SHIZUOKA / YOKOHAMA / OKAYAMA / ODAWARA / NUMADU / Green-G / Shoe-G / Cool Photos
for riders with soul
March/ April
Rider: KOTARO TANAKA
Photo: GREEN-G
2002
CYCLE JAM FLATLAND >SHIZUOKA 毎度おなじみ Skip のコンテストレポートのコーナーです。今年初めての僕のレポー トはディギット新聞社のある神奈川県の西隣の細なが〜い県、静岡県で開催された 「CYCLE JAM FLATLAND」の模様をお届けします。 静岡県で初の全国レベルのコンテストは、静岡市の静岡サイクルジャムの一環とし て静岡市の駿府公園特設会場で開催されました。 イベントは二月九日、十日の二日間行われ、九日にはゲストプロライダーによるショ ータイムとクリニックが行われ、晩にはクラブイベントが行われた。ショーにはヒロ も呼ばれて、彼の話では相当やらかした(盛り上がった)らしい。
竹内 妙仁
鷲見 俊介
ヤンマー
岡村 旭
坂元 潤一郎
イカしたライダー
僕はというと、仕事の関係もあって日曜日のコンテストだけに絞って参加すること にした。久しぶりのコンテスト取材ということで前夜からわくわくしていた。それに 静岡方面に行くのは気楽で楽しい。逆に東京方面は気が重いのだけどね。 土曜日は春を思わせる暖かい日だったのに、コンテスト当日は真冬に逆戻りで今年一 番の寒い一日となった。朝八時前に東名高速を使って静岡を目指す。途中足柄あたり は雪が舞っていた。 九時ちょっと過ぎには会場に到着。会場の駿府公園はかの昔、徳川家康が住んでい たお城の城跡公園だった。駐車場に車を止めて外にでてみると、とにかく寒い! 静 岡は暖かいと静岡県民から聞いていたのにとんでもない!寒いのだ! 鉛色の空を恨 めしげに見上げながら、厚いコートを着込んで会場に向かう。 ところが会場に着いてみると、このくそ寒いのにたくさんのライダーが思い思いに練 習をしているではあ〜りませんか。どうやら寒かろうが暑かろうが、ライダーには関 係ないみたいだ。全てを忘れて打ち込むものがあるということはすばらしい。 ああ、それなのに僕は、久しぶりの取材というのに、手はかじかむし、花粉症も始ま るしでもうカメラのシャッターも押したくない! ていたらくぶり。あ〜情けない。 しかしここで遊び相手を発見。それはホンコン。ホンコンは沼津在住の肥後もっこす (熊本人)で、しゃれの効くやつだ。思えば初対面で交通事故を起こしてくれた。ま た彼の連れの沼津ローカルものりがいい。くだらない話をしながら寒さをしのぎ、目 の前で繰り広げられるライディングにいちいちけちを付けて遊んだ。 いよいよコンテスト開始。まずはノービスクラスのライディングから。このクラス には40人のライダーがエントリー。初めてコンテストに参加するライダーもたくさ んで、見に来たかいがあった。確かにこのコンテストは肩肘張っていないし、静岡と いう東京や大阪などの大都会とは違った言い方は悪いが中途半端な都会ぶりが気楽に 参加してみようかといいう雰囲気をかもしだしていたのかもしれない。 僕にとっても新しいライダーをたくさんみることができて大きな収穫だった。 安定感あふれるライディングで、見事優勝を飾ったのは国府田くんだったけど、僕が 一番気に入ったライダーは、竹内妙仁くん。彼のライディングはすべてがアピール。 みていてこっちが楽しくなる明るさが最高。よく起承転結というが彼のライディング は正にそれだった。最後に決め技を持ってきていた。彼のライディングは今後もチェ ックしてみたい。 相模原のトラックドライバー、中川一行君もよかった。デストラックポコは笑えた。 コンテストであんなにうれしそうにライディングする、フラットライダーを久しぶり に見た。あと、本誌コラムで有名な GREEN-G やプロライダーの大槻真之介と同じ 横浜都築ローカールの肥後滉一くんのことだ。この日のコンテストには二、三人小学 生高学年か中学生らしき子がエントリしていたけど、肥後君もそのひとり。さわやか さあふれるライディングで好印象。見事に三位になった。彼らが本気でこのまま続け てくれるならば末恐ろしい、ライダーが誕生するだろうが、これから先続けていって くれるかどうかは本人次第だから何ともわからないけど、続けて欲しいとこの場を借 りてお願いしておこう。都築ローカルは今、活気があるだけにケンケンやニセ山田(容 姿が山田大に似ているのだ!)も活きが良くて会場を沸かしていた。 小学生ライダーとは対照的に浜松ローカルの東さんは 38 才らいし。ところがこの 38 才は普通じゃなかった。ライディング前にはちょっとお着替えで、三つ編みのヘ アースタイルにブルマーに体操着姿で、クリ坊が泣いて喜びそうな恰好で登場。そし てライディング中には破廉恥(死語?)にも体操着の下に仕込んだおっぱいを出して 自らの乳首をなめるという大人にはあるまじきパフォーマンスを炸裂。同じローカル の鈴木陽介もあきれ顔で呆然と立ちつくすのみ。まったく素晴らしい馬鹿大人だ。つ Gal rider びびらーず
けんけん 1 dig-it'zine
2002
本多 啓介
いていきたい! その他にもうわさの小学生ライダーの青木一馬君などピチピチの活きが良くてノリもいい ライダーを見ることが出来たし、とっても楽しいノービスクラスだった。 続くエキスパートクラスは21人のエントリー。 優勝したのは町田に住んでいる元ディギジン上海支局長の三沢くん。ハングリーな彼はと にかく人より多く練習して、コンテスト参加でめきめき実力を上げてきた。次の目標は KOG での上位進出か? 自分のスタイルを見つけてがんばって欲しいものだ。 大分県人で現在名古屋在住の佐藤シュウジ。数年前に大分に行ったとき、目をつけていた。 ライディングのセンスも良いし、しゃれのわかる良いやつだ。名古屋に行ってからもめき めき実力をアップさせているという噂を聞いていたけど、確かに光るライディングを見せ ていた。あと少し皮がむけたらやばいぞ。きっと。 名前は忘れたがグリーンのカメンに乗っていたライダーも目についた。プロライダーの上 原洋も彼のライディングはやばいと言っていた。 駒沢番長のササ君(男気の社長でもある。)は、相変わらずの人気者。多くの男気クルーと 存在感をアピールしていた。
エキスパートクラスが終わる頃には僕の体は冷え切ってカメラのシャッターを押す指先に は、しびれがやってきていた。だんだん写真を撮るのがつらくなってきた頃、やっとお昼 休みがやって来た。 待望のお昼休みは、ホンコンたちと一緒に静岡名物「すまる亭」のうどんを食べた。静岡 のうどん屋なんて全く知らなかったが、立ち食いスタイルのこのうどん屋、なかなかうまい。 静岡で有名な桜エビとシラスの天ぷらが二枚のった天ぷらうどんが¥600だ。チェーン 店で静岡県では各地にあるらしいので、静岡に来ることがあったらぜひ立ち寄ってみると 良い。がばいおすすめです。 それにしても、うどんを食べるときには、指がかじかんでいてお箸さえちゃんと使い切れ なかったが、うどんのスープで十分に体を温めて、後半戦に突入だ。 後半戦は最近流行のギャルクラスから。五人のギャルライダーのセクシーかつ大胆なライ ディングにやんややんやの男どもであったが、いかんせん主催側の時間の設定が長すぎた。 ネタがつきてしまい、もがきながらも必死にライディングする彼女たちにここで改めて拍
手を送りたい。 僕とホンコンは勝手に彼女たちに名前を付けてヤジっていた。笑顔の女王、 沖縄の女将さん、エキストラバージン等々 ....... 誰が誰かはいえましぇん。
最後はいよいよプロクラス 13 人のライディング。いきなりでてきた鈴木陽介、見事にペ ダリングデストラックスピンを軽々とメーク。もうこの技は普通なのか? エノヤンはよくなかったが最後に新しい試みを見せていた。残念ながら僕は彼のその動き を文章にできない。難しすぎて。ヒロは今までで最低のライディングを見せてしまい、撃沈。 その他のライダーもあまりの寒さのためか全体に低調で重い空気が流れていたが、そこで がんばったのが半袖Tシャツ姿のTKこと田中光太郎。自分の技はきっちりと決めてくれ た。彼のライバルとなったのは、今年に巻き返しをはかるフラットランド界の大御所、岡 村 旭選手。オリジナルの飛んで回したり、飛んで飛び乗る技にさらに磨きをかけてあたら しい動きを見せた。さすがに旭も最近はちゃんと練習してるなと感心した。彼はあれだけ の実力と知名度を持ちながらも(実際に旭の人気は世界的だ)、残念ながらまだアメリカの シリーズではプロとしてクオリファイ(予選通過)していないけど、この調子なら今年の 岡村はかなりの成績を残しそうである。 結果は一位、あきら、以下、光太郎、ヤンマー、鈴木陽介の順になった。
コンテストはたくさんの参加者を集めて大成功だった。僕も新しいライダーを見たり大変 参考になった。しかし、サイクルフェスタという BMX を知らない人たちも見に来る状況 にしては、ライダー以外の観客は少なく、ちょっと寂しい大会になっていた。会場では他 に一輪車、トライアルシン、ロードレースなども行われていたのだが、そこここで、勝手 に盛り上がっり、会場間での交流はあまりなく、お客さんをお互いの会場に流すという努 力もなされていないように思えた。寒くて人出が悪かったというのも確かにあるが、せっ かくのこれだけのイベントならば、もっとお客さんを流して、フラットランドを知らない 層にぜひ素晴らしい見て欲しかったなと勝手ながら思ってしまったのも事実である。いっ ぱい僕も知らない良いライダーが参加していたのだからなおさらそう思ってしまった。も し来年もまた静岡でこんな風に行政も巻き込んでイベントをしてくれるとしたら、次回こ そは来てくれた一般のお客さんも巻き込んで熱く叫べる大会にして欲しいね。 静岡って広々してていいね。すまる亭は最高!
