tuv.com munication 2015 年
第7号
今月のトピック REACH 規則 SVHC 候補リ スト 新たに 2 物質が追加 (合計 163 物質)‒ p. 2 EN 60825-1:2007 更新情報 ‒ p. 3
テュフ ラインランド 香港、湾岸協力会議 標準化機構より、指定機関として認定 – p. 3
長岡技術科学大学大学院 インターンシッププログラムへの協力 – p. 10
湾岸諸国基準認証統合における低電圧機器 技術規則導入動向の現地調査について – p. 4
テュフ ラインランド フォーラム 緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクール 平成 26 年度入賞作品展 – p. 11
テュフ ラインランドのアルゼンチン S マーク、 新しいマークに変更 – p. 7 <連載コラム> 異文化発見!フランス人学生のつぶやき NEWS from TÜV Rheinland Group No.6:ツール・ド・フランス 中国における風力発電機の市場参入に関する フランス人インターン生が日本での発見や仏文化 新規則 – p. 8 を紹介します!– p. 12 テュフ ラインランド ジャパンのグリーン ソリューションサービス② EPEAT 登録サービス – p. 9
セミナー・展示会情報 – p. 14
REACH 規則 SVHC 候補リスト 新たに 2 物質が追加(合計 163 物質) 6 ヵ月以内に ECHA への報告が必要 2015 年 6 月 15 日、ECHA(欧州化学物質庁)は SVHC(高懸念物質)候補リストに 2 物質 を追加しました。これで SVHC は合計 163 物質となりました。 これらの 2 物質を含む品目を扱う製造者や輸入者は、以下の両方の条件に当てはまる場合、 例外を除き、2015 年 6 月 15 日から 6 ヵ月以内に ECHA へ報告の義務があります。 (i) 高懸念物質の総重量が、一事業者につき年間 1t を超えている (ii) SVHC 候補リストの物質いずれかが、製品重量の 0.1%を超えて含まれている SVHC 候補リストとは、人体や環境に対する危険性が公的に認められている物質の一覧です。 テュフ ラインランドは、候補リストの物質すべてについて分析サービスを提供しています。 REACH SVHC 追加候補 2 物質一覧 物質名 1
EC 番号
Cas 番号
271-094-0
68515-51-5
272-013-1
68648-93-1
-
-
物質の特性
1,2-benzenedicarboxylic acid, di-C6-10-alkyl esters; 1,2-benzenedicarboxylic acid, mixed decyl and hexyl and octyl diesters with ≥ 0.3% of dihexyl phthalate (EC No. 201-559-5) 1,2-ベンゼンジカルボン酸、ジ-C6-10-アルキルエステル; 1,2-ベンゼンジカルボン酸、デシル・ヘキシル・オクチルジエス
生殖毒性
テルと 0.3%以上のフタル酸ジへキシル(EC No. 201-559-5)と の混合物 2
5-sec-butyl-2-(2,4-dimethylcyclohex-3-en-1-yl)-5-methyl-1,3-dio xane [1], 5-sec-butyl-2-(4,6-dimethylcyclohex-3-en-1-yl)-5-methyl-1,3-dio xane [2] [covering any of the individual stereoisomers of [1] and [2] or any combination thereof] 5-sec-ブチル-2-(2,4-ジメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)-5メチル-1,3-ジオキサン[1]、
極めて難分解 性および生物 蓄積性
5-sec-ブチル-2-(4,6-ジメチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)-5メチル-1,3-ジオキサン[2]([1]および[2]の個々の立体異性体、ま たはその組合せも含む)
ECHA ウェブサイト ニュース(英語) http://echa.europa.eu/view-article/-/journal_content/title/two-new-substances-of-very-high-c oncern-svhcs-added-to-the-candidate-list
ECHA ウェブサイト SVHC 候補リスト http://echa.europa.eu/web/guest/candidate-list-table テュフ ラインランド ジャパン REACH サービスページ http://www.tuv.com/jp/reach.html
