来ました。 後半になりオーストラリアの暑さが戻って来た時、日本のスカウト一人が、体調を崩し一日寝 込む事になりました。隊のなかでは、お腹の具合が悪くなり、嘔吐するスカウトが続出していた ので、オーストラリア連盟の隊長・指導者達も心配してくれましたが、一日寝たら元気になった ので皆が安心しました。 スカウト達にとって、雨の日のテント生活は、勉強になったと思います。テント内に雨が入っ たらどうしなければいけないか、もちろん溝を掘る事、雨漏りしたら、どうしたら良いか、寝袋 が濡れるならどうしたら良いか考えるべきであり、工夫する事を学ぶ事は、とても大切で、成長 させてくれる事を忘れないで欲しいです。また、パトロールシステムを、思い起こす大切なキャ ンプ生活でした。

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インターナショナルナイトの前日と、当日に日本派遣団として披露した日本の太鼓と横笛の出 し物、「釜石の奇跡」の紙芝居は、好評でした。歩いている時にも、いろいろな国々の人達から 「良かった」と声をかけられました。二人のスカウトはとても元気になっていきました。この経 験は二人のスカウトの自信につながったようです。 次の日は、マーケットディーでしたこの日は、ジャンボリーダラーというお金を全員渡されて、 隊ごとに考えたお店を出して売上を競う日でした。日本派遣団として二人が出したお店は、隊の 売上に貢献したようでした。彼女達のうれしそうな報告の声で、とても楽しかったのがうかがえ ました。 夜のアクティビティは毎日ありました。ベンチャースカウトが、半年かけて練習したミュージ カルは圧巻でした。舞台狭しと動き、歌うスカウト達は見る者と一つになって、心が温まりまし た。 スカウトに人気のあったナイトアクティビティのミニサーカスは、どこも順番を待つスカウト で長い列になっていました。消灯が、午後10時なので、9時30分になると終了となり、アト ラクションに乗ることもできずに、帰って行くスカウト達をみていると、とても愛おしく思いま した。スカウト達は、昼も夜も元気に楽しんでいました。 1月13日、テントを撤収した夕食の後、ジャンボリー期間を共にした同じ隊のスカウトが 我々三人にプレゼントをくれました。サプライズに驚いたと同時に感動し、そして感謝しました。 私たちは、我々日本人を受け入れて、大変だっただろう。仲間として我々に「おきて」の実践を してくれた、隊の指導者、スカウト達に感謝を伝えた。我々は、弥栄を贈りました。彼等は、ブ ラボーで返してくれました。彼等のブラボーの声と姿は、忘れられない一瞬です。 二人のスカウト達にも良い経験になったことでしょう。 別れの時に、隊長が私に「二人のスカウトは、良くやった。非常に誇りに思う」と言われまし た。日本語の話す人のいないなかで彼女達が長期のキャンプ生活をなしとげた事、体験した事、 経験した事が、これからのスカウト生活に役立つことと思います。さらに将来に続く道を選ぶ時 にも、力になるでしょう。頼りない私の派遣団長のもと、元気にジャンボリー期間を過ごしてく れた、二人のスカウトに感謝し何事もなく帰国することが出来たこと、また成田空港で日本連盟 の方々の姿を見た時は、本当に嬉しかったです。 成田で解団式を終え、成田空港から仙台空港に向かいました。仙台空港で家族と再会し、二人 のスカウトの笑顔を見て私の任務は終わったと思いました。 Troop C412の隊長、指導者、スカウト達、サポートしてくださった方々、招待してくださっ た、オーストラリア連盟への感謝の心はいつまでも忘れないでしょう。 そして日本において励まし、支えて下さった日本連盟国際部国際委員の方々、宮城県連盟の事 務局長に感謝します。前回の派遣団長、お忙しい中ありがとうございました。 オーストラリアジャンボリー2016、我々はたくさんの事を学び、たくさんの人達と会い、 楽しんできました。心から感謝します。

