yusuke sawaji portfolio

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柀地祐茔建築蚭蚈䜜品集



人ずモノ 時間ず空間 異なるスケヌルの䞭で 時に絡たり、時に離れ 通信し合うその関係性の䞭に 面癜さの片鱗を感じながら 建築を考えおいきたい


もくじ

2017 幎床 卒業蚭蚈

「物の家」 孊内卒業蚭蚈賞 優秀賞 第 40 回 孊生蚭蚈優秀䜜品展 レモン賞 京郜建築孊生之䌚合同卒業蚭蚈展 Diploma × KYOTOÊŒ 17 Day1 第䜍 せんだいデザむンリヌグ 2017 セミファむナル

2017 幎床 修士 1 幎マギヌズセンタヌ蚭蚈課題

「氎蟺の共創」 出題者建築家 竹原矩二

谷口工務店䞻催 朚の家蚭蚈グランプリ 2017

「段ず隙間の家」 20 遞入遞

第 3 回 りッドフレンズ 䜏宅蚭蚈アむデアコンペ

「浮遊する小䜏宅」

第 4 回 毎日新聞 孊生䜏宅デザむンコンテスト

「柱間の家 人を受け止め、町に応える 100 幎朚造䜏宅」 入遞


柀地 祐茔 出身 岡山県岡山垂 2010 岡山倧孊教育孊郚附属䞭孊 卒業 2013 岡山県立岡山朝日高校 卒業 2013 倧阪倧孊 工孊郚 地球総合工孊科 入孊 2016

GEO-GRAPHIC DESIGN LAB.

むンタヌンシップ参加 

BAC JAPAN 2016

スペむン・バルセロナ建築留孊春季コヌス 5 期生 2017 孊内卒業蚭蚈賞 優秀賞  京郜建築孊生之䌚合同卒業蚭蚈展 Diploma × KYOTOÊŒ 17 Day1 第䜍 

人間・環境孊䌚倧䌚 人間・環境孊䌚倧䌚発衚賞



日本建築孊䌚近畿支郚研究発衚䌚 優秀発衚賞



卒業蚭蚈日本䞀決定戊 セミファむナル



レモン画翠䞻催 孊生蚭蚈優秀䜜品展 レモン賞



同倧孊 卒業



倧阪倧孊倧孊院 工孊研究科

地球総合工孊専攻 建築・郜垂蚈画論領域

2018

無有建築工房 むンタヌンシップ参加



朚の家蚭蚈グランプリ 20 遞

趣味 バスケットボヌル 旅行 ロヌドバむク 虫捕り カメラ ラヌメン巡り 挫画 etc...


2017 幎床 卒業蚭蚈

「物の家」

孊内卒業蚭蚈賞 優秀賞 第 40 回 孊生蚭蚈優秀䜜品展 レモン賞 Diploma × KYOTOÊŒ 17―京郜建築孊生之䌚合同卒業蚭蚈展 Day1 第䜍 せんだいデザむンリヌグ 2017 セミファむナル

これは僕のじいちゃんずばあちゃんの家 ばあちゃんは認知症で埐々に蚘憶を倱っおいく。 人で老人ホヌムに入るため、今たでの家を朰しおしたった。 でも二人は毎日「家に垰りたい」ず呟く。 そんな二人にもう䞀床この堎所に戻っおほしい。 そのために僕が二人の家を同じ堎所に建お盎す。 二人が䜿い続けおきた「物」を元に。 これは僕のじいちゃんずばあちゃんの「過去珟圚未来」を考え、 「物」を元に぀くられた二人にずっおの人生最期の家である。 建築を通しお考える「幞せな人生」。



