PORTFOLIO 2017-2020

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portfolio 2017-2020


未来に繋がる現在を大事に

想像してワクワクする未来に向かって、今できること、やりたいことを 精一杯やってきました。経験してきたことがやがて繋がっていき、大きな 木のようなおおらかな人間になっていきたいです。

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MANIFEST/PROFILE


1998 年 神奈川県茅ヶ崎市生まれ 2013 年 神奈川県立大船高等学校 入学 2016 年 神奈川県立大船高等学校 卒業 2017 年 法政大学デザイン工学部建築学科 入学 2019 年 北山恒研究室所属

遠山 大輝

02


CONTENTS WORKS

ESSAY デザインスタジオ 5

夢想の山

まちと一緒に考える

街の結節点としての地方図書館のあり方

北茨城市芸術祭ワークショップより

5 〜 18

デザインスタジオ 6

浸透する学び

風景に魅せられて

小学校を中心とした新たなネットワーク

海外旅行の経験より

19 〜 32

デザインスタジオ 7

場所への愛着 愛される住宅地における新たな拠点のあり方 33 〜 45

03

CONTENTS/STANCE


STANCE 夢想の山 街の結節点としての地方図書館のあり方 この作品は自分にとって建築への熱を高めてくれたターニングポイントです。 がむしゃらに考え、作り続けたことはその後の自信につながりました。ランドス ケープと一体となるような建築を目指しスタディを繰り返し、小さい地方の建築 ながらダイナミックな空間を構想しました。

浸透する学び 小学校を中心とした新たなネットワーク 自分の地元の小学校を再計画した作品。小さい頃の記憶と一人暮らしを経て地元 を見直す視点を行き来しながら、小学校をただ設計するだけではなくて、この地 の魅力を後世まで残していけるようにプログラムを提案しました。

場所への愛着 愛される住宅地における新たな拠点のあり方 卒業設計に向けて、建築に至るまでの思考法に重点をおいて完成させた作品。テー マに関する本を熟読し、曖昧なテーマを形にするための切り口はどこなのかを模索 した。

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課題概要

夢想の山 街の結節点としての地方図書館のあり方

縮退する社会において、地方のあり方が見 直される現代に、地域社会の生活と、これ からの時代のひらかれた図書館を考える。 敷地となる奈義町は街の中心部に約 1.1㎞ の回遊路を仮説として設定し街づくりを行 なっている。豊かな自然景観のエレメント

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LIBRARY

PROJECT/ 三年前期第二課題 学内優秀作品

と、

SITE/ 岡山県勝田郡奈義町豊沢 314-1

敷地のランドスケープの関係を紡いでいき、

PROGRAM/ 地域図書館(図書館+α)

まちに回遊性をもたらす持続的な地域社会

指導教員 / 稲垣淳哉

の拠点となる公共空間を設計する。


06


07


町と人と、読書が結びつき 町の人々に長く愛される居場所を提案します

08


回遊路と国道が交わり、三つの方向それぞれに

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異なる景色を持つ敷地

SITE/CHARACTER


奈義町現代美術館 図書館 外観

新設される図書館の意義 指定された敷地に図書館を設計する際には、奈義町立図書館の存在に気を配るべきだろう。この図書館は奈義町現代美 術館に併設されていて、地域図書館としてだけでなくこの町のシンボルとして観光資源ともなっている。また蔵書には 郷土資料や美術館に展示されている美術家の資料も取り揃えていて、この町らしい図書館であると言えるだろう。

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本の貸し借りはこっち!

本の閲覧はこっち!

奈義町立図書館

設計する図書館

貸し借りの機能をメインとしたコアライブラリー

コミュニティ施設として機能するサブライブラリー

本の貸し借り

本の保存

郷土資料の保存

美術館のアネックス

回遊路に開かれた公園

図書館のネットワークを強める 奈義町立図書館との役割の差別化をしつつ、連携を取れるようなプログラムを提案する。奈義町立図書館は従来の図書 館機能を十分に果たしているが、閲覧をするための環境を整える必要を感じた。そのため今回設計する建物は蔵書数は 最小限にして、本の閲覧を中心としたコミュニティ施設として役割を果たすことを想定している。この二つの施設の繋 がりを強めることは回遊路をより魅力的に活性化することに繋がる。

