受付番号
部門:物件改装
応募者名:蒲澤 雄介 東京都 出身地:
タイトル
未来につながる人と地域の待ち合わせ場所 地形のような段差床と開かれた土間が人と地域と未来の結び目になる。
1F OPEN KITCHEN
R1. 元製氷工場の改装
2F FREE SPACE & LIBRARY
求められる改装の要素 オープンキッチン 地元の人や施設の利用者が活用できる厨房機器。施設で試作したモノを販売まで繋げられるよう、営業許可の取れる 仕様にすること。尚ここは料理教室、食品開発、パーティー等に使うことを想定する。
3F COWORKING SPACE
また調理したモノの試食や、地域の人が集まり打合せが出来るカフェスペースを設けること。 コワーキングスペース 起業希望者、デザイナー、クリエイター等の施設利用者がデスクワークをするスペース。無線 LAN、
誰かと会う為、誰かを待つ為、大人から子供までみんなが自然と集まり、出会い、
コピー機などの OA 機器を入れるスペースを設けること。
居場所を見つけることができるような、未来につながる魅力的で楽しい待ち合わせ 空間を下記の3つのテーマで提案します。
フリースペース イベントや、大人数での会議等自由に活用できるスペース。イベントや会議以外の時の活用方法に対しての工夫も考えること
1.地域を育てるみんなの土間・オープンキッチン 地域に対して開放的で、広場のように誰でも気軽に立ち寄れるような場所
その他必須設備
富士登山ような、 ランドスケープのある 空間デザイン
2.地域でシェアするみんなのフリースペース・ライブラリー 地域でシェアするみんなの空き地であり、情報の共有の場所
3.地域でつくるみんなのラウンジ・コワーキングスペース
全体の活用イメージ
生活の拠点であり、情報発信の拠点でもあり、なにかをつくる拠点でもある場所 B-B’
section A
地域の人や、移住希望者・起業希望者、デザイナー、クリエイター等が集まり創意工夫をシェアすることにより、
section B
A-A’
A-A’
お互い高め合う空間。施設利用者向けに起業支援や地域の人をつなぐイベントを開催していく予定。
KEY-PLAN
人×地域×未来 コンセプト
B-B’
人口減少と少子高齢化の波で、富士吉田市は多くの地方が持つ問題を抱えています。 かつて江戸時代は信仰の街、昭和に歓楽街で栄えていた街でしたが、空家街になり、賑わいの面影を残して衰退しています。 富士吉田市にかつての賑わいをつくる為、地域住民がこの街を誇りに思える、活動するキッカケの場になる魅力的な空間をつくり、 下記の3つの再生軸を元に、かつて栄えていた信仰の街、賑わいの街、富士吉田市を再生します。
■ 設計の進め方 全体のつながりや多様な使い方に関するアイデアを考えたり、利用方法などを市民の方などを交えてワークショップなどを開催し、 要望や活動にあったバリエーションをデザインしていきます。地域の人たちが主体的に考え、空間の使い方を議論し、 そのプロセス の中で地域の活動の活性化や楽しさを体験しながら設計していきます。
1. 地域活性:クリエイターの創世や地域住民の創作、交流促進 富士吉田市、山梨県近辺でアーティストやクリエイターなどを目指す人や仕事をする人が働く場として、 また県外からの移住を図る為、 できるだけこの場所で働きたくなるような魅力や手当等を作り、 この地域に住んで楽しむキッカケになるシステムを構築します。 地域のサークル活動の場やみんなの居場所として、人と交流し、そこで働く人との世代間交流を通して、支え合う絆も育む場にします。
WS①
WS② さまざまな 使い方を考える
2. 観光案内:世界の観光地、東京の郊外としての富士吉田市
WS③
WS④
活動にあった空間のバリエーション を検討する
空間のイメージ
富士山が世界文化遺産に選定され、世界中から観光客や登山客が訪れる際、気軽に立ち寄る情報発信地としての役割を担います。 また、例えば富士吉田市は東京からも1時間程度で着きますが、湘南や鎌倉と同じ身近な距離感が都民に認知されていません。 東京の延長としての郊外と見ることで、 もっと都心にいる人も気軽に身近に立ち寄り、遊びにいけるような情報発信地にしていきます。
フィード バック
提案
Copyright
©
2014 fujiyoshida piggy bank foundation
最終案の確認
設計者
3. 産業促進:広大な富士山の水と織物 富士吉田市では広大な富士山から出る綺麗でおいしい水と絹織物が盛んであり、製品を通じた新たな富士吉田市のブランディングを図り、 日本、世界に向けて再発信していくためのプロダクトの紹介の場として、富士吉田市での雇用や未来に向けた基盤作りの場になります。
WS⑤
WS 風景
市民
市民の活動にあったバリエーショ ンのある空間をデザインします
受付番号
部門:物件改装
応募者名: 蒲澤 雄介
出身地:東京都
1.地域を育てるみんなの土間・オープンキッチン 地域に対して開放的で、広場のように誰でも気軽に立ち寄れるような場所