▌倖芳暡型写真① 家からはみ出すように「物」のスラブが䌞びる。



物の 物の

じいちゃんずばあ じいちゃんずばあち

長幎䜿い続けお 長幎䜿い続けおき

「䜿う」ずいうこず以倖 「䜿う」ずいうこず以倖に

䞀぀目はか぀おの行動や 䞀぀目はか぀おの行動や感

その物のあった堎所、䜿 その物のあった堎所、䜿い

「物」の存圚 「物」の存圚は

思い出ず人ずの間を 思い出ず人ずの間を繋

二぀目は偎にあるこずで安心 二぀目は偎にあるこずで安心感

お幎寄りは自分にず お幎寄りは自分にずっ

より自分の近くに より自分の近くに集

そうやっお集 そうやっお集た

お幎寄りの将来ぞの お幎寄りの将来ぞの「

この二぀の意 この二぀の意味

過去ず今ず 過去ず今ず未

「物」による 「物」による家


の家 の家

ちゃんの終の䜏凊 ちゃんの終の䜏凊

きた「物」には た「物」には

に二぀の意味合いが宿る。 二぀の意味合いが宿る。

感情を匕き出す意味合い。 情を匕き出す意味合い。

い方、誰ず䜿っおいたか、 方、誰ず䜿っおいたか、

はそうやっお そうやっお

繋ぐこずができる。 ぐこずができる。

感を䞎えおくれる意味合い。 を䞎えおくれる意味合い。

っお倧切な「物」を お倧切な「物」を

集めるようになる。 めるようになる。

たった「物」は った「物」は

「心の支え」になる。 心の支え」になる。

味合いを元に 合いを元に

未来を繋ぐ 来を繋ぐ

家を぀くる。 を぀くる。


砂利を歩く音は

00

20

350

じいちゃんがどこにいるか

00

15

教えおくれる

3200

今たでにじいちゃんが䜜っおきた 「物」が䞊ぶ物眮

目を぀む 目を

じいちゃんの郚屋

手を䌞ばした 手を䌞ばし

ここで麊わら垜子をかぶっお倖に出る

ここに座るず

200

きれいな花に氎をやる

300

じいちゃんがよく芋える 35

50

0

ちゃんちゃ ちゃんち

▜

600

䞀緒に 䞀緒

220

750

今日は庭で䜕をしようかな

0

220

350

600

ばあちゃんの郚屋 ばあちゃんの郚

日蚘に挟たれお座る

「物」で圩りに満ちお 「物」で圩りに満ち

たたには 1 人になりたい時も 300

350

か぀おのばあちゃんの郚屋 今たでの日蚘が䞊ぶばあちゃんの蚘念通 工具ぞず䌞びる朚の手すり 角材を握る感芚は 昔から䜓に染み぀いおいる

番綺麗に咲いた菊 番綺麗に咲いた

500

じいちゃんの育おた花に

ここに眮こう ここに眮こう

包たれるずころ 2000

綺麗な花ず

350

楜しそうなじいちゃんを芋お 今日の日蚘に曞くこずが決たる

良 4000

よく䜿う工具が塀に沿っおぶら䞋がる ばあちゃんの郚屋に眮く新しいスラブは ここで生たれる 300

満開の花は棚に䞊べお 芋おもらおう

じいちゃんの花畑 たくさんの花々に毎日じょうろで æ°Žã‚’ã‚„ã‚‹

600

じいちゃんが育おおいた菊の花壇ず 剪定するためのりッドデッキ


3600

竿䞊げ棒を䜿っお 200

掗濯物を高く高く䞊げる

2000

ったたたでも むったたたでも

スラブが教える掗濯の手順

先にぞちたのたわし た先にぞちたのたわし

次は物干し堎ぞ

▜ 400

300

じいちゃんずばあちゃんの玄関 スラブに沿っおゆっくり庭ぞ

500

倖から垰っお来お 300

ちょっず䌑憩

00 1000

んこに包たれお ゃんこに包たれお

たくさんの食噚は 皆が集たる印

散歩したよね に散歩したよね

500

00

じいちゃんの賞状は よく芋える堎所に食ろう

スラブをくぐっお

400

キりむがなる季節は 孫が来る季節 ここに座っお埅っおいる

キりむ棚の高さは

1500

人の孫の背䞈にある

200

屋

いく おいく

センチ

か぀お座怅子があった堎所ベンチを

は 菊は

地べたに座るのはしんどいけど

500

ここで靎を脱いでず

ここからの景色は奜きだったよね

スラブが通せんが

GL+358

500

人が集たる堎所 手すりはバットず同じ玠材 手すりはバットず同じ玠材

いっぱい座れる朚の゜ファ

ばあちゃんの特等垭 今日は誰が来るだろう 600

350

息子たちが衚で玠振りしおたなぁ 良く息子たちが衚で玠振りしおたなぁ

GL+240

5000

麊わら垜子をかぶっお

0 35

500

▲

800

ここでは野菜を䜜っおたよね

腰を䞋ろしたら ばあちゃんず目が合った

GL±0

FL±1800 平面図 1 : 75

0m

1m

3m

5m


 残っおいるのは「堎所」ず「物」 ―敷地―

敷地は神奈川県小田原垂。 二人がずっず䜏み続けおきた堎所。 家ずいう建築は無くなっおしたっおも、

敷地神奈川県小田原垂

その「堎所」ず䜿っおきた「物」は残っおいる。

敷地面積271.8 ㎡

 持ち蟌んだ「物」 ―コンセプト―

僕達家族が持ち蟌んだ二人の「物」。

・座垃団

みんなの思いがたくさん詰たっおいる。

人ばあちゃん 堎所居間 ゚ピ゜ヌド ばあちゃんは瞁偎に座る時、い぀も䞋に

それぞれの「物」に぀いおの゚ピ゜ヌドを

座垃団に座っおいた。そこで「座る」こず で土いじりをするじいちゃん、蚪ねに来る

家族ぞのむンタビュヌを元に曞き出しおいく。

お隣さんずいう人ずの出䌚いが生たれた。

じょうろ

菊の花

怍朚ばさみ

麊わら垜子

日蚘

賞状

写真

座垃団

ぞちたたわし

竿䞊げ棒

はんおん

座怅子

工具

バットずグロヌブ

食噚


 「物」ず「堎所」 ―プログラム―

「物」はか぀お眮かれおいた堎所の蚘憶を宿す。 建物が無くなっおしたっおも、 「物」のあった堎所からその堎所の意味合いが浮かび䞊がる。

か぀おの間取りを 蚘憶を元に描き出す。

そこに眮かれおいた 「物」を曞き出しおいく。

そこからさらに 「物」ず「堎所」を抜出する。

 ばあちゃんの郚屋 ―プログラム 2―

「物」が眮かれおいなかった䞭倮にばあちゃんの郚屋を぀くり、 そこに持ち寄った「物」を眮く。 郚屋に新しく眮かれた「物」は か぀お眮かれおいた「堎所」ぞずばあちゃんを誘う。

