経歴 2012 - 2015 北海道札幌南高等学校 2015 - 2019 東北大学工学部 建築・社会環境工学科 都市建築学コース 2019 - 2012 東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 都市・建築デザイン学講座 石田壽一研究室
賞歴等 2017.7 「5days DESIGN CHAMPIONSHIP 2017」 『優秀賞』 2018.12 「第 16 回主張する「みせ」学生デザインコンペ」 『入賞』 2019.2
「2018 年度 東北大学 卒業設計公開審査会」 『優秀賞』
2019.3 「平成 30 年度 東北大学 卒業設計」 『青葉奨励賞』(学内優秀賞) 2019.3
「第 6 回都市まちづくりコンクール」 『小林英嗣賞』
2019.3
「JIA 東北学生卒業設計コンクール 2019」 『最優秀賞』
2019.7
「第 11 回トンチク杯」 『優勝』(大学最優秀設計課題)
2019.9
「2019 年度日本建築学会大会 学術講演会」 『若手優秀発表賞』
2016-19 「設計課題」 『スタジオ最優秀作品』 学内最多5度選出
展示・課外活動等 2016・2017 「東北学生庭球同好会連盟 個人戦」 『準優勝』
「全日本学生庭球同好会連盟 個人戦」 東北地方代表 2018.9
「東京ミッドタウン・デザインハブ第 74 回企画展『ゼミ展』」
建築模型・パネル展示 2018.10
「The Editors’Photo Award ZOOMS JAPAN 2019」 『次点』
2019.05 「Moscow International Foto Awards」
『金賞』3 部門・Architecture 部門『1 位』(建築写真家世界 1 位) 2019.07 仙台フォーラスイベントスペース「TAGE」 イメージパース制作 2019.08 「MIFA 2019 Winners Exhibition」 写真 2 作品展示 2019.09
「International Photography Awards 2019」
『HONORABLE MENTION』(世界 4 位)
い わ た し ゅ う や
岩田 周也 / IWATA Shuya 東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 都市・建築デザイン学講座 石田壽一研究室 1996 年 10 月 9 日 東京都生まれ 北海道育ち
技能
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スキー
スノーボード
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−現代都市における近世城郭の再編−
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01 「平成 30 年度 東北大学 卒業設計」 青葉奨励賞 「JIA 東北学生卒業設計コンクール 2019」 最優秀賞 「2018 年度 東北大学 卒業設計公開審査会」 優秀賞 「第 6 回都市まちづくりコンクール」 小林英嗣賞 「JIA 全国学生卒業設計コンクール 2019」 一次審査通過 「JIA 全国学生卒業設計コンクール 2019 オフィシャルブック」 掲載 「第 6 回都市まちづくりコンクール オフィシャルブック」 掲載 学内広報誌「トンチク」 掲載 ▶指導教員 石田壽一(東北大学大学院 教授)|井上宗則(同 助教)|藤山真美子(同 助教) ▶敷地 北海道札幌市 ▶用途 複合施設 ▶課題概要 平成 30 年度 東北大学工学部 建築・社会科環境工学科 卒業設計
学部 4 年 卒業論文・卒業設計 (2018.04 - 2018.11・2018.12 - 2019.02)
最後の城の幻影 −現代都市における近世城郭の再編−
日本全国 70 以上の城巡り、各地で都市のなかに埋没する城郭をみた。 本提案は、日本全国の城を巡ったのち、出身地の札幌に戻って感じたことから着想を得たものである。 「現代都市に埋没した城郭全体の再評価」「札幌の歴史的重層性の表出」を目的とする。
提案プロセス
0.
序
1.
明治初期の開拓都市・札幌の形態的特徴に関する考察
2.
都市形態から逆算して過去の札幌に最後の城を設計
3.
城を現代に投影して生じる特異点に建築を提案
4.
城郭の構成要素を現代都市で再解釈・再編
5.
城郭の構成要素を建築空間で再解釈・再編
6.
結
−札幌と日本の諸都市との比較を通して−
0. 序
五稜郭
松本城
中城城
若林城
松前城
高遠城
首里城
砥石城
根城
新発田城
白石城
八戸城
盛岡城
春日山城
秋田城
船岡城
多賀城
金沢城
米沢城
涌谷城
仙台城
岐阜城
三春城
丸森城
久保田城
駿府城
沼田城
天童城
山形城
名古屋城
品川台場
寒河江城
二本松城
二条城
新府城
新庄城
会津若松城
大阪城
高島城
猪苗代城
川越城
広島城
村上城
勝浦城
江戸城
福岡城
唐津城
練馬城
小田原城
名護屋城
水城
林城
武田氏館
吉野ヶ里
上山城
聚楽第
甲府城
佐賀城
村田城
石山本願寺
松代城
熊本城
岩沼城
郡上八幡城
上田城
大分府内城
棚倉城
犬山城
小諸城
今帰仁城
亘理城
上記、計71ヶ所の日本の城を訪れた。 城のあるまちにおいても、「城=天守」との認識があまりに多いことに驚いた。 城郭全体の保存・復元というのは、そのあまりの広大さから現実的に不可能である。 人々が「城」を城郭全体、さらには城下町も含めたものであることを 実際の経験から認知することはもはやできない。 現実には、多くの都市は城下町の基盤の上に成立している。 しかし、それらは時代の変化とともに埋没している。 混沌たる現代都市において、歴史的重層性はどう評価されるべきなのだろうか。
本提案は、 日本全国の城を巡ったのち、出身地の札幌に戻って感じたことから着想を得たものである。
・現代都市に埋没した城郭全体を再評価する ・札幌のグリッドの歴史的重層性を呼び覚ます 以上二点を目的とする。
1. 明治初期の開拓都市・札幌の形態的特徴に関する考察
■札幌開拓計画の概要 開拓以前の札幌は荒漠たる原野であり、そこに碁盤の目状の都市が建設されていった。現在では人口 200 万人近くを有する都市に発展したが、開拓期からの碁盤である碁盤の目状の街区は今もほとんどが維持さ れている。その開拓計画を立案、実行したのが初代開拓使判官の島義勇と、その後を引き継いだ岩村通俊 である。
・島義勇による計画
石狩国本府指図 (1869) ↓
↓(引継ぎ、変更) ・岩村通俊による計画
一部建設されるも、島の解任によって中断
札幌区割図 (1871)
札幌市街之図 (1873) ↓ 現在に続くグリッドの基盤
島義勇
岩村通俊
・佐賀藩出身
・土佐藩出身
・藩校弘道館や江戸で学ぶ
・尊王攘夷運動に加わる
・江戸時代末期に蝦夷地を探検
・島義勇の後任の開拓使判官となった
・初代開拓使判官となり、札幌開拓を実行
・のちに初代北海道庁長官となった
「札幌は城下町の系譜を引く最後の都市である」 宮本雅明が高橋康夫、吉田伸之、宮本雅明、伊藤毅『図集日本都市史』東京大学出版 1993, で指摘。
ホリ幅一間 土居幅三間
御 馬 屋
米 穀 庫
運送局 官庫
石
本狩
竪 三 百 間
空知通
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分局
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右一番
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左一番
製紙所
道幅十二間 道 幅 十 二 間
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豊平館 工業局用地
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同 医第一等
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銭函道
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二 十 間
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道幅十二間
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諸御物 武華休 品米産 家族息 倉并掛 邸及ノ
土居幅三間
本 町 道幅十二間
四 十 二 間
土居幅三間
二道 十 七 間幅
道幅十二間
道 幅 十 二 間
本 町
町 屋 諸 屋 敷 道
沙流通
檜山通
福島通
道幅十二間
本 町
五 十 間
新冠通
津軽通
幅 五 十 十 二 間 間
本 町
爾志通
大橋
上磯通
幌内通
二石通
薄野遊郭
正 南
石狩国本府指図(1869)
様似通
四 十 間
浦川通
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長 屋
山越通
同
日高通
有珠通
同
同
渡島通
室蘭通
同
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同
同
白老通
同
同
勇払通
同
東創成町
同
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大主典
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大主典 大主典
大主典 大主典
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二 十 間
小主典 小主典
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三 十 権判官邸 間
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病院
札幌通 弐番邸
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長官邸
判官邸
雨龍通
道幅四十間 長六十間 五 十 間
夕張通
横三百間
上川通
小樽通
本府
胆振川
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札幌市街之図(1875)
■比較分析 先行研究や文献等によって明治初期の札幌開拓に影響を与えたと指摘されている日本の諸都市と、島義勇、 岩村通俊による計画を分析対象とし、比較分析を行った。島義勇による計画では、日本の諸都市、特に彼 の出身地佐賀の城下町との類似点が多く見られ、これを参考にした可能性が示された。岩村通俊による計 画では、島義勇の計画の基本的な構成は引き継がれているものの、それと性格の異なる要素が散見された。 また、両者に共通して、土塁や官民の分離など、近世封建社会における城下町的な構成が見られた。のち に、お雇い外国人などの影響によって札幌の碁盤の目のグリッドは西欧的に装飾されていき、街区が本来 持っていた歴史的重層性は埋没していった。
(1) 街区の形や大きさ
(1+2) 敷地割と構成
(2) 道路の寸法
(3) 機能配置
両側町
京都
B1
62
62 62
12~14
6
先行研究等で言及 されている影響関係
62
43 両側町
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12
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5~10 両側町
身分順の 武家屋敷配置
42~50 40 42
2~6
三本木原
94
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10 6
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8
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50 60 12
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11 6 11 6
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A2.2 58
城郭、本府等 上級武士 , 高官等 下級武士 , 一般官宅等 町屋 , 民宅等 堀 , 大通り等 主要街道 城郭 , 本府の向き
短冊状敷地割
11
11 6 27 60 27 11 6 60
並列な 官宅配置
札幌 ( 岩村 2)
11
数字は街区寸法 数字は道路幅
60
20 59 両側町
単位は全て(間)
27 60 27
札幌 ( 岩村 1)
両側町
11
官位順の 官宅配置
札幌 ( 島 )
両側町
官用地区 民用地区
60
佐賀
B4
A2.1
42~50
2.5 42~50
A1
短冊状敷地割
53~66
B3
江戸
B2
類似 一致 変更 変更して引継 引継
■札幌の歴史的重層性 札幌のグリッドは、近世城下町の構成が基盤で あり、西欧の要素がその上を装飾していったこ とがわかった。城下町的な形態は、平面的、二 2019 年 札幌
次元的な要素としてしか現在に引き継がれてお らず、そのグリッドの上に三次元としての建築 が立ち上がっているのが現在の札幌の姿である と言える。ここに、歴史的な重層性という新た な要素、四次元を組み込むことで、都市を転換 できるのではないか。
1875 年 札幌市街之図
1869 年 石狩国本府指図
地形 徳川斉昭による蝦夷地に築城する計画 アイヌ民族による反乱の可能性あり 開拓使の政策はロシアに対する防御を意識 札幌開拓使の本府の寸法は城の内郭とほぼ同じ寸法 藩閥による主導権争い
城下町的な都市構成を持つが、城が築かれることはなかった もし城が築かれていれば、日本で最後の城となっていた 最後の和式築城は松前城→城の北限 明治維新の志士による設計
島義勇による四通八達の思想 兵部省と開拓使の軋轢
現在の札幌:整然とした街並みが評価されている一方、街並みが単調で間延び している、歴史を感じない といった指摘
