Architectural Design and Works SAKAGUCHI Taiga
EDUCATION 2012 2016 2016
神戸大学 工学部 建築学科
神戸大学大学院 工学研究科 建築学専攻 遠藤研究室
09.2017
坂口 大賀
ETSAB UPC , SPAIN
07.2018
Taiga Sakaguchi WORK EXPERIENCE CONTACT
04.2014
梓設計 プレゼンテーション模型制作
05.2015
和歌山県 紀の川市 貴志川町 神戸 466
08.2016
tiger.kobe.u.arch@gmail.com +41 766974518 +81 9054664656
AND
01.04.2017
PROFILE
大学での研究をはじめ、
安藤忠雄建築研究所
10th 新国立美術館 安藤忠雄 “挑戦” 模型 スタディ模型制作
29.06.2017 08.2018
私はものをつくることに興味があり、
Masahiko Inoue Design Lab
スタディ模型制作
Virtual Design Unit / Susanne Fri
コンペティションへの参加、リノベーションプロ
ACHIVEMENT
・デザインビルド
佳作
・むら・まちづくりプロジェクト
Feb.
神戸大学卒業設計選
・造形作家 藤岡智紀の元でのデザインスタジオ ・コンピューテーショナルデザインと
Apr
最優秀賞
ロボティクスによパビリオン制作
神戸大学卒業建築展”bouq
・スペイン・スイスへの留学 などの実践的な活動を通じて学んできました。
優秀賞
Jun
at Luchta Challe
現在私は、設計と施工、また構造と環境の分野 を統合しながら扱う事のできる アーキテクト を目指しています。
SKILLS
長い時間に耐え、多くの人に愛される建築をつ くることが一貫した目標です。 archcad
autocad
vectorworks
rhinoce
WORKSHOPS AND ACTIVITIES 04.2012 むらづくりプロジェクト 木の家
03.2017
むらづくり , デザインビルド
06.2012
まちプロジェクト
06.2013
GAOU Project
04.2014
第一回 リノベーションスクール @和歌山
04.2016
神戸大学建築卒業展
03.2016
Diploma Kyoto
まちづくり
04.2016
プロジェクト福良
古民家再生 , デザインビルドプロジェクト
08.2017
型制作
06.2016
Teaching Assistant : ランドスケープデザイン
10.2016
みんなの建築ミニチュア展
06.2016
Teaching Assistant : 図書館設計
08.2017
Intensive Robotic Workshop デジタルファブリケーション
itz architekten
ロジェクトの設計
07.2018
LUNGuAGE
.2016
選考会
ENGLISH
r.2016
Español
quet”
GERMAN
n.2017
PYTHON script
enge
eros
GSS Summer School at Barcelona
デジタルファブリケーション
Ai grasshopper
sketch up
illustrator
Ps photoshop
Id indesign
Pr premiapro
cinema 4d
Houdini
私は地域に根付いている生活文化がなくなりつつあるのを感じると寂しい気持ちになる。瀬戸市はまさにそういう街である。
01. うつわ - 瀬戸陶土美術館-
役目を終えた採掘場が埋め戻され、宅地開発がなされようとしている。私はこの採掘場跡に地域の文化を展示する美術館を計画した。
10.2015 - 03.2016
美術館
0. Approach and Entrance
この美術館によって採掘場は窯業の文化・人と自然との関わりを継承する うつわ となる。
2. Exhibition room SOILD
3. Exhibition room WOOD
4. Permanent exhibition room A
5. Exhibition room WIND
0
8
7. Permanent exhibitio
1
緑の間を抜け、小さな入口から美術館へ入る
土の窪地と緑の帯が対比の中で作品を見る
6. Exhibition room ASH
暗い道を進むと展示壁が人を迎える
6
10
陶器を飾る釉薬のように自然の光で作品を彩る
地形の底から見上げ圧倒的な大きなさを感じる
ほの暗い中、土の中に眠っている作品を
3
人は森を歩くように展示を見ながら進む
9
採掘の跡が目の前に広がり、水を介して採掘場と展示がつながる
Ⅰ Introduction 土とひとと 人は自然へのはたらきかけなしで生きることはできな い。 いつからか自然は対話する相手ではなくなりまし た。 土器づくりが人類が初めて行った物質の化学変化と言 われるように、 人と土の関係は深く親密なものであり、 土により芸術 ・ 文化も生まれました。 いま失いつつある土器づくりの感覚で土 (地面) を看、 対話しながら自然へとはたらきかけることが大切だと私 は考えます。
Ⅱ