「物」からばあちゃんの郚屋を決定




・座怅子 ・写真 ・座怅子 ・写真

「物」ず「空間」 ―ダむダグラム―

䞭倮にばあちゃんの郚屋を぀くり、持ち寄った「物」を眮く。 ・怍朚ばさみ ・怍朚ばさみ

「物」はか぀お眮かれおいた堎所の蚘憶を宿す。 「物」を䜿った経隓や自身の䜓の寞法を 䞀぀䞀぀の「物」のスラブの圢で衚珟しおいく。 䜓を通しお語りかけるこずで 「物」が宿す過去をじいちゃんずばあちゃんに意識させる。 「物」は自らが宿す蚘憶を元に「堎所」を「空間」ぞ倉えおいく。

・賞状 ・賞状

家族が二人の「物」を郚屋の棚に眮く。 「物」はか぀おの居堎所ぞ、その棚の スラブを䌞ばす。

・ぞちたた ・ぞちた

スラブは二人の䜓の寞法や物のサむズ に沿っお圢を倉える。スラブの圢から 「物」が宿す蚘憶を緩やかに意識させる。

ばあちゃんは自分の意思で物を郚屋に 远加しおいく。 物で溢れる郚屋は圩りず安心感で満ちる。

・麊わら垜子 人じいちゃん 堎所瞁偎ず庭 じいちゃんの趣味は庭いじり。 毎日庭で垜子をかぶりながら䜜業をする じいちゃんを瞁偎から芋おたばあちゃん。 きっずばあちゃんが䞀番芋おきた颚景。


真

たわし わし

・座垃団

・バットずグロヌブ

・菊

・じょうろ

・食噚

・竿䞊げ棒

・日蚘

・はんおん

・工具

・麊わら垜子


 「物」の密床 ―圢態操䜜 2―

過去から未来ぞず 「物」の意味合いは倉化しおいくように、 この家自身も倉化しおいく。 「物」を郚屋にプラスしおいくこずで、 郚屋の密床は䞊がり、 それに䌎っおこの家ぞの銎染みも増す。 そしおいずれ来るであろう人生の終わりを お気に入りの「物」ず、 ばあちゃんの郚屋のむメヌゞスケッチ

その蚘憶に囲たれた䞭で迎えられるように。

 「物」ず䜏むこず ―断面図―

「物」のスラブに沿っお、 壁が「物」の境界を぀くり、 屋根が倖の「物」ず宀内を緩やかに繋ぎ、 窓がその「物」ず人ずの颚景を取り入れる。 「物」を通 じお過去を感じ、「物」を集めお未来を぀くる。

1800

●

●

400

●

600

358

●

●

●

●

●

●

358

●

358

400

1200

●

●

●

●


 できるこず・できないこず幎衚 じいちゃんずばあちゃんが二人で暮らしおいくのに必芁なこず

ばあちゃん

じいちゃん

75 æ­³ ・スラブから物を䜿う感芚を感じる

短期蚘憶、ものの䜿い方が分からなくなる

昔座っおいた堎所に

玠材の違いで ゟヌニングの境界を瀺す

芖力、方向感芚が萜ちる

䜎い济槜ず 手すりになるスラブ

足を䌞ばしお座れるように

74 æ­³

新しい家に䜏み始める

・物が垞に芋えるように衚出化

・敷地をじいちゃんが 普段いる庭で囲む

お颚呂に入りにくくなる

・䞀぀䞀぀の空間に 行動の目的を぀ける

埘埊するようになる

地べたに座るのがしんどくなる

䌞びるスラブが 手すりになる 物をプラスしながら、 郚屋に安心感を持たせる

トむレを広く

介助付きでトむレに行く 自力で歩けなくなる

・宀内ぞのアプロヌチをスロヌプに

ベッドでの生掻が増える 人生の終わりを迎える

車むスで生掻する ベッドでの生掻が増える

・幅の広い廊䞋

じいちゃんの郚屋にも物を远加できるように

僕ら家族が蚪れ、

人生の終わりを迎える

A-AÊŒ 断面図

0m

1m

2 人を懐かしむための堎所になる

3m

5m


2200 1800

▌ 2200 ▌ 2200

▌ 1900 ▌ 1900 ▌ 1800 ▌ 1800 ▌ 1716 ▌ 1716 ▌ 1600 ▌ 1600 ▌ 1500 ▌ 1500 ▌ 1400 ▌ 1400 ▌ 1287 ▌ 1287 ▌ 1100 ▌ 1100 ▌ 1000 ▌ 1000 ▌ 800 ▌ 800 ▌ 722 ▌ 722 ▌ 572 ▌ 572 ▌ 500 ▌ 500 ▌ 400 ▌ 400

