2020_Portfolio_Yo Shimura

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Portfolio of Architecture

2017-2019

紫 村 耀

建 築 作 品 集 Yo Shimura


紫村 耀 /:P 4IJNVSB 京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科建築学専攻 長坂研究室 将来的に建築というものがどういう立ち位 置になるのか。既存の発想、建築を尊重し つつも、この先に必要なものを時代の背景、 人々の動きなどを調査し、新しい " 建物 "、 " まち " をつくる。建築的観点、都市的観 点から、それぞれの問いに対して常に自分 なりの答えを求め、挑戦する。 1994 年 兵庫県川西市出生

2010 年 大阪私立明星高校入学 2013 年 同高校卒業

2014 年 京都工芸繊維大学工芸科学部 2018 年 2018 年 2019 年 2021 年

Career Hosoya Schaefer Architects ¦

Internship(2018.9 2019.8) 安藤忠雄建築研究所¦アルバイト

(2015.8 2015.11)¦ Skill デザイン・建築学過程入学 Archicad/Rhinoceros/Illustrator/ 同大学卒業 Photoshop/Indesign/Lumion/Vray Language 京都工芸繊維大学大学院 日本語 (naitive)/English(advanced) 工芸科学研究科建築学専攻入学 Prize&Exhibition Hosoya Schaefer Architects SAPPORO EKIMAE STREET AWARD (2nd prize) / FUTURE LIBRARY by CODE (Finalist) / 学生設計優 Internship (Switzerland) 秀作品展出展 / せんだいデザインリーグ出展 ( セミファイナリスト)/ ウッドフレンズ住宅 京都工芸繊維大学大学院 設計アイデアコンペ ( 入選 ) / 大東建託賃貸住 工芸科学研究科建築学専攻卒業見込 宅コンペ ( 選外佳作 ) / 建築新人戦 (100 選 ) ...etc


2017.10 ∼ 2018.1 2018.10 ∼ 2018.12

2018.9 ∼ 2019.8

3.6OFYQFDUFE 4QBDFT DPNQFUJUJPO

2. 都市の抵抗 (M1 課題 )

2018.5 ∼ 2018.6

1. ダツヒャッカテン ( 卒業制作 )

4.*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE


ダツヒャッカテン 都市の抵抗 6OFYQFDUFE 4QBDFTխ*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE

ダツヒャッカテン

選抜プレゼン作品 優秀賞 仙台デザインリーグ セミファイナリスト (20 位 /350 人 , 門脇耕三推薦作品 ) 学生設計優秀作品展 ( レモン展 ) 出展 /FXT .FEJB 8FCTJUF "3$)*5&$563& .0%&- 掲載 (OMA,BIG などとともに著名な建築家と並んで掲載 ) /FXT .FEJB 8FCTJUF 1'""-- '06/%"5*0/խ掲載 (OMA,BIG などとともに著名な建築家と並んで掲載 )

2017.10 ∼ 2018.1 (4months)

խ卒業設計 機能 / 複合施設 中之島 / 日本

日本がこれから成長していくためには何が必要だろうか。インバウンドは 2020 年に 4000 万人、2030 年には 6000 万人になることが目標とされていて、観光業が日本の成長のキッカケの一つ の産業であるのは間違いない。しかし、今までのその場しのぎのやり方では目標を達成することはできないだろう。故に、新しい観光のやり方を設定し、それに対して建築、特に商業建築が何 をできるのかを考察した。これは、 そのプロトタイプの建築を実際の敷地、 自然溢れる中之島に最適化させ、 これまでの商業建築のある種の均質性を打破する全く新しい建築のあり方の提示である。


選抜プレゼン作品 / 仙台デザインリーグ , セミファイナリスト / 学生設計優秀作品展 ( レモン展 ) 出展 //FXT .FEJB 8FCTJUF "3$)*5&$563& .0%&- 掲載 //FXT .FEJB 8FCTJUF 1'""-- '06/%"5*0/ 掲載

高密度都市におけるオープンスペース 高密度都市において、オープンスペースは極めて重要で ある。また、ただ単に広場を作るのではなく、そこに目 的とされるアクティビティを想定する。それによって都 市に生きたオープンスペースが創出される。

地上と海からのアクセスを持つ HUB となる

商業空間の見直し

旅行先の買い物というのは人それぞれ様々であるが、商業施設は誰もが立ち寄る と言っても、過言ではないだろう。 しかし、現在つくられているモノは時代が 変わったにもかかわらず、画一的なものが多く、消費を促すために見直す必要が ある。例えば、GINZA SIX は「脱百貨店」というコンセプトを掲げているにもか かわらず、その建築的な構成は従来の百貨店と全く同じである。