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オーストラリアジャンボリー2016に参加して 大谷 彩織衣 名取第1団ボーイ隊 私は12月30日から1月14日までホームステイとオーストラリアジャンボリーに参加し、 たくさんの経験と思い出を得ることができました。 ジャンボリー前のホームステイでは、最初英語が伝わるか不安で自分から話せなかったけれ ど、ホームステイ先の家族がたくさん話しかけてくれて、だんだんと私からも話せるようになり ました。英語は、難しかったですが伝わった時はとてもうれしかったです。 また、ホームステイの間に動物園に行ったり、フェリーに乗ってシドニーに行ったりしました。 動物園では日本では見られない動物がたくさんいて、コアラ、カンガルーに触ることもできまし た。フェリーでは、景色がきれいで風も気持ちよかったです。シドニーでオペラハウスも見るこ とができました。ホームステイ先の家族の方はみんなやさしくてとても楽しく毎日を過ごすこと ができました。 ジャンボリーでは、ビーチに行くものやシドニーの街をまわる者などたくさんのアクティビ ティがありましたが、私はジャンボルーとチャレンジバレーが一番心に残っています。ジャンボ ルーはいろんな種類のプールがある施設に行って遊ぶものでした。波の出るプールでたくさん ジャンプしたり、ボートに乗って流れるウォータースライダーに乗ったりして、とても楽しかっ たです。チャレンジバレーは、アスレチックのようなもので、種類は泥水を使うものが多く、土 管をくぐったり網を登ったりなどいろいろありました。体全体が、ずぶぬれになったけどとても 面白かったです。いろんなアクティビティがありましたが、どれもとても楽しくて、すごくいい 思い出になりました。 いろんな国が出し物をするインターナショナルナイトでは、私たちは震災の話、太鼓と笛をや りました。震災の話は紙芝居の「釜石の奇跡」をやりました。会場の人たちは、とても静かに聞 いてくれました、太鼓と笛の演奏では、私は太鼓で何回か間違えそうになりましたが、緊張せず 思いっきりたたくことができました。うまく笛と合わせることもできたので良かったです。 また、終わった後に歓声が聞こえたことや、隊のみんなが「良かったよ」と言ってくれたのがと ても嬉しかったです。 ジャンボリー最後の夜になると、隊のみんなからプレゼントをもらいました。本当に嬉しかっ たです。 そして飛行機に乗って帰る日、みんなと握手して「ありがとう」と言い、バスをも送ってから 帰りました。オーストラリアに行く前はとても不安だったけれど、優しい隊のみんなとホームス テイ先の家族、一緒に行った派遣団の方々のおかげで2週間のオーストラリアでの生活を楽しむ ことができました。日本とは違う文化や料理の量、英語などたくさんのことを学ぶことができま した。私は今、14歳で外国に行き、ジャンボリーに参加できたことを誇りに思っています。 そして、今回学んだたくさんのことを普段の生活やボーイスカウトの活動に活かしていきたい です。ありがとうございます。