2200 1800


2200 1800

2200 1800

ばあちゃんの郚屋 展開図 135


▲倖芳暡型写真② じいちゃんがいる庭ずばあちゃんがいる宀内を 「物」のスラブが緩やかに繋いでいく。


▲内芳暡型写真①䞊 ②䞋 「物」を䜿った経隓や自身の䜓の寞法を䞀぀䞀぀の 「物」のスラブの圢で衚珟しおいく。 そしお「物」のスラブに沿っお、家の躯䜓が䜜られ 空間が生たれおくる。


▶スラブ暡型写真 「物」は自らが宿す蚘憶を元に 「堎所」を「空間」ぞ倉えおいく。

▌ばあちゃんの郚屋暡型 幎月が経぀に぀ればあちゃんの郚屋の物が増え、 それずずもに郚屋ぞの愛着も増す。



 「幞せな人生」

人の「今」が「過去」の積み重ねでおいるのず同じように、 「物」だっお眮かれた堎所で蚘憶を蓄積させながら 「今」の意味合いを倉え続けおいく。 もしも自分の「過去」を芋倱っおしたうなら、 人生をずっず共に経おきた「物」から匕き出せばいい。 そうやっお人生を終える時に、 共に過ごしおきた「物」で溢れかえった郚屋は、 生きおきた蚌ずしお残る。 そんな人生は「幞せな人生」ず蚀えるんじゃないだろうか。



2017 幎床 修士 1 幎マギヌズセンタヌ蚭蚈課題

「氎蟺の共創」 出題者建築家 竹原矩二 マギヌズセンタヌずは がんを宣告された患者がその心の痛手を癒すための居堎所であり、 「粟神的・瀟䌚的ケア」を受けながら、がんず向き合い、 「生きる」こずに垌望を持っおもらうこずを目的ずしおいる。 矎術通のような、教䌚のような、病院のような、䜏宅のような そんな優しく新しい建築ずは䜕か。 誰もが居堎所を求め、心を萜ち着かせ、垌望を埗お去っおいける。 そんなマギヌズセンタヌを蚈画する。



▌倖芳暡型写真 地䞭に埋たりながら立ち䞊がるボリュヌム。 䞘を切り蟌んだアプロヌチからは氎面が芋える。



氎蟺の共創



99

1040 1040

22

ラワン合板

700 700

屋根ガルバリりム鋌板 屋根ガルバリりム鋌板

アスファルトルヌ アスファルトルヌフ

耐氎合板 t=12m 耐氎合板 t=12mm

倩 倩井

1330 1330

3240 3240

170 170

t=15mm

RC 打ち攟し

倖壁挆喰塗り

氎面からの反射 氎面からの反射 内壁挆喰塗り

床 床

800 800

1180 1180

1685 1685

4625 4625 10200 10200


550 550

◀ 最高高さ ◀ 最高高さ

1180 1180

光光

t=0.4mm t=0.4mm

フィング ィング

m

55

5960 5960

垂朚ヒノキ 45×350

1930 1930

井朚毛セメント板 t=15mm 井朚毛セメント板 t=15mm

500 500

22

柱スギ 105×105mm

1800 1800

軒裏朚毛セメント板 t=15mm

ヒノキフロヌリング t=15mm ヒノキフロヌリング t=15mm

1365 1365

545 545 B-BÊŒ B-Bʌ断面図 1:50 断面図 1:50


+3000mm +3000mm


+2000mm +2000mm

A

A

▌▌ B

600 600 ㎜㎜

B

A

C

±0±0 ㎜㎜

C

150 150 ㎜㎜ 75 75 22 22

550 550 ㎜㎜

B

B

75 75 22 22

450 450 ㎜㎜ 75 75 22 22

600 600 ㎜㎜ C

65 65 13 13

C

30 30 27 27 30 30 27 27

27320730

27320730

20020000

階平面図 1:250 階平面図 1:250

A


+3000mm +3000mm


2600 2600 ㎜㎜

75 75 22 22

2750 2750 ㎜㎜

75 75 22 22 75 75 22 22 65 65 13 13 30 30 27 27 30 30 27 27

18 20 18 20 19 30 19 30

▷ ▷

95 3 95 3

1850 1850 ㎜㎜

18 18 20 20 3 3 00 00 0 0 19 19 30 30

2 2階平面図 1:250 階平面図 1:250


 倧阪倧孊病院

敷地 吹田垂山田䞘 氎遠池 昔からこの地域に根付く「氎」であった。 ため池ずその呚囲が芋せる季節の顔、そしお氎 そのもののいく぀にも倉わる衚情、その䞀瞬が

敷地氎遠池

生み出す颚景は建築が生みだす特殊性ずしおの 空間を凌駕する。そんな堎の力匷さに惹かれ、 今回の察象敷地ずしお蚭定した。

北千里駅

 氎の空間 氎に察する距離感によっおその感じ方、印象は倉わる。 人の心の圚りようによっお居堎所を遞べるよう、氎蟺 の空間を぀の空間パタヌンに分けお構成しおいく。 ①角床無意識

②角床意識

n<7°

n>7°

③広さ

④光

⑀颚

⑥音

⑊距離感


 ダむアグラム 氎蟺に沿った流れず、それに垂盎にできる人の空間ずが、 普段の目線からは芋えない氎の存圚に気付かせる。 蚪れる人は氎ずの距離感を枬りながら倧小の空間を遞択しおいく。

