Portfolio of Architecture and Urban Planning(建築・都市ポートフォリオ)

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PORTFOLIO

1999 東京都板橋区に生まれる

2015-2018 成蹊高等学校

2018-2022 東京理科大学 理工学部建築学科

2022- 東京理科大学大学院

HIRAI

Soichiro

アルバイト

2018-2021 個別指導塾 講師

2020-2021 組織設計事務所 模型製作

(2023 年に「理工学研究科」は「創域理工学研究科」に改称予定)

東京理科大学大学院 理工学研究科建築学専攻 伊藤香織 都市デザイン・都市計画研究室 略歴 趣味・特技
理工学研究科建築学専攻
野球 高2でアンダースロー投手に転向 野球観戦 西武ファンです 旅行・まちあるき
2022- 都市計画コンサルタント 補助 &撮影係です 資料作成 特技です 何でも作ります
常に案内役

ヒューマンスケールから 都市スケールまで 横断して解く 実践 新しいことに 挑戦しながら チームの潤滑油になる

何事にも目を背けず、より良い方策を求め続ける ひとりひとりが豊かな時間を過ごせる街を追求

設計
まちやね 運河駅前再生計画
高架駅 Telluric Junction 建築サークル
DOC
パブリックライフ・ウィーク 江戸川台イーストリートプロジェクト

リモートワークが普及した“これからの住まい方”を提案する

オモテとオクが織りなす風景

― 見え隠れする住宅群 ―

第 8 回 POLUS 学生・建築デザインコンペティション(2021)応募作品

実物件化 最終候補作品

敷地 架空

用途 集合住宅6戸(テラスハウス型)

テーマ リモートスタイルハウス

共同設計 平井聡一郎(設計・図面) 小山大輝(設計・パース) 松田啓汰(環境・模型)

リモートワークが普及するなか、自宅の中に籠る人が増え、人の気配を感じ取ることができなくなってきている

オモテとオクが織り交ざり、

歩いているだけで生活している人々の振る舞いが見え隠れする集合住宅

コンセプト

住戸ダイアグラム 仕事と居住空間の良好な関係を再構築する

表屋造りの形式 3つの構成要素3つの構成要素 店舗としての「オモテ」 プライベートから一歩踏み出す場所「オモテ」

リモート会議・授業、在宅ワーク、趣味の作業、こどもの遊び場、友人との集会…

格子戸により自在に領域を変えられる

配置ダイアグラム オモテとオクを緩やかに繋ぐ/分ける

「オモテ」周辺に可動式の格子戸を配し、オモテと土間を連続させたり、分けたりできる 格子戸を配すことで

縁側 格子戸 固定の領域
表屋造りの形式
土間のせり出し
オク 住居 店舗 坪庭 オモテ 通り庭 道 格子戸 住居 格子戸のレール オモテ オモテ 住居
多様な空間を構成
オモテ オク
土間空間を延長させることで 住戸と離れの空間を延長 住戸に余白をつくり、縁側を設置 することで、私的な庭を創出 人が回遊できる導線を設け、 オモテとオクの関係性を築く

格子越しに台所から子供の帰りを待つ親を見る 出かけることを家族に知らせる

ポリカーボネート 格子戸を閉め、在宅ワークに集中する姿を見る リモート会議している様子を見る
鋼板

格子戸を開け、ディナーを楽しむ人たちを見る

ポリカーボネート 格子戸を閉め、在宅ワークに集中する姿を見る
仕切られた空間で遊んでいる様子を見る

出窓が景色をフレーミングする

1 階平面図・配置図

内部と外部の境界が曖昧になる

住居 1 住居 2 住居 3 住居 4 道路境界線 住居 5 住居 6 住居 7 住居 2 書斎 和室から二階の窓を見る
格子戸・窓 格子戸レール 棚
住居 1 ~ 7 土間 GL+400 GL+200 オモテ間 GL+400 GL+200
0 910 4550 mm

格子戸を閉じることで小さな庭ができ賑わいが生じる

南面道路から見る。オモテが見え隠れし、プライバシーが守られつつも暮らしが滲み出る

大きな屋根と小さなボリュームで、人の流れをつくる

まちやね ― 運河駅前、ほっと一息 ―

第 3 学年設計課題(2020)

学内 2 位・UNGA BOOK 2020 掲載作品

敷地 千葉県流山市(運河駅北西部)

用途 商業施設

テーマ 運河駅前再生計画

共同設計 平井聡一郎(設計・図面・パース・動画) カンチウォン(模型)

鈴木仁那(設計・図面)

地域のシンボルとして、下記の条件を設定する

駅と利根運河に挟まれた
人の居場所がない 運河駅西口
楽しく買い物ができる場所 運河の解放感を感じられる場所 敷地 プログラム 千葉県野田市
南北に長い敷地 緑豊かな景色が広がる利根運河 駅からは見えない
歩きやすく、雨風をしのげる道 好きに時間を過ごせる場所
運河駅西口
運河駅 西口 東武野田線 至 江戸川 至 利根川 至春日部 流山街道 流山市 野田市 利 根 運 河 100 m

