composed by Dai Fujikura (traditional music)
This was written for a charity project for Tohoku earthquake.
世界初演時のプログラムから:
作・編曲:藤倉 大
Three TOHOKU Songs
〜Dedicated to Tohoku Youth Orchestra and Ryuichi Sakamoto〜
【東北ユースオーケストラ委嘱作品 世界初演】
********************************************************************
宮城県『大漁唄い込み』岩手県『南部よしゃれ』福島県『相馬盆唄』、東北三県に伝わる民謡を、ロンドン在住の気鋭の作曲家、藤倉大が、東北ユースオーケストラのために作・編曲した作品。
藤倉大は1977年大阪生まれ。15歳の時に単身渡英し作曲を学ぶ。国際ウィーン作曲賞、パウル・ヒンデミット賞、尾高賞、芥川作曲賞、エクソンモービル賞など、数々の著名な作曲賞を受賞しているほか、近年は、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭、シカゴ響、シモン・ボリバル響などからの多数の委嘱作品を手がけるなど、現在、世界的に最も注目を集め活躍している作曲家である。
世界初演に際し藤倉大よりコメントが届いたので、ここに紹介する。
「今回の『Three TOHOKU Songs』は坂本龍一さんに頼まれて、かなり自由にオーケストレーションしました。編曲というよりかなり作曲の域に入っていると思います。音楽ってオーケストレーションで曲の良し悪しが決まる!というくらい重要で、今回は三曲メドレーですが、どれも全く違う雰囲気で作りました。楽器を弾くだけでなく民謡ならではの掛け声をかけたり、オーケストラならではの盛り上がりがあったりします。プロのオーケストラが弾いても弾きごたえのある楽譜になりましたし、ユースオーケストラなら元気いっぱい、掛け声も高々としたものになるだろうな、と思ってやりました。僕もあの元の民謡がどんな風に東北ユースオーケストラによって演奏されるのか楽しみです。 藤倉大」