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XfrogPlants | Prehistoric Library


XfrogPlants PREHISTORIC Contents : 60 3D Models in each of XFR, Maya, 3ds Max, Vue, Lightwave, Cinema 4D, .OBJ and .3DS formats

ALL formats are included - the DVD contains 480 Models Every .XFR can be edited with Xfrog 3.5 Software. (purchased separately) With Xfrog 3.5 Procedural Software, you can easily create your very own variations of growth, branching, add or reduce complexity, and much more. 60 Billboard Renders

(with Alpha)

60 Perspective Renders (with Alpha) Xfrog Software and Models:

www.xfrog.com

Xfrog User Group:

tech.groups.yahoo.com/group/Xfrog

Legal : XfrogPlants Models and Textures, are copyright: © 2001 - 2009 Xfrog Inc Tel. 310 933 5949 Support3@xfrog.com All Rights Reserved. If this product is lawfully purchased then the contents are made available to you under license as an “End-User” with use of product at your place of business. If you wish to further distribute the content, e.g. models, textures, or derivative models, or model parts, inside a game title; or use the library in any multi-user context; please contact us for distribution licensing.

XfrogPlants Development : Orio Menoni

Jan Walter Schliep

Jan Heuschele

Tany Heider

Karin Rudokas

Peter Fantke

Bernd Lintermann

Oliver Deussen

Stewart McSherry

Modeler, Documentation Rendering

Research and Development

Modeler

Rendering

Research and Development

Modeler

Research and Development Product Manager


PREHISTORIC

xfrogplants

v. 2.0

Prehistoric library (先史時代の植物) について

私たちは、古生代デボン紀の初め(4億1,000万年前)から中生代の終わり(白亜紀、6,500万年前 まで)にかけて、地球に生息した陸上植物の中で最も重要な多くの種を、このライブラリに取り上げた。 ライブラリをこの時代に限定したのは、デボン紀以前の地上植物は視覚的にあまり魅力がなく、また新 生代(6,500万年前から現在まで)は現在の種にとても似ており、他の XfrogPlants librariesにも含 まれているため、ここで繰り返すことにあまり意味がないと考えたからだ。 そのような基準から、代表的な20種類をこのライブラリに選んだ。また私たちは、中生代にすでに出現 して広まっているが現在も生息しており、既に XfrogPlants librariesに含まれている種(イチョウ、ジャ イアントセコイヤなど)は選ばず、未だライブラリに含まれない絶滅種を常に優先した。 もちろん3億年以上の地上植物をわずか20種に要約することはできない。しかし、他の XfrogPlants librariesに含まれる先史時代に既に存在していた種で、先史時代の景色を埋めることができる。利便 性を考え、先史時代の景色に科学的にも正しく利用できる、他のXfrogPlants librariesに含まれる 最も重要な種を載せた一覧表を、このドキュメントの終わりに掲載している。 このライブラリを使いやすくするため、地質時代を色分けし、各植物の名前の横に生息時期に対応す る色のアイコンをつけた。恐竜のシーンをつくりたい多くの人のために、いわゆる「恐竜時代」(白亜紀後 半から三畳紀にかけて)に生息していた植物の名前の隣には、小さな恐竜アイコンをつけた。また、3D で先史時代の景色をつくり始めるために必要な、基本的な天気、植物相、動物相の情報を色分けし たクイックレファレンスも提供している。 XfrogPlants Prehistoric library(先史時代の植物)を購入して頂き感謝します。

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PREHISTORIC

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v. 2.0

先史時代クイックガイド 注:このガイドはこのライブラリに掲載される範囲のみを含む。また、大部分は地上の「植物相」「動物相」のみに言及している。

説明

(単位:百万年)

デボン紀

気候:概して暖かい。 植物相:植物が水辺の地面を征服し始める。多くの原始品種の中には、地球上で最初の樹 木と思われるものがあった(アルカエオプリテス)。内陸は巨大な砂漠が支配していた。

(417-354)

