Experience Niseko Spring/Summer 2020

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ニセコの 旅 を 、 もっと 素 敵 な も の に

自然に調和し た 視 覚 的にも 美しい デ ザイン が 目 を 引 く

enjoy@skyeniseko.com

スカ イニセコ

www.skyeniseko.com/ja

北 海 道 ニセ コの 高 台 で 上質な滞在を叶えます

0136-55-5123


I N D E X

ニセコのお米

[特集]

4

Essay

10

Local Rice

NO RICE, NO LIFE わたしたちの自慢のお米! ニセコ町・蘭越町・倶知安町・共和町・仁木町・島牧村

17

We love ONIGIRI!

おにぎりだいすき!

44

Rice and Friends

集まれ! ごはんの友だち

51

Gluten Free Life

わたしと米粉

53

Sweets Hopping

米粉スイーツめぐり


I N D E X

Editor Yuko Miyake Assistant Ami Tomimori Sabrina Takagi

21

ニセコで出会う野鳥たち

26 32

Published by HTM KK., 91-1 Aza Yamada, Kutchan cho, Abuta gun, Hokkaido 044-0081 本書の内容、写真および イラストの無断転載を固く禁じます。 ©HTM KK.

experienceniseko.com/ja experienceniseko.jp

SKY • WATER • WOODS • SOIL

58

Ginger, Spice and Everything Nice

究極のジンジャービア

62

Freshly Squeezed

ルヒエルのジェラートは天使のお味

66

Local Legend

三島和夫さん

68

Experienced Niseko?

秋の読者プレゼント

experienceniseko_jp Experience Nisekoは 日本タウン誌・フリーペーパー大賞2019にて、 インバウンド部門の最優秀賞、 観光庁長官賞を受賞した媒体です。

Summer Activities

大自然のテーマパーク、 ニセコの夏を体験しよう!

Cover models Grace Momoka Nicoll Nino Anthony Robbins Special Thanks(敬称略) 共和町観光協会 倶知安観光協会 倶知安町役場観光課 フォトプランニング 北海道 胆振総合振興局 北海道 後志総合振興局 蘭越町総務課企画防災対策室

New Places

2019年にオープンした気になるお店

Editorial Design Jun Kidokoro Design Cover Photo Barney Brown

Wild Birdlife

70

Editor’s Note

編集後記

72

Summer Events in Niseko Area

バイリンガル夏のイベント情報


R

R

地元食材や新鮮野菜が

ANT KUMO RESTAURANT KUMO

取り入れられた和食または 洋食メニューからお選びいただけま す︒ 1日の活力は︑美味しい朝ごはんから︒ 窓から眺める羊蹄山の

ベビーチェア、オムツ替え台あります。

TAURANT

R

雲レストラン 虻田郡倶知安町字山田204-7 スカイニセコ 1 F

KUMO

0136-55-6421 eat@kumoniseko.com www.kumoniseko.com/ja

ES

U KUMO RESTA

眺望とともにお楽しみください︒ W A N T K U M O R E S N T K UMO RESTAURANT K U M O R E S TA U R A N T K U M O

素 敵な 1 日 を 始めるために︑

とっておきのごち そ うを ︒

ベビーカーのまま入店OK!

KUMO U KUMO RESTAURANT KUMO RESTA


NO RICE, NO LIFE 北海道米が おいしくないなんて、 言わせない 大自然を相手に丹念に育てられるお米。 じつは後志管内でも良質なお米がとれるって、 ご存知ですか。 ほかほかのふっくらごはんが炊き上がれば今日もハッピー。 私たちの主食、 ごはんがない人生なんてありえない! しりべ

かん

ない

4


5


NO RICE, NO LIFE

ごはんが美味しいって しあわせ! Text: Yuko Miyake Photo: Photoplanning / Hiroyuki Saito (P8-9)