卒業制作 中之島 / 大阪 複合施設

他商業施設 1MBO

GINZA SIX 1MBO

構成ダイアグラム 従来の百貨店はひたすら店舗を並列させ、中央

まず、画一的な空間の見直し。

に空間把握のための吹き抜けが存在し、どのフ

中央の無駄に大きな吹き抜けは無く

ロアも単一かつわかりやすい空間であった。ま

なり、適度な大きさの ガラスボック

た、public space のような空間はほんの少しで

ス をいくつか挿入し、その中に機

利回りやレンタブル比などが最重要視され、そ

能を入れたり void をつくる。それら

れらが最も消費につながると考えられていた。

のハードな建築的要素は人々の視線 や動作を操作し、商業施設にとって 必要な人々の探究心をくすぐりつつ、 断面的連続を図る。

4QBUJBM %JBHSBN

店舗はナイブだけに収まらずガイブにセンデン 領域として自らのスペースを広げることによ り、人々の視線や動線を操作し、アクティビティ を誘発する。 通過空間と滞留空間を並列させたこのコンコー スは多様な店舗・多様な空間と組み合わせるこ とにより、商業空間として極めて有効に機能す る。

オモテ

ウラ

センデン領域

Areal plan 大阪駅方面 大阪新美術館

簡略断面図 カイダン ブ   ッ カ   ソウ コ パ ン    フェ

リーガロイヤルホテル再開発地区

科学館・美術館 4JUF

なんば駅方 シーンパース

簡略平面図


"YPOPNFUSJD

ダツヒャッカテン 都市の抵抗 6OFYQFDUFE 4QBDFTխ*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE

2017.10 ∼ 2018.1 (4months)

内外の空間の関係を示す。

1階 地上からの大スロープが人々 を 建 物 の 中 へ と 誘 う。 人々は視線を遮られつつもガ イブに染 み出した店舗のセ ンデン領域を横目に着実に 上 層 へ 上 が っ て い く。

G.L& 地階 地 上 階 は 広 大 な ピ ロ テ ィ や、 広 場 に か ら 建 物 へ 接 続 す る 大 階 段、 広 告、 多 様 な 店 舗 が 人 々 の 滞 留 を 生 む。 主 に 地 元 住人が訪れるショップやカ フェなど と観光客が訪れ る観光案内所はピロティや 断面的処理により柔らかく分 離される。また、新設される 中 之 島 駅 だ け で は な く、 新 たに船 着場をつくり、地上 と海からの 2 つのアクセス を提案する。


選抜プレゼン作品 / 仙台デザインリーグ , セミファイナリスト / 学生設計優秀作品展 ( レモン展 ) 出展 //FXT .FEJB 8FCTJUF "3$)*5&$563& .0%&- 掲載 //FXT .FEJB 8FCTJUF 1'""-- '06/%"5*0/ 掲載

ホテル 展望デッキを上がると地 上 60m の 大 阪 を 見 渡 せ る客室が用意されたホテ ル が 存 在 す る。 富 裕 層 の観光客がターゲット で

室 ム

ト る。

書店を上がると広がる のはイベント場である。 ここは全体として内部空間 で あ る が、 ガ ラ ス ボ ッ ク ス の 内 側 を 売 り 場、 そ れ 以 外 を

ス ペ ー ス と な る。

中上層 二つの動線の行き着く 先 は ま ず 書 店 で あ る。 この書店ではガラスボックス の内部が売 り場・開架スペー スになっておりそれ以 外の スペースはストックの書庫を 解放し つつ、閲覧スペースと し、オープンな書 店とする。

卒業制作 中之島 / 大阪 複合施設

10 階


"YPOPNFUSJD

G.L から最上階までのゾーニングを示す。

ダツヒャッカテン 都市の抵抗 6OFYQFDUFE 4QBDFTխ*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE

中下層 内側を通り抜ける動線と外側を周るよう な動線の二つが存在する。 空間的には seamless につながっている ように見えるが、観光客とそれ以外 の人々 の関心を惹きつける店舗をそれぞれ想定 し、視界や動 線 の 制 限 に よ り 、 二 者 を 柔 ら かく分離する。完 全 に 分 離 す る 訳 で は な く 、 二 者 が 意図 的 に 出 会 う 空 間 も 存 在 す る 。 それらは workshop スペースや展示場な

2017.10 ∼ 2018.1 (4months)