写真と記事は Skip でした。
青木 一馬
あずま
大槻 真之介
のっぽ
肥後 晃一
佐々あにき
ヒロ 2 dig-it'zine
2002
柴田 修磨 2001 年も終わり近づいた 12 月 23 日 、 今年の夏、岡山 にオープンした東洋最大のスケートパーク ASPO で今年最 後のジャムが開かれた 。 僕にとって岡山という土地は初め てである上 、 東洋最大のスケートパークなので撮影器材や切 符の手配 、 パークまでの移動手段など来るべき 23 日に備え てインターネットを使い情報を収拾し下準備を念入りに行 なった 。 丁度この日は 23、24 日と連休になるので 、 岡山の ジャムの後 、 大阪に行ってとしゴンやトニーの撮影をしよう と思いついた僕はさっそく方々へ連絡を取り 、 年末ミニツア ーを企画した 。 ジャム当日の 23 日 、 僕は朝 5 時に起床 、6 時半の新幹線に乗り込む。今回僕の荷物の中でも特に重たか ったのは何を隠そう僕の全財産が入っているカメラバック だ 。 一体コイツは何キロあるのだろうか?折りたたみ式の2 輪カートに載せて運ぶがツアーが終わる頃には重さに耐え られずに壊れてしまう程であった 。 新横浜から岡山までは 3 時間半 、 朝飯を食べてうとうとしていたらすぐに着いてしま った 。 岡山駅からバスに乗って揺られること更に 30 分 、 よ うやく到着 、 今回のジャムを主催した地元ライダー出口さん の案内でパークへ向かう 。 さすが東洋最大といわれるだけあ って入り口から 5 分程歩いてようやくパークに到着 、 いや ーすごい !! 広大な敷地にはありとあらゆる形のセクション が所狭しと並 べられている 。 それにセク ションの一つ 一つがこれま たデカイ 。 ビ デオや写真で しか見た事が ないがまるでアメリカのウッドワードの様だ 。 初めてこの セクションに挑戦するライダーにとってはかなり苦戦を強 いられそう、どちらかというとジャンプよりテクニック重視 のセクションである 。 早速パークに入り皆のライディングを 見ながら転々とセクションを歩きまわり撮影ポジションを 探していく。途中 、 フラットの予選が始まったが 、 そちらの 会場では驚く程 、 人が少なかった 。 とりあえずフラット 、 ス トリート共に決勝のみ取材する事にする 。 まだしばらく時間 があるのでパークの脇にあるフォーンピット(ジャンプボッ クスから飛んでスポンジが敷き詰められたプールの上に着 地するセクション)へ行く 、 これはかなり面白そうだ 。 皆 、 パークライディングに飽きたらフォーンピットへ行きいろ いろ技を練習してまたパークへ乗りに行くという事を繰り 返していた 。 そして今回 MC 兼ライダーとして招待されて いた太郎君もさっそくヘルメットとグローブを装着し 、 フォ ーンピットへやって来る 。 一体どんな事をやらかすのかと 思い期待していたら 、 ダートジャンパーのナスティー並みの スーパーマンシートグラブエアーを炸裂 !! 固唾を飲んで見 守っていた周りのライダーもその瞬間に爆笑し大喜び。 本 人も大満足の様でした 。 いよいよストリートの予選が始まる 。 レベル的には大体みな 同じ位であるが大きなセクションを相手にどこまで自分の 力が発揮できるかによって順位が大きく左右されると思わ れる 。 エントリーの多さから19人を 3 つのグループに分 け最近流行りの多人数で乗るジャム形式で予選開始。どのラ 3 dig-it'zine
2002
イダーも結構苦戦している様に感じたその中でも勇敢にセ クションに挑んだライダーが予選を突破 、 僕が見た中でイイ 感じだなと思ったのは METAL バイクに乗る西村ひであき 君。 特にマニュアルがプロ顔負けの上手さである 。 ジャン プよりもテクニック重視で他のライダーに差をつけていた 。 それと F − it に乗る福田しんや君はセクションをこなしてい く時のスピード感とテンポが他のライダーよりも断然に上 手い。正太郎君の愛弟子山田ダイチ君はキワキワのライディ ング、どうやらその無謀極まりないアグレッシブなライディ ングが正太郎君に認められたらしい。怪我に気を付けて次世 代の正太郎目指して頑張ってもらいたい。ロークラスでは一 度に6人が入ってもセクションが広い事と難しいセクショ ンで限られた事しかできないライダーも多く皆、広範囲に散 らばってしまいそれを追っかけて解説する MC 太郎君も大 変だったが何とか大きな怪我や混乱も無くロークラスが終 わりその後はプロクラスになった。今回は本格的なパークで やるという事もあり各地から強豪が名を連ねて結構見応え があるクラスになった 。 中でも特に目立っていたのは御存 じライドストアの信濃君と東京のヨッシーこの2人は寒空 の下 、T- シャツ一枚でライディング。 高度なバイクコント ロールでスイスイとセクションをこなしていく姿はすごく
楽しそうに見えた 。 我ら TeamDig-it からは Metalbike の としごんが参加。得意のマニュアルを中心にリアルストリー トを意識した技の展開で攻める 。 廣島のダートジャンパー 島やんもエントリー。 ジャンプトリックを中心にしつつも テクニカルな動きも取り入れセクションをこなしてゆく 。 福岡からは FBM にのるシュウマ君がエントリー。 始めて 見るライダーだったがとてもスタイリッシュでカッコいい 、 ミニランプでハイエアーターンをしながら入れたテーブル トップはまさに鳥肌モンでした 。 フラット 、 ストリートと マルチにこなす小田拓君は ASPO で働きつつここを本拠地 にして練習しまくっているらしくてここ最近メキメキと力 をつけている 。 フォーンピットで体得したバックフリップ に更に磨きを掛けて 、 本番では X-UP ワンフットバックフ リップを余裕でメイクし会場を盛り上げる 。 このままいくと バックフリップバースピンとかやってのけてしまいそうな 勢いである 。 2002年の活躍にかなり期待が持てそうだ 。 同じくここ ASPO で働くグアバもエントリー僕が大好きな ハイエアーでブチかます 360°をキッチリメイク。 決勝では 新技 360°テールウイップを初披露 、2 回挑戦したが両方共 にあともうちょっとだったがメイクはならず 、 フレームは空 中でしっかりキャッチしていたが着地でバランスが崩れて 失敗してしまいとても惜しかった 。 独特のライン取りで圧 倒的な強さを誇る SHOE-G だがこの日は最初のジャンプで 転倒。 これがキッカケとなってしまったかどうかは分から ないが予選 、 決勝と不完全燃焼なライディングで終わってし
加納 グァバ
まったのが非常に残念だった。 B-1 グランプリの大転倒以 来コンテストはご無沙汰だった気合君こと天野大輔君、すっ かりと復活しており前回と変わらずビックエアーでガンガ ン飛び 360° X-UP やバックフリップを繰り出しもう怖いモ ン無しといった感じである 。 一部のライダーからはスーパ ーマン等離し系トリックをやらせたら彼の右に出るものは いないとまで言われているらしい。プロクラスは決勝は 1 位ヨッシー 、2 位小田拓 、 3位グアバ 、 で終了。 続いてはフラット 、 ロークラスもプロもエントリーが少なく さびしかったが 、 その分 、 内容は濃かった 。 プロクラスでは ダントツな強さでヤンマーが優勝をさらう。他のプロライダ ーとは格段に違う技の数々を組み合わせた高度なルーティ ンにギャラリーの目は釘付けだった。MC 兼ライダーで参加 した太郎君はお得意の爆笑 MC もさる事ながら今回はライ ディングでも見せてくれました。最近の流行り技ペダリング デストラックから始まり太郎君のオリジナルトリックのオ ンパレード、そしてラストは十八番の寒中裸体ライディン グ。 今回注目の衣装は銀行強盗の様な目出帽とハイソック スに靴だけという相当怪しい出で立ちで大立ち回りを演じ る。ギャラリーで見ていたローラーブレードの女の子達はそ の太郎君の振舞いを見て大騒ぎ。そばを通りかかった家族連 れは皆目 を白黒さ せていた。 ライディ ングや MC それにパ ホーマン Photos & Texts by Kuri-Bow スと一人 何役もこなしてし 、 皆を楽しませる事ができる太郎君は正真 正銘の芸人ライダーだと思った。 