CJKVS2012_Report

Page 1

平成24年度 ボーイスカウト日本連盟 CJKベンチャープロジェクト派遣 報告書

実施期間:平成24年8月7日~8月15日 場

所:デギリ村 江原道 韓国

参 加 者: 【スカウト】伊藤実乃里(神奈川連盟)、葛西かおり(神奈川連盟) 、本多祥之(京都連盟) 【派遣団長】鈴木令子(神奈川連盟)


平成24年度CJKベンチャープロジェクト派遣 報告 派遣団長・国際委員長 鈴木令子 平成14年度にアジア太平洋地域内の複数の国による共同事業の取組みとしてローバースカ ウトによる協働事業が計画され保健衛生啓蒙活動を中心として10年間フィリピン連盟で実 施されましたが、その実績を基に、平成24年度からベンチャースカウトによる協働事業が 開始されその第一回が韓国にて行われる事となりました。今回その第1回への派遣を無事に 終了致しましたので、ここにご報告申し上げます。 <参加スカウト 3名> 伊藤実乃里 神奈川連盟横浜第1団ベンチャー隊 17歳 葛西かおり 神奈川連盟横浜第1団ベンチャー隊 16歳 本多 祥之 京都連盟京都第79団ベンチャー隊 16歳 <派遣団長> 鈴木令子 神奈川連盟横浜第87団副団委員長 <派遣日程> 平成24年8月7日(火)~8月15日(水)8泊9日 <派遣地> 韓国江原道 デギリ村

Daegili Village, Gangneung, Gangwon Province, Korea

<中国(台湾)派遣団> 派遣団長 Mr. Hsien-Tien Kuo (Fred)・・CJK経験指導者 副派遣団長 Mr.Yang-Sheng Chen スカウト ベンチャースカウト3名 <韓国派遣団> 派遣団長 Mr. Justin Kim(韓国連盟副国際コミッショナー) ・・CJK経験指導者 スカウト ベンチャースカウト10名 <派遣目的> ①韓国、中国(台湾)、日本のスカウト10名ずつ(基本)が相互に協力し地域奉仕を実施す る ②国際交流を行いながら其々文化交流を自主的に実施する <開設スタッフ(主要)> Mr. Alex Shin(韓国連盟事務局) Ms. Su Hwan Jang Ms. Sol Baek Mr.Shin Hyeong Sup その他グループリーダーとして青年指導者3名 (うち日韓フォーラム参加者2名) <事前訓練> 最終派遣員選考会を6月24日に終了、事前訓練を7月24日(火)25日(水)とBS会 館で実施。参加者間の情報交換を通してのチームビルドから始め、CJKベンチャープロジ ェクト派遣の目的や日程、個人の目的などの確認の研修のほか、渡航手続やパスポート管理、 派遣員個人の目標設定、派遣団員としての役割分担や派遣までに各人が準備する項目確認。

1


<事前訓練日程と概要> 7 月 24 日(火)BS会館 14:00 集合 15:00 事前訓練開会式 15:30 事前訓練集会 ・オリエンテーション、自己紹介 ・派遣日程 ・派遣団員の心構え ・韓国について(文化・風土など) ・派遣プログラム内容について ・派遣期間中の役割分担 ・出し物の協議(ジャパンナイト) ★出し物は「縁日」と決定。①ヨーヨー ②輪投げ ③お菓子釣り ★全員 浴衣を着る 22:00 就寝 7 月 25 日(水) 09:00 ・世界のスカウト運動について ・マナー・ホームステイについて ・事務連絡(渡航手続き、パスポート、保険、滞在費、派遣団服装について) 11:00 結団式、昼食、スカウトショップにておそろいのTシャツ2種ずつを購入。 13:00 解散 <出発までの準備課題> パソコンで作成し全員で共有しました。 伊藤実乃里 3か国の以下の項目について調べる ①歴史比較表作成 ②宗教について ③政治形態 ④総理大臣名 ⑤主要産業 葛西みのり 英語で以下の計画を作成する ①朝礼の流れ ②キャンプファイアで歌う歌(ドレミの歌、幸せなら手 を叩こう、小さな世界) ③踊り方の説明書 ④3か国食文化の違い ④ジャパンナイトプログラム名および説明 本多祥之 ①スカウツオウンを英語で準備する ②使用する音楽をUSBに入れておく (予定にはありましたが現場では残念ながらスカウツオウンは朝礼に含まれ ておりませんでした) 伊藤&葛西 ジャパンナイトで使用する道具、お菓子の購入 派遣団長へ宅配する <結団式> 7 月 25 日(水)11:00~11:30 BS会館 近藤国際副委員長、伊藤、葛西スカウトのお母様方と共に。