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2015年 第7号
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EN 60825-1:2007 更新情報 2015 年 4 月 17 日発行の EU のオフィシャルジャーナルで、レーザーの規格 EN 60825-1 の 更新が発表されました。 EN 60825-1: 2007 は、2017 年 6 月 19 日に無効となります。2017 年 6 月 19 日からは新規 格 EN 60825-1:2014 のみが有効となり、EN 60825-1:2007 は適合宣言には使えなくなります ので、ご注意ください。 【ご参考】2015 年 4 月 17 日発行オフィシャルジャーナル
(C 125/138 ページをご参考ください)
http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:52015XC0417(04)&from=E ◆お問い合わせは、カスタマーサービスセンター (TEL: 045-470-1850 E-mail: info@jpn.tuv.com) までお願いします。◆
テュフ ラインランド 香港、湾岸協力会議 標準化機構より、指定機関として認定 テュフ ラインランド 香港はこのほど、湾岸協力会議標準化機構 (the Standardization Organization for the Cooperation Council for the Arab States of the Gulf (GSO))より、指定 機関として認められました*。 2016 年 7 月 1 日より、低電圧機器・装置に対する湾岸技術規制 BD-142004-01 が強制とな り、2015 年 6 月 1 日より試験的な適用が始まっています。 湾岸諸国(UAE、バーレーン、サウジアラビア、オマーン、カタール、クウェート、イエメ ン) で製造されるか、これらの国に輸入される低電圧機器・装置については、技術規則にお いて適用される要求事項を満たさなければなりません。電気製品のカテゴリーによっては、 指定機関による GCC 型式認証を受けることが強制要求されています。対象となる製品の メーカーは、要求される適合証明の手続きを経て、製品に G マークを添付する義務があります。 テュフ ラインランド 香港は、GSO の指定機関として、製品が GCC の技術規制による法的 要求事項を満たしているかどうか検証し、製品の海外展開をサポートいたします。 *指定機関一覧 http://www.gso.org.sa/gso-website/gso-website/activities/conformity/technical-regulations-and-guides/notified-bodies-list-20150628.pdf ◆お問い合わせは、カスタマーサービスセンター (TEL: 045-470-1850 E-mail: info@jpn.tuv.com) までお願いします。◆
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湾岸諸国基準認証統合における 低電圧機器技術規則導入動向の現地調 査について ※本記事は一般財団法人日本電機工業会に了承をいただき、掲載しています。 テュフ
ラインランド
ジャパンは、一般財団法人日本電機工業会(以下 JEMA)の会員企
業として、湾岸諸国基準認証統合における低電圧機器技術規則導入動向の現地調査(2015 年 3 月 15 日∼19 日)に参加しました。 【現地調査の背景】 湾岸協力会議(以下 GCC)の加盟国(アラブ首長国連邦、サウジアラビア、クウェート、 カタール、バーレーン、オマーン) 、および加盟申請中のイエメンから形成される湾岸諸国 市場は、近年日本にとって重要な市場となっています。この地域では、市場統合に向けて 基準認証統合が進められています。 一方、基準認証制度・規則策定の責任機関である湾岸諸国標準化機構(以下 GSO)や GCC の情報基盤が未整備で、確実な情報入手が難しくなっています。また施行予定日を含む規 制方針の不整合が表面化したことから、低電圧機器技術規則(以下 Gulf LV TR)が予定通り 施行されるか否か、確かな情報を入手することが困難な状況になっていました。したがっ て、各企業は、ウェブサイトから得られる少ない情報に基づき、手探りで対応を準備せざ るを得ない状況になっています。このような状況を改善するために、JEMA 委員会は現地へ 調査団を派遣し、関係当局に対して最新の規則動向情報について、今回の聞き取り調査を 実施することになりました。