名古屋の正太郎君らと一 緒に来た白井ゆーじ君、ローリングトリックを連発、ストリ ート、フラットとダブルエントリーで頑張る小田君はチャン プの意地で攻めるライディング、ストリートも凄かったがフ ラットもストリートと同じく以前よりもかなり進歩が見ら れた。どこのローカルかは分からないがドラゴンフライに乗 る富田君はヤンマー風のフロントスイッチトリックが印象 的でこれから成長しそうなライダーだ。国内外といろいろあ った2001年を締めくくる最後のジャムだったが年の瀬 とクリスマス前いう事もあってかライダーの集まりが今一 つで物足りなさを感じたが場所的にはとても良いと思う。セ クションもさる事ながら一番の目玉はフォーンピット、実際 に僕も一度やってみたいものだ。あれがもっと各地のパーク にあれば絶対に日本のストリートレベルは向上するに違い ないと思う。周りに勧められバックフリップに挑戦したとし ごんはわずか 1 日でちゃんと回ってスポンジの上に着地で きる様になっていた。大技を覚えたい、または挑戦したいと 思っているライダーは是非一度岡山 ASPO へ行ってみて は?このフォーンピットを使えばきっと何かきっかけをつ かめるはず、2002年もここ ASPO でいろいろとジャム やろうと考えているらしいので要チェック。 Kuri-Bow
トシゴン 同級生:ショータロー & タロー
小田 拓
白井 祐二 ヤンマー
島ヤン
ヤン
倉谷 太郎
◎大会結果 *Street Pro 1: 由谷 友孝 2: 小田 拓 , 3: 加納 寛己 *Street Expert 1: 柴田 シュウマ 2: 渡慶次 一政 , 3: 後藤 圭彦 *Street Novice 1: 山田 大地 2: 亀岡 健太 , 3: 矢野 優一 *Flatland Pro 1: 山本 亮二 2: 冨田 斉 , 3: 白井 祐二 *Flatland Expert 1: 佐藤 修二 2: 大久保 博 , 3: 漆谷 貴浩 *Flatland Novice 1: 木村 真二 2: 中村 啓史 , 3: 太田 祐二
仮面ライダー
大久保 博
冨田 斉
Inside of The Flatland
Green-G のひとりごと #6
Photo by Skip & Green-G / Text by Yasuyuki Takeo 今回は、フラットランドコ ンテストの将来について考察 してみたい。フラットランド のコンテストを「ライダー」 と「観客」の関係を軸に考え てみると、バートやストリー トでは、観客とライダーの距 離は比較的遠いいものの、ラ イダーの動作そのものにエン ターテイメント性があり、そ れだけでも観客の心を掴むこ とが出来る。だが、フラット ランド自体にはエキサイティ ングな要素は少なく、他のカ テゴリーと比較すると、どう してもその影に埋もれがち だ。 それを補うのが「場の共有」 感だ。観客とライダーの距離 が近いため、バートやストリ ートと比べて、ライディング 中にライダーが観客にアピー ルしたり、観客の声援も、明 確にライダーに伝わり、こう した「コミュニケーション」 が、バートやストリートに優
できるのは、彼らのスポンサーや、雑誌もその意味を深く理解していることに関係している。 それゆえ、スケーターは「コンテスト」という単一の物差しで計られることが無く、 「文化」 として定着しているように見える。 日本のフラットランドコンテストも、今は認知度の低さ、スポンサーの理解の浅さや、業 界全体の資金が少ないなどの数々の理由から、まずコンテスト、そして付属としてジャム やクラブイベント、ビデオといった他の表現方法が来るような「ピラミッド構造」になっ てしまっている。 だがいずれ、それらの「ライダーが生活する」、「一般に認知してもらう」、という「手段」 としての必要性が薄れてくると、自然にスケートの様に、他の表現方法と同等になってい くだろう。 次回は「多くの大会に出る必要性」について書いてみる。
る点である。 また1人ではなく、多数のライダーが次々と技を決め、観客、ライダーが一体になってど んどん盛り上がって行く、一体感の「波」を作っていく感覚は、バートやストリートより も強いように感じる。 その長所を生かすような形態として、「ジャム」があげられる。ジャムではライダーがそ れぞれトリックを見せあい、観客のみならず、ライダー自身も盛り上がることで、観客、 ライダーが一体となった盛り上がり方が出来る。また、最近増えてきたクラブイベントな ども、場所が狭いというのが難点だが、逆に狭いということで、ライダーに触れんばかり の距離感がジャム以上の一体感を作り出しているとも言える。
大会に来るライダーたちも、他人と競うことより、大会という限られた時間と大きなプレ ッシャーの中で、それを乗り越えて、自分の決めたいトリックを決められるかという緊張感、 決めたときの満足感、というのを、むしろ求めているのではないだろうか。それは誰も居 ない所でトリックを決めても得られないものだ。自分と同じ、またはそれ以上のレベルの ライダー、そして多くの一般の人が見つめている中で、自分が凄いと思うトリックを決めて、 周りもそれを理解して盛り上がる、そういう場を求めているように見える。 このように、フラットランドコンテストの未来は、「見る側、見せる側の一体感」をいかに 盛り込んでいくかどうか、ということにかかっているのではないだろうか。 スケートボードを例にとると、スケートボードの雑誌では X-Games や TripleCrown とい った大きな大会は全く取り上げないものもある。それは大会が、普通のシーン、ビデオ、 のような表現の内の1つとして捉えられているからではないだろうか。 スケーターが、ビデオにしか出なかったり、大会以外の表現方法を通してプロとして生活
Shuji Sato by Green-G
for riders with soul
March/ April 2002 はじめまして。” ラーメンマン” ことユミです。 実は数年前ディギジンのパクリで「ユミットジン」という新聞を書いていました。内 容があまりにくだらなすぎて 9 号までしか出さなかった幻の新聞なのに、岡村旭くん はいまだに” ゆみじん” と呼んでくれています。まさか自分がディギジンに書かせて もらえるなんて夢にも思ってませんでした。とっても嬉しいです。Green-G、スキッ プさんありがとう。 現在、鍼灸や指圧の学校で勉強をしているので、体や心に悩みを抱えたライダー達 の為に良く効くツボなんかを処方していこうと思っています。(まだ学生なので、い ろんな意味でツボを外しちゃったらごめんなさい。) 私がBMXを知ったのは 3 年位前なんですけど、最初はすっごいすっごい人達だと思 っていました。カリスマライダーとして世界的に活躍。雑誌に出てスタイリッシュぶ りを発揮。着メロサイトでセレクトしてたり、TVやってたり、マッチョだったりア フロだったり・・・。平井賢ばりにクールで(別に好きじゃないけど)、ダ・パンプ ばりにカッコ良くて(特に好きじゃないけど)、キムタクばりに大スター☆(すごく 嫌いだけど)というイメージでした。 しかし仲良くなって一緒に飲むようになると、そのイメージはどんどん崩壊してい 5 dig-it'zine
2002
きました。バックフリップディザスターをするあの人がオカマ言葉で胸毛を燃やし、 トマホークをクールに決めるあの人が酔いつぶれてゴミと化す・・・。私も酔うとは っちゃけてしまい、みんなの前でパンツを見せていたりするので人の事は全然言えな いけれど、ライダー達のあまりのギャップにびっくりでした。イメージって怖いです ね。(でも、そんな飲んだくれのみんなも好きです。) というわけで今回のツボは、飲みすぎて気持ち悪い時に効く≪内関≫。吐き気全般に 効果があります。場所は手首の手のひら側で指二本分上。 腱と腱の間でちょうど真ん中です。 酔いすぎて自分で押せそうもない時は、誰かのタバコの 火で軽く根性焼きしてもらっても良いでしょう。 知りたいツボや、悩んでいる怪我や病気があったら心 を込めて処方しますのでメール下さい。また、出張指圧 も承ってます。 torakohime@docomo.ne.jp まで
SHOE-G.