Site 愛知県瀬戸市 基幹産業は窯業であり、 約 1,000 年前から焼物が作られ、 「せともの」 が焼きものの代名詞となるほど栄えた。 現在 名古屋のベッドタウンとして宅地開発が行われている。 採掘場が市の中心に約 240ha 広がる。
採掘場 戦後復興期、 陶器の需要が高まったことや採掘の機械化 が行われたことにより、 自然が大きく改変された。 かつて鎮種の森であった場所も 採掘場になり、 現在は採掘が完了し埋め戻しの計画が進 んでいる。
Ⅲ
Concept
都市構造と配置計画 採掘場跡は まち ・ 川 ・ 山に段階的に囲まれるような 都市構造の中心に位置しています。 採掘場跡を重層的な 配置にすることにより都市構造の一部を担うとともに 生業や文化の記憶を包むうつわの役割を与えます。
Ⅳ
Composition
分節 ・ 回遊
on room B
9. Exhibition room ROCK
10. Exhibition room WATER
立体化 輪を切り離し、 立体的に構成します。
帯を地形と対応させ変形します。
内外の分節が緩やかな部分をつくるとともに帯に
これにより帯の内と外にも地形に沿いながら
沿って底に向かって降りていくことで深さを体験します。
場を緩やかに分節します。
対比
地形化
2
5
を見る
トップライトで照らされた地層を見、自然のもつ表情に触れる
地形化
うつわを包む手のように地形を包込む建築を考えます。 人はこの輪を回遊することで様々な角度から地形を見ます。
生業の中でうまれた自然との丁寧な関わり合いを示す
山 ・ 火の神への信仰の軸を可視化します。
山の神 ・ 火の神への信仰を可視化し、 軸を地形に挿入します。
真っ直ぐな構造体を地形に挿入することで
要素の抽出 土地から空間のイメージを抽出し、 展示空間へ 引き込みます。
有機的な地形 ・ 地形に沿った帯と対比させ強調します。
Park of forest
Approach to museum
Ceramic industry
.0
FL - 6,000
Mining industry .1
FL - 4,000
New city area
FL - 11,000
.10
.9
4
.8
暗い展示空間にスリットが伸び作品が浮かび上がる。
.2
FL - 6,000
FL - 10,000
.3
.12 .11
.7
.6
FL - 22,000
Kamagami shrine .4
FL - 16,000
FL - 14,000
FL - 16,000
.5
Park of guardian forest Old city Education area Park of sport
11
展示室を抜け外に出る。振り返ると展示空間・採掘場・まちが連続し一体的に見える
02.
can ricart
バルセロナ市内の工業地帯であった 22@ は現在再開発が進められている。
09.2017 - 01.2018
ETSAB の Josep Ferrando のスタジオでこの場所に集合住宅を計画した。バルセロナの建築家がするように周辺との関係に注意を払い検討を進めた。
集合住宅
細い柱と少しずつ形の違うスラブを計画の中心に据え、住人は小さな住居と大きな共用スペースから生まれる多様な場で生活をする。
interior wall: lauwan plywood t=5.5mm beeswax finish plywood urderayment t=9mm
interior floor: troweled mortar t=30mm clear polyurethane finish rigid inslation foam t=30mm
handrail: steel 25*200mm hot-dip galvanized finish
handrail: steel 25*50mm hot-dip galvanized finish
external floor: dudle layer roofing felt rigid inslation foam t=30mm
interior wall: plaster board t=15mm cheesecloth and plaster putty paint finish structural ply wood t=9mm
1
01.
Composition
02.
2
5
(m)
Activity
C
B
Ca
lle
de
Bi
lba
o A
13,500 mm 1,500 mm
roc
e del
re
Mar
Call
r
Ⅳ
Pe
rre
Ca
A
C
The site is the center of several elements. 25
50
100
The planned building has a hight
Scrap the volume along the two streets.
that matches the surrounding volume.
Thereby creating multiple external environments.
Make a courtyard and take in the external environment.
Stagger the slab and they form the various spaces.
Split the volume and place the room. B
(m)
1 / 2,000
03.