2015年 第7号
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本調査では、現地の施行状況を確認すると共に、現地機関との協力関係を築きました。今 後、この関係を維持し、規則の調査ルートとして活用してまいります。 【本調査で確認した、最新の低電圧機器技術規則(Gulf LV TR)の規則概要】
規則名:
Gulf Technical Regulation for Low Voltage Electrical Equipment and Appliances
規制項目:
製品安全と EMC
対象範囲:
交流 50 ∼ 1000V、直流 75 ∼ 1500V の電圧範囲で動 作 し 、 対象製品リストの List(1)と List(2)で指定された製品。 但し、医療目的の電気製品、電力送配系の計器、船舶、航空機、 鉄道用の特殊な機器等は除外されます。List(1)は 2015 年 6 月現在未公表。List(2)は次ページの表 1 を参照ください。
適合要求:
規則の第 3 条および Annex-Ⅰ に定める Essential Requirements を満足する電気製品のみ販売が認められます。
適合性評価:
自己適合宣言方式(List(1))と型式試験方式(List(2)) を採用。
試験結果の受け入れ:
IECEE の CB レポート/CB 認証を受け入れます。
試験所/認証機関:
通知機関 (Notified Body。GSO に通知された試験所/認証機 関)また、Gulf 認定センター、または国際試験所認定協力機構 (ILAC)の相互承認協定(MRA)および国際認定機関フォー ラム(IAF)の多国間相互承認協定(MLA)に加盟する認定機 関に認定された社内ラボは認められます。
適合マーク:
G マーキング(図 1)
試行開始日:
2015 年 6 月 1 日
実施日:
2016 年 7 月 1 日
図1.適合マーク(Gマーキング)
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GSO ウェブサイト http://www.gso.org.sa/gso-website/gso-website/activities/conformity/technical-regulatio ns-and-guides
表1.対象製品リスト List (2) 番号
製品名 1
Domestic Electrical Fans
HS code 84 14 51 00 84 14 59 00 84 18 10 00 84 18 21 00
2
Refrigerators, freezers and other refrigerating or freezing equipment
84 18 29 00 84 18 30 00 84 18 40 00 84 21 12 00
3
Centrifugal clothes dryers and Clothes washing machines, including machines which both wash
84 50 11 00
and dry
84 50 12 00 84 50 19 00
4
Food grinders and mixers, fruit or vegetable juice extractors
85 09 40 00
5
Toasters
85 16 72 00
6
Electro-thermic hair-dressing apparatus and hand dryers
85 16 31 00 85 16 32 00 85 16 33 00 7
Domestic electric heating apparatus
85 16 29 10
8
Microwave ovens
85 16 50 00
9
Other ovens; cookers, cooking plates, boiling rings, grillers and roasters
85 16 60 00
10
Electric instantaneous or storage water heaters and immersion heaters
85 16 10 00
11
Electric smoothing irons
85 16 40 00
12
Plugs, Socket outlets, Adaptors, Cord Extension Sets and chargers
13
Air conditioners
85 44 42 20 85 36 69 10 84 15 10 00
◆お問い合わせは、カスタマーサービスセンター (TEL: 045-470-1850 E-mail: info@jpn.tuv.com) までお願いします。◆
