GlobeScan/SustainAbility調査:
2023年サステナビリティ・リーダーズ
以下はThe SustainAbility Institute by ERMにより発表されたレポート「GlobeScan / SustainAbility Survey: 2023 Sustainability Leaders」を紹介した際の原文の参考訳となります。原文は英文であり、和英に齟齬がある 際には英文が優先となります。
原文のご案内
GlobeScan / SustainAbility Survey: 2023 Sustainability Leaders
持続可能性の展望は、
1997年に最初のバージョンのGlobeScan/SustainAbility調査が実施 されて以来はおろか、この一年間で劇的な変化を遂げました。2023年半ばにおいても、世界経済 は依然としてCOVID-19のパンデミックの影響を受けており、また、ウクライナ戦争によって地政学的 な視点が変わり続け、持続可能性やESGへの反発が強まっていることから、より持続可能な世界 経済・社会の構築が複雑になっています。それでも、政府や企業、その他の関係者の努力は、こ の目標を達成するための持続可能性リーダーの決意を示しています。
ほとんどの持続可能性問題の緊急性は、依然として上昇傾向にあり、気候変動、生物多様性、 水不足などの問題の重要性が不変であることを示しています。また、持続可能性の専門家の間で は、新たに問われるようになった問題や、以前は優先順位が低かった問題も注目を集めています。
例えば、森林破壊は持続可能な開発の課題として今年の調査に追加され、最も重要な課題と して4位にランクされているされています。
持続可能な開発の課題に対処するために、過去1年間に実施した最も重要な行動を尋ねたと
ころ、回答者は、圧倒的に変化に影響を与える主な推進力として、法律を挙げました。最も多く
参照された立法措置には、EUのグリーン・ディール、欧州の情報開示法、米国のインフレ抑制法 (IRA)などがあります。
GlobeScan/SustainAbility調査:
2023年サステナビリティ・リーダーズ
企業のリーダーシップ・ランキングはここ数年間、ほぼ同様の順位で推移してきましたが、2023年
Patagoniaが企業の持続可能性をリードするトップ企業として認識される ようになりました。今年の調査では、Patagonia、Unilever、IKEA、Natura &Co、Microsoftと、
には大きな変化があり、
5社は変わりませんでした。
どのNGOがリーダーとして認識されているかについては、ばらつきが少なく、世界自然保護基金 (WWF)が依然としてすべてのセクターと地域の回答者の間で明確な人気を誇っています。
NGOはほとんどの場合、ステークホルダーとの協力やエンゲージメントを成功させる能力に基づいて、
2023年のサステナビリティの状況に見られる変動は、サステナビリティの課題を推進する上で短期 的な課題を提示しています。しかし、その傾向は明らかであり、専門家たちは持続可能性の問題 を長期的な優先課題としてとらえており、企業、政府、NGOはそれらに対処するためにますます多 くの行動を起こしています。2023年以降を見据えたとき、私たちがより持続可能な世界を創造す るという共通の目標を達成するためには、これらの問題への継続的な取り組みが求められます。
詳細については、ダウンロードしてレポートをご確認ください。
https://www.sustainability.com/globalassets/sustainability.com/reports/sai_globescansurvey-report_2023_v6.pdf