新大阪国立美術館
07.2017 - 09.2017
美術館
大阪中之島の新国立美術館の計画である。 災害時には防災拠点として利用できるように考え、日常のなかでは水と触れあうことのできる美術館のあり方を考えた。 Composition
GL+31M
常設展示②( 西 洋近 収蔵庫 調査研究室
GL+25M
常設展示①( 日 本近 企画展示;1,20 0
GL+20M
常設展示③( 現 代芸
常設展示④( 生 活の
常設展示⑤( テ ーマ 収蔵庫
GL+15M
Looking from East. T he p e o p l e g e t t o g e t h e r o n t h e s t a i r s .
オーディトリア ム メディアルーム 研究資料室;3 室 閉架式書庫 貴重資料保管庫
GL+10M
セミナールーム ;5 カフェテリア ライブラリー
GL+5M
ワークショップ ルー レストラン
GL+0M
ミュ ージア ム
イン フォメ ー クロ ーク 事務 室 会議 室
I llum inat ing w it h t he lig ht pas s e d t hr o ug h t h e wa te r.
B e c o m i n g the disaster base
館長 室
Ri s i n g wi th lo n g e s c alato r an d lo o ki n g D o j i ma Ri v e r
秘書 室 応接 室
GL-5M 外装材
駐車場;80 台 ( 身 災害時用備蓄倉 庫
GL-10M
駐車場;192 台 ( 身 災害時用備蓄倉 庫
1
03.
2
5
(m)
Detail 1 1
2
2 1
1
1 3
2
1
3
2
4
3
5
4 2 2
3
3
3
4 5
1
04.
5 6
4
4
wall
1
concrete
1
pillar
1
private room
1
private room
2
pillar
2
steel
2
H-steel
2
share space
2
share space
3
common space
3
common space
3
glass
3
mortar
3
H-steel
4
park (outside)
4
park (outside)
4
slab
4
concrete slab
5
beam
5
beam
6
celling
群れをなす
03.2016 - 04.2016
集合住宅
1
concrete
2
stud
3 6 7 8
mortar
4
concrete
5
crushed stone
6
concrete
7
20 concrete leveling
8
crushed stone
この計画は集合住宅の提案である。伝統的な日本の住居を研究し現代の集合住宅に構成を利用することを目指した。 1階では公の場を共有し大きな家族のように生活し、2階では私の空間をそれぞれが所有するという構成で計画した。
群をなす “かた”を共有するくらし 0 あつまってくらす
Roof
現代社会では家族というまとまりが薄れ、これまでの1住宅=1家族という戦後から続く システムは成り立たなくなっています。これまでの住宅でもなく、個々人が独立して住む 賃貸住宅でもない、家族を越えて人々ががまとまる 新しい集落のような家を提案します。
Having fun playing music
7F
Having lunch in good weather
近 代 ); 500 ㎡
1
Watching some movies together
同じ
かた
をもつ
集落ではある かた を共有することで統一感を担保しながら、個別の差異が豊かさ・ 美しさを生み出しています。 かた とは現象する かたち をなす法則や構成のことです。
6F
かつての民家の構成を分解し再構成することでこれからの家の
近 代 ); 490 ㎡
かた をつくります。
㎡
bedroom
5F
芸 術 ); 550 ㎡
kitchen
guest room living room
Cooking and eating together
bedroom
マ 展示 );110 ㎡
living room
living room
living room
Dancing in the morning
の な か の 芸術 ); 300 ㎡
bedroom
kitchen
living room
guest room
living room
spending with visitor
kitchen for all
2 同じことでつながる
Talking about
4F
Reading in the library
同じ かた をもつことで公の場がつながり、棟の間に 公の場が生まれ、それぞれの家のもつ公の部屋が繋がって
how to draw
private garden
いきます。この公の部屋は住人の個性によって次第に群の なかで役割が分かれていきます。
Cooking class begins
3F
private garden
public
Creating furniture
2F
private
private