2015年 第7号
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テュフ ラインランドのアルゼンチン S マーク 新しいマークに変更 テュフ ラインランドは、設立以来 140 年間、66 ヵ国で 130 以上のマークを作成、使用し てきました。そして、2013 年 1 月、「すべての認証にひとつのマークを」という考えによ り、全世界で統一された新しい認証マークを導入しました。統一されたマークにより、お 客様の製品の安全性や、システムの信頼性のアピールに貢献できるよう努めています。 このたび、この新しいマークは、国家知的財産機構(INPI)により、アルゼンチンでも登録 されました。よってテュフ ラインランドは、アルゼンチンの安全認証に新しいマークを使 用する準備が整いました。これまでの(古い)マーク(安全マーク、S マーク)は、新しい マークに置き換えられます。
これまでの(古い)マーク
新しいマーク
【注意事項】
1. 既にこれまでのマークで発行されている認証書は、新しいマークに変更するこ とはできません。 2. 既にこれまでのマークが貼られている認証済製品は、新しいマークを貼ること はできません。 3. 新しい認証書を取得した新しい製品のみ、新しいマークを添付することが可能 です。 4. 現在進行中のプロジェクトで、既にこれまでのマークでラベルなどの準備が進 んでいる場合、新しいマークに変更する必要はありません。そのような場合は ご相談下さい。 5. マークに手を加えることはできません。 6. 新しいマークで使われている ID 番号は、すべてのお客様、製品に共通で使われ る番号です。
◆お問い合わせは、マーケティング部 広報課 (TEL: 045-470-1860 E-mail: pr@jpn.tuv.com) までお願いします。◆
2015年7号
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NEWS from TÜV Rheinland Group 中国における風力発電機の市場参入に関する新規則 本稿は、テュフ ラインランド ドイツ本社が発表したプレスリリースの翻訳です。 中国国家能源局(NEA)は、先頃、風力発電機の市場参入規則を策定する旨の文書を発表し ました。今回の新規則は、機器技術向上と品質改善および市場の監理・監督を強化するこ とを目的としており、風力発電設備製造業の持続的かつ健全な発展を促進することを目指 しています。 テュフ ラインランドは、中国でも風力関連サービスを幅広く提供しています。2013 年初め に設立された中国総合認定センター(CGC)と戦略的協力関係を締結し、中国という重要市 場への風力発電機および構成部品の市場参入を支援する認証サービスを提供しています。 さらに、両者は、風力発電関連の現行規制に関する支援や指導も行っており、風力発電関 連企業はそうしたノウハウも利用できます。 テュフ ラインランド風力エネルギー部門グローバル・ビジネスデベロップメントマネ ジャーのフランク・ヴィッテは、次のように述べています。「中国で風力発電機を販売しよ うとする企業向けに、こうした認証サービスを提供できる最初の外国企業の一つになるこ とができ、うれしく思います。グローバルネットワークを有する信頼できるパートナーと して、テュフ ラインランドは、中国市場と風力関連企業に対して、付加価値の創造や高い 国際的品質基準の維持を支援します」。 中国経済成長の減速にもかかわらず、風力エネルギー開発は好況が続いています。世界風 力会議(GWEC)によれば、中国では、2014 年だけで、23 ギガワットを超える風力エネル ギー導入容量が新設されました。これは、世界で新設された全導入容量の 45%に相当しま す。中国は依然として世界第 1 位の風力発電市場です。新規則導入は、こうした開発規模 を背景として、十分な品質基準を確保するために行われたものです。今回の諸規制に適合 できない企業は、罰金あるいは中国市場での製品販売の制限を受ける可能性があります。 テュフ ラインランドは、新規則への対応をサポートします。 ◆お問い合わせは、マーケティング部 広報課 (TEL: 045-470-1860 E-mail: pr@jpn.tuv.com) までお願いします。◆
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テュフ ラインランド ジャパンのグリーンソリューションサービス②