動物相:おそらくいくつかの両生類をのぞいて、まだ本当の陸上動物はいない(この仮説はいまだ 議論中である)。海には多くの魚がいた。

気候:前半は高温多湿。後半はより寒く乾燥しており、激しい季節的変化と、終わりには二畳 紀前半まで続く長い氷河期があった。

石炭紀 古生代

植物相:地球史のうちで最も青々とした緑の時代。巨大なヒカゲノカズラ、エクイセチテス(初期 針葉樹)、現在では消えてしまった「シダ種子類」が景色を埋め尽くしている。空気中の酸素濃

(354-290)

度は35%もあったため、至る所で大火事が起きた。

動物相:両生類、大きな昆虫、若干の初期の古代爬虫類、単弓類(哺乳類の祖先)。 気候:内部の海が蒸発して大きな砂漠となって乾燥しており、海岸部と内陸部に大きな違いが ある。気温は徐々に上昇している。

二畳紀

植物相:乾燥した気候はヒゲノカズラ、エクイセチテスを制限し、シダ、針葉樹、初期イチョウ、ソ テツ類に有利だった。

(290-248)

動物相:二畳紀は陸上動物のブームで、ディメトロドンのようなペリコサウルス(synapsides)が 前半を支配し、そこから、哺乳類と現在の爬虫類が進化した。後半は犬歯類(同じく哺乳類 の祖先)が支配的になるが、古代の爬虫類は生き残った。

三畳紀

気候:内陸部では暖かく乾燥、海の近くは穏やかで湿潤。 植物相:魅力的な森林は、現在のアフリカに似た、サバンナと大きな不毛の砂漠になった。ベネチ

(248-206)

動物相:爬虫類にとって増々有利な気候になり、二畳紀の大量絶滅は哺乳類の祖先の優勢

テツとナンヨウスギが出現する。 を妨げた。三畳紀の間に古代爬虫類から進化した最初の恐竜が出現。Therapsides(初期の 哺乳類の祖先)はしばらくの間生き残った後絶滅し、そして最初の小さなほ乳類が出現した。

List of important Prehistoric species already ジュラ紀 in the Greenworks libraries available

気候:涼しく乾燥した期間が短く続いた後、常に高温多湿の「温室のような」状況が続く。北

極、南極に氷は無い。

植物相:湿った気候により、二畳紀、三畳紀に渡る砂漠の拡大が止む。散在する乾燥地帯と 過渡的なサバンナもあるが、至る所に針葉樹、イチョウ、ソテツ、ベネチテツ、シダによる青々とした

中生代

(206-142)

密林があった。

動物相:三畳紀の絶滅は長い恐竜優位の時代に道を開いた。犬歯類(最後の哺乳類の祖 先)はしばらく生き残るものの、絶滅する。最も小さい哺乳類だけが夜の闇に隠れて生き残った。

気候:未だ暖かいが徐々により乾燥しており、乾燥地帯もある。後半はかなり気温が低くなり、 天気は季節的になる。

白亜紀

植物相:現代のシダの余地を残し、古代のシダは遂に絶滅する。乾燥のため、ジュラ紀の森林 が開け、サバンナと砂漠がより広がる。後半、より涼しい気温により、最初の顕花植物と現在の

(142-65)

樹木が登場した。

動物相:いまだ恐竜時代で支配的でありながらも、白亜紀の大量絶滅が起こる前に、すでに 衰退の兆候を見せ始めている。

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PREHISTORIC

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v. 2.0

01. アレトプテリス ( Alethopteris serli )

成木 6m

幼木 1m

若木 3.5 m

シダ種子類 時代:石炭紀後期から二畳紀前期 環境:湿地帯、湿潤地域 気候:冷温

注釈:石炭紀に生育した有名な「シダ種子類」の主な属で、低木または小木のように成長する。シダ種子 類は、現在のシダ植物よりも広葉樹に似ている独特の葉を特徴としていたが、より独特なのはその球果で あった。全てのシダ種子類は既に絶滅している。


PREHISTORIC

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v. 2.0

02. ナンヨウスギ ( Araucaria sp. )

成木 40 m

幼木 4m

若木 10 m

高木、常緑針葉樹 時代:二畳紀から現在 環境:丘の森林、山頂 気候:温暖

注釈:三畳紀に地球に出現し、多くの現存種(その中で最も有名なものはチリマツ)と共に現在まで続い ている、とても成功した初期の針葉樹目である。絶滅種は40mに成長することもあり、現在よりも雄大で あった。また外観も異なり、現在のアメリカスギ(特に老木)により似ていたと考えられている。