Texts by Shoe-GUeyama, Photos by Kuri-Bow
みんな元気?!風邪とかひいてない?大丈夫?俺は元気だよ、ちょっ とおととい熱が出たけど、次の日には治ったよ。で、みんな自転車人 生 Enjoy しているかい? 俺は良い感じだよ。 実はちょっと前にマレーシアで開催されたアジアン X-game に行った んだ。日本からは York、ヤンマー、ヒロ、田中光太郎、伊東高志、鶴 田けんじ、岡田一生、斎藤誠二、由谷が行ったんだ。いや〜マレーシ アは生まれて初めて行ったよ。第一印象はインド、インドネシアより も道路がちゃんとしていると思ったね。だから文明も発達しているの かな?と思ったよ、文明=マレーシアの人々のモラルなどなど。僕た ちはみんなホテルに泊まるんだけど、どこか移動するときは自転車か タクシーなんだ。で、タクシーがすばらしいんだ!!!これがまた!! タクシーのウンちゃんのほとんどはメーターを回さないで、多くの 額を要求してくるんだよ。例えば俺がホテルから大将とけんじの泊ま っているホテルに行こうとすると正直者タクシーだと3リンゲなんだ。 でも、ほとんどのぼったくりタクシーは 10 リング要求してくるんだ。 俺はそんなぼったくりの人々が好きじゃなく、はじめは“ この野郎ど もが“ なんて思ったんだけど、しだいに慣れてきて、強気で交渉する ようになってきたんだ。交渉しだいで 10 リンゲが 8 リングになったり するんだけど、10 リンゲって言っているタクシーには乗らなかったり もしたよ。また、タクシーの乗車拒否も普通にしてくれるよ。俺達に 近づいてくるときはゆっくりなんだけど、目の前にくると加速するみ たいな、そんなすばらしいタクシー事情だよ。まあ、マレーシアのお 金 1 リンゲは日本円でいうと 30 円なんだけどね、10 リングは 300 円 でタクシーに乗れるから日本よりは安いからいいかもね。 けんじた ちのホテルの前では串焼きの屋台は 1 本 1 リンゲで商売をしてて、け んじたちはよく食べていたよ。 で、マレーシアのタクシーのウンち ゃんたちはとても物欲が強いのかなと思ったんだ。で、こんなの思い ついたんだ。僕達アジアン X-game に出場する人たちはアジアン X-game の T- シャツ、キャップ、パンツ、ロンティー、バックなどを もらったんだけど、はっきり言っていらなかったんだ。でもちゃんと それぞれのグッズに値札がついてたんだ。僕はある日もらった新品の キャンプをもって出かけ アトム君とヨッシーたちとタクシーに乗っ た。乗るや否やウンちゃんに” 君は今日ラッキーだよ!“ ” 君は僕の 友達だ“ とマレーシアのチャイナタウンの商人の口調を真似て話して みた。引き続き” この帽子をきみにあげる、これは30リンゲするんだ。 新品だ“ と言ったらウンちゃんとっても喜んでくれて、すぐに帽子を かぶって” タクシー代タダでいいよ、この帽子 30 リンゲするんだろう、 俺この帽子気に入った、こういうハッピーな気分は大切にしないとね
“ ととても上機嫌にいいことを言ってくれて、とても面白かったな。その他いろんな人 にロンティー、パンツ、バックなどをあげて、プラスのサービスを僕たちはしてもら った。なんか、人々がぼったくりだったりもするんだけど、そのことを認めて、解決 策を見出すことができることを学んだね。いや〜いい旅だったよ。 マレーシアでは四六時中タクシーを乗っていたわけではなく自転車も乗っていた。こ のアジアン X-game にはアジア各国からライダーが来てた。一番すごい国は日本とオ ーストラリアだね。Flat は日本人の独壇場だったね、1 位は伊東高志だ。Park はオー ストラリア人が上位 3 位を独占その下 3 人日本人、その下オーストラリア、タイ、日 本と続いた。Vert は大会の練習でもう誰もが 1 位を知っていた、それは日本人最強の Vert ライダー斎藤誠二だ。いや〜みんなすごいよね。その他の国の注目ライダーを以 下に書くね。 オーストラリアからはコリン マッケイが来た、彼は超〜うまいよね。彼は Park2 位、 Park で 1 位になったのは、またオーストラリアのスティービー マッカンだ。3 位に はオーストラリアのクリント ミラーだった。 僕たちの話題に出ていたのが台湾から来て通称東芝君だ。彼は台湾のスーパーヒーロ ーらしく、キャンプを持っていてキッズたちに BMX を教えているらしい。彼の BMX 教育はすごいらしい!軍隊のノリで BMX をトレーニングしているらしい、こんなこ ともあるんだね。 まあ、いいやその他マレーシアではいろんな楽しいことがあったよ。 話は変わって今俺は“ 裏 JV” ってビデオをゆっくり編集しているんだ。内容は僕の 回りでおきた、いろんなやばいことを集めたビデオなんだよね。例えば飲み会で酔い つぶれた奴が、顔に落書きされるとか、聖水をかけられるとか。真冬なのに池に落ち てしまう、おしっこを飲んじゃう、女性と H をしているところ場面などいろいろな面 白いシーンがあるのでそれをまとめているんだ。とても面白いよ。これはアメージン グなどで飲み会をしたときに 1 回上映しようと思うんだ。もし好評なら僕が福岡、大 阪などに行ったときに 1 回みんなのいるところで上映しようかなぁ〜とも思っている よ。もし、裏 JV に興味ある人いたら Dig-it まで連絡頂戴ね。 SHOE-G
☆ Shoe-G に聞きたいこと、意見等、何かあったら何でも良いからメールしてね。 6 dig-it'zine
2002
\Hiroshi Uehara \Kotaro Tanaka
Green-G
\Michihiro Fujii
Kuri-Bow 7 dig-it'zine
2002
\Takashi Ito Olive \Toru Masuyama
Skippy
8 dig-it'zine
2002
All Photos & Texts by Green-G
12 月 16 日(日) 、小田原ローカルのドン、恒松が主宰するジャム&忘年会があるという ので、横浜を牛耳る都筑ローカルのドン、大槻真之介と小田原へと向かった。 忘年会&ジャムということで、みんなゆっくり午後から来るような雰囲気でだったので、 先に昼飯を取りに、大分人で名古屋在住のシュウジ、真之介と 3 人で近くのマックへと向か った。 そこでシュウジに聞かされたのは、 関東ライダーへの偏見の話だった。昔は「東 vs 西」 という図式があったというが、それも関東と関西方面の交流があまり無かった、というのが 大きな理由で、東西の交流が盛んな今ではもうそんなことは無い、と思っていた。だが確かに、 プロライダーはまだしも、今もまだ関西や東北方面に出て行く関東のライダーは少ない。そ れで関西では、10 代の新しい世代ですら、 「関東のライダーはお高くとまっている」という 偏見を持つものも多いという。 シュウジ個人に関しては、僕や真之介らに会ってそれも払拭 された、と言っていたが、やはり関西や、東北のライダーと比べて、関東のライダーは遠征 をしていない。その原因は僕ら関東のライダー自身にあるように思える。今年の僕の遠征リ ポートを見てもらえれば判るように、僕自身も遠征でいろんな人に出会えて、人脈も出来たし、 成長できた。 確かに最初の 1、2 回はお金がかかるかもしれないが、ハードコアなライダ ーは日本全国、色々なイベント、大会に顔を出している。そういうライダーと知り合ってし まえば、みんな地元で顔が広いから、1,2回遠征した後には日本中にどこに行っても知り合 いがいるような感じになる。そうなるとしめたもの。どこに行っても泊めて貰えるし、友達 からその友達を紹介してもらって、と芋づる式に友達が増えていく。こんなに楽しいことは ない。ディギジンには日本全国の大会情報が載るので、それを参考にどんどん動いて、見聞 を広げて欲しい。 腹ごしらえをして会場の駐車場に戻ると、地元のライダーがちらほら集まり始めていた。シ
Flower “B” Happy in 沼津 / 主催:クリス バード 12 月 8 日(土)の夕方、渋谷で待ち合 わせた僕は、Team430 の上原ヒロシの後 輩、マサルとダイスケが手配してくれた車 に便乗して、東名で沼津に向かった。 最初に向かった先は、みんなが練習してい るという川沿いの駐車場。川から吹いてく る風で、凍りつきそうな寒さの中、前日に 沼津入りしていたヒロと高志が無邪気に乗 っているのを眺めていると、駐車場の向い 側から見慣れた顔が駆け寄ってきた。 ホン コンと、名古屋 KOG 以来の再会。昔から クラブが好きで、色々なイベントに顔を出 していたというホンコンは、人のイベント に行くだけでは飽きたらず、自分でもイベ ントやるようになった。 メンツが揃ったところで本番を前に、会場 のクラブ、” Gaia” でリハーサルを行って から、夕飯を取るために街の中心部へと繰り出した。 その後、仲見世(?)というフラッ トライダーが練習している場所へと向かう。アーケードの下で、天候も関係なく、しかも 明かりがこうこうと付いているのでかなり環境がよさそうだ。そこでは地元ライダーを踏 まえてヒロ、ヒロシ、高志、ホンコンらがジャムっていた。 そこで浜松のライダー、小林君に出会った。 前回、カナダでお世話になった阿部真之介と 同じローカルで、真之介も根がマジメな人間だったが、彼も外見もカタく、ライディング も歴 6 年と自分を持って、流されずに長く乗ってきた風で、感じのいい奴だ。浜松はマジ メなライダーが多いようだ。今度は沼津から浜松まで足を伸ばしてみるのも面白そうだな、 と思った。 11 時も回った頃、ショーのために Gaia へと戻ると、人、人、人。20 畳弱ほどの広さし か無かったハズだが、こんなに人が入れるのだろうか?と思うほど、どんどん人が入って いく。だがホンコンによると、「あそこに 400 人入ったことがあって、その時は酸欠でタ バコの火も付かなかったよ。」というもっと凄まじい状況があったらしい。 お目当ての BMX ショータイムが始まったのは夜中の 1 時も回った頃。 ショーに参加した のは小林君、ヒロ、高志、ヒロシの 4 人。以前、渋谷で行われたショーの場所より狭い感 じがしたが、それは場所が四角形だったことによるものだろう。自転車の動きは円を描く ので、場所が四角く、その中に収まる円の大きさでしかライディングできないので、かな りキビシイ状態。 だがホンコンの独特の攻撃的でもなく、マッタリでもない「ホンコン節」 なMCに乗って、ライダーがディケイドや、ピンキーなど、小さな場所で出来るトリック 9 dig-it'zine