→ 札幌の歴史的重層性を再評価し、都市を転換
2. 都市形態から逆算して過去の札幌に最後の城を設計
■城の設計
北の丸
西の丸 搦手馬出
本丸
三の丸 東の丸
大手馬出
大手門
防火帯
街道
薄野遊郭
通常、城郭があり、その周囲に城下町が形成される →都市形態から逆算して、過去の札幌(明治初期)に架空の城郭を設計
胆振川
二の丸
鬼門
手稲山への視軸 北の丸
西の丸 三角山への視軸 北海道神宮への視軸
搦手馬出
一の門
天守 本丸
天守へのヴィスタ
三の丸 東の丸
大手馬出
大手門 二の丸
創成川
隅櫓 裏鬼門
防火帯
藻岩山への視軸
胆振川
創成川
円山への視軸
街道
東本願寺への視軸
天守へのヴィスタ
基点への視軸
薄野遊郭
地形や気候、視軸やヴィスタ、陰陽道などの要素から縄張りを決定していく。 そのため、城は地域に根ざしたヴァナキュラーなものとなる。
最後の城「札幌城」
3. 城を現代に投影して生じる特異点に建築を提案
■最後の城 札幌城
二の丸
三の丸
桝形大手門
二の丸御殿
一の門から天守を望む 天守と小天守
■現在の札幌への投影
西の丸
北の丸
多聞櫓と隅櫓
■現代都市への提案
札幌中央図書館
アートハブ
/ 防災倉庫
ゲートパーク
集合移住宅 / 商業施設 / 宿泊施設
北海道庁 / 北海道博物館
■特異点に建築を提案
大学
北海道
北海道庁 / 北海道博物館
北の丸
物園
大学植
北海道
東の丸
天守
西の丸
本丸
道庁
旧北海
隅櫓
過去の城郭
提案
アートハブ
大通
札幌駅
創成川
札幌中央図書館 / 防災倉庫
一の門
三の丸
丸
ゲートパーク
前通り
札幌駅
二の丸
時計台
大手門
通公園
塔
テレビ
集合移住宅 / 商業施設 / 宿泊施設
配置図 S : 1/6000
4. 城郭の構成要素を現代都市で再解釈・再編
集合移住宅 / 商業施設 / 宿泊施設
大手門→武家屋敷・町屋を再構築 商店
プログラム:商業施設+集合住宅+宿泊施設 →かつての大手門の位置に、右折れの桝形虎
武家屋敷の低建蔽率を 垂直方向に展開して積層させる
住宅
口と櫓門の形態を再編した建築を提案。町屋 における裏借家を宿泊施設として観光客に提
宿泊
供することで、地元住民との交流を促す。 中庭
城下町の町家の平面を再解釈
片流れ屋根で採光を確保
アートハブ
視軸
隅櫓→櫓を再構築 プログラム:美術館+市民ギャラリー →城郭における隅櫓の位置に、櫓を再編する。櫓には防御施設としての役割を持ちつつ、月見に利用する など二面性を持っている。その二面性を二つのヴォリュームで表し、その間には視軸が通るようになって いる。かつて防御の拠点であった櫓は札幌国際芸術祭の新たな拠点となる。
ゲートパーク
既存のヴィスタ
一の門と周辺の公園
耐用年数を過ぎた建
門から天守への
築跡に徐々に拡張
ヴィスタ貫通
一の門・ヴィスタ→門・ヴィスタを再構築 プログラム:門 + 都市公園 →かつての一の門から天守へのヴィスタは完全に埋没している。そこでかつて一の門が存在していた位置 に冠木門を再編。そしてヴィスタ上の建築を徐々に撤去し、都市公園を形成していく。天守の高さは現状 で一の門から頂部が見えるよう、130m に設定した。
札幌中央図書館 / 防災倉庫
二の丸御殿・蔵→御殿・蔵を再構築 プログラム:図書館+倉庫 →城郭の二の丸において、二の丸御殿や蔵があった と考えられる位置に、それらを再編した建築を提案。 入母屋屋根と垂直な柱の要素を転用した。天守への ヴィスタ上に位置するため、視線を遮らないように ヴォリュームを低く抑え、札幌地下歩行空間と直結 した地下に巨大な空間が広がる。一の門からこの建 築と天守の位置の建築を見ると、一層目が入母屋破 風の望楼型天守のような印象を受ける。 ヴィスタからの立面
北海道庁 / 北海道博物館 北海道博物館を移転
北海道庁を移転
天守→本丸・天守を再構築 プログラム:北海道庁+博物館 →城郭における天守の位置に、本丸と天守を再編する。天守の形態要素から外形を決定し、 内部空間は札幌の整然としたグリッドと、城郭における複雑な空間体験を対比的に表す。
5. 城郭の構成要素を建築空間で再解釈・再編
■天守の要素「斜軸」
天守の要素として、積層や垂直柱、下見板 などがあげられる破風のない天守が天守ら しさを感じないのは、斜方向の要素、すな わち斜軸が少ないからではないかと分析
■斜軸によって決定されるファサード 天守においてはシンメトリーに現れる斜めの角度を、ずらして用いる。
142°
38° 23° 158° 38°
144° 142° 25°
144°
37°
75°
155°
25°
115° 105°
105°
75°
115°
65°
天守のファサードと斜軸
155° 105° 65° 25° 143°
25°
115°
23° 158°
105°
75°
37° 142° 38° 142° 38° 75°
本丸建築のファサードと斜軸
115°
■構成ダイアグラム
基本となる柱
スラブを挿入
スキンで覆う
上階にいくに従って柱が減少する
スラブの水平要素、積層要素
スキンの角度
→天守の柱を引用、再解釈
→天守や櫓を引用、再解釈
→天守の斜軸を引用、再解釈
視軸等で規定された角度でヴォリューム挿入 追加するヴォリューム →天守の破風を引用、再解釈
ルーバーを追加 上階のルーバー →下見板張りから引用、再解釈 下階のルーバー →視軸によって粗密が決定
■建築空間 ・オフィスエリア
・博物館エリア ①
②
③
⑤
④
三の丸
二の丸
北の丸
西の丸
搦手馬出
大手馬出
東の丸
本丸
A
B
北海道 120 万年物語
C
北海道らしさの秘密
D
アイヌ文化の世界
E
北海道開拓史
F 札幌開拓史
H
生き物たちの北海道
城の歴史
I
札幌近代史
G
城の近代史 J
オフィスエリアでは、全体として札幌のグ リッドを象徴する整然とした空間になってお
K
り、城郭を象徴して複雑な空間構成となって
展望台
いる博物館エリアと対比的な関係になってい る。吹き抜けが視軸方向に連続し、視軸によ るフロア同士のつながりを生み出す。
最後の城の城門から本丸に到るまでの動 線を、北海道博物館の展示動線に変換
ファサードは現在の北海道庁の外観を継承し
ており、開拓期のみならず、札幌の持つ歴史
➡
元々、城主など限られたものしか体験で
的重層性を多元的に評価してそれを再解釈、
きなかった近世城郭における城門から本
再構築することを目指している。
丸への空間体験を再編
展望テラス
高さ 123m の展望台
K
札幌中心部を俯瞰
各視軸への視界が開ける
ヴィスタの向かう点
J I オフィスエリアに連結
H
馬出の空間構成
G
F
破風の傾斜を 利用した展示 門をくぐる空間体験
E
破風の吹き抜け空間を生かした巨
横矢の連続
大展示(アイヌ民族の住居復元)
展示空間は城に用いられる空間 構成を再解釈して用いた。虎口
B D
や馬出は動線の規定に用い、横 矢は効果的な展示を行うための
A C
要 素 と し て 再 解 釈 し た。
虎口
博物館エリア
馬出
横矢
オフィスエリア
オフィスエリア空間パース
博物館エリア空間パース
130000
74000
GL +0
A-A’断面図 s=1:500
13000
8000
8000
8000
7000
7750
7750 6500 8000
7500
8000 6000 カフェ
A
8750
A’
9000
8750 食堂
6000 8000
-2F
-1F
3F
2F
1F
4F
5F
6F
-1800 -2000
-1800
-1800 -1800
-2000
7F
8F
9F
+46000
+41000
11F
12F
13F
16F
19F
20F
23F
24F
27F
RF +130000
+51000
14F
+66000
+61000
15F
10F
17F
18F
22F
21F
25F
26F
平面図 s=1:2500
6. 結
城とは、軍事施設である。というのは城のほんの一面に過ぎない。日本の近世城郭は、天道思想を軸とする 整然たる観念の秩序を象徴し、民衆の集合心性に属する信仰の対象であったとともに、ヴァナキュラーな神の聖 地という一面を持っていた。城はその土地固有のコンテクストから形成されるため、一つとして同じものは存 在しない。この歴史を埋没させてよいのだろうか。城は都市のアイデンティティの重要な要素であろう。
城は多くの日本人の憧憬の対象となっており、泰平の世を迎えても都市のシンボルとして存続している。し かしそれはほとんど天守に限ったことであり、城郭全体に対してはその存在にすら気付けていない。 このように、物理的にも、人々の記憶からも埋没した城に再び光を当てることで、今後衰退の一途を辿るで あろう日本の諸都市において地域ネットワークの拠点としての役割を果たすことができるのではないか。かつ ての拠点であった城と城下町のように。 そのとき、幻の最後の城は、現代における最初の城になるのか。 −最後の城の幻影
模型写真
平成 30 年度 東北大学公開審査会 展示風景
建設通信新聞 2019/4/4 掲載記事
卒業論文 (2018.04 - 2018.11) 「2019 年度日本建築学会大会 学術講演会」 若手優秀発表賞
明治初期の開拓都市・札幌の形態的特徴に関する考察 −札幌と日本の諸都市との比較を通して− ▶指導教員 石田壽一(東北大学大学院教授) 井上宗則(東北大学大学院助教) ▶現地調査 札幌|佐賀|三本木|大潟村 ▶分野 建築歴史・意匠 意匠論
北海道札幌市 アシリベツの滝
北海道札幌市 大倉山スキージャンプ競技場
02 「第 7 回都市まちづくりコンクール」 10 選・審査員賞 「第 11 回トンチク杯」 優勝(大学最優秀設計課題) スタジオ 最優秀作品 ▶ゲスト講師 杉山俊一(日建設計 設計部門 理事 グループマネージャー 設計部長) 五十子幸樹(東北大学 災害科学国際研究所 教授) 大風翼(東京工業大学大学院 准教授) 上原三知(信州大学 准教授) ▶担当教員 石田壽一(東北大学大学院 教授)|小林光(同 准教授)|藤山真美子(同 助教) ▶敷地 宮城県仙台市 東北大学旧雨宮キャンパス跡地 ▶用途 複合施設 ▶課題概要 2050 年の縮退時代を見据え、スポンジ化した高密度な都市空間における地域の固 有性とその地域に相応しい未来像とを連携する次世代に向けた設計手法について、 新たな都市再生・更新手法の可能性を「センダイ・オアシス計画」として探る。
修士 1 年 設計課題 (2019.04 - 2019.07) 「Sendai - OASIS City of Trees 2050」
生態系境界の建築的調停
仙台の地盤構造に注目し、かつて湿地帯であった雨宮の地を掘り込むことで池を中心とした湿地・森が形成さ れる。そこを宮城・仙台の生態系ネットワークのハブとし、そこに地層が隆起したようなランドスケープ的建 築を提案することで、人と自然が混ざり合い、2050 年の杜の都を見据えた新たな都市・建築のあり方を提示する。
■杜の都の再定義 杜の都とは、市街地全体を覆う緑を眺望によって実感でき、緑に囲われ、かつ垂直方向に連続した緑とい う景観を表していた。現在一般に言われる「杜の都」とは郷土教育や観光目的に利用された装飾的表現で あり、仙台の都市景観の本質を喪失させかねない。そこで、2050 年を見据え「杜の都」の概念を再定義する。 伊達政宗が開府した仙台は、地形的な必然性と人為的な合理性の元に形成された、イデアとプランニング の共存した都市であり、緑はその表層を彩るものとして存在していた。それこそが杜の都の根源であった。
仙台開府
明治維新
江戸
太平洋戦争
明治
原風景形成期
大正
昭和
概念拡張期
東日本大震災
平成
拡大型都市計画期
令和
成熟的回帰期
■杜の都・仙台の地盤構造 城下町としての仙台は、広瀬川による河岸段丘の地形に作られ、仙台の地質には仙台が杜の都たり得た所 以がある。それは、比較的浅い層が帯水層となっており、その下に水を通さない岩盤があり、それによっ て浅層地下水が豊富にあったということである。これによって植物が水を容易に得ていた。また、浅層地 下水が豊富にあったのは、城下町に張り巡らされた四ツ谷用水の浸透によるところも大きいと考えられる。
対象敷地の雨宮は、四谷用水が整備される前は湿地であり、水が集まりやすい地だった。 そのため、帯水層としての砂礫層の下の岩盤層が浅層地下水によって風化し、風化層ができ、さらに地下 水がたまりやすくなっている。 そこで、敷地を風化層に達する地下
11m まで掘り込み、そこにできた池を中心に湿地、
森が広がるランドスケープ的建築を提案する。
・各地層の特徴 表土 :伊達藩開府以来の表土。黒色〜暗褐色の有機質の粘土〜シルトを主としている。また、蔵王火山の火山灰も堆積している。 砂礫層 :旧表土の下の 4~7m は広瀬川が運搬・堆積した扇状地性段丘礫層である。帯水層として浅層地下水を含む。 基盤岩風化帯 :基盤岩と砂礫層との接触地帯には地下水が包蔵されており、これによって深層風化が起こる。 基盤岩
:第三紀の凝灰岩、泥岩である。雨宮は竜の口層
台ノ原段丘
上町段丘
中町段丘
下町段丘
瞑 想 の 松 台 ノ 原
梅 田 川
雨 宮
宮 城 県 庁
表土
砂礫層
七 十 七 銀 行 本 店
東 北 電 力 ビ ル
大年寺層
東 北 大 学 片 平 キ ャ ン パ ス
八木山層
風化層
竜の口層 亀岡層
広 瀬 川
広瀬川層
■生態系ネットワーク ・ランドスケープ・エコロジーの空間の単位
・効率的な生物生息空間配置の原則 BETTER
MATRIX PATCH
WORSE
A
生物生息空間はなるべく広い方が良い
B
同面積ならば分割された状態よりも一つの方が良い
CORRIDOR CORRIDOR PATCH
PATCH
・patch / パッチ
CORRIDOR
C
分割させる場合には、分散させない方が良い
D
線状に集合させるより、等間隔に集合させた方が良い
E
不連続な生物空間は生態的回廊で繋げた方が良い
F
生物空間の形態はできる限り丸い方が良い
: 注目する属性を備えたエ レメントそのものであり,緑地や樹林地,湿地,湖沼などの質
的に均一 なまとまりのある空間を指す。 ・corridor / コリドー
: 線状,帯状のエレメントのことであり、主にパッチ間を連結する連絡路であるが,生物
や物質の移動を妨げることもある。 ・matrix / マトリックス : パッチでもコリドーでもなく , それらを取り巻く「地」として の空間のこと .