PREHISTORIC

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v. 2.0

03. アルケオプテリス ( Archaeopteris sp. )

成木 30 m

幼木 6m

若木 12 m

木性シダ 時代:デボン紀 環境:海岸域、川辺、氾濫原 気候:温暖

注釈:地球上で最初の木のひとつ、もしくは本当に最初の木で、全てのデボン紀の植物と同じように、海の 近くで成長した。ローラシア、ゴンドワナの両大陸で広まり、胞子によって繁殖した。真の革命的種として、 縦方向のみの成長や浅い根張りといったその時代の多くのルールを壊した(この木は横方向にも成長し、 根は1mより深く張った)。続く時代の多くの種の原種であり、最初の「近代」の木だった。


PREHISTORIC

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v. 2.0

04. アステロフィリテス ( Asterophyllites equisetiformis )

成木 20 m

幼木 5m

若木 11 m

草 時代:石炭紀 環境:海岸域、川辺、氾濫原 気候:温暖湿潤

注釈:平均的な木と同じくらい巨大に成長する多くの石炭紀の草のひとつ。茎は竹に似たような素材だっ た。ロボク(樹木大のスギナ)の近親で、それ故「equisetiformis」という名がついている。かなりのサイズの 縮小という代償を払ったとはいえ、エクイセチテスは現代まで生き残ったが、アステロフィリテスは石炭紀を生 き残れなかった。


PREHISTORIC

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v. 2.0

05. アステロキシロン ( Asteroxylon mackiei )

成木 4m

幼木 1m

若木 2m

草 時代:デボン紀から石炭紀前期 環境:湿地帯、川辺 気候:温暖湿潤

注釈:最も初期のヒゲノカズラ類のひとつで、デボン紀に支配的であったライニー植物のひとつでもある。ほ かのライニー植物と違い、恐らく一時的に乾いた環境でも生き残ると考えられている。根につながる水平に 長い茎から、垂直の茎が伸び、葉は茎にしっかりと密着してウロコのようであった。科学的な理由から、今 日では、現在のクラブモスの祖先と考えられている。


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v. 2.0

06. ブジュビア ( Bjuvia simplex )

成木 8m

幼木 3m

若木 5m

ソテツ類 時代:二畳紀から三畳紀 環境:開けた日当たりの良い平野 気候:温暖乾燥

注釈:古代の木性シダであるタエニオプテリスに似た単葉形態を持つソテツ。石炭紀の氷河期の後、二畳 紀の乾燥気候のおかげで、湿った環境で育つ植物がより多くの場所を明け渡したので、ブジュビアと古代ソ テツ類がより広まることができた。しかし、三畳紀後期の最後にはベネチテツのような、より複雑なキカデオイ デア類が出現したため絶滅した。


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07. ロボク ( Calamites sp. Equisetites ssp. )

成木 8m

幼木 2m

若木 5m

草 時代:デボン紀から現在 環境:海岸域、川辺、湿地、氾濫原 気候:温暖

注釈:エクイセチテスは現在まで最も長く続いている陸上植物で、石炭紀の間、エクイセチテスのいくつかは 木のように背が高く大きくなった、それがロボクである。二畳紀に困難に遭ったが、ゴンドワナ大陸で巨大な ネオカラミテスに進化し生き残ることができた。ジュラ紀の植物相の出現でネオカラミテスは姿を消したが、 小さなエクイセチテスは生き残った。現在は最も小さいトクサだけが生き残っている。エクイセチテスは食べら れても地下茎から成長し続けるため、恐竜にとって不可欠な栄養源だった。


PREHISTORIC

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08. コルダボク ( Cordaites angulostriatus )

成木 45 m

幼木 8m

若木 12 m

樹木 時代:石炭紀から二畳紀 環境:湿地、氾濫原、山頂 気候:暖、湿潤

注釈:非常に背が高くなる樹木状の植物で、針葉樹の祖先と考えられている。湿生植物であるかどうかは 長い間議論されていたが、現在では、湿地で育ったもの、山の木として育ったもの両方があったと考えられ ている。この理由から、現在の種(ヌマスギ、マングローブなど)に見られるような気根のシステムが開発され た。我々は普通の根と、気根、両方の選択を提供している。