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第24回オーストラリアジャンボリー派遣 菊池 桐子 釜石第2団ボーイ隊 今回私は第24回オーストラリアジャンボリーに参加しました。12月29日~1月15日の 冬休み期間を使ってオーストラリアに行ってきました。私は人生初の海外渡航とボーイスカウト の日本代表としての参加だったので、派遣が決まってからの2ヶ月間ずっと緊張していました。 このたった2ヶ月という短い期間の中で震災・復興の話などをどのように紹介するか、また日本 の文化紹介で何を紹介するか迷っていました。震災・復興の話は「釜石の奇跡」という私の町の 紙芝居を披露してきました。日本の文化紹介は釜石で有名な伝統芸能「虎舞」の笛を吹いてきま した。そして残りの1ヶ月間英語の先生に発音・話し方等を教わり、笛は楽譜を見ながら毎日猛 練習しました。英語の先生や、笛を貸してくださった私の小学校の先生などのお陰で本番では成 功しました。出発前には準備訓練をしたり任命式をしたりなどスケジュールがびっしりでした。 私は初めて全日空(ANA)の飛行機に乗りました。日本からオーストラリアまでは約9時間 の飛行でその間私は音楽を聴いたり、映画を見たりなどして楽しみました。また、機内食は日本 食と洋食を選べるので、行きは洋食を帰りは日本食を頼みました。頼む前の想像とは違い楽しみ ながら食べました。 シドニー空港に着き出迎えてくれたのは、ホストファミリーの家族でした。空港から約1時間 ほどあるところにホストファミリーの家があり、家の周りは木で覆われていて思っていたよりも 涼しく過ごしやすかったです。家の周辺にはリーダーの研修所がありました。また、オーストラ リアで有名なクックバラーという鳥がいっぱいいたので毎朝その鳥に起こされてました。ホスト ファミリーのお母さんはその鳥に餌である鶏肉をあげているのを見て自然と触れあうことは良い ことだなと改めて感じました。ホストファミリーの家族には色々なことを体験させて頂きました。 買い物や動物園、大晦日のお祭り、シドニーの観光名所等々どれも初めてのことでわくわくしま した。オーストラリアのデパートと日本のデパートの違いは日本のデパートは基本エスカレー ターですが、オーストラリアは全てオートスロープでした。また、カートは日本の2倍くらいあ り物がいっぱい入るので日本にもあったら楽だなと思いました。外国人向けのお寿司がありまし たが食べたいとは思いませんでした。動物園ではコアラやカンガルー、エミュー等々色々な種類 の動物を見てきました。コアラやカンガルーは触れることができました。顔もかわいいし体がふ さふさしていて凄くいやされました。大晦日のお祭りでは花火やショー等を見て楽しみました。 屋台のアイスを食べてみましたが、多くて全て食べることはできませんでした。フェリーに乗っ て観光名所のオペラハウスやハーバーブリッチを見せてくださいました。お昼にはハンバーガー を食べましたがこれも量が多く半分しか食べられませんでした。でも美味しかったです。私は最 後にお礼として日本食カレーライスを作りました。ホストファミリーの家族は喜んで食べてくれ ました。 ホストファミリーの家族には最初から最後まで本当にお世話になりました。感謝の気持ちでいっ ぱいです。 オーストラリアジャンボリーに参加して私が学んできたことは2つあります。それは、周りを 見て行動すること・自分から積極的に行動することです。周りを見て行動することは今回のジャ ンボリーのアクティビティはバスでの行動が多く、言葉が通じないので常に周りを見て5分前行 動しなければ遅れてしまいます。だから今回は常に班長と副班長の行動を見て活動していました。 また、私は皆に手伝ってもらったり助けてもらったりしました。その分自分ができることは食事 の準備など小さなことですが一生懸命自分から行動するようにしました。ジャンボリーで感じた ことは皆親切なことです。それは、アクティビティで困っていた時に他の隊のスカウト達が声を かけてくれて私も助かりました。また、夜のショーでも他の隊のスカウトから誘われて一緒に見 たり、夕御飯を誘われて一緒に食べたりなど凄く楽しかったです。でも、一番親切にしてもらっ たのは同じ隊の皆です。この2週間話や行動についていけなくて嫌だなと思った時にいつも声を かけてもらっていました。そのお陰でこの2週間とても楽しかったです。私は開会式で旗手をや りました。初めてのことで始まる前からずっと緊張していたけど同じ仲間たちのお陰で本番では 堂々と皆の前を歩くことが出来ました。私は2013年の日本ジャンボリーに参加しましたが、