<出発> 伊藤実乃里スカウトおよび葛西かおりスカウトは韓国ジャンボリーへ8月2日からすでに渡航し ており、本多スカウトと鈴木派遣団長は関西空港で落ち合い渡航、現地にて伊藤、葛西両スカウ トと落ち合う形となった。また韓国専用の携帯電話を関空にてレンタルし持参した。

2


8 月 7 日(火)関西空港OZ111(アシアナ航空)12:50 発 仁川 14:40 着 仁川空港では5名のVSスカウトと2名の指導者が横断幕を張って出迎え てくれた。仁川空港にて台湾派遣団の到着を待ち、合流してユースホステル に移動。 (仁川空港より約4時間)途中伊藤、葛西スカウトと合流。夜中午前 2時ごろ宿泊施設に到着。その為翌朝起床時間は午前9時とした。

日本派遣団 2 名到着

本多君も仁川空港にて台湾派遣団を出迎え

8 月 8 日(水)9:00 起床 9:30 朝食 徒歩3分ほどの食堂にて朝食 国旗、連盟旗準備 10:30 朝礼(3か国順番に国旗儀礼、国家斉唱、ちかい、連盟歌斉唱) オリエンテーション:配布物の分配、班旗、活動のルール、今日の予定発表 および翌日からの地域奉仕内容説明。アイスブレーキングゲーム。その間指 導者は奉仕先へ挨拶訪問。近くの川でウォータープログラム(仲間づくりプ ログラム)その間に班名と班の歌の作成。班長の決定。 川岸にてスナック(ボックス入り韓国風鶏のから揚げ) 19:00 開会式 韓国連盟コミッショナー出席 韓国料理(屋外) 20:30 韓国の夕べ 22:00 就寝

施設前庭で朝礼準備

川で遊ぶ 岩すべりなど

開会式

川辺にて全員集合

3


韓国、台湾、日本の派遣団指導者と韓国連盟コミッショナー

韓国の夕べ

8 月 9 日(木)7:00 朝礼当番:韓国 7:30 朝食 9:00 奉仕出発 12:00 昼食へ帰宅 14:00 午後の仕事 16:00 帰宅 18:00 夕食 デギリ村での奉仕開始 ゆりのつぼみの摘み取り 台湾の夕べ

ゆり畑にてつぼみ摘み

咲いている花も摘みます(伊藤スカウト)

台湾の夕べ

台湾料理でおもてなし

台湾デザート

地元のふかしジャガイモと白菜で夜食

4


8 月 10 日(金)朝礼当番:台湾 (午前)ゆりのつぼみ摘み 日本の夕べ

(午後)ゆりの球根ほり

働く 台湾、韓国スカウト達

休憩中

球根ほり(本多スカウト)

班ごとにインターナショナルナイトの相談

ジャパンナイトの準備(葛西スカウト)

おにぎりも作りました

5


心配せんと~

もちろん不安なし

盛り上げました!浴衣を着て日本の夕べ

テーマは「縁日」

何が当たるか・・お菓子釣りです

これから何が始まるのか・・・?

いいものが当たりますように

大人気

輪投げでピカチューをとりた~い!