EPEAT 登録サービス 環境に配慮した製品と、それに関わる企業へのさらなる サポート テュフ ラインランドは、2015 年 6 月 1 日より、EPEAT(Electronic Product Environmental Assessment Tool)登録のための、各種サポートサービスを提供しています。 EPEAT は、米国の GEC (Green Electronic Council) が運営する、電気電子製品に特化して 開発された環境評価ツールです。EPEAT は製品ライフサイクル全体の環境パフォーマンス を評価し、環境側面から製品を容易に比較することが可能です。製品は、適合している要 件によって、3 段階で評価されます。
EPEAT による評価は、米国の政府系機関をはじめ、教育機関、病院、ホテルなどの調達要 件として、広がりを見せています。 テュフ ラインランドは、グリーンな社会に向けて、幅広い環境関連サービスを提供して います。世界中のグリーン調達基準へのアクセスをサポートし、よりよい未来へ貢献して まいります。 EPEAT 公式ウェブサイト http://www.epeat.net/tuv-rheinland-launches-suite-epeat-registration-verification-services/ テュフ ラインランドのグリーンソリューションサービスページ http://www.tuv.com/jp/japan/special/green-solutions.html
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長岡技術科学大学大学院 インターンシッププログラムへの協力 テュフ ラインランド ジャパンは、長岡技術科 学大学大学院 技術経営研究科「システム安全専 攻」の設立趣旨に賛同し、2008 年よりテュフ ラ インランド グループ内でインターンを受け入 れています。本年度は、ノースアメリカオフィ スで 1 名、ハンガリーオフィスで1名を受け入 れ、2 週間のインターンシッププログラムが行 われました。7 月 5 日には、長岡技術科学大学 東京サテライト教室で、インターンシップ成果 発表会が行われました。
インターンシップ成果発表会の様子
「システム安全専攻」は社会人に特化したコースです。今回インターンシッププログラム に参加された方は、学生であるとともに、所属企業でも技術者として活躍されています。 成果発表会では、システム安全を専攻している現役技術者ならではの視点から、第三者検 査機関での実際の業務を通じて得られた経験、現地担当者との異文化コミュニケーション について、プレゼンテーションがありました。現役技術者を受け入れることは、技術者同 士の情報交換の場を持つことであり、テュフ ラインランドにとっても大変有意義なイン ターンシッププログラムでした。 テュフ ラインランド ジャパンは、教育面においても積極的にサポートし、安全技術者の 育成、安全・安心な社会の構築に貢献して参ります。 長岡技術科学大学「システム安全専攻」については下記ウェブサイトを参照ください。 http://mcweb.nagaokaut.ac.jp/system-safety/
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テュフ ラインランド フォーラム 緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクール 平成 26 年度入賞作品展 テュフ ラインランド フォーラムは、今夏も、 公益財団法人かながわトラストみどり財団に ご協力をいただき、平成 26 年度「緑化運動・ 育樹運動ポスター原画コンクール」で入選され た作品の展示会を開催しています(小学生の部 12 点、中学生の部 11 点、高校生の部 6 点)。 中学生の部では、繊細な砂絵の作品が金賞を受 賞しています。子どもたちのアートから溢れるパワーをぜひお楽しみください。 CO2 削減、省エネルギーなど、地球環境保護に深くかかわる緑化、育樹。未来を担う子ども たちの視点で描かれた絵画を、今年も多くの方々にご覧になっていただき、あらためて地 球環境について考える機会となることを願っています。
最優秀賞作品(左より、小学生の部、中学生の部、高校生の部)
テュフ ラインランド フォーラム 住
所: 横浜市港北区新横浜 3-19-5 新横浜第二センタービル 1F アクセスマップ
電話番号: 045-470-1860 会
期: 2015 年 5 月 18 日(月)∼ 2015 年 8 月 31 日(月)
休 館 日: 土・日・祝日
9:00∼18:00
入館無料