6


年も前には日 本に稲 作

が伝わったとされており、日本の

は ん つ ぶ 残 っ て る よ、 もったいない。﹂日本の

も大切に食べられている﹁ごはん﹂。

食卓に欠かせない主食として、今

レ ー ズ で す。 茶 碗 に 米 粒 が 残 っ

今では機械化が進んでいるとはい

食 卓でおなじみのフ てしまった時には茶を入れてふや

え、それでも米を作るのには大変

粒までいただく。

な手間と人力がかかります。

かして最 後の

粒残せば 日飯抜

これは、 ﹁米

粒か

きるため、ありがたく最後の 粒

ら茶 碗 約

北 海 道 の 米 は 美 味 し く な い、 杯 分もの米が収 穫で   と言われていた時 代があります。

き﹂と言われる所以で、米

3

1

までいただきましょうという日本

し、小麦などのイメージが強い北

農産物はじゃがいもやとうもろこ

1

の 食 事 作 法 の ひ と つ で す。 約

7

3 0 0 0

1 1

1


した 品 種 改 良 などにより、 米 の

を 乗 り 越 え、 北 海 道 の 寒 さに 適

はの冷害や洪水などに対して苦労

大産地となりました。北国ならで

県とも肩を並べるくらいの米の一

海 道ですが、 近 年 全 国でも新 潟

上を北海道米が占め、﹁らんこし

勝 ち 抜 いてきた

が 行 わ れ ま す。 上 位 に は 予 選 を

て 作 った 米 を 食 べ 比 べる 品 評 会

ンテストで、 生 産 者 が 丹 精 込 め

い 米 から、 日 本 一 を 決 定 するコ

ち抜いてきた食味のバランスの良

品 中、 半 数 以

生産が増加しました。

ちょう

でも特に、南西部   ニセコエリア らん こし に 位 置 する 蘭 越 町 は 米 所 として 知られています。周りをニセコ連

られるようになりました。

味 しい 道 産 米 の 代 名 詞 として 知

米﹂もトップを争うほど今では美

30

同 時に、 蘭 越 町が生み出す佅 邦 の 山 々に 囲 まれた 盆 地 で、 町   殻は年間約 千トンにものぼりま ㎞ にもわたり 貫 流 し

の 真 ん 中 を 道 南 最 大 級 の 清 流、

尻 別 川が

す。 酪 農 用 の 敷 材 や 畑 の 肥 料 な

2

比 較 的 温 暖な気 候と肥 沃な土 壌

国 連が

して廃棄されているのが現状です。

年までの達 成を

が、 水 田の耕 作に最 適で、 町で

ています。ミネラル分が多い水と、 どに活用されても、大半はゴミと

30

の取り

エ ス ディージ ー ズ

道 内 外 でも 人 気 のブランド 米 と

組 み で す が、 蘭 越 町 も こ の 大 量

らんこし﹂は、全国から勝

年に実 証 実 験に乗り出

に 出 る佅 殻 を 持 続 可 能 なエネル 等 米のみ名 乗る

なっています。この﹁らんこし米﹂ の

しています。

1

ことができるよう、高品質を保証

ギー活用に利用できないかと考え、

S D G s に は、 厳 し い 基 準 が あ り 、 蘭 越

生産される良質な﹁らんこし米﹂は、 目指し掲げられた

2 0 3 0

分の

の体 積まで圧 縮、 ま

し て い ま す。 専 用 の 機 械 で 佅 殻

ハ ウ ス 内 に 温 風 を 循 環 さ せ、 冬

用のボイラーで燃やし、ビニール

き 状 の 燃 料 に 加 工 したあと、 専

1

1

毎 年 月に蘭 越 町で開 催され る米コンテスト﹁米㿌 グランプ リ

11

2 0 1 9

10

1 0 0 % in

8


取り組みです。ゆくゆくは冬季の

に農作物を収穫できるようにする

で続いているかのように見えます。

緑みなぎるニセコ連邦の山々にま

農 閑 期の雇 用に結びつき、 再 生 月、ドライブする窓から見え   るのは、ぎっしりと育った黄緑色

れるニセコエリアの観光事業にも

物として世界中から多くの人が訪

が所せましと並ぶ一面のグリーン

あれほど点々としていた小さな苗

の田んぼ。やや黄色く稲穂が実り、

可能エネルギーから生まれた農作

貢献できるのではないかと期待が

カーペットと化します。

月には、 全 国でも一 足 早く   稲が広大な面に頭をもたげて並び、

高まります。

8

すが、羊蹄山やニセコ連邦の山々

田 んぼのある 風 景 は、 日 本 の   原風景としてあちこちで見られま

か ぶ 雲 が 黄 金 色 の 影 を 落 と し、

の秋がやってきます。低い空に浮

風がそよぐとざわざわと騒ぐ収穫

豊沃な地でのびのびと育つニセコ

きます。

色が、実の詰まった稲を照らし輝 ズン 中 に 様 々な 色 彩 で 表 情 を 変 えて魅せてくれます。

されます。小さな緑の稲の苗がど

た水 田の水 面には青 空が映し出

ます。まるで鏡のように透き通っ

月 の 大 型 連 休 が 終 わ る 頃、   北国にもようやく桜の便りが届き

ただきます!﹂

に運びます。 手を合わせて、﹁ い

ほかほかの炊きたてのごはんを口

今 日 も 生 産 者 さ ん に 感 謝 し て、

そう、この言葉を心で唱えながら、

﹁ 米 粒、 ひとつ残さないように ﹂

並びます。

あちこちで新 米が出 回り始め、 食卓には今日も美味しいごはんが

エリアの田園風景はグリーンシー

大な景色はニセコエリアならでは。 日 が 沈 む 黄 昏 時 には、 だいだい

のシルエットを背景に見られる広

9 こまでも美しく点々と並び、遠く

9

5


LOCAL RICE

わたしたちの自慢のお米!