・大きさやエッジ効果に関する原則
・コリドーと連結性に関する原則
生息地を中央で分断すると、 複雑な形状ほど、緑園部が増加
連続した飛び石ビオトープが
飛び石ビオトープの一部が失われ
緑園部が増加し、内部の空
ある場合は、コリドーがない
た場合は、コリドーの機能を低下
場合よりも連結性を高める
させ、孤立化を促進する
し内部の空間面積が小さくなる
間面積が大幅に小さくなる
・エコロジカルネットワークの基本構成
Plants and animals
Exisring core area Enlargement core area by nature restoration / development
Bufferzones
Connection
Movement
initial situation
ecological network
established ecological network
in development 生息域が分断の初期段階
発展段階
エコロジカルネットワークの完成段階
■エコロジカルネットワークダイアグラム 雨宮は、地理的に仙台都心部における青葉山丘陵・広瀬川と、台原・七北田川をつなぐ生態系ネットワー クのハブとなれるポテンシャルを持っている。そこで、地下を彫り込んでだことによってできた湿地や森 を中心として、雨宮を生態系ネットワークの都心部における拠点地区として提案する。
・地区エコロジカルネットワーク
中核地区 樹林による連続型の回廊
拠点地区 拠点地区
拠点地区 飛び石型の回廊
・都市エコロジカルネットワーク
中核地区
中核地区
中核地区
拠点地区 中核地区 河川
・広域エコロジカルネットワーク 生物自然地区
生物自然地区 中核地区 中核地区 中核地区
中核地区 基幹回廊
広域エコロジカルネットワーク 県立自然公園船形連峰
丸太沢 緑地環境保全地域 県民の森 緑地環境保全地域
県立自然公園二口渓谷 台ノ原風致地区
北山風致地区 大崎八幡風致地区
安養寺風致地区
蔵王国定公園
雨宮 八木山風致地区
太白
霊屋風致地区 愛宕山風致地区
県自然環境保全地域 蕃山・斎勝沼 県立自然公園二口渓谷
緑地環境保全地域 大年寺風致地区
高舘・千貫山 緑地環境保全地域
仙台湾海浜 県自然環境保全地域
■形態決定プロセス ・現状の地形から導かれる水路を決定(四谷用水を敷地を通して梅田川に流す)
敷地の重心を設定
敷地の美地形による高低差を読み込む
始点
・予想される景観(可視域を黄緑で表示)
h = 10m
h = 20m
h = 30m
h = 40m
水路を元にして、敷地が風化層に到達する地下 11m に達するように
景観軸、生態系軸に凹部分が来るように設定し
掘り込む。
た曲線を 20m おきに設定し、
最下点が敷地の重心となるようにし、そこに形成される池、その周囲
それらを滑らかにつなぐ曲面を作る。これが建
の湿地、森を中心としたエコロジカルネットワークのハブを創出する。
築の概形になる。
点と終点と重心を通る最適経路を確定
水路と景観の軸、生態系ネットワークの軸 h = 50m
h = 60m
奥州街道
奥州街道の向きに 2m ごとに面を作成し、曲面にそって 立ち上げる。
垂直壁による空間をくり抜き、アーチ梁によって空間 が形づくられる建築となる。
泉 ヶ 岳 景 観 軸
スギ、クロマツ、タケ によるイグネ的防風林
HOUSING COMPLEX
ケヤキ
OFFICE
芝生の斜面広場 芝生の斜面広場 クサソテツ、エゾタンポポ、カタクリ
ケヤキ ヨシの群生
芝生の斜面広場 ススキの群生 ブナ、モミ、コナラの 森 ヨシ
ブナ、モミ、コナラの 森
奥州街道
池
ケヤキ並木による緑の回廊
ヨシの群生
ハンノキ
ケヤキ 芝生の斜面広場
ヒ
芝生の斜面広場
芝生の斜面広場
MUSEUM
芝生の斜面広場
COMMERCE
MEDICAL スギ・クロマツの森
ケヤキ並木に
青葉 城本
丸景
配置図 1/2000
軸
四ツ谷用水本流からの取水
愛宕神社景観
観軸
ヒノキ・クロマツの森
瞑 想 の 松 景 観 軸
梅田川
KINDERGARTEN
グラウンド
野球場 梅田川への排水
PRIMARY SCHOOL
クサソテツ、エゾタンポポ、カタクリ ヨシ
JUNIOR HIGH SCHOOL
ハンノキの森
ハンノキの森
ススキの群生 学校ビオトープ
DORMITORY
芝生の斜面
芝生の広場 ブナ、モミ、コナラの 森 ハンノキの森
スギ・クロマツの森 芝生の斜面
陸上トラック・グラウンド
広場
SPORTS CENTER
ビオトープ
COMMERCE
ヒノキ・クロマツの森
クサソテツ
ノウサギ
モミ
ニホンリス
ブナ
コナラ
ケヤキ
カルガモ
カッコウ
カワセミ
ナツアカネ
アキアカネ
ホオノキ
ウグイス
エゾタンポポ
カタクリ
ススキ
ミナミメダカ
ドジョウ
トウキョウダルマガエル
コバネイナ
アオスジアゲハ
ミヤマクワガタ
ヨシ
カジカガエル
による緑の回廊
ニホンカナヘビ
アカハライモリ
スズムシ
ハネナガイナゴ
フクロウ
ゴ
北面 立面イメージ
■用途別空間利用 ・オフィス 勾配が急な屋根部分は壁としての役割
梁が空間を分節
勾配が緩やかな屋根部分は天井としての役割
・住宅 勾配が比較的急な部分に開口を開ける 勾配が緩やかな屋根部分は天井としての役割
各住戸となるの間は梁だけの外部空間となる
梁によって分節された空間が各住戸となる
生態系の領域
土が梁の接地面で接地する
人間の領域
・展示空間 基本的に梁に沿った直線の導線が与えられ、梁の凸部分の下部で左右に移動できる
・オフィス 梁のズレによって生じる隙間をガラス面にして採光
屋根
ガラス面
アーチ梁
コアと柱
スラブ
スキン
全体構成
■用途別外部環境利用 1 生物多様性放置型
2 生物多様性 疎放管理型
3 特定動植物鑑賞型
4 林床利用型
小
中
大
小
小
小
中
大
利用しない
部分的に散策・
林内での散策・
林床全て利用可能
鑑賞可能
鑑賞可能
景観性 検 討 軸 レクリエーション空間
利用性
斜
小
尾 ・ 谷
地 形 の 多 様 性
斜 + 尾 + 谷
シ ャ ル
動植物の生息の場
小
ン テ
~20
ポ 系
小
20~30
態
小
30~60
150m2 < S
生
大
30~60
100m2 < S < 150m2
然 自
大
植物種数
大
S < 100m2
+
生物生息空間
樹林の面積規模 小
斜 + 尾 + 谷
花や紅葉等の景観 役 割 林床への入りやすさ
大
+
レクリエーションの場
池
大
土地利用構成上から見た接触機会 小
地形と生物の多様性との関係、その自然の人間との関わりについて
人
生
活
ン
テ
大
二箇所以上
小
ポ
提案する。
近 接 道 路 長
一箇所
間
ンドスケープを作り出し、その下部に人間が生活するという調停を
道 路 網 か ら 見 た 接 触 機 会
250m < L < 500m
L < 250m
小
地形の多様性と接触回数の多さを同時に実現できれば、人間とその
500m < L
整理した。 他の自然の両者に恩恵があると考えられる。そのため、凹凸のあラ
大 施設用地等との接触状況 隣接なし
シ ャ
ル
大
■構造計画 ・鉄骨
・CLT t2 = 40mm
H = 1000mm
H = 990mm
t1 = 19mm
B = 400mm
B = 400mm
~20m :鉄骨アーチ
~15m :大断面 CLT アーチ
~8m :小断面 CLT アーチ
~8m :小断面 CLT アーチ
屋根部分の勾配が急な場合 は屋根部分が壁としての役 割を持ったり、太陽光パネ ルが貼られたりする。 緑化するよりも荷重はかか
屋根部分の勾配が緩やかな場合は屋根部分に軽土
らないので、6m スパンで
が敷かれ地表から連続したランドスケープとなる
構造的に全体を支えるアー
ため、かかる荷重が大きくなる。そのため 2m
チ梁を用いる。
スパンでアーチ梁を用いる。
2020
2020 年、まず敷地が掘り込まれる。そ
上部が生態系、下部が人間という空間的
かけて、梁をジョイントして生態系と人
■環境・設備計画 ・更地風解析 8 月 h=1.3m
8 月 h=30m
1 月 h=1.3m
1 月 h=30m
太陽光発電 冬の北西季節風をブロック 外部テラス
風が通り抜ける 雨水の集水・トイレの排水に利用
屋上緑化による緑被覆率の向上 垂直方向への緑の連続
地中熱の循環
地中熱ヒートポンプ 地中熱利用
2050
そこから主に CLT の梁をかけることで、
的分離と混合が発生する。2050 年に
人間それぞれの領域が拡張されていく。
■平面・断面
オフィスエントラン ス
カフェ
コンビニ
アトリウム
7F
オフィスエントラン
エントランスパス
ス
オフィス
オフィス オフィス
10F
1F オフィス部分平面図 1/300
オフィス部分各階平面
F
F
9F
8F
11F
12F
13F
14F
面図 1/500
断面図 1/1200
オフィスエリア
地上 60m の展望フロア
用途の切り替わり地点では屋根がなくなり、視覚
覚的に空間の変化を演出する
2020 年 ~ 2050 年の間、工事中の空間は日差しを避ける憩いの場となる
宮城県石巻市 牡鹿半島
宮城県仙台市 AER 展望台
03 「小野田泰明スタジオ」 優秀作品 SABED2019 環境シミュレーション設計賞 出展
▶スタジオマスター・担当教員 学部 3 年次:小野田泰明(東北大学大学院 教授) 修士1年次:伊加賀俊治(慶應義塾大学 教授) 石田壽一(東北大学大学院 教授) 持田灯(同 教授) 藤山真美子(同 助教) 石田泰之(同 助手) ▶敷地 宮城県仙台市 東北大学川内キャンパス内 ▶用途 商業施設・学生実験室 ▶課題概要 学部3年次:建築家と同じく「時間」「LIFE」「空間」と格闘する映画を鑑賞し、そこから受けた印象をコ ンセプトモデルに表現し、それを空間化し、敷地やプログラムを与えることで建築化していく。 修士 1 年次:建築環境評価手法「CASBEE」の考案者である伊加賀氏を招き、過去の設計課題の作品を CSABEE や環境解析シミュレーションなどのツールを用いて環境的側面から再検討する。
学部 3 年 設計課題 (2017.10 - 2017.11) 「 『映画』×『建築』×『都市』 」 修士1年 (2019.05 - 2019.07) 「建築性能評価論」
整然たる錯綜
映画を観て受けた印象からコンセプトモデルを作成し、それを空間化。空間に適切な機能と敷地を与えて建築化する というプロセスに、環境解析を取り入れた。ファサードを規定し、それを深化させ内部化させた空間の持つ特性を空 間のポテンシャルと定義し、環境解析等で明らかになった空間のポテンシャルに応じて設計を行なった。
■設計プロセス 1. 映画
1.「映画」 → 「空間」
2. コンセプトモデル
2. 敷地の選定
3. 空間モデル
3. ファサードの決定
4. 敷地の選定
4. ファサードの深化と内部化
5. プログラム選択
5. 建築化
6. 詳細設計
6. 環境的空間ポテンシャル
7. 認知的空間ポテンシャル
8. 詳細設計 学部 3 年次
修士 1 年次
1.「映画」 → 「空間」
「映画」:「空間」×「LIFE」 → 「時間」 「建築」:「時間」×「LIFE」 → 「空間」
▶
映画「時計仕掛けのオレンジ」
▶
コンセプトモデル
空間モデル
「時計仕掛けのオレンジ」という映画を観た。次にそこから感じたもの、受けた印象をそのままコンセプ トモデルに表現し、次にコンセプトモデルを空間化した。 時計仕掛けのオレンジの暴力的な描写は人の本質の普遍性を感じさせ、暗闇に差し込む光の表現がその世 界観をつくりあげていた。その暴力性や乱反射する光をそのままコンセプトモデルに表現した。 そしてコンセプトモデルの形態を分析し、不規則に突き抜ける物体や光を表現した空間モデルを作成した。 こうして、従来の直角によって構成された建築空間とは違い、不均質な空間を作ることで、新たな建築空 間を思索した。
2. 敷地の選定
1. で作成した空間モデルを建築化するため、 空間の魅力を最大限引き出せる敷地を選定
広瀬川
川内駅 国際センター駅
宮城県仙台市青葉区
対象敷地
凝灰岩層 表土
砂礫層 仙台市の大部分は広瀬川による河岸段丘状に ある。表土と岩盤層の間には帯水層としての 砂礫層があり、地下水が蓄えられている。
仙台市の地盤構造
敷地を東北大学川内キャンパス内に定めた。 ここは地下鉄東西線川内駅キャンパス側の出入り口に面しており、大学の玄関口となる。
駐車
場か
らの
アク
セス
ス
クセ
ア らの
ス
セ
か
棟 講義
ク
ア
の
ら
か
駅
内
川
広瀬川によって形成された河岸段丘による高さの異なる 3 方向からのアクセスのある敷地を選定。 キャンパスの玄関口として機能する。
3. ファサードの決定
建築のファサードは外から見た建築の印象を決付ける。
敷地条件から各面のファサードを検討した。川内駅や講義棟の間の通路といった視線が抜ける場所に視線 が集中するため、そこから人を内部に引き込む。2 本の斜めの柱が上から下に向かって幅が狭くなる部分 に人の視線が自然に集まると考え、入り口を配置した。 柱の角度は柱を斜めの軸と捉え、各面において軸の角度が平均して均等に分布するようにして決定した。 それらを、構造的に成立するスパンで各階のスラブに到達するように並び替えることで全体を構成した。 また、斜柱の断絶が起こらぬよう、隣り合う面同士で端点が一致するように規定した。
・南北面 66.1° 61.4°
94.3° 107.5°
90°
30.5°
118.7°
▶
33°
108.8° 45°
A’( 外周柱)
A
B C ( 段丘面に接地)
147.3°
0°
川内駅からの視軸
・東西面 58.2°
113.9°100.9° 90° 79.2°75°
48.7°
122°
138.1°
119.7° 107.9°
60.2°
28.7°
A
A
▶
B
B
0°
講義棟からの視軸
4. ファサードの深化と内部化
1. 規定されたファサード
3. 重ね合わせ
内部空間の外部への表出操作を行い、内外の境 界を曖昧にし、新たな空間性の獲得を目指す。
2. 各面を対面まで延長
4. 面同士が重なった部分が斜柱となる
▶
▶
15°回転
▶
15°回転
15°回転
各面でファサードを決定し、それを延長した面の重なる部分に斜柱をつくるというルールで構造体を規定 した。そのため、各面の正面から見た場合はファサードに表れる斜軸要素以外が隠れるため、視線が抜け る。一方、少し視点を変えただけですぐに視線が遮られる。この斜柱構造体の内部に身を置くと、ある方 向には視線が抜け、他に対しては斜柱の集合が壁のようになって空間を分節する。錯綜とした斜め柱の空 間は、整然たるルールで規定されている。
5. 建築化
ある規定によってできた構造体としての斜柱を建築化する。まず、建築としての 基本的な構成要素を組み込み、構造として成立させ、建築の概形をつくりあげる。
■構成ダイアグラム
構造体としての斜柱
設備・光・雨水ダクト
スラブ
スキンと動線
光ダクト 設備ダクト 雨水ダクト それぞれ構造体としての斜柱の間隙を 縫うように挿入される。
斜軸構成要素
全体概形
■構造計画 基本構造は RC 造で、斜めの柱とスラブで空間を構成している。斜めの柱は負担できる軸力が小さく、傾 きによってモーメントが生じてしまうため、鉛直荷重に対して弱くなってしまう。そこで、鉛直柱で構成 されている小さなコアを 4 つ配置し、斜めの柱で補えない分の鉛直荷重を支えている。また、4 つの小さ なコアを隅とする柱の列がマクロ的な視点で見たときに大きなコアとして機能し、建物の剛性を高めてい る。逆に柱が斜めであることによって、地震等の水平荷重に対して強い設計となっている。 柱の基本寸法は 500mm×500mm の小さめに設計し、柱を多く配置することで鉛直荷重を多く負担し、 剛性を高めるような設計とした。一部 10m スパンの空間を確保するためにワッフルスラブとしている。
小コアとしての垂直柱
上面から見ると長方形に
垂直なファサードで規定さ
並んだ外周の斜柱
れた大コアとしての斜柱群
全体形
6. 環境的空間ポテンシャル
環境解析を用い、環境的ポテンシャルから建築を設計 し、それに応じた適切な設備配置や建築計画を提案。
■風環境解析 −Flow Designer− FlowDesigner による夏 (7 月 ) の屋外空間の風邪環境解析の結果
A
A’
建築物1階を東西方向に通る中央通路は講義棟側からテニスコート側に移動する人が行き交うことが想定 されている。村上 周三 , 森川 泰成「気温の影響を考慮した風環境評価尺度に関する研究 : 日平均風速と 日平均気温に基づく適風 , 非適風環境の設定」より、夏の適風域を風速 0.8 ~ 1.6 [m/s] とすると、通路に は適風域の風が吹きこむため、人が行き交う流動的な雰囲気を反映した空間としてのポテンシャルがある といえる。
B
南北の最上階屋外テラス
C
は、どちらも適風域より も弱風である。よって、 庇を設け日射による気温 上昇を防ぐ。北側は街の 景、南側は山の景を臨み つつ休める落ちついた憩 いの場としてのポテン シャルがある。
3.5
C 3.0
日 平 均 風 速 ︵ m/s ︶
非適風域
A’
2.5 2.0
中間域
1.5
B
1.0
適風域 非適風域
0.5
0 0
5
10
15
20
25
30
A
35
日平均気温(℃)
■光環境解析 −Lumicept− 室内の適切な昼光利用の計画のために、日射量が少ない1月と日射量の多い 7 月の晴天日を仮定して解析 を行い、建物内の照度分布を求めた。4,5 階においては、光ダクトの放出部がいくつか配置されることに よって、光環境の多様性が生まれた。解析結果からも比較的高い照度の空間が点在しており、商業施設の ディスプレイやオープンスペースとしてポテンシャルが高い。 1F