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PROGRAM/DIAGRAM

公民館


屋根 床スラブからスキップフロ アを引継ぎ、屋内から屋外 への回遊性を作る。

デッキ 屋根によって構成される 半屋外空間を意識させる。 やねによって構成される ダイナミックな回遊性が ある。

おおらかなスケールを持つ回遊構造

床スラブ 高さ 1000 ずつのスキップ フロアで構成して、屋内 の回遊性を作り出す。 掘り下げる

親しみやすいコミュニティ施設とするために、回 遊路から連続した形態を採用した。モチーフには この町のシンボル那岐山をイメージし、この町の 自然と融合するおおらかなスケールを実現した。

地形 敷 地 の 回 遊 性 を 考 慮 し、 敷地を掘り下げる。

オープン ライブラリー 地域放送局 こもれびテラス

静読室

断面図 1/150

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④ GL+2900

GL+3000

こもれびテラス GL ±0

レファレンス GL+3500

ライブラリー GL+2000 メインエントランス GL ±0

キッズスペース

地域放送局

GL+1000

ほらあなピロティ GL+900

GL+300

GL+600

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GL+3500

GL+1200

ほらあなピロティ

池からのアプローチ

ほらあなピロティ

国道側の入り口

コアから伸びた流動的な空間が最も味わえる場所

中と外の様子が同時に目に入ってくる

コアから伸びた流動的な空間が最も味わえる場所

下のテラス、屋上の様子が同時に把握できる

PLAN 1F 1/250

N


83

00

那岐山や奈義町現代美術 館に向けて屋根を伸ばす 83

00

回遊路を立体化し、街に 接続されていく

GL+7000

GL+6000

三方にある景色に向けて コアのヴォリューム

が得られる

GL+4000

の角度を振る

視界が開け、池への眺望

83

00

GL+5000

田園風景に緩やかに傾斜 を降ろしていく

洞窟に入り込んでいくようにひっそり

国道側の入り口

メインエントランスへ向かう階段

回遊路から続く道

とした入り口

下のテラス、屋上の様子が同時に把握できる

ゆったりとしたアプローチを演出する

屋根の張り出しが空間の多様性を司る

PLAN RF 1/250

N

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今度はあそこいっ てみよう!

気になる本 見つけたかも!

待ち合わせの時間 も気にならない!

あそぼー なんだか楽しそう だ な! 何 し て る ん だろう?

今日は絵本読みま すよ〜

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PERSPECTIVE


それぞれの空間がスキップフロアで緩やかにつながる 人々は漂い、回遊するようにこの建築を楽しむ

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那岐山 綺麗だなー 今日は どこ行こうかな〜

あの本 面白かったよね〜

この本 おもしろ!

山の中に入り込ん でいくみたい!

17

PERSPECTIVE


内部の循環が外部へそのまま連続していく やまのような形状をした建築は町の憩いの場となる。

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課題概要

対象敷地:神奈川県茅ヶ崎市松浪

浸透する学び 小学校を中心とした新たなネットワーク

課題概要: 人口減少と人口の高齢化が地域社会を苦 しませている今日、学校に「地域社会の中 核となる「コミュニティコア」の役割を積 極的に与えることで、地域社会の問題を緩 和することはできないだろうか?すでに行

PROJECT/ 三年後期課題 学内優秀作品 SITE/ 神奈川県茅ヶ崎市

われている「学校開放」では何が不足して いるのだろうか?地域の問題が地域ごとに

PROGRAM/ 小学校+コミュニティインフラ

異なるように、解決の方法も地域ごとに異

指導教員 / 山道拓人 後藤武 渡辺真理

なることが考えられる。自分の卒業した小

渡辺健介

学校をテーマに、学校の新しい社会的な役 割を考える中で、新しい学校のデザインを 考えてみよう。

まちのがっこう

19

MANIFEST/PROFILE


やまのがっこう

うみのがっこう

20


やまのがっこう

21

PERSPECTIVE


うみのがっこう

まちのがっこう

町の遺産である自然や地場産業と繋がり、 こうみんかん

小学生に主体的に学びを選択できるように ネットワークを再構成します

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これから歩行者中心の社会 になるならば、この道はど う変えていけるだろうか?

農業ふれあい館

交通量が多く、歩行者の 銚

姿があまり見られない

農業ふれあい館 市が運営する市民農園の中に立つ農作業の休憩場として使

の場でもあり、産業活性化やまちづくりの面で可能性を感じ

23

RESEARCH

る場所である。

いる様子が見られる。農家と一般市民のコミュニケーション

われている。ここでは市民が農作業をしたあと、団欒をして


街には使われ切っていない ボイド空間がたくさんある

漁業

茅ヶ崎市立 松浪小学校

ボイド空間が住民にとって

公民館

生き生きとした空間となる にはどうすればいいか?