Managing a small office
5室
common
public
public garden
Teaching mathmatics 3 小さな共有・大きな共有
ーム;2 室
数棟単位で水回りや囲まれた庭などの小さな共有を行い、 群全体でそれぞれの公の部屋・台所などの大きな共有を行います。 屋根の下では公のつながりが、屋根の上では私の偶発的な つながりがおこります。
1F
ムショップ
ー シ ョ ン・ チケ ッ ト ブー ス 警備員室 清 掃 員室 職 員 更衣室 荷 降 ・荷解 室 荷 降 室用倉 庫 災 害 時用備 蓄倉 庫
B1
身障者用 2 台含む )
4 under one roof
B2
身 障 者用 2 台含む ) 家庭教師 子供に勉強を教える学生。 教える代わりにご飯を
cross section 1 : 400
ごちそうになる。
スポーツインストラクター
ピアノ学生
映画ソムリエ
不定期でダンスの
空いた時間に
週数回上映会を行う。 スペイン留学時の
レッスンをする。
ピアノを教わる。 ホラーは苦手。
英語教師
ちいさな芸人
園芸師
今日学校であった
ちいさな菜園でトマトを
すべらない話をもつ。 ことを話すのが好き。 作る。カラスが嫌い。
両親は共働き。
つながった屋根の下で、周辺の人を巻き込みながらお互いの生活は関わり合い、 混ざり合うことで豊かなくらしがひろがります。
05. Intensive Robotic Workshop
07.2017 - 09.2017
ワークショップ
このワークショップでこのワークショップでは産業用ロボットを用いパビリオンを制作した。産業用ロボットと日本の伝統的な仕口を組み合わせることで、 現在利用価値の低い間伐材の利用を目指した。材料特性の研究、仕口の検討、Rhinocerous-Grasshopper でのコーディング、部材のスキャン方法、施工 計画などについて多くの試行を繰り返しながら進め、実際にパビリオンを建設した。
十字継ぎ手
大阪城大手門控え柱の継ぎ手
追っかけ継ぎ手
scan the trunk
calculate the trunk length
decide the position of the assembling
make the pass the chainsaw goes through by using Grasshopper
kerfbending
07.
模型制作 04.2012 -
造形作家の藤岡智紀から教わりながら FRP、石膏、シリコン、木材など多くの素材で模型の制作を行い、造形に基本的な考え方を学んだ。 またジオメトリデザインエンジニアの石津優子の開催する Grasshopper Beginer School でコンピューテーショナルデザインを学び、 3D プリンターでの出力、レーザーカッターを利用した実模型の出力を行った。
3D プリンタで出力 2018 年
FRP , 粘土 2016 年
スタイロフォーム 2015 年
構造解析したモデルを 3D プリンタで出力 2018 年
Grasshopper で展開図を生成し、 レーザーカッターでの出力 2018 年
06. GSS Summer School at IaaC(Barcelona) 07.2018 ワークショップ
このワークショップでは Rhinocerous-Grasshopper を用いたデザインの検討、6 軸の産業用ロボットでのファブリケーション、 フィジカルコンピューティングでのインタラクションの実装を行った。ワークショップ前半のデザインコンペで私の案が採用され、 それを元にしたパビリオンが実現された。
モジュールと各部材 模型製作のツールもワークショップで考える
コンペで採用されたデザイン案
08.
木の家 -デザインビルドプロジェクト04.2012 - 03.2016
コミュニティセンター
コンペでのデザイン案
1/10 模型を用いた検討
インタラクションの検討
触れるとと光・音が生成される
兵庫県の農村である観音寺集落にコミュニティセンターを計画・設計・施工した。 建設部門の代表として、集落の方との話し合い、設計、積算、調達、施工方法の検討、実施工、管理・監理を行った。 この活動を通じて出会った元宮大工の方や、集落の方の協力と指導のおかげで納期に間に合うよう竣工できた。 01
to do
設計 ・ 見積もり ・ 積算 ・ 工期管理 ・ 施工管理 ・ 工具の扱い方の指導 などを行った。また集落の住人と話し 合いを行い、方向性の確認など地域との折衝や団体内での意見のまとめ など、折り合いをつけながら、収まりを考えながら詳細図を描き施工手順 を考え、それを説明するなど多くのことを経験した。 現在、実際にコミュニティセンターとして利用されている。
02
to think
この活動を通して、 多くの人の手によって建築が作られていること ・ そ の人たちの数だけ考え方や思いがあり、 それをまとめていく役割を持った人が必要なこと、 施工の現場でまっすぐ、 垂直など設計では何気なく引いて いる線を実現することの大変さなどを実感した。 またものをつくることとはどういうことなのかを考えさせられた。