slide

Page 1

1


今日の目的 「いい感じのデザむンのポヌト フォリオを぀くるために」

2


「いい感じ」のデザむンずは

3


いい感じ ... 「誰にずっおのいい感じ」なのか → 採甚担圓にずっおの「いい感じ」

4


採甚担圓が「いい感じ」ず思うポヌトフォリオは ... • クリ゚むタヌに必芁なスキルを持っおいるず分かる • 䌚瀟の方向性ず䞀臎しおいるかが分かる → スキルや䞀臎床の基準は、他の候補者ずの比范の䞭 で生たれる。

5


クリ゚むタヌに必芁なスキル ... • コミュニケヌション力 = 課題を発芋するちから • 造圢力 = 衚象的なデザむンの完成床 • 発想力 = 匕き出しの倚さ • 勀勉さ = 努力を継続する • 行動力 = 柔軟性

6


䌚瀟ずの䞀臎床 ... → クリ゚むティブの方向性や、クリ゚むタヌずし おの考え方、キャリアビゞョンなどを耇合的に刀 断。特にクリ゚むタヌずしおの考え方はよく芋ら れる。

7


再床、「いい感じ」ずは ... • 芁するに、 「ちゃんずデザむンされおいる」ずい うこず • 単に芋た目がよければ「いい感じ」ず思うわけで はない • 受け手の採甚担圓が求めおいないものを出しおも しょうがない 8


ポヌトフォリオをいい感じにするために ... → 通垞、䌚瀟ぞの䞀臎床よりもクリ゚むタヌのス キルが備わっおいるかを重芖する比重が倧きい。 → 今回は、「造圢力」ず「発想力」に぀いお芋おい くこずにする。 → その他のスキルや䌚瀟ぞの䞀臎床を衚珟する方 法などはたた別の機䌚に。 9


ポヌトフォリオを぀くる手順 ... 1. 䜜品敎理 2. ラむティング 3. アヌトディレクション 4. デザむン

10


䜜品敎理① ... デザむンは、ものごずを敎理・敎圢し、目的を遂 げるための考え方。では、ポヌトフォリオにおい お敎理・敎圢するべき「ものごず」ずは →「䜜者」ず「䜜品」。どんな䜜品を茉せるか、ど のように切り取るのか。制䜜の肝。 11


䜜品敎理②「䜜者に぀いお」... → 自己玹介。クリ゚むティブぞの思いず、䌚話の きっかけずなる情報を盛り蟌むべし。自己玹介では 個性を出せばいいず蚀うものではない。䌚話のきっ かけずなるように、趣味の話や時事ネタなどを戊 略的に盛り蟌んでいく必芁がある。

12


䜜品敎理③ 䜜品に぀いお茉せる情報 ... • 䜜品ビゞュアル • 䜜品タむトル • 䜜品解説 • 制䜜幎月日 • 制䜜時間 • 制䜜スキル 13


ラむティング① ... 適切にラむティングされた䜜品解説や自己玹介は、 2 重の意味で䟿利。 ①自分の䜜品理解がすすみ䜜品をより盞手のニヌ ズに近いかたちで䌝達できる ②盞手芖点のアピヌルができるこず 14


ラむティング② 解説は 2W1H で曞く ... Why( なぜ )、Who( 誰のために )、How( どのように ) の順番で曞く。 → どんな課題を感じお制䜜を始めたのか、誰に、 どう思っおほしくお、どんな颚にビゞュアラむズ したか 15


アヌトディレクション① ... デザむンの方向性を決める䜜業。 • ムヌドボヌドを制䜜 • デザむンのレギュレヌション ( 芏則 ) を぀くる

16


アヌトディレクション② ムヌドボヌド ... デザむンの方向性を決めるために参考ずするデザ むンのクリップ。Pinterest などを掻甚しよう。

17


デザむン ... → 今日の䞻題。ポむントは、 • 文字の扱い方を知る • 色を抑える • デザむンの原則を抑える • 原則を抑えた䞊で「はずす」 18


デザむンに入るその前に → 今日䜿うツヌルは inDesign。inDesign はレむア りトに特化した゜フト。耇雑なデザむンを求めら れないポヌトフォリオにおいおは、Illustrator より もはるかに制䜜向きな゜フト。 さっそく立ち䞊げおみよう。

19


inDesign の立ち䞊げ方 1. ゜フトを立ち䞊げる 2. 新芏ドキュメントの䜜成 (cmd(win は ctrl) + n) 3.「マヌゞン・段組」を遞択 ( 右図 1) 4.「マヌゞン」の倀をすべお 0 にしお「OK」をク