神奈川県茅ヶ崎市立松浪小学校 創立から 60 年以上立ち、約千人の児童を抱える大規模な 小学校である。地域のイベントの時には、グラウンドが解放 されて地域の集まる場となっている。反面それ以外の時は フェンスの存在感が強く、あまり学校には近づかない。学習 環境は近年情報化が進み、発展してきている。

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やまのがっこう

まちのがっこう うみのがっこう

第二次産業

西網

デザイン フラダンス

学童

農業ふれあい館 市が運営する 市民農園

小学校

地引網専門店

ミュージック スポーツ

学童

S&Co

第三次産業

サーフィンスクール

酒造 給食 ハム作り プロダクト

サーフィン教室や 用具の販売をしている

1 プログラム 移動しながら、その場所の特徴を捉えた学びを自由に探せるネットワークを提案する。生活していく中で 自分の居場所を探し、大事に使っていくことを期待する。また近くで生活する人と積極的に関わることで まち全体で子供を育てていく

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PROGRAM- URBAN SCALE-


まちのがっこう

床座

教室 特別教室ゾーン 床座 床座

教室 床座

床座側はホワイトボードがつ いており、グループ活動に使 えたり、放課後の遊びに使え

教室

たりする

床座

ボイドの流動性 クラスの塊を仕切りを緩くデザインする。L字壁で囲まれた教室部分と三つの教室の間にある床座の空間 を休み時間や放課後に使える場所とした。学校空間における廊下はボイド空間である。このボイド空間に 流動性を持たせ、特別教科室に繋いだり、他のクラスターとの接点を持つきっかけを作る。

DESIGN -MAIN SCHOOL-

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建築の角度を全面道路に対し て、45 度振り、視線をづらし プライバシー性を確保する。

大ホール

松浪緑道

建築の角度を全面道路に対し

体育館

て、45 度振り、視線をづらし

小ホール

プライバシー性を確保する。

音楽室

校長室 松浪緑道と接続し、既

グラウンド

職員室

事務室

存のビオトープが町の 広場となる。

ビオトープ 通常の学校で言うところの三

体育館

クラス分、120人が一つの まとまりとして人間関係を

保健室

作っていけるように空間を構 成した。

地場産業棟 家庭科室

路地のような道に、グラウ ンドへの抜けを持たせる

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PLAN 1F 1/500

N

図書館


体育館

回廊がグラウンドを囲み、運 動会の際には、観客席として も機能する。

遊具ゾーン前の広場 抜けを持ちながら領域性がある空間

グラウンド ビオトープ 体育館

工作ゾーン

西から校舎を見る 町に開かれ公園が学校に絡まっている

レストラン

地域の中心である学校がボイド空

遊具ゾーン

間を解放していくことで、 街に空地へのアイデアが浸透する

図書館 図書館前の吹き抜け

PLAN 2F 1/500

N

廊下や共用スペースに光が入り込む

28


やまのがっこう PLAN 1/100

N

29


やまのがっこう

30


うみのがっこう PLAN 1/100

N

31


うみのがっこう

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問題意識

場所への愛着 愛される住宅地における新たな拠点のあり方

近代以降、都市は住宅地とオフィスビルに明確に構造化 が進み、人々はその間を往復運動する日々が続いている。 そのため住宅地に人口構成の偏りが生まれている。自分 はそのような住宅地に行き場のない閉塞感を感じる。住 宅の近くに気軽にいけるサードプレイスがあれば、住宅 地での生活は大きく変化するのではないだろうか。人そ

PROJECT/4 年前期課題 ( 卒業設計準備) SITE/ 東京都豊島区雑司が谷 PROGRAM/ サードプレイス 指導教員 / 北山恒 中川エリカ 高橋一平

33

pre DIPLOMA

れぞれ愛着のある場所でもっと活動してもいいのではな いか。そんな問題意識を持ちながら、住宅地における新 たな愛される場所のあり方を模索する。


34


磐座をイメージした断面

35

pre DIPLOMA


自然を設計の考えに取り入れていくうちに、 場所の力というものが気になり始めた その力を人々に愛される空間作りに取り込んでいきたい。

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雑司が谷観光案内処 洋館の雰囲気を残した雑司が谷 のシンボル