NO RICE, NO LIFE ニセコ町久保農園の合鴨農法

しりべ

町の雪解け後、始まるニセコのグ リーンシーズン。鏡のような水田に

し かん ない

黄 緑 色 の 稲 が 整 列 し 始 めます。 後

志 管 内 は、 工 夫 を 凝 らした 様 々な

取 り 組 みと、 生 産 者 さんの 精 魂 込

めたお仕事で、質の高い米がとれる

地域です。

安心安全を第一に考えたニセコ町 の合鴨農法、今ではブランド米とな

り、 知 名 度 の 高 い 蘭 越 町のらんこ

し米、 古い歴 史を持つかかしの町、

共 和 町 のきょうわ 米、 高 校 生 が 酒

作りに挑 戦、 倶 知 安 町の酒 米、 全

日 空の機 内 食にも選ばれた仁 木 町

の銀 山 米、 湧き出る温 泉 水を利 用

した島牧村の宮内温泉米。

どれも大 自 然を相 手に大 切に育 てられる貴重な米です。今回は、そ

れぞれの地域の生産者さんに、米作

りについての想いを聞いてきました。

10


ニセコ町 ちょう

合鴨米

﹁合鴨農法﹂に、ニセコ町でい

鴨を利用して米を育てる農法 登士明さんは無農薬で米を育てるこ

は少量の農薬も使っていたそうだが、

放つだけで簡 単そうに聞こえるが、

とに 成 功 した。 一 見、 ただ 合 鴨 を

年 前 に 父 の 孝 俊 さんから 引

たか とし

ち早く取り組んだのが久保農園だっ

合鴨が田んぼから逃げないように縄

た。 き 継ぎ、 今 も 合 鴨 農 法 を 続 けてい

を張ったり、他の米作りにはない作

とともに 米 の 品 種 改 良 が 進 み、 近

かったんです。 ﹂と話し始める。時代

獲れるのだ。合鴨たちが並んで泳ぐ

の元、 無 農 薬で美 味しい合 鴨 米が

りしなければいけない。そんな努力

敵から守るために﹁てぐす﹂を張った

し あき

年ではニセコ町でも美味しい米が獲

姿はなんとも可愛く、登士明さんも

久保農園

れるようになったそうだが、ニセコ

愛着が湧いてしまうそう。でも仕事

ニセコ町福井470-5

業として、キツネやカラスなどの天

町の規 模では、 他の米の大 産 地に

を全うした合鴨たちは、食用として

n a e l C

! S E Y

い た。 そ し て ニ セ コ 町 の 合 鴨 米 が

お気に入りの食べ方

元 々 稲 作 に 適 している 場 所 ではな

勝つことは難しく、何か付加価値を

利用するのは ﹁青首﹂と言われる、鴨

もっと広まり、ニセコの米は安全で いってほしいと、今後の可能性に期

❶ガスで炊く❷おにぎり ❸明太子

る息子の登士明さんは﹁ニセコ町は

つけることはできないかと町を挙げ

近隣のレストランへ出荷される。合 鴨米は命の大切さが詰まった米でも

とアヒルを交配させた真鴨に近い種

安心な米だ、ということが定着して ろ か ら、 雛 鴨 を 田 ん ぼ に 放 ち、 雑

待を寄せている。

し あき

て 最 初 に 取 り 組 ん だ の が﹁

米﹂ ︵ 化 学 合 成 農 薬、 科 学・

児の父親でもある登士 明さんは、﹁ 無 農 薬で安 心だからと

あるのだ。

した米︶ だった。そしてさらに安全・

いうのもあるけど、特に子どもたち

有 機 物 肥 料の使 用 量が基 準を満た 安心という付加価値をつけることは

に合鴨米を食べてもらって、命の大

類だそう。田植えが終わった 月ご

﹂と語って が行き着いた先が ﹁合鴨農法﹂だった。 切さを学んでもらいたい。

できないかと考えた結果、久保農園

2

草や害虫を食べてもらう。合鴨たち

久保登士明さん

4

から出てくる糞は肥料になる。最初

11

5

無農薬で安全・安心、泳ぐ姿が愛らしい 合鴨農法で命の循環を知ってもらいたい


らんこしちょう

蘭越町

越 町 は 広 い。 ニ セ コ 連 邦 の

まいてからハウス 内 で 苗 を 育 てる

米が集まる。蘭越町のブランド米 ﹁ら

国から丹精を込めて作られた自慢の

町の中 央を流れ、 日 本 海に注いで

る。おいしい米を作りたい、という

ように、つきっきりになる必要があ

るで生まれたての赤ちゃんを育てる

量、 風 の 入 り 方 などの 管 理 は、 ま

て米粉を作り、米粉クレープの移動

子の政義さんは、ゆめぴりかを使っ

常 連だ。 木 村 農 園

んこし米﹂も上位争いに名を連ねる

ヶ月間、水をあげるタイミングや

いる。米作りに適している肥沃な平

想いで作っているが、自然が相手な

㎞ に渡り

山々に囲まれた盆地で、道南

坦地が多い。木村さんが育てている

だけに、思うようにいかないことも

最 大 の 清 流、 尻 別 川 が

田んぼがあるのが、初田という地域

ある。 天 候 が 同 じ 年 はなく、 毎 年

とゆめぴりかだ。タンパク比率が低

が 多 いのだという。2011 年 か

比 率を低く抑える元 素 構 成の土 壌

味しいとされており、蘭越町はこの

ギーの方々にも喜んでもらえる米粉

だまだ改良が必要だが、小麦アレル

販売を催事などで出店している。ま

米 1 グランプリを毎年開催し、全

一を決める全国規模の米コンテスト、 のだそうだ。

スイーツの可能性を強く感じている

5

ら蘭 越 町では、 食 味の良い米 日 本

いほど柔らかさを増して一般的に美

代 目になる息

だ。 木 村 家のご先 祖 様が山 形 県か 新

気温の寒暖差があり、曇ることが少 ないため、米も野菜も育てやすいの に、苗がうまく育たないとその年の

だそうだ。 ﹁苗半作﹂と言われるよう 米は半作になってしまうくらい、米 栽 培で一 番 神 経を使うのが苗を育 てる雪解けの頃だ。米農家さんは誰 しもがそうではあるが、最初に種を