1Fはみんなの交流の場になるように、 オープンキッチンを配置し、開放的なカフェのような空間を提案します。 大きなワンルームに様々な小上がりと土間空間をつくり、段差によってゆるやかにスペースを区切っています。 奥側の半地下の子下がりダイニングは既存のレベルを利用し、床であったり椅子になったりテーブルでもあり、 色々な機能を誘発するラウンジになっています。 ここでは吹き抜け空間を利用して映画を見たり、 カフェのように 使ったり、 オフィスのように使ったりと様々な用途に対して対応できるようになっています。 また、西側のエントランス側には縁側のような空間をつくり、小さなバーラウンジを設けて小粋なふれあい空間 設けています。
before みんなの土間・オープンキッチン 既存のブロック塀を取り外し、 オープン な土間がエントランスでもあり、 リビン グのような空間にします。 みちから自然と立ち寄れるようにオー プンなガラスの入口にし、採光を多く 取り、 とみちと同化したようなデザイン にします。
1F 断面図 段差によって緩く空間が文節されながらも 四方に視線がぬけるような見通しの良い空間
AFTER
■ まちあわせリビング
■ 小上がりラウンジ
みちと地続きの土間にし、誰でも立ち寄れる待ち合わせ空間。 展示スペースや観光案内としても機能し、ポップアップストア などが併設できるようにオープンな空間にしています。
二階への階段と同化しており、 ちょっとしてベンチや 元々の階段の大きな踊り場としても機能します。
before
1F 平面図 男女別に設け、施設内だけでなく地域の トイレとしても利用することを想定してい ます。
UP
1 2 3 4 5
既存のレベル差を利用し、一階床レベ ルをそのまま延長してテーブルにする ことにより床でもあり、椅子でもあり、 テーブルでもあるようにし、様々な視線 が抜けるようにしています。
吹き抜け
FL+0
FL+700
w
M
子下がりダイニング
FL+400
■ 男子・女子トイレ
■ オープンキッチン 料理教室やカフェを兼ねたオープンなキッチンを 設けます。空間の中心に食べる場所があることで、 人の出入りを気軽にします。
FL+900
AFTER
FL+700 FL+400 ■ 小上がりダイニング 椅子の高さの小上がりのダイニングスペース。 周りにテーブルを置くことにより、 ダイニングに なったり、 ちゃぶ台を置いて井戸端会議など、 様々な用途に使えます。
FL-300 ■ ふれあい縁側 工場側の床レベルと木造増築部分のレベル差を 利用し、工場側の床レベルを延長して縁側のよう なおしゃべり空間を設けています。
before
FL+0
西側増築部分、ふれあい縁側
UP
■ 小さがりダイニング 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
吹き抜けFL-700
工場隣の木造増築部分は工場と増築 部分のレベル差を利用して工場の床 レベルを増築部分に延長し、縁側のよ うな空間にしています。 また、小さなバーを設置することによ り、小粋なふれあい空間を演出します。 また、 トイレを男女別に増設し、施設内 だけでなく、地域のトイレとして利用出 来るようにします。
既存の床レベルを利用し、 カフェやラウンジ、 上部の吹き抜けを利用して映画鑑賞なども できるようなゆとりのある空間にしています。
■ ふれあいバーラウンジ ちょっとした立ち話がしたいときや飲み物が飲みたい時、 簡単な軽食を販売も出来るように、バーを設けます。
AFTER Copyright
©
2014 fujiyoshida piggy bank foundation
受付番号
部門:物件改装
応募者名: 蒲澤 雄介
出身地: 東京都
2.地域でシェアするみんなのライブラリー・フリースペース 地域でシェアするまちのラウンジ。本を通じて新しい人と地域の出会いの場になる。 2Fにはフリースペースを設け、地域のラウンジのような空間を提案します。 同時に、みんなのシェアライブラリーとしても機能するように、本棚の壁を周囲に設置し、各々が本を持ち寄ることで 地域の図書館としても機能します。大きな吹き抜け上は富士山ステージとして、本を置いたり座ったりなどして利用出 来、講演などのイベント時にはステージとしても利用できる多様な場になっています。 また、南側の3階への直通階段からブリッジで直接出入りできるようにし、人の流動を促進する為、2階から三階への 階段の新設も提案します。
before シェルフステージ 既存床を取り壊し、吹き抜けにし、 その 上に斜めにかかる棚状のステージを設 置し、あるときは棚になり、椅子になり 講演などでは客席にもなるような空間 になります。様々な機能を誘発する事で 利用者が様々なアイデアを出して使って くれることを想定しています。
2F 断面図 棚でもあり、椅子でもあり、 ステージにもなり、 視線が様々な方向に抜けていく。
AFTER
■ シェルフステージ
■ 新設階段
棚でもあり、講演やレクチャーなどで使用する時は ステージとして客席にもなるような壇上の空間です。
人の流動の促進や安全に配慮し、建物内の動線を円滑に する為、既存階段上に鉄骨階段を新設します。
before 2F平面図 UP
DN
