MT100 MT MOUNTCORDER
ӕৢᛟଢ MANUAL NO. MT100-UM-101
安全に正しくお使いいただくために
安全に正しくお使いいただくために ● ご使用の前に本編をよくお読みのうえ、安全に正しくお使いください。 ● お読みになった後、いつもで見られる所に必ず保管してください。 ● 幼いお子さまには、機器をさわらせないでください。 ● ここに示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので、必ず守ってください。
絵表示について 製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するために、いろいろな絵 表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。内容をよく理解してから本文をお読みください。
危険
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、使用者が死亡、または重 傷を負う恐れがある内容を示しています。
警告
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、使用者が健康を害したり 重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
注意
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、物的損害の発生が想定さ れる内容を示しています。
高温注意
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、使用者がやけど等を負う 可能性が想定される内容を示しています。
感電注意
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、使用者が感電する可能性 が想定される内容を示しています。
絵表示の例 記号は、注意 (警告を含む)をうながす内容があることを示します。具体的な 注意喚起内容は取扱説明書に絵や文章で示してあるので必ず参照してください。
記号は、禁止 (してはいけないこと) の行為であることを示します。具体的な禁 止内容を の中や近くに絵や文章で示します。
記号は、強制 (必ずすること) の行為でであることを示します。具体的な強制内 容を の中や近くに絵や文章で示します。
i
安全上のご注意
安全上のご注意 警告 アース線は必ず取り付けてください。 ●アース線を取り付けないと漏電のときに感電することがあり ます。 ●電源コネクタから出ている接地ケーブルを必ず接地してくだ さい。
アースを付ける
煙が出ている、異常に熱い、変な臭いがするとき等は、 電源スイッチを切り、供給電源をO F F にして、電源 コードを外すなどしてください。 ●そのまま使用すると火災や感電の原因となります。 ●煙が出なくなったのを確認して、修理を販売店または弊社 サービスに、ご依頼ください。 ●お客様による修理は危険ですから、絶対におやめください。
禁止
電源投入前に必ず本器の定格電圧と供給電圧が一致して いることを確認してください。 ●本器が壊れるだけでなく、感電や漏電による火災の原因とな ります。
分解や改造をしないでください。 ●感電や漏電による火災の原因となります。 ●内部には電圧の高い部分があり感電の原因となります。 ●修理は、販売店にご依頼ください。
分解禁止
禁止
ホコリや湿気の多い場所でのご使用は避けてください。 ●感電や漏電による火災の原因となります。
浴室や風雨にさらされる場所や水場では、使用しないで ください。 ●感電や漏電による火災の原因となります。
禁止
感電注意
水場での 使用禁止
感電注意
電源コネクタ及び電源端子にホコリや金属物を付着させ ない。
電源ケーブルのコードが傷んだときは使用しないでくだ さい。
●感電や漏電による火災の原因となります。
●そのまま使用すると、感電や漏電による火災の原因となりま す。 ●新しい電源ケーブルに交換してください。
禁止
ii
感電注意
電源プラグを コンセントから抜く
安全上のご注意
安全上のご注意 注意 直射日光や直接冷暖房の通風の当たる場所でのご使用、 および保存は避けてください。
本機の上にコーヒーカップや水の入った容器を置かない でください。
●本機の性能を害することがあります。
●こぼれて本機内部に入ると、感電や漏電による火災の原因と なります。
禁止
水場での 使用禁止
感電注意
機械振動の激しい場所や、電気的な雑音の多い場所での ご使用は避けてください。
電源コードや通信ケーブルを抜き差しするときは、必ず コネクタ部分を持ってください。
●本機の性能を害することがあります。
●コードを引っ張るとコードが破損し、火災・感電の原因とな ります。
禁止
本機の内部に水や異物が入ったときは、電源スイッチを 切り供給電源をOFFにして、電源コードを外すなどし てください。
禁止
本器で指定されている許容入力電圧を越える電圧を入力 しないでください。 ●そのまま使用すると、感電や火災の原因となります。
●そのまま使用すると、感電や漏電による火災の原因となりま す。 ●修理は、販売店にご依頼ください。
電源プラグを コンセントから抜く
機構部への注油はしないでください。 ●故障の原因となります。
禁止
シンナーやベンジン等の揮発油で、本機を清掃しないで ください。 ●本機の性能を害することがあります。 ●汚れた場合には、乾いた柔らかい布でふき取ってください。
禁止
禁止
iii
はじめに
はじめに このたびは、MOUNTCORDER MT100をお買上げいただき誠にありがとうございます。 本器のご使用に際しましては、本書をよくお読みいただき、正しくご利用いただけますようお願い申し上げます。
商品の保証 (1)ご購入いただきました日より3ヶ月、お客様登録にて1カ年を保証期間とし、万一故障が発生した場合は無償で修理さ せていただきます。 (ただし、発生した故障が弊社の責務の場合に限ります。また、お客様が弊社に関係なく修理・改 造された場合は、責務を負いかねます。) (2)商品の保守作業は、日本国内に限定させていただきます。国外における保守作業は、遺憾ながらご遠慮させていただ きます。 (3)開梱後は、必ず本説明書付録に記載している付属品一覧表と付属品を確認してください。万一、欠品がございました ら、ご購入先または巻末記載の弊社営業所にご連絡ください。 (4)メディア内のプログラム・データ・各種設定内容は保証いたしかねますので、必ずバックアップをお取りください。
輸出に関する注意 本器は、現在外国為替および外国貿易管理法による戦略物資等の輸出規制品には該当しませんが、日本国外に持ち出す際 には、弊社の該非判定書発行等の必要な手続きをお取りください。
使用上の注意 ご使用前に下記の注意事項を必ずお読みください。
1. CEマーク取得機器の注意事項 (Note on the CE Marking) 本器は、EMC指令 (89/336/EMC) に基づくEN61326 Class Aに適合しています。また、LV指令 (72/73/ EEC)に基づくEN61010−1に適合しています。 本器は、上記のような基準規格に準じていますが、ご使用になる場合は、本取扱説明書や注意事項に準じて正しくお 使いください。また、本器を誤った使用方法でお使いになった場合は、装置の故障や安全面での保護が無効となる場 合がありますので、使用上の注意他をご確認の上、正しくお使いください。
2. 警告 本器は、EMC指令・クラスAに準じています。従って、本器を家庭内環境で使用する場合には、本器が電磁波の発生 原因になったり、電磁波の影響を受け十分な測定ができない場合があります。
3. 安全上の諸注意 (1)ノイズの多い環境や電源事情の悪い環境では、アース線を接地することをお勧めします。 (2)本器のアナログ信号入力端子に高電圧の信号線を接続した場合は、入力端子の信号線の芯線には触れないように してください。電圧の大きさによって感電する危険があります。 (3)本器の電源は、必ず容易に切断できる状態になるように配慮して設置してください。
4. 機能・性能上の諸注意 (1)AC電源は、本器の定格範囲内でご使用ください。定格範囲外で動作させると、損傷の原因となります。 (2)本器の通風口をふさいだ状態でのご使用を続けると、異常な発熱を生じて本器を損傷することがあります。
I
はじめに
(3)本器を下記のような場所ではご使用にならないでください。動作異常や損傷の原因となることがあります。 ・ 直射日光や暖房器具など、高温または多湿になる場所。 (使用可能な温度範囲:0∼50℃、使用可能な湿度範囲:5∼85%R.H.) ・ 潮風のあたる場所や腐食ガスなどの多い場所、および有機溶剤雰囲気の場所。 ・ ほこりの多い場所。 ・ 振動や衝撃の多い場所。 ・ 雷・電気炉など、サージ電圧や妨害電波などの入りやすい場所。 (4)本体が汚れたときは、乾いた柔らかい布で汚れをふきとってください。有機溶剤 (シンナー、ベンジンなど) を使 用すると、変質や変色を起こすことがありますので使用しないでください。 (5)外部電磁波の影響を受けやすい機器の近くでは、本器を使用しないでください。 (6)強電界環境条件下で使用すると、測定結果が仕様を満足しない場合があります。 (7)信号入力ケーブルは、電気的磁界を発生するような電力ケーブル等からは、できるだけ離して配置してください。 (8)本器の安定した測定を行うために、電源投入後30分以上のウォーミングアップをしてください。
II
目次
目次 安全に正しくお使いいただくために .......................................................................................................................... i 絵表示について ............................................................................................................................................ i 絵表示の例 .................................................................................................................................................... i 安全上のご注意 ............................................................................................................................................................ ii はじめに ........................................................................................................................................................................I 商品の保証 ....................................................................................................................................................I 輸出に関する注意 ........................................................................................................................................I 使用上の注意 ................................................................................................................................................I
1章 概要 ......................................................................................................... 1-1 1.1 概要 ............................................................................................................................................................... 1-2 1.2 特長 ............................................................................................................................................................... 1-2 1.3 使用環境 ....................................................................................................................................................... 1-3 使用する際の周囲の環境 ....................................................................................................................... 1-3 使用する際のウォーミングアップ ....................................................................................................... 1-3 使用する際の本器の姿勢 ....................................................................................................................... 1-3 1.4 温度測定時の注意 ........................................................................................................................................ 1-4 1.5 モニタに関する注意 .................................................................................................................................... 1-4 1.6 表示言語の切り換え .................................................................................................................................... 1-4
2章 確認と準備 .............................................................................................. 2-1 2.1 外観のチェック ............................................................................................................................................ 2-2 2.2 付属品の確認 ................................................................................................................................................ 2-2 2.3 本体の各部の名称と機能 ............................................................................................................................ 2-3 操作部カバーの開け方 ........................................................................................................................... 2-3 操作部カバーの閉め方 ........................................................................................................................... 2-3 フロントパネルの開け方 ....................................................................................................................... 2-4 2.4 設置・配線 .................................................................................................................................................... 2-5 設置場所 .................................................................................................................................................. 2-5 設置方法 .................................................................................................................................................. 2-5 2.5 電源ケーブルの接続方法と電源の投入方法 ............................................................................................. 2-7 配線方法 .................................................................................................................................................. 2-7 2.6 信号入力ケーブルの接続方法 ..................................................................................................................... 2-9 配線時の注意 .......................................................................................................................................... 2-9 配線方法 .................................................................................................................................................. 2-9 配線図 ................................................................................................................................................... 