ポートフォリオ

Page 1

A+E Environmental Products

portfolio

Anzai Shota Nihon University


流域 尽くされる玉川上水 - 人と水路を近づける環境装置の提案 →環境装置と 水の流れ・歴史的な流れ 集積 都市開発により玉川上水が消えゆく存在→ 都市開発により玉川上水が消えゆく存在→水の流れ ・ 歴史的な流れ→環境装置としての建

■B4 卒業設計 ■計画敷地 : 玉

代替浄水場の建設 代替浄水場の建設

A A

境浄水場 境浄水場 土地の地形を利用

水を周囲 に流す

短冊敷地割り

土手の高低差を 生かした場所 多様な生態系 多様な生態系

B B

ウグイスカズラ ウグイスカズラ

短冊敷地割り

C C

B. B.拝島駅 拝島駅

水を周囲 に流す

分水口

分水口 市街地化

水辺

市街地化

水辺

多様な植物 多様な植物

水辺に接続

ニリンソウ ニリンソウチゴユリ チゴユリ

水辺に接続

ここから東村山 浄水場へ向かう

残掘川 (サイホン工法) 地下浸透

A. A. 羽村取水堰 羽村取水堰

残掘川 (サイホン工法) 玉川上水と川が立体的

小平監視所 ここから東村山 に交差する 浄水場へ向かう

C. C.小平監視所 小平監視所

玉川上水と川が立体的 に交差する

地下浸透 小平監視所

上流 上流

水路が残る自然 水路が残る自然 B: 拝島駅

植物が巻き付く 植物が巻き付く

多様な植物を用いたレインスケープ

再生水が入り込む 再生水が入り込む

市街地化

地下水の利用

ssuu nnlili gghh tt

場所 所ご ごと との の 玉 場 玉川 川上 上水 水が が 環境 境デ デザ ザイ イン ン歩 環 歩ん んだ だ歴 歴史 史

A: 羽村取水堰

市街地化

主塔 圧縮材

1711 年 × 新田開発

03

research

欄干

02

構想

高速道路の下に 玉川上水が眠る 歴史的な価値や水路沿いのオープンスペースが 活かされていない

人々の意識を再び玉川上水に戻す

①昔の玉川上水との向き合い方

house

上流

生命を支えるインフラ

City

下流

③これからの玉川上水の向き合い方 上流

B

市街地化

レインスケープ

玉川上水

玉川上水への意識

周囲に水を与え人々に尽くしてきた玉川上水 City A

水路が残る

上流

玉川上水

farm

②現在の玉川上水との向き合い方

土地の特徴

暗渠化し橋だけが 残る

調査

調査:水脈の変遷点に合せて水路際の生活を継 拝島駅

現在の玉川上水

昔の玉川上水

C

補剛桁

螺旋階段 : 玉川上水の周りに高低差を生かして 分水が引かれることで街が発展したことから 「螺旋階段」 を抽出する

江戸時代に密接に暮らしを支えてきた水辺空間↔土地のポテンシャルを活かせていない

背景

補剛桁

小平監視所

background

フレーム : 桜並木が並びアーチが生まれ賑わい のある空間が生まれていたことから 「フレーム」 を抽出する

羽村取水堰

01

主塔

引張材 引張材

圧縮材

1654 年 × 玉川上水開通

デッキ : 江戸に水を引くために測量が行われ 土台としての 「デッキ」 を抽出する

D: 浅

ケーブル ケーブル

玉川上水空気を周囲の街に伝搬される 螺旋階段による塔

毛細管現象のよ 毛細管現象のように うに 水を吸い上げる 水を吸い上げる

1652 年 × 土木計画

system

吊り構造

C: 小平監視所

再生水が入り込む

暗渠化

大地の開放 採風塔

ヒートアイ

開渠

暗渠化

水路開放率 100%

水路開放率 50

下流 人々の意識は遠のく

玉川上水は徐々に知らない存在へ D 玉

川上水 E

歴史的な遺産としてまちを再生させる

F

下流

玉川上水の水路沿いに人や生き物の居場所を作り再び玉川上水に意識を向ける