2F
3F
4F
5F
6F
7F
学生実験室
カフェ・ラウンジ
商業施設
商業施設
商業施設
ラウンジ・展望
夏 (夏至正午)
冬 (冬至正午)
プログラム: 学生実験室
各階に光ダクト内で反射 屋上部分に採光部
採光部
を繰り返して供給される
導光部
放光部
光ダクトの概念図
■雨水利用
屋上で集水 テニスコートで集水 駐車場に点在する レインガーデンで集水 講義棟前広場で集水
貯水槽
一部は下段に流す
一部は地下に浸透
トイレ洗浄用の水として利用
本敷地は広瀬川による河岸段丘面に位置しており、表土の下の砂礫層が地下水を多く含んでいる。しかし、 キャンパスや駐車場によって舗装されることで地下水の減少が指摘されている。そこで、屋上や駐車場に 点在させたレインガーデン、テニスコートなどで雨水を集水し、地下に浸透させ、貯水槽に一時貯留する ことで、浸透速度を減少させ都市洪水の緩和に貢献したり、トイレの排水に利用することで節水に寄与す ることができる。また、雨水集水システムの一部を建築内で可視化することで、装飾的な役割とともに、 水の流れを意識させるという効果を生み出す。 透水性舗装材を使用し、水たまりを防ぎつつ、雨水利用を行う。 <集水量の算定> 集水面積 A:建物屋上 2400m 2 + テニスコート 5955m2 駐車場 20973m 降水量を 100mm/m
2
2
= 計 29328m 2
とすると、0.1×29328[L] の雨水を集水することが可能となる。
川内駅からのアプローチ
川内キャンパス講義棟からのアプローチ
7. 認知的空間ポテンシャル
通常は定量的に評価できないヒトの空間認知に関するポテン シャルから建築を設計する。
■CFD による空間の澱みの分析 空間には、澱みのようなものが存在すると思う。しかし、それを定量的に評価することはできず、あくまでも人間の 認知の問題である。ここで、空間の澱みを示す試みとして、CFD による澱みのポテンシャルの分析を試みた。斜柱の みの空間に A-D4パターンの風を通し、その風速が 0.5m/ 以下だった部分を線として抽出した。この線の重なりが多 いほど空間が澱んでいるとする。
-1F
A (4 月)
B (7 月)
C (10 月)
D (1 月)
空間の澱 み位置
1F
2F
3F
4F
5F
6F
7F
8. 詳細設計
環境的空間ポテンシャル、認知的空間ポテンシャルに応じて平面計画を行う。
光ダクトによって 明るくなるエリア
EV
バックヤード
EV
ディスプレイ バックヤード
バックヤード
ディスプレイ
イベント広場
バックヤード
EV
EV
ディスプレイ
ディスプレイ バックヤード
5F 平面図 1/250 5F は基本的にユニクロの店舗である。 この建築では斜柱が空間を分節するため基本的に壁はないが、店舗に置いてバックヤードは 5F は基本的にユニクロの店舗である。 必要である。 この建築では斜柱が空間を分節するため基本的に壁はないが、店舗に置いてバックヤードは そこで、空間の澱みが大きい部分にバックヤードとしての壁に囲われた空間を配置した。し 必要である。 かし、この空間は流動的であり、あくまで仮設的な壁は時によって場所を変える。 そこで、空間の澱みが大きい部分にバックヤードとしての壁に囲われた空間を配置した。し かし、この空間は流動的であり、あくまで仮設的な壁は時によって場所を変える。
32000
28000
24000
18000
13000
9000
4000
0
-4000
-8000
断面パース
各階平面図 1/600(方角は 5F 平面図と同じ)
5F の商業施設(ユニクロ)。光ダクトによる明るい部分はスポットライトのような効果を生み出し、商品のディスプレイや、小さな催 し物に使われる。斜めの柱を今までにない新たなディスプレイ方法に用いることができる。
最上階北側の屋上テラス。仙台の街並みが見える、学生が休憩したり読書したりできる憩いの空間となる。 斜めの柱の切れ目からは先が見通せるため、角度によって一方向に開放感が得られる空間となる。
地下の学生実験室。斜めの柱が空間を仕切る。また、テニスコートや駐車場から集水した雨水が奥の意壁面沿いに滝として流れ、屋上 で集水した雨水が斜めの橋の間隙を縫って上部からおりてくる様子を眺めることができる。
コンセプトパース。整然とした規則に法って構成されているが、錯綜とした空間。
宮城県仙台市 せんだいメディアテーク
宮城県仙台市 定禅寺通り・晩翠通り交差点
04 「浅子佳英スタジオ」 最優秀作品 「東京ミッドタウン・デザインハブ第 74 回企画展『ゼミ展』 」 建築模型・パネル展示 学内広報誌「トンチク」 掲載 ▶スタジオマスター 浅子佳英(建築家 タカバンスタジオ主宰) 五十嵐太郎(東北大学大学院 教授) 藤山真美子(同 助教) ▶敷地 アラブ首長国連邦 アブダビ サディヤット島 ▶用途 美術館 ▶課題概要 近年、美術館が観光客と切り離せない関係になっていることを踏まえ、美術館の新たな在り方を提案し、 芸術・文化の集積地を目指して中東のアブダビ、サディヤット島に MOMA の分館を設計する。また、本課 題では「計画」「創造」という観点から、具体的な展示作品の選定や展示方法の検討、追加プログラムの考 案なども行う。
学部 4 年 設計課題 (2018.04 - 2018.07) 「アブダビに美術館を設計する」
AMUSEMENT PARK × MUSEUM
AMUSEUM PARK
莫大なオイルマネーを背景に、美術品を蒐集し巨大美術館を数多く誘致している
コによる動線の美術館を提案。トロッコによる規定動線は観光客を自然と啓蒙
るアブダビ。ここに、MUSEUM と AMUSEMENTPARK を融合した、トロッ
蒙へと導く。大衆に迎合せずに引き上げる、新たな価値を持った美術となる。
■イスラム教とキリスト教の対立の歴史 1990 年以降のアメリカと世界の出来事を表にまとめ、その特色によって色分けした。イスラム教とキリ スト教の対立の歴史は根深く、この対立には政治的な要因もあるため、解決は容易ではない。しかし、政 治的な要素を排除し、相互理解を深めることが解決の糸口になり得るのではないかと考えた。
ビンラディン殺害 2011
America
イラク戦争
2001
ハリケーンカトリーナ アフガニスタン紛争
バージニア工科大学 銃乱射事件
米英イラク空爆
Twitte サー
1995 オクラホマシティ 連邦政府ビル爆破事件
Google 設立
ビ
ッ
H・
ジ・
東西ドイツ統一
1990
シ
ジ
1998
NAFTA 調印
ブ W・
ソルトレークシティ五輪
湾岸戦争 ロサンゼルス 人種差別暴動
ュ
ル
・
ク
1996
ン
リ
1997
ト
ン
2004
インターネットの普及 ソ連解体 1991
1993
ョ
ー
ジ
・
2004
W
・
ブ
2005
ロンドン同
ロシア・ベスラン学校占拠事件
京都議定書採択
インターネット接続 1000 万台
1990
20
Facebook 創設
2002
1992
ジ
2005
1998
1992
ョ
200
9.11 アメリカ同時多発テロ
2001
1991
ー
2003
1999 EU(ヨーロッパ連合)発足
ユーロ導入
■世界のアートシーンの変遷 美術館の近代的・公的意義を確立したのは、フランス革命の啓蒙思想を背景に美術品を一般に公開したルー ヴル美術館(1793 開館)であった。それ以降、美術館は帝国主義国家における権力の象徴となり、アー トシーンはパリに代表とされるとするヨーロッパが中心であった。しかし、大戦後には、アメリカが経済 的に世界の覇権を握り、それに伴ってアメリカにおける芸術活動も活発になり、1960 年にはアートーシー ンの中心がニューヨークに代表されるアメリカへと移った。それ以降、世界のアートシーンはアメリカを 中心に動いてきたのだが、グローバル化が進んだ現在においては、美術館が世界の各地に分館を持つよう になり、特に最近ではオイルマネーを背景に中東諸国のアートワールドにおける影響力が強まっている。
2015
アメリカ・キューバ 国交回復
リーマン・ショック
08
2009
オバマ大統領 ノーベル平和賞
フロリダ銃乱射事件
学
ド
ク
ービス開始
ル
ン
プ
経済
政治
マ
・
技術
オ
テロ
ラ
ウクライナ危機
バ
006
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2007
ッ
2018
2016
シリア攻撃
ュ
2014 2010
アラブの春
2015
2015
シリア難民
パリ同時多発テロ
World
同時爆破事件
IS( イスラム国 ) 樹立
2014
入
2009
欧州債務危機
2016 イギリス EU 離脱住民投票
■アブダビの戦略 美術館誘致の理由 → 要求されること ・石油に代わる新たな産業としての観光の発展 → 大衆にとっての親しみやすさと訪れたくなる魅力 ・価値体系を意のままに所有できる権力の誇示 → 価値のある芸術作品と権力を示す建築 アブダビに MoMA の分館を建設するには、これらの相反する要求に応える必要がある。
■大衆と美術館、アミューズメントパーク 大衆にとって、美術館 は敷居が高い場所であ る。対して、アミュー ズメントパークは大衆 の視点に立った施設で 美術館
大衆
アミューズメントパーク
あるため、多くの人が 訪れたいと思う。
■AMUSEUM PARK の提案 =
+ 美術館
アミューズメントパーク
? AMUSEUM PARK
大衆
アミューズメントパークに美術館を組み込むことで、大衆が訪れたいと思う。単なる芸術作品を展示する 場ではなく、エンターテイメント性を伴った経験、体験の場を作る。これを Amusement Park と Museum を掛け合わせて、AMUSEUM PARK(アミュージアムパーク)と名付ける。
■AMUSEUM PARK の立ち位置 大衆に迎合する美術館
大衆を引き上げる美術館
迎合
引き上げ 大衆
近年、美術館がカフェなどを伴うことで大衆に親しみを持たせ、来館者を増やそうという試みが増えてが、 これを美術館が大衆に迎合しているとする批判もある。大衆への迎合はその美術館の価値を下げる危険性 を持っている。AMUSEUM PARK のプログラムは大衆へ迎合ではなく、入り口のハードルを下げること で大衆を取り込み、彼らを引き上げるというものである。この大衆の引き上げの原理は観光客の哲学にお ける観光客の啓蒙という概念に法っている。
■コンセプト 世界中の作品を地域ごとに分類して展示する。展示動線を、ト
展示空間
ロッコによって決まった動線を移動するもと、各々が自由に移 動できるものの二種類設定。規定された動線では美術館側の意 図している通りの順序で人々を動かせる、観光における啓蒙を 実現できる。トロッコのアミューズメント性が自然と人々を啓 蒙へと向かわせるのである。自由動線では、人々は各々の行き たいところにふわふわと移動する。たまたま出会ったものに惹 かれる。この偶然性が観光の可能性でもある。 トロッコ動線
■形態決定プロセス 展示室のゾーニングは、各地域ごとに別れており、それらが緩やか に繋がっているという構成である。トロッコによる動線が固定され
View
ているのに対して、その他の展示エリアは人々が各々足で新たな知 見を獲得して行くというコンセプトを実現するため、選択肢を持た
Africa
Middle East
Europe
せた動線とする。トロッコの動線は周囲に影響を及ぼす。その
Latin America
影響を波紋と考え、それを形にしたものが帯となって建築に 現れる。トロッコの動線から発生した帯は、連続的に連なり、
America
Oceania
それが平面方向につながり、さらに断面方向にも重なる。そ うして広がっていった帯が拡張され、建築全体を形作る。帯
Start & Goal
Asia
は平面的に重なるところで展示室の境界を曖昧にし、断面的 に重なるところで上下のつながりを生み出す。例えば、帯が
Entrance hall
重なるところは吹き抜けやスリッドとなって上下のフロアを 繋ぐ。また、帯と帯のズレの部分は上下の動線、採光のため
ゾーニング
の隙間としても用いられる。
帯が平面方向、そして
トロッコ動線の周りに波
断面方向に広がる
紋としての帯が発生する
トロッコ動線と帯の全体像
■トロッコ動線による鑑賞順序 MoMA が所有しているコレクションの中からその分館であるアミュージアムパークに展示・収蔵される 作品を選んだ。選定の基準としては、各地域の特色が出ているものを重点的に選んだ。そして、これらの 作品を時代と地域という2つの軸によって分類整理する。その中から、特に地域性の強い作品、アートの 歴史に大きな影響を持つものなどをピックアップし、それを青線で結んだ。この青線がトロッコによって 鑑賞させる作品の順序となる。これにより、同時代の異なる地域の作品を極めて少ない移動時間で横断的 に回ることができ、観光客に世界を俯瞰的に見せることができる。
Asia Vasudeo S. Gaitonde Indian, 1924‒2001
Yayoi Kusama Japanese, born 1929
Jyoti Bhatt Indian, born 1934
Vasudeo S. Gaitonde Painting, 4 1962
Yayoi Kusama Accumulation No. 1 1962
Jyoti Bhatt Lost Pundit 1966
Oceania
Latin America
Joaquín Torres-García Uruguayan, 1874‒1949
Pedro Figari Uruguayan, 1861‒1938
Joaquín Torres-García Street Scene New York 1920-22
Pedro Figari Creole Dance (c. 1925)
William H. Constable Australian, 1906‒1989
Sidney Nolan Australian, 1917‒1992
William H. Constable Design for an Aboriginal Ballet, II (1939)
Sidney Nolan After Glenrowan Siege (Second Ned Kelly series) 1955
David Alfaro Siqueiros Mexican, 1896‒1974
Joaquín Torres-García Color Structure 1930
David Alfaro Siqueiros 13 Woodcuts by Siqueiros (13 Grabados en madera por Siqueiros) 1931
Frida Kahlo Mexican, 1907‒1954
David Alfaro David Alfaro Siqueiros Siqueiros Collective Suicide Proletarian Victim 1936 1933
David Alfaro Siqueiros Frida Kahlo Echo of a Scream Fulang-Chang and I 1937 1937 (assembled after 1939)
Sidney Nolan Rite of Spring: Decor study for the ballet (1962)
Antonio Berni Argentine, 1905‒1981
Clement Meadmore Australian, born 1929
Fred Williams Australian, 1927‒1982
Clement Meadmore Chair (model 248) 1963
Fred Williams Desert Dust Storm, Tibooburr 1967
Fernando Botero Colombian, born 1932
Antonio Berni New Chicago Athletic Club 1937
Joaquín Torres-García Construction in White and Black 1938
Frida Kahlo Self-Portrait with Cropped Hair 1940
Fernando Botero Mona Lisa, Age Twelve 1959
David Alfaro Siqueiros The Centaur of the Conquest (1944)
Joaquín Torres-García The Port 1942
Antonio Be The Dream (1967)
Diego Rivera Mexican, 1886‒1957
Diego Rivera Dead Horse 1906
Diego Rivera Cubist Landscape 1912
Diego Rivera Young Man in a Gray Sweater (Jacques Lipchitz) Paris 1914
Diego Rivera Flower Festival: Feast of Santa Anita October 13, 1931
Diego Rivera May Day, Moscow 1928
Diego Rivera Agrarian Leader Zapata 1931