1

リック ( 右図 2)

2

20


21


文字の扱い方を知る

22


文字の入力方法ず䞋準備 1. ツヌルパネルから T マヌクの「暪組み文字ツヌ ル」を遞択 ( 右図参照 ) 2. ペヌゞ䞊でマりスをドラッグし、テキスト入力 ゚リアを䜜成 3.「コピペ甚本文䜿甚テキスト 1」をコピペ

23


ベタ組み

ベタ・あのむヌハトヌノォのすきずおった颚。

カヌニングを 0、もしくは和文等幅に蚭定したテキスト。 ボディをベタっずくっ぀けお䞊べるこずに由来。基本は和文のみ。

ツメ組み

ツメ・あのむヌハトヌノォのすきずおった颚。

カヌニングを自動 ( 自動が効かないずきはオプティカル ) に蚭定したテキスト。文字の かたちに沿っおアキを調敎する。和文、欧文に察しお䜿う。これもツメ組み。

ゞャスティフィケヌション いわゆる箱組。段萜パネルの巊から 4 ぀めの揃えをクリックするず蚭定 される。和文のみ。和欧混怍の堎合は少々アキができる。 24


ベタ組み・ツメ組みの 蚭定方法 1

1. メニュヌ > 曞匏 > 文字 をクリックしお文字パ ネルを衚瀺 ( すでに右偎に衚瀺されおいる堎合 もある・右図 1) 2. ベタ組みの堎合 → 文字パネルのカヌニングを 「和文等幅」に蚭定 ( 右図 2) 3. ツメ組の堎合 → 文字パネルのカヌニングを 「メトリクス」に蚭定 2・文字パネル

25


ゞャスティフィケヌションの 蚭定方法 1. メニュヌ > 曞匏 > 段萜 をクリックしお段萜パ ネルを衚瀺 ( 文字パネルの隣のタブにある堎合 も・右図 ) 2. 文字パネルのカヌニングを「和文等幅」に蚭定 ( 右図 )

26


ベタ組み

分かりやすさだけでもなく、芋た目だけでもない。私がデザむンを制䜜する䞊で最も倧切に しおいるのは、盞手にずっおの最適な「かたち」を提案するこずです。堎合によっおは芋た 目がフィヌチャヌされ、堎合によっおはわかりやすさを重芖するかもしれたせん。最適なか たちは、盞手ぞの思いやりに私自身のセンスを足すこずで生たれるず考えたす。 ツメ組み

分かりやすさだけでもなく、芋た目だけでもない。私がデザむンを制䜜する䞊で最も倧切にしおいるのは、 盞手にずっおの最適な「かたち」を提案するこずです。堎合によっおは芋た目がフィヌチャヌされ、堎 合によっおはわかりやすさを重芖するかもしれたせん。最適なかたちは、盞手ぞの思いやりに私自身の センスを足すこずで生たれるず考えたす。 ゞャスティフィケヌション

分かりやすさだけでもなく、芋た目だけでもない。私がデザむンを制䜜する䞊で最も倧切に しおいるのは、盞手にずっおの最適な「かたち」を提案するこずです。堎合によっおは芋た 目がフィヌチャヌされ、堎合によっおはわかりやすさを重芖するかもしれたせん。最適なか たちは、盞手ぞの思いやりに私自身のセンスを足すこずで生たれるず考えたす。 27


箱組 レむアりトでは文字や画像などの諞芁玠を面ずしお扱う。その際に、文字を最も面化する こずができるのは「箱組」 。巊も右もきっちり揃えるこずで面にする目的がある。箱組に 察しお、単玔巊揃えを「ラグ組」ず蚀う。和文は箱組、欧文はラグ組が適しおいる。 箱組は調敎が倧倉な組み方だが、inDesign の暪組みグリッドツヌルを䜿えばずおも簡単に 実珟できる。

箱組

ラグ組

レむアりトでは文字や画像などの諞芁玠を面ずしお扱う。その際に、文字

レむアりトでは文 字や 画 像などの è«ž 芁 玠を面ずしお扱う。

を最も面化するこずができるのは「箱組」。巊も右もきっちり揃えるこず

その 際に、 文 字を最も面 化するこずができるのは 「 ç®± 組 」。

で面にする目的がある。箱組に察しお、単玔巊揃えを「ラグ組」ず蚀う。

巊も右もきっちり揃えるこずで面にする目的がある。 ç®± 組に察しお、

和文は箱組、欧文はラグ組が適しおいる。

単 箔 å·Š 揃えを「ラグ組 」ず蚀う。和 文は箱 組 、欧 文はラグ組が 適しおいる。

Karabiner-Elements provides a subset of the features planned for the next

Karabiner-Elements provides a subset of the features planned for the next

generation Karabiner for macOS Sierra. The current version of Karabiner

generation Karabiner for macOS Sierra. The current version of Karabiner

does not work with Sierra, so Karabiner-Elements was created to keep

does not work with Sierra, so Karabiner-Elements was created to keep

Sierra users up and running until a new version of Karabiner is published.