2-10 アナログ入力回路の内部等価回路 .................................................................................................... 2-10 2.7 入力端子脱着方法 ..................................................................................................................................... 2-11 脱着方法 ............................................................................................................................................... 2-11 2.8 デジタル入力・アラーム出力端子の接続方法と機能 ........................................................................... 2-12 配線時の注意 ....................................................................................................................................... 2-12 配線方法 ............................................................................................................................................... 2-12 入出力回路の内部等価回路 ................................................................................................................ 2-13 2.9 USBメモリの装着方法 ............................................................................................................................ 2-15 USBメモリの装着方法 ...................................................................................................................... 2-15 使用可能なUSBメモリ最大寸法 ....................................................................................................... 2-15
III
目次
2.10 パソコンとの接続方法 .......................................................................................................................... 2-16 USBでの接続 ...................................................................................................................................... 2-16 LANでの接続 ...................................................................................................................................... 2-17 2.11 湿度センサーの接続方法 .................................................................................................................... 2-18 2.12 デスクトップケース(B-541)装着方法 ........................................................................................... 2-19 セット内容 ........................................................................................................................................... 2-19 装着方法 ............................................................................................................................................... 2-19 2.13 測定時における注意事項 ...................................................................................................................... 2-20 2.14 ノイズの対策方法 .................................................................................................................................. 2-21 2.15 日付/時刻を合わせる .......................................................................................................................... 2-22 充電式電池の充電方法 ........................................................................................................................ 2-22 日付/時刻の設定方法 ........................................................................................................................ 2-22
3章 設定と測定 ............................................................................................... 3-1 3.1 画面の名称と機能 ........................................................................................................................................ 3-2 画面 ......................................................................................................................................................... 3-2 状態表示部 .............................................................................................................................................. 3-3 測定データ表示部 .................................................................................................................................. 3-4 3.2 キーの動作 .................................................................................................................................................... 3-6 (1)CURSOR(ALM CLR).................................................................................................................. 3-6 (2)SPAN/TRACE/POSITION ........................................................................................................ 3-7 (3)QUIT(LOCAL)............................................................................................................................... 3-7 (4)方向キー ........................................................................................................................................... 3-8 (5)MENU .............................................................................................................................................. 3-8 (6)START/STOP(USB DRIVE).................................................................................................... 3-9 (7)ENTER ............................................................................................................................................. 3-9 (8)DISPLAY ..................................................................................................................................... 3-10 (9)TIME/DIV .................................................................................................................................... 3-11 (10)REVIEW ..................................................................................................................................... 3-11 3.3 各動作モードの説明 ................................................................................................................................. 3-12 (1)フリーランニング ....................................................................................................................... 3-12 (2) 収録中 ....................................................................................................................................... 3-13 (3) 2画面再生中 ............................................................................................................................ 3-13 (4)再生中 ........................................................................................................................................... 3-14 3.4 設定メニューの説明 ................................................................................................................................. 3-15 3.5 キーロック機能 ......................................................................................................................................... 3-45 3.6 収録中にUSBメモリを交換する方法 .................................................................................................. 3-47 3.7 WEBサーバー機能 ................................................................................................................................... 3-49 3.8 設定例 ........................................................................................................................................................ 3-53
4章 仕様 .......................................................................................................... 4-1 4.1 標準仕様 ....................................................................................................................................................... 4-2 標準仕様 .................................................................................................................................................. 4-2 内蔵記憶装置 .......................................................................................................................................... 4-2 PC I/F .................................................................................................................................................... 4-2 表示部 ...................................................................................................................................................... 4-2 4.2 機能仕様 ....................................................................................................................................................... 4-3 各種機能 .................................................................................................................................................. 4-3 トリガ機能 .............................................................................................................................................. 4-3 外部入出力機能 ...................................................................................................................................... 4-4 制御ソフトウエア .................................................................................................................................. 4-4 入力部 ...................................................................................................................................................... 4-5 IV
目次