まさよし

らやってきた 130 年 ほど 前、 周

料 米や加 工 米、 備 蓄 米なども作 っ

ほど誇りを持っている。家畜用の肥

を、自信を持って美味しいと言える

に追われる。それでも自分たちの米

始まり、 毎 日の水 管 理や温 度 管 理

で初めて田んぼができた場所として、 なければならない。 代 目 で、

﹁初田﹂と地名がついたと言われてい き むら しげ お

る。 木 村 重 雄さんは

いる。ミネラル分が運ばれてくる海 からの風が吹き、 源 流が喜 茂 別 町

5

の尻別川の水に恵まれた初田地区は、 ているが、主な品種は、ななつぼし

11

月、田植えが

年生のような気持ちで取り組ま

りはおそらく原始林だったが、町内

1

1

30

ヘクタールもの広さで米作りをして

4

らんこし米 米日本一を決めるコンテスト、 米−1グランプリが開かれる米所、 蘭越町で誇りを持って育てるブランド米

木村重雄さん

き むら しげ お

シンプルに塩を振って食べる

お気に入りの食べ方

蘭越町字初田271-45

木村農園

12


倶知安町

くっちゃん ちょう

人しかいない中で、苗

される米は、中心にある白く濁った

しなりは相当違いが出る。酒に利用

まだ未成年な分、販売する﹁酒﹂を

に数を数えたりするのに苦 労した。

の発 芽 調 査や生 育 調 査など、 実 際

変わらず、

舎など、広大な敷地で農畜産

心白に近い部分まで精米しなければ

い分、稲が実ったときに垂れ下がる

物を生産することから加工、そして

どんな風に仕上げたいかなど、自分

室、 水 田、 加 工 施 設、 家 畜

販売に至るまでの一貫した知識と技

いけないため、食用よりさらに削る

術 を 学 ぶ 高 校、 倶 知 安 農 業 高 等 学

たちとは違う世代へ向けて作ること

への難しさも同時に感じながらの取

ことが必要になってくる。心白以外 の部 分が多く残 ってしまった場 合、

校︵以下農高︶。生徒 一 環で、 酒 米 作りに取り組み、 作

・ ミリくらい

酒に雑味が出てしまうため、大きさ にすると ミリ∼

人が生 育 調 査や細 々した

物 班の 管理などを担当した。

米へ。精米されたものがニセコ酒造 へ送られる。ここからは酒蔵での行 程だ。洗った米を蒸し、麹を添加、 大きなタンクにつめて定期的に攪拌

の号が発刊する 月には初となる第 年に初めての試みで始められた倶知 名の生 徒たちは、

安 農 高での酒 米 作り。 特に作 物 班

り組みなのだという。まずは地域に

として関わった

名前が知られるようになったら、世

倶知安町字旭15番地

まで粒を小さくするのだそうだ。収   実 習 部 長でもある西 村 先 生は 年前に教諭として農高へやってきた。 穫 後、 乾 燥 させ、 佅 りをし、 玄 何年も前から酒米に興味があったの だが、 酒 用の特 殊な精 米 方 法が難 いた。 地 域 の 方 々をはじめ 後 志 管

する。 この行 程は 月 末に行われ、

しく、なかなか実現できないままで 内 の 普 及 セ ン タ ー の 米 の 専 門 家、 ﹁ニセコ酒造﹂ との縁もあり、実現に

一 号 が 完 成 する 予 定 だ。2019

JAからの協力、そして地元の酒蔵、 生徒たちも参加する。早ければ、こ こぎつけた。 食 用 米と酒 米とでは、 何が大きく違うのか。稲穂を見比べ るとすぐにわかるほど、酒米の粒は