Sierra users up and running until a new version of Karabiner is published.

28


暪組みグリッドツヌルの 蚭定方法 1. ツヌルパネルから赀枠の「暪組みグリッドツヌ ル」を遞択 ( 右図 ) 2. ペヌゞ䞊でマりスをドラッグし、テキスト入力 ゚リアを䜜成 3.「コピペ甚本文䜿甚テキスト 1」をコピペ

泚意フォントサむズはコントロヌルパネルからいじらな いず箱組が厩れたす。 右図 2

29


犁則凊理ず玄物 ( やくもの ) 玄物は句読点やかっこのこず。 犁則凊理は「行頭や文末に玄物をおきたせんよ」ずいう凊 理。匷さず匱さがあっお、匷い犁則凊理の堎合は小文字が察 象に加わる。オススメはもちろん「匷い犁則凊理」 。

30


カヌニング 文字詰めのこず。䞍自然なアキ ( 文字ず文字の間隔 ) がないように、自 動でアキを調敎する蚭定。 メトリクスカヌニング フォントのデザむナヌが蚭定した字詰め。欧文は基本的にメトリクスで 文字を組む。 オプティカルカヌニング InDesign が機械的にアキを調敎する。あたり䜿わない。 和文等幅 和文をベタ組みするずきに䜿う。 31


トラッキング 文章党䜓の文字のアキを調敎する。カヌニングが䞀文字䞀文字にフォヌ カスしおいるのに察しお、トラッキングはあくたで文党䜓。 䟋えば、詰たり気味にしたい、ずかアキ気味にしおゆったりさせたい、 ずいった「文党䜓のテむスト」を決める䜜業。 カヌニングは文字ず文字の敎合性を保぀ためのものなので、されおいる のは倧前提。トラッキングはデザむン。

32


組版特有のサむズ Q( 箚 ) フォントサむズに察しお䜿われる。1Q = 0.25mm。1 クオヌタヌが由来。 さきほどのゞャスティフィケヌション蚈算匏で出おきた 0.25mm は 1Q のこず。芖認性が保おる最小サむズは 7Q ほど、ず蚀われおいる。個人 的には 11Q くらいをおすすめする。 H( æ­¯ ) 行間などの長さを衚す単䜍。1H=1Q=0.25mm。 読みやすい行間は、文字サむズ× 1.8 倍、ずされおいる。

33


デザむン原則

34


近接 関係する情報は近づけ、関係ない情報は遠ざける

匕甚元http://webdesign2013.com/

35


敎列 芁玠の頭や末尟を揃え、秩序をもたせた配眮をする

匕甚元http://webdesign2013.com/

36


コントラスト 芋せたい情報に匷匱を぀ける

37


反埩 実はすでに「反埩」をみおいる

「カップ + 商品名 + 商品説明」ずいうグルヌプを 9 回䜿っおいる。 人間が繰り返しを認識しやすくなるのは 3 回以䞊から。 繰り返す以䞊は、幅の揃えを厳密に。 そしお、繰り返しがあるからこそ「倖し」が掻きる。

38


色の組み合わせ

39


たずは 4 色。それ以䞊は荒れる。 1.癜系 2.黒系 3.メむンカラヌ 4.アクセントカラヌ C0/M0/Y5/K0

C59/M50/Y50/K70

It's Sample It's Sample It's Sample

C0/M51/M16/K0

C0/M10/Y90/K0

40


色の遞び方 Tips ① 色盞環を䜿っお、隣接色、補色、 反察色を぀かっお配色する • 隣接色 遞択した色の䞡隣の色 • 補色 遞択した色の真反察の色 • 察照色 遞択した色からみお 150°くらいのずころ

41


色の遞び方 Tips ② • 匷い色ず匷い色をかけあわせる ずハレヌション ( 目がチカチカ ) が起きる • メむンの色数は 4 ぀にしがり、 その぀で匷匱を぀けた色遞び を す る ず ベ タ ヌ ( 癜 系、 黒 系、 メ ã‚€ ン カ ラ ヌ、 ア ク セ ン ト カ ラヌ ) • 奜きな色だけではなく、受け入 れられおいる色を䜿う 42


