ポートフォリオ 2012-2015 前川智哉
前川智哉 (Tomoya Maekawa)
[ 来歴 ]
1991 年 兵庫県神戸市生まれ 2010 年 東京都板橋区城北学園卒業 2013 年 東京大学建築学科卒業 2014 年 東京大学工学系研究科建築学専攻川添研究室
[ 受賞歴 ] 卒業設計奨励賞 三大学合同講評会代表選出 JIA 東京支部予選選出 せんだいデザインリーグ 100 選 U-30 道後コンペティション 後藤春彦賞 タマホームプロポーザルコンペ 1 等 ( 実施 )
[ 経歴 ] 2012 年 O+h オープンデスク ( 施工 ) 2012 年 磯崎新建築設計事務所インターン ( 展示会準備 ) @ヴェネツィアビエンナーレ 2013 年 川添研究室アルバイト ( 模型製作 ) 2013 年 隈研吾建築設計事務所アルバイト ( パースレタッチ ) 2015 年 内藤廣建築設計事務所アルバイト(模型製作、パースレタッチ、図面作成等)
[ 技能 ] Adobe Photoshop,Illustrator CAD Vector works,Archi CAD 3D
Rhinocerous,Sketch Up
[ 連絡先 ] tomoya.mkw@gmail.com 080-1094-7532
目次 [ 学部設計課題 ]
卒業制作
01_ 都市に住む
4 年スタジオ課題
02_ 都市の床下
[ 学外活動 ]
新宿 OZONE 展示会
03_ 解体の作法
五月祭パビリオン企画
04_ 仮設のランドスケープ
[ 修士設計活動 ]
川添研究室プロジェクト
05_ 東京大学総合図書館改修計画
タマホームプロポーザルコンペ
06_ 小さな森と大きな家
[ 修士研究 ]
川添研究室プロジェクト
07_ 加太まちづくり
修士論文 , 修士設計
08_ 狭隘道路と都市計画
凡例 空き地
空き地(1971~) 空き地(1991~)
空き地(1981~) 空き家
空き家敷地
畑
畑(1971~)
田圃
ガレージ
駐車場
商店
神社
学校
縮尺 0
25
N 50
100
200m
[ 学部設計課題 ]
01_ 都市に住む
卒業設計 敷地 : 中野区上鷺宮 期間 : 4 ヶ月 奨励賞受賞 三大学合同講評会選出
私は東京の都市部で育ち、人々が 街に無関心になることを恐れてい ます。 本設計は人々が都市に愛着を持つ ための集合住宅の提案です。 住民の人生によって建物が変化し ていき、地域の拠りどころとなる 建築に育っていきます。
仮暮らしの都市 都市に住むとき、心のどこかで次の場所を探し ている 子供が生まれた 独立した 親と死別した 転居の理由は様々だけど、離れることを考えな がら住んでいたら、街に対して関わる気持ちを 失ってしまうだろう
私は都市を故郷にしたい
人口の割合
上鷺宮
三大都市圏
60%
敷地
三大都市圏以外 東京圏 20% 1970 年
2015 年
第 1 種低層住居専用地域
2050 年
東京
今後も続く東京への流入
東京都中野区
2060 年の日本の人口は 8674 万人に減少すると言われていますが、 都市への人の流入は止まらず、仮暮らしとしての街が形成されて いきます。 閑静な住宅街にもマンションが建ち、人々は街に無関心になります。
進行する低層地域の大規模開発
Scale 1: 350 3m
部分平面図 7.5m
15m
Scale 1: 550 既存の計画
15m
縦横比を変える
必要面積を配分する
ずれを開口部にする
構造壁に開口をあける
集合させる
均質な空間
接触面積が増える
各世代の需要に応じて
開口パターンを 4 つに規定する
共有部と専有部が生まれる
短冊の方向性が一義的である
固定化した間取り
ヒエラルキーが生じる
短冊の長さが変わる
配置図兼 1F 平面図 37.5m
75m
風車型配置にする
外部に表と裏ができる
敷地全体に適応させる
道や駐車場も 短冊のシステムでおさまる
1/200 全体模型