①池の呚りを囲む盛土に切れ蟌みを入れ、 広堎から氎際に立ち寄るための動線を぀くる。 蚪れた人が氎ず関わっおいくうちに元気を取り 戻しおいく。

②氎蟺に沿っお人々が溜たるための居堎所が 膚らむ。人々が氎を盎接感じるこずができる スペヌスが生たれる。

③氎蟺から少し距離を取っお小さな居堎所が 増えおいく。ここでは心が萜ち着かない時の 逃げ堎ずしお間接的に氎を感じる。



A-Aʌ断面図 1:200 断面図 1:200 A-AÊŒ


▲内芳暡型写真① 次第に床のレベルが䞋がっおいき 氎蟺ずの距離感が瞮たっおいく。

▶内芳暡型写真② 氎蟺に反射した光が宀内に差し蟌む。



谷口工務店䞻催 朚の家蚭蚈グランプリ 2017

「段ず隙間の家」 働く家 家の䞭にある職堎。それは最も身近な瀟䌚。 子䟛たちは「働く」こずを知らない。 父の仕事はどれくらい必芁ずされおいるんだろう。 街の人の為に働くずはどういうこずだろう。 僕達家族にできるこずは䜕だろう。 建築を通しお考える「働く家」。

20 遞入遞



▲内芳暡型写真① ▲内芳暡型写真① 居䜏空間ず職堎が段差によっお繋がる。 居䜏空間ず職堎が段差によっお繋がる。 曖昧な空間が「働きながら䜏む」生掻を䜜る。 曖昧な空間が「働きながら䜏む」生掻を䜜る。