雑司が谷霊園 著名人のお墓もあ

霊園の近くには古民家

る、広大な霊園

が多い

鬼子母神堂 安土桃山時代から続く 安産、子育ての神を祀る場所

並木ハウス 手塚治虫が

雑煮ストア

下宿していた場所

闇市の雰囲気を感じさせる

ジャングルブックス 古書店 菊池寛旧居跡・終焉の地

三角寛旧宅跡 現在はそのまま懐石料理のお店

現在はマンションになってし まっている。

1/5000 雑司が谷全体図

1 雑司が谷の特性

災害を乗り越えてきた強固なコミュニティ

37

RESEARCH

建物の粒が小さく、更新に向いている

飲食店、喫茶店

飲食以外のお店

コミュニティ施設

コインランドリー

祭りと共に生活のリズムが作られている。


ギャラリー

観光案内

カフェ

参道

アパート

参道直線長さ

和菓子屋

約 135m

舗装が変わっている

衣料品店

美容室

専門学校 美容室 カフェ

1/650 参道全体図

鬼子母神堂

N

公園

2 鬼子母神参道の特徴 江戸時代の記憶を受け継ぐケヤキ

境内、参道と一体になった公園

街区によるコントラスト

住宅 住宅

住宅

住宅

住宅

38


建具

のれん 気軽に立ち寄れる サードプレイス 参拝の後で立ち寄る

鬼子母神の参拝客

身近で行きやすい

腰掛(ファニチャー) 縁側

住民

土間

3 雑司が谷のみんなの家

4 茶屋から見出す都市中間領域の5原則

ケヤキの象徴的なスケール、鬼子母神堂、祭りを中

かつてケヤキとともに参道に賑わいをもたらしてい

心とする都市のリズム、住宅地における身近な新た

た茶屋は上図のような構成の建築であった。この参

な拠点を考えるには参道のこの街区が最適である。

道に賑わいを取り戻そうとする時、この構成が参道

ケヤキに寄り添いながら、この町とともに時を過ご

沿いには相性がいいと考えた。その中でも特に注目

せる建築のあり方を考える。

すべきだとして5つの要素を抽出した。

39

PROPOSAL


5 中間領域を狙うスタディ 参道に対する空間のあり方を茶屋から得た5つの要素を意識し、ヴォリューム操作をしながら検討 した。図面ではその空間がどう使われるかを各ユニットで検討し、模型ではスケールを正確に確か めた。ユニットの大きさは 7000 × 8000 の領域に入る大きさに揃え、全体設計の際に組み合わせが しやすいように工夫した。

STUDY PROCESS

40


41

DIAGRAM MODEL


42


6 外部空間から設計する 建築設計ではネガティブに捉えられていた外部空間 の設計をむしろ主題とし、ユニットを組み合わせる ように計画した。五原則に加え、路地のような道で 外との接点を多く持ち、この建築がこの町の根のよ うになり、住民の生活を支える。

ワークスペース

事務所 お腹すいた ここで本読も〜

ライブラリー

町の縁側

町の縁側

ねー

この本面白そう!

洗濯物待って

バーベキュー場

る間休憩〜 コインランドリー

さあ焼いてく

オープンスペースが建物と関わり合う

町の縁側

町家

ぞー

町の縁側

路地のように隙間を作る 町の縁側

下ごしらえ しましょ〜

お惣菜レストラン

待合 茶屋

PLAN 1F 1/200

N

43

喫茶店

みんなの居間

保育スペース

子育て相談所


三階平面図 1/200

職員用住居

三階平面図 1/200

事務所 学習塾

MTG スペース

憩いの間

職員用住居 職員用住居

喫茶店

勉強スペース 喫茶店

MTG スペース

三階平面図 1/200 職員用住居 職員用住居

職員用住居

N

PLAN 2,3F 1/200

44


参道側の立面

45

参道からオープンスペースへ入る

SPACES

周りの道からオープンスペースへ


Essay 設計に活きた自分の大学在学中での経験を紹介します。

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まちと一緒に考える 北茨城市芸術祭ワークショップより

北茨城市の公共施設は多くが老朽化が進 み、建て替えを検討する時期になってきて います。改修の際のプログラムの再検討、 建築デザインのアイデアを街に暮らす人々 に向けて発信しました。

47

ESSAY1


城市まちづくり WS 改修建て替え時期検討ロードマップ

1950 年 竣工年

1975 年

2000 年

竣工年から

2025 年

2050 年

2075 年

城市まちづくり WS 施設別プロットマップ

関本町関本上

建て替え改修検討の ピーク(2019∼2026 年)

関本町関本中

関本町福田

平潟町

北町1丁目

関本町八反

竣工ラッシュのピーク (2040 年∼2045 年)