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ュウジも乗り始めたのだが、これがかなり上手い。まだ 19 歳で、3 年くらいのキャリアなの に、リア系、フロント系、なんでも出来る。動きも鋭いので見ていてスリリングだ。ちょう ど遊びに来ていた伊東高志も「いい動きをしてる」と誉めていた。なにより自分の考えをシ ッカリ持っているのに好感が持てた。これから日本、海外と積極的に動いて欲しいと思う。 お昼を過ぎるくらいになるとヒロと光太郎、UFO、原君の所沢軍団も登場して、場も盛り 上がり始めた。当日はカラッ風が吹いて、風に煽られながらのライディングになったが、そ の風を利用して、真之介と光太郎が、駐車場の周りをデストラックでどこまでいけるか勝負 を始めると、みんなそれをマネしてヒッチハイカーやハング 5、ハーフパッカーなどで駐車 場をグルグルまわり始めた。 そんな感じでみんなライディングに興じている間に、あっというまに日が落ちてしまい、今 度は恒松の馴染みの店で本番の飲み会ということで、小田原の中心街へと移動した。総勢 20 名ほどの地元ライダー、遊びに来たライダーたちがケガニのナベを囲んで、大宴会が始まった。 1時間ほど経つとみんないい具合に酒が回って、まわりの一般客まで巻き込んでの大騒ぎ。 フト気が付くと、次の日真之介は自らが企画したショーを控えているのに、ベロベロになっ て一般客のネーチャンにからんでいる。あわててネーチャンから引っぺがし、半生ゴミ状態 の真之介を引きずり出して車へポイッと放り込むと、そのまま横浜へと向かった。 今回思ったのは、今まで自分はライダーとの交流が疎かになっていた、という事実だ。今ま で僕自身も取材だ、写真だ、となんだかんだいって、それほど多くのライダーと交流をして いたとは言いがたい。今回は大会やイベント、といったプレッシャーがなく、いつもより色 んなライダーと話が出来たのがよかった。これからはどんな場所でも、1人1人にもう少し 深く話が出来れば、と思った今回の忘年会 東 右峰 でした。 Green-G
森崎 弘也
を上手く組み合わせ、ペグやタイヤが観客の鼻先を掠めていく。客はスリルを楽しんで沸 いていた。 その中でも一番場を盛り上げたのはヒロ。その狭いスペースでコンテストでや るような 18 番のバックフェイシングマックサークルからスティームローラーのコンボをや ったり、超高速のローリングローンモアを炸裂させると、盛り上がりは最高潮に達した。 15 分のショーは大成功の内に幕を閉じ、みんなとその後は地元のライダーや、女の子と 人生論について朝まで語りに入って、気が付いたら朝の 5 時。眠い目をこすりながら外に 出ると、東の空ももう明るくなってきていた。 今回は沼津の若手ライダー、ウッチーこと 内田康彦や、静岡県出身で今は東京にいるというノッポらと交流を深められたのがよかっ た。彼のようにまだ 20 代前半で、地元のシーンを盛り上げようと頑張っているような、視 野の広いライダーたちに会えたのは僕にとってかなり刺激になった。どうも僕には一匹狼 的なところがあるので、彼等の様に周りを引っ張っているライダーは年に関係なく凄い、 うらやましい、と思う。 それに沼津、というと隣の県とはいえ、横浜や東京からは遠いイメージがあったのだが、 沼津のみんなからすれば東京は自宅通学圏内だし、横浜のクラブにも来たりするらしく、 僕の方が心の壁を作っていたことを知った。久々に近場へ、と軽い気持ちで出かけたが、 灯台下暗し。遠征と変わらない得るもの、出会いがあった。機会があったら関東近辺もど んどん回りたい。 Green−G 伊東 高志
上原 洋
堀井 明
光行孝慈
大槻真之介
河村 卓馬
肥後 晃一
都筑ジャムレポート 2001 年 11 月 25 日(日)、新興住宅地が集まる横浜市都筑区にある都筑中央公園で、川崎の BMX ショップ、 スロープショット後援により、ディギット鎌倉支局のカオル・大橋さん、長島” マサ” 正行、都筑ローカルの大槻 真之介たち主宰のジャムが行われた。 大会当日は好天にも恵まれ、朝早くにも関わらず多くのライダーが集まってきた。神奈川県は、横浜市金沢区か らチーム NCP、川崎、相模原ローカル、地元都筑からは若手ライダーたち、八王子方面からは小技軍団エキセン トリック、RINK、ジェイソン、UFO、東京からは河村卓馬、そして田中光太郎もはるばる出先の神戸から直接 駆けつけてくれた。 今回は大橋さんの提案により、一番下のクラスは、点数をつけるのではなく、主催者ライダーたちがそれぞれコ メントをする、という方法で行われた。このクラスには、本当に始めたばかりといった風のライダーたちが出場し、 MC大槻真之介のアオリやツッコミも入って、和気あいあいとした雰囲気で進行。あっという間に昼休みを迎えた。 真中と一番上のクラスは、マッチプレーのたいまんトーナメント方式で、観客にジャッジをしてもらい、よかった、 と思うライダーを選んでもらう、という方式だ。 一番上のオープンバトルクラスには田中光太郎やUFO、川崎からやってきた佐久間陽介らプロライダーも参加 したが、名目上「プロお断り」なので偽名でエントリーしていた。光太郎はなぜか「シャーリー」、UFOは東ヨ シコ?、佐久間は「カフェオレ」として参加。 ライダーはそれぞれ3ルーティーンずつ見せて、ジャッジしても らうのだが、大槻真之介と川崎ローカルの堀井明は真剣な勝負を展開。堀井明はトマホークを主体としたフロント トリックで攻める。一方真之介もフロント、リア多彩なバリエーションを見せるが、とにかくキメて見せた堀井明 に軍配があがった。 河村卓馬と田中光太郎の東京対決も、卓馬のリア系の高速グライドで、光太郎に勝負を挑むが、 ショーや、大会でも観客の心を掴むのが上手い光太郎が勝ち抜ける。 だがその光太郎も暗くなってきたことで、バランス感覚を失って、十八番のデストラックが決まらず、東京、町田 からきた三沢慎太郎の安定感の前に敗退。最近の三沢は、あえて路面が悪く、暗い場所で乗っているらしく、明る く、路面もいいここ中央公園では安定感バツグン。 そんなこんなで最後まで残ったのが、三沢慎太郎と佐久間陽介。 最近安定感を増してきた慎太郎は、薄暗くなった中でも、ノーブレーキで淡々とトリックを決めつづける。一方、 佐久間はこだわりのリアトリックを見せようとするが、暗さでバランス感覚を失ったか、トリックが決まらない。 最後のジャッジはみんなで行われ、優勝者には肩たたきを、敗者はヒザかっくんを食らわすことになった。ヒザ かっくんを食らったのは・・・佐久間陽介。 安定度バツグンだった三沢慎太郎が優勝を飾った。 大きな大会になるとどうしても見知らぬ人が多いことから声援もなく、拍手だけになりがちだが、こうしたジャ ムのいいところは知り合いも多く、みんな積極的に声を出して応援していた姿が新鮮だった。 それにネクストジェネレーションも確実に育っているのも見て取れた。川崎から長島マサがつれてきたという緑の Ares に乗った小学生ライダーが「BMX に乗るのが楽しくてしょうがない」といった顔で、イキイキとライディ ングしていたが、この間行われた B1 グランプリで、一番下のクラスで優勝した青木一馬も、まだ小学生だった。 最近、小学生や中学生の若いライダーがあちこちで目立つようになってきた。そこで思うのは、12 〜 15 歳の子 が BMX に乗れる背景には、必ず理解のある親のバックアップがあるということだ。とすると、カッコイイだけで なく、 「BMX を始めたい」と思う子供の親を説得できるような何かがなければならないだろう。自分にもまだそれ が何なのか、見えていないが、「健全さ」をアピールしていかないと、本当の意味で根付いていくことが難しいだ ろう。 そうなると、「アート」としてのフリースタイルの側面より、「スポーツ」というイメージを前面に押し出していか なければならない気がする。 その辺のバランスが今後の課題になりそうだ。 また、KOGのようなメディアに対して露出の大きい大会も必要な一方、ライダー同士の交流、これから始めたい、 という人との交流が深められる、草の根の大会の必要性が出てくる。 ジャムの後で、みんなに書いてもらった感 想に一番多く書いてあったのが、トーナメント方式の面白さ。こういった方法は、参加人数の多い大きな大会では 実現不可能な方法であり、少人数で、きめ細かいジャ ッジが出来るのがジャムの強みだということを再認識 させられた。こうしたオリジナルなジャッジ方法で大 会を行った大橋さんたちも、新たなアイディアを示し ていくことで、BMX を違った方面で進化させているの は間違いない。次のジャムが楽しみである。 今回の運営に携わった大槻真之介は「なるべくみなさ んの期待に添えられる JAM、観客とライダーの一体感 がある JAM にしていきたいと思いますので宜しくお願 いします。」と語っていた。新しい BMX の楽しみ方を 模索するこのジャム、興味のあるライダーは是非一度 参加してみて欲しい。 Green-G
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\MaaBo Inoue \Ogamasa