Diego Rivera The Communicating Vessels 1938
REGION
Seydou Keïta Malian, 1923‒2001
Zaïre
Côte d'Ivoire
Seydou Keïta Untitled (Bamako) 1949-52
Gino Severini Dynamic Hieroglyphic of the Bal Tabarin 1912
Louis Sullivan, Dankmar Adler Stenciled Frieze Panel from the Trading Room of the Chicago Stock Exchange, Chicago, IL c. 1893
Reuven Rubin Israeli, born Romania. 1893‒1974
Jean Dubuffet French, 1901‒1985
Reuven Rubin Flute Player 1938
Jean Dubuffet Arab 1948
Vehicle
Vincent van Gogh Dutch, 1853‒1890
Pablo Picasso Spanish, 1881‒1973
Vincent van Gogh Portrait of Joseph Roulin Arles, early 1889
Pablo Picasso Three Women at the Spring Fontainebleau, summer 1921
Pablo Picasso Painter and Model Paris, 1928
Georges-Pierre Seurat French, 1859‒1891
Henri Matisse French, 1869‒1954
Georges Braque French, 1882‒1963
Gino Severini Italian, 1883‒1966
Georges-Pierre Seurat Port-en-Bessin, Entrance to the Harbor 1888
Henri Matisse Dance (I) Paris, Boulevard des Invalides, early 1909
Georges Braque Man with a Guitar Céret, summer 1911-early 1912
Gino Severini Dynamic Hieroglyphic of the Bal Tabarin 1912
René Magritte Belgian, 1898‒1967
Salvador Dalí Spanish, 1904‒1989
Max Ernst French and American, born Germany. 1891‒1976
Piet Mondrian Dutch, 1872‒1944
René Magritte The False Mirror Paris 1929
Salvador Dalí The Persistence of Memory 1931
Max Ernst The Nymph Echo ( La Nymphe Écho) Paris 1936
Piet Mondrian Trafalgar Square 1939-43
Ahmed Yacoubi Moroccan and American, 1928‒1985
Uche Okeke Nza The Smart I 1958
Ahmed Yacoubi King Solomon's Ring 1963
Faramarz Pilaram Iranian, 1937‒1982
Faramarz Pilaram Laminations (Les Lames) (1962)
Jean Dubuffet Seated Arab, Camel and Two Palm Trees, page from the sketchbook, El Golea, II 1948
Charles Hossein Zenderoudi Parviz Tanavoli Ibrahim Iranian and Canadian, born 1937 Sudanes Iranian, born 1937
Charles Hossein Zenderoudi K+L+32+H+4. Mon père et moi (My Father and I) 1962
Arthur Young American, 1905‒1995
Phil Irving Australian, 1903‒1992
William M. Heynes British, 1903‒1989
F.A. "Butzi" Porsche German, 1935‒2012
Arthur Young Bell-47D1 Helicopter 1945
Philip Vincent, Phil Irving Vincent-HRD Series C Black Shadow Motorcycle 1949
Sir William Lyons, Malcolm Sayer, William M. Heynes E-Type Roadster designed 1961 (this example 1963)
F.A. "Butzi" Porsche 911 coupé 1965
Jasper Johns American, born 1930
Jasper Johns Flag 1954-55 (dated on reverse 1954)
Europe
Jasper Johns Target with Four Faces 1955
Jasper Johns Map 1961
America
Robert Rauschenberg Untitled (Asheville Citizen) c. 1952
Robert Rauschenberg Robert Rauschenberg Rebus Bed 1955 1955
Barnett Newman American, 1905‒1970
Roy Lichtenstein American, 1923‒1997
Barnett Newman Vir Heroicus Sublimis 1950-51
Barnett Newman The Blessing 1944
Paul Gauguin Still Life with Three Puppies 1888
Barnett Newman Canto I _ from _18 Cantos 1963
Jackson Pollock American, 1912‒1956
Paul Cézanne French, 1839‒1906
Paul Cézanne The Bather c. 1885
Jackson Pollock Landscape with Steer c. 1936‒37
1930
Ibrahim ElThe Mosqu 1964
Parviz Tanavoli The Prophet 1962/63
Robert Rauschenberg American, 1925‒2008
Paul Gauguin French, 1848‒1903
1900
Uche Okeke Nigerian, 1933‒2016
1935
Barnett Newman Broken Obelisk 1963-69
Roy Lichtenstein Drowning Girl 1963
Roy Lichtenstein Reverie from 11 1965, published
Andy Warhol American, 1928‒1987
Jackson Pollock Circle c. 1938-41
Jackson Pollock Stenographic Figure c. 1942
Jackson Pollock The She-Wolf 1943
1940
Jackson Pollock Untitled (1), state I of III 1944
1945
Jackson Pollock Full Fathom Five 1947
Jackson Pollock One: Number 31, 1950 1950
1950
Jackson Pollock Easter and the Totem 1953
1955
Andy Warhol Campbell's Soup Cans 1962
1960
Andy Warhol Empire 1964
Andy Warhol Brillo Box (Soap Pads) 1964
1965
TI
Lee Ufan Korean, born 1936
Hiroshi Sugimoto Japanese, born 1948
Lee Ufan Work No. 2 1973
Hiroshi Sugimoto Polar Bear 1976
Hiroshi Sugimoto U.A. Walker, New York February 23, 1978
Yayoi Kusama Violet Obsession 1994
Ai Weiwei Chinese, born 1957
Takashi Murakami Japanese, born 1962
Cai Guo-Qiang Chinese, born 1957
Fang Lijun Chinese, born 1963
Ai Weiwei Study of Perspective 1995-2003
Takashi Murakami 727 1996
Cai Guo-Qiang Borrowing Your Enemy's Arrows 1998
Fang Lijun 2000.5.10 2000
2
ra
Fred Williams Aboriginal Graves, Tibooburra, No. 1 1967
Fred Williams Flinders Island 1968
Fred Williams Murray River Landscape 1975
Francisco Zuñiga Mexican, 1912‒1998
erni m
Fernando Botero The Presidential Family 1967
Francisco Zuñiga Sitting Woman with Rebozo (Mujer sentada con rebozo) from AGPA 73: Pan American Graphic Arts (AGPA 73: Artes gráficas panamericanas) 1973
Cai Guo-Qiang Drawing for Transient Rainbow August 2003
Yayoi Kusama Suitcase 2004
Raqib Shaw Indian, born 1974
Ketaki Sheth Indian, born 1957
Raqib Shaw Garden of Earthly Delights X 2004
Ketaki Sheth Munira poses for her wedding album, Jamnagar 2008
Hiroshi Sugimoto Lightning Fields 138 2009
Nipa Doshi Indian, born 1971
Haegue Yang Korean, born 1971
Doshi Levien, UK, Nipa Doshi, Jonathan Levien Rocker 2010-2011
Haegue Yang Spice Moons 2013
Jayden D. Harman Australian, born 1949
Peter Jackson New Zealander, born 1961
Reginald Orton New Zealander, born 1981
Jayden D. Harman, PAX Scientific, Inc. Lily Impeller (Prototype) 1996
Peter Jackson The Lord of the Rings 2001,2002,2003,2013,2014
Simon Denny Reginald Orton, Erik Hersman, Philip Walton Simon Denny ALL YOU NEED IS... DATA? Berlin Startup Case Mod: BRCK 3G WiFi Router 2013 Rocket Internet 2013 2014
Elizabeth Catlett American and Mexican, 1915‒2012
Ximena Cuevas Mexican, born 1963
Elizabeth Catlett Central America Says No! 1986
Ximena Cuevas Half Lies (Medias Mentiras) 1995
Ketaki Sheth Prince Studio, Bhavnaggar, Gujarat 2016
Simon Denny New Zealander, born 1982
Simon Denny Modded Server-Rack Display with Some Interpretations of David Darchicourt Designs for NSA Defense Intelligence 2015
Mario García Torres Mexican, born 1975
Ximena Cuevas Someone Behind the Door 2005
Mario García Torres Alguna vez has visto la nieve caer? 2010
William Kentridge South African, born 1955
Africa John Muafangejo Namibian, 1943‒1987
Malick Sidibé Malian, 1936‒2016
John Muafangejo Natal Where Art School Is 1974
Malick Sidibé Friends 1976
William Kentridge The Battle Between Yes and No 1989
William Kentridge Little Morals 1991
William Kentridge Felix in Exile 1994
William Kentridge Act I Scene 2 from Ubu Tells the Truth 1996‒97
Sue Williamson South African, born England 1941
Sue Williamson For Thirty Years Next to His Heart 1990
Roelf Mulder, Byron Qually, and Etienne Rijkheer, of …XYZ Dot Dot Dot Ex Why Zed Design, Ltd. Freeplay Human Powered Torch 1998
El-Salahi se, born 1930
-Salahi ue
Micha Bar-Am Israeli, born 1930
Sheila Hicks(American) Ibrahim El-Salahi By His Will, We Teach Birds How to Fly No.13 Prayer Rug 1969 1965
Oskar Kokoschka Austrian, 1886‒1980
Micha Bar-Am Prisoners of War, Golan Heights 1970
Oussama Mohammad Syrian, born 1954
Oskar Kokoschka Golda Meir (I) Prime Minister (plate 1) from Jerusalem Faces (1973-1974, executed 1973)
Oussama Mohammad Nujim An-Nahar (Stars in Broad Daylight) 1988
Jasper Johns SAVARIN 1977
Robert Rauschenberg Features from Currents 1970
n Pop Artists, Volume II d 1966
Roy Lichtenstein Peace Through Chemistry I from Peace through Chemistry 1970
Cindy van den Bremen Capsters Sports Headgear for Muslim Women. Aerobics version 1999
Pinchas Cohen Gan Untitled from Picture Grammar 1990
Nick Schade American, born 1963
Alex Moulton AM2 Bicycle 1983
John Barnard, Ferrari S.p.A., Maranello, Italy Formula 1 Racing Car (641/2) 1990
Nick Schade "Night Heron" Kayak 1998
IME
1970
1975