初めての作業ばかりで、改めて米作

界に向けて発信したい、と生徒たち

大きいのだそうだ。この取り組みで

りの大変さを感じた、稲が育つ早さ

生徒たちが作っているのが﹁彗星﹂と

に 驚 い た、 な ど、 育 て る 中 で 発 見

いう 品 種 だ。 寒 暖 差 が 大 きく、 水 も良いこの地域では、作物を育てる

倶知安農業高等学校

5

は目を輝かせる。

お気に入りの食べ方

4

人の授業の

7

があったそうだ。苗を育てる時期が

奥さんの作ったおかずと一緒に

14

の に 適 し た 気 候。 稲 穂 の 長 さ は、

13

1

一番大変なのはどこの米生産者とも

にし むら ただ お

1

4

食用とあまり差はないが、実が大き

西村忠夫教諭と生徒たち

1

5

4

倶知安町からいずれは世界へ。 高校生によるお酒造り、初の試み。

倶知安農業 高等学校の酒米


きょう わ ちょう

共和町

和町の稲作をずっと昔から見守って

は町の名物イベントだ。かかしは共

かかしが約100体並ぶ﹁かかし祭﹂

の終わりに開催される、個性豊かな

街灯たちが出迎えてくれる。毎年夏

ザインされたとんがり帽子を被った

ター﹁かかし﹂をモチーフにデ

和 町へ入ると、 町のキャラク

大半で、次にゆめぴりかなど、全部

収量のバランス面からななつぼしが

している米の種類は、食味・価格・

物も作ることが出来るそうだ。生産

産が安定しているからこそ、他の作

作 っ て い る が、 基 本 は 米。 米 の 生

有 名だ。 共 和 町では色 々な作 物を

ランド、スイカやメロンなどが特に

きょうわ﹂が誕生した。らいでんブ

きた。町内にあるかかし古里館の資 で

種 類。 共 和 町は特 A 地 域にラ

料 によると、 その 歴 史 は 1857 年に る。江戸幕府が御手作場︵開

のタンパク値が低い。一般的にタン

ンクされていて、北海道の中でも米

作が行われるようになった。共和町

本 州 から 多 くの 移 民 が 入 植 し、 稲

ファンは 多 く、 札 幌 や 小

プ ク ラ ス だ。 そ ん な き ょ う わ 米 の

れ、品質と美味しさでは道内でトッ の寿 司

は元 々 温 暖な気 候で朝 昼の寒 暖 差

屋でもよく使われている。またいく

かっぷが わ

後 も 稲 作 は 発 展 し 続 け、 今 で は

米作りに恵まれた地域だった。その

わ米を、生産量を減らすことなく作

だ。これだけ長い歴史を持つきょう

が引き継ぎ、作り続けているからだ。

ヤした農家さんの後を若い農家さん

り続けて守っていけるのは、リタイ

堀株川の綺麗な水資源も豊富なため、 つかの道内スーパーでも購入が可能

ほり

が 大 きく、 岩 内 町の 海 へ 流 れ 込 む

始まったとされる。明治時代に入り、 パク値が低い米は美味しい米と評さ

墾地︶を設けたことから農業開拓が

9

万俵

年に約

15

もの米を作るまでに拡大した。平成

280 件の農 家が

1

年に農 協が合 併、 現 在の﹁JA 12

かかしが見守る町で、若い世代が 長い歴史を引き継ぎながら作るお米

きょうわ米

きょうわ農業協同組合(JAきょうわ)

お気に入りの食べ方

炊きたてが一番!