4.3 付属品/オプション品仕様 ......................................................................................................................... 4-6 付属品 ...................................................................................................................................................... 4-6 デスクトップケース B-541(オプション)......................................................................................... 4-6 湿度センサー B-530(オプション)..................................................................................................... 4-6 オプション一覧 ...................................................................................................................................... 4-6 4.4 外形寸法図 .................................................................................................................................................... 4-7 4.5 パネルカット寸法(単独取付)..................................................................................................................... 4-8 4.6 パネルカット寸法(複数取付)..................................................................................................................... 4-9
V
目次
VI
1章
概要
本章では、MT100の概要について説明します。
本章の項目 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6
概要 特長 使用環境 温度測定時の注意 モニタに関する注意 表示言語の切り換え
1章 概 要
1.1
概要
MT100はカラーディスプレイとメモリを搭載した、小型・軽量・多CHのぺ−パレスレコーダです。 測定データは、内蔵のフラッシュメモリに保存できるほか、USBメモリを装着すると、大容量の測定データをダイレクト に収録することができます。 PCインターフェースは、USB・イーサネットを装備していますので、用途に応じたシステム構成が可能となります。 イーサネット機能として、WEBサーバー・FTPサーバー機能を装備していますので、遠隔での監視やデータ転送が可能と なります。
1.2
特長 入出力 ● 入力端子は、M4ネジを採用しましたので、容易に配線できます。 ● 全CH絶縁入力となっていますので、基準の違う信号を同時に測定できます。 ● アラーム出力として、リレー接点出力を標準装備しましたので、警報出力として容易に使用できます。
見る・操作 ● 5.7インチのTFTカラー液晶ディスプレイを搭載しました。これにより、測定データの波形・各チャネル の設定が一目で確認できます。 ● わかりやすいメニュー構成、携帯端末をイメージしたキー配置により、簡単操作を実現しました。 ● アナログ式記録計の記録紙イメージでの波形表示となっていますので、過去の状況が瞬時に把握できま す。
収録 ● 内蔵メモリやUSBメモリに直接データ保存が可能です。 ● 本体内蔵のメモリは、フラッシュメモリを採用しましたので、収録データは電源を切っても保持されま す。 ● 本体内蔵メモリは、ディスクイメージで使用できますので、複数のデータを保持できます。 ● 電源断時のレジューム機能を装備しています。収録中に電源が落ち、電源が復帰した場合は、電源が落 ちる前の条件で再度収録を開始します。 ● 収録を停止することなくUSBメモリを交換できますので、長期間に渡る収録でも、途中のデータを抜き 出すことができます。
制御・処理 ● 付属のアプリケーションソフトを使用すると、各条件設定やデータモニタリングをコンピュータから行 うことができます。 ● USBドライブモード機能によりMT100の内部メモリを外付けドライブとしてPCから認識できます。 (MT100とパソコンを接続し、[START]キーを押しながらMT100の電源をOnにする) ● 収録データは、アプリケーションソフトからファイル読み出し、表示データを処理できます。 ● USBメモリにて、オフラインでコンピュータへデータ転送を行うことができます。 ● WEBサーバー機能により、専用のソフトウェアを使用せず、遠隔制御・監視が可能です。 ● FTPサーバー機能で、内蔵メモリデータやUSBメモリデータをPCで操作できます。 ● FTPクライアント機能で、FTPサーバーに測定データをバックアップすることができます。 ● NTPクライアント機能で、NTPサーバーに時刻を合わせることができます。
1-2
1章 概 要
使用環境 ● 前面パネルは、IP65準拠の防塵・防滴構造となっていますので、過酷な計測現場環境でも安心してご使 用できます。
1.3
使用環境
本器をご使用になる際の使用環境について説明します。
使用する際の周囲の環境 ① 周囲の温度と湿度(下記の範囲内で使用してください) ・ 温度範囲:0 ∼ 50℃ ・ 湿度範囲:5 ∼ 85 %R.H. ② 環境(下記の環境下では使用しないでください) ・ 直射日光などの当たる場所。 ・ 潮風の当たる場所や腐食ガスなどの多い場所、および有機溶剤雰囲気の場所。 ・ ほこりの多い場所。 ・ 振動や衝撃の多い場所。 ・ 雷・電気炉など、サージ電圧や妨害電波などの入りやすい場所。 ③ 設置カテゴリー(過電圧カテゴリー) 本器は、IEC664に定義されている設置カテゴリーのⅠとなります。 結露が生じた場合 結露とは、本器を寒い場所から急に暖かい場所に持ち込んだ場合などに、本器の表面や内部に水滴が着く現 象です。結露が起きた状態でご使用になると故障の原因となります。そのような場合には、電源を入れずに 結露が解消するまで放置してください。
使用する際のウォーミングアップ 本機の仕様性能を満たすために、ご使用前30分程度電源を投入した状態でのウォーミングアップを行うこ とをお勧めします。
使用する際の本器の姿勢 本器をご使用になる際は、縦置きや傾斜した状態でなく、必ず平置きにした状態で使用してください。
使用姿勢
故障の原因になりますので、本器の通風口をふさがないようにしてください。 上記以外の使用姿勢でご使用の場合、測定精度が仕様を満足できない場合があります。
1-3
1章 概 要
1.4
温度測定時の注意
温度測定を行う場合には、下記の点に注意してください。 ● 端子カバーは必ず装着してください。 ● 放熱効果の大きい太い線は使用しないでください(0.65Φ以下を推奨します) 。 ● 本器の通風口を絶対にふさがない様に、本器の周囲30cmは設置スペースとして確保してください。 ● 安定した温度測定を行うためには、電源投入後30分以上のウォーミングアップを行ってください。 ● 本器の入力端子に直接、風や日光が当たり急激な温度変化が生じますと、入力部分の熱平衡がくずれ、 誤差の原因となります。このような環境で測定を行う場合には、本器の設置位置を変えるなどの対処を 行ってください。 ● ノイズが多い場所で測定する場合、本体のGND端子をアースに接続してください。(2-21頁参照) ● ノイズにより、測定値が変動する場合、サンプリング速度を遅くしてください。(3-22頁参照)
1.5
モニタに関する注意
モニタは、液晶を使用しているため使用環境により表示状況が変化します。 スクリーンセーバ機能を使用している場合に設定した時間操作を行わないと、スクリーンセーバ機能が働き 画面表示を行わなくなります。操作キーのどれかを押すとスクリーンセーバが解除され、画面表示を再開し ます。
・ 本器を寒い場所から急に暖かい場所に持ち込んだ場合などに、液晶ディスプレイに結露が生じることが あります。このような場合には、液晶面が室温に暖まるまでお待ちください。 ・ 液晶ディスプレイは、非常に精密度の高い技術で作られていますが、黒い点が現れたり、赤・青・緑の 点が消えないことがあります。また、見る角度によってすじ状の色ムラや明るさのムラが見える場合が あります。これらは液晶ディスプレイの構造によるもので、故障ではありません。
1.6
表示言語の切り換え
ご購入後、初めて電源を投入した場合、言語選択メニューが表示されます。ご希望の言語に設定してご使用ください。 言語設定は、後でも変更できます。後で変更する場合は、「OTHRメニュー:Language」 の設定を行ってください。
1-4
2章
確認と準備
本章では、本器をご使用になる前の確認と準備について説明します。
本章の項目 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8
外観のチェック 付属品の確認 本体の各部の名称と機能 設置・配線 電源ケーブルの接続方法と電源の投入方法 信号入力ケーブルの接続方法 入力端子脱着方法 デジタル入力・アラーム出力端子の接続方 法と機能 2.9 USBメモリの装着方法 2.10 パソコンとの接続方法 2.11 湿度センサーの接続方法 2.12 デスクトップケース(B-541)装着方法 2.13 測定時における注意事項 2.14 ノイズの対策方法 2.15 日付/時刻を合わせる
2章 確認と準備
2.1
外観のチェック
開梱後、ご使用になる前に外観に問題は無いか、下記の点を主にチェックしてください。 ● 外観のキズ ● 外観の汚れ
2.2
付属品の確認
開梱後、下記の標準付属品が同梱されているか確認してください。
標準付属品一覧 品名 クイックスタートガイド CD-ROM パネルマウント取り付け金具
内容 MT100-UM-80x 取扱説明書、アプリケーションソフト
CD-ROM:1枚
クイックスタートガイド:1冊
パネルマウント取り付け金具:2個
オプション品一覧 品名 デスクトップケース 湿度センサー T型熱電対 K型熱電対 K熱電対 (先トガリ) K熱電対 (静止表面型) K熱電対 (静止表面L型)
2-2
型名 B-541 B-530 JBS-7115-5M-T JBS-7115-5M-K RIC-410 RIC-420 RIC-430
内容 デスクトップケース、ネジ、電源ケーブル 3m、専用電源コネクタ付き 5m、5本セット 5m、5本セット 1.1m 1.1m 1.1m
数量 1冊 1枚 2個
2章 確認と準備
2.3
本体の各部の名称と機能
本体の各部の名称と機能を説明します。
フロントパネル
モニタ
操作部カバー
操作部カバーの開け方 下図のように操作部カバー中央部のつまみを持ち、矢印の方向に引けば、カバーは開きます。
動作状態表示LED ・POWER : 電源ON時に点灯 ・START : データ収録中に点灯
操作キー
操作カバー
操作部カバーの閉め方 下図の矢印部分 (2箇所) がロック部分となっていますので、カバーを閉じた後は、矢印部分を軽く押して、ロックを行っ てください。
2-3
2章 確認と準備
フロントパネルの開け方 下図の部分を矢印の方向に引けば、フロントパネルは開きます。 電源スイッチ
イーサネット端子
USB端子
電源端子と保護接地端子
温度センサー用電源ジャック
外部入出力端子 ・LOGIC/PULSE : LOGIC/PULSE入力 ・EXT TRIG : トリガ信号入力 ・ALARM : アラーム出力
アナログ信号入力端子
ハンドル
<デスクトップケース(B-541)装着時>
フット及びスタンド
2-4
2章 確認と準備
2.4
設置・配線
設置場所 屋内の次のような場所に設置してください。 ・計装パネル 計装パネルに設置されるように設計されています。 卓上でご使用の場合は、デスクトップケース (B-541) を装着ください。 ・風通しの良い場所 本器内部の温度上昇を防ぐため,風通しの良い場所に設置してください。 複数配置する場合のパネルカット寸法は、4-9頁をご覧ください。 他の機器を隣接する場合もこのパネルカット寸法に準じて,機器間の隙間は十分取ってください。 ・機械的振動の少ない場所 機械的振動の少ない場所を選んで設置してください。 ・水平な場所 本器を設置する際、左右いずれにも傾かず、水平になるようにしてください。 (ただし、後方0∼30度までの傾斜角での取り付けは可能です。) 温度、湿度の低い場所から高い場所に移動したり、急激な温度変化があると、結露することがあります。 また、熱電対入力のときは、測定誤差を生じます。 このようなときは,周囲の環境に1時間以上慣らしてから使用してください。 次のような場所には設置しないでください。 ・屋外 ・直射日光の当たる場所や熱器具の近く 温度変化が少なく、常温(23℃)に近い場所を選んで設置してください。 ・油煙、湯気、湿気、ほこり、腐食性ガスなどの多い場所 油煙、湯気、湿気、ほこり、腐食性ガスなどは、本器に悪い影響を与えます。 これらが多い場所に、本器を設置することは避けてください。 ・電磁界発生源の近く 磁気を発生する器具や磁石を本機器に近づけることは避けてください。 本器を強い電磁界発生源の近くで使用すると、測定誤差の原因になる場合があります。
設置方法 パネルは2mm以上26mm以下の鋼板をご使用ください。 取り付けには、付属のパネル取り付け金具を使用します。 金具は2個あります。必ず対面の2箇所に取り付けてください。(上下2箇所又は左右2箇所) ① パネル取り付け金具を取り付ける面に張っているシールを剥がします。 シールを剥がします。
② パネル前面から本器を挿入します。
2-5
2章 確認と準備
③ パネルに,付属の取付金具を用いて次の図のように取り付けます。 i.
ケースの上下か左右どちらかに取付金具2つを使います(ケースの取付金具用穴をふさいでいるシールを はがしてから行ってください)。
ii.
最初に2つの取付金具を取り付けて取付ねじを仮締めします。
ii i
④ 適切なトルクで固定します。 次に適正トルクで取付ねじを締め付けて本体を固定します。このとき、本体がパネルにほぼ直角になった状態からは、 取付金具を本体ケースに密着させて取付ねじを締め付けてください。 ※パネル取付金具用ネジの適正締め付けトルクは10∼12kgf/cmです。
・ 適正締め付けトルク以上で締め付けると、ケースの変形、ブラケットの破損を生じる恐れがあります。 ・ ケースの取付金具用穴から異物や工具を器内に入れないよう、ご注意下さい。
2-6
2章 確認と準備
2.5
電源ケーブルの接続方法と電源の投入方法
電源ケーブルの接続と電源の投入方法について説明します。 MT100本体には、電源コードは付属されていません。 デスクトップケース(B-541) には、電源コードが付属されていますので、必ず付属の電源コードをご使用下さい。
電源を配線するときには、次の警告をお守りください。 これらを守らないと、感電の危険や機器を損傷する恐れがあります。
・感電防止のため、電源の供給元がOFFになっていることを確認してください。 ・火災防止のため、電線は600V絶縁電線(AWG20∼16)と同等以上の性能の電線またはケーブルをご使用ください。 ・電源投入前に保護接地端子は、接地抵抗50Ω以下で必ず接地してください。 ・電源配線および保護接地配線には、丸型裸圧着端子(4mmねじ用)に絶縁チューブを入れて使用してください。 ・電源ラインには、本器を主電源から切り離すためのスイッチ(両切りタイプ)を設けてください。 スイッチ仕様は、定常電流定格:1A以上/突入電流定格:60A以上としてください。 ・接地ラインには、スイッチおよびヒューズは入れないでください。 下記の条件を満たす電源をご使用ください。 項目 定格電源電圧 使用電源電圧範囲 定格電源周波数 電源周波数許容範囲 最大消費電力
内容 100∼240VAC 90∼264VAC 50/60Hz 50/60Hz±2% 38VA
配線方法 ① 本器の供給電源をOFFにし、電源端子のカバー(透明)を開けます。
この2本のネジを外すことで、電源端子カバーが外れます。
② 電源コードと保護接地コードを,電源端子に配線します。 丸型裸圧着端子(4mmねじ用)と絶縁チューブを使用してください。 ねじの適正締め付けトルクは、12∼14kgf/cmです。
保護接地端子
機能接地端子
保護接地コード
丸型裸圧着端子 (4mmねじ用)
絶縁チューブ 電源コード
2-7
2章 確認と準備
③ 電源端子のカバー(透明)を閉めて、ねじで固定します。 ④ フロントパネルを開け、電源スイッチをONにすると、電源が投入されます。 電源スイッチ
2-8
2章 確認と準備
2.6
信号入力ケーブルの接続方法
信号入力ケーブルの接続について説明します。 配線時は、感電防止のため、電源の供給元がOFFになっていることを確認してください。
・本器に配線された入出力信号線に大きな引っぱり力が働くと、本機器の端子や信号線を破損することがありますので、 配線コードは設置パネルの背面に固定してください。 ・火災防止のため、信号線には温度定格70℃以上のものを使用してください。 ・各入力端子には、以下の値を超えた電圧を加えないでください。本器が損傷することがあります。 最大入力電圧 : ±60VDC 最大コモンモード電圧 : AC33Vrmsまたは±60VDC
配線時の注意 入力信号線を配線するときには、次のことにご注意ください。 ・入力信号線を端子に接続する際は、絶縁スリーブ圧着端子(4mmねじ用)のご使用ください。 ・測定回路は、電源線(電源回路)や接地回路から離してください。 ・測定対象がノイズ源の場合、2-21頁をご参照頂き、処置を実施してください。 ・保護接地端子は、必ず低い接地抵抗(50Ω以下)で接地してください。 ・熱電対で温度測定を行う場合は、端子カバーは必ず装着してください。 ・熱電対で温度測定を行う場合、放熱効果の大きい太い線は使用しないでください。 (0.65Φ以下を推奨します。) ・外気温の変化が起きないようにしてください。特に近くにあるファンのON/OFFなどは,大きな温度変化を生じます。 ・入力配線を他の機器と並列に接続すると互いに測定値に影響を与えることがあります。 ・運転中に一方の機器の電源ON/OFFは行わないでください。他方の機器に悪影響を及ぼすことがあります。
配線方法 ① 端子カバーを外します。 Aの方向に力を加えたまま、Bの方向に引くと、カバーは外れます。
② 信号線を入力端子へ配線します。 B ねじの適正締め付けトルクは、12∼14kgf/cmです。 端子の配線は、下図の様になっていますので、確認して配線してください。
A
③ 端子カバーを取り付けます。
2-9
2章 確認と準備
配線図 直流電圧入力
熱電対入力 b
b +
+
+
+
直流電圧 −
−
−
−
補償銅線
測温抵抗体入力
直流電流入力
b
b
b
A
+ +
+
B
直流電流
−
−
−
シャント抵抗 例:4-20mAの場合、250Ω(±0.1%) を付けて、1-5Vレンジで測定します。
1線あたりのリード線抵抗10Ω以下で、 3線とも抵抗値を等しくしてください。
アナログ入力回路の内部等価回路 + 50Ω 500kΩ
500kΩ
0.05μF
0.05μF
− 50Ω チャネル切換リレー
+ ........................................... 高電位端子 (入力信号の高電位側を入力する端子です) − ........................................... 低電位端子 (入力信号の低電位側を入力する端子です) b ............................................ 測温抵抗体を接続するときに使用する専用端子です ※ 測温抵抗体入力の端子A(+)と端子B(-)は、それぞれチャネル毎に絶縁されていますが、端子bは全チャネ
ル内部で短絡しています。
2-10
項目 入力形式 アナログ電圧 熱電対
内容 絶縁方式、スキャニング方式 20・50・100・200・500mV/F.S.、1・2・5・10・20・50V/F.S.、1-5V K・J・E・T・R・S・B・N・W (WRe5-26)
測温抵抗体
PT100、JPT100、PT1000 (IEC751)
A/D分解能 フィルタ
16bit Off、2、5、10、20、40 フィルタは、移動平均です。 設定されたサンプル回数の平均値となります。
2章 確認と準備
2.7
入力端子脱着方法
入力端子は脱着する事ができます。 信号線の配線が困難な場合、端子を外すことで容易に配線することができます。 配線時は、感電防止のため、信号の供給元がOFFになっていることを確認してください。
・入力端子を脱着する時は、本器の電源を切った状態で実施してください。 ・入力端子を脱着する時は、信号元のがOFFになっていることを確認してください。 ・入力端子を脱着する時は、十分注意して作業を行ってください。 無理に引いたり・押したりしないでください。