Andy Warhol Camouflage 1987
1985
El Anatsui Ghanaian, born 1944
Wangechi Mutu El Anatsui One Hundred Lavish Bleeding Takari II Months of Bushwhack 2007 2004
Shahzia Sikander Afloat 2001
Shahzia Sikander No Parking Anytime 2001
Shahzia Sikander Untitled from 51 Ways of Looking (Group B) 2004
Shahzia Sikander The Turban Field 2005
Barthelemy Toguo Cameroonian, born 1967
Anna Boghiguian Egyptian, born 1946
Barthelemy Toguo The Erotic Diary of a Lumberjack (Le journal érotique d'un bûcheron) 2009
Anna Boghiguian Untitled 2011
Wael Shawky Egyptian, born 1971
El Anatsui Diaspora (for Parkett no. 90) 2012
Shahzia Sikander Flights of Fancy 2009
Walid Raad Lebanese, born 1967
Shirin Neshat Passage 2001
Walid Raad Hostage: The Bachar Tapes (English version) 2001
Julie Mehretu Empirical Construction, Istanbul 2003
Galya Rosenfeld, Industrial Design Department , Bezalel Academy of Art and Design Headscarf 2003
Marcel Dzama Canadian, born 1974
Massoud Hassani Dutch, born Afghanistan 1983
Marcel Dzama Underground (2004)
Massoud Hassani Mine Kafon wind-powered deminer 2011
Jasper Johns Bushbaby 2003
Ibrahim El-Salahi The Group 2016
Jasper Johns 0‒9 2013
Robert Rauschenberg The Lotus Series 2008
Robert Rauschenberg Banco from Ground Rules 1996
Roy Lichtenstein Bauhaus Stairway 1988
1980
Wangechi Mutu Yo Mama 2003
Jasper Johns Green Angel 2 1997
Robert Rauschenberg Stop Side Early Winter Glut 1987
Andy Warhol Kimiko 1981
Moshekwa Langa Suburban Metro Lines (2000)
Shirin Neshat Untitled from the series Rapture 1999 photography
Mona Hatoum Rubber Mat 1996
John Barnard British, born 1946
Roy Lichtenstein Artist's Studio "The Dance" 1974
Andy Warhol Flowers 1970
Wangechi Mutu Kenyan, born 1972
Shirin Neshat Iranian, born 1957
Jasper Johns Summer 1985
Robert Rauschenberg Gull (Jammer) 1976
Moshekwa Langa South African, born 1975
Shahzia Sikander Anchor 1999
Alex Moulton British, 1920‒2012
Roy Lichtenstein Interior with Mobile 1992
Keith Haring American, 1958‒1990
Andy Warhol Marilyn Monroe 1967
Cindy van den Bremen Cindy van den Bremen Cindy van den Bremen Capsters Sports Headgear Capsters Sports Headgear Capsters Sports Headgea for Muslim Women. for Muslim Women. r for Muslim Women. Outdoors version Tennis version Skate version 1999 1999 1999
Pinchas Cohen Gan Mona Hatoum British of Palestinian origin, Israeli, born 1942 born in Beirut, Lebanon 1952
Mona Hatoum Measures of Distance 1988
William Kentridge Nose 2007, printed 2008, published 2010
Shahzia Sikander Pakistani, born 1969
Cindy van den Bremen Dutch, born 1972
Middle East
William Kentridge Portage 2000
William Kentridge Drawing from Stereoscope (1998-99)
…XYZ Dot Dot Dot Ex Why Zed Design, Ltd. South Africa, est. 2000
Keith Haring Totem 1989
Keith Haring Come to My Party (The Prince Von Thurn und Taxis Invites You For Princess Gloria's Birthday Party!) 1989
1900
James Turrell American, born 1943
James Turrell Pale Reshaped Bowl 1992
Jeff Koons American, born 1955
James Turrell Frontal Passage 1994
1995
Jeff Koons Jeff Koons Inflatable Flower Balloon Puppy (Vase) (Yellow) 1998 (for Parkett no. 50/51) 1998
2000
Jennifer Allora, Guillermo Calzadilla Stop, Repair, Prepare: Variations on Ode to Joy for a Prepared Piano, No.1 2008
2005
2010
Terry Adkins Methane Sea 2013
2015
Wael Shawky Cabaret Crusades: The Path to Cairo 2012
■トロッコ動線と空間体験 トロッコから展示作品をどのように見るかということと、トロッコによって生まれる空間について下に整 理した。そして、ピックアップして順序を決めた作品に、どのような効果を与えるのが適切であるかを考 え、それに応じた空間を与えることを計画した。それをトロッコ動線の上に順序通り配置したものが下の 図である。そして、トロッコによる動線を確定させた。
B アジア
C ラテンアメリカ
ラテンアメリカ ①
①
F
ラテンアメリカ・壁画 ③
C アフリカ ①
G
F
B
ポスト印象派
イスラム ①
シュルレアリスム ② ヘリコプター ⑤
E
①
A
キュビズム ③ フォビズム ①
未来派
C
イスラム ①
A
イスラム ②
ネオダダ ②
① 抽象表現主義 抽象表現主義
①
抽象表現主義
①
■トロッコによる作品鑑賞パターン
① 横移動しながら観る 最もニュートラルな鑑賞方法。
③
オセアニア ①
A
アフリカ・プリミティヴィズム ③
A
F
オセアニア ③
② 近づいたり離れたりしながら観る
③ 上下に移動しながら観る
近づくことで作品の詳細を見れる。
普通では味わえない鑑賞方法。その
作品に引き込まれる。離れること
ため、鑑賞者の印象に残りやすい。
で、作 品 の 全 体 像 を 掴 め る。
④ 作品の周囲を周りながら観る
⑤ 作品と大衆を上から観る
絵画ではなく、オブジェを見せる時に用
作品と、それを観る大衆を上から眺めることで、自らの優
いる。強制的に全体像をとらえさせる。
位性を感じることができ、俯瞰する態度を身につけさせる。
②
ネオダダ ①
E
A
B
オセアニア ①
オセアニア①
B
I
アジア ① アジア ①
B
ラテンアメリカ①
B
B
H
アフリカ
②
アフリカ ①
C
①
I
C
イスラム ② 車
C
アフリカ ①
④
G
イスラム
C
自転車 ④
イスラム ③
①
レーシングカー
F
④
アメリカ
ストリートアート ①
ポップアート ①
F
アメリカ ③
A
A
イスラム
F
ポップアート ①
■トロッコによる空間体験パターン
A. 奥に進む
B. 視線を遮る
C. 緩やかに視線を遮る
視線を奥へと導く。通常の移動方法。
曲がり角によって視線を遮ることで、
緩やかに視線を遮ることで、奥にあ
奥にあるものをあえて見せず、目の前
るものの存在を感じさせ、心の準備
に 現 れ た 時 の 印 象 を 大 き く す る。
をさせるとともに、期待をさせる。
D. 空間が狭まっていく
E. 空間が広がっていく
F. 登っていく
空間が狭まると、閉塞感を感じ、心
空間が広がると、開放感を感じ、心
登るとともに気分も高揚していく。
が重くなる。また、奥のものへと視
が軽くなる。また、視線が分散して
上に行く期待感と、その先に待ち構
線 が フ ォ ー カ ス し て い く。
い き、全 体 を 見 回 す よ う に な る。
え る 下 り へ の 恐 怖 心 を 感 じ る。
G. 降っていく
H. 隙間から景色が見える
I. 大開口から景色が見える
降りによって感じるものは移動のスピー
隙間から見える景色は裏側にあるもの
大開港から見える景色は心に開放感
ドに大きく依存する。低速なら重苦しく、
を意識させる。例えば、大衆の足元を
をもたらす。特に、屋外の自然の景
高 速 な ら 高 揚 感 と 恐 怖 を 感 じ る。
観 る と、世 界 の 格 差 を 感 じ る。
色 は 心 を 落 ち 着 か せ る。
■ 敷地 敷地はアブダビのサディヤット島の、ザハ・ハディド設計のパフォーミングアートセンターが計画されて いた場所である。周辺にはジャン・ヌーベル設計のルーブルアブダビがあり、フランク・ゲーリー設計の グッゲンハイムアブダビが工事中、安藤忠雄設計の海洋博物館が計画中である。また、MoMA アブダビ の外観は、海洋博物館の矩形と、ルーブルアブダビの矩形グリッドの中間に位置し、島全体としてグッゲ ンハイムアブダビから海洋博物館にかけて複雑な形態から単純な形態へのグラデーションが生まれる。
海洋博物館 MoMA アブダビ
ルーブルアブダビ
グッゲンハイムアブダビ サディヤット島鳥瞰図 MoMA アブダビ
配置図 1:7000
■各階平面図 1:1500
外皮の周りを帯の隙間に 沿って回って戻ってくる 一時保管庫 作業員控室
EV
燻蒸 室
機械室
機械室 EV
EV
EV
EV
EV
EV
EV
乾燥 浸漬 資材 シャ 前室 室 庫 ワー室 室
収蔵庫 荷解室
写真室
一時保管庫
修理工作室
展示品・収蔵品 搬出入口
23
24
荷卸室
25
22
収蔵庫 収蔵庫
企画展示室
収蔵庫
S2 20 19
E1
企画展示室 21
シアタールーム
企画展示室
企画展示室
特別展示室
企画展示室
エントランス
S1
-1F
1F
海中から浮上し、外皮の周りを帯の隙間に沿って回る 角度 45°、落差 20m で海に向かって急降下
44
6
14
機械室 EV
EV
EV
EV
機械室 EV
29
EV
EV
7
EV
15
28
43
8
13
42 27 16
1
18
17
26
31 32 40 2
トロッコ乗り場
3
4
5
30
トロッコ降り場 常設展 出入口 トロッコ 出入口
41
館長室 応接室
ミュージアムショップ 受付
事務・警備室
エントランスホール 企画展出入口
エンントランスホール侵入 後、再び外部に飛び出す
一度外部に飛び出し、 そこからエンントランス ホールに侵入する
2F
3F
外部に飛び出す。透明なガラスのチューブから、 空、アブダビの街並みが見え、眼下には海が広がる
テラス
34
レストラン・カフェ
35 機械室 EV
EV
厨房
機械室 EV
EV
EV
EV
EV
EV
更衣室
ラウンジ
33
39 9
情報提供ライブラリー
4F
11 12 38
ワークショップスペース
36
プール 天窓
10 37
講義室
5F 0
10 20
50m
■断面パース S1 方向の断面は、海の方向に行くに従って上部のフロアが海に突き出すようになっている。これによって内部からは 眼下に海が広がり、外部からは建築が海に浮かんでいるように見える。
S1 断面パース
S2 方向の断面は、上に行くにしたがってフロアが広がっていく。これによって上のフロアの下に外 部空間が来るため、そこにスリットを入れることで展示室に間接的に自然光を取り込むことができる。
RF
+53000
5FL +40000 4FL +30000 3FL +20000 2FL +10000 GL +0
-1FL -10000 -2FL -20000
S2 断面パース
東京ミッドタウン・デザインハブ 第 74 回企画展 ゼミ展
東京ミッドタウン・デザインハブ 展示パネル
東京ミッドタウン・デザインハブ 展示風景
東京ミッドタウン・デザインハブ 展示風景
秋田県にかほ市 元滝伏流水
秋田県男鹿市 入道崎
05 「第 12 回 長谷工住まいのデザインコンペ『働き方を変える集合住宅』 」
一次審査通過(34/169) ▶審査委員長 隈 研吾(建築家、東京大学教授) ▶審査委員 乾 久美子(建築家、横浜国立大学大学院 Y-GSA 教授) 藤本壮介(建築家) 池上一夫(株式会社長谷工コーポレーション取締役専務執行役員) ▶ゲスト審査委員 門脇耕三(明治大学専任講師) ▶敷地 郊外住宅地 ▶用途 集合住宅 ▶コンペ概要 20 世紀型の集合住宅は働き方とセットで規定されたビルディングタイプ だったが、昨今、働き方が社会問題となってきた。一方、ストック型への シフトが顕在化し、シェアという概念も現れてきた。個人がどのように働 き方を変えるのかということは建築に対しても批評性を持ったテーマとな る。そうした、働き方を変える集合住宅とはどのようなものかを考える。
学部 4 年 コンペティション (2018.10 - 2018.11) 「第 12 回 長谷工住まいのデザインコンペ」
流住集働
湘南の海辺に、 波と岩のメタファーとしての集合住宅を計画する。岩の部分が生活の基盤を支え、 波の部分が多様な営みを受け止める。集合住宅に郵便局を挿入することで、流通システムを暮 らしの中に取り込み、副業をする人たちが自由に住む、新しい形態の集合住宅を提案する。
■いつもの日常に流れる別の時間 私たちの暮らしの多くは、成熟した街の中で営まれています。郊外や衛星都市ではスクラップアンドビル ドの波は収まりを見せており、私たちの日常を取り巻く周辺環境は、もしかしたら今後あまり変化しない のかもしれません。 その一方で、私たちの生活の仕方に目を向けると、既存の街を利用しながら、多種多様な住まいや働き方 の変化が見られるようになっています。 そこで、現代における「不動」と「動」という真反対の生活環境をヒントに、「いつもの日常に別の時間 が流れる住まい」として、”流通”の場を集合住宅に付与します。 ある時、”流通”が入り込むことで生まれる全く異なる生活環境が、そこに住む住民に寄り添うことで、 普段の生活にスパイスが加わり、働き方にも変化を与えるのではないかと考えました。
過去
現在
未来
■流通 × 副業=流働 ・個人対個人によって成立する流通 卸・小売業者間の商取引きに変わって、ネット 販売が流通の主役になりつつある昨今。個人同 士による簡素で効率的な流通活動が実現したこ とで、今や誰もが生産者にも、商業者にもなる ことができる時代になった。
・副業と流通によって育まれる住民の適応システム 流通とは , 生産者と商業者 ( 卸 , 小売業者 ) が取引関係を媒介 として、協調や対立を繰り返しながらも、互いの関係を適応 させるためのシステムでもあった。そこで、働き方の新たな 流れとして生まれた副業を、個人によって実現する流通と重 ね合わせる。副業と流通が、”生産者としての住民”と”商業 者としての住民”、そして”消費者としての住民”をつなぐ、 住民のための新しい適応システムとなる。