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<連載>異文化発見!フランス人学生の つぶやき No.6:ツール・ド・フランス フランス人インターン生が日本での発見や仏文化を紹介します! 皆さん、こんにちは。毎日暑いですね。夏を楽 しんでいますか。前回の記事を読んで、音楽も 楽しまれていますか。フランスでは、日本でも 有名なツール・ド・フランス(Tour de France) が 7 月 4 日に始まりました。そこで、今回はツー ル・ド・フランスについて書いてみたいと思い ます。 ツール・ド・フランスは、毎年 7 月に行われる、 3 週間続くサイクリングレースです。第 1 回目 のツール・ド・フランスは、1903 年に開かれま した。当初は、2,400km のレースで、6 つのステージに分かれ、参加者は 60 人でした。今 年は、3,400km、21 ステージで、参加者は 200 人という規模で行われています。 コースは毎年変わり、毎回フランスからスタートする訳ではありません。しかしゴールは 常にパリのシャンゼリゼです。 成績 1 位の選手は、レースの間、有名な黄 色いジャージ 「マイヨ・ジョーヌ」を着 ることができます(ステージごとに変更)。 私のお気に入りのジャージは、山岳賞の ドッド柄のジャージ「マイヨ・ア・ポア」 です。 私が小さな頃、父はビールを飲みながら レースをテレビで観戦し、私はオレンジ ジュースを飲みながら、テレビに映る美しい景色を見ていました。私にとって、ツール・ ド・フランスはスポーツというだけでなく、ソファーに座りながら、新しい街や村を旅行 しているようなものでした。 しかし、ツール・ド・フランスは非常に厳しいレースです。参加者は、天候によっては、 猛暑の中、また嵐の中でも走ります。走行中に転倒することもよくあります。
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年々、ツール・ド・フランスは国際的になり、2009 年には、新城幸也さんが日本人として はじめて、ツアーを完走しました。 日本にはまだ「ツール・ド・ジャポン」はありませんが*、日本でもサイクリングは盛んで すね。私は、競輪を知ったときは驚きました。フランスには競輪はありません。ウェブサ イトを通じて、いろいろなスポーツで賭けをすることはできますが。 私にとって、日本でのレースはもうすぐ終わりです。現在最終レーンにいます。7 月 31 日 で日本でのインターンシップが終了します。 今回で、 「tuv.communication」での私の記事は最後となります。テュフ ラインランド ジャ パンでの半年間はとても楽しい時間でした。そして多くのことを学びました。皆さん、あ りがとうございました。そしてまたどこかでお会いしましょう。 (英語で執筆、編集部で翻訳) *日本では、 「ツアー・オブ・ジャパン」という国際自転車連盟公認のレースがあります。 毎年 5 月に開催され、今年は海外チーム国内チーム合わせて、17 チームが参加しました。 http://www.toj.co.jp/ (編集部追記)
ガエタン・ラベイさん
フランスパンダ (筆者作)
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セミナー・展示会情報
☆無料セミナー☆ 自動車向け機能安全規格 ISO 26262 概要とサービス説明会
セミナー
自動車向け機能安全規格 ISO26262 の基本を分かりやすく解説し、 お客様の以下のような疑問にお答えします。
日
時:2015 年 8 月 24 日(月) 14:00∼16:00
「機能安全とは何か?」
参加費:無料
「ISO 26262 は何を要求しているのか?」
場
所:テュフ ラインランド ジャパン 新横浜本社
「自分たちの製品は適用の対象か?」 「どのようなサービスを提供しているのか?」
安全評価・認証の実務者が語る 『機械安全と第三者評価・認証』 (主催:一般社団法人日本機械学会)
セミナー
日本機械学会主催の本講習会では、第三者評価・認証実務者が、機 械安全と第三者評価・認証の必要性、その意義および第三者評価・
日
時:2015 年 8 月 28 日(金) 10:00∼17:00
認証を行う際に問題となる点を、事例を交えて解説します。
参加費:会員・協賛団体会員 5,000 円 会員外 8,000 円
テュフ ラインランド ジャパンからは、製品部 アドリアン・フエン テスが講演を行います。国内で使用実績のある電気機器が、初めて
場
所:京都烏丸コンベンション ホール
CE マーク対応する際の、また国外出荷対応時の、典型的な指摘事例 と対策事例を紹介します。実際の事例から国内向けと国外向けで、 安全に関わる機械の電気設計コンセプトにどのような違いがあるの かを解説します。
プログラム詳細・お申込は、日本機械学会ホームページをご覧下さい。 http://www.jsme.or.jp/event/detail.php?id=3866
セミナー
機能安全エンジニア(FSE)資格トレーニングコース - ISO 26262
機能安全規格は、製品の開発初期段階から廃棄までの、ライフサイ クルを通して安全を保証することを求めています。本コースの受講
日
9 月 4 日(金)