脱着方法 ① 下図2本のネジを外します。
※装着するときは、6∼8kgf/cmのトルクで閉めてください。 ② 入力端子を矢印の方向に引くことで端子が外れます。
③ 端子に信号線を配線してください。 ④ 外した時の逆の手順で端子を装着します。
2-11
2章 確認と準備
2.8
デジタル入力・アラーム出力端子の接続方法と機能
デジタル入力・アラーム出力端子の接続について説明します。 配線時は、感電防止のため、信号の供給元がOFFになっていることを確認してください。
・本器に配線された入出力信号線に大きな引っぱり力が働くと、本器の端子や信号線を破損することがありますので、 配線コードは設置パネルの背面に固定してください。 ・火災防止のため、信号線には温度定格70℃以上のものを使用してください。 ・各入力端子には、以下の値を超えた電圧を加えないでください。本器が損傷することがあります。 デジタル信号端子 :最大+24VDC アラーム出力リレー端子 :AC250V/2A 、DC30V/2A
配線時の注意 デジタル入力・アラーム出力線を配線するときには、次のことにご注意ください。 ・信号線を端子に接続する際は、絶縁スリーブ圧着端子(4mmねじ用)のご使用ください。 ・保護接地端子は、必ず低い接地抵抗(50Ω以下)で接地してください。
配線方法 ① 端子カバーを外します。 Aの方向に力を加えたまま、Bの方向に引くと、カバーは外れます。
B
A
② 信号線を入力端子へ配線します。 ねじの適正締め付けトルクは、12∼14kgf/cmです。 端子の配線は、下図の様になっていますので、確認して配線してください。
③ 端子カバーを取り付けます。
2-12
2章 確認と準備
入出力回路の内部等価回路 パルス/ロジック入力 +5V
+5V
10KΩ PULSE/LOGIC(n)
コンパレータ
68KΩ
220KΩ
GND
外部トリガ入力 +5V
+5V
10KΩ EXT TRIG
GND
コンパレータ
68KΩ
220KΩ
0.1μ
アラーム出力 ALARM(n) NC
COM
NO
※ アラームが発生すると、COMとNOが接続されます。(COMとNCはオープンとなります。)
2-13
2章 確認と準備
ロジック/パルス入力仕様 項目 入力チャネル数 入力電圧範囲 スレッシュホールドレベル ヒステリシス
内容 4チャネル 0∼+24Vmax (片線接地入力) 約+2.5V 約0.5V(+2,5∼+3V)
※ ロジック入力とパルス入力は、切り替えとなります。
トリガ入力仕様 項目 入力チャネル数 入力電圧範囲 スレッシュホールドレベル ヒステリシス
内容 1チャネル 0∼+24Vmax (片線接地入力) 約+2.5V 約0.5V(+2,5∼+3V)
アラーム出力仕様 項目 出力チャネル数 出力形式
絶縁耐圧
2-14
内容 4チャネル リレー接点出力(NO/NC) <リレー定格> 接点定格 :AC250V/2A、DC30V/2A 接点寿命 :10万回 出力 - GND間:AC1000V/1分間
2章 確認と準備
2.9
USBメモリの装着方法
本器はUSBメモリを装着することで、測定データを直接USBメモリに収録することが可能です。 USBメモリの取り扱い時は、静電気等に十分な注意をしてください。
USBメモリの装着方法 USBメモリ端子にUSBメモリを装着します。
USBメモリ
使用可能なUSBメモリ最大寸法 本器に装着可能なUSBメモリは、下図の大きさが最大となります。 47mm
90mm
21.5mm
前
13mm 8.5mm
USBメモリを本器に装着した場合、ぶつけたり、落としたりしないように取り扱いには、十分ご注意ください。
<使用できるUSBメモリの仕様> ・ 電源
:+5V
・ 消費電流
:250mA以下
・ 容量
:制限なし(ただし、1ファイルは2GByteまで)
※ 指紋認証などのセキュリティ機能付USBメモリは、使用できません。
2-15
2章 確認と準備
2.10 パソコンとの接続方法 USB、LANインターフェースを使用して、PCと接続することができます。
USBでの接続 USBケーブルを使用して、本器とパソコンを接続します。
USBケーブル
USBケーブルで接続する場合には、パソコンにUSBドライバをインストールする必要があります。インス トール方法に関しましては、「アプリケーションソフト取扱説明書」を参照してください。
LANコネクタが隣接していますので、ケーブルを接続する時はLANコネクタに挿入しないようにご注意く ださい。
2-16
2章 確認と準備
LANでの接続 LANケーブルを使用して、本器とパソコンを接続します。
LANケーブル
ケーブルの種類 ・ HUBを使用しないで、パソコンと直接接続する場合は、クロスケーブルを使用します。
LANケーブル (クロス)
・ HUBを使用する場合は、ストレートケーブルを使用します。
LANケーブル (ストレート)
HUB
LANケーブル (ストレート)
2-17
2章 確認と準備
2.11 湿度センサーの接続方法 湿度センサー (B-530:オプション) の+,−のリード線を使用する端子に接続し、丸型コネクタを5V OUTのコネクタに 接続します。
温度センサー(B-530)
b + (茶色)
+
湿度センサー − (白色)
−
強電界環境条件下では使用しないでください。測定結果が仕様を満足しない場合があります。
2-18
2章 確認と準備
2.12 デスクトップケース(B-541)装着方法 デスクトップケースを装着する方法を説明します。 デスクトップケースを装着する時は、感電防止のため、電源及び信号入力端子の配線を外してください。
セット内容
デスクトップケース:1台
電源ケーブル:1本
M3×6mmネジ:4本
組み立て説明書:1枚
装着方法 ① MT100本体を下図の方向からデスクトップケースに挿入します。
デスクトップケース
② 底面から付属のネジで固定します。 (4箇所) (M3×6mm バインドネジ ×4本) ※推奨締め付けトルク 8∼10Kgf/cm MT100
底面側
2-19
2章 確認と準備
2.13 測定時における注意事項 感電・短絡事故をさけるため、下記の事項を必ずお守りください。
危険 ・ アナログ入力部と本体間(GND端子)および、各アナログ入力CH間にAC30Vrms、またはDC60V以 上の電圧を入力しないでください。 ・ 電圧の高い高周波(50KHz以上)信号を入力しないでください。 ・ 定格電源はAC100∼240V、定格電源周波数は50/60Hzです。それ以外の電圧での使用は絶対にしな いでください。
アナログ入力(電圧・熱電対入力)の入力回路図
+ 50Ω 500kΩ
500kΩ
0.05μF
0.05μF
− 50Ω チャネル切換リレー
ノイズ成分の除去能力を上げるため、入力にコンデンサが入っています。 電圧測定後、入力を開放した際しばらくは電荷が残っていますので、別の測定点を接続する際はあらかじめ 「+」 「−」端子間を短絡して、自己放電させてください。 本器は、スキャン方式となっています。 入力端子に信号を入力していない状態 (オープン) では、他のCHの信号が影響しているような測定結果とな る場合があります。 このような場合、入力設定をOFFにしていただくか、+/−ショートしてください。 正常に信号が入力されている場合は、他のCHの影響はありません。
2-20
2章 確認と準備
2.14 ノイズの対策方法 ● 測定対象のシャーシGNDを確実に接地する。 測定対象のシャーシGNDを良好なアースに、確実に接地することで、効果がある場合があります。
測定対象器機
MT100 入 力 端 子
R1 熱電対
+ Vin −
R2 Z3
Z1
Z2
● 信号側のシャーシGNDと測定器側のシャーシを接続する。 本器のシャーシGNDと測定対象のシャーシGNDをなるべく短く太い電線でつなぎ、さらにアース接地で 等電位化することで、効果がある場合があります。
測定対象のシャーシ
GND
MT100
GND
電源アースに接続します。 (保護接地) 測定対象のシャーシに接続します。 (機能接地)
● ノイズの対策方法例 外来のノイズで、本器の測定値が変動する場合、以下の対応をお勧めします。 (ノイズの種類で効果は違います。) 例1:本器のGNDをアースに接続します。 例2:本器のGNDと、測定対象のGNDを接続します。 例3:AMP設定メニューで、フィルターをOFF以外にします。 例4:本器のデジタルフィルタが有効なサンプリング間隔にします。 (500ms以上) 「OTHR」メニューで、ご使用の商用電源周波数を設定してください。 詳細は、3-39頁をご参照願います。
2-21
2章 確認と準備
2.15 日付/時刻を合わせる 本体をはじめて使用するときは、内蔵の充電式電池を充電し、日付/時刻の設定をしてください。 約6ヶ月使用しないと内蔵の充電式電池が放電して、日付/時刻が初期化されることがあります。その場合は、充電式電 池を充電してご使用ください。
充電式電池の充電方法 電源スイッチを入れて24時間以上放置してください。
日付/時刻の設定方法 「MENU」 キーを押し、「OTHR」の画面を表示させて、「日付/時刻」のサブメニューより設定します。設定 の詳細は、3-39頁「日付/時刻」を参照してください。
2-22
3章
設定と測定
本章では、本器の測定と設定について説明します。
本章の項目 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8
画面の名称と機能 キーの動作 各動作モードの設定 設定メニューの説明 キーロック機能 収録中にUSBメモリを交換す る方法 WEBサーバー機能 設定例
3 章 設定と測定
3.1
画面の名称と機能
画面 < 画面スクロール方向:垂直> 状態表示部
測定データ表示部
< 画面スクロール方向:水平> 状態表示部
測定データ表示部
3-2
3 章 設定と測定
状態表示部 ① 簡易メッセージ
本器の動作状態を表示します。 ・フリーランニング
: 電源投入状態や収録を行っていない時に表示されます。
・トリガ待ち
: 測定開始後、トリガ成立を待っている時に表示されます。 (データの収録はされていません。)
・本体メモリ収録中
: 本器内蔵のメモリにデータを収録している時に表示されます。
・USBドライブ収録中
: USBメモリにデータを収録している時に表示されます。
・本体メモリ再生中
: 本器内蔵のメモリデータを再生している時に表示されます。
・USBドライブ再生中
: USBメモリのデータを再生している時に表示されます。
② Time/DIV表示
現在設定されているタイムスケールを表示します。
③ 状態表示
・USBメモリ状態表示 : USBメモリが装着されていない状態です。 : USBメモリが装着されていますが、アクセスしていない状態です。 : USBメモリにアクセスしている状態です。 USBメモリにアクセスしている時は、USBメモリを抜いたり、本器の電源を切らないで下さい。 データが破損して、アクセスできなくなる場合があります。
・内蔵メモリ状態 : 内蔵メモリには、何もしていません。 : 内蔵メモリに、アクセスしている状態です。 内蔵メモリにアクセスしている時は、本器の電源を切らないで下さい。 データが破損して、アクセスできなくなる場合があります。
・キーロック状態表示 : キーロックされていない状態です。通常操作が可能です。 : キーロックされている状態です。全てのキーがロックされています。 キーロックの詳細は、3-45頁をご参照下さい。 ・リモート状態表示 : ローカル状態です。本器側での操作が可能です。 : リモート状態です。一部の操作を除いて、PC側での操作となります。 リモート状態からローカル状態に戻す場合は、PC接続を解除すると自動的に戻ります。 ローカル状態に戻らない場合は、「QUIT」キーを押してください。
3-3
3 章 設定と測定
④ 時計表示
現在の日付・時刻を表示します。 日付・時刻の設定は、3-39頁をご参照下さい。
⑤ アラーム出力状態表示
アラーム出力端子の状態を表します。 アラームが発生した番号が赤色表示になります。
測定データ表示部 < 画面スクロール方向:垂直>
①収録バー ②デジタル表示 ③ペン表示
④波形表示(現在)
⑤圧縮波形表示(過去) ⑥サンプリング間隔表示 ⑦ファイル名表示
< 画面スクロール方向:水平>
①収録バー ②デジタル表示
③ペン表示
④波形表示(現在)
⑤圧縮波形表示(過去) ⑥サンプリング間隔表示 ⑦ファイル名表示
3-4
3 章 設定と測定
① 収録バー 収録中には、収録時間と収録媒体の残容量を表示します。 (残容量が少なくなると、オレンジ色になります。) 再生時には表示位置の情報を表示します。
② デジタル表示 各CHの入力値を表示します。 「SPAN/TRACE/POSITION」 キーを押すことで、各CHの設定値が確認できます。 「SPAN/TRACE/POSITION」キーの詳細は、3-7頁をご参照下さい。
③ ペン表示 各CHの信号位置をペン表示します。 その他に、トリガ位置、アラーム範囲を表示します。 ・トリガレベル表示 トリガレベル位置と方向を表示します。
<立上がり>
<立下がり>
<範囲内>
<範囲外>
※水平スクロール時も同様に、トリガレベルを表示します。
・アラーム範囲表示 アラーム位置と範囲を表示します。 下図の緑色部分に信号が入ると、アラームが発生します。(アラーム発生時は、赤色に変わります。)
※水平スクロール時も同様に、アラーム範囲を表示します。
④ 波形表示(現在) 測定信号が波形としてリアルタイムに表示されます。
⑤ 圧縮波形表示(過去) 測定信号を圧縮して表示します。 圧縮率は、メニューで設定できます。 圧縮率設定の詳細は、3-28頁をご参照下さい。
⑥ サンプリング間隔表示 現在設定されているサンプリング間隔を表示します。
⑦ ファイル名表示 現在収録しているファイル名を表示します。 (表示は、収録中のみです。)
3-5
3 章 設定と測定
3.2
キーの動作
キーの動作について説明します。 (1)CURSOR
(4)方向キー
(2)SPAN/TRACE/POSITION
(5)MENU
(3)QUIT
(6)START/STOP
(8)DISPLAY
(7)ENTER
(9)TIME/DIV (10)REVIEW
(1)CURSOR(ALM CLR)
本キーは、動作状態によって違う役割を持ちます。 <再生中> 再生中に表示されているカーソルの、AとBを切り替えます。
カーソルB
カーソルA
<フリーランニング・収録中> アラーム設定が「アラーム発生を保持する」になっている場合、保持されたアラームをクリアします。
アラーム発生状態
3-6
アラーム解除状態
3 章 設定と測定
(2)SPAN/TRACE/POSITION
本キーを押すことで、デジタル表示の内容を切り替えます。 フリーランニング時(停止時)、データ収録時、データ再生時で、波形表示に関する設定を変更することができます。
MONITOR 各CHの測定値を表示します。 (デフォルト) 「SPAN/TRACE/POSITION」キー
SPAN
「SPAN/TRACE/POSITION」キー
波形の振幅が変更できます。 ・CH変更 : キー ・振幅変更 : キー ・変更範囲 : 電圧8段階/温度6段階
POSITION
「SPAN/TRACE/POSITION」キー
波形の表示位置が変更できます。 ・CH変更 : キー ・位置変更 : キー ・変更範囲 : レンジの10%単位
TRACE
「SPAN/TRACE/POSITION」キー
波形表示がON/OFFできます。 ・CH変更 : キー ・表示変更 : キー ・変更範囲 : ON/OFF ※OFFでも、データ収録は行います。
(3)QUIT(LOCAL)
主に以下の動作に使用します。 ・ MENU設定時、設定をキャンセル ・ SPAN/TRACE/POSITION画面中に、MONITOR画面に戻す ・ インターフェイス制御をしてリモート状態(キーが効かない状態)を解除する ・ MENU画面を閉じる ・ データの再生を終了する ・「デジタル+演算画面」 、「バーグラフ画面」を「波形+デジタル画面」に戻す
3-7
3 章 設定と測定
(4)方向キー
主に以下の動作に使用します。 ・ MENU設定時、メニューの移動、設定項目の移動 ・ 再生中のカーソル移動 ・「波形+デジタル画面」でアクティブCHの移動( ・ SPAN/TRACE/POSITIONの設定変更(
キー)
キー)
(5)MENU
収録するための設定画面を開きます。設定内容の詳細は「3.4設定メニューの説明」で説明します。
3-8
3 章 設定と測定
(6)START/STOP(USB DRIVE)
本キーは、下記の2つの動作を行います。 <測定の開始/停止> ・フリーランニング中に本キーを押すことで、収録を開始します。 ・収録中に本キーを押すことで、収録を停止します。
<USB Drive Mode> 「USB Drive Mode」 は、本体メモリを外部記憶媒体として、パソコン上で認識できます。 リムーバブルディスクとして認識しますので、ファイルの転送・消去等が簡単に実施できます。 ①MT100とパソコンをUSBケーブルで接続してください。 ②MT100の「START/STOP」キーを押しながら電源を入れてください。 ③パソコンに外部記憶媒体が認識され、データのやりとりが出来るようになります。 ※「USB Drive Mode」 時は、本器の表示は下図になります。
・USB Drive Modeを解除する場合は、電源を入れなおしてください。 ・USB Drive Modeで使用するときは、データ収録やデータ再生など、一切の操作ができません。
(7)ENTER
本キーは、MENU設定時の設定項目の確定やサブメニューを開くときなどに使用します。
3-9
3 章 設定と測定
(8)DISPLAY
データの表示モードを切り替えます。 フリーランニング時(停止時)・データ収録時に、表示モードを切り替えることができます。 本キーを押すごと、下記のように表示モードが切り換わります。
波形+デジタル画面 波形とデジタル値を表示します。 電源投入時の、初期画面となります。
デジタル+演算画面 大きい文字のデジタル値と演算結果を表示します。 演算は、リアルタイムで計算されています。 演算内容の詳細は、3-23頁をご参照願います。
バーグラフ画面 測定データをバーグラフ表示します。 バーグラフの基準点を選択することが出来ます。 詳細は、3-30頁をご参照願います。
3-10
3 章 設定と測定
(9)TIME/DIV
本キーを押すことで、時間軸表示幅が変わります。 下記の設定が可能です。 1、2、5、10、20、30 sec/DIV 1、2、5、10、20、30 min/DIV 1、2、5、10、12、24、74 hour/DIV
(10)REVIEW
収録したデータの再生を行います。 <フリーランニング中> 収録済みデータを再生します。 「データ再生元指定」画面が表示されますので、再生するファイルを選択してください。 詳細は、3-68頁をご参照下さい。
<データ収録中> 現在収録しているデータを2画面で再生します。
3-11
3 章 設定と測定
3.3
各動作モードの説明
本器での各動作状態は、「簡易メッセージ表示」で確認することができます。 動作 フリーランニング 収録中 2画面再生中 再生中
動作内容 起動時状態や収録を行っていない状態 本体メモリ、USBデバイスにデータを収録している状態 現在の波形表示と収録中データを再生している状態 収録済みのデータを再生している状態
簡易メッセージ表示 フリーランニング 本体メモリ収録中、USBドライブ収録中 本体メモリ収録中、USBドライブ収録中 本体メモリ再生中、USBドライブ再生中
動作状態の遷移図
(1)フリーランニング
フリーランニングでは主に、収録のための設定を行います。 現在入力されている信号が波形やデジタル値で確認できます。
フリーランニングで可能な主な動作 測定条件の設定変更 SPAN/TRACE/POSITIONの変更 画面モードの変更 データ再生
3-12
「MENU」キーで設定メニューを開き各設定を行います。 「SPAN/TRACE/POSITION」キーで設定を行います。 「DISPLAY」キーで画面モードの変更を行います。 「REVIEW」キーで収録済みのデータを再生を行います。
3 章 設定と測定
(2) 収録中
収録可能時間 (収録可能時間が大きい場合は、"++++:++:++"となります)
収録時間
収録ファイル名
収録中は、本体メモリ、またはUSBデバイスにデータを収録しています。 一部の機能を除き、MENUキーによる設定変更などはできません。
収録中で可能な主な動作 SPAN/TRACE/POSITIONの変更 「SPAN/TRACE/POSITION」キーでの設定の変更 画面モードの変更 「DISPLAY」キーで行う画面モードの変更 2画面再生 「REVIEW」キーで行う、収録中のデータを2画面再生表示
(3) 2画面再生中