空間コンセプト ダイアグラム

立ち寄るだけで一息つける空間

南北軸
人の流れをつくる
東西軸 N
コンコース、大階段、大屋根で
南北軸
東西軸
屋根の梁にランダムな傾斜をつけ リズムをつける 大小の箱 向きや大きさの異なる箱が 見え隠れし、空間を多様にする

厨房で作られた食事は リフトで 2 階に送られ、提供される (カフェのみ厨房を持たない)

テラスで食べたり座ったりできる

敷地に高低差があるため、 コンコースは北に向かって下る

屋根の下は街に開かれ、通りがかった人が寄り道する

大屋根の下は、

各店が商品を出すなど拡張した使い方が可能

ここより西側は「運河水辺公園」

豊かな自然と風景が広がる

流山街道の歩道が狭いため、 柱の内側に歩行空間を確保

10000 10000 10000 10000 70000 7500 GL-1130 GL-1510 GL-1730 GL-1880 GL-2590 GL-1890 EV GL-1890 GL-2300 7700 9500 C 10000 10000 10000 生花店 書店 駐輪場 惣菜店 託児所 職員室 トイレ 託児用トイレ 用務室 厨房 1 厨房 2 PS 休憩室 イベント用倉庫 ゴミ集積所 従業員トイレ ミーティング ルーム

2 階テラスの下、半地下になっている 店のバックヤードの機能を有する

店へのアクセスを考え、

駐輪場は内側に配置

2階テラスへのスロープ

駅前広場は 東西にも高低差があるため、

ここに段差が生じる

10000 10000 10000 GL±0 GL-30 GL-475 GL-532 GL-950 GL-1130 C 70000 10000 10000 10000 10000 青果店 精肉店 ベーカリー 駐輪場 厨房 3 PS 休憩室 店舗用倉庫群 更衣室 更衣室 機械室 運河駅 2・3 番線 流山街道 東武野田線 運河駅 1 番線 月極駐輪場 駅前広場(タクシー乗場)
1 階平面図 S=1:500
運河駅西口利用者は この方面からくる
N 1
S=1:500 0 1 2 5 10 20 m N
階平面図
低層ながら、駅から見て街のランドマークとなる
夜は街の灯りとなる

シームレスに地形と繋がる、新しい駅の在り方

Telluric Junction

― 流れをつくる、未来の駅 ―

卒業設計(2022

敷地 東京都練馬区(武蔵関駅)

用途 駅・高架橋・駅前広場・河川護岸

背景 これからの駅を考える

改札がなくなる

改札を通らずに直接電車に乗る技術の開

発が進んでいる。もし改札がなくなれば、 「改札内」「改札外」の区別が不要になり、 駅の空間構成は大きく変わるだろう。

駅とモビリティ

パーソナルモビリティが身近な存在とな り、日常生活を大きく変える可能性があ

る。あらゆる駅において、パーソナルモビリ ティとの「乗り換え」が生じるだろう。

高架化と川

西武新宿線「武蔵関駅」は、すぐ近くを川が 通っているが、川を駅から見ることはでき ない。両者がつながることは、この街の 1 つの大きなアイデンティティとなる。

コンセプト

流れるように、おおらかにつながる

丘のような傾斜が、ひとつの大地をつくる

あらゆる接続をシームレスに

街から駅へ、川へ、自然な流れで

街路など周囲の導線に沿った曲線。自然と駅や川へと導かれる

風が、視線が、人が抜け出る

南側は 1 層目のみ開き、商店街や住宅街から川への流れをつくる

大地からの力で、よりダイナミックに

地面からの張力を得て、大きな空間に

張力 設計手法
Aʼ A Toilet EV EV EV Coffee Stand 石神井川 KIOSK Information 2 5 10 20 m N 電車が来るまでピクニック
駅に降りると、川に向かって開放的な風景が広がっている
1 階平面図 S=1:600
2 5 10 20 m 0 2 5 10 m A-Aʼ断面図
北立面図 S=1:800 GL±0 川床 GL - 6000 下り線 ホーム 下り線 GL + 7100 上り線 石神井川 上り線 ホーム GL + 12600 最高高さ GL + 18500 下にも広がる大空間 水面からプラットフォームまで一体化
S=1:200
東京理科大学建築サークル DOC 設立と運営 ―― 代表補佐として 学生がみんなで建築を考え、実践する場をつくる
https://archcircle-doc.hatenablog.com/ @archcircle.doc @tus_archdoc 2019 - 2021(団体としては活動継続中)

• 建築について学生同士で話したり、考えたりする場が少ない

• キャンパスが千葉県野田市にあり、東京の団体の活動に気軽に参加しづらい

自分たちでサークルを立ち上げ、建築の話をしたり、気軽にアウトプットしたりできる場を作ろう

代表 副代表 代表補佐 イベント係 合宿係 広報 会計 建築見学係 新歓・学祭係 補佐 コミュニケーションの補完 統括 意見吸い上げ 直接参加 人手が足りないときのヘルプ 代表補佐として 全体の調整役をしつつ、 各行事に運営・参加する
プレイヤーにもなる
建築学科2年生(当時)
2019年2月 設立 東京理科大学建築サークル DOC 背景 私の役割

