平成26年度 スカウト・オーストラリア短期留学派遣 小林千乃

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平成26年度 スカウト・オーストラリア短期留学派遣報告書

兵庫連盟神戸垂水地区神戸第43団ベンチャー隊 小林

千乃


~目次~ ・概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ・ホストファミリー紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ・学校・・・・・・・・・・・・‥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ・スカウト活動‥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・‥9 ・アデレードでの生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 ・振り返り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 ・感想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

概要 派遣名:スカウト・オーストラリア短期留学派遣 派遣先:オーストラリア 南オーストラリア州 アデレード 期 間:2014年7月23日~8月29日 38日間 ホストファミリー:Custance 一家 受け入れ学校:Glenunga International High School 受 け 入 れ 団 :1st Blackwood, 1st Edenhill 目 的:スカウト活動に参加すること 英語能力の向上をはかること 日本文化を紹介すること 現地の友達を作ること

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ホストファミリー

Custance 一家

ホストファザー:Stephen コンピュータープログラマーをしています。ジョークが大好きで私も初め は Stephen によく騙されていました。オージーフットボールとダンスが大 好きなお父さん。フットボールのことを聞くといつもたくさん語ってくれ ました。 ホストマザー:Carolyn カウンセラーをしています。常に私のことを思ってくれていたすごく優しい お母さん。とても料理が上手でいつも Carolyn の手料理を楽しみにしていま した。聞き上手で、いつも私の話を楽しそうに聞いてくれました。 ホストスカウト:Jennifer とっても日本が好きな高校三年生。このプログラムで日本に来たことがあ ります。折り紙と絵を描くのがすごく上手で私にも見せてくれました。 Year12 なので受験勉強が忙しいのによく私の面倒を見てくれました。 ペット:Digger Custance 家にいたわんちゃん。ハスキー犬に似ています。もう10歳以上 のおじいちゃん犬。いつも私の借りていた部屋にドアを開けて入ってきて、 よく一緒に過ごしました。

左から Jennifer、Carolyn、Stephen

預かっていた犬 Maisie と一緒にリビングで

(私が作った「お好み焼き」を囲んで)

学校

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Glenunga International High School 全校生徒は1600人を超える男女共学のとても大きな公立学校で、 南オーストラリアで最も教育が進んでいる進学校です。 Year7(中学1年生)~Year12(高校3年生)の生徒が在校しています。 International School で世界中から70以上もの文化が集まっているそうで、アジア系の学 生もたくさん通っていました。昨年度の首席卒業生は日本人の男子学生で、彼は現役でア メリカのハーバード大学に進学したそうです。 ~役立ったもの~ ・ノートパソコン 生徒一人一人が自分のパソコンを必ず持っていました。私は学校の授業でパソコンを 使用するとは思っていなかったのですが、授業の教材、宿題、連絡などほとんどパソコ ンを使っていました。ここまでパソコンを使っているのはこの学校ぐらいだと言われま したが、どこの学校も必要だと思います。パソコンがあっても Word や Power point や Excel を事前に取り込んで、パソコンソフトを使いこなしておかないと授業についていけ なくて苦労したので、日本にいる時から事前に準備しておいたらよかったなと思いまし た。 ・Facebook 事前に Facebook に登録していました。学校で仲良くなった友達には「Facebook してる?」 とよく聞かれました。日本に帰ってからも Facebook を介して連絡が取れるので登録して いてよかったなと思いました。

学校にある世界地図。在校している

学校の正面。左に見える建物は新しく

生徒の出身国に印が入っています。

去年できたばかりだそうです。

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授業 授業は基本80分か60分の1日5コマ。いつ もは8:45から始まるのですが、水曜日だけ は9:50からでした。すべて選択授業で授業 は私と学年の先生とで決めました。Lunch まで に Recess という25分間の休憩があり、その時 にみんなサンドイッチを食べたりスナック菓子 を食べたりしていました。

授業紹介 Line1 Music Specialist <音楽の時間> この授業の生徒全員が楽器を持っていました。ヴァイオリンやエレキギター、 ファゴットなど楽器の種類に分かれて練習をするといった、とても本格的な授業 でとても驚きました。授業内で発表会も行い、みんな演奏がとても上手でした。 Line2 World of Food <週に一回調理実習を行う家庭科の授業> 調理実習で Cottage Pie と Golden Syrup Dumplings を作りました。調理実習 の時間に学校行事と重なり、5週あるうちの2週分しかできなかったのが残念で した。調理実習以外はオーストラリアの移民について勉強しました。もし自分が 移民の一人で、所持できるものは5つだけとしたら何を持っていくかという授業 もし、とても面白かったです。