■流働 × 集住=流住集働 ・ライフスタイルに合わせて仮住するサイクルの仕組み 副業の多様性に適応するように、提案する住戸40%(20 戸)を単身者用とし、そのうち半分(10 戸) の契約更新期間を1ヶ月ごとに設定する。そうすることで、一時的に副業のために住戸を借りる住民や、 季節に応じて職種を変えて住まいを移る住民が”流動的に住む”ようになる。職を確立させた住民は、流 住から定住へと移ることができる。
オフィスマン
アーティスト
サーフショップ
・流通と住まいのハブとして郵便局を再解釈 個人が副業と流通活動を行う場として郵便局を再解釈し、集合住宅に組み込む。郵便局のウラは、副業を 行う住民のための作業スペースとして再編し、待合室は住民同士のコミュニティスペースへと再編する。
仕事 × コミュニティスペース
■建築形態が生活の変化を象徴 まず、敷地内に家族用の住戸30戸をレベル差を持ち4つに分割したボリュームとして配置する。その後、 分割したボリュームによって生まれる敷地内動線に面するように、曲面形状の屋根で覆った20戸の住戸 と郵便局を配置する。曲面屋根の裏面が、一時的に住む流住者の仕事看板や仕事道具などで彩られ流こと で、いつもの日常に一過性の別の生活要素が流動的に現れる。
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■まちの動線との関わり
大手商社マンの C さんと D さん。 会社で副業が解禁され、特技を活かし た仕事を探しにやってきました。ここ で新たなプロジェクトを立ち上げるこ とも視野に入れているようです。
人気ブロガーの E さん。 コスメに関する記事が人気で、自 身がプロデュースしたアイテムを ここから通販で販売しています。
サーフィンが趣味な A さん。 夏の間はここに住んでサー フィンを楽しみながら、副業 を見つけて生活の糧にします。
近隣住民の B さん。 駅から家の通り道のここで色々 な習い事に挑戦。最近はホット ヨガに熱中しているようです。
美術館で個展開催中の F さん。 ここで出会う人との交流に刺激 を受けて創作活動をおこない、 全国に作品を発送しています。
1F 平面図
屋根裏を仕事に応じて利用する
仕事の求人が掲示板に表示される 公道からも見えるディスプレイ
断面(S1)
0
5
10
20(m)
長野県飯田市 天竜峡
熊本県阿蘇市 草千里
06 ▶Jury Eduardo Souto de Moura (SOUTO DE MOURA ARCHITECTS) Peter Eisenman (EISENMAN ARCHITECTS) Simon Frommenwiler (HHF ARCHITECTS) Tatiana Bilbao (TATIANA BILBAO ARCHITECTS) Sol Madridejos (Sancho-Madridejos Architects) Sean Godsell (SEAN GODSELL ARCHITECTS) Jean Paul Uzabakiriho (MASS DESIGN Group) Andrea Boeri (Università di Bologna) Walter Mariotti (Editoriale Domus) ▶Site Rukomo , RWANDA ▶Program Chapel ▶Brief Temples, pyramids and cathedrals are built as the expression of the faith of a community. Wherever there is a community, there is a sacred space. Rwanda Chapel is YAC’s competition dedicated to the community of Rukomo. It aims at donating a church to believers and to the local religious community.
修士 1 年 コンペティション (2019.05 - 2018.06) 「Young Architects Competitions『Rwanda Chapel』 」
KANISA la WATU
「千の丘の国」ルワンダは、ルワンダ虐殺と呼ば そんな国に、民族の壁を超えて「人々の
パーソナルスペースから導き出されたグリッド上に柱が林立してその疎密が
ばれる悲劇から奇跡的な経済発展を遂げている。 Chapel = KANISA la WATU」を提案。
が空間に多様性を与え、ヒトの空間認知に対応した高さの屋根がそれを覆う。
X : Units by personal space Personal distance (far phase)
Personal distance (near phase) Intimate distance
820mm
610mm 300mm
Type A
Type C
Type B
Unit of personal space is influenced by Edwardâ&#x20AC;&#x2122;s Hall interpersonal distances of man. In this design, the individual personal space is based on a ratio of triangular units. The triangle represents mainly the three main tribal groups of Rwanda and also represents stability, Trinity and convergence. The triangular ratio is in three types. Type A is the most intimate where an individual person can pray, sit or meditate alone. Type B as the secondary near phase personal distance which accommodates a small group of people, and lastly Type C that accommodates a larger group.
X Y : Grid by triangular units
Type A
Type B
Type C
The triangular units then form a systematic grid which then lays out the three types of units of personal space. This allows people to be able to sit, pray and meditate at different spaces within the chapel and allows for a different level of privacy.
X Y-α : Columns at grid intersection
Direction of the cross
max.
Roof outline Column
Vanish
min. Decrease
max.
Direction of the path
山路を登りながら
Direction of the path
Increase
Column density
The gridlines formed by the triangular units form intersecting points where the structural columns are strategically placed. At approaching from the west, the columns are dense to represent the struggle that Rwandans suffered, however as one continues towards the nave, the columns are feathered out to resemble reconciliation after the struggle and finally the columns disappear at the nave to allow for a large breathing canopy where the most important space of spirituality and peace is placed. There are three main converging points, two of which are tangible and form the direction of the pathways towards the chapel and one that is imaginary that leads towards the direction of the cross, based on the traditional church East/West axis.
Z : Height module The height module is based on Sally Augustin
9900 Ceiling unnoticeable
8100
Increases creativity
3600
Crowded feeling
2700
writings in environmental psychology and her book of Place Advantage: Applied Psychology for Interior Architecture. She found that people feel crowded and stressed with a ceiling height less than 2.75 meters and get more creative and relaxed in spaces with higher ceilings. Additionally, people lose the sense of a ceiling when it is over 8 meter.
1800 0 mm
Z -Îą : Columns height
Generally 1800 mm
Generally 2700 mm
West
Columns height increment is a symbol of the idea of transcendence from the East/West axis. The columns follow a height increment similarly to them following a density decrease. At approach, the columns are at a human intimate scale that gradually increases until reaching their maximum height at the altar. This marks the altar as the most important space of spirituality.
Section Diagram
Height increases
Isonetric Diagram
Generally 8100 mm
Roof membrane
Beam structure East
Structural columns
Unit grid and columns
Three converging points
The concept of the columns covered with reflective material is that by reflecting the images of the forest, it naturally gives the illusion of an infinite extension of the forest and reinforces the idea of the chapel as the forest and vice versa. They are strategically based on a planned grid and a west-east axis traditionally of significance in the
c
A
church building. This symbolic cardinal point is embodied in the overall form of the chapel. Upon approaching the chapel in the rear, Eastern axis, the columns are very dense to represent the historical struggle of the people of Rukumo/Rwanda, however as one continues to approach the nave, the columns feather out until they are completely free from the nave and altar space, the essence of peace and overcome is felt.
Aâ&#x20AC;&#x2122;
Scale : 1/1000 N 0
10
20
50 (m)
cross
Layout
A
① Cross ② Altar & Presbytery ③ Sacristy ④ Celebrant’s Chair Area ⑤ Ambo ⑥ Nave ⑦ Parvis
③
⑤
②
⑥
Scale : 1/250 N 0
2
4
10 (m)
A’
Kanisa la Watu (people’s church) is a proposal based on the principle of the church as the forest and the forest as a church and
①
the idea of reconciliation. The dense trees of the forest are mimicked in the design by reflective mirrored columns of different heights. The primary enclosure of the chapel is a pavilion, lightly and a delicately woven membrane that is derived from the Rwandan traditional basket and also evokes the skyline of the hilly topography of Rwanda. The appropriation of the natural, historical and cultural context using contemporary means is seen on the use of traditional materials and elements by using local construction techniques to reflect a new attitude of a contemporary form that reflects a strong relationship with the local environment.
Line of roof above
②
③ ④
⑥
’
⑦
Plan
The concept of the columns covered with reflective material is that by reflecting the images of the forest, it naturally gives the illusion of an infinite extension of the forest and reinforces the idea of the chapel as the forest and vice versa. They are strategically based on a planned grid and a west-east axis traditionally of significance in the church building. This symbolic cardinal point is embodied in the overall form of the chapel. Upon approaching the chapel in the rear, Eastern axis, the columns are very dense to represent the historical struggle of the people of Rukumo/Rwanda, however as one continues to approach the nave, the columns feather out until they are completely free from the nave and altar space, the essence of peace and overcome is felt.
