中村勇太
【経歴】
岡崎城西高校 所属 サッカー部
人々の活動や行為を想像しながら、居場
愛知工業大学 所属サッカー部
所となる空間をつくり、 それらを連続的につ
工学部 建築学科 建築学専攻(安井研)
なげて1つの建築を構成していきます。性格
NAF2016/2017(学生団体) 会場班
の異なる空間を緩やかに繋げていくことで、
01
活動に広がりのある建築を目指しています。
Plustic2018(学生団体) 代表
建築 大 学
同・大学院 建設システム工学専攻(中井研)
【受賞歴】
【記念】
建築新人戦2017 100選
未来こども園デザインコンペ2018 優秀賞
建築バトルロイヤル 最優秀賞
日本建築学会コンペ2018 タジマ奨励賞/佳作
tonica北九州建築展2018 優秀賞
Nagoya Archi Fes2019 入選(27選)
愛知建築系10大学2017 最優秀賞 都市・まちづくりコンクール2018 10選 歴史的空間再編コンペ2018 40選
愛知建築市会コンペ2018 優秀賞
Design Review2019 一次審査入選(66選)
日本建築学会技術部門 一次審査入選(8選)
Nagoya Archi Fes_ 2019 入選(27 選) Design Review_2019 入選(66 選)
■背景 大学生活で経験した建築の学び オープンデスク
建築新人戦
建築ワークショップ
学生団体・会場演出
コンペ
共同設計
オープンキャンパス
講評会
レクチャー
オープンハウス
講演会・運営代表
エスキス会・勉強会
建築
芸術
3 つの 学び
科学
「芸術と科学」の杜と呼ばれている 白川公園に「建築」の学びを付加する。
1. ホール 2. 大講義室 3. 制作室 1 4. 制作室 2 5. ミーティング室 8 17 名古屋市 9 6. ライブラリー 美術館 7. レクチャー室 2 7 3 10 8. ステージ階段 16 9. インフォメーション 1 10. キッズスタジオ 4 15 11 6 5 11. ものづくり工房 12. カフェ 14 12 13 13. 食堂 14. 厨房 15. 建築事務所 16. デザインショップ 既存の緑道を引き込みホールに向かって空間を構成し、大学の機能を 私は大学生活の中で、授業を超えて講演会やコンペなどのあらゆる建築の活動に参加し様々な環境で刺激を受けてきた。建築の教育は大学内のみならず学外でも行われており、このような経験は建築学生として大学では教えて 17. トイレ 内側に、街に展開する機能を外側に配置する。 もらうことの出来ない貴重な学びであると感じた。そこで卒業設計では、自身の体験を振り返り、大学のカリキュラムに従った建築教育だけではない学びを内包した建築大学を提案する。 18. スタジオ (2FL) ■ダイアグラム
19. ラウンジ
噴水
(8) 大学と連続するステージ階段
ステージ
(19) スタジオ前のラウンジでエスキス
8. ステージ階段
2. 大講義室
(2) 街の人も大講義室の講評会に参加
20. 廊下
1. ホール
街 大学
名古屋市科学館
18. スタジオ
5. ミーティング室
(1) ホールを包むスキップ状の回廊空間
13. 食堂
(20) 学生制作の展示廊下
芝生広場
プロムナード
(18) スタジオから屋根テラスがみえる
樹木
(4).(12) 大学と街の間でワークショップ
02
寄り添う小学校
建築新人戦 _2017 100 選 / 第 1 回建築バトルロイヤル 最優秀賞
ルイスカーン が提唱した「一本の木の下で語り始めた人の話を聞きに人が集まる。そ れが学校の起源である。」を参照し、「学びの原点である木」と寄り添うように壁を操 作することで、子どもたちに多様な体験を与える学びの空間を提案する。同時に壁は 街路をつなぐことで地域にひらかれ、街全体が子どもを育んでいく小学校を目指す。
03
時を囲うこども園
第 2 回未来こども園デザインコンペ _2018 優秀賞