北町2丁目 北町3丁目

北町4丁目

関南町関本下

関南町神岡下

関南町里根川

設計対象施設(3施設) 市民文化系施設

関南町仁井田 華川町下小津田

社会福祉系施設

大津町五浦

産業系施設 学校教育系施設 子育て支援系施設 保育・福祉施設

関南町神岡上

公営住宅

城市まちづくり WS 施設別プロットマップ

設計対象施設(3施設) 市民文化系施設 社会福祉系施設 産業系施設 学校教育系施設 子育て支援系施設 保育・福祉施設 北

城市まちづくり WS 改修建て替え適正配置検討用費用リサーチ

城市の公共施設 168 施設の構成比および延べ床面積の構成比から施設分類 13 種のうち

公共施設は、一般的に 建築後 60 年で更新(建て替え)を実施し、

対象施設

施設小分類

市民文化系施設 集会施設

リサーチとして、北茨城市の公共施設をプロットしていきそれら

社会教育系施設 図書館 博物館等 産業系施設

を建て替えをする場合にかかる予算を調べました。北茨城市の適

産業系施設

学校教育系施設 学校

正配置計画にのっとり、三つの建物の改修案を提案することにし その他教育施設 子育て支援施設 保育所

ました。大津漁村センターと漁業歴史センターようそろーは自分

幼児・児童施設

115.93 409.32 700 490.33 273.27 239 371.03 115.35 429.9 1007.71 181.88 461.24 500.43 517.76

旧図書館(取り壊し済) 図書館 歴史民俗資料館 ⃝ 漁業歴史資料館(ようそろー) ⃝ 設計対象施設 ⃝ 大津漁村センター 平潟小学校 大津小学校 関南小学校 (旧)関本第一小学校 ⃝(旧)富士ケ丘小学校(期待場) 精華小学校 明徳小学校 華川小学校 中妻小学校 中郷第一小学校 中郷第二小学校 石岡小学校 常北中学校 関本中学校(取り壊し済) 華川中学校 磯原中学校 中郷中学校 関本小中学校(統合) 学校給食センター

4651 5976 3376 2958 3068 6721 5806 3018 4511 6494 4488 3564 6306 3065 3701 5893 7675 6933 1028.87

関本保育所 木皿保育所(情報がないため 0) 大津子どもの家 中郷子どもの家

老人福祉センター 心身障害者第一福祉センター 心身障害者第二福祉センター 保護施設 保健センター その他社会福祉施設 地域福祉交流センター

で提案を考え、芸術祭の会場である旧富士が丘小学校の案は来場

公営住宅

出典:公共施設等更新費用試算ソフト仕様書

延べ床面積(㎡) *20%減後(㎡) 適正配置の方向性 代表建築年度 築年数 大規模改修費用(円/㎡) 建設費用(円/㎡)

保育・福祉施設 高齢福祉施設 障害福祉施設

公営住宅

者とワークショップをしながら案を作っていきました。

施設名 花園地域交流センター(花園もーる) 関南多目的集会所 中郷多目的集会所 関本多目的研修集会所 木皿シルバーコミュニティセンター 塩見ヶ丘集会所 防災コミュニティセンター 磯原駅多目的施設 関南町公民館 市民ふれあいセンター 中郷町公民館(取り壊し済) 華川町公民館 大津町公民館 平潟町公民館

市営神岡団地 市営臼場住宅 市営下桜井団地 市営小野矢指団地 引場者住宅(情報がないため 0) 市営中妻団地 市営宮下改良住宅 市営中郷復興住宅 市営大津復興住宅 市営平潟復興住宅 市営磯原1丁目復興住宅 市営磯原2丁目復興住宅

93 327 560 392 219 191 297 92 344 806

369 400 複合化 414

2001 1994 1990 1984 1993 1987 2000 1997 1982 1989 1966 1983 1983 1981

18 25 29 35 26 32 19 22 37 30 53 36 36 38

1169.17 2509.56 856 1629.77

2008 当面継続 685 当面継続 1304 当面継続

1976 2015 1979 2006

43 4 40 13

498.47

399 複合化

1989

30

民間活用 集約化 集約化

1996 1989 1964 1985 1979 1990 2004 1988 1989 1981 1983 1987 1979 1982 1977 1987 1984 2015 1982

23 30 55 34 40 29 15 31 30 38 36 32 40 37 42 32 35 4 37

民間活用 民間活用 集約化

3721 4781 2701 2366 転用 2454 転用 5377 4645 2414 3609 5195 3590 2851 5045 2961 4714 6140 5546 823 規模縮小