様々な断面を見せる水路の記憶に着目し、水路に対


■2022 年度卒業設計 賞候補審査会 15 選 (best8) ■スタジオワークス掲載■赤れんが卒業設計展出展

玉川上水流域 ■用途 : 歴史展示施設

地形から生まれた 玉川上水 地形から生まれた 玉川上水

92m 92m

尽く くさ され れる る玉 玉川 川上 上水 水 尽

としての建築が都市の記憶を繋いでいく 建築が都市の記憶を繋いでいく

水辺の滞留空間 水辺の滞留空間

43 ㎞

43 ㎞

玉川上水の上を 玉川上水の上を 電車が跨ぐ 電車が跨ぐ

分断する場所

分断する場所

西武拝島線

西武拝島線

F. F.新宿御苑 新宿御苑

地下へ入る水道管の

地下へ入る水道管の 中を通る 中を通る

E.E.和泉水圧調整所 和泉水圧調整所 水道管が露出して 水道管が露出して いる場所 いる場所

FF

アーチ橋 アーチ橋

D D

都市の中にひっそり 都市の中にひっそり 現れる玉川上水 現れる玉川上水 欄干 欄干

EE

D. D.浅間橋 浅間橋

地域ごとの特色をデザインに反映させる為のリサーチ 地域ごとの特色をデザインに反映させ (43 ㎞)を実施

かつて玉川上水に 高速道路の下に 船が通っていた かつて玉川上水に 玉川上水が眠る 高速道路の下に

暗渠化 暗渠化

る為のリサーチ(43 ㎞)を実施

玉川上水が眠る

船が通っていた

緑道化 (都市) 緑道化 (都市) 下流下流

水道管露出 水道管露出

浅間橋

hhtt igig nnl l ssuu

E: 和泉水圧調整所

潅水装置 潅水装置

F: 新宿御苑

フレーム フレーム

E: 和泉水圧調整所

吊り構造によって水路を架け渡す

暗渠化し橋だけが 暗渠化し橋だけが 残る 残る

水道管としての土木空間が日常の場となる

フレームが潅水装置として緑を取り戻す

散水 フレーム フレーム

1870 年 × 通船許可 テンション材 : 船が引っ張る形で通るようになった事を 背景に 「テンション材」 を抽出する

水道管露出

提案

提案:抽出された要素が集積し場を作りながら環境装置として機能する

B: 拝島駅

C: 小平監視所 tower promenade

再び緑が増える

WATER

上流 歴史的背景から 抽出された要素

緑道化

対する寄り添い方をデザインする

ルーバーによって光を コントロールする

塔によって空気が伝搬される

WATER

water pipe

F: 新宿御苑 潅水装置 新宿御苑

ヒートアイランド現象対策

下流

下流部へすすむにつれて増幅させるように建築を構成する デッキ

+

連続フレーム

+

1652 年 × 土木計画 1654 年 × 玉川上水開通

水路開放率 0%

D: 浅間橋

water pipe

レインスケープ

グリーンカーテン 潅水装置 イランド現象対策

0%

propose

環境装置としての場

新宿御苑

和泉水圧 調整所

浅間橋

緑道化

見え隠れする壁 : 都市化が進み痕跡として玉川上水 が現れることから 「見え隠れする壁」 を抽出する

水道管 : 都市が近代化するにつれ水道管が張り巡らされる ようになったことから 「水道管」 を抽出する

04

継承しするインフラアーキテクチャを提案する

1965 年 × 役目を終える

1898 年 × 淀橋浄水場

玉川上水が作られる

螺旋階段

1711 年 × 新田開発

時系列

+

テンション材

1870 年 × 通船許可

+

見隠れする壁

1965 年 × 役目を終える

玉川上水が使われなくなる

上流の要素を引き継ぎながら増幅し、潅水装置など環境装置として機能する


B. 拝島駅|水路として残っている玉川上水に弱い建築をかける 水路に近づけなくなった玉川上水→水辺空間が広がる

水路の開放性

95%

水路が残る

フレーム

水路 (玉川上水)