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その時のアクティビティよりも盛んでした。例えば、スカウトハウスという場所でパンを作った り、ライトを作ったり、アドベンチャーでは泥まみれになりながら大きな管を潜ったりなど凄く 充実したアクティビティでした。アクティビティの中にシドニー見学があり、オペラハウス等を 2回見ましたが、何回見ても感動しました。また、驚いたのは食事です。食事の基本は朝コーン フレークとパン、昼はサンドイッチ、夜は肉そして夜食としてケーキとココアがほぼ毎日だった ので辛かったです。でも、日本では食べられないものばかりだったので出来るだけ残さず食べま した。 アクティビティでメインと言われるマーケットデーはカブスカウトやビーバースカウト、ジャ ンボリーに参加している親などが対象で私は日本のものを売りました。招き猫の人形、お年玉の 袋、買いに来てくださったお客さんに名前を聞いてカタカナで書いてあげました。そこで私は ジャンボリーマネーというもので41ドル売り上げました。私たちの班ではスライムを売り皆か ら大好評でした。各国の紹介であるインターナショナルナイトでは色々な国の伝統芸能を見るこ とが出来ました。ニュージーランドからも来ていて本場のハカを見ることが出来ました。物凄く 迫力があり感動しました。アクティビティの中でロープ結びをする場面がありそこで角縛りを実 践しました。ロープ結びしっかりやっていてよかったです。 今回の経験を生活で活かしたいことはしっかり勉強する事、周りを見て行動すること、自分か ら積極的に行動すること、この3つを頑張りたいと思います。今まで周りを見て行動すること等 はやって来てけれども、ジャンボリーに参加してまだ足りなかったんだということに気づかされ ました。自分は今生徒会の仕事をやっているのでそこで役立てればいいなと思います。全然英語 を勉強しなかったので話したいことも話せないし悔いに残りました。しっかり勉強をして外国人 ときちんと会話が出来るように頑張ります。

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準備訓練

(2015/12/28-29)

宮城県連事務局にて準備訓練を受ける

真剣に訓練をうける二人のスカウト

前回のオーストラリアジャンボリー派遣、派遣団長に写真 を見ながら説明を受けた

結団式、派遣団国旗の授与では、菊池スカウトが旗手を 務めた

ホームステイ

(2015/12/29-2016/01/02)

シドニー空港到着

ホストファミリーの庭続きのウッドバッジ訓練センター。 ここで遊び交流を深めた

事前に遊びにきてくれたスカウト。菊池スカウトの隣のス カウトが班長

同じ中学生。菊池スカウトの隣二人が同じ班で活動する

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隊長のアランとスカウト達。とても気を使ってくれた

日本からカレールーを持っていき、ホストファミリーに カレーを作ってごちそうした

夕方になると、家族皆がここに集まり、いつまでも、楽し そうに話している

カレーの他、 お鍋でご飯を炊いた。 美味しく、上手にできた。

ホストファミリーと動物園やシドニー見学を行った

ホストファミリー

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第24回オーストラリアジャンボリー

(2016/01/02-14)

会場へのバスを待つ間、同じ隊になるスカウトと一緒に 写真を撮った

ジャンボリー期間中、生活を共にする Troop C412 のスカ ウトとともに

大会会場到着後、テント設営を行った

設営後、境界線からはみ出ていないか最終確認を行う

食堂の設営。テーブルを作るのが大変だった

マーケットデーでは多くの人で賑わった

オーストラリアのスカウトが、日本のスカウトのために日本語でコミュニケーションが取れるようノートに準備をしてくれており、 日本語で話しかけてきてくれた。

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顔にペイントをして得意なスカウト

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キャンプ場の様子

開会式では、菊池スカウトが日本代表の旗手として国 旗をかかげ堂々と入場した

開会式の様子

2班で1グループになり一緒にオリエンテーリング活動 をした

オリエンテーリングを楽しむスカウト

場外プログラムで船に乗り、オペラハウスを見た。オペラ ハウスの中に入って見学もした。

オリエンテーリングで行ったシドニーの海

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浜辺にはとても穏やかな風景が広がっていた。 場外プログラムで行ったジャンボルーの波が来るプール。 外が寒く水中のほうが暖かかった為、大谷スカウトは プールから出ることができなかった。

ウォータースライダー 巨大なウォータースライダー。浮き輪がとても小さい。

ジャンボルーの様子。上から水が溢れ、流れてくる。 近くの海でもプログラムが展開された

海ではカヌーを体験することができた

オーストラリアの指導者と一緒に

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マーケットデーでは、日本派遣団としてけん玉や 折り紙、書道体験などを出し物として行った

多くの参加者がけん玉を楽しんだ

折り紙を通して日本文化を体験してもらった 筆で自分の名前を書いてもらった

日本から持って行った東日本大震災の被災地の、 被災当時の写真と、現在の様子を展示し、被災から今ま での復興の様子を知ってもらった

他の国々の出し物も体験できた

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- Australian Jamboree 2016 -

写真を真剣に見ている人が多く、被災から現在までの 様子を知ってもらうことができた

マーケットデーで使われたジャンボリーダラー


場内でも水プログラムが用意され、会場には大きなウォー タースライダーがセットされた。天気が良くとても暑かったの でいつも行列ができていた

思い切ってジャンプ!!