8 月 11 日(土)朝礼当番:日本 ◎朝礼の進め方:朝のゲーム、国旗儀礼(3か国順番に行う)国家斉唱、 各国のちかいをそれぞれの言葉で同時に唱える。連盟歌(3か国順番に) (午前)ゆりの球根ほり (午後)近隣へのハイキング (夜)3か国合同インターナショナルナイト

6


朝礼を進行する日本スカウト3名

ゆりのお世話はもうまかせて!

教えていただいて有難うございました

僕の木はこれかな

まわりの景色

韓国、台湾、日本スカウト

午後はハイキング 地元に伝わる話しを聞きます

感じる、感じる

7


楽しかった森の中のハイキング

今日1日のふりかえりとまとめ

班ごとにまとめます

8 月 12 日(日)ユースホステル出発 キャベツ(白菜)畑訪問、エジソン博物館訪問、 韓国連盟ナショナルトレーニングセンターへ移動

キャベツ(白菜)畑の頂上で

この村の白菜は超高級品です

エジソン博物館

収集品の説明を聞いています

8


韓国連盟トレーニングセンター

台湾派遣団長とセンターで

8 月 13 日(月)9:00~14:00 プログラムのまとめ リコメンデーション決議文の作成会議と作成 評価会開始前にスタッフが30分ほどゲームや歌で場を和ませる。 Evaluation staff として ハンビさん、ジェイミーさん兄弟が議長となり進 行した。①各班ごとの評価 ②各国ごとに自分の言葉で評価 ③①と②を提 出させスタッフがまとめる ④まとめたものをパワーポイントで見せながら 文章のひとつひとつについて修正意見、言葉の修正、賛否多数決で決める手 順を踏み、全文の作成へまとめて行った。 7:00 起床 7:30 朝食 9:00 会議開始 全体ゲーム 歌 評価反省表とコメント記入(個人) 各班ごとに評価(30分) 各国ごとに評価(30分) 12:00 昼食 13:00 再開 中国(台湾)(Fred)、韓国(Hambid)から次回への希望 日本(鈴木)より次年度の開催場所の紹介、 期待できるプログラムについて 14:00 決議文の討議 (賛成 agree,反対 disagree, 棄権 abstain→carried) ひとまとまりごとについては棄権なしとする。必ず賛成が反対に挙手 15:40 終了 16:00 閉会式 連盟事務局長(Mr. Kim, Ki Duck)は身内の御不幸の為急遽帰宅され欠席 ①Opening of Closing Ceremony ②Guest Introduction‥トレーニングセンター長 Mr. Lee Seung Chan, Chief of National Training Center ③Salute to the flag ④Scout Promise ⑤Patrol Flag Return ⑥Secretary General Speech ⑦Token to the KSA from SAJ, SOT ⑧Certificate to each Scout & Service Staff from Secretary General ⑨Birthday Scout present ⑩Short message from China, Korea & Japan Represent Scouts 葛西スカウトは日本の津波に対する韓国、台湾連盟への感謝を述べた ⑪NSO songs 連盟歌[順番に] ⑫Hand Shake to everyone (一巡) ⑬Close

9


17:00

ホームステイ家庭へ出発。指導者はソウルユースホステルへ移動 ホームステイ家族はこの派遣参加スカウトの家庭であった 伊藤実乃里および葛西かおり Kim Yea Lim 宅へ 本多祥之は Kim Sung Gon 宅へ

8 月 14 日(火)ホームステイ 指導者は昼間民俗村訪問 夜はスカウト達も明洞へ買い物 指導者は Hi Seoul Youth Hostel(管理は韓国青少年連盟)へ宿泊

民俗村にて 韓国派遣団長 Junstin 氏と 中国(台湾)ヤン副派遣団長

8 月 15 日(水)ソウル韓国連盟本部へ全員集合後、金浦空港へ出発、帰国 金浦空港 OZ1045(アシアナ航空)15:30 発 羽田 17:35 着 本多スカウトはその後新幹線にて京都へ帰宅。

Kim Yea Lim 葛西かおり 伊藤実乃里 Kim Sung Gon 本多祥之 ホームステイをさせていただいたスカウトと共に最後のお別れです。

韓国連盟本部これから帰国します

10

ありがとう


空港にて(帰国時 金浦空港)見送りに来てくれた指導者、韓国スカウトと(外は大雨)