PREHISTORIC

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09. キカデオイデア ギガンテア ( Cycadeoidea gigantea )

成木 2.5 m

幼木 1m

若木 1.5 m

キカデオイデア類 時代:ジュラ紀から白亜紀前期 環境:拡散(森林、広々とした平野) 気候:暖、湿潤

注釈:ジュラ紀は「ソテツ時代」と呼ばれるほど、ソテツ類、とりわけベネチテスのようなキカデオイデア類が非 常に多かった。これらの植物の一部は木と同じくらいに高く成長した。ソテツ類とキカデオイデア類は共にソ テツシダ類が三畳紀以来進化した結果であるが、彼らの運命は異なった。ソテツ類(その時点では少な かった)は中生代を生き残り、現在まで続いているが、一方、キカデオイデア類(中生代には遥かに多かっ た)は白亜紀の大絶滅を生き残ることができず、恐竜とともに消えてしまった。


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10. ディクロディウム ( Dicroidium sp. )

成木 4m

幼木 1.5 m

若木 2m

種子植物 時代:三畳紀からジュラ紀前期 環境:木性シダの熱帯林 気候:温暖

注釈:三畳紀、ゴンドワナ植物群の主な構成要素のうちのひとつで、シダ類でなく、シダ種子植物のひとつ として知られるソテツシダ類である。過酷な三畳紀の絶滅によって北半球から一掃されるまでは地球中に 広まっていた。ゴンドワナ大陸で生き残ったものの、ジュラ紀の樹木との高さの競争についに破れてしまった。 現在、ディクロディウムの種は小さな植物としてのみオーストラリアで生き残っている。


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11. グロッソプテリス ( Glossopteris sp. )

成木 10 m

幼木 4m

若木 6m

種子植物 時代:二畳紀から三畳紀 環境:湿潤平野 気候:温暖湿潤

注釈:二畳紀を支配した最も重要なソテツシダ類(種子植物)で、現在までにグロッソプテリス類の化石種 だけで70以上も発見されている。繁殖機能は葉に位置しており、いくつかの葉は繁殖のために使われた。 動物の脊柱のように規則的に分割している根もまた珍しい。グロッソプテリス種は二畳紀後半大量に減少 し、三畳紀の終わりには完全に絶滅してしまった。


PREHISTORIC

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12. リンボク ( Lepidodendron aculeatum )

成木 45 m

幼木 8m

若木 12 m

樹木 時代:石炭紀から二畳紀前半 環境:湿地、氾濫原森林 気候:温暖湿潤

注釈:フウインボク、カラミテスと共に石炭紀の巨大な森をつくった、45mにもなる巨大な樹木状のヒゲノカ ズラ類。石炭として現在の主要エネルギーのひとつとなっている。根(スチグマリア)はリンボクの根と同じよう に「Y」字型をしており、シンプルな枝は幹の上部にのみ成長した。球果は近いところで見つかったが、木に 付いた形で発見されたことはなく、球果を持ったかどうかは未だ議論中である。私たちは全てのモデルに球 果をつけた形で提供している。幹全体には落葉による傷跡がついている。


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13. マクロタエニオプテリス ( Macrotaeniopteris magnifolia )

成木 3m

幼木 1m

若木 2m

ソテツ類 時代:三畳紀 環境:湿地、川辺 気候:温暖湿潤

注釈:ソテツ類に属する三畳紀の植物。マグノフォリア種は水中の小さな幹の上にひとつの巨大な葉をつけ て成長する。円錐状の花のように見えるのはどうやら、根元から伸びる小さな茎に強く押し付けられた種 で、その生殖体の形は全体として小さな球果のようである。当時の湿地植物と共に成長した。


PREHISTORIC

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14. ニッパヤシ ( Nipa burtinii )