収録中のデータを再生することができます。 上 (スクロール方向水平時は右) 側の波形表示が現在の収録中データで、下 (スクロール方向水平時は左) 側が 収録済みデータを表示します。収録済みのデータはカーソルを方向キー (左右) にて移動させ、デジタル値を 確認したりすることが可能です。 2画面再生で可能な主な動作 カーソル移動
「CURSOR」キーでカーソルAとBを切り替える 「 ( )」 キーでカーソルの移動 「TIME/DIV」キーで、拡大・縮小
・2画面再生中に「TIME/DIV」で拡大・縮小出来るのは、収録済みデータ(過去)のみとなります。 再生を終了させた時は、元のスケールに戻ります。 ・2画面再生時、過去データの表示は、一時的に間引き表示となります。 この場合、圧縮データ準備中のバーが表示されます。 (圧縮データの表示準備ができ次第、圧縮データが表示されます。)
3-13
3 章 設定と測定
(4)再生中
収録データを表示します。
再生中で可能な主な動作 SPAN/TRACE/POSITIONの変更 「SPAN/TRACE/POSITION」キーでの設定の変更 データ再生中メニューでの操作 「MENU」キーでカーソル移動、データ検索、演算設定を行う カーソル移動 「CURSOR」キーでカーソルAとBを切り替える )」キーでカーソルの移動を行う 「 (
3-14
3 章 設定と測定
3.4
設定メニューの説明
フリーランニング中に「MENU」キーを押すとメニュー画面が表示されます。 メニュー画面は各設定項目ごとにタブで分かれています。 AMP
DATA
TRIG
DISP
MARK
FILE
USER
I/F
OTHR
(1)AMP設定 入力信号に対する設定を行います
設定項目 入力 レンジ
フィルタ EU (スケーリング設定)
その他
ロジック / パルス
設定項目1
設定項目 2
[電圧] [温度]
機能 測定値(上限/下限) 数値入力 EU 出力値(上限/下限) 数値入力 小数点 単位選択 選択 単位 CH間演算 CH間演算 演算式 スケーリング 上限/下限値
スパン設定 アノテーション文字列 ゼロ点自動調整実行 ゼロ点調整リセット ロジック / パルス [ロジック] フィルタ [パルス] 入力 フィルタ スロープ EU
小数点 単位選択 選択 単位 上限/下限値
機能 測定値 EU 出力値 単位選択 選択 単位
選択内容 Off・電圧・温度・湿度 20・50・100・200・500 mV、 1・2・5・10・20・50・1-5 V TC-K・TC-J・TC-T・TC-R・TC-E・TC-B・TC-S・TC-N・TC-W・ Pt100・JPt100・Pt1000 Off・2・5・10・20・40 Off・On
1、 10、100、1000、 10000 長さ、 面積、 体積、 速度、 加速度、 周波数、 重量、 仕事、 圧力、 流量、 温度 選択 文字入力 Off・ON・D/W (Ch2のみで、 乾球 CH1・湿球 CH2 で計算) CHn(+、-、 *、 /)CHn /1000000、 /1000、 × 1、 × 1000、 × 1000000 数値入力 1、 10、100、1000、 10000 長さ、 面積、 体積、 速度、 加速度、 周波数、 重量、 仕事、 圧力、 流量、 温度 選択 文字入力 数値入力 文字入力 (最大11 文字) 実行 実行 Off・ロジック・パルス Off・ON Off・回転数・積算・瞬時 Off・ON H・L Off・ON 数値入力 数値入力 長さ、 面積、 体積、 速度、 加速度、 周波数、 重量、 仕事、 圧力、 流量、 温度 選択 文字入力
3-15
3 章 設定と測定
表示切替 アナログとロジック/パルスの切り替えは、下記のようになります。
「ロジック・パルスを表示」を実行 「アナログを表示」を実行 アナログ設定 アナログ信号に対する条件を設定します。
CH ALLで、入力、レンジ、フィルタを設定すると、入力が同じ設定の場合には、全CH同じに設定されます。レンジは 同じ入力のCHのみ設定されます。 一括スパン設定は、同じレンジのCHのみ設定されます。
(1)-1 入力 入力条件を選択します。 選択項目 Off 電圧 温度 湿度
内容 入力信号を測定しません。波形・デジタル表示も行いません。 直流電圧を測定する場合に使用します。 温度を測定する場合に使用します。 湿度センサーB-530を使用して、湿度を測定する場合に使用します。 この場合、電圧レンジが1Vとなり、EU設定ができなくなります。
(1)-2 レンジ 測定するレンジを選択します。 入力設定 電圧 温度 湿度
3-16
選択内容 20・50・100・200・500mV・1・2・5・10・20・50・1-5V TC-K・TC-J・TC-T・TC-R・TC-E・TC-B・TC-S・TC-N・TC-W・ Pt100・JPt100・Pt1000 選択なし
3 章 設定と測定
設定可能スパン <電圧レンジ> レンジ 20mV 50mV 100mV 200mV 500mV 1V 2V 5V 10V 20V 50V 1-5V
最大スパン(測定可能範囲) −22.000∼+22.000mV −55.00∼+55.00mV −110.00∼+110.00mV −220.00∼+220.00mV −550.0∼+550.0mV −1.1000∼+1.1000V −2.2000∼+2.2000V −5.500∼+5.500V −11.000∼+11.000V −22.000∼+22.000V −55.00∼+55.00V −5.500∼+5.500V
最小スパン 0.200mV 0.50mV 1.00mV 2.00mV 5.0mV 0.0100V 0.0200V 0.050V 0.100V 0.200V 0.50V 0.050V
最小分解能 0.001mV 0.01mV 0.01mV 0.01mV 0.1mV 0.0001V 0.0001V 0.001V 0.001V 0.001V 0.01V 0.001V
<温度レンジ> レンジ K J T R E B S N W PT100 JPT100 PT1000
最大スパン 最小スパン(p-p) 測定可能範囲 最小分解能 −270∼+2000℃ 50℃ −200∼+1370℃ −270∼+2000℃ 50℃ −200∼+1100℃ −270∼+2000℃ 50℃ −200∼+400℃ −270∼+2000℃ 50℃ 0∼+1600℃ −270∼+2000℃ 50℃ −200∼+800℃ −270∼+2000℃ 50℃ +600∼+1820℃ 0.1℃ −270∼+2000℃ 50℃ 0∼+1760℃ −270∼+2000℃ 50℃ 0∼+1300℃ −270∼+2000℃ 50℃ 0∼+2000℃ −270∼+2000℃ 50℃ −200∼+850℃ −270∼+2000℃ 50℃ −200∼+500℃ −270∼+2000℃ 50℃ −200∼+500℃
<湿度レンジ> レンジ
最大スパン 0∼+110%
最小スパン(p-p) 1.0%
最小分解能 0.1%
(1)-3 フィルタ フィルタの設定を行います。ノイズが入る場合に設定してください。 フィルタ動作は移動平均になります。 選択項目 Off 2 5 10 20 40
内容 移動平均は行いません。 サンプリング間隔×2回の移動平均を行います。 サンプリング間隔×5回の移動平均を行います。 サンプリング間隔×10回の移動平均を行います。 サンプリング間隔×20回の移動平均を行います。 サンプリング間隔×40回の移動平均を行います。
3-17
3 章 設定と測定
フィルタ処理について 本器で実施しているフィルタ処理は、下記の移動平均となります。 n-5 n-4 n-3 n-2 n-1
n
D
フィルタ設定5の場合 D=(n-4 + n-3 + n-2 + n-1 + n)÷5となります。
(1)-4 EU(スケーリング) 測定信号を単位変換します。
① ②
③
⑤ ⑦
① ② ③ ④ ⑤
④
⑥
設定項目 機能 測定値-上/下限値 EU出力値-上/下限値 小数点 単位選択
⑥ 選択
⑦ 単位
内容 スケーリング機能のON/OFFを選択します。 変換元となる数値の上限値/下限値を設定します。 変換後の上限出力値/下限出力値を設定します。 EU出力値の小数点位置を設定します。 特定の工業単位の分類を選択します。(下記が選択可能です。) 長さ、面積、体積、速度、加速度、周波数、重量、仕事、圧力、流量、温度 変換後の単位を選択します。 ここで表示される単位は、 「単位選択」で選択した分類の単位となります。 ここに表示されていない単位を設定する場合は、 「単位」 で任意の文字を設定し てください。また、ここで設定した内容は、単位に表示されます 変換後の単位を設定します。 単位は、アルファベット・数値を使用して任意の文字を設定することができます。 単位の設定は、単位選択を選択して設定することができます。
・メッセージウィンドウが表示された場合には、メッセージの指示に従って 設定値を変更してください。 ・スケーリング機能は、測定値とEU出力値のそれぞれの値の比率で演算を行います。 本器で処理できない変換値となった場合、デジタル表示は++++/----となります。 スケーリングの設定内容によっては、スパンを変更する場合があります。
設定例 上限値 下限値
3-18
測定値 +5.000 –5.000
EU出力値 +20.00 –20.00
小数点
単位
+xx.xx
rpm
+5 V
+20.00 rpm
CH.1 10V
CH.1 Scaling 1
–5 V
–20.00 rpm
3 章 設定と測定
(1)-5 その他 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥
設定項目 ① CH間演算設定
② スパン設定 ③ アノテーション文字列
④ ゼロ点自動調整実行 ⑤ ゼロ点調整リセット ⑥ [ゼロ点電圧値]
内容 CH間演算の内容を設定します。 CH間演算は、四則演算 (+、-、×、÷)が設定できます。 乾球・湿球から湿度を計算できます。(CH2限定) ※詳細は、次項をご参照願います。 波形表示するスパンの上限値と下限値を設定します。 CHに表示するアノテーション(コメント)を設定します。 文字数は最大で11文字です。 入力可能な文字は、英数字・カナ・記号となります。 現在の入力電圧をゼロ点電圧値として、計算します。 ゼロ点電圧値を解除し、入力電圧を表示します。 ゼロ点電圧値を表示します。(表示のみです。)
CH間演算(①) ① ② ③ ④
⑥ ⑧
設定項目 ① CH間演算
② 演算式
③ スケーリング
④ 上限値/下限値 ⑤ 小数点 ⑥ 単位選択 ⑦ 選択
⑧ 単位
⑤
⑦
内容 Off・ON・D/W (湿度) D/W (湿度)は、CH1が乾球、CH2が湿球入力として、湿度を計算します。 D/W (湿度)は、CH1・CH2が温度設定で、CH2のみ選択可能です。 CH-X (関数) CH-Y CH-X CH1∼CH10が選択できます。 関数 四則演算関数 (+ - × ÷) CH-Y CH1∼CH10が選択できます。 /1000000、/1000、×1、×1000、×1000000 演算結果に対する倍率を設定します。 <例> 演算結果=0.001 演算結果=1000 ×1 :0.001 ×1 :1000 ×1000 :1となります。 /1000 :1となります。 ×1000000 :1000となります。 /1000000 :0.001となります。 波形表示するスパンの上限値/下限値を設定します。 設定値は、演算結果に対しての値となります。 スパン設定の小数点位置を選択します。 演算結果を表示する単位を選択します。 長さ、面積、体積、速度、加速度、周波数、重量、仕事、圧力、流量、温度 変換後の単位を選択します。 ここで表示される単位は、 「単位選択」で選択した分類の単位となります。 ここに表示されていない単位を設定する場合は、「単位」 で任意の文字を設定し てください。また、ここで設定した内容は、単位に表示されます 変換後の単位を設定します。 単位は、アルファベット・数値を使用して任意の文字を設定することができます。 単位の設定は、単位選択を選択して設定することができます。
3-19
3 章 設定と測定
・演算結果は、ボルト単位で表示されます。 100mV+100mVを演算すると、演算結果としては、0.2となります。 200mVと表示したい場合は、スケーリングを使用してください。 ・乾湿球からの湿度算出式は、下記になります。 td tw K P E(t)
: 乾球温度(1ch) : 湿球温度(2ch) : 定数(氷結していない場合 0.000662) : 気圧(101325) : 温度tの時の飽和蒸気圧(JIS規格)
ロジック・パルス設定 デジタル入力に関する設定を行います。
設定項目 ロジック/パルス
内容 デジタル入力の処理方法を選択します。 Off デジタル入力を測定しません。 ロジック デジタル入力をロジック信号として、処理します。 パルス デジタル入力をパルス信号として処理します。 【デジタル入力がロジックの場合】 フィルタ ロジック入力のフィルタ設定をします。 Off ハードウェアフィルタが入りません。 ON ハードウェアフィルタが入ります。ノイズの多い環境では有効です。 フィルタは、約30Hz (-3dB)程度となります。 【デジタル入力がパルスの場合】 入力 パルスの計測モードを設定します。 Off パルス入力を測定しません。 回転数 1秒毎のパルス数をカウントし、60倍にした数値を回転数と して収録します。 積算 測定開始からサンプル間隔ごとのパルス数を積算して収録します。 瞬時 サンプル間隔ごとのパルス数を収録します。 フィルタ パルス入力のフィルタ設定をします。 Off ハードウェアフィルタが入りません。 ON ハードウェアフィルタが入ります。ノイズの多い環境では有効です。 フィルタは、約30Hz (-3dB)程度となります。 スロープ パルスをカウントするスロープ(方向)を設定します。 H 立ち上がりパルスをカウントします。 L 立ち下がりパルスをカウントします。 EU設定 パルスの測定値に対して、スケーリング設定を行います。
3-20
3 章 設定と測定
(1)-6 パルスのEU設定
① ② ④ ⑥
① ② ③ ④
設定項目 機能 測定値 EU出力値 単位選択
⑤ 選択
⑥ 単位
③ ⑤
内容 スケーリング機能のON/OFFを選択します。 変換元となる数値の上限値を設定します。 変換後の上限出力値を設定します。 特定の工業単位の分類を選択します。(下記が選択可能です。) 長さ、面積、体積、速度、加速度、周波数、重量、仕事、圧力、流量、温度 変換後の単位を選択します。 ここで表示される単位は、 「単位選択」で選択した分類の単位となります。 ここに表示されていない単位を設定する場合は、「単位」 で任意の文字を設定してください。 また、ここで設定した内容は、単位に表示されます 変換後の単位を設定します。 単位は、アルファベット・数値を使用して任意の文字を設定することができます。 単位の設定は、単位選択を選択して設定することができます。
・メッセージウィンドウが表示された場合には、メッセージの指示に従って 設定値を変更してください。 ・スケーリング機能は、測定値とEU出力値のそれぞれの値の比率で演算を行います。 本器で処理できない変換値となった場合、デジタル表示は++++/----となります。 スケーリングの設定内容によっては、スパンを変更する場合があります。
(2)DATA設定 収録に関する設定や、演算の設定を行います。
項目 収録設定
設定項目1 サンプリング間隔 収録ファイル名
設定項目2
収録ファイル名
名付け方法 ファイル形式 バックアップ設定
統計演算設定
バックアップ間隔 バックアップ先 演算設定1 演算設定2
バックアップ先 名前
選択内容 100・125・200・250・500ms、1・2・5・10・ 20・30s、1・2・5・10・20・30min、1h 収録先 :MEM・USB1 フォルダ :文字入力 ファイル名 :文字入力(名付け方法任意の場合) 自動・任意・連番 GBD・CSV Off・1・2・6・12・24時間 USB・FTP 文字入力 Off・平均値・最大値・最小値・ピーク値・実効値 Off・平均値・最大値・最小値・ピーク値・実効値
3-21
3 章 設定と測定
(2)-1 収録設定 データを収録する条件を設定します。
①
② ② ③ ④
設定項目 ① サンプリング間隔
内容 データを収録する間隔を設定します。 100・125・200・250・500ms、1・2・5・10・20・30s、1・2・5・10・20・30min、1h ※デジタルフィルタ (50/60Hz) は、500ms以上のサンプリング間隔で有効となります。
② 収録ファイル名
データファイルの条件を設定します。 ※必要に応じて、フォルダ・ファイル名を指定します。
③ 名付け方法
MEM
本体内蔵のFlashメモリにデータを収録します。
USB1
USBメモリスロットに装着したUSBメモリにデータを収録します。
データファイルの名前の付け方を設定します。 自動
ファイル名は自動的に付きます。 例)20050101-123456_UG.GBD 数字部分 ----- ファイルを作成した日時 ※例は、2005年1月1日 12時34分56秒 UG ----------- 収録するユーザー番号 UG (ゲスト) U1(ユーザー1) U2(ユーザー2) GBD ---------- データ形式 GBD (バイナリデータ) CSV (テキスト形式)
任意
入力した名前のファイル名でデータを収録します。
連番
任意に入力したファイル名に、連番の数字を付けて、ファイルを作成します。 例)ファイル名を 「TEST」とした場合 1回目 : TEST_SER1.GBD 2回目 : TEST_SER2.GBD 3回目 : TEST_SER3.GBD
④ ファイル形式
データファイルの形式を設定します。 GBD
弊社独自のバイナリ形式でデータファイルを作成します。 ※データの改ざんができません。
CSV
テキスト形式でデータファイルを作成します。 ※MT100では、再生できません。
・デジタルフィルタは、ご使用となるAC電源周波数を正確に設定する必要があります。 3-39頁を参照していただき、正確に設定を行ってください。
・自動ファイル名でデータ収録すると、日付のフォルダが自動的に作成され、その中にデータが収録されます。
・自動ファイル名で繰り替えデータを収録する場合、ファイル数が多くなってくると、測定開始時に時間が かかるようになります。 このような場合は、フォルダを新規に作成して、保存先を移動してください。 ・ファイルは、フォルダを作成してその中に保存するようにしてください。ルートディレクトリに保存して いくと、ファイルの制限により、残容量に関係なく保存できない場合があります。 ・収録可能時間表示は、サンプリング間隔、収録チャネル数により差異が生じる場合があります。
3-22
3 章 設定と測定
(2)-2 バックアップ設定 本器では、収録データを定期的にバックアップする機能があります。(下図をご参照ください。) ここでは、データをバックアップする条件を設定します。
FTPサーバへの自動バックアップ イーサネット MT100
FTPサーバ
内部メモリ
USBメモリ USBメモリに自動 バックアップ
測定入力 設定項目 バックアップ間隔 バックアップ先
名前
内容 収録データをバックアップする間隔を設定します。 Off・1・2・6・12・24時間 収録データをバックアップする先を設定します。 USB データをUSBメモリにバックアップします。 内蔵Flashメモリに収録している時だけ、使用できます。 FTP ネットワーク上にあるFTPサーバーにデータをバックアップします。 ※FILEメニューのFTP設定が必要です。(3-32頁を参照願います。) 保存するフォルダを設定します。 例)¥GRAPHTEC¥TEST¥20071204
(2)-3 統計演算設定 本器では、2つの統計演算を実行することができます。 ここでは、統計演算の内容を設定します。 設定項目 演算設定1(2)
off 平均値 最大値 最小値 ピーク値 実効値
内容 演算処理をしません。 収録中の単純加算平均値を画面に表示します。 収録中の最大値を画面に表示します。 収録中の最小値を画面に表示します。 収録中のピーク値データを画面に表示します。 収録中のデータの実効値を画面に表示します。 計算式は下記になります。 R.M.S = ΣD2/n
※ D:データ n:データ数
・演算結果はデジタル+演算画面に表示されます。 ・電源投入した時から演算が開始されます。スタートキーで測定を開始すると、一度クリアーされます。
3-23
3 章 設定と測定
(3)TRIG設定 トリガ条件の設定とアラームの設定を行います。
項目 トリガ設定