段ず隙間の家 3640 3640 ダマモミゞヌ ダマモミゞヌ 4 4

柿ヌ 柿ヌ 3.5 3.5

1820 18

オリヌブヌ オリヌブヌ 2.5 2.5

゜メむペシノヌ ゜メむペシノヌ 3.5 3.5 GL+400 GL+400 季節の朚々の間を通っお 季節の朚々の間を通っお

3640 3640

ご近所付き合い ご近所付き合い

ばあちゃんの郚屋から芋る ばあちゃんの郚屋から芋る 季節ごずに衚情を倉える朚々 季節ごずに衚情を倉える朚々

ダマボりシ ダマボりシ

家族ずスタッフが団欒 家族ずスタッフが団欒 GL+400 GL+400



自転車が眮ける 自転車が眮ける 広い土間 広い土間

1365 1365

910 910

10920 10920 3185 3185

ダむニングでは ダむニングでは

1820 1820

GL+200 GL+200

歩道ず同じレベル、同じブロック 歩道ず同じレベル、同じブロッ 仕事堎は街の䞀郚になる 仕事堎は街の䞀郚になる

4095 4095

1365 1365 1365 1365

3


15470 15470 1365 1365

1820 1820

BʌBʌ

3185 3185

3640 3640 アオダモヌ アオダモヌ 4.5 4.5

GL+900 GL+900

GL+550 GL+550

GL+900 GL+900

4550 4550

ダマボりシヌ ダマボりシヌ 3.5 3.5

アオダモヌ アオダモヌ 4 4

オクに行くに埓っおレベルは䞊がるが オクに行くに埓っおレベルは䞊がるが

GL+900 GL+900

ʌ ʌ 仕事堎は父のステヌゞ 仕事堎は父のステヌゞ

3185 3185 10920 10920

仕事堎ずの壁は枛っおいく GL+700 GL+700仕事堎ずの壁は枛っおいく

吹き抜けた家の䞭心空間 吹き抜けた家の䞭心空間

1820 1820

GL±0 GL±0

1365 1365

0

タむル クタむル

動線に沿っお眮かれた自転車は 動線に沿っお眮かれた自転車は お客さんを店内に誘い蟌む お客さんを店内に誘い蟌む GL±0 GL±0

BB

185 3185

3185 3185

1820 1820

3185 3185

455 455

18655 18655

配眮図兌 1 配眮図兌 1階平面図 1:150 階平面図 1:150


リビングは家族が萜ち着く堎

2階

読

4095

1365

1365

3185 3185 15015 15015


910

3185 7280

䞊からコンニチワ

1365

は自転車郚品ず 階は自転車郚品ず

1820

スペヌス 読曞スペヌス

3185

1820

2 階平面図 5


最高高さ▌ 最高高さ▌

2 2階は家族のリビング 階は家族のリビング 仕事堎ず距離は取り぀぀ 仕事堎ず距離は取り぀぀

隙間空間 隙間空間

200 200 200 200

光、音、 光、音、

2階 2階 FLâ–Œ FLâ–Œ

家党䜓に 家党䜓に

その堎を その堎を

2700 2700

5800 5800

2700 2700

空気感を共有する 空気感を共有する

ルヌバヌの隙間から ルヌバヌの隙間から 仕事堎が芋え隠れする 仕事堎が芋え隠れする ダむニング ダむニング FLâ–Œ FLâ–Œ ▌ ▌

゜トぞず挏れ出した隙間空間は ゜トぞず挏れ出した隙間空間は お客さんず家族が混ざり合う堎所になる お客さんず家族が混ざり合う堎所になる


垂れ壁ず腰壁ずの隙間から芋える 垂れ壁ず腰壁ずの隙間から芋える

間に溜たった に溜たった

断面図 断面図

しゃがんで自転車を盎す父の姿 しゃがんで自転車を盎す父の姿

、においが においが

に広がっおいき、 広がっおいき、

▌個宀 ▌個宀 FLFL

700 200 700 200

2700 2700

を介しお互いをふず意識する 介しお互いをふず意識する

段差によっお分けられたりチず゜トは 段差によっお分けられたりチず゜トは 芪子の距離感を皋よく結ぶ 芪子の距離感を皋よく結ぶ

A-AÊŒ A-Aʌ断面図 1:100 断面図 1:100


B-BÊŒ 断面図 


東偎立面図 




äž­å­Šæ ¡

敷地 岡山県岡山垂

目立たずも街には無くおはならない自転車屋。

高校

䜏宅地になるに぀れその必芁性ず生掻ずの距離は 近くなる。 敷地は岡山垂内の小䞭高の通孊路に面した䜏宅地。

敷地

平坊なこの街は駅前たで自転車を走らせお買い物、 遊びに行く人が倚い。垂では「ももちゃり」ずいう 自転車の貞し出しも行っおおり、自転車が移動手段 の街。この堎所で自転車ずいうモノを通しお家族 ず街の人々ずが関わり合える家を考える。 岡山埌楜園

 コンセプト

レベル差から生たれる行為

歩く

0mm

䜏戞りチ・オクず街オモテずが、 職堎゜トずいう最も身近な瀟䌚の堎を介しお 繋がっおいるこず。互いの空間を持ち぀぀、それ

䞊がる

200mm

らを「絡め」「溶け合わす」こずで、その境界に新

座る

たな居堎所が生たれる。

䌑む

400mm

「働くこず」が家族の䞭心にあるこずで、その境界

眮く 腰かける

の行為も倚様化し、生掻を巻き蟌んだ新たな「働 く家」を䜜る。

700mm 分かれる 芋䞊げる 芋䞋ろす

2800mm


 空間ダむダグラム

オク

りチ

゜ト

オモテ

①今たでの働く家 職堎を含む家はオモテ→オクが段階的で、 それらは線的に区切られがちである。 互いの堎ぞのかかわりは少ない。

オク

りチ

゜ト

オモテ

②職堎街 たずオモテ街ず゜ト職堎ずの 境界を溶かし、䞡者を䞀䜓にする。 街の人が気軜に入れる居堎所ずなる。

オク ゜ト

オモテ

③家職堎 りチ居間ずオク個宀を゜トを䞭心

りチ

に配眮し、個々の堎の床レベルを倉える こずで、居堎所を保ち぀぀、家↔職堎ぞの 意識が向き合うようになる。

オク

スキマ ゜ト りチ

オモテ

④新しい働く家 ゜トずりチ・オクの間に䞭間領域スキマ で面的に区切るこずで居堎所を保ち぀぀、 働き぀぀、街ず繋がる関係が生たれる。



南偎立面図 1:100 南偎立面図 1:100


屋根ガルバリりム鋌板 t=0.4mm 屋根ガルバリりム鋌板 t=0.4mm

11

55

アスファルトルヌフィング アスファルトルヌフィング

1818

耐氎合板 t=12mm 耐氎合板 t=12mm 倩井構造甚合板 t=15mm 倩井構造甚合板 t=15mm

垂

内壁構造甚合板 t=15mm 内壁構造甚合板 t=15mm

700 1000 700 1000

●

●

床オヌクフロヌリング 床オヌクフロヌリング 床ヒノキ角材 80×80 床ヒノキ角材 80×80 ㎜㎜ ●

400 400

●

t=30mm t=30mm ●

●

●

●

â–ŒGL±0 â–ŒGL±0㎜㎜

土間モルタル打ち攟し 土間モルタル打ち攟し

1365 1365

3185 3185

3185 3185


11

480 480

◀ 最高高さ ◀ 最高高さ

545 545

垂朚スギ 50×150 朚スギ 50×150 ㎜㎜

420 420 670 670

5830 5830

11

490 490

77

1425 1425

910 910

内壁挆喰塗り 内壁挆喰塗り

床りォルナットフロヌリング 床りォルナットフロヌリング

t=15mm t=15mm

t=15mm t=15mm ●

●

●

900 900

200 200

●

900 900

倖壁スギ板匵り 倖壁スギ板匵り

â–ŒGL±0 â–ŒGL±0㎜㎜

1880 1880

3580 3580

1000 1000

A-AÊŒ A-Aʌ断面図 1:50 断面図 1:50


▲内芳暡型写真② 子䟛郚屋からは職堎で働く父芪が隙間から 芋え隠れする。


▲俯瞰暡型写真 職堎を䞭心ずしお居䜏空間が呚囲を 取り囲む。


第 3 回 りッドフレンズ 䜏宅蚭蚈アむデアコンペ

「浮遊する小䜏宅」 郜垂における環境䜏宅 呚蟺の環境により削ぎ取られた䜏宅 省かれおいく「できおいたこず」ずその䞭で残された「できるこず」 そしお環境から「おすそ分け」しおもらうこず 郜垂における環境に寄り添う暮らし方を考える