どコミュニケーションが誘発されるようなプログラムになっている。

一般の人々の動線


選抜プレゼン作品 / 仙台デザインリーグ , セミファイナリスト / 学生設計優秀作品展 ( レモン展 ) 出展 //FXT .FEJB 8FCTJUF "3$)*5&$563& .0%&- 掲載 //FXT .FEJB 8FCTJUF 1'""-- '06/%"5*0/ 掲載

展望デッキ 高さ約 50m の有料展望デッキである。 外部から見ると上層の中で唯一このフ ロ アが抜けているので、デッキにいる観光 客・地元住人そのものが都市の風景 になるように計画した。

卒業制作 中之島 / 大阪 複合施設

観光客の動線

動線が重なる部分


(SPVOE 'MPPS 1MBOխ4

ダツヒャッカテン 都市の抵抗 6OFYQFDUFE 4QBDFTխ*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE

大通りからのアクセスの仕方を意識した スロープ。中がよく見えるように開放的

2017.10 ∼ 2018.1 (4months)

になっている。

川との接続を設け、アクセスを容

交差点からのアクセスでは、広場をつ

易にし、クルーズなどの観光の拠

くり、建築とランドスケープが一体と

点にもなる。

なっている。

都市との接続を積極的に図るため、GL に緑地・広場を設けるとともに、スロープ及び階段が人々を建物の中に引き込んでいる。


選抜プレゼン作品 / 仙台デザインリーグ , セミファイナリスト / 学生設計優秀作品展 ( レモン展 ) 出展 //FXT .FEJB 8FCTJUF "3$)*5&$563& .0%&- 掲載 //FXT .FEJB 8FCTJUF 1'""-- '06/%"5*0/ 掲載

G.F では公開空地として、人々が憩う広場を創出し、中之島の自然を取り込み、内 外を連続的につなぐ。 メインエントランスの大きなスロープは新駅側にひらき、人々を内部へと誘う。

広場から建物を見ると、スラブとガラスボックスの抜け感により低層部分の建物 の賑わいが感じられる。 広場から建物へと接続する大階段は滞留スペースを平面だけでなく、高さ方向にも広げる

卒業制作 中之島 / 大阪 複合施設

近景では、人々が都市の中を周っているようなイメージとし、内外ともに様々なアクティビティが積層し、つながっている。


2017.10 ∼ 2018.1 (4months)

ダツヒャッカテン 都市の抵抗 6OFYQFDUFE 4QBDFTխ*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE

遠景では、都市のシンボルのような存在感を示し、中之島に新たな風景をつくる。

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選抜プレゼン作品 / 仙台デザインリーグ , セミファイナリスト / 学生設計優秀作品展 ( レモン展 ) 出展 //FXT .FEJB 8FCTJUF "3$)*5&$563& .0%&- 掲載 //FXT .FEJB 8FCTJUF 1'""-- '06/%"5*0/ 掲載

4FDUJPOխ4

トップライトを得る屋内庭園。

ガラスボックスに複数のスラブが干渉し、断面的につながる。

G.L の広場から建物に連続的につながる。

4FDUJPOխ4

卒業制作 中之島 / 大阪 複合施設

断面的につながりながらもガラスで内外を分ける。


ダツヒャッカテン 都市の抵抗 6OFYQFDUFE 4QBDFTխ*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE

選抜プレゼン作品

都市の抵抗 - 墓地の新しい選択肢

5IF 3FTJTUBODF PG 5IF $JUZ UIF OFX DIPJDF PG DFNFUFSZ

優秀賞 ( 武井誠推薦作品 ) 修士課題 M1 武井誠 (TNA) 敷地 : 京都府京都市

2018.5 ∼ 2018.6 (2months)

機能 : 墓地

少子高齢化社会の日本では死者の数が年々増加している。(死者を埋葬する)伝統を都市生活に取り入れることを検討することが必要になっているにもかかわらず、適切な計画は存在しない。生 きる市民は墓地ではあまり多くの時間を過ごさなく、墓地はフェンスが張り巡らされていて、外の世界と通じる口は数少ない。生きる人間のためのスペースと死者のためのスペースの間の緊張 関係から発展して、死者を隔離する状態は、社会にとって適切でないと感じるようになってきている。よって、追悼の場所を都市における生活に再統合する可能性を考える提案をする。