CMYK ず RGB 印刷で䜿われる CMYK ずディスプレむで䜿われる RGB。印 刷甚に぀くったデザむンをディスプレむに衚瀺するずギラ぀ いたり、RGB で぀くったデヌタを印刷するず色が濁ったりす る。

43


デザむンは、倖しおこそ掻き掻きする ここたでは王道を芋おきたが、実際のデザむンでは王道はあ くたでガむドラむン。王道を基準ずしお、いかにはずしおい くか、そしおその倖しがいかに成立するかが重芁だ。

44


぀たづきやすい 操䜜説明

45


画像の挿入

Finder や゚クスプロヌラからドラッグアンドドロップで挿入可胜

色の倉曎

メニュヌ > りむンドり > カラヌ > カラヌ で衚瀺。パネル右䞊のオプションマヌクを クリックしお CMYK を遞択し、色を線集する

シェむプの入れ方

ツヌルパレットの「長方圢ツヌル」をクリックしお挿入

線の匕き方

ツヌルパレットの「線ツヌル」をクリックしお挿入

盎線の匕き方

shift を抌しながら線を匕くず盎線になる

等倍拡瞮のやり方

shift を抌しながらオブゞェクトを拡瞮するず、「等倍拡瞮」になる

46


マスタヌペヌゞ

共通のデザむンを適甚しおくれるペヌゞ。個別のデザむンは「ペヌゞ」に入れおいく

ペヌゞ

個別のデザむンを入れる箇所

マスタヌペヌゞの線

メニュヌ > りィンドり > ペヌゞをクリック ( ペヌゞパネル ) >「A マスタヌ」ずかかれ

集方法

た芋開きペヌゞのアむコンをダブルクリック

ペヌゞの

ペヌゞパネルの䞋郚、実ペヌゞが蚘茉されおいる箇所をダブルクリック

線集方法 ノンブルの

マスタヌペヌゞを線集状態に > 文字ツヌルからテキスト゚リアを぀くる > テキスト゚

入れ方

リアをクリックし、線集状態にする > メニュヌ → 曞匏 → 特殊文字の挿入 → マヌカヌ → 珟圚のペヌゞ番号 をクリック で完了

柱の入れ方

マスタヌペヌゞで入力したテキストは柱ずなる

47


フレヌム inDesign に特有の抂念ずしお「フレヌム」 ずいうものがある。たずえば画像はフ レヌムの䞭に䜜られる。フレヌムの倧き さを倉えるこずで甚意にトリミングがで きる。盎感的にはフレヌムの倧きさを倉 えたら画像も倧きさが倉わっお欲しいず ころだが、そうはならない画像の倧き さを倉えたい堎合は cmd + shift を抌し ながらオブゞェクトのハンドルを掎み、 ドラッグする必芁がある。 フレヌムが遞択されおいるずきは青枠、 䞭身の画像が遞択されおいるずきは茶枠 ずなる。 48


敎列パネル 様々なオブゞェクトを均等に䞊べたり、 基準に察しお揃えたりするこずができる 最匷ツヌル。 基準揃え 1. オブゞェクトを耇数遞択 2. 遞択状態のたた基準にしたいオブゞェ クトをクリック 3.「オブゞェクトの敎列」のうち、揃え たい方向を指すものをクリック 等間隔揃え たくさんのオブゞェクトを等間隔で䞊べ おくれる。間隔も指定できるので、䟋え ばくっ぀けたいずきに䟿利。 49


グリッドレむアりト

50


グリッドの぀くり方 (15 マスの堎合 ) 1. メニュヌ > レむアりト > マヌゞン・段組 をクリック 2. マ ヌ ã‚ž ン を 倩 20mm, 地 25mm, ノ ド 20mm, 小口 20mm に蚭定 3. メニュヌ > レむアりト > ガむドを䜜成を クリック 4. 行 5, 段 3,「ガむドの適甚」で「マヌゞン」 にチェックを入れお OK をクリック

51


ワヌク実践レむアりト ペヌゞに 3 列 5 行の 15 マスグリッドを䜜成し、 1. プロフィヌルペヌゞを䜜成しおください。 コピペ甚テキスト 2  4 を䜿っおください。 2. お持ちいただいた䜜品をもずに、䜜品ペヌゞを䜜成しおくださ い。テキストは、コピペ甚テキスト 5  8 を䜿っおください。

52


参考

匕甚元デザむンの教宀 手を動かしお孊ぶデザむントレヌニング 䜐藀 奜圊著

53


お疲れ様でした。

54


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.