により、機能安全の概念と、開発・生産・運用・廃棄に関する ISO 26262 要求事項を理解することができ、規格に適合する部品サプライヤの
参加費:350,000 円(講義と試験) (消費税別)
選定をはじめ、機器またはシステムの設計を、より確実・専門的に 行うことが可能になります。
時:2015 年 9 月 1 日(火)∼
場
所:テュフ ラインランド ジャパン 新横浜本社
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セミナー
インドネシア国家規格 SNI 制度について解説セミナー
インドネシア工業省(Ministry of Industry)およびインドネシア商業 省(Ministry of Trade)より講師を招聘し、インドネシア国家規格 SNI
日
時:2015 年 9 月 9 日(水) 12:30∼17:30 (予定)
認証制度について解説するセミナーを開催します。
参加費:5,000 円(消費税込み) インドネシア市場への製品展開における認証制度・要求事項につい
場
所:東京ミッドタウン ホール& カンファレンス
て、またその留意点について解説します。また、テュフ ラインラン ド インドネシア の検査官により、実際の認証手順や確認事項、注 意事項などを説明します。
セミナー 入門編
IEC 60950-1(第 2 版)セミナー 定義コース (定員 10 名)
対象 電気製品の安全規格を初めて勉強する方 電気製品から発生する危険、安全規格の基本原理、安全規格の基本
日
定義(用語)について説明します。IEC 60950-1 を基本として説明しま
参加費:10,000 円(消費税込み)
すが、IEC 60950-1 以外の安全規格を対象とする方にとっても、安全
場
13:30∼17:00
所:テュフ ラインランド ジャパン 新横浜本社
規格の基本を理解するために役立つ内容です。
入門編
時:2015 年 9 月 11 日(金)
要求コース (定員 10 名)
対象 規格の基本的な要求を確実に理解したい方
日
時:2015 年 10 月 16 日(金) 10:00∼17:00
IEC 60950-1 の各章の要求について、基本的な考え方を解説します。
規格書の 1 章から 7 章までが対象範囲です(定義を除く)。 基本的要求、 参加費:15,000 円(消費税込み) 要求に対する例外、試験方法に関して解説します。
場
所:テュフ ラインランド ジャパン 新横浜本社
全般
Q&A コース (定員 10 名)
対象 実際の製品に対して安全規格がどのように適用されるかをさ
日
時:2015 年 11 月 13 日(金) 13:30∼17:00
らに詳しく理解したい方 具体的な問題に対して、どのように規格書を適用するか、どのよう
参加費:10,000 円(消費税込み)
に規格を解釈するかを、参加者の質問に回答する形で解説します。
場
実際に参加者が悩んでいる問題、規格書の詳細な解釈などに関して、
所:テュフ ラインランド ジャパン 新横浜本社
事前にお送りいただいた質問や、参加者からその場でいただく質問 に対して解説します。規格書すべてが対象範囲です。
2015年7号
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セミナー
機能安全エンジニア資格(FSE)トレーニングコース - IEC 61511
機能安全規格は初期からの安全設計を要求しており、当コースの受 講で設計・開発に関する要求事項を理解できます。機能安全の概念を
日
時:2015 年 10 月 20 日(火)∼
理解することで、IEC 61511 に適合する部品の選定をはじめ、機器ま
10 月 23 日(金)
たはシステムの設計を、より確実・専門的に行うことが可能になり
参加費:350,000 円(講義と試験) (消費税別)
ます。また、機能安全には機能安全管理に関する要求事項があり、 人員の適性能力を立証する必要があります。当 FSE コース試験の合
場
所:新横浜
格者は、機能安全エンジニアの資格を取得することで、その職務を 逐行できる能力が証明されます。 ※本コースは Invensys-Premier Consulting Services がコースプロバ イダーとして実施するものです。
※講義(およびテキスト)、試験ともに、すべて英語で実施します。
セミナー
IEC 62368-1(第 2 版) の要求とその適用
IEC 62368-1(第 2 版)が 2014 年 2 月に発行され、それに整合された EN 62368-1 が 8 月に、さらに UL 62368-1、CSA 62368-1-14 が 12 月
日
10:00∼17:00
に発行されました。EN 62368-1 に関しては dow (date of withdrawn) が規格書では 2019 年 6 月 20 日と規定されています。