<派遣を通しての感想> ①CJKベンチャー第1回のプログラム作成に韓国はかなりの工夫をし、目的を達成したと思う。 ②地域奉仕の内容には苦慮していた。最初は現地での高級キャベツ畑での手伝いであったが天候によ りユリ畑への奉仕となった。継続して同じ奉仕はスカウトにはあまり評判は良くなかったが、しっか りと観察、体験できるので良い。 ③ホームステイは参加スカウトの家族であったのは大変よかった。事前コミュニケーションが取れる。 ④英語会話力には幅があり、初~中程度でも出来ないと疎外感があり心理的にきびしいかもしれない。 ただし、それを上回る効果は確実に体験できている。 ⑤韓日フォーラム、韓国ジャンボリーから継続して参加しているスカウト、指導者が 1/4 はいる。 夜遅くまで話し込んでいたようだが、体力のおかげで全日程やりとおせたようだ。 ⑥日本語を話せる指導者、通訳可レベル、(シンさん)のおかげで心理的な息苦しさはかなり軽減された。 ⑦次年度にむけての決議文があり、全員参加で作成されたが、そのプロセスも学習できていた。 ⑧食事はほぼすべて近所の食堂へ行った。ごちそうではない家庭料理が文化体験として貴重であった。 夜食にスナック、スイカなどの配給があった。 <次年度に向けて> ①日程は、3か国共通で夏休みである8月17日までの夏、がもっとも参加しやすい。 (夏休み 韓国 7/20~8/17、 台湾 7/1~8/31) (冬休み 韓国 12/20~2/10、 台湾 中国正月の1週間前~2月の約1か月) ②配布物(チーフ、帽子、Tシャツなど)が高価(ノースフェイスブランド)であったが、日本では どのように準備できるか。 ③運営は20代~30代青年たちであった。英語の堪能な主担当者、アドバイザーは大学生であった がほんの少し日本が話せていた。中国語を話せる韓国指導者はいなかった。 ④最終日以外は体を動かすプログラムであったがそれは適当である。 ⑤全体としても少人数(全員来ても30名)であることが、かなりな効果を生む。

11


<スカウトの感想> 平成24年度CJKベンチャープロジェクト派遣 報告書 神奈川連盟横浜第一団ベンチャー隊

伊藤 実乃里

7日の夜、デギリ村について部屋で顔合わせをしたとき、仲良くできるか凄く不安でした。 次の日、班分けやオリエンテーションがありました。 Water slide はみんなですべったりして、少しずつうちとけていけました。 奉仕活動では、みんなでお話をしながらゆりつみをしたり、球根をとったりしました。 日本でした事が無かったので、凄く楽しかったです。ところどころにゆりが咲いていて、凄 くきれいだったのでとってしまうのがもったいなかったです。 地域見学では、キャベツ畑やエジソン博に行きました。キャベツ畑はすごく広くて、すごく 標高の高い所にあって、おどろきました。農家の人の話を聞いて、いろいろな事を学んで地 域の環境を考えながらキャベツを育てていると言っていてすごく大変だなと思いました。エ ジソン博では昔のオルゴールやテレビ、ラジオ、蓄音機を見ました。もう少しゆっくり見た かったです。もちはこびできるオルゴールは日本の昔の紙芝居みたいでした。テレビは丸い 型があって、かわいかったです。 トレーニングセンターで班の話し合いをした時に、いろいろふりかえっていたら、凄く疲れ たけど、凄くたのしかったなと思いました。閉会式のスライドショーはとても感動しました。 みんなとお別れするのがすごく悲しかったです。 毎日の活動で、朝礼の時、歌を歌うのが大変でした。朝なのでうまく声が出なくてかすれて しまいました。日本が朝礼の進行をする時、私の英語の発音がみんなにわかってもらえるか 不安でした。 食事は最初の方はずっと同じメニューで少しあきました。でも、韓国の家庭料理を食べる事 が出来て良かったです。知らなかった料理もいっぱい食べられました。 どの料理も辛くて食べるのが大変でした。 夜の集いではそれぞれの国のさまざまな事を知れました。Korea night ではゲームをして伝 統的なゲームや人気のゲームができて楽しかったです。 Taiwan night では台湾のおどりや歌が印象的でした。台湾の食べ物がすごく美味しかったで す。おつまみみたいなジャーキーは味がすごく濃かったです。でも濃いのがおいしかったで す。 Japan night は前日にいろいろなことを付け加えて全部ちゃんとできるか不安でしたが全部 できたのでよかったです。 ホームステイではたくさん買い物に行けて良かったです。食べたいものをお母さんが作って 食べれました。イェーリンからのプレゼントでネイルができて凄く嬉しかったです。ホーム ステイの時間が短かったのでホストファミリーとあまりお話しする時間が無かったので残念 でした。 私は途中で具合が悪くなってしまいました。その時韓国のリーダーに病院に連れて行っても らいました。その時に感じたこと優しさです。今回CJKプロジェクトで一番学び感じたこ とは優しさには壁が無いということです。次のCJKプロジェクトでは力になれるように頑 張りたいです。