成木 2m

幼木 1m

若木 1.5 m

ヤシ類 時代:白亜紀後期から現在 環境:湿地、川辺、湿潤地域 気候:温暖湿潤

注釈:現在でも若干の種が存在するヤシ類。幹を持たず(または、あっても小さい)、葉は大きく長く、とがっ た羽状複葉を持つ。この種はお互い隣接して成長し、川沿い、湿地、全ての湿った場所に密集して込み 入った茂みをつくる。主茎の根元から生えている果実茎にぶら下がった、ココナツヤシの実に似ている大きな 堅果が特徴。


PREHISTORIC

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15. オニキオプシス ( Onychiopsis sp. )

成木 1m

幼木 0.4 m

若木 0.6 m

シダ類 時代:白亜紀 環境:林縁、湖畔、川辺、湿潤平野 気候:温暖湿潤

注釈:羽のような葉を持つシダ植物で、白亜紀の地被植物の重要な部分を占めていた。ソテツ類、キカデ オイデア類、シダ類とともに成長し、針葉樹やイチョウ(後半には初期の顕花広葉樹)の森の林緑を広い 範囲で覆った。


PREHISTORIC

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16. パチプテリス ( Pachypteris sp. )

成木 3m

幼木 1m

若木 2m

樹木 時代:三畳紀から白亜紀 環境:湿潤地域、溜まり水、海岸、塩水池 気候:温暖湿潤

注釈:三畳紀から白亜紀まで、中生代全てに生息するが、陸上の植物相で最重要構成要素のひとつだっ たジュラ紀がその頂点である。木質の幹とともにゆっくりと育ち、葉はロウに似た物質で外側を覆われている。 全ての湿潤地域で間違いなく重要な地被植物であった。耐塩性があるため、海岸近くでも、直接塩池の 中でさえも育つことができた。白亜紀の大量絶滅で、最後のソテツシダ類のうちのひとつとして消滅した。


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17. フウインボク ( Sigillaria scutellata )

成木 35 m

幼木 12 m

若木 18 m

樹木 時代:石炭紀から二畳紀前期 環境:湿地、氾濫原森林 気候:温暖湿潤

注釈:リンボクと、その「双子」であるフウインボク(とそのいくつかの種類)は、共に石炭紀の巨大な湿原林 を支配していた。リンボクと同じように「スチグマリア」と呼ばれるY字型の根をもち、幹は落葉の傷跡をつけ ているが、この木の場合は封印によって付けられた丸い形に見える(それ故にこの名がついている)。最も特 徴的なのは、同じくY字型をして、終わりが葉の付いた二本の太い枝になっている幹である。成木では順 番に枝分かれし四本になっている。果実は球果をぶら下げていた。


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18. テンプスキア ( Tempskya sp. )

成木 15 m

幼木 5m

若木 9m

木性シダ 時代:白亜紀 環境:湿原、谷、熱帯林 気候:温暖湿潤

注釈:白亜紀に広まった木性シダで、その大きな幹は実のところ、多くのシダ茎がお互いきつく押し合って成 長した結果である。木性シダは中生代に渡って広まり、そのうちのいくつかは現在まで生き残って、より近代 種に進化した。それらは今でも熱帯地域で発見されるが、必ずしも彼らの祖先のようには見えない。その 我々にとっては独特で珍しい見た目で、テンプスキアは白亜紀の景色の目印であったに違いなく、草食恐 竜にとっては重要な食料源だった。

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19. ウイリアムソニア ( Williamsonia gigas )

成木 5m

幼木 2m

若木 3m

ベネチテス類 時代:ジュラ紀から白亜紀 環境:熱帯林、開けた平野、モクセイシダと共生 気候:温暖湿潤

注釈:ベネチテス類で最大種、またはジュラ紀と白亜紀の植物相を支配したキカデオイデア類の仲間であ るかもしれない(これは未だ議論中である)。ウイリアムソニア科のいちばん大きな種で、小さい木と同程度 まで成長できた。もっとも特徴的なのは大きな花のように見える裸子の苞葉で、ジュラ紀の花の咲かない景 色では大変目を惹いたに違いない。これは主にジュラ紀を通して広く拡散した植物だが、さほど多くはない ものの白亜紀にも存在した。