選択内容 Off・レベル値・アラーム・外部入力・指定時刻・指定曜日 なし OR・AND アナログ : Off・立上り・立下り・範囲内・範囲外 パルス : Off・立上り・立下り・範囲内・範囲外 ロジック : Off・立上り・立下り レベル 数値設定 [アラーム] アラームポート番号 1・2・3・4 [外部入力] なし [指定時刻] 日付・時刻 [指定曜日] 曜日・時刻 ストップ側ソース設定 Off・レベル値・アラーム・外部入力・指定時刻・指定曜日・ 一定時間 [Off] なし [レベル値] 組み合わせ OR・AND モード アナログ : Off・立上り・立下り・範囲内・範囲外 パルス : Off・立上り・立下り・範囲内・範囲外 ロジック : Off・立上り・立下り レベル 数値設定 [アラーム] アラームポート番号 1・2・3・4 [外部入力] なし [指定時刻] 日付・時刻 [指定曜日] 曜日・時刻 [一定時間] 1秒∼9999時間59分59秒 リピート収録 リピート収録 Off・ON リピート間隔 1分∼199時間59分 アラーム設定 アラームレベル設定 CH CH1∼CH10、Pulse1∼Pulse4、LOGIC モード Off・立上り・立下り・範囲内・範囲外・変化率 レベル 数値設定 出力 1・2・3・4 アラーム発生を保持する 保持する・保持しない バーンアウトでアラーム発生 発生しない・発生する 変化率アラームの点数 1∼32
3-24
設定項目1 設定項目2 スタート側ソース設定 [Off] [レベル値] 組み合わせ モード
3 章 設定と測定
(3)-1 トリガ設定 データ収録を開始する条件と、停止する条件を設定します。 設定項目 内容 スタート側ソース設定 収録を開始する条件を設定します。 Off 「START」キーを押すことで、収録を開始します。 レベル値 設定したレベル値に対して、条件を満足すると、収録を開始します。 ⇒ レベル値を選択した場合、各CHの条件を設定します。 (3-26頁をご参照願います。) アラーム 設定した番号のアラームが発生すると、収録を開始します。 ⇒ アラームを選択した場合、収録を開始させるアラーム番号を設定します。 アラーム番号: No1∼No4 外部入力 外部トリガ端子からの入力信号で収録を開始します。 ※5V(オープン) から0V(GNDへ短絡)になるとトリガが成立します。 時刻指定 リピート収録Off時 : 指定した日時になったときに、収録を開始します。 リピート収録On時 : 指定した時間になったときに、収録を開始します。 ⇒ 時刻指定を選択した場合、収録を開始させる日付・時刻を設定します。 ※リピート収録ONの場合は、時刻のみ設定します。 毎日同じ時間に収録を開始するときに使用します。 指定曜日 指定した曜日と時間になったときに、収録を開始します。 ⇒ 指定曜日を指定した場合、収録を開始させる曜日と時刻を設定します。 ストップ側ソース設定 収録を停止する条件を設定します。 Off 「STOP」キーを押すことで、収録を停止します。 レベル値 設定したレベル値に対して、条件を満足すると、収録を停止します。 ⇒ レベル値を選択した場合、各CHの条件を設定します。 (3-26頁をご参照願います。) アラーム 設定した番号のアラームが発生すると、収録を停止します。 ⇒ アラームを選択した場合、収録を停止させるアラーム番号を設定します。 アラーム番号: No1∼No4 外部入力 外部トリガ端子からの入力信号で収録を停止します。 ※5V(オープン) から0V(GNDへ短絡)になるとトリガが成立します。 時刻指定 リピート収録Off時 : 指定した日時になったときに、収録を停止します。 リピート収録On時 : 指定した時間になったときに、収録を停止します。 ⇒ 時刻指定を選択した場合、収録を停止させる日付・時刻を設定します。 ※リピート収録ONの場合は、時刻のみ設定します。 毎日同じ時間に収録を停止するときに使用します。 指定曜日 指定した曜日と時間になったときに、収録を停止します。 ⇒ 指定曜日を指定した場合、収録を停止させる曜日と時刻を設定します。 一定時間 指定した時間が経過すると、収録を停止します。 ⇒ 一定時間を選択した場合、収録を停止させる時間を設定します。 リピート収録 繰り返し収録のON・OFFを設定します。 Off 繰り返し収録を行いません。 「スタートトリガ待ち」→「収録開始」→「ストップトリガ待ち」→「収録終了」 ON 繰り返し収録を行います。 「スタートトリガ待ち」→「収録開始」→「ストップトリガ待ち」→「収録終了」 →「繰り返し時間待ち」→「スタートトリガ待ち」・・・・・・ を繰り返します。 ⇒ リピート収録がONの場合、繰り返し時間を設定します。 この繰り返し時間経過後、再度トリガ待ちになります。
3-25
3 章 設定と測定
レベル値の詳細設定 トリガソース設定が「レベル値」の場合、各CH毎に詳細条件を設定します。 レベルトリガの全体構成は、下図の様になっています。
※PulseとLogicは切り替えです。
① ②
③
設定項目 ① 組み合わせ
内容 各チャネルで設定したトリガ条件の組合せを設定します。 OR 設定したトリガ条件が1つでも成立すると、収録を開始(停止)します。 AND 設定したトリガ条件が全て成立すると、収録を開始(停止)します。
② モード
各チャネルで、トリガ比較するモードを設定します。 Off 設定CHのトリガを無効にします。 立上り 入力信号が設定したレベルに対し、超えている場合にトリガが成立します。 立下り 入力信号が設定したレベルに対し、下回っている場合にトリガが成立します。 範囲内
範囲外
各チャネルごとに、下限と上限のレベルを設定し、両レベル間に入力信号が 入った時(入っている場合)にトリガが成立します。 ※ロジックCHは、設定がありません。 各チャネルごとに、下限と上限のレベルを設定し、両レベル間に入力信号が 出た時 (入っている場合)にトリガが成立します。 ※ロジックCHは、設定がありません。
③ レベル
トリガを比較するレベルを設定します。 モードが立上り・立下りの時は、比較レベルを1ヶ所設定します。 モードが範囲内・範囲外の時は、比較レベルを2ヶ所設定します。
(3)-2 アラーム設定 アラーム比較を行う条件を設定します。 設定項目 アラームレベル設定 アラーム発生を保持する
内容 アラーム比較を行う条件を設定します。 詳細は、3-27頁を参照願います。 アラーム発生後の状態を設定します。 保持しない アラームが発生した後、入力信号が解除レベルになると、アラームも解除します。 保持する
変化率アラームの データ点数
3-26
アラームが発生した後、入力信号が解除レベルになっても、アラームは解除しません。 この場合、アラームの解除は、「CURSOR」キーを押します。 アラーム設定を「変化率」とした場合、変化を計算する点数を設定します。 設定したサンプル数が経過した時点で、設定値以上にデータが変化した場合に アラームを発生します。
3 章 設定と測定
レベル値の詳細設定
※アラーム設定は、各アナログCH・パルスCH毎に4種類の設定が可能です。
① ②
設定項目 ① CH ② モード
③ レベル
④ 出力
③
④
内容 アラームを設定するCHを選択します。 各アナログCH・パルスCH毎に4種類のアラームが設定できます。 アラームを比較するモードを設定します。 Off アラーム比較を行いません。 立上り 入力信号が設定したレベルに対し、超えている場合にアラームを発生します。 立下り 入力信号が設定したレベルに対し、下回っている場合にアラームを発生します。 範囲内 各チャネルごとに、下限と上限のレベルを設定し、両レベル間に入力信号が 入った時(入っている場合)にアラームを発生します。 ※ロジックCHは、設定がありません。 範囲外 各チャネルごとに、下限と上限のレベルを設定し、両レベル間に入力信号が 出た時 (入っている場合)にアラームを発生します。 ※ロジックCHは、設定がありません。 変化率 設定したサンプル数が経過した時点で、設定値以上にデータが変化した場合に アラームを発生します。 (詳細は、3-28頁をご参照願います。) アラームを比較するレベルを設定します。 モードが立上り・立下りの時は、比較レベルを1ヶ所設定します。 モードが範囲内・範囲外の時は、比較レベルを2ヶ所設定します。 モードが変化率の時は、変化値(差分)を設定します。 アラームが発生した時に、出力する番号を設定します。 設定番号に同期して、出力リレーがON-OFFします。
トリガ&アラームの動作について 立上り
:入力信号が設定したレベルに対し、超えている場合にトリガ/ア ラームが発生する条件です。 トリガ(アラーム)発生エリア
測定開始(アラーム発生)
設定レベル
CH.1
立下り
: 入力信号が設定したレベルに対し、下回っている場合にトリガ/ア ラームが発生する条件です。 トリガ(アラーム)発生エリア
測定開始(アラーム発生)
設定レベル
CH.1
3-27
3 章 設定と測定
範囲内
: 各チャネルごとに、下限と上限のレベルを設定し、両レベル間に入 力信号が入った時 (入っている場合) にトリガ/アラームが発生する 条件です。 トリガ(アラーム)発生エリア
測定開始(アラーム発生)
上限設定レベル 下限設定レベル
CH.1
範囲外
: 各チャネルごとに、下限と上限のレベルを設定し、両レベル間から 入力信号が出た時 (出ている場合) にトリガ/アラームが発生する条 件です。 トリガ(アラーム)発生エリア
測定開始(アラーム発生) 上限設定レベル
下限設定レベル CH.1
変化率アラーム 例) 変化率のアラームデータ点数を3にした場合
アラーム発生
3ポイントの変化値が、設定値( ) 以下ですのでアラームは発生しません。
3ポイントの変化値が、設定値( )を 超えた時にアラームが発生します。
(4)DISP設定 DISP設定は、表示関係の設定です。
3-28
項目 フォーマット設定
設定項目1 波形スクロール方向 表示ゾーン数 圧縮表示倍率
バーグラフ設定 波形表示設定
バーグラフ表示 線色 線幅 トレース
設定項目2
選択内容 垂直・水平 1・2・5・10Zone 1/10・1/20・1/30・1/40・1/50・1/60・ 1/70・1/80・1/90・1/100 標準・中央 赤:0∼31・緑:0∼31・青:0∼31 1・2・3・4・5・6・7・8dots On・Off
3 章 設定と測定
(4)-1 フォーマット設定 アナログ波形を表示するフォーマットを設定します。 設定項目 波形スクロール方向
表示ゾーン数
圧縮表示倍率
内容 波形をスクロールする方向を設定します。 垂直 上から下にスクロールします。 水平 右から左にスクロールします。 波形を表示する分割数を設定します。 1Zone 1つのゾーンに全CHの波形を表示します。 2Zone 2つのゾーンにCh1∼5、Ch6∼10を分けて表示します。 5Zone 5つのゾーンに2CHずつ分けて表示します。 10Zone 10個のゾーンに各CHをそれぞれ表示します。 圧縮波形表示部分に表示される波形の圧縮率を設定します。
波形スクロール方向 <波形スクロール方向:垂直>
<波形スクロール方向:水平>
表示ゾーン数 <2 zone設定時>
<10 zone設定時>
圧縮表示倍率
この圧縮波形表示部の圧縮率を設定します。
3-29
3 章 設定と測定
(4)-2 バーグラフ設定 バーグラフの表示方法を設定します。 設定項目 バーグラフ表示
内容 下を基準にバーグラフ表示します。 中央を基準にバーグラフ表示します。
標準 中央
<標準>
<中央>
(4)-3 波形表示設定 波形の表示色・太さ・表示のON/OFFを設定します。
①
設定項目 ① 線色 ② 線幅 ③ トレース
3-30
②
③
内容 各CHの波形表示色を設定します。 設定は、R・G・B各0∼31の範囲で設定するか、デフォルト10色から選択する事ができます。 波形を表示する線の太さを設定します。 1∼8ドットの範囲で設定できます。 波形表示のON/OFFを設定します。 ON 波形表示を行います。 OFF 波形表示を行いません。 データ収録は行います。
3 章 設定と測定
(5)MARK設定 波形上に表示するマーク関係の設定を行います。
項目 設定項目1 ユーザーマーク設定 Mark1∼8 マーク表示設定 スタート/ストップマーク表示 トリガマーク表示 アラームマーク表示
設定項目2
選択内容 英数字及びカナ 最大30文字 On・Off On・Off On・Off
(5)-1 ユーザーマーク設定 ユーザーマークは、予め登録している文字を、必要な時に画面上に表示させる事が出来ます。 ユーザーマークは、8種類登録できます。 マークを表示させるには、メニュー上の「マークする
」で「ENTER」キーを押します。
入力した文字が入ります。
・表示させたマークは、収録データにも保存されます。 ・マークは、何箇所にも入れる事が出来ますが、マーク情報はデータファイルに収録されますの で、ファイル容量に影響します。 ・スクロール方向が水平の場合、表示可能文字は22文字となります。
(5)-2 マーク表示設定 ユーザーマークの他に、3種類のシステムマークを表示する事が出来ます。 ここでは、システムマーク表示のON/OFFを設定します。 設定項目 スタート/ストップマーク表示 トリガマーク表示 アラームマーク表示
内容 測定を開始した時と停止した時のマーク表示です。 このマーク表示のON/OFFを設定します。 トリガが成立して、収録を開始した時のマーク表示です。 このマーク表示のON/OFFを設定します。 アラームが発生した時のマーク表示です。 このマーク表示のON/OFFを設定します。
3-31
3 章 設定と測定
OFF出来ないマークとしては、データ欠落マークがあります。 データ欠落マークは、次のような場合に表示されます。 ・収録中に電源が落ちた後、電源復帰した場合、データ収録を再開しますが、データ欠落マークが 表示されます。 ・収録中にUSBメモリを交換した場合で、データ欠落が発生した時に表示されます。
(6)FILE設定 ファイル操作や画面コピー等の操作を行います。 <フリーランニング・収録中の設定画面>
項目 ファイル操作
画面コピー
設定項目1 詳細表示 新規フォルダの作成 名前の変更 ファイル/フォルダのコピー ファイル/フォルダの削除 ファイル表示順の設定 表示の設定 ディスクの初期化 ビットマップ保存
カーソル間保存
データ保存先指定
現在の設定を 保存/読み込み
保存 読み込み
3-32
FTPサーバ設定
FTPサーバ設定
USBメモリ
USBメモリの 取り外し/交換
<データ再生中の設定画面>
設定項目2
フォルダ 名付け方法 フォルダ ファイル形式 名付け方法 フォルダ 名付け方法 フォルダ ファイル FTPサーバ ユーザ名 パスワード ポート番号 PASVモード FTPサーバの接続テスト
選択内容 実行 実行 実行 実行 実行 名前順・名前逆順・古い順・新しい順 実行 クイック・通常 MEM・USB1 自動・任意・連番 MEM・USB1 GBD・CSV 自動・任意・連番 MEM・USB1 自動・任意・連番 MEM・USB1 指定 文字入力 文字入力 文字入力 0∼65535 Off・ON 実行 実行
3 章 設定と測定
(6)-1 ファイル操作 キー
TIME/DIV
操作内容 ファイルボックスの操作内容を変更します。 詳細表示 .................................... ファイルまたは、フォルダの詳細情報を表示します。 ファイル/フォルダを選択 ...... データを書き込むファイルまたは、フォルダを選択します。 新規フォルダの作成 ................. 新しいフォルダを作成します。 新規ファイルの作成 ................. 新しいファイルを作成します。 名前の変更 ................................. ファイルまたは、フォルダの名前を変更します。 ファイル/フォルダのコピー .. ファイルまたは、フォルダをコピーします。 コピー/削除ファイルの選択 .. コピーまたは、削除するファイルを選択します。 コピー先の選択と実行 ............. コピー先を選択して、コピーを実行します。 ファイル/フォルダの削除 ...... ファイル/フォルダを削除します。 ファイルの表示順変更 ............. ファイルを表示する順番を変更します。 表示設定 .................................... ファイル情報の表示内容を変更します。 ディスクの初期化 ..................... ディスクを初期化します。 ※ 操作箇所により、操作可能な内容は変化します。
ENTER QUIT
フォルダを移動します。 : 1つ上のフォルダに移動します : 1つ下のフォルダに移動します 操作を確定します。 ファイルボックスを閉じます。
(6)-2 画面コピー 波形・デジタル・バーグラフ画面をビットマップデータとして、保存します。 設定項目 フォルダ
ファイル名 名付け方法
内容 ビットマップデータの保存先を指定します。 MEM 内蔵Flashメモリに保存します。 ファイル操作でフォルダを指定することも出来ます。 USB1 USBメモリに保存します。 ファイル操作でフォルダを指定することも出来ます。 名付け方法を 「任意」に設定した場合、ファイル名を設定します。 ファイル名のつけ方を設定します。 自動 自動でファイル名が付きます。 任意 ファイル名を指定します。 連番 ファイル名の後に連続番号が付加されます。
操作 ビットマップ保存先を設定します。 ⇒「実行」でENTERキーを押すと、指定場所に保存されます。 ・メニュー関係のビットマップは保存できません。
3-33
3 章 設定と測定
(6)-3 カーソル間保存 収録データを再生している時に、カーソル間のデータを保存します。 設定項目 フォルダ
内容 カーソル間データの保存先を指定します。 MEM 内蔵Flashメモリに保存します。 ファイル操作でフォルダを指定することも出来ます。 USB1
ファイル名 ファイル形式
名付け方法
USBメモリに保存します。 ファイル操作でフォルダを指定することも出来ます。 名付け方法を 「任意」に設定した場合、ファイル名を設定します。
ファイルの保存形式を設定します。 GBD 弊社独自のバイナリ形式でデータファイルを作成します。 ※データの改ざんができません。 CSV テキスト形式でデータファイルを作成します。 ※MT100では、再生できません。 ファイル名のつけ方を設定します。 自動 自動でファイル名が付きます。 任意 ファイル名を指定します。 連番
ファイル名の後に連続番号が付加されます。
・カーソル間保存は、収録データを再生後、カーソルで保存範囲を設定してから実施してください。 再生の詳細は、3-68頁をご参照願います。
・本設定メニューは、データを再生している時のみ有効となります。
(6) -4 現在の設定を保存/読み込み 本器の設定条件を保存又は読み込みを行います。 設定項目 フォルダ
内容 設定条件の保存先(読み込み元)を指定します。 MEM 内蔵Flashメモリに保存 (読み込み)します。 ファイル操作でフォルダを指定することも出来ます。 USB1 USBメモリに保存 (読み込み)します。
ファイル名
保存 読み込み
名付け方法 (保存のみ)
ファイル操作でフォルダを指定することも出来ます。 名付け方法を 「任意」に設定した場合、ファイル名を設定します。 読み込む設定ファイルを指定します。(拡張子はCNDです。)
ファイル名のつけ方を設定します。 自動 自動でファイル名が付きます。 任意 連番
ファイル名を指定します。 ファイル名の後に連続番号が付加されます。
・本操作は、フリーランニング中のみ有効です。
3-34
3 章 設定と測定
(6)-5 FTPサーバ設定 ネットワーク接続しているFTPサーバの設定を行います。 測定データを定期的にFTPサーバにバックアップする場合に、必要な設定となります。 この場合、「DATA」 メニュー⇒「バックアップ設定」⇒「バックアップ先」をFTPに設定する必要があります。 (3-23頁をご参照願います。) ① ② ③ ④ ⑤ ⑥
① ② ③ ④ ⑤
設定項目 FTPサーバ ユーザ名 パスワード ポート番号 PASVモード
⑥ FTPサーバの 接続テスト
内容 FTPサーバのドメイン名を設定します。 FTPサーバのログイン名を設定します。 FTPサーバへログインするパスワードを設定します。 FTPサーバのポート番号を設定します。 パッシブモードのON/OFFを設定します。 ON ファイアウォール環境下で、外部のFTPサーバと通信する場合に設定します。 Off 通常のネットワーク環境にあるFTPサーバと通信する場合に設定します。 設定したFTPサーバへの接続テストを行います。 実行すると、接続状態をメッセージで表示します。
・本設定メニューは、フリーランニング中のみ有効です。
(6)-6 USBメモリ USBメモリの取り外し及び交換する時に実行します。 実行すると、メッセージが表示されますので、メッセージに従って、取り外し及び交換してください。 詳細は、3-47頁を参照願います。 ・本操作は、フリーランニング中およびデータ収録中に有効です。
3-35
3 章 設定と測定