12


平成24年度CJKベンチャープロジェクト派遣 報告書 神奈川連盟横浜第1団ベンチャー隊

葛西かおり

(1)それぞれの活動についての内容と感想 ①オリエンテーション(仲間づくり)-water slide, 開会式、Korean night オリエンテーションでは、アイスブレーキングをやったけど、なかなか盛り上がったり、な かよくなれるようなアクティビティではなかった。その後のウォータースライダーでは、す っごくみんなと話せるようになったり一緒に盛り上がれてすっごくたのしかったから、次か らもやった方がいいと思った。一気にみんなのこころが打ち解けたと思った!!開会式では、 3つの国がCJK順に国歌、ソング、ちかいとおきてを朝礼でも毎回やったのが良いと思っ た。 ②地域奉仕、ゆり畑 一日目のゆり畑での活動はすっごく暑くて辛かったです。でもゆりのつぼみをポキポキおり とるのがたのしくてすっごく早いスピードでやっていたらみんなから Kaori machine って呼 ばれるようになりました(笑) 。午前やってまた午後もやるのは辛かったです。2日目のゆり 畑ではゆりの長さが小さくて腰をまげてやっていたのでさらに疲れました。また2日目の午 後~3日目の活動はゆりのくきのしたにある球根を取る作業でした。ゆりのつぼみを取る作 業より負担がかかり大変でした。3日目を通して色んなことを学べました。直接農家の人か ら話を聞く事が出来たり、あんなに大変な事を毎日やっているんだなと思いました。とても 良い経験が出来ました。またこの畑のゆりは日本に送ると聞きました。 ③地域見学(キャベツ畑、エジソン博物館) 最後の日にキャベツ畑に見学しに行ったときはすごくいいものが見れました。そこには一面 白菜で、ずっとずーっと先まで白菜があり、とても良い景色でした。またそこを見たことで 農家の人たちがあんなにたくさんの白菜を収穫し、自分たちが食することが出来ると感謝し ました。また高度が高い所では夏でも白菜が育つというネットではわからない事を直接お話 を聞く事が出来ました。 ④トレーニングセンターでの活動まとめ、閉会式 トレーニングセンターでは、みんなで活動をふり返り、リコメンデーションをやったのはす ごく良いと思った。毎回やれば次のCJKがもっと良くなっていくから!! また閉会式でもみんなで握手したり、スピーチをしたり、朝礼でいつもやっていうたことを したり、良い閉会式で! まとめのビデオを見た時はみんなと別れなくて泣いてしまった。 感動でした。 ⑤ホームステイ ホームステイでは一日目から行きたいところに連れて行ってもらい、また、お父さんに夕飯 に連れて行ってもらいとっても楽しかったし、色々話せた。2日目は帰りなどにハプニング も色々あったけどショッピングもたくさん出来たし、いろんなところを回れた。また、お母 さんが作ってくれる料理、すっごくおいしかったです。家族みんなとってもやさしかったで す。一つの後悔は写真を撮り忘れた事です。また次回ソウルに行くときはぜひHKの所に行 きたいなと思いました。