フレームを掛けることで江戸時代の桜並木を彷彿とさせる水路空間が水辺に寄り添い賑わいを作る

nli

植物が巻き付く

玉川上水が開通されてからは、 その沿線場に桜並木が植えられ 土手が作られた。連続するアー

su

連続フレーム 連続フレーム

gh t

1654 年 × 玉川上水開通

チが玉川上水には存在していた。

賑わいが通り抜ける

スケッチによるリサーチ 土地の地形を利用

waterway

レインスケープとして機能 地形を活かしながら、フレームにより賑わいを繋げる空間

地下浸透 多様な生態系 土手の高低差を 生かした場所

フレームに囲まれた水路の中のステージが開かれる

人だけでなく、 豊かな生態系が集まる場になる

B

限りなく水路に近づく

桜並木を抜けていくかのような体験

0(m)

5

10

15

20

25


E. 和泉水圧調整所|水路ではなく水道管となった玉川上水と対峙する 水路の開放性 10%

水道管となった玉川上水→立体的に玉川上水を眺める

水道管化

水道管 (玉川上水)

デッキが差し込まれることで水道管となった玉川上水に人々が集まりイベントスペースとして機能する Sun light

1898 年 × 淀橋浄水場

水道管

水源の水質の良かった玉川上水で も近代水道の建設が急務なってい た。そこで新宿に淀橋浄水場を作 り水道管の整備が進みシンボルと しての記号となる。

Event space 水道管の内部を見ることが出来る

スケッチによるリサーチ 分断する場所 浄水場の建設

地下へ入る水道管の 淀橋浄水場 中を通る

水道管が露出して いる場所

土木遺産として水道管を眺める

water pipe

View

立体的にまちを繋ぐ

近代化の象徴としての水道管の残しながら、 d 水道管を眺める場を作る 土木遺産として都市の変化を感じさせる 近くに通う大学生が集まり、 サードプレイスとして過ごせる場となる

水道管の上から水道管だけでなく、 まちの風景を眺めることができる

玉川上水で唯一この場所だけ水道管が露出する

E

水道管に対峙する階段を利用し イベントスペースとして、 使われる

0(m)

5

10

15

20

25


F. 新宿御苑|暗渠化した玉川上水を緑として視覚化する 水路の開放性 0%

緑道となった玉川上水→動線が生まれ歴史展示施設となる

暗渠化

潅水装置

見え隠れする壁

展示品

フレームが潅水装置として緑を取り戻し、見え隠れする壁を利用し玉川上水の歴史を学ぶ場となる 1965 年 × 役目を終える

見隠れする壁

潅水装置によって冷やされた空気が新宿のまちに空気が抜ける

その後、淀橋浄水場は廃止され 後、水路の大部分が機能を果た さなくなった。都市部では暗渠 化され痕跡化されていく。

玉川上水の歴史についての展示が行われる

スケッチによるリサーチ

欄干

View

アーチ橋 フレームが毛細管現象のように 水を吸い上げる潅水装置

暗渠化し橋だけ 都市の中にひっそり 高速道路の下に 現れる玉川上水 が残る 玉川上水が眠る

ヒートアイランド現象対策

既存を小川を拡張したビオトープが広がる

仕切られた空間を活かして フリーマーケットを行う 既存の緑道としての動線を残す

F

新宿御苑の風景を見ることが出来る

0(m)