一緒に実習をしようと誘ってくれたクラスメイト(左) Cottage Pie(中央)と Golden Syrup Dumplings(右)

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Line3 Advanced PE <体育の授業> クリケットとサッカーをしました。女子が3人しかおらず、ほとんど男子しかい ないクラスでした。週に一回保健の授業があって、栄養素について学びました。 スポーツを通してコミュニケーションが取れるので私の好きな教科でもありまし た。 Line4&6 Independent Study <自習学習> 日本と違い、時間割に自習の時間が組み込まれてありました。この時間に授 業で出た宿題をしている人が多かったです。私は持って行った日本の高校の宿 題をしたり、オーストラリアの高校で出された宿題をしたりしました。

Independent Study の時間によく過ごした Year12 Area(左と中央) Library(右) Line5

English as a Second Language <英語を第二言語とする生徒用のクラス> 私は年齢的に Year10 になるのですが、このクラスでも大丈夫だろうと言われ、 Year11 と12のクラスの授業を受けていました。16歳から上は20歳までの生 徒が一緒のクラスで、みんな英語がペラペラですごく刺激を受けました。クラス には中国系や韓国系の生徒が多かったように思います。 学校の授業で International student について様々な項目のアンケートを作り、 その結果と考察を Power point を使って発表するということをしました。英語を

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第一言語としない生徒にアンケートを採り、集計をし、パソコンもあまりうまく 使えなくてすごく大変でしたが、とてもいい経験になり頑張ってよかったなと思 います。 ABOUT INTERNATIONAL STUDENTS Age

FIRST LANGUAGE Arabic 6%

18~20

Sinhalese 6%

15~17 12~14 0%

10%

20%

Mandarin 12%

30%

40%

How many friends do you have except those who are from your country? 60%

English

Is it easy for you to make new friends?

50% 40% 30%

Both

Very easy 0%

10% 20% 30% 40% 50% Which do you use mainly to communicate with your friends?

60%

Easy 58%

53%

20%

70%

29%

10% Easy

So so 23%

Female

TOPIC 3 MAKING FRIENDS

Which do you use mainly to communicate with your friends? Your home lunguage

Very easy 6% Hard Too hard 13% 0%

70%

Chinese 64% Male

Is it easy to talk in different language?

60%

Gender

Cantonese 12%

TOPIC 2 ABOUT COMMUNICATION

50%

Age

0%

13% None yet

WHEN COULD YOU OVERCOME THE LANGUAGE BARRIER?

So so

5%

0%

~5 6~10 11~20 20~ How many friends except those who are from youy country?

Which friends do you have more of?

When could you overcome the language barrier?

Hard

Other country

29% 23%

18%

Too hard

18%

Your country

12%

Too hard

Hard

So so

Easy

0%

Very easy LESS THAN A MONTH

LESS THAN 3MONTHS

ABOUT HALF YEAR

LESS THE A YEAR

10%

20% 30% 40% Is it easy for you to make new friends?

50%

60%

MORE THAN A YEAR

Your country

Other country

作ったアンケートと Power point の一部 Line7

Math Pre Pure2 <数学の授業> 日本より進度が遅く、英語でも理解しやすかったです。問題の解き方が日本と は違うものも多く、授業を受けていてとても面白かったです。 *例えば… 分数の読み方が日本では下から上に読むが、授業では上から下に読んでいまし た。日本と逆なので慣れるまでがややこしかったです。

Program X & Home Group 日本でいうクラス活動。 このクラスも Year11 のクラスでした。Home Group では諸連絡をしたり、来年 の授業のコマの選択などをしていました。Program X では、アジアの国を一つ決 めて調べるということをしたりしました。 Japanese Class Jennifer が受けていた日本語のクラス。 水曜日の5時ごろから8時ごろまで授業をしていました。関西弁を教えている ときもあり、その授業のレベル高さにとても驚いきました。生徒皆、とても意欲 的に学んでいた印象が強く、なんだかうれしかったです。先生が「ガリ勉」とい

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う言葉を教えていたのはとても驚き、記憶に残っています。

よく教室で一緒にいた皆と

LUNCH TIME Lunch time は1:20から2:05までの45分間で日本より、かなり遅いように思えま した。Canteen という食堂のようなところでご飯を買う人もいれば、Recess にご飯を食べ Lunch はバスケットボールをする生徒もいたりと、とても自由な感じでした。学校に電子 レンジやちょっとした調理器具もあり驚きました。サンドイッチを持ってきていたり、ご 飯を耐熱容器に入れ、温めて食べている生徒も多かったです。