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JOSE 藤原のポルトガル コンテストレポート
Text By 藤原 ヒロアキ
ポルトガルの大会に行ってきたよ! 最高に面白かった!! 前回はマラガから 300 キロ位で簡単に行くことが出来たが、今回は 800 キロ離れ
僕に駆け寄りまた大騒ぎ。次はメイクしてやると思ったが右膝はどんどん悪くなり 次はもっとひどいコケ方をした。 そこで諦めたらみんなが僕に駆け寄りまたしても
ルーベンとその友達のノエル、そしてルーベンが別の友達のサミに電話してくれて 僕を連れて行ってくれる事になった。
やりきれない気持ちでパットを外し大会を見ていたら、なんか前にやった奴が乗っ ている気がした。「フラットは 1 トライだったが、ストリートは 2 トライかも?」
た町でポルトガルに入るとフリーウェイが無くなるので大変な旅になりそうだし、 車を持っている奴は翌日仕事があるので、今回は行けないかもと諦めかけていたら、
木曜日の朝出発して 200 キロ離れた町のパークへ遊びに行き、それからまた 200 キロ位離れた町のダートコースへ行き、また 100 キロ離れたパークに着いたのはも う夜遅かった。 その町へ住んでいる友達に電話したら、やって来たのは夏にマラガ に遊びに来ていた奴で、そいつも僕を見てびっくりしてた。 その夜はそいつの家に 泊めてもらった。 翌日、近くのパークで遊んでから出発して、夕方にやっと大会会場に着いて直ぐ前
の MOTEL に入った。 今までは皆とどこかへ行ったのは全て夏で、テントと寝袋を 持っていって風呂は海か湖だったので MOTEL なんかに泊まったのは初めてだった。 一人一泊朝食付きで 20EURO(約 2400 円)。もっと安い所を知っていたが、とに かく会場の真正面、しかも車に 3 台の BMX を入れているので出し入れが大変と言
うことでここに泊まることにした。 夜はいつもの様にクラブに遊びに行った。 そこにはポルトガルのライダー達が来て
飲んでいた。 皆盛り上がっていたが、まだ今一だったので僕が真ん中に入り暴れま くった。 そしたら皆大喜びでそれからはもうメチャクチャ。 僕はもみくちゃにされ、 ポルトガルの連中に酒を奢られまくって飲んで暴れまくった。 やっぱり言葉は通じ なくても BMX は世界共通だ。 さすがに暴れすぎてクラブのオーナーから追い出さ れかけ、それからはルーベンとノエル は僕の押さえ役になった。 二人に羽交 い締めにされている姿をポルトガルの 連中は面白がって僕を挑発してくる。 勿論僕はそれに乗って二人を振りきっ
て暴れまくった。 そして、また怒られ 二人に取り押さえられる。 それを繰り
返して違うクラブに移ることになった。 しかし、こんな僕達を入れてくれるク ラブはどこにもなく、結局そこら中で 暴れまくり朝方まで遊んだ。 ポルトガ ルの看板と標識はかなり壊されてしま った。
土曜日、予選の日昼過ぎに起 きて会場へ行った。 僕はフラットとス トリートのWエントリー。 フラットは 一クラス、ストリートはプロとエキス
パートの 2 クラス。 勿論エキスパート へエントリーしようとしたらルーベン
がプロクラスに印を付けてしまった。 「とんでもない!」と思ったけどルーベンが「大丈夫、大丈夫」と言っていた。
ここに来るまでパークとダートコースへ行ったが全く飛ばず、走っているだけだっ た。 昨日も夕方から会場で軽くしか乗らなかった。 と言うのも、膝の調子が悪く、 少しの衝撃で終わってしまいそうだったからだ。 ノエルが膝が痛いから大会に出な いと言いだし、彼のパットを借りれる事になった。 フルフェイスのヘルメットはノ エルは誰かから借りてきてくれていた。 やっと気合いを入れて飛べると思い飛んだ が、一発目でバランスを崩してこけた。 膝パットはかなり小さく右膝の外側を地面 に打ち付けて激痛が走った。 いきなり右膝が動かなくなった。 もう、本番で気合い を入れて飛ぶしかなくなった。 そして、フラットが始まった。 皆と仲良く慣れたのに大会に出られなかったらなん だが寂しい気になったのでどこまで出来るかわからないが出ることにした。 痛みを こらえてスピンとリア技はやったが、フロント技は膝が痛くて全く出来なかった。 でも皆大喜びで僕のライディングを見てくれてとても満足だった。 いよいよストリート。 しかし、ジャンプすらこの 2 年ほとんどやっていないのに、 技なんかえきるのかかなり不安だった。 そして本番が始まった。 プロクラスはやっ ぱり凄い。 ルーベンは予選のなので軽く流しているんだろうけどそれでも凄い。会 場は大盛り上がりになった。 しばらくして、やっと僕の名前が呼ばれた。 すると会 場中凄い盛り上がりになった。 この前の大会、昨夜のクラブと僕はすっかり有名人 で皆もう大はしゃぎ。 僕はもう思いっきり気合いを入れてスーパーマンをやったが 思いっきり失敗。 右膝に激痛が走った。しかしまた思いっきりこいでクウォーター に向った。 それを見てみんな柵を乗り越え入ってきて応援してくれた。 2 発目はシ ートに腹でメイク。 東京だと失敗なんだろうけど、西日本、スペイン、ポルトガル ではメイクだ。 もう皆大興奮。 そして次はバックフリップをやった。 思いっきり こいでいるつもりでも右膝は思い通りに動いていなかったらしく、スピード不足で あと少しでバックサイドと言うところでフロントから激突して大失敗。しかし、皆
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胴上げになった。 皆の気持ちはうれしかったが、やっぱり悔しい。 前と何も変っ ていない。もう少しスピードと気合いがあればメイク出来たハズだったのにと思い
と思いルーベンと友達に聞いたら皆に 1 トライだけだと言われた。 しかし、しばら くするとルーベンが乗りだした。 これはもう疑う余地なくストリートは 2 トライあ ると思い、パットを付け直し用意し始めた。 それをみたルーベンが「まさか、2 ト ライ目も出るのか?」と聞いてきたので「勿論出る」と答えると皆は頭を抱えてが
っくりと下を向いてしまった。 僕の事を心配してくれていた様だった。 そして、また僕の名前が呼ばれると会場中もう大変。 いきなりみんな中に入ってき
て大さわぎ。 僕は右膝が 2 分も持たないのが分かっていたので、2 回のジャンプに 集中して飛ぶことに決めた。 1 発目はスーパーマンをやった。 とにかく足をペダル
にもっていったがフレームが縦になりすぎて尻を着いて失敗。2 発目はバックフリ ップ、これも失敗。 ここで気合いが切れてしまった。 そこにルーベンが来て「お前 のスーパーマンはイケてる!メイクしたとこを撮りたい!」と言われたがもう、右 膝は全く動かなかった。
皆僕をかかえて運んでくれた。 皆僕の事をすごくほめてくれていたが、結局何もメ イクしてなかったのでメチャクチャ悔しかった。 その日の大会は終わりモーテルに 帰ったが、右膝は動かなくどうしようもなかった。しかし、夜みんなが僕を背中に 背負ってくれて、クラブまで連れて行ってくれた。 その日は最初から気を遣ってそ
の夜は早めにつれて帰ってくれた。 翌日の決勝は、僕は何も出来 ずただ悔しい気持ちでみているだけだっ た。 唯一ルーベンのライディングだけ が僕の心を満足させた。 そして暫くす
ると僕の名前が呼ばれみんな大騒ぎ。 一人の男が僕の頭に赤いスカーフを巻い てくれた。 何だか分からなかったが、 みんなの声援に応えた。
大会の結果はストリートは勿 論ルーベンが 1 位だった。 フラットは 地元ポルトガルのライダーが 1 位。 僕 はなんと予選 4 位で通過していたが決 勝は乗れず 8 位だった。 大会後会場でのんびりしてた
ら、ルーベンとノエルがなんだか嬉そう にやって来た。「そんな汚いズボン捨て ろ!」と言って僕のズボンを脱がそうと した。何のことかわからなかったが新し
いジーンズをくれた。 二人は僕のズボ ンが汚いのをずっと気にしていたらしかった。 しかし、その G パンはルーベンが大
会でズボンを破いてしまいパンツ丸見えになっていたので、ショップの人がくれた 物だった。 ルーベンはパンツ丸見えの G パンを履きながら僕が新しい G パンを履い ているのをとても嬉そうに見ていた。 それを見ていたショップの人もうれしそうに もう一枚ルーベンに G パンを渡した。 なんだか、とてもうれしい気持ちになった。 そして、その後ポルトガルのライダーが来て「皆がお前の為にこれを書いたんだ。」 と言って大会のポスターをくれた。 よく見るとそのポスターにはポルトガルのライ ダーと寄せ書きが書いてあった。 これにはもう、本当に感動してしまった。 そして、 皆が僕に握手を求めてきて僕を抱きしめ、また胴上げしてくれた。 さっきまで悔し い気持ちだったがそんな気持ちはふっとんでしまった。 もううれしくてしょうがな かった。 前回はマラガの連中が先頭に立って盛り上げてくれたが、今回はほとんど 来ていなくて少し不安だったが、そんな心配は全く要らなかった。 世界の大会のプ ロクラスに出て何もメイクしていないのに、そして言葉もあまり通じないのに皆僕 の事を理解し、認めてくれた。 もう本当にうれしかった。 そして、これからストリートも練習してまたポルトガルでジャンプを見せ たい。 これからどうなるか分からないけど、僕のこのライディングと生き方は何も 変らないで居たい。 翌日、マラガへ帰る途中に寄った小さなレストランに 3 匹の犬がいた。 2 匹は大型 犬、1 匹かなりちいさな犬。 しかし、その小さな犬は 2 匹の大型犬に向って行って 蹴散らしてしまった。 それを見ていた一人が「まるでホセみたいだな〜」と言った のを聞いて、皆笑いながらうなずいていた。 みんなそんな風に僕をみているのかな 〜?