玉川上水の歴史についての 展示が壁を用いて行われる

5

10

15

20

25


張り出すデッキ

デッキ

連続フレーム

螺旋階段

多様な植物を用いた レインスケープ

フレームが 潅水装置となる

採風塔によって 空気が伝搬する

テンション材

見隠れする壁

吊り構造によって 水路を架け渡す

風の道を作る

取水堰の方に向かってデッキが 伸びることで意識をさせる

水路が残る

連続フレーム

散策をしている中で一息つけるような 滞留する場所を設ける

市街地化

影によって時を表すフレーム

A: 羽村取水堰

螺旋階段

日常的な生活動線となるフレーム

デッキ

太陽高度のリサーチ

再生水が入り込む

日時計のように、フレーミングされる影 が時代を歩むリズムとなる

B: 拝島駅

街を一望出来るような展望台

テンション材

連続フレーム

C: 小平監視所

暗渠化

突き出た庇によって

螺旋階段

デッキ

露出した水道管

街の風景をフレーミングする

D: 浅間橋

日差しを遮るようなルーバー

川風を生かし、風を取り込むことで、 かつて玉川上水が街を潤してきたかのよう テンション材 に風を送ることで街にその勢いを伝える。

連続フレーム

螺旋階段

見え隠れする壁

水道管露出

テンション材

E: 和泉水圧調整所

デッキ 連続フレーム

水道管

連続フレーム テンション材

デッキ

デッキ

螺旋階段

見隠れする壁

近代化によって生まれた水道管を 人が集まる装置へと変化させる

温熱環境のリサーチ

連続フレーム

デッキ

水道管

螺旋階段

F: 新宿御苑

緑道化

要素が集積する

流域ごとに水路の形状に合わせたデザインを展開し43kmに及ぶ魅力的な線状の空間を形成する 張り出すデッキを活かして限界まで水路に近づく

A. 羽村取水堰|水路が残る自然

地下へ入り込むような空間体験によって 玉川上水の都市変化を体験化させる

D. 浅間橋|暗渠化する 立体的に水道管を眺める場を作ることで、 土木インフラとの接続する

フレームをかけて水路に共同体を作る

B. 拝島駅|市街地化される

E. 和泉水圧調整所|水道管となった玉川上水 見え隠れする壁には、歴史的な資料が展示され 街を歩くように展示物を見る

高台を活かして、玉川上水によって 生まれた大地を眺める場を作る

C. 小平監視所|再生水が入り込む

F. 新宿御苑|緑道化された場所


物流 谷中のまちに屋根をかける - 木密地域の小さな物流拠点 壁囲 機能的な配送による配送業者・住民のコミュニケーション不足→物の流れ→人や物の循環を促し住民自ら物を 使えなくなったものを別の物に加工する

物を加工す

郊外の倉庫から来たものはここに集められ、 谷中のまちへ分配される

小さなモビリティ拠点からまちへ

物を分配する

物を販売

谷中の路地性を継承しながら

たまたま家具 でコミュニケー

物を加工した物を販売する

拠点に物を持ち運ぶ人

木密地域の中に機能の異なった小さな物流拠点が街の中に点在し物が循環する エキスパンドメタル で内外を繋ぐ

物を分配する

物をためる 多面的な屋根でおおらかに街の動線を引き入れる

谷中のまちでモノづくり が好きな人が集まる

谷中

風が抜ける

シェアハウス

活動が外

木材加工場

大屋根に地域の人が集まる 大規模作業場 郊外の拠点へ

谷中のまちへ

荷物を捌く

モビリティ拠点 まちの中を歩くように棚の間を抜ける

小さいモビリティ

大きいモビリティ

01

background

背景

街との関係が薄れた物流

壁柱に物がストックされる

02

system

構想

小さい作業場空間が

まちの中に点在する小さな物流拠点

郊外にある物流拠点

年々増加する物流量

まちの小さな物流

トラックで一律に運ばれる

物流業界

郊外倉庫

物流拠点A 物を持てきたついでに、立ち話をする

物流拠点B

物を別の物へとアップサイクルする

従来の大きな物流

年々 EC サイトの普及によって物流量が増えることで、大きな企業によって一律的に物が運ばれ、消費

物流拠点D

物流拠点C 物の移動と共に人も移動する

者と配送業者とのコミュニケーションが不足・それに伴い住民同士でのコミュニケーション不足が生ま れている。そこで、これからの物流のあり方としてラストワンマイルの区間に当たる街の中で地域の人 が主体的となって配達を行ったり、物のアップサイクルを行うことでまちの中で物を介して人との繋が りを作る提案。