共和町前田167番地

14


仁木町

全 化に貢 献するプロジェクトの

日空︵ANA︶が、地域活性 きめ細やかな管理を始めた。やがて

培管理方法を、毎年徹底的に学び、

一つとして取り組む﹁ 月 からの

くなったのだそう。具体的には稲穂

収 穫 量も上がり、 食 味も格 段に良

P A J f o s e t s a T

N A

﹂ に て 2018 年

き出せるように田んぼを干して酸素

が本 来 持 っている力を 120% 引 を入れてみたり、水を浅くして地温

ヶ 月 間、ANAグループ 国 際 線 ビジネスクラスの機内食に採用され

を上げてみたりと毎年改良を重ねて

ぎんざんまい

みとツヤがあるのが特徴。銀山米研

たこともある仁木町の銀山米は、甘

いった。また基本になる苗作りから

き く 成 長 し た。 銀 山 米 と し て は、

を変えることによって、銀山米は大

見 直し、 農 家さん一 人 一 人の意 識

究会が発足して 年になるが、その だ けん

代 目、 木 田 憲

中 心となって米を作 っているのが、 木 田 農 園アマムの 年 以 上 続く農 家の家

ななつぼし、おぼろづきの主要3品

が豊 富にある土 地だが、 盆 地 地 帯

一の清 流、 余 市 川の源 流があり水

がる 場 所 だ。 山 裾 には 道 内 でも 随

く、 山 に 囲 まれた 肥 沃 な 土 壌 が 広

どに位置しており、寒暖の差が大き

んは目を細めていう。収穫時期に稲

が反射してすごく綺麗だと、木田さ

青くなる時期の天気の良い日は、光

だ。稲が大きくなって田んぼが一面

ており、冷めても美味しいのが人気

は、粘りがほどほどでさっぱりとし

木田農園アマム

いち

種を生産しており、中でもななつぼ

のため 日 照 時 間 が 短 く、 雪 が 多 い

が黄金色になった時、夕日が当たる

仁木町尾根内803-3

一さんだ。

月現在、ゆめぴりか、

を作 っていた祖 母の代を見てきた。

2019 年

銀 山 地 区での米 作りの歴 史は比 較

しの収穫量が一番多い。ななつぼし

庭で生まれ育ち、馬や牛を用いて米

的浅い。ニセコからは車で 時間ほ

ために、決して米作りに最適な場所

とさらに黄金色に輝く、そんな風景 ていけると良いな、と思うのだそう

た。そんな悪条件を払拭するために、 を見ていると、今後もずっと継続し

お気に入りの食べ方

3

銀 山 米 研 究 会を発 足し、 これまで

木田憲一さん

15

であるとは言えない厳しい環境だっ

1

汁 ❸山わさび

❶いくら ❷なめこのお味

3

自分たちの勘と経験で作っていたが、 だ。

だ けん いち

10

60

栽培に適しているとは言えない土地で、 栽培管理方法を一から学び直すことで 機内食にまでなったお米

銀山米

2

十 数 年 前から外 部 講 師を招いて栽

15

まい

ざん ぎん

き ちょう に


しままきむら

海 いくと、大きな栗の木の向こ

辺の道から山間の道を進んで もち米を生産している。収穫した米

つ。 宮 内 温 泉では、 ゆめぴりかと、

が出るのだという。

などの動物が米を食べるという被害

物が見える。 島 牧 村で 1850 年

り、近所に配ったりしている。収穫

しの際に にしてお客様に振舞った

としてこの地下水を利用している。

に重 要な、 米 粒が吸 収する一 番 水

うに、歴史を感じさせる宮造りの建 に発見された温泉を利用して米作り

量が少ないため、わずかだが店頭で

宮 内 温 泉は水 資 源が豊 富で、 地 は 宿 の 食 事 に 使 い、 もち 米 は 年 越   下水にも恵まれている。最も米研ぎ