こどもの騒音問題が影響で、園内においてこどもたちの生活に規制をかけ てしまっている。このままでは、こどもたちの遊ぶ環境はますます奪われ、 将来の成長に影響を与えてしまう。そこでこどもが周りに気を使うことな く、園内で思いっきり遊べるこども園を提案する。 ■現状 増加する騒音問題
都市に向けた軸に対して垂直に軸を通して、地域の廊下にもなる動線を与える。 休日や夜間は、地域の廊下によって接続される特別教室が地域開放の場となる。 ■敷地 / 名古屋市中村区 幅員の広い街路 名古屋駅に軸を傾ける
地域の廊下 中学年棟
住宅街の風景 に緑を与える
高学年棟 低学年棟
こどもの時を囲う 園児の声が騒音問題となっている中で、こどもが のびのびと生活できるこども園を提案した。 苦情 苦情
メガスケールのビルと対比する学校は地域の拠り所となる。
地域の廊下
危険(車)
グラウンド
水害
誰でも通り抜けられるパス ■ダイアグラム 防災拠点としての公園 ■ダイアグラム
壁によって開かれた中庭
人が寄り添ったり
通り抜ける風
触れたり くぐったり 活動
日常
街を繋ぐパス
自然と寄り添う
廊下 廊下
寄り添う
オープンスペース
登ったり
もたれたり
教室を拡張した授業の様子
閉じた空間
環境
愛知建築系 10 大学 _2017 最優秀賞 /tonica 北九州建築展 _2018 優秀賞
高齢者施設
滑る
教室 遊ぶ
特別教室
飛び出し
機能
木と寄り添うようしてできた斜めの壁の空間が子どもたちの日常生活に多様な体験を与え、校舎全体が学びの場となる。
04 再編する都市の生態系
交流館
近隣住民に騒音を与えないため、壁を囲うように 配置する。こどもたちは気を使うことなく思いっ きり園内で遊ぶことができる。
住宅
防音
登る
南側採光
街を見上げたり
学びの木
ひらく
子供たちのアクティビティを誘発する遊具
現在、同一の機能が集約されたことによって衰退の一途を るオフ ィスビルは、このまま空室を抱えたまま都市に残していくこととな る。この都市の余白となる空間を再編しながら、用途の組み合わせ によって思いがけない機能が連鎖する複合施設を提案する。
ローン
パチスロタワー ライク
建築再生計画
日本建築学会設計競技 _2018 佳作 / タジマ奨励賞
公営住宅法が原因で、デザイン重視の計画だけとして認識されてしまっている保田窪団 地に、民間による商業機能を追加し、コモンを介して多重な領域生を形成した管理方法 を提案する。住み手によって建築そのものの価値を生み出していくモダニズムの概念を 伝承し、社会貢献として国・地域・個人の利益を稼ぐことができる建築へと変わる。 ■ダイアグラム
看板
パチ スロタ ワー
ピロミ ス
パチンコカテドラル
サラ金
05
近隣住民への騒音を緩和する防音壁
式富士
店
空間に機能を与える 屋根
会場
サラ金
クレジット クレジット
ローン
都市は用途の組み合わせや空間構成によって思い がけない生態の連鎖や相互依存が発生する。 これらを手法にオフィスビルを改修していく。 減築手法 1. 空室を低層部に配置し減築する。 2. 低層部に図書館機能を設ける。 3. 本と関連する用途を組み合わせる。
■ダイアグラム 商業棟
スポーツ棟
銭湯棟
宿泊棟 ツーリスト棟
保育棟
美術館棟
塾棟
中庭から店、街へと活動が波紋のようにひろがっていく
機能が介入することによって 保田窪団地は、初めて空間に力をもつ
コミュニティーセンター棟
3戸∼6戸
3戸
NAGOYA PREFECTURE
ファッション・趣味 グルメ
スポーツ メソッド
旅行・アウトドア
ガイドブック
児童書 絵本
美術 デザイン 芸術
ビジネス・経済・経営
プライベート
専門書
プライベート
プライベート コモン パブリック コモン
堀川からみたファサード
ビル上のテラス
ビルが全体としてつながる
堀川と面したテラス
ビルとビルの 間
かつて開かれていた保田窪団地の祭りが行われる
低層部の活動の様子
1階は住人のための店を付随し、2階が暮らしの機能を共 有する場となり、3階以上はこれまで通りの住居とする。