配送業者や住民同士のコミュニケーションが不足している

まちの配達屋さん

街の中に分散的に機能を分けて配置することで、街と密接な 関わりを持つ物流拠点


■M1 建築デザインⅠ ■計画敷地 : 東京都台東区谷中 プログラム : 物流拠点

■ユニット内最優秀作品

A:物を分配する (スロープ屋根)

を運び人の交流が生まれる

物流機能

人の流れ

郊外の街から来る物を地域へ分配する

大屋根がかかることでものづくりに興味がある人が集まる

トラック

する

人の流れ

小さなモビリティ 物を捌く

郊外から来る物をここで仕分けを行う

0

物の仕分けを行う 1 階部分ではモビリティ拠点とし て大きなトラックが入れるスケールに合わせた空間 が広がる。

屋根に人が集まり地域拠点 B:物をためる (多面体の屋根)

空地にフリーマーケットが開かれる

物流機能

人の流れ

物をストックする空間

物をためる

人の流れ

物をストックする

物に囲まれた空間が広がる

売する

小さなモビリティ ものを壁柱にストックすることで歩き ながらものを探す体験が生まれる

街の不要な物を集め、 展示しながらストックする 建築の外まで物が溢れ展示される

家具が収納出来るスケールに合わせた棚が建ち並び 歩きながら物を探すことが出来る

倉庫のような大空間 C:物を加工する (切妻屋根)