ホセ藤原
ディギットジン新聞社 : 編集長 ( あゆみ様 )、編集員 ( スキップ、クリ坊 )、外務大臣兼文部営業大臣(SHOE-G)、中九州支局長 ( ペニ P)、京都支局長 ( 百 )、青森八戸支局長 (Seiyo)、地球防衛隊員 (Kaname K.O.F) 鎌倉局 (KAO 大橋 )、名古屋情報局 ( ショータロ )、大阪支部 ( トシゴン 176)、役に立たない四国徳島支局 ( ヒロ )、専属作家 ( クスボボ )、秘密 諜報部員組織 (S.J.C.) 、フラットランドバカ ( グリーン・G)、影武者 ( オガマサ ) 、全世界のライダー
3 月のお休み * 3 月 9 日(日)お休みします。 * 3 月 23 〜 25 日迄 チャンプル ーゲーム取材の為お休みします。 21 日(祝)は営業致します。
次号(4 月下旬発行)予告 ★チャンプルーゲーム。 ★田舎者トリオのアメリカ遠征
を迎えて新しく変ります!ご期待下さい。
* いよいよ次号からディギジンは新編集員
e-mail Address: dig_it_zine@mac.com / FAX 046-246-5351 まで情報をお寄せください
☆今月SJCに入った情報の数々☆
東京浅草 問:伊東高志 090-9375-1218
若きクリ坊の悩み。
★ 4 月 21 日(日)★ King of Ground 第一戦
沖縄・北谷町 問:RIDE HOT 098-936-2947
カメンライダー・遠征中
最近のディギット ライダー
★ 3 月 24 日(日)★ チャンプルーゲーム
Diet & Go
厄年の最近のクリ坊には悩みがつきない。 カメンライダーヒロ、太郎、山田がアメリカ、カナダ遠征に出か けている。 3月始めにカナダ・トロントで行われるコンテストと ・先ず、1月に愛車のゴルフワゴンをおじいさんが運転する無保険軽 その後フロリダで行われるCFBコンテストに出場の為だ。 当初 トラックに当てられた。 修理は終わっても相手が無保険の為仲々お 金の交渉がすんなりいかなくて悩んでいる。 ヒロは参加の予定がなく太郎と山田の田舎者コンビで出かける予 ・去年購入して、すぐ一週間後に新型が発売されてしまったパワーブ 定でかなりの不安があったのだが、急遽、遠征経験豊富なヒロが ックG4 が今度は故障して修理に入ってしまった。 瞳孔する事になり、英語恐怖症の太郎と心配性の山田の田舎者ト リオで珍道中間違い無しの旅に出かけた。 まずは、このご時世で 務めている会社では苦情処理担当で、相変わらず忙しくて大変。 ・オガタクに360を5回もやってもらったのに、良い写真が撮れな 太郎がすんなりアメリカの入国審査をパス出来るかが楽しみ、い や心配だ。 あとは頼りになるような、ならない様なヒロが二人を かった。 どんな風に惑わせる、いや先導できるか? 珍道中の模様は山田が ・愛車シャーマンでは、ジャンプが飛びにくいから、フレームを替え レポートしてくれるのでお楽しみに! また、本人達の手によりビ 方が良いのかなぁ?みんなに聞いてみようかな。 デオにも収められる予定なので、後日『カメンライダー・珍道中』 ・カメラのフラッシュの遠隔装置が欲しいのだが、日本には売ってい なくてどうしよう。 誰か買ってきてくれないかな??? として発売予定?! ・海外にも取材に行ってみたいけど・・。 海外に行く時は会社を辞め 同じく、仮面ライダーのえのやんが、3月9日にオランダ・アム る時だ!どうしよう。 ステルダムで行われるコンテストに招待ライダーとして参加する 事が急遽決まった。 オランダと言うカメンライダー未開の地での ・バレンタインデーだと言うのに寂しく過ごしている。 ・そして、最近の一番の悩みは花粉症がきついことだ。 活躍を期待する。 誰か何とかして!
♂東北支部青森支店八戸出張所根城分室 へ ( ばな )メールアドレス seiyo525@hi-net.ne.jp ★東北八戸の冬の過ごし方。八戸市は太平洋側で雪少ないのですがメチャメチャ寒いです。八戸市のライダーは年 齢が幅広く四世代同居(10代から40代)ですから、年代別の過ごし方をピックアップしてみたいと思います。 ●10歳代表、18歳のちゅうそんクン、高校生。 毎朝新聞配達をしている彼は仮面フレーム、フラットライダー。高校の授業が終わると毎日と言うほど寒さに耐え 乗っています。珠に降り積もる雪の時は屋根の有る駐車場とか高速道の下通路を好む。非常に寒さに弱いともっぱ らの噂の彼の必需品は毛糸の腹巻か。 ●20歳代表、サトカズー28歳、会社員。 土日休みの良い職場をゲットした彼はスタンダード好きオールマイティー。 八戸市から20キロしか離れて居ない のに雪が多い三沢市にホットな愛の巣を構えてる。 土日は28歳ブラザーズと八戸橋の下カエルトレイル、河川敷 でジャンラン遊び、ハタマタ函館のパークに出張と、グローブの下に軍手履いて頑張ってる。勿論彼女の毛糸パン ツ着用か。 ●30歳代表、アオチー氏30ウン歳、会社員。エライゾ つい最近ソニーの一番高いパソコンをゲットした高い物好きダートライダー。日本中心出身の氏はスノーボード大 好き、メオトで雪山お出かけか。 たま〜にカエルトレイル出没、SEIYOの膝を心配しながら春を待つ日々。 奥 様手編みの毛糸のパッチ着用との噂がチラホラ。 ●40歳代表、SEIYO 42歳、自営。不景気は恐い。 去年は膝、一昨年は腰が痛いガタガタ体のやんちゃオヤジライダー。周りから徹底的にBIKE禁止状態の冬は毎 日が正座の日々反省。 今シーズンの為にとエアロバイクとボディブレードを買い込み物置の肥やしにしてる。寒さ と暑さに弱いワガママなオヤジは毛糸の腹巻にパンツにパッチに目だし帽と完全装備だ。 追伸アメリカにに帰ったトミーちゃん赤子が四月に産まれる、パパ稼げよー。 花粉症は僕も非常に恐い、毎日バーサンが作っている赤ジソ乾燥粉末を煎じて飲んでますがどうなる事やら。へば。 中九州山間部支部 メールアドレス ridebmx@d3.dion.ne.jp ★今月の最新タレ込み情報 ★ペニピーからみなさまへ。「性感帯ゲーム」、「尼崎練習会」、「セクモンカップ」などなど、ココ3〜4ヶ月間各地 各種イベントに取材及び参加する予定でしたが、仕事の関係上多忙を極め参加することが出来ませんでした。俗に 言うドタキャンが多くてすみません。この場を借りてお詫び申し上げます。3月からは仕事が比較的余裕ができる かと思われますのでご了承ください。 ★ヒロは困ったときの現地調達が得意らしい。 ★そんなヒロは「夜の部」のタイトル獲得を目指している。 ★エノヤンが新隠家を構える。 ★あの上原プロが最近夢中なスポーツがあるらしい。それは「スポーツセックス」だ。今回ナイスなメールをして くれた所沢在住のA君どうもありがとう。ここのところスキャンダルネタがなかっただけに大感謝。後日編集部か ら粗品を送らせてもらいます。 ★ヤンマーの親父ギャグは・・・・・・らしい。 ★寝屋川に念願のBMXショップをオープンすることができたジンジン。お店の中に「バイクラ」の厳選なる懸賞 で見事当たった「太郎塾長の廃車セット」を飾りたいが縁起が悪そうなので焼却処分するそうだ。 ★ベジータが近々ナメック星に行くために「店じまいセール」をするらしい。
福岡・行橋市総合公園 12:00 OPEN 問:鶴田 090-4999-7929
ASIANーX ゲーム開催される。
セクモンカップの今後・・・
★ 3 月 17 日(日)★ LOVE JAM
♂京都支部 ミスター百マイル。 苦情は mr-100@mbox.kyoto-inet.or.jp ★京都支部中村家に第二子(男の子)が誕生しました。 おめでとうございます。名前はリムくんと名付けたそうな。 お祝品好評受付中です! ♂その他の情報筋・ ★浜松ローカルの阿部真之介です。今カナダのバンクーバーにいます。ワーホリで来てます。もう早くも半年が経 ちました。今はステファン ロイヤーと、あとストリートライダー達と住んでいます。こっちに来てから英語がしゃ べれるようになりたくて、何とかがんばってます。ちゃりは 夜、地下の駐車場で乗ってます。ステファンと住んで から駐車場がちかいので、雨でも乗りにいけるので、ラッキーです。シャーリーとモクネンもこっちにいて、まじ、 シャーリーおもろいです。 ステファンロイヤーが、8年ぶりに3月のトロントの大会出るそうです。 ★1年位前のディギジンで、スキップさんのモトクロスの写真完璧ジェフ ワードでしたよね。感動しました!!実 は僕もモトクロスやってた時、おやじが、ジェフ ワードレプリカにペイントしてくれて、ウェアーも、レプリカし てました。しかも僕は、誕生日がジェフ ワードと一緒です!! ★仙台在住三年目の416です。こっちは70%位な感じでのんびりやってます。充電中ですね。 ★ や . っぱりカブーさんは仙台に通ってるらしい。・・416 ★ O . PJのダッジはテキーラが燃料だ。・・・416 ★知る人ぞしる、ハカセ石川に第一子が誕生した。 男の子だ。 新婚当時のラブラブモードが懐かしいなどと嘆いて いるハカセ。 でも、幸せ一杯だって。 親ばか道一直線。 おめでとうハカセ。 ★あゆみ様は、先日、発送用の荷物の中にスカパーのリモコンを入れてしまうというおちゃめな失敗をした。 ★今や芸能人のジャンキーは、「桐島ひかるこ」の運転手をリストラされ、今は「縦浜市長」の運 転手として活躍している。 今度は中谷美紀だ。いいなあ。 ★現在久し振りに日本へ帰ってきている藤原ホセは、インフルエンザにやられ、 フラフラになった体でディギットに現れた。お大事に。 横浜リザード 問:恒松 090-4941-9408 *石井 Robo &モンキー 出演予定