13


⑥毎日の行動 ―朝礼 朝礼では毎朝同じことをやるんですが、CJKという3つの国だからこそ、やることは良い ことだと思った。また司会をCJKで順に回し、始まる前にそれぞれの国のゲームをやるの も楽しかったし、目が覚めて、良いと思った。 ―食事 食事は毎日同じものですごくからくて途中あきてきたけど、かていてきなものを毎日食べら れてよかった。 ―夜の集い 夜の集いでは一回目の Korea night では7回ぐらい韓国のゲームをしました。とっても楽 しかったです。またゲームをすることでみんなで盛り上がり、仲も深まりました。Taiwan night では、ダンス、うたをやりました。また、沢山のデザート・食事を用意してくれて台 湾の食を味わう事が出来ました。また Japan night では大成功でした。でも一つ、ゲームの 準備が足りなかったと感じました。みんなからも凄く楽しかった!など高い評価ももらいま した。みんなで浴衣を着たことがすごく好評でした。とても楽しかったです。インターナシ ョナルナイトでは、パトロールごとに話し合って、出し物をしました。私、日本からは爆弾 ゲームを出しました。盛り上がって楽しくできました!またパトロールも仲良くなりました (^_^.) (2)全体の目標について ①異なる国の友達との奉仕活動 パトロールごとに分かれてやる活動では、みんなとも活動を通して沢山話したり、がんばれ! と声を掛け合い一緒に活動する事で仲良くなりました。 ②生活を通して、仲間、友情を深める 一緒に生活をすることで一緒に一つの部屋で過ごすことで会話も増えるし、女の子たちと仲 良くなれました!またトランプをやったり、語ったり、たのしかった!です。 ③共通の目標にむかって協力する事を学ぶ。 奉仕活動では、もちろん、終わらせなければいけない場所をみんなで声を掛け合い、終わら すことができました。また、インターナショナルナイトにむけて話し合いをして、リハーサ ルとしたり協力して、成功する事が出来ました。 ④自発的に行う パトロールで話し合いをする時など、自分から意見をいったりしました。また、ボランティ ア当番のときは、自分からはじめにすすんでやりました。 ―まとめ― この一週間、本当に良い経験をし、沢山学び、たくさん友達ができました。本当に楽しかっ たです。ぜひCJKベンチャー、他の人たちにひろめてもっともってずっと盛り上げてって ほしいです。CJKベンチャーに来れて良かったです。友達とは永遠にずっと友達でいたい です。