PREHISTORIC

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20. ウォレマイパイン ( Wollemia nobilis )

成木 40 m

幼木 2m

若木 20 m

樹木、常緑針葉樹 時代:ジュラ紀から現在 環境:針葉樹林 気候:温暖

注釈:ナンヨウスギ科に属しており、したがって、本物の松ではなく、チリマツと同じ系統である。1994年、 オーストラリアのウォレマイ公園の保護地域の水路で、野生生物保護官のDavid Noble氏に発見される まで、ジュラ紀に初めて出現し既に絶滅したと考えられていた。もっとも特徴的なのは、樹脂に覆われて小 さなボールの固まりのように見える樹皮である。ジュラ紀、白亜紀の多くの草食恐竜に住処と食料を提供 した針葉樹林に生息し広まった。


PREHISTORIC

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v. 2.0

他の XfrogPlants libraries を使い先史時代の景色をつくる方法: 以下の表は、他のXfrogPlants librariesに既に含まれる、先史時代から存在する樹木である。先史時代の景 色を作る際の参考にしてほしい。 それぞれの種類に対し、モデルがどのXfrogPlants librariesに含まれているか、科学的に正しくどの時代に使うこ とができるかを色で表示した情報を載せている。(このドキュメントの最後に色分けについて説明がある。)

注:特定の種名でなく、属名のみの場合(例:トウヒ)、ラテン名の隣に属名を意味する「 sp」をつけている。これ は、その時代に存在した種ではないが、属は存在していたことを意味する。したがって、遠景の場合,許容できる 範囲で現代種を代用できる。 XfrogPlants libraries

時代

イチョウ (Ginkgo biloba)

二畳紀後半以降

Japanese Autumn Colours

タイサンボク (Magnolia grandiflora)

白亜紀後半以降

Basic Blossoming US East

ジャイアントセコイア (Sequoiadendron giganteum)

ジュラ紀以降

US West

ラクウショウ (Taxodium distichum)

ジュラ紀以降

Autumn Colours US East

ソテツ (Cycas revoluta)

ジュラ紀以降

Houseplants

ギンバイカ (Myrtus communis)

白亜紀後半以降

Mediterranean

セイヨウキョウチクトウ (Nerium oleander)

白亜紀後半以降

Mediterranean Blossoming

ゲッケイジュ (Laurus nobilis)

白亜紀後半以降

Mediterranean

イチジク (Ficus sp.)

白亜紀後半以降

Fruit trees

タケ (Phyllostachys sp.)

白亜紀後半以降

Japanese

プラタナス (Platanus sp.)

白亜紀後半以降

ポプラ (Populus sp.)

白亜紀後半以降

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Basic Autumn Colours Europe 1 US East Europe 1 US East


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XfrogPlants libraries

時代

トウヒ (Picea sp.)

白亜紀後半以降

Basic Europe 2 US West US Conifers Japanese

ヤナギ(Salix sp.)

白亜紀後半以降

Basic Europe 1

トリネコ(Fraxinus sp.)

白亜紀後半以降

US East Europe 2 Mediterranean Autumn Colours US East US West Europe 1 Europe 2 Mediterranean

オーク(Quercus sp.)

白亜紀後半以降

サッサフラス (Sassafras albidum)

白亜紀後半以降

Basic US East

ユリノキ (Liriodendron tulipifera)

白亜紀後半以降

Autumn Colours US East US East US West US Conifers Europe 2 Mediterranean Japanese

ビャクシン (Juniperus sp.)

ジュラ紀後半以降

タマリスク (Tamarix gallica)

白亜紀後半以降

Mediterranean

オリーブ (Olea europaea)

白亜紀後半以降

Mediterranean

イガゴヨウ (Pinus aristata)

白亜紀以降

US West

イトスギ (Cupressus sp.)

ジュラ紀以降

US West Europe 2 Mediterranean

シダーウッド (Cedrus atlantica)

白亜紀以降

Mediterranean

レバノンスギ (Cedrus atlantica)

白亜紀以降

Mediterranean

ヒノキ (Chamaecyparis sp.)

ジュラ紀以降

Basic

イチイ (Taxus sp.)

ジュラ紀以降

Basic Europe 1 US West

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