短冊型の住戸計画と風車型の配置計画を組み合わせることで、道路から街区、 外部から内部、 共有部から専有部へと、 領域をグラデーショナルにつなげます。 周辺環境との境目を定義し直すことで建築単体ではなく、地域のインフラと して都市における場所性を作り出します。
2015 年 老夫婦
50㎡
新婚夫婦
75㎡
学生
30㎡
2030 年 共有部
余剰空間を共有する
台所共有 風呂共有
2020 年 老人
30㎡
四人家族
75㎡
学生
30㎡
共有するものが拡張していく
2025 年
アクセス共有 熟年夫婦
75㎡
新婚夫婦
50㎡
学生
30㎡
リビング共有
専有部
住まい手の人生のフェーズによって専有部と共有部の比 率が変わり、境界の設えも変化していく。 建具が軽いものに更新されていく
2015 年
2020 年
2025 年
2030 年
とある部屋の内観 腰壁で仕切る
ウッドデッキを張る
新しい間仕切りができる
ドアで仕切る
暖簾と腰壁で仕切る
キッチンが共有される
新しいドアができる
とある部屋の外観
窓で仕切る
年月が経つにつれて、居住者に必要な面積も変わり、境界を仕切る建具も変わっていく。 かつてアクセスに使われていた外縁部に、徐々に生活の様子が染み出していく。
1/30 長手断面模型
壁に開けられた大開口は建物の内部まで半屋外化し、専有部と共有部を作り出します。
居住者ごとに建具の種類、位置が変わり、徐々に領域が組み変わっていきます。
[ 学部設計課題 ]
02_ 都市の床下 / 荒涼地論
4 年スタジオ課題 : 伊藤毅スタジオ 敷地 : 渋谷区本町 期間 : 3 ヶ月 学内選抜講評会選出
荒れ地の作り方 都市における荒れ地とは、草木が 野放しにされたような場所などで はありません。 そこは人によって切り捨てられた 場所、かつてのインフラなのです。
江戸時代そこは農地でした。 1898 年玉川上水の水質が劣化し、浄水場を経由させるために土 手が作られ、和泉給水所から淀橋浄水場まで直線的に結ぶために 途中の窪地が無視されて玉川上水新水路は完成しました。
Non-texture: 覆われた土
Non-historical : 隠された歴史
玉川上水新水路が水路ではなくなった時 水路は埋められ、断崖が残され、境界には 荒れ地が残りました。 そこには覆いがなされ、隠されています。 An artificial : 人工物の名残
リサーチドローイング
一日 一日
一週間 一週間
一ヶ月 一ヶ月
成人男性が一日で掘削できる土の量
一年 一年
約 1.8 ㎥/人日
成人男性が一日で掘削できる土の量
約 1.8㎥ /人・日
土手の体積
約 200,000㎥
土手の体積
約 200,000 ㎥
十年 十年
B'
A
B
A'
Scale 1: 185 1.5m
平面図 3.75m
7.5m
都市の床下 自分が立っている場所が空間の底ではない。 " つなぐ " と " はがす " この分断された街を空間的につなぐだけでなく、 日常の感覚を増幅させることにより、 土手の存在を顕在化させる。 また、地のテクスチャーをはがすことにより、 かつてこの土地にあって上塗りされてしまった歴史を呼び起こす。 急激なインフラ建設とは対局の、ゆるやかな掘削行為が人工と自然の狭間の空間を作り出す。 町に境界を引いている縁(ふち)の下は都市における縁(えん)の下
コンクリート
になり、そこは都市が隠してきた暗闇を包含するものとなる。
留まる
潜る
Scale 1: 125
アスファルト
0.8m
2m
4m コンクリート
石灰+マグネシウム+繊維質
眩む
盛り土
短手断面図
土
響く
漲る
隠す
長手断面図
[ 学外活動 ]
03_ 解体の作法
新宿 OZONE 展示会 敷地 : 文京区根津 期間 : 2 ヶ月 内容 : プロトタイプの設計
2014 年 11 月に新宿 OZONE にて 展示会を企画しました。 少子高齢化社会において既存の 建物の利活用は重大な問題です。 私は木密をテーマに、時間をかけ て解体することで公共性をもつ、 そんな建物の解体の仕方を提案し ました。
解体 12 年目 二階が空いた住宅を 解体しながら地域に開く