(7)USER設定 USER設定機能とは、各ユーザーごとに設定条件を記憶しておき、ユーザーを切り替えることで、設定条件を簡単に読み 出せる機能です。 ユーザー名称を設定したり、ユーザーの設定条件を切り替えたりします。 ユーザーはゲスト、ユーザー1、ユーザー2の3つから選択できます。
項目 ユーザー設定
マクロファイル名 マクロ実行
設定項目1 ユーザー 部署名 設定条件切替 フォルダ ファイル名
設定項目2
選択内容 ユーザー時 : 文字入力 ユーザー時 : 文字入力 ゲスト・ユーザー1・ユーザー2 MEM・USB1 指定 実行
(7)-1 ユーザー設定 設定項目 ユーザー 部署名 設定条件設定
3-36
内容 ユーザー名を設定します。ゲストでは設定できません。 部署名を設定します。ゲストでは設定できません。 ゲスト、ユーザー1、ユーザー2から切り替えます。 それぞれに設定条件設定を記憶していますので、ユーザーを切り替えることで簡単に 呼び出すことができます。
3 章 設定と測定
(7)-2 マクロについて 本器のI/Fコマンドを、テキストファイルに記述して、そのファイルを読み込むことで、本器の設定を記述どおりに 実行することができます。 <マクロ動作のフロー> PCのテキストエディタで、 マクロファイルを作成 (拡張子を“GMA”で作成)
USBメモリにコピーして本機へ
マイクロファイルを選択して、マクロを実行 ・マクロファイル名の指定 ・マクロを実行
マクロの記述通りに動作
マクロ記述例 (ファイル名:xxx.GMA)
本器のコマンド表は、別紙I/Fコマンド表を参照願います。 コマンド表は、付属のCDに入っています。(Libraryフォルダ:MT100 IF Command.PDF) 対応しているコマンドは、本器の設定に関する内容のみです。 読み出しコマンド等は使用できません。
3-37
3 章 設定と測定
(8)I/F設定 PCと接続するための条件設定を行います。
項目 インターフェース設定 USB設定
設定項目1 行末文字 USB ID
TCP-IP設定
IPアドレス サブネットマスク ポート番号 ゲートウェイ DNSアドレス
設定項目2
選択内容 CR+LF・LF・CR 0∼9 0∼255.0∼255.0∼255.0∼255 0∼255.0∼255.0∼255.0∼255 1024∼65535 0∼255.0∼255.0∼255.0∼255 0∼255.0∼255.0∼255.0∼255
(8)-1 インターフェイス設定 I/Fコマンドで制御する時の改行文字を設定します。 設定項目 行末文字
内容 CR+LF LF CR
CR/LFで改行します。 LFで改行します。 CRで改行します。
(8)-2 USB設定 本器のUSBのID番号を設定します。 設定は、0∼9で設定できます。 1台のPCで、本器を複数台制御する場合は、USBのIDが重ならない様に設定してください。 設定を変更を実施した後は、電源を入れ直してください。 電源を入れ直す事で、設定値が反映します。
(8)-3 TCP-IP設定 本器をイーサネットに接続する為の設定です。 設定項目 IPアドレス サブネットマスク ポート番号 ゲートウェイ
内容 本器のIPアドレスを設定します。(0∼255.0∼255.0∼255.0∼255) 本器のIPサブネットマスクを設定します。 (0∼255.0∼255.0∼255.0∼255) 本器のIPポート番号を設定します。 (1024∼65535) 本器のゲートウェイを設定します。(0∼255.0∼255.0∼255.0∼255)
DNSアドレス
本器のDNSアドレスを設定します。(0∼255.0∼255.0∼255.0∼255)
設定を変更を実施した後は、電源を入れ直してください。 電源を入れ直す事で、設定値が反映します。
3-38
3 章 設定と測定
(9)OTHR設定 各種設定条件の設定ができます。
項目 その他設定
設定項目1 LCDの明るさ スクリーンセーバ 電源オンスタート 室温補償 温度単位 バーンアウト ACライン周波数 日付/時刻
Language 工場出荷に戻す インフォメーション デモ波形モード
設定項目2
選択内容 明るい・中間・暗い Off・10s・30s・1min・2min・5min・10min・ 30min・60min 無効・有効 内部・外部 ℃・°F On・Off 50Hz・60Hz 日付/時刻 日付入力・時刻入力 ネットワーク時刻 Off・On 時刻サーバ 文字入力 タームゾーン -12:00∼+13:00 (1時間単位) 同期時刻 00:00 ∼ 23:59 同期モード 直ちに同期・徐々に同期 接続テスト 実行 Japanese・English(US)・English(UK)・French・ German・Chinese・Korean 実行 実行 Off・On
3-39
3 章 設定と測定
(9)-1 その他設定 設定項目 LCDの明るさ スクリーンセーバ
電源オンスタート
室温補償
温度単位
バーンアウト
ACライン周波数
内容 LCDのバックライトの明るさを設定できます。 設定は明るい・中間・暗いの3段階の設定ができます。 指定した時間、無操作状態が続くと、自動的に画面をOffにします。 設定は、Off・10・30s・1・2・5・10・30・60minから選択できます。 こまめに画面を消すことで、LCD画面の寿命を延ばすことができます。 電源を入れたときに、設定された条件で自動的に収録開始する機能を設定します。 無効 電源On時に収録開始しません。 有効 電源On時に収録開始します。 熱電対を用いて温度測定を行う際の室温補償を設定します。 内部 内部:MT100本体の室温補償が有効になります。 (通常はこちらを選択してください) 外部 外部:外部の機器で、室温補償を行うときに設定します。 温度設定時の℃と°Fの単位を切り替えます。 温度設定時の℃と°Fの単位を切り替えます。 °C 摂氏 °F 華氏 (強制的にスケーリングが有効になります) 熱電対の断線チェック機能を設定します。 Off 断線チェックをしません。 On 定期的に断線チェックを行います。
断線チェック時は、電圧を印加しますので、他の機器と並列接続している場合は、 他の機器に影響を及ぼしますので、設定をOffにしてください。 使用するAC電源の周波数を設定します。 50Hz 電源周波数が50Hzの地域の場合 (東日本) 60Hz 電源周波数が60Hzの地域の場合 (西日本)
本設定は、デジタルフィルタで除去できる周波数となります。 日付/時刻
Language 工場出荷に戻す
3-40
デジタルフィルタは、500ms以上のサンプリング間隔で有効となります。 本器の時計に関係する設定です。 日付/時刻 本器内蔵の時計を設定します。 設定は、日付と時刻を入力します。 ネットワーク ネットワーク経由で本器の時計を調整する時に使用します。 時刻 ※詳細は、次項をご参照願います。 本器の表示言語を設定します。 言語は、日本語・英語・フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語から選択できます。 本器の設定条件を、工場出荷状態に戻します。
3 章 設定と測定
ネットワーク時刻設定 本器は、イーサネット経由で時計サーバの時刻に同期させる機能があります。 ここでは、本機能を使用する為の設定を行います。
① ② ③ ④ ⑤ ⑥
設定項目 ① ネットワーク時刻
② 時計サーバ ③ タイムゾーン ④ 同期時刻 ⑤ 同期モード
⑥ 接続テスト
内容 時計サーバを使用して、本器の時刻調整するか・しないかを設定します。 Off 時計サーバを使用しません。時刻の調整は行いません。 On 時計サーバを使用使用して、時刻の調整を行います。 使用する時計サーバのドメイン名を入力します。 本器を使用する地域でのタイムゾーンを設定します。 (日本:+09:00) 時計サーバに同期させる時刻を設定します。 設定時間がくると、同期モードで設定した方法で時刻の同期動作を行います。 時計サーバに同期させる方法を設定します。 直ちに同期 同期時刻がくると、すぐに時計サーバの時刻に合わせます。 徐々に同期 同期時刻がきても、すぐにには同期しません。 徐々に時計サーバの時刻に同期させていきます。 調整量は、約43秒/日となります。(20秒で10ms程度の調整量です。)
時計サーバとの誤差が500ms以内の場合は、同期は行いません。 時計サーバへの接続テストを行います。 接続テストを行うと、メッセージが表示されます。 接続できない場合は、設定内容を確認して、再度接続テストを実行してください。 ※接続テストがOKの場合、下記のメッセージが表示されます。
3-41
3 章 設定と測定
(10)データ再生メニュー 再生中に「MENU」キーを押すことでデータ再生中メニューが表示されます。 ※データの再生方法は、3-68頁をご参照願います。
項目 カーソル移動
データ検索
設定項目1 先頭へ移動 中心へ移動 最後に移動 選択位置へ移動
カーソル同期 CH [CH :Analog]
[CH:Pulse]
[CH:Logic] [CH:Alarm]
カーソル間統計演算
次を検索 前を検索 演算関数 実行
設定項目2
選択方法 移動位置
CH モード レベル CH モード レベル CH モード CH モード
選択内容 実行 実行 実行 位置・時刻 位置の場合 相対時間 時刻の場合 日付・時刻 Off・ON Analog・Pulse(Logic)・Alarm CH1∼CH10 立上り・立下り 数値設定 Pulse1∼Pulse4 立上り・立下り 数値設定 Logic1∼Logic4 立上り・立下り Alarm1∼Alarm4 両方・立上り・立下り 実行 実行 Off・平均値・最大値・最小値・ピーク値・実効値 実行
(10)-1カーソル移動 収録データを再生中に表示するカーソルを移動させることが出来ます。 移動には、以下の方法があります。 設定項目 先頭へ移動 最後へ移動 中心へ移動 選択位置へ移動
カーソル同期
内容 先頭へ移動:カーソルをデータの先頭に移動します。 最後へ移動:カーソルをデータの最後に移動します。 中心へ移動:カーソルをデータの中心へ移動します。 カーソルの位置を指定して移動させる事ができます。 位置指定の場合 相対時間を設定して、カーソルを移動出来ます。 時刻指定の場合 日付・時刻を指定して、カーソルを移動出来ます。 カーソルを移動させる時に、2本を同期させることが出来ます。 支点は常にAになります。 Off 指定したカーソル1本のみ移動します。 On 2本のカーソルが同期して移動します。
・カーソル同期OFFの場合は、現在選択されているカーソルが移動します。 カーソルの選択方法は、3-6頁をご参照ください。 ・カーソル同期ONの場合は、2本のカーソルが移動します。
3-42
3 章 設定と測定
(10)-2 データ検索 収録したデータ内を、指定した方法で検索する事が出来ます。 検索には、下記の方法があります。 設定項目
内容 検索の対象を選択します。 Analog 検索対象をアナログCHとします。 Pulse 検索対象をパルスCHとします。 Logic 検索対象をロジックCHとします。 Alarm 検索対象をアラームCHとします。 [検索対象がAnalogの場合] CH 検索するアナログCH番号を選択します。 モード 検索するモードを選択します。 立上り 検索CHの信号が、設定レベルを超えた場所を検索します。 立下り 検索CHの信号が、設定レベルを下回った場所を検索します。 レベル 検索の比較レベルを設定します。 [検索対象がpulseの場合] CH 検索するパルスCH番号を選択します。 モード 検索するモードを選択します。 立上り 検索CHの信号が、設定レベルを超えた場所を検索します。 立下り 検索CHの信号が、設定レベルを下回った場所を検索します。 レベル 検索の比較レベルを設定します。 [検索対象がLogicの場合] CH 検索するロジックCH番号を選択します。 モード 検索するモードを選択します。 立上り 検索CHの信号が、L→Hに変わった場所を検索します。 立下り 検索CHの信号が、H→Lに変わった場所を検索します。 [検索対象がAlarmの場合] CH 検索するアラーム番号を選択します。 モード 検索するモードを選択します。 両方 検索するアラームが、発生または解除となった場所を検索します。 立上り 検索するアラームが、発生した場所を検索します。 立下り 検索するアラームが、解除した場所を検索します。 CH
(10)-3 カーソル間統計演算 再生データに対して、カーソル間の統計演算を行う事が出来ます。 設定項目 演算関数1(2)
off 平均値 最大値 最小値 ピーク値 実効値
内容 演算処理をしません。 カーソル間の平均値を画面に表示します。 カーソル間の最大値を画面に表示します。 カーソル間の最小値を画面に表示します。 カーソル間のピーク値データを画面に表示します。 カーソル間の実効値を画面に表示します。 計算式は下記になります。 R.M.S = ΣD2/n ※ D:データ n:データ数
3-43
3 章 設定と測定
<演算結果表示>
3-44
3 章 設定と測定
3.5
キーロック機能
キーロック機能を使用すると、全部のキーをロックする事が出来ます。 パスワードを設定することで、管理者以外、操作できなくすることも可能です。 ※出荷状態では、パスワードは設定されていません。
パスワード設定方法 ① 「
」 「
」 「ENTER」キーを同時に押します。
② 下記のメニューが開きますので、パスワードを入力します。
・ ・△・▽キーで、数字を選択し、最後にENTERキーを押すことで、パスワードが確定されます。 0000の場合、パスワード無しの動作となります。
キーロック方法 「
」 「
」キーを同時に2秒以上押します。
キーロック状態になると、表示が
→
に変わります。
キーロック解除方法 ① 「
」 「
」キーを同時に2秒以上押します。
3-45
3 章 設定と測定
② 下記のメニューが開きますので、パスワードを入力します。
・ ・△・▽キーで、数字を選択し、最後にENTERキーを押すことで、パスワードが確定されます。
・パスワードをお忘れになった場合、当社へマスターパスワードをお問い合わせください。 ・パスワードが設定されていない場合、パスワード入力画面は表示されません。
3-46
3 章 設定と測定
3.6
収録中にUSBメモリを交換する方法
本器は、USBメモリにデータを収録中に、USBメモリを交換する事が出来ます。 以下の操作に従って、交換作業を実施してください。 ① MENUキーを押して、「FILE」メニューを開きます。
②「USBメモリの取り外し/交換」にカーソルを移動して、ENTERキーを押します。
カーソル移動
確定
③ メッセージが出ますので、USBメモリを取り外してください。
④ そのまま新しいUSBメモリを挿入してください。
⑤ ENTERキーを押してください。
3-47
3 章 設定と測定
USBメモリを交換する毎に、ファイル名に_CHG番号が付加されます。 例) ファイル名 「TEST.GBD」 で収録していた場合 1本目のUSBメモリ : TEST.GBD 2本目のUSBメモリ : TEST_CHG1.GBD 3本目のUSBメモリ : TEST_CHG2.GBD 交換作業は、10分以内に実施してください。 10分を超えると、データの欠落が発生します。 データの欠落が発生した場合には、欠落マークが表示されます。
3-48
3 章 設定と測定
3.7
WEBサーバー機能
Webブラウザで、本器の操作とモニタをすることができます。 ● 使用できるWebブラウザ ・Microsoft Internet Explorer 6.0 以降 ・Netscape 6.2 以降 ・Firefox 1.5 以降 ・Opera 9.0 以降 ● Webブラウザでの機能 ・MT100の操作 ・MT100表示画面のモニタリング ・MT100表示画面の拡大表示 ・FTPへのリンク ・当社ホームページへのリンク ● URLの設定 URL(Uniform Resource Locator)は、ご使用のネットワーク環境に従い、適切に設定してください。 下記のように設定すると、本器にアクセスできます。 http://IPアドレス/index.html ・http ...................................... サーバにアクセスするためのプロトコルです。 HTTP(Hyper Text Transfer Protocol) ・IPアドレス ........................... モニタするMT100のIPアドレスを入力します。 ・index.html .......................... ファイル名です。index.htmlで固定となります。 ● 操作手順 1. Webブラウザを起動します。 2. アドレスにURL(http://IPアドレス/index.html)を入力します。
3-49
3 章 設定と測定
3. 下記の画面が表示されます。
遠隔操作 ........................................... MT100の操作ができます。 画面表示 ........................................... MT100のLCD画面のみを拡大表示します。 デジタル表示 ................................... MT100の測定値をデジタル表示します。 本体ファイルのダウンロード ........ MT100で収録したデータを、FTP機能を使用してPCへダウンロードできます。 グラフテックのホームページ ........ 当社のホームページにリンクします。
● 遠隔操作 MT100の操作キー部分をクリックすることで、MT100を遠隔操作できます。
3-50
3 章 設定と測定
● 画面表示
DISPLAY ........................................ 画面モードを切り替えます。 本キーを押すことで、波形+デジタル・拡大波形表示・デジタル表示に切り換わります。 SPAN/TRACE/POSITION ........ デジタル表示部分の表示を切り替えます。 本キーを押すことで、MONITOR・SPAN・POSITION・TRACEと切り換わります。
.............................................. カーソルキーです。
画面更新速度 ....................................... 画面の更新速度を設定します。 画面の更新速度は、2・5・10秒が設定できます。 ● デジタル画面
画面更新速度 ....................................... 画面の更新速度を設定します。 画面の更新速度は、2・5・10秒が設定できます。
3-51
3 章 設定と測定
● 本体ファイルのダウンロード MT100のメモリデータおよび、USBメモリデータをPCへダウンロードできます。
● FTPサーバー機能について インターネットエクスプロ−ラでFTP接続する場合はanonymousアカウントで自動ログインされますので、 リードオンリー制限となります。 リードオンリー制限の場合、以下の操作を行うことができません。 ・ファイルのアップロード ・ファイル/フォルダの削除 ・ファイル/フォルダの作成 ・ファイル名/フォルダ名の変更
本体側への書き込みを行うには、ログインアカウントの変更をしなければなりません。 アカウント名とパスワードは以下を参照ください。 アカウント名 MT100 mt100 Anonymous
パスワード なし なし 任意
制限 なし なし リードオンリー
インターネットエクスプロ−ラでのログインアカウントの変更は、以下の操作を行います。 [ファイル]→[ログイン方法...]で 「ログオン方法」ダイアログを開きます。
ユーザー名にアカウント名を入力します。パスワードは空白のまま何も入力しません。 最後に「ログオン」ボタンを押します。
3-52
3 章 設定と測定
3.8
設定例
(例1) 全CH熱電対で温度測定します 全CH熱電対で温度を測定する方法を説明します。 ① MENUキーを押して、「AMP」メニューを開きます。
② ▽キーで 「ALL 入力」にカーソルを移動します。
③ ENTERキーを押して、「温度」 を選択します。
選択
④
確定
キーを押して、「ALL レンジ」に移動します。
3-53
3 章 設定と測定
⑤ ENTERキーを押して、熱電対の種類を選択します。
選択
確定
選択
確定
⑥ MENUキーを押して、 「DATA」 メニューを開きます。
⑦ ▽キーで 「サンプリング間隔」にカーソルを移動します。
⑧ ENTERキーを押して、サンプリング間隔を 「1s」に設定します。
※温度測定時は、デジタルフィルタが有効となる サンプリング間隔(1秒以上)を推奨します。 ⑨ 設定は終了です。 STARTキーを押して測定を開始します。
3-54
3 章 設定と測定