をし、 その 米 を 宿 泊 客 に 振 舞 って

始まりだそうだ。当時は湯治宿とし

哉さんの祖父が温泉宿を始めたのが

らうのが第一優先、そして限られた

のだそう。まずは宿泊客に食べても

と購入してくれる固定ファンがいる

なった、 ここの米じゃないとダメ、

べなかった子供がよく食べるように

のみ、販売は行なっている。米を食   お客様には時間を忘れさせてあげ

ぐう ない

なか た ゆう

ても有名で、ぞうの花子が利用した

量のみ販売するため、予約も受け付

年、 中 田 祐

こ と で も 知 ら れ て い る。 そ の 後

けない。ハウスでの育苗が 月の雪 月 下 旬 頃か

リウムが含まれた 度前後の温泉水

ミネラルと 炭 酸 水 素、 硫 黄、 ナト

なので、 虫 には、 動 物 以 上 に 頭 を

虫のチェックも丹念に行う。山の中 月の中旬

中田家は今日も宿の入口に﹁一生懸

て時計やカレンダーを置いていない。

悩ませられるのだそう。

から下 旬にかけて稲 刈りを行うが、

命営業中﹂の大きな看板を立て、お

を祐哉さんの父の勘で川水と割って

宮 内 温 泉では乾 燥 機で乾 燥させる

客様を迎え入れ、米の成長を見守っ

水田に使用しており、だいたい 度

前 後の温 水を保 っている。 宮 内 温

ため、 ﹁稲架掛け﹂︵刈り取った後に

ている。

束にして天日などに干すこと︶はし

泉は山間にあるため、同じ島牧村で

な い。 通 常、 干 し て い る 時 期 に 鹿

も海 側の浜 風が吹かず、 風の影 響

たい、という想いで、部屋にはあえ

いる温 泉 宿、 宮 内 温 泉だ。 温 泉 宿 が開 業したのは昭 和

1950 年 代に祐 哉さんの祖 父が

解け頃から始まり、

4

ら 田 植 えが 始 まる。 水 温 や 水 量 の

5

作になることはなかったのだそうだ。 管理、除草剤は最小限に抑えるため、

夏で米不足が問題になった時も、不

だという。温泉水は温かいため、冷

温泉水を利用して米作りを始めたの

20

をほぼ受けないため、まっすぐに育

18

9

48

宮内温泉米 温泉水を使って作ったお米を、 はるばる泊まりに来る お客様第一に提供

まい せん

島牧村 おん

ない

ぐう

中田祐哉さん

なか た ゆう や

❶島牧特産のたこしゃぶやエビのお刺身 ❷自家製鰹節のふりかけ

お気に入りの食べ方

島牧村字泊431

宮内温泉

16


WE LOVE ONIGIRI!

おにぎりだいすき! Text: Ami Tomimori

んかく、 まんまる、 た

わら型。おにぎりのフォ

ルムは 握 った 人 や 店 に

よって様々だ。出来たてホカホカ

のおにぎりを頬張った時の、あの

幸 せな 瞬 間 は、 日 本 人 なら 誰 も

が経験したことがあるはず。

シンプルな材料で作るおにぎり は﹁米の美味しさを一番良く味わ

える﹂と、今号の取材に伺った際

に、米農家さんたちが口を えて

言 っ て い た 。 そ し て、 米 を 美 味

してすぐに炊くのが一 番だ、 と。

しく食べるには、穫れたてを精米

ニセコエリアは道内でも有数の米

どころ。日本各地にたくさんのお

にぎり屋さんはあるが、ニセコエ

リアのおにぎり屋さんのおにぎり

の美味しさは格別なのだ。

ニセコから国 道 号 線を蘭 越 町へ向かう。やがて左手に見えて

くる木造平屋の建物が、﹁らんこ

し米﹂のおにぎりが食べられる﹁街

の茶屋 レストランぼん田﹂だ。お

、 変わ

にぎりは定番の生たらこや紅しゃ

けの他、 人 気の南 蛮 味

17

5


WE LOVE ONIGIRI!