解体 0 年目
2F
1F
2F
1F
2F
解体 4 年目
解体 8 年目 隣家の二階に 拡張して託児所にする 木造進化論を参考に、住宅を層状に分解することで 場所に応じて最適な弱さを持たせようと考えました。
大家さんは施設へ 解体されながらも地域の核として存在している
土間を開放して 地域の一時預かり所に
1F
Scale 1: 135 1m
2.5m
5m
解体 0 年目
解体ダイヤグラム
解体 12 年目
息子たちの独立により不要になったスペースを、夫婦が託児所
入り組んだ細い道、隣棟間隔の狭さといった木造密集地域の
として地域に開いていく。
特徴をポジティブに読み変える。
大家のおばあちゃんがいなくなった後も地域のコミュニティの
住み開いていく過程で半屋外空間が多様な活動を作りだし、
核となり、子供から老人まで気軽に集まる場となる。
光や風が通り抜け、人が滞留する。
木造密集地域の路地は、幅員 4m 未満の既存不適格を生むが、一方で 外部の人や車の立ち入らない、安全性の高い公共空間とも言える。 展覧会では不要となったスペースを路地とともに活用できるような 解体の方法を提案した。
[ 学外活動 ]
04_ 仮設のランドスケープ
2014 年度五月祭パビリオン企画 ( 総責任者 ) 敷地 : 工学部 1 号館前広場 期間 : 6 ヶ月
2014 年の五月祭にてパビリオンを 設計、施工しました。 土嚢をモジュール化し、麻ひもで 縛るだけで接着剤や金具いらずの 構造体です。 五月祭の休憩所として様々な人が 自由に滞在できる、緩やかな地形の ようなものを設計しました。
[ 準備 ]
[ 設計 ]
[ 被覆 ]
上 : 資材搬入
左上 : 粘土スタディ
右上 : 平面図化
左上 : 裁断
右上 : 縫製
下 : マッピング
左下 : スタイロスタディ
右下 : 施工図面化
左下 : 染色
右下 : 乾燥
[ 調整 ]
[ 施工 ]
[ 解体 ]
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上 : 強度試験
左上 : 計量
中上 : 被覆
右上 : 緊結
上 : 解体
下 : 積算
左下 : 成型
中下 : 積層
右下 : 圧縮
下 : 撤収
平面図 Scale 1: 125 1.5m
3.75m
7.5m
立面図
Volume1
Volume2
Volume3
土嚢袋 : 1469 袋
土嚢袋 : 2041 袋
土嚢袋 : 1110 袋
重量 : 13.4t
重量 : 18.9t
重量 : 10.2t
麻紐 : 1130m
麻紐 : 1300m
麻紐 : 710m
接着剤を使わず、麻紐と土嚢の自重のみで成り立つ構造物ができました。 麻袋は単なる装飾ではなく、土嚢同士の摩擦力を高め、人が寝転んでも 怪我をしないような緩衝材として機能します。
[ 修士設計活動 ]
05_ 東京大学総合図書館改修計画
川添研究室プロジェクト 敷地 : 本郷キャンパス 期間 : 1.5 ヶ月 模型製作 ( 個人による製作 )
本模型は東京大学総合図書館の 改修にあたって以後 50 年展示し、 図書館の設計精神を後世に伝える 為に制作されたものです。 竣工当時にあったトップライトを 復元し、上階から大階段に落ちる 光の動線を 1/100 断面模型とし て表現しました。
Photo by Shigeo Ogawa
4265 トップライト:Low-E8+A6+WG6.8
4700
勾配37.8°
1200
280
920
パラペット新設 外壁:コンクリート壁新設の上タイル張り
1055 95 FIX強化ガラス:合わせFL8+FL8
床:既存撤去新設
(貴重書庫展示)
2023
250 サッシュ:既存撤去後 Low-E復層FIXガラス新設
2023
250 トップライト:Low-E8+A6+WG6.8
勾配30°
トップライト
屋上:防水補修
屋上:防水補修
壁(外壁側) :断熱+PB(塗装) 天井ビルトイン空調
天井:既存撤去新設
アジア研究図書館