520.87

417

1978

41

96.26 229

77 183

2001 1988

18 31

917 民間活用 279 298 566 642 資産活用

1989 1982 1993 1983 1970

30 37 26 36 49

1146.4 348.9 372.01 707.2 802 14262.3 2148.9 9881.96 370.4 21933.44 1268.7 1946.86 2170 2346.84 873 1543.72

公営住宅

城市の公共施設の大規模改修、更新(建て替え)を想定した

建築後 30 年で 大規模改修  を実施する。    適正配置(集約化や複合化など)や、延べ床面積の削減によって、どのような影響や効果が期待できるのかを

主要な 6 施設を取り上げ、改修、建て替え、適正配置を想定した調査分析を行なった。

RESEARCH

→  本リサーチ、および表は、今後起こり得る北

250000

400000

シミュレートし、みんなで未来の北 大規模改修費用 ¥28,982,500 ¥102,330,000 ¥175,000,000 ¥122,582,500 ¥68,317,500 ¥59,750,000 ¥92,757,500 ¥28,837,500 ¥107,475,000 ¥251,927,500 ¥45,470,000 ¥115,310,000 ¥125,107,500 ¥129,440,000

城市の姿を考える議論を生む一助となることに期待したい。

床面積20%削減後の大規模改修費用 差分額 大規模改修費用

建設費用

¥23,186,000 ¥81,864,000 ¥140,000,000 ¥98,066,000 ¥54,654,000 ¥47,800,000 ¥74,206,000 ¥23,070,000 ¥85,980,000 ¥201,542,000

¥5,796,500 ¥20,466,000 ¥35,000,000 ¥24,516,500 ¥13,663,500 ¥11,950,000 ¥18,551,500 ¥5,767,500 ¥21,495,000 ¥50,385,500

¥92,248,000 ¥100,086,000 ¥103,552,000

¥23,062,000 ¥25,021,500 ¥25,888,000

¥46,372,000 ¥163,728,000 ¥280,000,000 ¥196,132,000 ¥109,308,000 ¥95,600,000 ¥148,412,000 ¥46,140,000 ¥171,960,000 ¥403,084,000 ¥72,752,000 ¥184,496,000 ¥200,172,000 ¥207,104,000

床面積20%削減後の建設費用 差分額 建設費用 ¥37,097,600 ¥130,982,400 ¥224,000,000 ¥156,905,600 ¥87,446,400 ¥76,480,000 ¥118,729,600 ¥36,912,000 ¥137,568,000 ¥322,467,200

¥9,274,400 ¥32,745,600 ¥56,000,000 ¥39,226,400 ¥21,861,600 ¥19,120,000 ¥29,682,400 ¥9,228,000 ¥34,392,000 ¥80,616,800

¥147,596,800 ¥160,137,600 ¥165,683,200

¥36,899,200 ¥40,034,400 ¥41,420,800

¥803,059,200 ¥273,920,000 ¥521,526,400

¥200,764,800 ¥68,480,000 ¥130,381,600

250000

400000

¥501,912,000 ¥171,200,000 ¥325,954,000

¥125,478,000 ¥42,800,000 ¥81,488,500

¥467,668,000 ¥1,003,824,000 ¥342,400,000 ¥651,908,000

250000

400000

¥124,617,500

¥99,694,000

¥24,923,500

¥199,388,000

¥159,510,400

¥39,877,600

330000

¥790,670,000 ¥1,015,920,000 ¥573,920,000 ¥502,860,000 ¥521,560,000 ¥1,142,570,000 ¥987,020,000 ¥513,060,000 ¥766,870,000 ¥1,103,980,000 ¥762,960,000 ¥605,880,000 ¥1,072,020,000 ¥521,050,000 ¥629,170,000 ¥1,001,810,000 ¥1,304,750,000 ¥1,178,610,000 ¥174,907,900

¥632,536,000 ¥812,736,000 ¥459,136,000 ¥402,288,000 ¥417,248,000 ¥914,056,000 ¥789,616,000 ¥410,448,000 ¥613,496,000 ¥883,184,000 ¥610,368,000 ¥484,704,000 ¥857,616,000

¥158,134,000 ¥203,184,000 ¥114,784,000 ¥100,572,000 ¥104,312,000 ¥228,514,000 ¥197,404,000 ¥102,612,000 ¥153,374,000 ¥220,796,000 ¥152,592,000 ¥121,176,000 ¥214,404,000

