003
013
設計課題Ⅲ 「美術館」
﹁時代のブリコラージュ﹂
﹁劇的な一日を。﹂
﹁森に過ごす。﹂ 設計課題Ⅰ 「独立住宅」
023
卒業設計
039
041
設計課題Ⅳ 「第7回 大東建託 賃貸住宅コンペ」
ンコンペティション」
イラスト製作
つなぐ博多の伝統文化
未来へ孵る 設計課題Ⅳ 「第 12 回 長谷工 住まいのデザイ
043
[Biografy] 上村 悠太朗 | Yutaro Uemura - 熊本県熊本市生まれ 1997 2016
- 熊本県立第二高等学校 卒業
2016-2020
- 北九州市立大学 国際環境工学部 建築デザイン学科
2020-
- 北九州市立大学院 国際環境工学研究科 環境工学専攻 建築デザインコース
[Hobby] - バスケットボール - サウナ
[ 特技 ] - イラスト製作 - 火起こし
[Experience] - ハノイ国際建築デザインワークショップ 2017
2017
2018
- 八幡国際建築デザインワークショップ
2018
2018
- タイ国際建築デザインワークショップ
2018
2019
- 若松・戸畑国際建築デザインワークショップ 2019
2021
-The office ( インターンシップ )
[Skills] Drawing
-Illustrator, Photoshop, Procreate
CAD
-Vector Works
3D
-Sketch Up, Rhinocerous (in progress)
[Contact] Mail
-b0mbb003@eng.kitakyu-u.ac.jp
Phone
-080 5289 0977
1. 森に過ごす 「人間は森の近くに住んだ方が幸せになれる。」 自然とともにある開放感と家の中にある安心感を共 生させる。住まいを自然に調和させることを意識し た住宅を設計した。
学部2年次課題
LOCATION 敷地|北九州 ひびきの学研都市
敷地は学術研究都市内にあり、RC 造の無骨な
対象敷地からは木々の隙間から池がみえ、そ
研究施設や学校が立ち並ぶ。
の先に大学を望むことができる。
live in the forest .
森林浴のような体験を空間化したい。
CONCEPT 森に過ごす。
ひっそりと佇む
森の中で過ごす。
木の上のような空間
リズム感のある空間
周囲の RC 造の研究施設に溶け込
家の中でありながら森を近くに感
木にハンモックを提げて自然に凭
明・暗・明のリズム感を家の中で
み、森の中に隠れるようにひっそ
じられるような開放感を作り出す。 れかかって読書をするように、木
感じ、日常のなかに空間的な感動
りと佇む。
漏れ日を空間に取り込む。
を与える。
一階平面図 1:100
2. 劇的な一日を 休日に美術館へと向かう。忙しいが退屈な日常から 距離を置き、今日だけは劇的な一日を送りたい。
学部2年次課題
LOCATION 敷地|北九州 小倉北区 勝山公園 敷地|北九州 敷地|北九州
勝山公園
勝山公園
小倉城
北九州市役所
大型ショッピング施設
CONCEPT ストーリーを感じる空間を。
美術館を目の前にして期待が膨らむ。
非日常へ向かい階段を登る。上に向かうにつれて狭く
優しい太陽光を頭上に、下からはどこまでも続く深く
なる両壁は階段をより長く見せる。
暗い穴がこちらを覗く。
明るく開放的な空間から展示空間へと進む。
細く暗い廊下を抜けた空間は曲面を反射した太陽光が
展示作品の余韻に浸りつつ、大空間と水盤に反射した
優しく降り注ぐ。
光が圧倒する。
エントランスホール内のカフェ
断面図 1:500
展示室 曲線を使ったトップライト
ホワイエ 彫刻展示
吹抜
吹抜 常設展示
企画展示
吹抜
吹抜
エントランスホール
二階平面図 1:1000
休憩室
休憩室
収蔵庫
吹抜
企画展示
常設展示
学芸員室
閉架図書
±0
エントランスホール
レストラン
+1000
カフェ
+2000
図書館
カフェ
三階平面図 1:1000
3. 時代のブリコラージュ 明治時代の遺産が点在する北九州市若松区本町の街並み を寄せ集めて一つの町のような建築を設計する。
卒業設計
増え続ける 空き地、空き家、駐車場
コンバージョンされた 近代化遺産
明治時代に石炭の積出港と して栄えた本町には現在も いくつかその時代の建物が 残っている。現在残ってい る近代化遺産はそのほとん どがカフェや市民ホールに コンバージョンされ保存さ れている。
近代化遺産がいくつか保存されている本町だが、多くの近 代化遺産が取り壊されて姿を消している。 空き家・空地・空 き店舗の増加、人口減少などの問題が深刻化しており、 現在残っている近代遺産も保存する人々がいなくなれば 姿を消してしまうだろう。そこで本町を訪れた人が本町 の独特の面白さに気づいてもらえるような、本町という 町そのものの面白さを体験できるような建築を設計でき ないだろうか。
CONCEPT 建築に取り込む遺産。
本町らしい建築を設計するために本町を構成する特徴をスケッチによって抽出しそのまま設計する建築に落とし込む。 本町は伝統的な西洋の様式を用いた建築や多彩な色を用いた窓枠や屋根、壁によって形作られた建築が多く存在する。
CONCEPT
地元の人々に 陸の孤島 と呼ばれている本町にサイクリスト、ランナー、バックパッカーなどの旅人が訪れる玄関口となる拠点を計画 する。一階と二階には地元の人々と旅人が交流できる商業店舗を入れ三階と四階には旅人が宿泊できるホテルを計画した。