ガラスのフロアから樹木を眺める。

都市における墓地は、人々が憩う場となる。


TNA 武井誠推薦選抜プレゼン作品

墓地の歴史 - 埋葬・追悼の意味

対象敷地 - 京都市役所前広場

5IF )JTUPSZ PG $FNFUFSZ UIF NFBOJOHT PG CVSJBM BOE NPVSOJOH

4JUF " QMB[B JO GSPOU PG LZPUP DJUZ IBMM

死者を追悼するとは、死後の平安を祈る、生前 の頃を懐かしんで思い出すことである。しかし、 利便性などの影響によって、その規模自体が人々 の意識や伝統の薄れを表している。また、無縁 墓などの様々な問題も生じ、都市・人々・墓地 の関係を再考する必要がある。本提案は、墓地 の少ない都市部において加速する死者の数を踏 まえ、追悼の場所を都市における人々の生活に

対象敷地は京都市役所前広場である。イベ ント時は賑わう敷地であるが、それ以外は好立地に

再統合する可能性を考察するものである。

もかかわらず閑散としている。

都市における抵抗 - 都市と墓地が共存するには

樹木葬の可能性 - 都市の緑化へ

5IF 3FTJTUBODF JO 5IF 6SCBO UP FYJTU XJUI UIF DFNFUFSZ JO UIF DJUZ

5IF 1PTJCCJMJUZ PG 5IF 5SFF #VSJBM UP QMBOU USFFT JO UIF DJUZ

社会により近い場所で追悼、死者を葬るとい

都市のタワー型納骨堂

供養の形も様々存在し、近年では自 然葬が人気を集めており、その一つ に樹木葬がある。これは様々なニー ズを元に納骨堂と並列して考えられ る選択肢の一つである。この樹木葬 は合計約 3000 人が納骨することが でき、個別型 (500 × 500) と合祀 型 (1000 × 1000) の二つの区画に 分かれる。 また、日射の関係から 季節によって植える場所を分けてい て、一年中季節の移ろいをこれらの 樹木により感じることができる。

う伝統を都市生活の中に取り入れることが必要 である。それは生活に溶け込むということであ

る。人々は生活する上で立体的に都市を移動す 都市の地下インフラ るが、その移動の経路に墓地を挿入することで、 そのような場所を都市における人々の生活に再 統合できる。 そして、タワー型納骨堂のオル タナティブとして樹木葬を利用する。これは、 死者の増加、需要と供給のバランスを理由に墓 の循環が必要だからである。 Scene Diagram

(急ぐ朝 静かな都市空間の中にひっそりと佇み、美しく ひらかれた墓地は人々に追悼の思いを想起させ 都市の人々の移動経路の一部となる。

都市の人々の移動経路の一部となる。

るとともに、 溢れる緑により人々が憩う場となる。 と違い、立ち止り、鑑賞する人も現れる。

Detail Diagram

%FUBJM %SBXJOH

鋼管 :300 Φ 鋼管 :100 Φ 定着用鋼管

バンド 空気層

防水カバー カバーシート ワイヤーケーブル :5 Φ

Axonometric 地下からの接続 都市のインフラ化された地下空間から接続させる。 地下の広場と地上の広場を繋げることにより人々 のアクティビティ自体も都市を立 体的に横断する。 動線と Landscape 回遊性のある動線とそれを形成する landscape

ケーブルと手摺の構造体の連結部の高さを常に

が人々に拠り所を与える。

モーメ ントが 0 になる高さにしている

都市の Public Space

梁をリング状にカーブさせることでアーチ状の

都市には様々な Public Space が存在するがその

構造性状を持つリングガーダーとし、荷重を分

多くはうまく活用されていない。その理由の一

力で取る。

つは目的のない空間であるからだと思う。柔軟

地下にできるだけ影を落とすための強化ガラス

な空間とも言えるが、それが故に何も起こらな

は 2500 × 1000 × 15 のパネルで、腐食を防

いのである。そこで、墓地の参拝空間を都市の

ぐために、構造体から浮かす。

スキマに繋げる。それにより目的のない空間は

Detail Drawing.2

人々 が故人を追悼する神聖な場所となるとと

もに、薄れてきている故人を偲ぶ感情を人々に

Section

W

想起させる。

ライトアップされ、人々が憩う広場となる。

TNA 武井誠課題 京都市役所前 / 京都 墓地 ( 樹木葬 )


ダツヒャッカテン 都市の抵抗 6OFYQFDUFE 4QBDFTխ*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE

6OFYQFDUFE 4QBDFT

4ZTUFN

$PODFQU

図書館というのは、本を読むための空間ではなく、情報やモ ノが集められ、そこでそれを人々が学ぶ空間、さらにコンパ クトになっていっている傾向が強い。学びというものは、何 処にでもあり得る。そこで、私たちは、VR、AI などの導入に より、数々の変化が訪れる将来において、いかなる場面にお いても最適化できるシームレスな空間を提案する。