9

合宿

コロナ禍での活動 | 対面活動禁止で解散危機も、後輩に活動繋げる

他大学団体との交流 学年横断交流プラットフォーム設置

「場」をつくり、色々な人が挑戦する土壌を整備 / 様々な活動を発想し、アイデアを形にする

様々な人の 建築を見るときの視点を知る
定例イベント パスタで構造物を作る 会
建築見学会 チームだからできる インプットや挑戦を
2019年
長期休暇にしかできない 挑戦と経験をみんなで 月 託児所リノベーション in 気仙沼
主な活動 | 建築に触れ、仲間と高めあう場をつくる/自らの建築スキルも高める

お母さんたちの生の声を形にする

絵本カフェの遊具製作 宮城県気仙沼市

古民家を改装した絵本カフェ「架け橋」

を訪れるこどもたちのために、遊具を製作した

お母さんたちの生の声を引き出し、形にする 子どもの寸法感覚を得た 短期間で発想し形にした

のびのびと育ってほしい

自由な発想を掻き立てる

挟まれたりしない寸法

庭 運営 依頼(予算:10万円) NPO法人 Cloud JAPAN ゲストハウス&絵本カフェ 架け橋
遊具設計・施工 設計 担当 施工 担当 私 建築サークルDOC
秘密基地のような遊具に! 安全な遊び場が良い 長期間使いたい 頑丈かつ壊れても 直しやすい造りに 角は丸く、落ちたり
背景 製作フロー
日で設計 ワークショップ
日で施工
2
3

DOC まちの中心部にあり、

かつて商店として栄えた建物を 公設民営のゲストハウスと

カフェに改装する計画

製作フロー

支援 旧 はまぞの商店 1 1 2 私の班 採用班

錦江町ゲストハウス よろっで 協力

学生同士がコンペで競い、地元住民が審査する

現地調査 コンペ要項作成 グループで設計
法人 Cloud JAPAN 錦江町 地域おこし協力隊 建築サークル
オンラインコンペ 株式会社
NPO
まちにとってどんな場であるべきかを考え、予算を含め検討。住民の意見を汲み取りながら設計した。 委嘱 設立・運営 依頼(予算:50万円) 購入・出資 カフェ部分の 設計・施工
背景
リノベーションに必要な知識を得た / 突発的な事態(新型コロナ)への対処に全力

公共空間を使いこなし、“パブリックライフ”を街に広める

石川県金沢市

https://publiclifeweek2022.wixsite.com/-------------in

@public_life_week_kanazawa

@publiclifeweek

東京理科大学伊藤香織研究室・金沢市役所(2022

市役所

金沢市には素敵な公共空間が沢山あるが、あまり使われない。市民に日常的に使ってもらえないか

市民に“パブリックライフ”を広める期間を設け、公共空間を使いこなす文化を街に根付かせよう

研究室 ※パブリックライフ…公共空間で過ごすこと

人工芝敷設、ワークショップ開催

ワークショップ、「パブリックライフ・コンテスト」開催

2022年10月1日~10日 開催
野町 香林坊 犀川 浅野川 金沢城公園 兼六園 武蔵 片町 500 m 金沢市中心部 背景 A D C B

私の役割 作業や運営をしながら全体を取りまとめる、プレーイングマネジャーのような立ち位置

作業や運営が多岐にわたり他班の活動の把握が困難

全体の進捗管理を担い、メンバーの役割を明確化

各作業に責任者を置き、全員の責任感を高めた

金沢市役所 東京理科大学 伊藤香織研究室 社員 市職員 教授 助教 設計チーム 技術・解析チーム 広報チーム 私 企画・協議 作業・運営(学生) 私(兼務) 作業協力 調整 リクエスト 意見・確認 進捗管理
地元コンサルタント会社

広場設計 「香林坊にぎわい広場」に人工芝を設置し、滞在できる場に。搬入・搬出や予算含め検討。

奥は落ち着いて過ごせる大きさと距離感に 段差と小さい人工芝で遊ぶ子ども 滞在を促すサインの設計

せせらぎ通り沿いにはアイキャッチとして大きな芝 正面。ポスターにより明るさと盛り上がりを演出

12000 9000 15000 ▫550 ▫400 2 m
人工芝 フラッグ設置箇所 床サイン ロゴタイプ QRコード 動画解析で人流測定

広場設計

“パブリックライフ”スタイルを自分で実践し、誰でも真似できるように発信

発案・取材・執筆・デザイン ➔ Web サイトや SNS に展開

他の自治体で類例ない試み → 企画・立案・設計から公共空間で実践まで

研究室としては過去最大のプロジェクト → 運営手法を確立

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