(例2) 湿度センサ−(B-530) で湿度測定します 湿度センサー(B-530)で湿度を測定します。 ① MENUキーを押して、「AMP」 メニューを開きます。
② ▽キーで「入力」にカーソルを移動します。
③ ENTERキーを押して、「湿度」を選択します。
選択
確定
④ 設定は終了です。 STARTキーを押して測定を開始します。
3-55
3 章 設定と測定
(例3) データ収録先をUSBメモリにします 測定データの収録先をUSBメモリする方法を説明します。 本設定を行うと、USBメモリに自動ファイル名でデータを収録できます。 ① MENUキーを押して、「DATA」 メニューを開きます。
② ▽キーで 「収録ファイル名」でENTERキーを押します。
カーソル移動
③ 「フォルダ」 でENTERキーを押します。
④ ▽キーで 「USB1」 にカーソルを移動して、ENTERを押します。
3-56
確定
3 章 設定と測定
⑤ ▽キーで「OK]に移動して、ENTERキーを押します。
カーソル移動
確定
3-57
3 章 設定と測定
(例4) 収録先にフォルダを作成します 記憶デバイスに、フォルダを作成して、データを収録する方法を説明します。 本設定を行うと、内蔵Flashメモリにフォルダを作成して、その中に自動ファイル名でデータを収録します。 ① MENUキーを押して、「DATA」 メニューを開きます。
② ▽キーで 「収録ファイル名」でENTERキーを押します。
カーソル移動
③ 「フォルダ」 でENTERキーを押します。
④ TIME/DIVキーで「新規ホルダの作成」を選択します。
3-58
確定
3 章 設定と測定
⑤
キーを押し、デバイスの中に入ります。
⑥ ENTERキーを押します。
⑦ テキストBOXが表示されますので、作成するフォルダ名を入力してください。 、TIME/DIVキーで文字を選択して、ENTERキーで確定します。 文字が確定したら、カーソルを「OK」に移動し、ENTERキーを押します。
入力位置移動
文字選択
文字確定
⑧ TIME/DIVキーで「ファイル/フォルダの選択」に移動します。
3-59
3 章 設定と測定
⑨ 作成したフォルダを選択して、ENTERキーを押します。
カーソル移動
確定
カーソル移動
確定
⑩ ▽キーで「OK]に移動して、ENTERキーを押します。
3-60
3 章 設定と測定
(例5) FTPサーバーにデータをバックアップします 収録データを、FTPサーバに定期的にバックアップする方法を説明します。 ① MENUキーを押して、 「FILE」 メニューを開きます。
② FTPサーバの設定を行います。 詳細は、3-35頁をご参照願います。
③ MENUキーを押して、「DATA」 メニューを開きます。
④ バックアップ間隔を設定します。
3-61
3 章 設定と測定
⑤ バックアップ先を「FTP」に設定します。
⑥ 保存するフォルダを設定します。 テキストBOXが表示されますので、データをバックアップするフォルダを指定してください。
入力位置移動
3-62
文字選択
文字確定
3 章 設定と測定
(例6)
毎週指定曜日だけデータを収録します
毎週、指定した曜日だけデータを収録する方法を説明します。 本設定を行うと、毎週月曜日の10時から1時間だけデータを収録します。 ① MENUキーを押して、「TRIG」 メニューを開きます。
② 「スタート側ソース設定」を「指定曜日」 に設定します。
③ 「指定曜日設定」を開き、月曜日だけ「ON」 にします。
④ 時刻にカーソルを移動させ、収録を開始する時刻を設定します。
3-63
3 章 設定と測定
⑤ 「ストップ側ソース設定」を「一定時間」に設定します。
⑥ 「一定時間設定」を「1時間00分00秒」 に設定します。
⑦ 「リピート収録」を「ON」 に設定します。
3-64
3 章 設定と測定
(例7) 測定温度が100℃以上になったらアラームを出します 本設定を行うと、測定温度が100℃以上でアラームが発生し、アラーム出力1のリレーがONします。 ① MENUキーを押して、「TRIG」 メニューを開きます。
② ▽キーを押して、「アラームレベル設定」 に移動します。
③ ENTERキーを押して、アラームメニューを開きます。
④ アラームを比較するCH番号を設定します。
3-65
3 章 設定と測定
⑤ 「モード」を「立上り」に設定します。
⑥ 「レベル」を「100℃」に設定します。
⑦ アラーム出力番号を設定します。
⑧ カーソルを「OK」に移動して、ENTERキーを押します。
3-66
3 章 設定と測定
(例8) 電源がONすると、自動的に収録を開始します 電源がONすると、自動的に収録を開始する方法を説明します。 ① MENUキーを押して、「TRIG」 メニューを開きます。
② 「スタート側ソース設定」を「OFF」 に設定します。
③ MENUキーを押して、「OTHR」メニューを開きます。
④ 「電源オンスタート」を「有効」に設定します。
電源が投入された時に、自動的に収録開始状態となります。
3-67
3 章 設定と測定
(例9) 収録データを再生します 収録したデータを再生する方法を説明します。 ① REVIEWキーを押して、 「データ再生元指定」メニューを開きます。
② ENTERキーを押して、ファイル選択メニューを開きます。
③
キーを押して、フォルダ内部に入ります。
④ 再生するファイルを選択して、ENTERキーを押します。
3-68
3 章 設定と測定
⑤ カーソルを「OK」に移動して、ENTERキーを押します。
⑥ 下記のようにデータが表示されます。 キーでカーソルを移動でき、測定値を確認できます。 CURSORキーでカーソルA/Bを切り替えできます。 MENUキーを押すと、再生時のメニューが表示されます。 再生メニューの詳細は3-42頁をご参照願います。
※水平スクロール時のカーソル移動は、
キーで行います。
3-69
3 章 設定と測定
(例10) 表示する言語を変更します メニュー等の表示言語を変更します。 ① MENUキーを押して、「OTHR」メニューを開きます。
② 「Language」 にカーソルを移動して、ENTERキーを押します。
③ 一覧から言語を設定します。
3-70
4章
仕様
本章では、MT100の基本仕様について説明します。
本章の項目 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6
標準仕様 機能仕様 付属品/オプション品仕様 外形寸法図 パネルカット寸法(単独取付) パネルカット寸法(複数取付)
4 章 仕 様
4.1
標準仕様
標準仕様
項目 アナログ端子ユニット装着数 外部入出力
内容 1ユニット(10ch) トリガ入力・ロジック入力4chまたはパルス入力4ch・アラーム出力
PC I/F 内蔵記憶装置
イーサネット(10BASE-T/100BASE-TX)・USB (フルスピード対応)標準装備 本体メモリ:約14MB USBメモリスロット(フルスピード対応) 標準装備 設定条件:EEPROM/時計:リチウム2次電池 ±0.002%(月差約50秒) 0∼50℃、5∼85%RH 各入力Ch-GND端子間 :350Vp-p 1分間 各入力端子間 :350Vp-p 1分間 AC入力-GND端子間 :AC2000V 1分間 アラーム端子-GND端子間 :AC1000V 1分間 AC入力-GND端子間 :20MΩ以上 (DC500V) アラーム端子-GND端子間 :50MΩ以上 (DC500V) 各入力Ch-GND端子間 :50MΩ以上 (DC500V) AC入力 :AC100∼240V/50∼60Hz 端子形状 :M4ネジ式端子
バックアップ機能 時計精度(23℃環境) 使用環境 耐電圧
絶縁抵抗
電源 消費電力
●AC消費電力 No 1 2
条件 LCD ON時 スクリーンセーバー起動時
38VA 30VA
※ 通常状態は、LCD明るさMAX時 H144×W144×D200 mm 2.1kg 防塵・防滴 :IP-65準拠(表面部のみ) 耐震性 :自動車部品第一種A種相当
外形寸法 質量 耐震性
内蔵記憶装置 項目
内容 本体メモリ :約14MByte Flash Memory USBメモリ :最大2GByte(使用するUSBメモリによる) 本体の設定条件・測定データ・画面コピー
項目
内容 イーサネット(10BASE-T/100BASE-TX) USB(フルスピード) パソコンへのデータ転送(リアルタイム・メモリ) パソコンから本体の制御 Webサーバ機能 :本体の画面イメージをブラウザで表示・本体操作 FTPサーバ機能 :本体メモリ、USBメモリのファイル転送・削除 FTPクライアント機能 :本体メモリ、USBメモリのデータバックアップ NTPクライアント機能 :本体時計の時刻修正 USBドライブモード :本体メモリのファイル転送・削除 100msec/10ch最速
記憶容量 記憶内容
PC I/F I/F種類 ソフト機能 イーサネット機能 (10BASE-T/100BASE-TX)
USB機能 リアルタイム転送速度
表示部 項目 表示器 表示文字 バックライト寿命 バックライト
4-2
内容 5.7インチTFTカラー液晶ディスプレイ(QVGA:320×240ドット) 日本語・英語・その他 40,000時間(輝度が50%まで低下の状態)、使用環境で変化 スクリーンセーバ機能あり (10・30 sec・1・2・5・10・30・60 min) 動作時に消灯、復帰要因はキー操作&アラーム
4 章 仕 様
4.2
機能仕様
各種機能 項目 表示画面
内容 波形+デジタル画面 (水平、垂直)、デジタル+演算画面、バーグラフ画面 ※ 専用キーで切り替え(トグル動作)
サンプリング間隔
TIME/DIV EU(スケーリング機能) バーグラフ表示
レビュー機能 データ保存機能
100ms/10CH MAX 100・125・200・250・500 ms、1・2・5・10・20・30 sec 1・2・5・10・20・30 min、1hour 1・2・5・10・20・30 sec/DIV、1・2・5・10・20・30 min/DIV 5・10・12・24・72 hour/DIV 各チャネルごとに4点設定 表示方向 :縦、10ch+パルス4ch 基準位置 :下または中央 目盛り分割数 :10(固定) 収録中に再生表示 本体メモリ収録 USBメモリ収録 設定データの保存(本体または、USBメモリ) 画面コピーデータの保存(本体または、USBメモリ) バックアップ機能(本体→USBメモリ、本体→PC*1、USBメモリ→PC*1) ファイル名のインクリメント機能 ※記録中のUSBメモリ取り外し可
統計演算
統計演算種類 演算数 演算方法
CH間演算
演算種類 対象入力 機能 乾球 湿球
:平均値・ピーク値・最大値・最小値・実効値 :最大2演算を同時設定可能 :リアルタイムおよび、カーソル間指定 (再生時)
※リアルタイムの演算結果は、デジタル画面+演算画面に表示
乾湿球変換
検索機能 アノテーション入力機能
メッセージ/マーカー機能
:加算・減算・乗算・除算 :アナログCH1∼10 :乾球、湿球温度から湿度に変換 :1ch固定(温度で入力し、温度で出力します) :2ch固定 (湿球温度として入力し、1chの温度と合わせて湿度 を計算します。湿度として出力します) 測定レンジ :0∼100%R.H. ※乾球、湿球温度によっては計算できない部分があります。 機能 :収録データに対して、必要なポイントを検索する機能 検索種類 :チャネル、パルス、ロジック、レベル、アラーム検索 機能 :各チャネルごとにコメント入力可能 入力可能文字 :英語・数字・カナ 文字数 :11文字(画面表示は、最大8文字) 機能 :任意のタイミングでメッセージ・マーカーを記録します。 登録メッセージ数 :8個 マーカー :スタート/ストップ、トリガ、アラーム、停電 メッセージ ;任意のメッセージを収録前に入力
*1:FTP機能を使用するため、LANで接続することが必要です。
トリガ機能 項目 トリガ繰り返し トリガ種類 トリガ設定 トリガ判定種類
内容 Off・On スタート:トリガ成立でデータ収録開始 ストップ:トリガ成立でデータ収録停止 スタート:Off・レベル・外部・時刻・曜日 ストップ:Off・レベル・外部・時刻・曜日・時間 アナログ判定 :立上り(↑)・立下り(↓)・Window IN・Window Out ロジック判定 :立上り(↑)・立下り(↓) パルス判定 :立上り(↑)・立下り(↓)・Window IN・Window Out
4-3
4 章 仕 様
外部入出力機能 項目 入出力種類
内容 ・トリガ入力 (1ch) ・ロジック入力(4ch)またはパルス入力(4ch) ・アラーム出力(4ch) ※ロジック・パルスは切り換え
入力仕様
アラーム出力仕様
端子形状 :M4ネジ式端子 最大入力電圧 :0∼+24V (片線接地入力) 入力スレッシュホールド電圧 :約+2.5V ヒステリシス :約0.5V(+2.5V∼+3V) 出力形式 :リレー接点出力(NO/NC) 端子形状 :M4ネジ式端子 定格 :250VAC/2A 出力条件 :レベル判定・ウインド判定・ロジックパターン判定・ パルス判定・変化率判定 ※チャネル値4つの出力条件を設定
パルス入力
回転数モード (エンジンなど) 機能 :1秒ごとのパルス数をカウントし、60倍した数値を回転数として表示する モード スパン :50、500、5000、50k、500k、5M、50M、500M RPM/F.S. 積算モード(電力計など) 機能 :測定開始からサンプル間隔ごとのパルス数を積算表示するモード スパン :50、500、5000、50k、500k、5M、50M、500M C/F.S. 瞬時モード 機能 :サンプル間隔ごとのパルス数を表示するモード サンプル間隔ごとの積算値はリセット スパン: 50、500、5000、50k、500k、5M、50M、500M C/F.S. 最大パルス入力数 積算・瞬時モード:50k/サンプル間隔 回転数モード時 :50k/sec
制御ソフトウエア 項目 対応OS 機能 接続台数 1台のCH数 最大CH数 設定範囲 収録データ
表示内容 表示モード ファイルコンバート 監視機能 2画面機能 統計・履歴表示 レポート機能
4-4
内容 Windows 2000・XP・Vista(32Bit版、64Bit版) 本体制御、リアルタイムデータ収録、コンバート 10台 MAX 10CH MAX 100CH MAX アンプ設定、収録設定、トリガ・アラーム設定、レポート設定、その他 リアルタイムデータ (CSV、バイナリ) メモリデータ (CSV、バイナリ) USBメモリデータ (CSV、バイナリ) アナログ波形、ロジック波形、パルス波形、デジタル値 Y-T表示、X-Y表示、デジタル表示、メータ表示、レポート表示 カーソル間、全データ アラーム監視で、指定のアドレスにメールを発信 現在、過去データ表示 測定中の最大・最小・平均値を表示 日報・月報ファイルを自動作成可能
4 章 仕 様
入力部 項目 入力Ch数 入力端子形状 方式 スキャン速度 測定レンジ
測定精度※1 (23℃±5℃) ・電源投入後30分以上 ・サンプリング1s/10ch ・フィルタON(10) ・GND接地
内容 10ch M4ネジ式端子 フォトモスリレーによるスキャン方法 全CH絶縁、平衡入力 0.1秒/10ch MAX 電圧 :20・50・100・200・500mV、1・2・5・10・20・50V、1-5V F.S. 温度 熱電対 :K、J、E、T、R、S、B、N、W (WRe5-26) 測温抵抗体:Pt100、JPt100、Pt1000(IEC751) 湿度:0∼100%(電圧0∼1Vスケーリング換算)※ B-530 (オプション)使用 電圧:±0.1% of F.S. 温度 ● 熱電対 種類 R/S
B K E T J
N W 基準接点補償確度
測定温度範囲(℃) 0≦ TS ≦100 100< TS ≦300 R : 300< TS ≦1600 S : 300< TS ≦1760 400≦ TS ≦600 600< TS ≦1820 −200≦ TS ≦−100 −100< TS ≦1370 −200≦ TS ≦−100 −100< TS ≦800 −200≦ TS ≦−100 −100< TS ≦400 −200≦ TS ≦−100 −100< TS ≦100 100< TS ≦1100 0≦ TS ≦1300 0≦ TS ≦2000
測定確度 ±5.2℃ ±3.0℃ ± (0.05% of rdg +2.0℃) ± (0.05% of rdg +2.0℃) ±3.5℃ ± (0.05% of rdg +2.0℃) ± (0.05% of rdg +2.0℃) ± (0.05% of rdg +1.0℃) ± (0.05% of rdg +2.0℃) ± (0.05% of rdg +1.0℃) ± (0.1% of rdg +1.5℃) ± (0.1% of rdg +0.5℃) ±2.7℃ ±1.7℃ ± (0.05% of rdg +1.0℃) ± (0.1% of rdg +1.0℃) ± (0.1% of rdg +1.5℃) ±0.5℃
※1:使用熱電対は、T:0.32Φ、その他:0.65Φを使用した場合。
● 測温度抵抗体 種類 Pt100 JPt100 Pt1000
基準接点補償 A/Dコンバータ 温度係数 入力抵抗 許容信号源抵抗 最大入力電圧
耐電圧 絶縁抵抗 コモンモード除去比 ノイズ フィルタ
測定温度範囲(℃) -200∼850℃ (FS=1050℃) -200∼500℃ (FS=700℃) -200∼500℃ (FS=700℃)
印加電流 1mA 1mA 0.2mA
測定確度 ± (0.05% of rdg +0.5℃) ± (0.05% of rdg +0.5℃) ± (0.05% of rdg +0.5℃)
内部/外部 切り替え有り 16Bit (内部有効:14Bit) 利得:0.01% of F.S./℃ 1MΩ±5% 300Ω以下 入力端子 +/−間 :60Vp-p 入力端子/入力端子間 :60Vp-p 入力端子/GND間 :60Vp-p 入力端子/入力端子間 :350Vp-p 1分間 入力端子/GND間 :350Vp-p 1分間 入力端子/GND間 :50MΩ以上 (DC500Vにて) 90dB以上(50/60Hz 信号源300Ω以下) 48dB以上(+/−ショートにて) OFF、2、5、10、20、40 フィルタは、移動平均とします。 設定されたサンプル回数の平均値となります。
4-5
4 章 仕 様
4.3
付属品/オプション品仕様
付属品 品名 クイックスタートガイド CD-ROM 取付金具
内容 MT100-UM-8xx (日本語、英語対応、日本語保証書付き) MT100-CDM0xM (取扱い説明書、アプリケーションソフト) 2個で一式
数量 1冊 1枚 2個
デスクトップケース B-541(オプション) 項目 付属内容 電源コード定格、長さ
内容 デスクトップケース、電源コード (仕向け地別)、説明書、ネジ(4本) 3ピン-2ピン変換プラグ付き (国内のみ) 国内 :125V/7A 約1.8m Jサフィックス UL :125V/10A 約1.8m Uサフィックス CEE :250V/10A 約1.8m Eサフィックス BS :250V/10A 約1.8m Bサフィックス CCC :250V/10A 約1.8m Cサフィックス ※BSは先端切りっぱなし
湿度センサー B-530(オプション) 項目 使用可能温度範囲 使用可能湿度範囲 相対湿度計測精度 応答時間 センサー出力 センサー電源 消費電流 外形 ケーブル長
内容 −25∼+80℃ 0∼100%RH ±3%RH (5∼98%RH at 25℃) 15 秒(メンブレンフィルタ装着時、90%応答) DCO∼1V DC+5V∼+16V 約4mA φ14mm×80mm(ケーブル含まず) 3m
オプション一覧
4-6
品名 デスクトップケース
B-541
型名
湿度センサー T型熱電対 K型熱電対 K熱電対 (先トガリ) K熱電対 (静止表面型) K熱電対 (静止表面L型)
B-530 JBS-7115-5M-T JBS-7115-5M-K RIC-410 RIC-420 RIC-430
内容 デスクトップケース、電源コード (仕向け地別) 、説明書、 ネジ(4本)、3-2ピン変換プラグ(国内向けのみ) 3m、専用電源コネクタ付き 5m、5本セット 5m、5本セット 1.1m 1.1m 1.1m
4 章 仕 様
外形寸法図
3.7
136.6
4.4
144
3.7
144
136.6
172
25 150 200
寸法精度 誤差±5mm 単位:mm
4-7
4 章 仕 様
パネルカット寸法(単独取付)
138±1
4.5
138±1
4-8
4 章 仕 様
4.6
パネルカット寸法(複数取付)
4-9
● 本書の記載事項はお断りなく変更することがありますのでご了承ください。
MT100 取扱説明書 2008年3月1日 発行 (MT100-UM-101) 第1版 発 行
横浜市戸塚区品濃町503-10 グラフテック株式会社