Canteen の様子

生徒が使えるキッチン

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Lunch time の学校のグランドと校舎前

スカウト活動 毎週金曜日の午後からスカウトホールで会議や活動をします。 Jennifer は Black wood という団と Eden Hill という団に所属していました。

私の受け入れてくれた隊のスカウトホール。小さな体育館のようでした。 各隊が必ずスカウトホールを持っているらしく、私の隊はもっていないと伝えたらとても 驚かれました。

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~役立ったもの~ ・日本連盟ハローキティのワッペン(お土産用) 23WSJや他の日本連盟のワッペンも持って行ったのですが、キティちゃんワッペン の人気はとてつもなく高く、男の子も女の子もキティちゃんワッペンには飛びついてき ました。 ・飛行機での睡眠 自分の思っている以上に体は疲れていました。向こうでのスカウト活動、その他にも、 オーストラリアに着いてからたくさん楽しみたいのなら、経験上行きの飛行機で十分な 睡眠をとることをお勧めします…

活動紹介 1 週目 7/25 Fri アイススケート この日は一緒に派遣に行った男の子の団とアイススケートに行く予定でした。 というのも、その日は昼過ぎまで Carolyn がアデレードの観光に連れて行ってく れ、疲れてるだろうからスケートに行くまで寝ていてもいいよと言ってくれまし た。なのでそれまで寝ていようとベッドに入ると、なんと次の日の朝まで寝てし まっていました!夕方に私を起こしてくれたそうなのですが全く起きなかったら しく、当然スケートにも行けませんでした。とても罪悪感と楽しみにしていた分、 ショックが大きかったです。飛行機であまり寝れていなかったせいでもあるのか なと、後悔しました。 2 週目 8/2 Fri バースデーパーティー この日は同じ派遣員の女の子(絵美亜)の誕生日だったので、3隊合同のバース デーパーティーをしました。スカウト皆オーストラリアらしいコスチュームでと いうことでカンガルーの着ぐるみを着ているスカウトがいたりととてもおもしろ かったです。みんなでプレゼントを回したり、ゲームをしたり、ご飯やお菓子を 食べたりとても賑やかなパーティーでした。オーストラリアのお菓子や体を使っ たゲームを教えてもらえ、嬉しかったです。

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パーティーの様子

絵美亜と Jennifer と私

8/3 Sat 技能訓練 来週は夜からキャンプをしてハイキングをする予定だったのでそのための技能訓 練をしました。日本で私たちがやっているのとほんとに一緒で本当にボーイスカ ウトって全世界共通なのだなと思いました。ロープ結びも同じで各結び方の日本 語呼びも教えてあげました。近くにアボリジニが昔住んでいた家の跡地のところ があり、そこにも行きました。アボリジニについてたくさん教えてもらい、悲し い過去を肌で感じました。この日は差別について深く考えさせられたスカウト活 動でありました。

当時の政府によって子供と引き離され悲しみに暮れ る母親の像(母親の手元にはいつも、絶えず花が手向けられているのだそう) 3 週目 8/9 Fri ハイキング ナイトハイクに行きました。サダンクロス(南十字星)を教えてもらいました。日本 はハイキングの時どうやって方角を調べるの?と聞かれ、南半球では見られない 北斗七星のことを話しました。目的地に着くと私ともう一人の女の子入隊式をし てくれ、チーフとチーフリングと同じ団である証のワッペンをもらえ、とても嬉 しかったです。ハイキングに自分の犬を連れてきているスカウトもいてびっくり しました。疲れたけど、他のスカウトとたくさん話せたのでよかったなと思いま した。

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入隊式をしたところ。

もらったチーフ&リングとワッペン

4 週目 8/16 Fri Austin の Queen‘s Scout 披露会 Austin が Queen’s Scout(日本でいう富士スカウト)になったのでその祝賀会のよう なものをしました。笑いあり、感動ありのスピーチでとても盛り上がっていまし た。その後はみんなでお菓子を食べたり、ゲームをしたりして過ごしました。日 本からのお土産で23WSJや日本連盟のスカウトワッペンをたくさん持って行 ったのでそれを皆にプレゼントしました。とても喜んでくれたのでうれしかった です。