¥1,227,864,000 ¥1,577,664,000 ¥891,264,000 ¥780,912,000 ¥809,952,000 ¥1,774,344,000 ¥1,532,784,000 ¥796,752,000 ¥1,190,904,000 ¥1,714,416,000 ¥1,184,832,000 ¥940,896,000 ¥1,664,784,000

¥306,966,000 ¥394,416,000 ¥222,816,000 ¥195,228,000 ¥202,488,000 ¥443,586,000 ¥383,196,000 ¥199,188,000 ¥297,726,000 ¥428,604,000 ¥296,208,000 ¥235,224,000 ¥416,196,000

¥503,336,000 ¥801,448,000 ¥1,043,800,000 ¥942,888,000 ¥139,926,320

¥125,834,000 ¥200,362,000 ¥260,950,000 ¥235,722,000 ¥34,981,580

¥1,534,830,000 ¥1,972,080,000 ¥1,114,080,000 ¥976,140,000 ¥1,012,440,000 ¥2,217,930,000 ¥1,915,980,000 ¥995,940,000 ¥1,488,630,000 ¥2,143,020,000 ¥1,481,040,000 ¥1,176,120,000 ¥2,080,980,000 ¥1,011,450,000 ¥1,221,330,000 ¥1,944,690,000 ¥2,532,750,000 ¥2,287,890,000 ¥339,527,100

¥977,064,000 ¥1,555,752,000 ¥2,026,200,000 ¥1,830,312,000 ¥271,621,680

¥244,266,000 ¥388,938,000 ¥506,550,000 ¥457,578,000 ¥67,905,420

¥70,838,320

¥17,709,580

¥171,887,100

170000

170000

200000

330000

360000

11410 1984 35 1719 1981 38 7906 規模縮小 1997 22 296 資産活用 1963 56 資産活用 1948 71 170000 280000 17547 規模縮小 1982 37 1015 資産活用 1970 49 1557 2013 6 1736 2013 6 1877 2013 6 698 2015 4 1235 2015 4 *今後10年の削減目標である延べ床面積10%以上の削減を想定し、各施設20%減を想定して算出した

¥292,292,500 ¥627,390,000 ¥214,000,000 ¥407,442,500

¥88,547,900

¥137,509,680

¥34,377,420

¥16,364,200 ¥38,930,000

¥13,091,360 ¥31,144,000

¥3,272,840 ¥7,786,000

¥31,765,800 ¥75,570,000

¥25,412,640 ¥60,456,000

¥6,353,160 ¥15,114,000

¥229,280,000 ¥69,780,000 ¥74,402,000 ¥141,440,000 ¥160,400,000

¥183,424,000 ¥55,824,000 ¥59,521,600 ¥113,152,000 ¥128,320,000

¥45,856,000 ¥13,956,000 ¥14,880,400 ¥28,288,000 ¥32,080,000

¥412,704,000 ¥125,604,000 ¥133,923,600 ¥254,592,000 ¥288,720,000

¥330,163,200 ¥100,483,200 ¥107,138,880 ¥203,673,600 ¥230,976,000

¥82,540,800 ¥25,120,800 ¥26,784,720 ¥50,918,400 ¥57,744,000

¥2,424,591,000 ¥365,313,000 ¥1,679,933,200 ¥62,968,000

¥1,939,672,800 ¥292,250,400 ¥1,343,946,560 ¥50,374,400

¥484,918,200 ¥73,062,600 ¥335,986,640 ¥12,593,600

¥3,993,444,000 ¥601,692,000 ¥2,766,948,800 ¥103,712,000

¥3,194,755,200 ¥481,353,600 ¥2,213,559,040 ¥82,969,600

¥798,688,800 ¥120,338,400 ¥553,389,760 ¥20,742,400

¥3,728,684,800 ¥215,679,000 ¥330,966,200 ¥368,900,000 ¥398,962,800 ¥148,410,000 ¥262,432,400

¥2,982,947,840 ¥172,543,200 ¥264,772,960 ¥295,120,000 ¥319,170,240 ¥118,728,000 ¥209,945,920

¥745,736,960 ¥43,135,800 ¥66,193,240 ¥73,780,000 ¥79,792,560 ¥29,682,000 ¥52,486,480

¥6,141,363,200 ¥355,236,000 ¥545,120,800 ¥607,600,000 ¥657,115,200 ¥244,440,000 ¥432,241,600

¥4,913,090,560 ¥284,188,800 ¥436,096,640 ¥486,080,000 ¥525,692,160 ¥195,552,000 ¥345,793,280