14


平成24年度CJKベンチャープロジェクト派遣 報告書 京都連盟第79団ベンチャー隊

本多祥之

このCJKベンチャープロジェクトが僕にとって初めての海外派遣だった。関空で派遣団 長の鈴木令子さんと飛行機を持っている間、不安とかワクワクした気持などの感情がいり混 ざっていた。韓国に着いた時、正直顔が日本人と一緒だったし、日本語もいろんなとこに書 いてあったので、海外に来たという実感はほとんどなかった。空港に着くと韓国のスカウト が温かく出迎えてくれた。韓国のスカウトはとてもフレンドリーで、気軽に話しかけてくれ た。そこからバスで移動したが、バスは小さく、渋滞もひどかったので、ジャンボリーのメ ンバーと合流するのが深夜になってしまった。この日は、朝からずっと移動だったので、と ても疲れた。2日目にはスカウト全員を3つのグループに分けて、アイスブレーキングをし たり、チームのスローガンやソングを決めた。それらを決めた後にデギリ村の近くにある川 でウォータースライダーをした。近所の子供達も遊んでいて、いきなり話しかけられたのは 焦った。この日の活動でみんなの壁がとれたと思う。夜に韓国のインターナショナルナイト があった。韓国で行っているゲームをたくさん教えてくれた。教わったゲームを次は自分の 団に伝えようと思う。次の日からは今回のプロジェクトの目的であるボランティア活動を行 った。活動の内容はユリの蕾を摘むという作業だった。なぜ蕾をつんでしまうのかというと、 より大きな球根を作るためだからだそうだ。ユリの花はとてもきれいだったので、なんだか 摘んでしまうのがおしかった。ユリ摘みは簡単な作業だと思っていたが、そうではなく、と ても暑いし、疲れるし、腰が痛かった。この作業を毎日行うと思うと少し憂鬱な気分になっ たと同時に、これを毎日行っている農家の人達をすごいと思った。3日目の晩は台湾のイン ターナショナルナイトを行った。台湾のスカウトはゲーム、歌、ダンスと盛りだくさんの内 容をしてくれた。4日目の昼からは今までのユリ摘みではなく、できた球根の土を落として 取るという作業をした。靴をはいたまま作業していると靴の中に砂が入り、しかもその日は 雨が降っていたので、くつも靴下も泥だらけになってしまった。僕達が作業を行っている横 で農家のおばさん達が同じ作業を行っていたが、早かった。球根を取るのがものすごく早か った。4日目の晩は僕達日本のスカウトのインターナショナルナイトだった。韓国や台湾の スカウトのスタンツはすばらしかったので、みんなが楽しんでくれるか不安だった。けど、 そんな心配はいらなく、ゲームも歌も縁日も楽しんでやってくれた。その日でそれぞれの国 のインターナショナルナイトが終わったが、普段自分達が行っていることを人数が20人弱 しかいないとはいえ、他の国のスカウト達が行っているのはなんか不思議でおもしろかった。 他の国が行っているスタンツは日本のゲームととてもよく似ているものが多かった。 ボランティア最後の日の晩は、それぞれのパトロールごとのスタンツをした。僕らのグル ープは3つのことをし、内容は、台湾のゲーム、日本の劇、韓国のダンスをした。ダンスは とても難しく覚えるのが大変で疲れた。劇は桃太郎をしたが、韓国のスカウトも知っていて、 その内容が少し異なっていたのがびっくりした。 ボランティアの最終日、午前中はボランティアを行ったが、午後からは近くの山にハイキ ングをしに行った。ハイキングではその山の歴史を教えてくれたり、生きている草を使って する遊び等を教えてくれた。そのハイキングではデギリ村の名前の由来やこの地の特徴など をおじいさんが教えてくれた。デギリ村は一面がキャベツ畑で、見渡すかぎり、キャベツ、 キャベツ、キャベツだった。展望台までのぼり、一面を見渡した。その村事態の標高も高い ので、更に上に登ると、日本の高い山くらいあった。その日の午後からはソウルへバスで移 動した。その途中にエジソン博物館によった。そこにはエジソンの発明した豆電球や蓄音機 などの様々な種類が置いてあった。ディズニー柄が入っていたりしたものも含まれていたの で、全部がエジソンの発明品ではなかったと思うけれど、楽しめたし、学ぶことが多かった。 特にオルゴールは僕らが普段聞いているオルゴールの音とは全然違っていて大きな音がでて いて、きれいな音色だなと思った。ソウルまでの道のりは長く、とても疲れた。途中のサー