具を持ち込んだ人同士 ーションが生まれる

物流機能

小さな作業場空間の集合

人の流れ 小さな作業場が集まり 物が集まる

半屋外的な空間が広がることで、 一体的な空間利用が出来る

物を加工する

物を販売する

小さな作業場が一つに集まる

立体路地と吹き抜けの商品棚で 上下階に連続的な路地空間を形成

分棟にすることで光が落ちる

風が抜ける

人の流れ

ショーケースのように 物が並べられる

書店

ドアを開けて内外を 一体的に利用する

谷中

食品店

木密地域における延焼ネットワーク

不忍通り

D

木密住宅が密集している谷中において、大

ものを介してコミュニティ を作ったり、ものが使い やすい

小さな物流拠点を配置することで、地域に

谷中銀座商店街

店舗空間 路地のように、 内部へ入り込む

路地空間を継承

04 谷中のまちに屋根をかけ、人や物を囲い込む

analysis

分析

物流拠点としての建築

このまちで働き ながら住む

子育て 家族

商店街のような空間 雑貨スケール

人の流れ

2 階まで貫く商品の棚が立体的な路地空間を形成する

谷中の路地性を継承する

木密地域に小さな物流拠点が入り込む

物を見せる

飲食店

古着再生

敷地

物流機能 店舗

雑貨店

site

D:物を販売する (分節された屋根) 周囲の街の商店街に合わせたスケール

外部まで溢れ出す

03

細かく分かれた切妻屋根が周囲の 街並みに合わせる

作業場としてのスケールに合わせた空間と小さいボ リュームが集まり、まちに共同体をつくる

中の街並みの合わせた切妻屋根

が集まる

人の流れ

きなトラックでの配達を行うのではなく、 根ざしたまちとの関係が作られる。 ものづくりに興味のある学生や地域の人の 交流の場となる

C

延焼防止となる建築 谷中というまちは、木密地域でもある。そ

路地空間に人が集まる

A

こでここで計画する場所を延焼しやすい場

B

所に対して建築を作ることで、物流拠点が ただ人の居場所となるだけなく災害にも強 いまちとなることを目的とする。

高齢者 夫婦

鞄が道路まで溢れる

まちの見守る 高齢者の方

まちの配達員としてものを 届けたり、地域の中で相談 役を担う

学生

ものづくりに 興味がある

ものの加工等、主体的に まちの中心となって活動 する

細い路地空間にはトラックが入りずらい場所が多くある

延焼を断ち切るような場所に対

切妻屋根によって街並みのスケールと合わせる

して建築を配置する

災害対策にもなる 耐火建築

延焼ネットワーク

拠点ごとの機能に合わせた屋根を掛けることで、まちに共同体 を作りながら活動を発信する場を形成


ものを分配する まちの拠点となり、谷中に波及するエンジンとなる滞在空間

大きな段ボール状の物が集まる

物を分配する

コミュニティ空間 200 サイズなど段ボール

stock

仕分け空間

郊外 倉庫空間

まちの 配達員

物流空間

谷中

house

物を仕分ける物流空間とコミュニティの生まれるテラス空間が大屋根を隔てて混在する

地域の拠点となり、 地域の相談窓口に人が流れる 配達員の事務所と相談窓口が繋がり、地域の拠点となる 機材を運ぶ

シェアオフィスに住んでいる人が 講師となる

テラスと一体的に使うことが出来る

ものづくり教室に来た際に地域の悩みを相談しに来る動線 テラス空間から物流空間も眺めることが出来る ものづくり教室では、扉を開けると一体的に使える

大きな屋根空間が生まれたことで地域の人のたまり場となっていく A

スロープを抜けて、日常的な生活動線となる

0(m)

5

10

15

20

25

機能的に物を捌く空間

2 階平面図


ものを加工する 自分らしさを表現し個性豊かな場所の集合

使い古した物をもう一度蘇らせる

物を加工する

壁を介して空間を共有する

作業する人

荷物をもって来る人

小さな作業場に対して、大きな切妻屋根をかけることで、まち活動を発信する

回遊性を持ってまちの中を抜ける

アトリエ空間との 間は人が溜まる

まちのベンチ

大きくワークショップをする時は 外部に開いて使う

機材を運ぶ

共用で使う

半屋外で作業を行うことで、 まち の中に溶け込む空間が広がる

5

10

15

壁がづれて配置されることで奥へと進む

小さな作業場ごとに物のアップサイクルを行う場所

拠点 D へ

0(m)

繋げて使う

20

25

1 階平面図


ものをためる

多面的な屋根によって大空間が生まれまちに活動を生み出す

物をためる

物を収納する壁柱によって街を歩く延長として物を探す体験が生まれる 不要な物を集めストックする空間 展示的に物が置かれる

壁の長さ等を調整することで建築内部に回遊性が生まれる

街歩きをしているかのような 空間

多面的な屋根に囲まれたワンルーム 机 裏が見通せる

狭いスペースに子どもが集まる B

様々な物の一つの屋根で覆い

イス

雑貨

壁に不要になった物が収納されている

谷中の街の風景と呼応する

外からストックされているものが見える 家電

物を自由に物を持ってきたり、持って帰ることが出来る 0(m)

5

10

15

20

25

1 階平面図


ものを販売する 谷中の路地性を継承しながら、立体路地を形成

谷中らしさの路地性を継承しながら物を販売する

物を購入

物を販売

物の展示

上下を繋ぐ商品棚によって立体的な路地空間が広がる

裏路地で一休みする

モビリティ拠点

店舗と棚の間に路地的な空間がある ことで一体的に使うことが出来る

受け取りステーション

インテリア

ネットで購入したものを受け取る

拠点 A へ

中庭的空間

インテリアを試すことができる

中庭空間を使ってフリーマーケット が開かれる C 拠点で加工された物は 雑貨店 ここで売られる

食品

井戸端会議が行われる

書店

路地空間を進むように通り抜けることが出来る

上下を繋ぐ商品棚によって、立体的な路地を作る空間

0(m)