既存床撤去 ガラスブロック床新設
スリット開口
FIX強化ガラス:合わせFL8+FL8
スリット開口
CH2750
本棚:既存
メディアギャラリー
天井:既存撤去新設
外壁:タイル撤去新設(復原)
天井ビルトイン空調
540
天井ビルトイン空調 アネモ形吹出口 アネモ形吹出口
サッシュ:撤去新設(復原)
(ギャラリー)
梁せい1255 CH2750
天井ビルトイン空調
天井:既存撤去新設
ガラリ (開口率80%) 、防虫網新設
スリット開口
530
540 梁せい1255 121
スリット開口 ブラインドボックス
天井:既存撤去新設
壁(外壁側) :断熱+PB(塗装)
屋上:防水補修 518 梁せい877
屋上:防水補修
CH2800
サッシュ:撤去新設(復原)
屋上ガーデン
天井ビルトイン空調
スリット開口 ブラインドボックス
アネモ形吹出口 スリット開口
スリット開口
アネモ形吹出口
天井:既存撤去新設
1820
外壁:タイル撤去新設(復原)
自動制御式 ベンチレーター
2835
490 梁せい1135
屋上:防水補修
屋上:防水補修
FIXガラス:Low-E8+A12+FL8 手摺:FB-12×40 手摺子:φ12@120 ドブ漬け塗装
アジア研究図書館 (閲覧スペース)
外壁:タイル撤去新設(復原)
壁(外壁側) :断熱+PB(塗装) 床:既存撤去新設
床:既存撤去新設 屋上:防水補修
1019
天井:既存部分補修 及びクリーニング
天井:既存部分補修 及びクリーニング
天井:既存部分補修 及びクリーニング 手摺:FB-12×40 手摺子:φ12@120 ドブ漬け塗装 柱・梁:既存部分補修 及びクリーニング
CH3150
柱・梁:既存部分補修 及びクリーニング サッシュ:撤去新設(復原)
柱・梁:既存部分補修 及びクリーニング
閲覧室
壁:既存部分補修 及びクリーニング
柱・梁:既存部分補修 及びクリーニング
ホール (放射冷暖房空調)
ホール (放射冷暖房空調)
手摺:FB-12×40 手摺子:φ12@120 ドブ漬け塗装
2272
家具(既存)
吹出口(床放射冷暖房システム)
121
DH2450
自動扉新設
2120 2273
柱・梁:既存鉄骨補修の上塗装
梁:H-350×200
床:既存部分補修 及びクリーニング
階段ササラPLt15
床:既存撤去新設
天井:既存部分補修 及びクリーニング
空調用ダクト
1490
既存梁スリーブ 壁:既存撤去新設
1240
地下自動化書庫 閲覧室 (ダクト接続型空調)
開架書庫 (ダクト接続型空調)
▽既存ドライエリア(22.36)
床:既存部分補修 及びクリーニング
貴重書庫
柱・梁:既存部分補修 及びクリーニング
床:既存部分補修 及びクリーニング
壁:既存部分補修 及びクリーニング
121
121
空調用ダクト 天井:既存撤去新設
2273
139 梁せい830
ゲート (放射冷暖房空調)
CH7465
▽(22.42)
床:既存部分補修 及びクリーニング
床:既存部分補修 及びクリーニング
天井:既存撤去新設
自動扉新設
EV 本棚(新設)
床:既存撤去天板敷床新設
5080
壁:既存部分補修 及びクリーニング
床:既存撤去新設
梁:H-350×200
Scale 1: 250 2m
▽B1FL(18.52) 0
柱・梁:既存部分補修 及びクリーニング
壁:既存撤去新設
壁:既存部分補修 及びクリーニング
梁せい830 梁下2382 CH6550
500
ブラウジング ラウンジ
121
風除室 (放射冷暖房空調) 既存鉄扉部分補修及びクリーニング 一部自動扉新設
DH2300
天井:既存撤去新設
手摺:FB-12×40 手摺子:φ12@120 ドブ漬け塗装
ラウンジ
CH3000
床:既存部分補修 及びクリーニング
床:既存撤去新設
684 CH2831
柱・梁:既存部分補修 及びクリーニング
700
置型ユニット フロアタイプ
床:既存部分補修 及びクリーニング
床:既存撤去新設
79
200
床:既存撤去新設(二重床)
天井:既存部分補修 及びクリーニング