参加費:15,000 円(消費税込み) 場
2014 年にテュフ ラインランド ジャパンが開催した IEC 62368-1(第
時:2015 年 11 月 20 日(金)
所:テュフ ラインランド テクノロジーセンター
2 版)セミナーでは、主に規格書の要求内容について 2 日間にわたり 解説しました。本年のセミナーは実際の製品に対して、規格の要求 をどのように適用し、機器を設計、デザインすることが必要になる かについて説明します。また、標準的な電源をモデルにして、でき るだけ具体的な説明を行います。
セミナー
放射性物質測定の実務者研修 【3 検査機関 共催】
この研修は、食品に含まれる放射性物質に対する消費者の不安の解 消に貢献するため、放射性物質測定の技術向上や精度管理を支援す ることを目的としています。研修プログラムは、公益財団法人 日本分 析センター 、一般財団法人 日本冷凍食品検査協会 、テュフ ラインラ ンド ジャパン株式会社 の 3 検査機関が共同で提供するものです。
2015年 第7号
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日時など詳しくは下記ウェブサイト をご覧ください。 http://www.jffic.or.jp/wp-content/uploads/2 014/02/2015_radioactive_seminar.pdf
セミナー
ハラスメント研修 ∼職場のハラスメントがもたらすリスクと対策・対処法∼
セクシャルハラスメントやパワーハラスメントをはじめとする職場 内での各種ハラスメントが、近年労務管理上見過ごせない問題と なっています。本研修では、セクハラ・パワハラが企業にもたらす
日時など詳しくは左記ウェブサイト をご覧ください。
リスクの大きさを理解し、未然に防ぐ方法や起きたときの対処法な どを学んでいただきます。ぜひ企業内でハラスメント対策に取り組 む機会としてください。 http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/event_info/eventd etails_jp_221954.html
■機能安全エンジニア資格(FSE)コース 年間開催スケジュール http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/fse/schedule/fscourseschedule.html 詳しくはセミナー・イベントページ http://www.tuv.com/jp/seminar をご覧ください。 セミナー全般に関するお問い合わせ:マーケティング部 広報課 TEL: 045-470-1874 FAX: 045-470-8055 e-mail: academy@jpn.tuv.com
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お問い合わせ先・オフィスのご案内 カスタマーサービスセンター
カスタマーボイス
東日本地域 TEL: 045-470-1850 西日本地域 TEL: 06-6355-5400 EMAIL: info@jpn.tuv.com
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オフィスのご案内 新横浜本社 222-0033 横浜市港北区新横浜 3-19-5 新横浜第二センタービル TEL: 045-470-1860 FAX: 045-473-5221 テクノロジーセンター(GTAC) 224-0021 横浜市都筑区北山田 4-25-2 TEL: 045-914-3888 FAX: 045-914-3377 太陽光発電評価センター(SEAC) 224-0033 横浜市都筑区茅ヶ崎東 4-5-24 TEL: 045-271-3508 FAX: 045-271-3525 西日本地域担当オフィス 530-0044 大阪市北区東天満 2-9-1 若杉センタービル本館 16F TEL: 06-6355-5777 FAX: 06-6354-8636 関西テクノロジーセンター(KTAC) 537-0002 大阪市東成区深江南 1-3-14 TEL: 06-7656-6888 FAX: 06-7668-5777 九州オフィス 812-0038 福岡県福岡市博多区祇園町1番 40 号 三井生命福岡祇園ビル 4F TEL: 092-261-8801 FAX: 092-261-8802 九州 EMC ラボラトリー 822-0031 直方市大字植木 1245-2 直鞍産業振興センター ADOX 福岡内 TEL: 0949-28-9345 FAX: 0949-28-9346
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