5

10

15

20

25

1 階平面図


木陰 集庇

01

background

背景

関口の木陰空間

- 水辺の子ども食堂 -

■B3 設計Ⅴ ■計画敷地 : 東京都文京区関口 プログラム

地域の人が溜まる高架下の空間を引き込む→

影が連続する流れ→木陰空間により居場所が生まれる

地域の中で隔別させらた子ども食堂

02

site

敷地

高架下空間のある文京区関口

閉鎖的になっている 子ども食堂 子ども食堂は現状、個人宅や集会所 等の一部の場所を利用して行われて いるが、閉鎖的な空間となっている。 そこで、ただ食事を提供する為だけ の空間とするのではなく、地域の交 流拠点として計画を行う。

高速道路

道の流れ

川の流れ

site

都市の木陰空間に着目する

隣地の高速道路の高架下

敷地周辺には、神田 が存在する。こうし


■ユニット 1 位 ■学生優秀作品集スタジオワークス 掲載

ム : こども食堂

03

diagram

図式

都市の木陰空間を挿入する

都市の木陰空間を建築に引き込むように屋根で覆う 木陰のような心地の良い空間を取り込むように高架下に溜まっている人が屋根の下を伝い人が流れる。

shade

敷地前面には神田川が流れる

田川を初め高速道路の高架下の空間 した都市の流れから建築を作る。

高速道路

shade shade

shade

shade


05 plan

既存の高架下の空間を継承し屋根空間によって土木インフラと建築を接続させる

計画

敷地のポテンシャルを活かす 地域の人の溜まり場となっている 高架下の空間に着目する

SITE

B

地域の人の居場所

既存の水辺空間

街のリビング コワーキング スペース

EV

木陰空間を辿るように入り込む シャワー室

SITE

地域のテラス

高架下の空間を引き込む

水辺空間を眺める

2 階平面図 水辺と一体的な空間利用

0(m)

5

10

15

20

25

庇のあるアーケードを伝い南北に人が抜ける

機械室

ランドリー

シェアサイクルポート コインランドリーを 待つ

A EV 事務室

上部吹き抜け 上部吹き抜け

レセプション

工房

エントランス

休日時にはお店を開くことで 気軽に立ち寄りやすい

庇を伝いながら高架下の空間から人を引き込む

EV

ドアを開ければ一体的に 利用出来る 搬入口

公園を歩いている人も自然と入りやすい

ショップ・展示室 水辺空間として前面の広場と一体的に使う 工房で作った作品を展示する

テラスデッキ

ステージ GL+500

GL+500

GL±0

平日はテラスとして利用でき 休日時にはイベントを行ったりする

GL+1500

0(m)

神田川

屋根の連続性によって、 立体的に人の流れを促す

5

10

15

20

25 1 階平面図

B: 屋根が重なり、内外を横断しながら 地域の人の居場所となる。


屋根の間から光が落ちる

A: アーケード空間の隙間から落ちる光が来館者を誘因する

風景となる屋根空間が自由に 居場所を選択できる

内部空間まで、屋根が入り込み 高架下と一体的な空間となる

切妻屋根の連続によって都市の木陰空間(shade)の空気を取り込む Sun Light

地域の情報を発信する大庇空間

Rain

影が連続する流れ

Wind 庇によって外部の 自然を取り込む

shade

木陰空間を通じて地域の人との たまり場となる

街を眺めるテラス

Wind ジム

子ども食堂

アーケード

Sun Light

作業場

shade アーケード

ホステル

店舗

shade

既存の高架下 ( 都市の木陰空間 )

shade


余白 - 駐車場空間から読み解く余白の創出 創造 地域の人が溜まる高架下の空間を引き込む→影が連続する流れ→木陰空間により居場所が生まれる 都市の棲処

■ユニット 1 位 ■学生優秀作品集スタジオワークス 掲載 ■JIA 千代田区地域会 2023 学生優秀作品

B4設計Ⅵ 計画敷地 : 東京都千代田区錦町 プログラム : 商業施設、 宿泊施設

食緑 TRYCLE CROSS SHINJUKU- 食品廃棄物の堆肥化を行う循環施設 循環 新宿のごみ問題→堆肥化の流れ→食文化の発信

計画敷地 : 東京都新宿区 M1 ヒューリックコンペ

風を受け流す屋根

Sun Light そらの畑 風や視線が中央の VOID 空間を抜ける

空間的余白(駐車場)