天井:既存部分補修 及びクリーニング
サッシュ:撤去新設(復原)
2120 2272
外壁:タイル撤去新設(復原)
床:既存撤去新設
857 梁せい877 121
床:既存撤去新設
CH3000
イ ア
5745
5m
10m
Photo by Shigeo Ogawa
[ 修士設計活動 ]
06_ 小さな森と大きな家 タマホームハイライン事業
タマホームプロポーザルコンペ 敷地 : 未定 期間 : 進行中 プロポーザルコンペ最優秀賞
ハウスメーカーの資本を生かして 生産から施工までを一括で行い、 山と都市をつなぐための提案を 行いました。 規格化した材のみで構成すること によって、発注前に木を伐採して 乾燥させる時間を確保することが できます。 現在実施設計中です。
コンペ案
▽最高高サ
規格化した材を継手でつなぐ
3615
大入れ 屋根: ガルバリウム鋼板波板葺き t=0.4
屋根のリビング
断熱ライン B-1
追掛大栓継
ゴムアスファルトルーフィング 耐水合板 化粧構造用合板 t=12 断熱材グラスウール t=50 母屋 45 × 60@455
6866
野地板 構造杉共材 t=12
▽2F.L.
2730
金輪継
2 つのリビングと 3 つの
断熱ライン A
土のリビング
断熱ライン B-2
断熱ラインの組み合わせ に よ っ て、気 候 の 変 化 に対応します。
400
▽G.L.
Scale 1: 50 2730
910 6370
2730
0.4m
断面図 1m
2m
30
27 0
91
40
36
庭の森
60*60
910×3 本
(1F_ 梁 )
3640×15 本
( 屋根 _ 登り梁 )
2730×30 本
(1F・2F_ 桁 /2F_ 梁 )
910×8 本
(1F・2F_ 桁 )
3640×30 本
( 屋根 _ 垂木 )
2730×13 本
(2F_ 大引 )
2730×28 本
(1F・2F_ 柱 )
910×10 本
(1F・2F_ 束 )
2730×176 本
( 基礎・2F_ 根太 )
910×64 本
( 基礎・2F_ 根太 / 屋根 _ 母屋 )
モジュールを設定し、使う部材の寸法を決めておく ことで、家の注文が来る前に山から切り出して乾燥 させておくことができます。
A
深い軒
2730
(1F_ 梁 )
森の木
土間
土のリビング
910
120*120
2730×8 本
2730
60*240
(1F_ 梁 )
6370
120*240
3640×2 本
14000
120*300
居室
居室
居室
A' 2730
2730
2730
2730
10920
Scale 1: 100 0.8m
配置図兼 1F 平面図 2m
4m
1/30 軸組模型
実施設計案
屋根: ガルバリウム鋼板 t=0.4縦ハゼ葺き @455 アスファルトルーフィング 16kg 構造用合板 t=12 通気垂木 30x30@455 母屋 45x90@910 断熱材 t=90(A種フェノールフォーム保湿板1種2号) 構造用合板 t=12 杉無垢材 t=12 120mm巾 OS クリア塗装(内部天井)
棟押え: ガルバリウム鋼板 t=0.4 10 3.3
可動間仕切り: 杉無垢材 9x227.5 相じゃくり 防湿シート 充填断熱 t=10
2150
土間: 三和土仕上げ
330 1370 700
3640
天井: PB t=12.5mm 寒冷紗パテシゴキ EP塗装
2 1
巾木 12x30
1 12
▽GL±0
外壁: アクリルシリコン樹脂 吹付け ラスモルタル t=20 アスファルトルーフィング 16kg 構造用合板 t=9 通気胴縁 15x45@455 透湿防水シート 構造用合板 t=9 グラスウール t=120
水切り: stt=1.0 溶融亜鉛メッキリン酸処理
200
▽1FL=GL+510 510
200 187
3379 2730
2300
2540
前庭/駐車場
前面道路
910
6795
1180
2400