2002 年 3 月 1 日号 発行所: ディギット新聞社 編集長 あゆみ様 隔月一回発行予定 印刷所 アドタック
1月末、マレーシアでASIAN X ゲームが開催された。 優勝す ると8月にアメリカで開催される X ゲームの出場権が得られるの ☆オガマサ兄弟等主宰の『チームRPG』のキャッチフレーズが決定 』に対抗して『 Diet & go 』だ。 だ。 昨年惜しくも出場を逃したヒロは気合いを入れて出場したが、 した。 450の『 Dirty&Go ☆今年の目標体重70キロのオガマサの今月の体重は、まだ80キロ 東南アジアの暑さにやられ奮わなかった。 優勝したのは伊東高志 台。 先日は「500グラム減った。」などと豪語していたが、「そん だった。 これで高志はまたもやXゲームに出場決定だ。 マレーシアでのコンテストの後、「ライダーはもてもて」との噂を なの誤差だ!うんこすればその位直ぐ減る!」と攻撃された。 オガ マサ兄も『あれは無理。』と証言していた。 聞きつけた一行はタイへ出かけた。 そこでも高志は英語が出来る ☆太郎も80キロを超えた体はさすがにキレが悪く辛いらしく、ジム 事を武器に活躍したらしい。ここでも高志に敗れたヒロは本気で に通って本格的にダイエット中。 アメリカでリバウンド予定?! 「英語の勉強をする。」と決意した模様。動機が不純すぎません? ☆ヒロは、学園祭のイベントで訪れた大学の腕相撲大会に参加。 持 ちなみに、東南アジアは世界第2位のエイズ発症率だ。 ち前の怪力で順調に勝ち進み見事優勝。 プレイステーション2をゲ ットした。しかし、ゲームに興味のないヒロには宝の持ち腐れになり そうだ。 2月17日に福岡県春日市で開催された『セクモンカップ』の参 ☆モンキーは先日、電話で誰かに『殺すぞ!』と言っていたらしい。 加者より以下のような報告がありました。 ☆としごんがスキップ一家の為に「しまぞうり」を送ってくれた。 『こんにちわ、山本TOSHIです。 もちろんご存じの、小学校 これで、今年の夏は快適に過ごせそうだ。 の小体育館を利用しての、セクモンカップなんですが、残念な事に、 ☆山田はペニ山サンに劣らず心配性だった。 今回の遠征を前に色々 今後BMX用としては貸せないと校長先生から言い渡されてしま と心配の種が尽きないらしい。 一番の心配事はヒロがツアコンな事。 いました、と言うのも、まさか無いだろう、と思っていた全裸パ 雪を見たことのない山田にとって、カナダ・トロントは未知の世界。 フォーマンスが起こってしまい、少数だが見に来ていた生徒とそ 「何を着ていったらいいんですか?」と心配していたので、「とにかく、 の父兄から学校の方へ伝わってしまったようなんです。 ユニクロに行って、一番暖かそうなのを買え」とアドバイスしたスキ もう、がっかりです。 ップだった。 しかし、今の時期の沖縄にフリースや暖かいジャケッ ここでの利用実績を積めば、春日市のスポーツセンター他、公共 トがあるかは知らない。 もしかしたら、太郎と一緒なのが一番不安 施設を誰が行ってもBMX用のために簡単に借りれる様になる。 なのかなあ?(出発当日山田は、どこから見ても田舎のオヤジの様な そして周りの地域にもそれは波及するだろうと思っていたのに・・・ とんでもない恰好で現れ、太郎を楽しませたらしい。) ☆河童が転職した。ヒモ暮らしから立派な一家の大黒柱に変身したら よく、トップ、アマチュアライダー問わず、BMXをもっと普 しい。偉い! 及させたい、もっとメジャーにしたいとの声を聞きますが、僕が ☆先月号でまたもや破廉恥写真を掲載されてしまったM。 今度こそ 思うメジャーとは、何か違うのでしょうか? 僕は余計な事をし 二人の間に危機が訪れるかと思ったら、『あんな記事と俺のどっちを ているんでしょうかね? ただ、セクモンたちは、又あの場所でやりたい、校長先生にあや 信用するんだ!』と一喝。 危機を脱し、さらに愛は深まったらしい ☆発売中のBGビデオ#4で、ディギットのCMを見ることが出来 まりに行きたい、と言ってくれてるので、明日もう一度、話に行 る!これは7年位前にプロップス用に制作した物で当時かなりの好評 くつもりです。 』 を得た幻の大作だ。出演は今やカリクビ店員のオガマサ、 カツオ等だ。 と言う事情らしいです。 ライダーの皆さん全裸ライディング等は 要チェック! 状況を見極めてから行いましょう。 特に自治体が絡んでいる催し ☆太郎がカナダに出発前、成田空港からメールをくれた。 物はBMXを世間に理解してもらい、練習場所、機会を得る絶好 「スキップさん空港は広くて楽しいなぁー。誰も来ないし。」 のチャンスになりうるので適切な状況判断をする様に心掛けまし 実は太郎、八時間もヒロをそこで待っていた。 ょう。 尚、この大会の模様は次回号にてお伝えします。 ☆ヒロは渡米前日、体を軽くするために女と飲み会をしていた。
* 3. 4 月のイベント* ★ 3 月 9 日(土)★ Club イベント
隔月刊
2002 年 3 月 1 日 ディギットジン新聞 1
投稿者: Green-G 「Brotha」 スキャットマンジョ ーンズかと思ったら チェキってました。 *あたしゃまた、タイ 人のジャグラーかと思 いました。
投稿者:悩み多き青年 「練習中さぁ」 ASPO ではトシゴンが遂にバックフリップの練 習をしていました。 * 2002 年のトシゴンは楽しみです。
投稿者:魂の叫び 「太郎のスーパーマン」 遂に岡山の ASPO でベールを 脱いだ太郎秘伝のスーパーマ ン。* この技をぜひ、次世代の太
郎 ' ズ、フラットランドでイカして 欲しい物です。それにはまずダイエ ットが必要だと思いますが ......。
今月は RIDING SHOT 特集の予定 でしたが .....
投稿者:SKIP 「ロリコンでセクハラ」 静岡の大会で小学生の女の娘に セクハラするライダー達。 *小学生はポイント高いの? ねぇヒ ロシ?
投稿者:ボス「SJC と聡」 左からパン屋 ... じゃなくて北澤聡。SJC 4号、2 号、 3 号です。 *ていタラク野郎の一号大野どこに行ったのでしょうか? SJC のみなさんこれからもボスのスキップ
にと遊んで上げてください。 それにしてもパン屋の聡は何でのったのでしょう?イースト菌が利いたのか?
投稿者:クリ坊 「トニーチョ」 . 大阪の地元で撮影しました .。
*トニー頑張ってまっか? 居酒屋で店員に注文出 来るようになったかい? またクリ坊かモンキーの世話宜しくね。 遠慮無く電話でもしてきてね。Skip より。 このコーナーはタモリクラブの空耳アワー ばりに、皆さんからの写真が命です。だか ら、写真を大、大募集。応募は E- メール か郵送でお願いします。 君が撮った素敵 な写真を待ってます。
投稿者:JOSE FUJIWARA & Nathan Penonzek *「Let's have a party!。」 ホセがスペイン滞在中の新年かクリスマスのパーティ。 右下は Ruben Alcantara と Jose。二人とも何の仮装か分かりません。 *真ん中の写真はホセの「BACK FLIP!。」 去年、ポルトガルのコンテストでのホセのバックフリップ!惜しくも メイクは出来なかったが、見事足を痛めた。しかし観客は大狂乱。一 気に「カミカゼ」は人気者に。撮影は Nathan が担当。
投稿者:松尾 カナメ「ヒロ仕切ってます。」 名古屋で大晦日の晩に開催された年越しジャムの写真です。 *名古屋では脱糞君と呼ばれているカナメ、入魂の撮影です。 正太郎のエアー高いです。ヒロのしきりポイント高いです。
投稿者:若きクリ坊「早く回れるよ!」 投稿者:としごん 「たーぼー」 2002 年の今でもオガマサの十八番。 頭が大きくなりました。 *おがまさは、もう十年以上もマックサーク *じつはこのターボーはアニケンが真似
Enoyang
ルのことを「早く回れるよ!」という技と勘 違いしている。パンツ姿が懐かしい。
ているらしいさぁ。