▶倖芳暡型写真 狭小地に䜇むように配眮。浮いたボ リュヌムは 1 階郚分に道を通し、 人々ず朚々を呌び蟌む。





倏 南䞭高床78.4° 倏 南䞭高床78.4°

冬 南䞭高床31.6° 冬 南䞭高床31.6°

䞊䞋の窓は環境芁玠を 䞊䞋の窓は環境芁玠

少しづ぀受け入れる 少しづ぀受け入れる

窓を開けるず家の䞭を颚が抜ける 窓を開けるず家の䞭を颚が抜ける

ベランダ ベランダ

掗面所 掗面所

颚呂堎 颚呂堎

WC WC キッチン キッチン

萜葉暹は自然のブラむンド 萜葉暹は自然のブラむンド

街の生掻の軞 街の生掻の軞

家を通り抜ける光 家を通り抜ける光

1010

11

緑の抜け道 緑の抜け道

910 910

3640 3640

910 910

1335 1335

11830 11830

1395 1395

1820 1820


所圚地倧阪垂北区䞭接 所圚地倧阪垂北区䞭接 敷地面積64 敷地面積64㎡㎡ 䞻芁甚途専甚䜏宅 䞻芁甚途専甚䜏宅 家族構成1 家族構成1人 アトリ゚勀務 人 アトリ゚勀務 構造朚造圚来工法 構造朚造圚来工法

2950 2950

を

リビング リビング



250 910 250 910 7710 7710

斜めの床は人の居堎所 斜めの床は人の居堎所

11

3600 3600

コンニチワ コンニチワ

910 910 910 910 断面図 1:100 断面図 1:100

南偎立面図 1:100 南偎立面図 1:100



▌

2 階平面図 1:75

1 1階平面図 1:75 階平面図 1:75




敷地

淀川

倧阪垂北区䞭接 SITE

梅田から北に 1km 皋の䜏宅街である。 近幎郜心回垰傟向から高局マンション や䞀軒家が増加しおいる。 このような生掻空間が集たる地域では、 ご近所付き合いのような良奜な他人ず の関係が生たれおいる。 しかし䜏宅が密集するあたり、他人ず

JR 倧阪駅

共有できるような居堎所や自然環境は 少ない。この堎所においお、人だけで なく環境ずの関係性の䞭で暮らすこず を考える。



コンセプト 環境に䜏たわせおもらう家 䜏宅を環境芁玠光・朚・颚・土・人・街 に寄せるこずで䜏たい手が倖郚に頌りながら 共創できる関係性を぀くる

・敷地を䜏宅地の緑のたたり、生掻の軞に 「公」に向けた私有地の解攟 ・環境芁玠を内郚に「おすそ分け」できる関係 䞊䞋巊右に開く「窓」 ・環境により生たれる圢態が、䜏たい方を倉える 「削ぎ取る」こずで生たれる空間

アむデアスケッチ


 圢態操䜜 建築を壁によっお敷地ず分節するのではなく、 浮遊させ床を境界ずした内郚ず倖郚ずの関係性 を䜜るこずで、土地に察しおの共有性を䞊げる。 たた床ず倩井の氎平面に圢態操䜜を行うこずで、 家の䞭における自分だけの氎平面の抂念を厩し、 他者によっお䞎えられた氎平面の元で個人の生掻 が営たれるような関係性を䜜る。

①GL を「公」に開攟浮遊するボリュヌム 䜏宅密集地では建築物が連続し壁のように立ちはだかる 敷地を生掻の軞ずしお解き攟぀こずで 䞊䞋でプラむベヌトパブリックの関係性を䜜り出し たた環境芁玠が入り蟌む空間を空ける

light

tree

②環境から生たれる圢態「削ぎ取る」 people soil

呚囲の環境芁玠によっおボリュヌムを削ぎ取る 内郚空間が倖郚環境に埓い぀぀新しい圢態ずなり 䜏たい手の䜇たい方も倉化しおいく

③環境に応答する「窓」「おすそ分け」 宀内を貫く窓は環境芁玠の通り道 呚囲の環境の連続を保ちながら それらを少し取り入れるこずで内郚環境を敎え 日垞的に倖郚ず関わり合える空間を生む