フリースペースラウンジ 本棚に囲まれ、おしゃべりや休憩、 レク チャーなど、 フリースペースとして多用 途に使用できるようにしました。 三階への階段も設け、人の流動を促進 します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
AFTER
before シェアライブラリー
UP
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
■ ミニブリッジ 三階までの直通階段からも直接二階に降りれるよう、鉄骨ブリッジを溶接します。 吹き抜けでの展示の際、見通しよく観覧できるような想定をしています。
四方を本棚で囲み、地域やここを利用 する人が本を持ち寄り、地域の図書館 として共有する場になるように、 また アートイベントなど展覧会時には展示 品を置く棚としても使えるように想定し ています。 三階への直通階段からも直接ミニブリ ッジで移動できるようにし、行き止まり のない空間構成を意図しています。
DN (3FL 3FL)
吹抜
15 16 17 18 19 20 2021 21 22 2223 2324 2526 2627 2728 28 2425
■ フリースペース&シェアライブラリー ちょっとした休憩やレクチャーなどで使用する時に、 フレキシブルに 利用できるようにオープンにしました。棚には地域で集めて共有する 図書館としても機能させることを提案します。
Copyright
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AFTER 2014 fujiyoshida piggy bank foundation
受付番号
部門:物件改装
応募者名: 蒲澤 雄介
出身地: 東京都
3.地域でつくるみんなのラウンジ・コワーキングスペース 情報発信の拠点でもあり、なにかをつくる拠点でもある場所 三階にはコワーキングスペースを設置し、様々な職種の作業に対応出来るように引き戸で空間全体をオープンに したり、個別の部屋をつくることができるようにフレキシブルな空間とし、既存の三階直通階段の上部にはトッ プライトを新設し、自然光が建物全体に行き渡らせるように気持ちの良い空間の提案をします。 また、キッチンやトイレなどの水回りも設置し、カフェのように、アットホームで作業がしやすい雰囲気にして います。
before コワーキングスペース
sunlight
基本はワンルームとし、用途や仕事の 内容によってフレキシブルに空間をオ ープンにしたり部屋を仕切ったりでき るように、引き戸の建具を設置し、ゆる やかに空間をしきれるようにします。
3F 断面図 引き戸によってゆるやかに空間を仕切ります。
AFTER
■ アウトサイドスペース
■ コピーコーナー
様々な職種の作業に対応できるように、建具レールを巡らせ、 可動引き戸でオープンにしたり空間をゆるく仕切ったりできます。 将来的に引き戸を増やし、全ての空間を個室に仕切る事を可能に したデザインにしています。
プリンタ類、 コピー機などを置くスペースをまとめて設けて います。階段上デッドスペースを棚に利用することにより、 複数のプリンターの設置を可能にしました。
■ 新設階段
ラウンジスペース 壁側にソファベンチを設け、気分転換 にリラックスしたり、 ここで仕事をした り、お茶をしたりなど、様々な状況に対 応できるように仕切りをなくし、ゆるや かに空間内をつないでいます。
940340
UP
before
3F 平面図
940340
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
■インサイドスペース 様々な職種の作業や人数に対応できるよう、 共有のデスクを設け、棚などの家具でそれぞれを仕切る 事を想定しています。建具は安価なポリカーボネートを使い、 人の視線がきにならないように配慮しています。
既存のスラブ床が階段上だけ空いているので、 こちらに新設階段を設置し、各空間へ流動的に なるようにしています。
AFTER
■ リラックススペース 仕事の休憩や気分転換、 リラックスしたい時の為の スペースとして、 ソファベンチを設け、 カフェのような 雰囲気にしました。
before
インサイドスペース ポリカーボネートとラーチプライウッ ドで安価に建具をつくり、引き戸によっ てゆるやかに空間を仕切ります。 様々な大きさの個室空間に対応出来る よう室内側には壁は設けず、本棚などで 個々に仕切り、ポリカの波打つ表情が プライバシーをゆるやかに保ちつつ、 明るい雰囲気で仕事ができるよう配慮 します。
15 16
R
■ ミニカフェキッチン ちょっとしたコーヒーを飲む時やここで販売する事も 想定し、 ミニキッチンを設けます。 また、3階にもトイレを 設け、落ち着いて仕事が出来るように配慮しています。
倉庫
■ トップライト新設 三階階段上にトップライトを設け、3層全てに自然光が 通るように、 日当たりの良い気持ちの良い光の井戸を 提案します。
Copyright
AFTER
©
2014 fujiyoshida piggy bank foundation