再開発予定地

対象エリア

堆肥化の流れ

第1次発酵槽

浄化装置

浄化された水が人とともに建物内部をめぐり、畑へと注がれる

雨水を浄化し生活資源に 自宅と職場の シャトルラン になり、精神的な余白が存在しない 自宅

職場

都市の余白 VOID カプセルホテル

Sun Light

VOID

VOID

発酵槽の横で食文化の 講義が行われる

×

精神的な余白を生み出す 安らぐ空間 を挿入する

第2次発酵槽 建物内部まで 緑を取り込む

イベントスペース Sun Light

水の畑 ジム

ガラスの畑 異なる目的の人が混ざる

会議室

水の流れと人の動線が 一体的流れる

レンタルスペース

第3次発酵槽

コンポスト横の段状のホールで食の講義が開かれる

銭湯 飲食店

中庭空間(空間的余白)

だんだんの畑

既存道路に対して広がりを持つ

風が抜けていく

ラウンジ

飲食店

frame

あかりの畑

ビルの隙間に畑が広 がり食文化を発信する

路地空間

路地 - 代官山の路地性のある複合施設 枠住 代官山の街並みを継承する→人の流れ→内外を繋ぎ代官山をめぐるような建築 B3 設計Ⅳ プログラム : 商業施設、 集合住宅 計画敷地 : 東京都渋谷区猿楽町

■学生優秀作品集スタジオワークス 掲載 ■建築学縁祭 ~Rookie 選 ~ 2021~ 100 選 ■建築学縁祭 ~Rookie 選 ~ 2021~ 多田脩二賞 商業施設の活気上部まで伝わる

ゴミタンク ゴミから作物へ 地域のゴミを循環・再生する

Sun Light 建築内部にも 緑が巻き付く

代官山 T-SITE

01

background

背景

癒やしの場となる滝のそばには、多くの人々が新宿の食を堪能できる

食文化の発信地 新宿

新宿区生ゴミ

28.5t / 日

家庭

12t / 日 ゴールデン街

事業系

新宿駅

16.5t / 日

SITE

フードロスをはじめ多くの 食品ゴミが発生し日々廃棄される 計画敷地は多くの歓楽街に囲まれた新宿駅東口のそばに位置する

02

diagram

旧山手通りを眺める

SOHO

SOHO

吹き抜けから光が落ちる

周辺店舗と連携し、食の循環が行われる

床や天井に水を伝わせることで、 輻射熱を利用した冷却効果

フレームを介して共用部同士の繋がりを作る SOHO

図式

フレームの間を抜けるように風が通る

RAIN

浄化槽

フレームを露出することで上下階が繋がり、異なる層の雰囲気が建築内部に広がる

SOHO

WIND

第2次 発酵槽

COOL GREEN 雨水の水路

発酵槽へ 第1次 発酵槽 畑へ

第3次 発酵槽 肥料

野菜

働いている人や住んでいる人が混ざり合う

ゴミタンク 新宿の飲食店街へ

代官山の街を見下ろす

3 階平面図

立体的な路地空間が人々を誘うことで、代官山に新たな路地空間が広がる

人々

ゴミを集め野菜を育て地域の飲食店に還元する循環サイクルを作る

周辺からも食文化を発信できるように緑やタンクが見える

建物内部を巡った浄化水が畑の作物を育て、 食文化を発信する立体ファサードとなる


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.