¥1,228,272,640 ¥71,047,200 ¥109,024,160 ¥121,520,000 ¥131,423,040 ¥48,888,000 ¥86,448,320

適正配置の方向性 <施設の集約化>

適正配置の方向性 <議論の可視化>

適正配置の方向性 <施設の複合化、および民間活力の活用>

「関南多目的集会所」および「関南町公民館」の大規模改修に合わせて集約化、 地域の生活と防災の中心となるコミュニティ拠点を形成する。

施設の集約化や複合化と、地理的関係(距離や周辺環境)は、密接に関係している。 建築は常に敷地に影響を受ける。

「大津町公民館」と「大津漁村センター」の複合化を図り、 地域の拠点拡充と、施設の有効利用の促進を検討。 民間事業者への売却や地域移管、運営等の連携を検討。 ↓

集約化においては現状の地理的関係、周辺環境、施設環境を調査し、 効率的かつ、コミュニティ拠点として、まちづくりの手本となるような施設づくりを目指す。

付随する機能や要望を市民から意見書として受け取るだけでなく、議論を可視化し、 双方向でのコミュニケーションを円滑に行うために、モノ視点で施設づくりを考える。

異なる機能を持つ施設の複合化には、集約化よりも調査・検討が必要になる。 官民連携(PPP、PFI導入)の検討 → 効率化や公共サービスの向上を図る。

まちづくりと施設づくりに市民を巻き込み、街の財産となるような建築を考える。

施設づくりを通じて、市民がまちづくりに更に関心を持つ、可視化にはその可能性がある。

民間と公共がコミュニケーションを取りながら街の機能を補い合う必要がある。

PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)公民連携 →公共サービスの提供に民間が参画する手法 (指定管理者制度も含む) →指定管理者制度(※委託ではない) 公共施設の管理・運営を、株式会社をはじめとした 営利企業・財団法人・NPO法人・市民グループなど法人その他 団体に包括的に代行させる行政処分(行政機関が権限作用)の制度 PFI (プライベート・ファイナンス・イニシアティブ) →公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、 経営能力及び技術的能力を活用する公共事業の手法

RESEARCH

48


Workshop Method 2 ひとりでアクティブに

active

みんなでワイワイ

設営日

会場である期待場が 自分の家だとすると

alone

どこで何をやりたいかを

together

同じ色の紙に書いてもらい、 模型に貼ってもらった

static ひとりで静かに

みんなでリラックス

3 日目

WORKSHOP METHOD 来場者の方に会場である期待場 ( 旧富士が丘小学校)を自分 の家として考えると、どこで何をやりたいかを聞きました。 家にまつわるふるまいを四つの色に性質分けをして、それが 継続していくうちに白模型が彩られていきます。それと同 時にその空間に何を求められているかが可視化されていきま す。

49

WORKSHOP METHOD

5日目


可視化されたアイデアを抽象化し、建築的 アイデアをパースで表現しました。例えば、 体育館の前は緑色の”みんなでリラックス” する空間が求められていたので、ストリー トファニチャーや踏面の大きい階段を配置 し人々がゆったりとコミュニケーションを 取れる広場になるよう設計しました。

PRESENTATION

50


風景に魅せられて 海外旅行の経験より

大学に入ってから、長期休みに入ると毎 回海外旅行に行っていました。ヨーロッパ の街で見た統一感のあって雰囲気のある風 景は設計課題でのスケールを広く考えよう という意識につながっています。

51

MYTRIP


UNITED KINGDOM

8/3 〜 8/14 2018 MANCHESTER

大都会ロンドンよりも魅力的に感じ たのはコッツウォルズ地方の風景だっ た。自然と建築物のどちらが強いとい う関係ではなく、お互いが支え合って

COTSWOLDS

OXFORD

風景を作っている気がして素敵だっ た。

LONDON

UNITED KINGDOM

52


NETHERLANDS

3/11 〜 3/15 2019

ギースホールンという村にはいまだに

GIETHHOORN

船が活用されていたり、可愛らしい家と 自然が作り出す風景がとても好きだっ た。また、オランダの生活環境の工夫 は都市の風景からも感じた。

53

NETHERLANDS

AMSTERDAM


FRANCE-SWITZERLAND

4/29 〜 5/5 2019

高いところからの景色が印象的だっ

PARIS

た。ほとんどの街で高い塔を見かけた。

COLMOR

昔の人は塔を建てる時にアルプス山脈 を意識し、景観を作っていったのかも しれない。

FRANCE

ZURICH LUZERN BERN THUN

SWITZERLAND

54


thank you


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