スカウト二人も挑戦。菊池スカウトは泥の中に入ってし まったが、大谷スカウトはぶら下がって考え中。

風を切ってとても気持ちよかった

高台から飛び降りる体験。とても高く、勇気がいる

チャレンジバレーでは、泥の中を動き回った。 泥池の上をうんていで渡り切るプログラムで落ちると 泥まみれになる。

泥水がたまった土管の中を抜ける菊池スカウトが 出てきた。

日中、暑く日陰で多くのスカウトが休んでいた。この後フェ リーに乗車した。

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インターナショナルナイトでは「釜石の奇跡」の紙芝居を 披露した

太鼓を演奏する大谷スカウト

紙芝居をしたあと、大谷スカウトと菊池スカウト2人で、 太鼓と横笛を披露した。

横笛を演奏する菊池スカウト

演奏の様子がカメラでスクリーンに映し出され、会場に和太鼓と笛の音が響きわたった

終わってホッとしているところに隊のスカウトが「良かったよ」 と言いに来てくれた

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ジャンボリー最終日。皆で協力しテントやフライなどの 片付け撤収作業を行った


その他

雨のため濡れた靴下を乾かしている隊長 隊の女性指導者

プログラムに行くスカウトの為にお昼のサンドイッチを作っ ている

夜食事も終わり、皆集まって和やかな時間

誕生日のスカウトにケーキがプレゼントされた

雨のため、ぬかるんだ道を行く隊のスカウト

カブの時から集めたバッジを縫いつけた布 インターナショナルナイトの各国出し物の様子がジャンボ リー新聞に掲載された

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資料 期間中発行されたジャンボリー新聞に、日本派遣団が掲載された

期間中首に下げていたIⅮカードと記念品として配布されたコンパスとミニライト

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<全体プログラム> 日付

メインアリーナ

ミニアリーナ

1月3日

日曜日

開会式

1月4日

月曜日

映画

タレントショー、ダンスパーティ

1月5日

火曜日

エキストリームスポーツ

中世の祭り

1月6日

水曜日

お笑いの夕べ

バンド

1月7日

木曜日

ロックの夕べ

映画

1月8日

金曜日

インターナショナルナイト

タレントショー、ダンスパーティ

1月9日

土曜日

スタンツ

映画

1月10日 日曜日

休み

1月11日 月曜日

カーニバルの夕べ

タレントショー、ダンスパーティ

1月12日 火曜日

タレントショー、

映画

1月13日 水曜日

閉会式

1月8日(金)に行われたインターナショナルナイトでは、日本から持って行った浴衣と半天を着て舞台に立った。 日本から準備し、持って行った紙芝居「釜石の奇跡」を披露し、その後オーストラリアの日本大使館が用意してくだ さった和太鼓とスカウトが持参した横笛で演奏を行った。

<マーケットデー>

1月9日(土)に開催されたマーケットデーでは、隊ごとに分かれ様々なプログラムが展開されていた。日本派遣団で は、「けん玉、折り紙、筆ペン、おはじき」を持っていき、遊びを通して様々な日本の文化に触れてもらうことができ た。特にけん玉は人気があり、指導者からスカウトまで楽しそうに遊んでいる姿が見られた。また、被災地の写真を展 示し、被災から復興までの様子を知ってもらった。

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<食事メニュー> 食事は、朝・昼・晩のほかに、朝と昼の間、昼と夜の間、夕食後にもそれぞれ軽食があり、表にある通り1日計6回の 食事があった。毎回日本では考えられないくらいの量が出てきた。また、大会期間中に誕生日を迎えるスカウトには ケーキがプレゼントされた。

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- Australian Jamboree 2016 -


<会場全体図>

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<会場全体図-サブキャンプマップ>

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第24回オーストラリアジャンボリー派遣 日本派遣団報告書 2016年3月発行 公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 東京都文京区本郷1-34-3


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