陸の孤島に玄関を
ランナー サイクリスト バックパッカー
学生 店長 親子
旅人
地元の人
立体的な本町を体験し、地元の人と話すことで初めてまちの良さに気づき、本町というまちを違う観点で見ることができる体験型宿泊施設である。
一階平面図 1:800
鉄骨でフレームを造り、 本町を構成している建築の 要素を嵌め込んでいく。本 町を構成する特徴がフレー ムの隙間から覗いたり、は み出て顔を覗かせたり、街 の様子が滲み出る。街が積 層し一つの大きな街のよう な建築を形成する。 フレームは明治時代に石 炭積出港として栄えていた ため黒炭色で染め上げ『炭 の町』を演出している。
二階平面図 1:800
三階平面図 1:800
石炭会館の室内階段
上野海運ビル天井
様式建築の規範に沿って左
建物内部にある吹き抜けの
右対称で階段の中央に赤い
回廊。天井にはステンドグ
絨毯を敷いている豪華な装
ラスがはめ込まれ光が差し
飾を施している。
込む。
石炭会館の入り口ポーチ
芳野病院の塔
左右対称の一対の円柱。正
大正時代から存在する芳野
方形の台座にのせたドリス
病院。存在感のある石張り
式の柱が様式建築をより感
の塔が本町に佇む。
じさせる。
四階平面図 1:800
AA` 断面図 1:800
BB 断面図 1:800
第12回 長谷工 住まいのデザインコンペティション 「働き方を変える集合住宅」
学部三年次後期設計課題
未来へ孵る 栄養を吸収し成長し殻を破って海へと放たれる稚魚のように 住民と地域住民によりアイデアを育むことでそのアイデアは 次第に輪郭がはっきりとし、新たな「仕事」へと孵化する。
外と繋がりのあるプレゼンテーションの場
1 放流する「仕事」 技術の進化に伴う社会の変化に合わせた新しい仕事、働き方について語 りあい実践する場を設ける。集合住宅内には未来の仕事を開発したい人や 起業をしたい人が住み、周辺の住宅街から集まるお年寄りや親子の地域住 民が集まり、ともに新しい仕事を生みだす。
2 吸収する
リラックスできるリビングと、その奥に繋がりを持ちつつ区切られた空間
集合住宅の内側に一つの街のようにカフェや美容室、居酒屋やコインラン ドリーなどの既に目的を持ったお店を置く。このお店に新たな目的を付加 することで人を集めつつ、新たな仕事を生み出す民に必要なコミュニティ エリアを作り出す。
住戸のスキマにあるカフェと交流スペース
3 蓄える 建築計画として外側に「私」空間である住戸を配置し内側に「公」空間 を配置する。その間に「共」空間であるスキマ空間を随所に作ることによっ て住民と地域住民とのコミュニティを加速させる。
1 階中央部の気軽に立ち寄れる足湯
「公」空間
「私」空間
「共」空間
思考の具現化
全面にホワイトボード
4 孵化する 下層階で集めたアイデアのたまごは集合住宅の上層へと進むにつれ徐々
コインランドリー × 交流スペース
に成長しはっきりとした形になっていく。話し合い、プレゼンし、実験し、
居酒屋 × 会議
評価をもらい、さらに実験を行い、これを何度も繰り返して頂上に上り詰 めたアイデアのたまごは孵化し新たな仕事として社会へ放たれる。
足湯による憩いと会話の場 断面パース
瞑想空間 3F 平面図 1:750
既存の目的を持った店に新しい「仕事」を生むための機能を付加
レストラン × プレゼン
図書空間とアイデアを形にするホワイトボードの壁
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第7回 大東建託 賃貸住宅コンペ 「身近な社会者と向き合う、新たな賃貸住宅とは」
学部三年次後期設計課題
つなぐ博多の伝統文化 博多の伝統文化 博多地区の伝統文化が存続の危機に しており、特に「博多鋏」を作る 職人は現在一人にまで減少し、伝統 工芸品が消滅してしまう恐れがある。 しかし、若者は伝統文化に関心がな く、伝統文化が消えていくことに危 機感を感じていない。 伝統文化のすばらしさを拡散し、 若者と職人とのコミュニティを作る ことで、博多地区の伝統工芸品を守 り、存続させるための賃貸住宅を提 案する。
博多織 博多人形 博多曲物 博多鋏 博多独楽
対象敷地
賃貸システム
断面
内観
オーナー
学生
住戸 家賃・売上
手伝うことで家賃を安く
対象敷地は福岡県福岡市博多地区内の呉服町という場所。敷地の北側に面 した大道路は規模、利用客数において九州最大の博多駅に直結しているため 人通りは多い。周辺地域には博多小学校があるため登下校途中の小学生が職 人が伝統工芸を作る工程を見て学ぶことができる。また、九州大学があり、 その周りにはさらに大学が点在しているため多くの学生がこの賃貸を利用す る。
住戸
技術を教えて伝統文化の継承
職人
地域住民
展示室
伝統文化の体験
職人 × 学生 ショップ
職人 × 学生
「クレイジーダイヤモンド」 「ジョジョの奇妙な冒険第四部ダイヤモンドは砕けない」 のワンシーンをイメージして制作。
「26:26」 レッドブル主催の #redbulcanart コンペ に参加したときの作品。
「自分の敵は自分」
「サメと少女」
「ニコチンサメおじさん」
「怪物」
「夏味サイダー」
「クリオネくん」
「サメ」
「目玉焼き少女」
「はいさい」
「理想の独立住宅」
「劇的な一日を」
「街を組み立てる」