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*OTFSU CBDLSFTU

5SBOTJUJPO PG DPNNPO TQBDF JO MJCSBSZ

;POJOH

B TQBDF GPS MFBSOJOH

FYQBOEJOH UIF TFNJOBS

5SJBOHVMBS

3PUBUF JUTFMG

下の写真のように、図書館は変わってきている。情報を集積し たり、ラーニングスペースとしての機能が強くなっている。さ らに、現在ではそのラーニングスペースは、右側写真のように オープンスペースとしての役割が強くなっている。しかし、会 議室などは未だにオープンスペースから隔離されている。よっ て、私たちはスケールを横断した柔軟性のある最適化されたラー ニングスペースを新しいパブリックスペースとして提案する。

B TQBDF GPS HFUUJOH JOGPSNBUJPO

$BSSZ XBMMT

3PUBUF JUTFMG

B TQBDF GPS BOZUIJOH

" TQBDF GPS NFFUJOHT BOE WJEFP DPOGFSFODFT

セミナールームは元来、閉じられるものであるので、柔軟性 があまりない。一方で、それはセミナーの規模に従って、大 きさが変わるべきものでもある。左図は、椅子により構成さ れた大階段によって、他のフロアに拡張されたセミナールー ムの例である。フロアレベルの違いにより、大きなセミナー ルームをつくる事ができる。他の空間を調整しつつ、それぞ れの機能の割合をその都度に変える事ができる。例えば、テ スト前の時期は、図のように study oasis は拡張されている。

SPPN UP UIF NBYJNVN

5SBOTGPSNFE

$PNNPO TQBDFT

4UVEZJOH PBTJT

" SPPN GPS TFNJOBST BOE DPMMFHJBM NFFUJOHT

2018.10 ∼ 2018.12 (2months)

4UVEZJOH PBTJT

;POJOH

左図は、通常時のゾーニングを表しており、セミナールーム の収容人数は約 20 人である。大階段のカタチは変化し、セ ミナールームにもなり、コモンスペースにもなる。アクソ メのように、この状態は、study pods は閉鎖空間ではなく、 コモンスペースのようにもなる。また、可変の壁を用いて、 コモンスペースとプライベートスペースを配列する事がで きる。状況に応じて、たためる壁を使い、様々な机をつくる 事ができる。

" TQBDF GPS NFFUJOHT BOE WJEFP DPOGFSFODFT

PSEJOBSZ UJNFT $PNNPO TQBDFT

5SBOTGPSNFE

4UVEZJOH PBTJT

" SPPN GPS TFNJOBST BOE DPMMFHJBM NFFUJOHT 4UVEZJOH QPET

;POJOH

" TQBDF GPS NFFUJOHT BOE WJEFP DPOGFSFODFT

FYQBOEJOH UIF DPNNPO

効率的に空間を使うという観点では、広い空間をコモンス ペースとして使う事が最善である。階段のカタチは、山型に 変化し、人々の行動を起こさせるように不規則に並べられ る。私たちは、コモンスペースと通常は閉じられているラー ニングスペースの関係をつくる事を試みた。それらは可変的 であり、シチュエーションにより空間を最大限に活用するた めの重要な関係である。

TQBDF UP UIF NBYJNVN $PNNPO TQBDFT

" TQBDF GPS NFFUJOHT BOE WJEFP DPOGFSFODFT

5SBOTGPSNFE

4UVEZJOH PBTJT

4UVEZJOH QPET

Finalist

Competition Genoa/Italy Library

4UVEZJOH QPET


ダツヒャッカテン 都市の抵抗 6OFYQFDUFE 4QBDFTխ*OUFSOTIJQ JO 4XJU[FSMBOE

*OUFSOTIJQ BU )PTPZB 4DIBFGFS "SDIJUFDUT JO 4XJU[FSMBOE

2018 年 9 月∼ 2019 年 8 月まで HOSOYA SCHAEFER ARCHITECTS で 1 年間のインターンをした。Urbanism と Architecture を共にこなす事務所でコンペや実施設計に 参加し、それらのノウハウを享受した。

"SDIJUFDUVSBM $PNQFUJUJPO JO 4XJU[FSMBOE 0

1

2

5

Riegel Konfiguration 2,5

1:100

2,5 Zimmerwohnung 1:100

Riegel Konfiguration 1,5

,5 Zimmerwohnung 1:100

Riegel Konfiguration Loftwohnung 1:100

Fassadenschnitt 1:50

Ansicht Fassade 1:50

6SCBO $PNQFUJUJPO JO )BNCVSH

2018.9 ∼ 2019.8 (12months)

Internship Zurich/Switzerland

$POTUSVDUFE 1SPKFDU


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