Austin に名前が新しく刻まれた代々の Queen’s Scout たち(左) プレゼントした23WSJのステッカーをおでこに張ってくれている(中央) 左側が Queen’s Scout の Austin と右側が Kieran(右)

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5 週目 8/23~8/25 Fri-Sun キャンプ Marian(ベンチャーのリーダー)の別荘で舎宅のキャンプをしました。3日間で4 本もの映画を見ました。ビーチへ行って遊んだり、オーストラリアにある宝探し のようなものをしたりと、とても楽しかったです。2日目の昼食にお好み焼きを 皆に作りました。薄切りの豚肉がなく、ベーコンで代用したりしたけど、皆喜ん でくれたのでよかったです。近所の自然公園に行くと、野生のカンガルーがたく さん生息していて、驚きました。スカウトでチャリティーの一環である ALS アイ スバケツチャレンジもし、とても楽しかったです。

別荘近くの海岸

自然公園にいたカンガルー

宝探しをしているところ

Sammi と一緒にアイスバケツチャレンジをした

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アデレードでの生活 平日 8時ごろ(水木は一時間ほど遅い)バスか Stephen か Carolyn の車で学校へ。授業が3時 25分に終わり4時前にバスを2本乗り継いで帰宅。帰ってきてからは Jennifer が勉強し ないといけないので皆の仕事(勉強)部屋で一緒に勉強したり、テレビを見たり、夕食の手伝 いをしたりして過ごしました。夕食を食べてからはいつもデザートがあり、みんなでテレ ビを見たりしながら食べていました。 休日 休日は Jennifer は勉強しないといけなかったのであまり一緒に行動できなかったのです が、お母さんやお父さんがたくさんいろんなところに連れて行ってくれました。私にオー ストラリアのいいところをすべて見せてあげたいと、本当にたくさんのところへ連れて 行ってもらえ、本当に良くしてもらいました。感謝でいっぱいです。 ~役立ったもの~ ・日焼け止め 寒いですが紫外線は常に強かったです。最後の1週間あたり、朝晩は変わらず寒いので すが日中はあったかく日差しも強く感じたので日焼け止めを塗っていました。 ・ボディークリーム アデレードはとても乾燥している都市らしく、思った以上に空気が乾燥していて肌がカ サカサになったので現地でボディークリームを買いました。 ・スマートフォン 家族や日本連盟と定期的に連絡をとるのに便利でした。 *ステイ先のおうちでは Wi Fi がつながっていたので使えたのですが、外出すると、自 分の携帯ではホストファミリーと連絡が取れなくなっていたので予め携帯会社で設定し てもらっておくのも、よかったと思います。 ・スカイプ 私の家族と、ステイ先の家族とで週に1度ほど、スカイプを通して近況のやり取りして いました。家族ぐるみで話しができてとても良かったです。

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~アデレード周辺の連れて行ってもらったところ~

7/25 アデレードの市内

7/26 Jennifer と友達と3人で 7/2 サファリパークのような

の公園でペリカンに遭遇 ジブリの展覧会へ行った

動物園に連れて行ってもらった

7/2 Stephen のダンスを 7/28 教会で行われるプレイグランド 8/4 ビクトハーバーへ Caroline と見に行った

(日本でいう親子教室)のお手伝い

8/10 Jennifer と

8/18 けんや(同じ派遣員)の

8/23 私がとても気に入った、

Catharine で市内の

家族とオージーフットボールを

市内にある教会

博物館や美術館に行った

見に行った

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連れて行ってもらった


8/26~27 Caroline とお友達親子二人でカンガルーアイランドに連れて行ってもらいまし た。コアラを抱っこしたりカンガルーに餌をあげたりしました。たくさん神秘的な場所が あり、本当に充実した旅でした。移動中の車やホテルで Kelly(一緒に行った19歳の女の 子)とたくさんおしゃべりをして仲良くなれたので嬉しかったです。ひとつ、ディナーにカ ンガルーを食べたのは少し罪悪感がありました。

8/27 オーストラリアを出る前の最後の日の送別会 Carolyn や Marian が中心になって計画してくれていた私の送別会にベンチャーの皆や私が お世話になった方たちが来てくれました。サプライズでケーキやたくさんのプレゼント、 お手紙をもらい驚きや嬉しさや悲しさがこみあげてきて、泣かないって決めていたのに やっぱり涙が止まりませんでした。ベンチャーの中で一番私と仲の良かった Alice とは何回 も写真を撮りました。本当に帰るのが嫌でずっとここに居たいと心から思った一日でした。