① ③ ②
Scale : 1/250
0
2
4
10 (m)
① Cross
② Altar
③ Nave
④ Parvis
â&#x2018;£
Section
Interior View
View from the Parvis
Front View
Interior View
Aerial View
Interior View
北海道札幌市 滝野
宮城県石巻市 牡鹿半島
07 「第 16 回主張する「みせ」学生デザインコンペ」 入賞 「建築会館ギャラリー」 パネル展示 学内広報誌「トンチク」 掲載 ▶審査員 豊口協(長岡造形大学全理事長) 柘植喜治(千葉大学大学院教授) 小坂竜(乃村工藝社 A.N.D. クリエイティブディレクター) 万井純(丹青社クリエイティブ局プリンシパルクリエイティブディレクター) 湯澤幸子 ( 商業施設技術団体連合会 会長 / 多摩美術大学 准教授 ) ▶敷地 任意の都市 ▶用途 商業施設 ▶コンペ概要 我が国の商業施設産業は今、様々な店舗形態が入り乱れ、それぞれの立場から活性化を 目指して死活をかけた商戦を繰り広げている。一方、国においては、「まちづくり三法」 の改正、施工がなされ、多様な支援策を推進しようとしている。このような混沌とした 商業施設業界の動向を見つめながら、新しい時代の商業施設技術のあり方とその向上、 発展のために、これからの“みせ”づくりにどのような視点をもって望むべきかを問う。
学部 4 年 コンペティション (2018.10 - 2018.11) 「第 16 回主張する「みせ」学生デザインコンペ」
虚構の屏風
VR による店舗とドローン配達というふたつの新たな要素を組み合わせた「みせ」を提案する。VR による店舗は柱 のような最小空間が屏風のように並び立ち、虚構の世界が表出したかのようになる。ドーロンによる配達は運送の システムを可視化し、ドローンが虚構の世界と現実の世界との媒介となる。
D DRONE
DRONE
BUILDING
直方体の列柱 ・ドローンによる配達
BUILDING
・屏風のように連なるスケルトンな
DRONE
VR STORE
VR GROUND ・VR によって生み出され る店舗空間 ・地下に広がる倉庫
DRONE
VR STORE
DRONE
WAREHOUSE
VR STORE
VR S
VR V
DRO
VR 商業システム
DRONE
VR
ONE
DRONE
DRONE
VR STORE
VR STORE
VR
DRONE
VR STORE
BUILDING
STORE
DRONE
VR DRONE
虚構の世界と現実世界の媒介としてのドローン
VR Kid’ s Fashion DRONE Sundries VR Stationery VR Consumer Electronics VR VR Toy
Ladies’ Fashion
VR
としての役割ももつ
ドローンが飛び立つ
VR
上に伸びた直方体は広告塔
Men’ s Fashion
各店舗の高さは売られている商品を表す
E
US O H E R A
W
VR による店舗が立ち並ぶ
SE
HOU E R A W
地下倉庫からドローンが商品を家まで運ぶ
道路の地下空間が巨大な
BUILDING
在庫倉庫となる
買い物の様子と配達の様子が可視化されている
都市に出現した屏風は歩道空間に林立する。こ
BUILDING
BUILDING
こでは屏風によって人々のアクティビティに多
人の流れ
様性がもたらされる。
1.5m 四方の最小限の空間が店舗となる
客は VR 機器を装着して虚構の店舗で買い物する
虚構の世界を利用することで省スペースを実現しつ つ、それが屏風として現実世界に表現されることで 商業に必要な広告要素を併せ持った合理的なシステ ムによる「みせ」が本提案である。
08 ▶敷地 東京都中央区 常盤橋 ▶用途 広場・大屋根 ▶課題概要 かつての江戸城の玄関口常盤橋。そのビルとビルの間の広場は強い ビル風が吹き下すため、大屋根をかける必要がある。ただし、広場 の地下には変電所が立地しており、荷重は地面にかけることができ ないという構造的制約が存在している。
修士 1 年 インターンシップ (2019.08) 「TOKIWABASHI」
狭間への介入
かつての江戸城の玄関口「常盤橋」の ビルとビルの狭間に大屋根をかけると いう介入を行う。 従来の大屋根は地上と本来の意味で結 びついているとは言えない。本提案で は、大屋根を広場まで下ろし、 大屋根と広場の境界を曖昧にすること で、大屋根も含めて全体を広場として 一体的に利用できるようにする。
■敷地
対象敷地の常盤橋は丸の内、八重洲、日本橋エリアに挟まれている、かつての江戸城の玄関口である。 現在では地下鉄や JR の路線の結節点となっており、日本の文化を世界に発信することができる地である。
常盤橋のビルとビルの狭間に大屋根をかける。
■提案
オープンスペースとしての広場
大屋根と広場
大屋根と一体になった広場
広場は広いオープンスペースとしてあまり使われていない。大屋根がかけたとしても下の広場と乖離して いて空間利用に促進するようなものとはなっていない。そこで、立体的な屋根をつくり広場と大屋根が一 体となったまちの新たな顔となるような立体的な広場を計画。立体的な形を持たせることで訪れた空間自 体がコンテンツとなり、形をもっていることでここでの体験自体と一体化し記憶に残るような場所となる。
大屋根は2つの建物を繋ぐ連絡通路としての役割も果たす。
■構成
地下通路から人々を地上へと導く
大屋根の上部から見下ろすと、広
くサンクンガーデンの視線の先には立体的な広場が広がっている。
広場を一望できる他、神田川や花火がビルの隙間から垣間見える。
東京都 永代橋
アメリカ ロサンゼルスダウンタウン
09 「5days DESIGN CHAMPIONSHIP 2017」 優秀賞 「GRAND FINAL」 選出
▶審査員 株式会社オープンハウスディベロップメント 社員 ▶敷地 東京都杉並区 高円寺 ▶用途 戸建住宅 ▶コンペ概要 株式会社オープンハウスディベロップメントのインターンシップ期間 の 1 週間で建売り型戸建住宅を設計し、プレゼンを行う。優秀賞を獲 得すると、2 ヶ月後に開催される GRAND FINAL に選出され、そこ で 1 位になった作品は実際に施行され、クライアントに販売される。
学部 3 年 コンペティション (2017.9 - 2018.11) 「第 12 回 長谷工住まいのデザインコンペ」
結の家
家族の気配を感じ、互いに緩やかに結ばれる家。 落ち着いた空間から集える空間まで様々なカタチで家族を結い合わせる家。 吹き抜けを介して一階、二階、ロフトが全て垂直方向に連続している家。 家事動線がシンプルで、回遊可能な動線のある家。
■対象敷地 対象敷地は JR 高円寺駅から徒歩 12 分、東京メトロ東高円寺駅から徒歩 5 分の場所に位置する。 高円寺は中央線沿いの中野・阿佐ヶ谷・萩窪・吉祥寺といった個性的なサブカル文化の中心地である。 高円寺駅
Site
大久保通り
環七通り
N
区立杉並第三小学校
東高円寺駅
配置図 1:5000
■コンセプトダイアグラム 1階にプライベート空間とし各個室を配置し、その中心にコモンスペースを設ける。2階には広々としたLDKと水回り を配置。中央部の吹き抜けを通して1階のコモンスペースと2階のLDKを繋ぐ。LDKはそれぞれを三角形に配置し、緩 やかな繋がりを持たせることで回遊性のある動線を実現した。そしてその中央に吹き抜けを配置することで1階と2階の 視覚的な繋がり、気配を感じるという繋がりを生みだす。また、吹き抜けを介してLDK同士のの視線が緩やかに通る。 こうして家全体で家族が結い合わされ、結ばれる。そんな結の家となる。
■図面 A
Entrance
W.C Master Bedroom
Private Room
N
⑤
Private Room
Common Space
Gareden of a bamboo A
1 階平面図 1:100
エントランスを入ると上部にトップライトのある吹き抜けが、南面には光が差し込む大きな開口のある空間が広がる。 このコモンスペースを結の間と呼び、結の間には各個室の要素が染み出すとともに、吹き抜け越しに 2 階との繋がりを 生み出す。結の間の開口部に面する外部の庭には竹を植える。竹は植えるのに面積を取らない上、葉が 2 階部分まで到 達するので、天然のカーテンとしての役割を果たす。昼はトップライトと大開口により明るく安らげる空間に、夜には竹 がライトアップされ、落ち着きのある空間となる。
A
W.C
Pantry Dining ③
Bathroom
Kitchen
Terrace Riving
②
回遊動線
Powder room
④
Terrace
Terrace
家事エリア
A
2 階平面図 1:100 2 階には吹き抜けを中心として緩やかに繋がれた 25.85 畳の広々としたリビングが配置。全体として回遊性を持つプラ ンになっている。特に家事動線は簡潔で、キッチンでの料理、洗面所での洗濯、バルコニーでの洗濯物干し、家事ス ペースでの洗濯物畳や縫い物などが全て 2 階の南西部分でできるようになっている。吹き抜け上部のトップライトと 家事スペースの大開口により明るい空間が実現する。
1400 5611
2700
1850
2751
①
910
6370
A-A’断面図 1:50
敷地 :東京都杉並区高円寺南 1-17-13 土地面積:100.08 ㎡
建築面積:59.94 ㎡ (建ぺい率:59.99%)
建蔽率 :60% 容積率 :200% 用途地域:第 1 種中高層住居地域 高度地区:第 2 種高度地区
1 階:49.58 ㎡ 2 階:51.34 ㎡ 合計:100.92 ㎡
防火地域:準防火地域 家族構成:30~40 代夫婦、子供 2 人 建物面積:100~105 ㎡程度
(30.52 坪)
① ロフトから 2 階、1 階を見る ロフトはキッチンの上部に位置している。1 階のコモンスペースか ら 2 階の LDK、ロフト、天窓が全て吹き抜けを介して繋がっている。
② キッチンからリビングダイニング、1 階を見る キッチンからはダイニングが、そしてその奥には吹き抜け越しにリビングが見渡せる。また、下の階 のコモンスペースの気配を感じることができ、帰宅した家族とのコミュニケーションが生まれる。
③ ダイニングからリビング、キッチン、家事スペース 1 階を見る ダイニングはキッチン、リビングと緩やかに繋がっている。また、吹き抜けの上部には トップライトが、奥には大開口があり、明るい光が差し込む家族団欒の空間となる。
④ テラスでくつろぐ リビング南側のテラスは外からの視線 を遮る高いルーバーによって囲まれ、 プライベートな外部空間となる。
⑤ コモンスペース、「結の間」の昼と夜 昼間は大開口からの光が差し込む明るく心地よい空間に。夜間は外の竹がライトアップされ、落ち着いた雰囲気に。
外観パース(昼と夕方)
模型写真:外観
模型写真:1 階
模型写真:コモンスペース
模型写真:2階リビング
東京都 レインボーブリッジ
東京都 レインボーブリッジ
10
学部 3 年設計課題 「商業的要素を持った開かれた建築」
『具現の楼閣』 永山裕子スタジオ最優秀作品 学内広報誌「トンチク」掲載
学部 3 年設計課題「Resilient Residence」 『Ripple』 スタジオ最優秀作品 トンチク杯第 3 位 学内広報誌「トンチク」掲載
学部 3 年設計課題「SOS School」 『空中散歩』 スタジオ最優秀作品 学内広報誌「トンチク」掲載
学部 2 年設計課題「SRC House」 『親雪の陸』
仙台フォーラスイベントスペース「TAGE」 イメージーパース制作
OTHER WORKS
具現の楼閣 仙台駅前のさくらの百貨店跡地に、Amazon の巨 大倉庫を提案する。巨大倉庫はドローンによる配達 システムのハブ空港で、巨大立体倉庫を人々は散策 することができる。気に入った商品を見つけスマホ で購入すると、その場からドローンが各家庭まで飛 び立つ。不透明な運送システムを一般に開放するこ と で シ ス テ ム を 可 視 化 し、物 と の 対 話 を 生 む。
Elevator
Drone
Drone
Drone AER
Drone line
Main flow line
PARCO
Drone Airport Commerce
Commerce
Warehouse Commerce
Warehouse
Access from Aoba dori
Commerce
Access from Arcade
Warehouse
Loft
Commerce
Commerce
Warehouse Commerce
Warehouse Sendai S.T.
Sendai S.T.
Commerce
Warehouse
Commerce
Pedestrian deck
Commerce
Access from Sendai S.T.
Parking Lot & Warehouse
ドローンは位置エネルギーを獲得するために高層部分から離着陸することで、エネルギー消費を抑えて合理的に運用できる。 ドローンは位置エネルギーを獲得するために高層部分から離着陸することで、エネルギー消費を抑えて合理的に運用できる。 駅前のペデストリアンデッキから人を引き込み、建築全体が広告塔となる。 駅前のペデストリアンデッキから人を引き込み、建築全体が広告塔となる。
Ripple House
House Common Area
Public Space
House
House
HouseCommon Area
水面に広る波紋のように、個人の生活が家族、ユニット、敷地全体、そして地域へと繋がっていくような階層構造の集合住宅を提案。
空中散歩
空中に浮かぶかのように配置された教室群の中央を都市軸を形成するブリッジが貫き、小学校が適度に地域に開かれる。 都市の交通動態分析から、 斜めの動線には多くの需 要があることがわかった。 よって、ここを繋ぐ。
従来の積層建築
ボリュームをずらすことで
壁を抜くことで採光・通
壁が取り払われた空間はフロ
外部との関係性を生み出す
風等の環境性能が向上
ア間の視線の繋がりを生む
ロク
親雪の陸 雪を愛し、雪に愛された家。
それは、雪原における孤島、陸(リク) 。 それは、雪の結晶が集まったような六角形の集合体、陸(ロク) 。 雪を資源として利用した家。 六角形という図形に執着した家。
雪を愛し、雪に愛された家。
雪の結晶をモチーフとした六角形が、構造 的・環境的・空間的な合理性を獲得する。
落雪を考慮した屋根 俯瞰すると、屋根とテラス、 軒によって六角形となる
断熱を考慮した壁パネル
ハニカムスラブを六角形グ リッドによって決定
六角形に拘った平面 基礎に合わせた RC の構造 体。地上部分の断面は六角 形となる
吹き溜まり
地下の基礎は氷室となる 氷室
雪の結晶をモチーフにした 六角形のグリッドによって 平面が規定される
→氷室の入口
仙台フォーラス 「TAGE」
仙台フォーラス WEB サイト
11 ▶使用機材 CANON EOS 8000D CANON EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM CANON EF70-200mm F4L IS USM CANON EF50mm F1.8 STM SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF ▶現像・レタッチツール Adobe Photoshop | Adobe Lightroom | Nik Collection ▶賞歴等 ・「Moscow International Foto Awards 2019」
3 部門金賞・Non-pro Architecture 部門 1 位 Architecture Photographer of the Year(建築写真家世界 1 位) ・「 International Photography Awards 2019」
HONORABLE MENTION(世界 4 位) ・「Moscow Photocenter「MIFA 2019 Winners Exhibition」 写真 2 点展示 ・「The Editors’Photo Award ZOOMS JAPAN 2019」次点 ・「RETRIP<リトリップ>国内」 写真提供 ・2018 年度日本建築学会 写真撮影アルバイト
Photography / 写真