手摺子: スチールパイプ Φ=16OP ステンレスワイヤー 内壁: Φ=3mm 手摺子: PB t=12.5mm ガラス t=10 12 寒冷紗パテシゴキ 11 EP塗装 防湿シート 10 充填断熱 9 8 7 段板: 6 集成材 t=36 収納 5 長ビス留め(接着剤併用)の上、埋木 4 3
▽2FL=GL+3050
引き戸: 杉無垢材 t=9 @227.5 相じゃくり 防湿シート 充填断熱 t=20 キシラデコール クリア塗装
造作棚 (木製)
2730
手摺: 杉無垢材35x60 OS クリア塗装
登り梁 120x240
軒通気口: 防虫網 シンボルツリー: ヤマザクラ
910
80
1345
7.1 10
1370
▽最高高さ=GL+6795
隣地境界線
700
隣地境界線
鋼製束@910
3720 RC洗い出し
300
2700
1420
910
910
2730
2730
600
700
13000 Y1
東京大学 川添研究室 / Kawazoe lab., the University of Tokyo
Y3
Y2
S202, Komaba 4-6-1 Meguro, Tokyo, Japan T : 03-5452-6153 F : 03-5452-6859
Y4
Y5
PROJECT
STEP
TITLE
TMH
基本設計
断面図1
SCALE
A3:1/50
DATE
2015.09.30
DWG.NO
A
16
[ 修士研究 ]
07_ 加太地区まちづくり
川添研究室プロジェクト 敷地 : 和歌山県和歌山市加太 期間 : 1.5 年
加太は和歌山市北西部に位置し、 山と海に囲まれた豊富な資源が ありますが、過疎化と高齢化と いう問題を抱えています。 私たちは建築する大前提として 地域の温度を上げるような活動を 行ってきました。 2014 年夏から調査とまちづくり に関わっています。
まちづくり基礎調査
凡例 空き地
空き地(1971~)
空き地(1981~)
空き地(1991~)
空き家
空き家敷地
畑
畑(1971~)
田圃
ガレージ
駐車場
商店
神社
学校
縮尺 0
和歌山市加太はかつては南海道の貿易港として発展してきました。 両側を山に挟まれているためにスプロールせず、街の規模が拡大 しないまま残されています。
25
N 50
100
200m
Scale 1: 250 2m
1F Plan
無垢材 = 線材
2F Plan
CLT 材 = 面材
加太式住宅
West Elevation
5m
10m
East Elevation
加太の未来を考える上で世代の更新は 欠かせません。 加太式住宅とは加太にある自然環境を 最大化するような住宅です。 南西から吹く海風や井戸水熱を使った 空調システムや、地場の木材を使った CLT 材と無垢材による構造システムを 考案しました。 若年世代が低コストで快適に住むための 住宅の提案です。
かだつむり
加太には良好な砂浜があり、夏季は海 水浴客が訪れます。海開きの間だけの 簡易的な休憩所を設計しました。 日本屈指の台風災害の和歌山県では、 最大 40m/s もの雨風に耐える必要があ りました。 横架材を用いず、杭を打つように竹を 50cm 差し込み、竹のしなりを生かして 風を受け流します。 数度の台風に対しても無事に建ち続け ていました。
Scale 1:125 2m
5m
10m
修士研究 ~ まとめにかえて ~ 修士論文 狭隘道路を生かした市街地再生のあり方 - 42 条 3 項道路に着目して 修士設計 3 項道路を用いた都市計画及び建築物の設計提案 - 加太地区におけるケーススタディ 狭隘道路とまちづくり 東京市区計画から始まる近代の都市計画は東京から地方へと発信されて きました。 しかしその制度の画一性が狭隘道路という形で顕在化しています。
地方と都市 地方分権化が進み地域それぞれのまちのあり方が模索される時、最終的に 実現するためには建築の力が必要だと考えています。
都市計画と建築 まず一人でも建築が建てられる技量を身につけること。そして都市計画に 還元されるような建築を作ることを目標としています。
終