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振り返り 私はこの派遣で 3 つの目標を掲げていました。 1, 英語能力を向上させること >>>学校ではインターナショナルなので日本人もいたのですが、なるべく自分からそこに は行かず英語しか話せない状況に身を置いて英語を使うように心がけました。Jennifer に私の書いた英語があっているか見てもらい、Writing の力をつけるように努力しました。 会話に出てきた分からない単語はその場で意味を聞き、理解できるように頑張りました。 オーストラリア独特の訛りがあり、初めは戸惑うことも多かったですが、思ったことを 口にすることを心掛けていると、日に日に自分が英語を喋れていくのを感じられました。 2, 現地のスカウト(生徒)と積極的に交流すること >>>初めは緊張して相手から話しかけられるのを待ってしまっていました。でも自分から 話しかけない子なんかに周りも話しかけたいと思わないだろうなと思い、自分から積極 的に話しかけることを心掛けました。日本のことを教えてあげて、オーストラリアのこ ともたくさん教えてもらいました。学校でも積極的に話している輪の中に入っていくよ うにして、コミュニケーションをとれるようにしました。 3, 日本文化を紹介すること(料理、慣習、震災など) >>>おうちとキャンプの計 2 回お好み焼きを作りました。おうちで巻きずしを作って披露 すると、おすしを巻いている姿に感動されました。簡単な日本語(ペットの Digger を日本 語でしつけること「座れ」 「回れ」なども)を教えてあげました。キャンプで日本の玩具(け ん玉、ヨーヨー、だるま落とし、メンコ、駒、輪投げ)を説明し、みんなで遊びました。 そこでのけん玉、ヨーヨー、だるま落としの人気は高かったように思います。ステイ先 の家とキャンプで、地元である阪神淡路大震災と東日本大震災のフォト集を説明しなが ら見てもらいました。皆とても興味を持ってくれ、その時の状況などを話したりしてい ると、真剣に聞いてくれ、そんなこと信じられないといわんばかりに驚いていました。 震災について少しでも理解してくれ、何か感じてもらえたらなと思いました。

~反省点~ ・Jennifer へのお土産の浴衣・帯・草履と自前の浴衣セットを持って行き、日本でも着 付けの練習をしていったのですが、派遣中に着て披露する時間がなく、そこは少し残 念でした。習字セットも持参し、ベンチャーのキャンプで披露するつもりだったので すがその時間を作れず、震災のフォト集を見てもらうのと、玩具を披露することしか できず、それがすごく心残りでもっとしっかり計画を立てていればよかったなと思い ました。

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・帰りのシドニー空港でアデレードから時差が 30 分あるのに時計の設定を変えるのを忘 れていて、飛行機にあと数分で乗り遅れる事態になってしまったので、飛行機に乗る 前に到着地の時刻に設定しておけばよかったなと思いました。

~感想~ この派遣に参加させてもらって私が第一に感じたのは、自分は本当に恵まれているの だなということです。私がこの派遣を見つけ、参加したいと思ってから、両親、リーダ ー方をはじめとする私の周りのたくさんの方が動いてくれ、応援してくださいました。 自分の夢を応援してくれる人がいるからこそ、こんなにも充実した 38 日間を送ること ができたのだと思います。本当にありがとうございました。 派遣の 38 日間、初めはこんなにたくさんオーストラリアにいれるんだ!と、嬉しく 思っていたのですが、実際来てみると本当にあっという間に時間が過ぎてしまいました。 本当に今までで一番充実した 38 日間でした。英語が公共語だといわれていますが、コ ミュニケーションというのは言葉だけではないということが、今回強く感じられました。 少しはしんどい時もありましたが、よく考えてみれば楽しかった思い出ばかりです。こ れも全部、ホストファミリーの Carolyn, Stephen, Jennifer やスカウトリーダーの Marian,ベンチャーの皆、学校でできた友達たちのおかげだと思います。この恩をしっ かりスカウト活動や他の活動をしっかり頑張ることで返していきたいです。そして、ボ ーイ、カブ、ビーバーの子たちにも、必 ず自分の夢を応援してくれる人が周りに いるということに感謝し、スカウト活動 に限らず、自分のしたいことは何事にも 挑戦していってほしいです。そのために も私の経験を伝えていきたいと思います。 最後に、派遣のプログラミングをして くださった日本、オーストラリア連盟の 方々、ホストファミリー、家族、リーダ ー方、その他のたくさんの方々、貴重な 経験をさせていただき、感謝の気持ちで いっぱいです。 本当にありがとうございました。

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