8

00 165 165 屋根ガルバリりム鋌板 t=0.4mm アスファルトルヌフィング 耐氎合板 t=12mm

柱ヒノキ 105×105 ㎜

床ヒノキ集成材 50mm

365 13165

アオダモ

手摺St=30 20mm

GL+1400mm 螏面260 ㎜ 蹎䞊200 ㎜

りッドデッ りッドデ

200 200

土

3640 3640

1820 1820


140 140

10 810

倩井構造甚合板 t=15mm

◀ 最高高さ ◀ 最高高さ

倖壁ガルバリりム鋌板 t=0.4mm 通気胎瞁 25×25 ㎜ 防氎シヌト

280 280

818010

7780 7780

910 910

2950 2950

3500 3500

軒裏構造甚合板 12mm 軒裏構造甚合板 12mm

キヒノキ 100×30 ㎜㎜ ッキヒノキ 100×30

â–ŒGL â–ŒGL

1820 1820

断面図 1:30 断面図 1:30



◀党䜓暡型写真 党䜓は぀の空間が連なるように配 眮。床に空いた窓からは䞋の様子が 芋える。

◀倖芳暡型写真巊 1 階郚分は町の生掻軞ずしお開攟さ れる。䞊の窓からは光が萜ちる。

◀内芳暡型写真右 斜めにのびる床は家の䞭にいく぀か の居堎所を䜜る。


第 4 回 毎日新聞 孊生䜏宅デザむンコンテスト

「柱間の家 人を受け止め、町に応える 100 幎朚造䜏宅」 柱の間に 100 幎䜏たう 立ち䞊ぶ柱が「間」を぀くり、䜏たい手がそこにモノを入れ蟌み「堎」を぀くる。 拡匵する「間」は巊右の空き長屋ぞはみ出し、町に察しおも「堎」を䞎えおいく。 蚘憶が蓄積しながら生たれる「堎」ず人や町の倉化の䞭で生たれる「堎」が、 長い幎月の䞭で有機的に絡たりあい、豊かな暮らしを支えおいく。

入遞



▶倖芳暡型写真① 隣の長屋にボリュヌムが入り蟌む。



柱間のの家 家 柱間

人を受け止め、町に応える100 100幎朚造䜏宅 幎朚造䜏宅 人を受け止め、町に応える






朚造の線的性質 × 空き長屋 線材を構造䜓ずした朚造においお、線で䜜られる「間」に空間 が生たれる。そしお人々がそこを「堎」ずし䜏みこなしおいく こずは、建物に察しおの愛着に繋がる朚造の倧きな魅力である。 この柱ず間の関わりを、新築䜏宅空き長屋町ずを繋ぐもの ずしお掻甚。今ある柱が家族の堎の蚘憶を受け止めながら、新 たに柱を増やし間を拡匵するこずで長屋を介しお町に呌応しお いきながら、100 幎を超えお人々の愛着を埗おいく。



ダむダグラム

◀

侀 ◀

◀

◀

呚囲の長屋に平行する家族のボリュヌムず、垂盎 する個宀のボリュヌムを繋ぎ留めるように柱を配 眮し、個宀→家族ぞず入り蟌んでいく。

二 柱によっお「間」が無数に生たれおいく。 「間」の遞択肢は家族ボリュヌムに入るに぀れ倚様 化しおいく。

侉 個宀ボリュヌムが人や町の倉化に合わせお隣の空 き長屋ぞず拡匵しおいくこずで、家族の境界は䞀 軒の家を超える。

四 階平面図 1 100

拡匵され生たれた「間」ず、長屋に元々あった「間」 が柱により混圚し、町を絡めた「堎」の぀くり方 ができるようになる。


 

䜏たいかた䟋 䜏たいかた䟋

父 母 父 母

劻 息 劻 息 子 子

父 母 父 母 息 息 子 子

子 子 子 子 町町

壱壱

匐匐

䞀䞖垯が新築郚分に䜏たう。 䞀䞖垯が新築郚分に䜏たう。

芪䞖垯ず子䞖垯が䜏たう。 芪䞖垯ず子䞖垯が䜏たう。

柱間にできる「間」を生掻モデュヌルずし、 柱間にできる「間」を生掻モデュヌルずし、

片方の空き長屋に芪䞖垯が䜏み぀぀、もう片方の 片方の空き長屋に芪䞖垯が䜏み぀぀、もう片方の

隣の空き長屋にも新築郚分の生掻モデュヌル 隣の空き長屋にも新築郚分の生掻モデュヌル

長屋は子䞖垯ず町の人が䜿えるスペヌスが広く亀 長屋は子䞖垯ず町の人が䜿えるスペヌスが広く亀

を広げながら町に察しお長屋を開いた䜿い方 を広げながら町に察しお長屋を開いた䜿い方

わる。次第に長屋に甚途を持った䜿い方を考え始 わる。次第に長屋に甚途を持った䜿い方を考え始

を始めおいく。 を始めおいく。

める。 める。


劻 息 劻 息 子 子 子子

町町

劻 子 劻 子 子 子 子 子 父 母 父 母 息 息 子 子

町町

参参 血瞁䞖垯以倖も長屋で生掻を始めながら、共同で店舗 血瞁䞖垯以倖も長屋で生掻を始めながら、共同で店舗 ずしおも掻甚しおいく。 ずしおも掻甚しおいく。 ボリュヌムの重なりが増えるこずで、新築郚分の生掻 ボリュヌムの重なりが増えるこずで、新築郚分の生掻 モデュヌルが長屋のモデュヌルず混ざり、新たな掻甚 モデュヌルが長屋のモデュヌルず混ざり、新たな掻甚 ができる「間」が生たれおいく。 ができる「間」が生たれおいく。

75


▲内芳暡型写真① 家党䜓に柱が立ち䞊ぶ。 䜏たい手はその間に居堎所を芋぀ける。


▲内芳暡型写真② 柱の間にモノを持ち蟌みながら 䜏たい手は自由に堎を぀くっおいく。


▲倖芳暡型写真② 長屋ずの間にはボリュヌムが倉化する 路地のような空間が生たれる。


▲倖芳暡型写真③ 少しづ぀長屋郚分にも堎が生たれ、 町の人々ずも繋がっおいく。



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