15


ビスエリアで食べたトンカツはご飯の量がものすごくすくなかった。トレーニングセンター について、寝た後、次の日は、朝から閉会式まで話し合いばかりだった。このプロジェクト のはじめの方は、パトロール内の話し合いでも正直わからなくて全然話についていけなかっ たが、最後の日の話し合いでは皆の言っていることが理解でき、自分の意見も出すことがで きた。決議案を決めたりするなど本格的なものまであったのでいい経験だったと思う。閉会 式では最後の握手の時にこみあげてきて少し泣いてしまった。お別れで泣いたのは正直人生 で初めてといってもよかったので、自分でもびっくりしたが、それぐらい楽しい7日間だっ た。7日間毎日朝昼晩同じメニューばかりだったのはつらかった。次のCJKVSではぜひ メニューを変えてほしい。けど、本場のキムチは日本で食べるのと味も、辛さも違っておい しかった。毎日行った朝礼では一日一日違う国が司会をした。朝礼では国歌、ちかい、連盟 歌を各国が順番に行った。ちかいは全員が一斉に行った。おきてを一斉に言う時、韓国のス カウトも台湾のスカウトも大きい声ではっきりと言っていたので正直あっとうされた。連盟 歌を歌う時に僕が指揮をしていたのでリーダーからも手を振っていた人と覚えられた。「フ レ!フレ!フレ!」の部分は他の国に大人気だった。皆に連盟歌を教えてくれと言われた。 他の国の国歌や連盟歌も毎日聞いていたので、少しだけだけれども歌えるようになった。 ホームステイではソンゴォンのところへお世話になった。ホストファミリーの家庭はとて も優しかった。ソンゴォンは僕を色んなところへ連れて行ってくれた。ショッピングをした りおいしいものを食べさせてもらったり、ナムサンタワーへ連れていってくれたりもした。 本当にあたたかくて優しい家庭だった。 1) 他の国の人と奉仕活動をすることは普段のボーイスカウト活動の時の奉仕よりも楽 しいと思えたし、価値のあるものだったと思う。疲れたし大変だったけれど、みんなで 同じことをすることで話す内容も増えるし、共感できると思った。 2) 始めの頃は相手のことも全然わからなかったし、不安もあった。けれど、1週間同 じ空間にいることで、友情を深めあうことができた。やっぱり言語は違うというのもあ りそんなに深い話しは出来なかったが、楽しく過ごすことができた。 3) 班のメンバーとは協力することができた。はじめは何をするかわからない時は、だ まりこくっていたが、ハンデいろいろなことを話し合っているうちに、僕がわからない 時は、スマホで調べてくれて、わかるように説明してくれた。奉仕活動をするときでも 誰かが困っていたら、助けるようにしたし、困っていたら他のスカウトが助けてくれた。 4) 先ほどもいったように、はじめは本当にだまっていてただきくばかりだった。けれ ど、時間がたつうちにメンバーと仲良くなり、相手の言っていることもわかるようにな った。そして最後の会議では自分から意見を出すことができた。簡単なことだけだが、 少しは自発的に行えたと思う。

16


<会計報告>

17


<資料> (1)参加証 (2)決議文 (3)派遣員募集要項 (4)派遣に関する連絡 (5)派遣報告 資料(1)参加証

18


資料(2)決議文

19


資料(3)

20


21


資料(4)

22


23


24


25


26


27


資料(5) 派遣報告 日程:9月22日(土) 場所:神奈川連盟スカウト会館 発表者:葛西かおり、伊藤実乃里 <感想、評価> 言葉は違い文化も違い3か国の同じ年代の私たちが集まり1つのプロジェクトをみんなで 成し遂げることによって私たちは同じスカウトであることを感じ、新たな絆が生まれました。 私たちが第1回目であるのでそれをつづけることにより個々が理解しあいそれが大きな輪と なり近隣諸国の平和につながればと思います。 次回の CJK ベンチャープロジェクトは日本で行われます。わたしたちが経験したプロジェ クトを来年も引き続き行われて、特に日本は震災にみまわれ復旧が必要な地域が多くありま すのでそれを題材にしたプロジェクトができたらいいと私は考えます。 私たちはスカウトという枠のなかでそれぞれの国が海をわたって隣同士にあるなか、どん な状況でも個人は分かり合えると感じました。これが大きくつながればわたしたちの将来は 隣国の理解を深め、それは世界の平和へとつながっていくと確信します。 最後に私たちを 支えてくださった日本、韓国、台湾のスカウト関係のみなさま、家族のみなさまに感謝申し 上げます。 以上で第1回目 CJK ベンチャープロジェクトの報告会を終わります。ご清聴ありがとうご ざいました。

28


29


30


31


32


33


公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 東京都文京区1丁目34番3号 平成25年3月発行

34


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.