材︶など多数。新米の時期の一押

と 鰹 節 をバター 醤 油 で 炒 めた 具

り種では子ぎつねバター︵油揚げ

の 言 葉 にぴったりな 店 主 が、 太

まの味 おおみち農園﹂とある。こ

の看板には﹁元気いっぱい おひさ

が心のこもった接客で迎えてくれ

りと時が流れる店内で、スタッフ

うてい﹂が運営する店だ。ゆっく

労 支 援 事 業 所 ワークショ ップよ

食限定

陽のように明るくチャーミングな

個、 大 き な お 椀 に 入 っ た

具 沢 山の汁 物、 日 替わりの手 作

りが いて具材の味を引き立ててくれる

円︵税

べるとお 腹 がパンパンになるボ

品がついて

り惣菜

円︵税込︶。小さい頃、 精米したてをガス佂で炊く。美味

込︶。蘭越産のななつぼしを使用し、

5 5 0

育った町だからこそ米農家さんと

年。 生 まれ

越 町 出 身 の 店 長、 朝 比 奈 隆 之 さ

升 もの

限りがあるのよ﹂と語るみどりさ

本的にひとりだから、作れる数に

い出す、懐かしくて優しい味。 ﹁基

母親が握ってくれたおにぎりを思

満点でリピーターが多いのも頷け

を選んだそう。安く、ボリューム

て、きちんと歯で噛み切れるもの

こと。海苔はスタッフで食べ比べ

米を潰さないように研ぎすぎない

しさの秘訣は、水加減は少なめ、

んは 店 を 任 されて

の 付 き 合 いも 広 く、 各 農 家 さん

ん だ が、 夏 に は

る。 売 り 切 れる 前 の 早 めの 時 間

7 のが﹁おおみち農園﹂。味のある木

N P O

J R

法 人ともに 障がい者 就

頬張ってみて。

倶知安駅の近くに﹁コミュ   おにぎりが食べたい!そう思っ   ニセコドライブの人気スポット、  道の駅ニセコビュープラザにある ニティカフェわっくわく﹂がある。 たあなたはぜひ、ニセコエリアで

人たちに元気を与えてくれている。 がオススメだ。

1

11

になることもある人気店だ。

日に

が 作 る 米 を 食 べて 欲 しいと、 時

米を炊いて握ることも。そんな ﹁お

トで各

2 おみち農園﹂のおにぎりは訪れる

な たか ゆき

2

期 毎 に 仕 入 先 を 変 えている。 外

3 0 0

国 人 客も多く、 お昼 時には満 席

あさ ひ

して食べても美味しさを保つ。蘭

のだ。おにぎりは、 ﹁おかかとしゃ

バランスが良く、あっさりとして

め﹂。今では生産農家は少ないが、 リッとした海苔に包まれたおにぎ

昔から米はニセコ産の﹁ほしのゆ

15

のランチメニューで味わえる。パ

大道みどりさん。店を構えて 年、 る。 おにぎりは、

し は、 海 苔 無 し の ﹁ 塩 む す び ﹂ 円︵税込︶ 。ひと粒ひと粒 個

が白く輝やいていて、米の甘みと 旨 み が 口 全 体 に 広 が る。

1

リ ュ ー ム だ。 品 種 は 冷 め て も 美

個食

17

け﹂、﹁こんぶとうめ﹂ 種のセッ

グラムで女 性なら

1 2

味しいななつぼし。テイクアウト

2

1 4 0 1 4 0

18


蘭越町観光案内センター 町の特産物が 並ぶ直売所も併設。

街の茶屋レストラン ぼん田 蘭越町蘭越町130 10136-57-5239 x直売所9:00∼17:00、 レストラン 11:00∼14:00 (喫茶は∼17:00) ※土日祝日は要問合せ

自家農園野菜を使った あげいもや漬け物、 ニンニク味 なども人気。

おおみち農園 ニセコ町元町77 道の駅ニセコビュープラザ内 10136-43-2051 x8:30∼17:00(5∼10月)、 10:00∼16:00(11∼4月) v年末年始定休

カフェタイムには、 手作りケーキと ミルコーヒーもオススメ。

コミュニティカフェ わっくわく 倶知安町北3条西2丁目1-1 10136-55-5828 x10:00∼17:00(ランチタイムは14:00まで) v土日祝、年末年始定休 ※行事等により臨時休業の場合あり

19


マッサージ フェイシャル ボディケア フロートタンクセラピー

健やかさを 取り戻すための 癒しのサンクチュアリ

r ykospa.com/ja

relax@r ykospa.com

0136 55 6418

スカイニ セコ 1 F


WILD BIRDLIFE ニ セコ で 出 会 う野 鳥 たち

Text: Zen Yabuki(ニセコネイチャーガイド「フォレストレック」) Illustration: Yuko Miyake

森に入ると、空を見上げたくなる。 まるで高い樹木に守られているようで、思わず深呼吸。 歩くと小さな枝が折れる音、清々しい蝉の声や、鳥のさえずりが聞こえる。 ニセコの森にも多種多様な鳥たちが生息し、命を繋いでいます。 鳥の鳴き声はどれも違った個性あるものばかり。静かに声のする方へ目を向けながら、 時間をかけて観察してみませんか。 ニセコの森、 バードウオッチングの世界へようこそ。

クマゲラ(留鳥) 日本最大のキツツキで天然記 念物。カラスほどの大きさで、 真っ黒な身体に頭頂部の赤 色が目立ちます。 繁殖には太い樹木のある広大 な森林を必要とするために本 州ではほとんど見ることが出 来ませんが、北海道の森では 稀に出会うことがあります。 ニセコ・羊蹄山麓周辺の森で は数つがいが繁殖しています。 巣穴は大きな楕円形の穴を ち、その形からアイヌ語では 『チプタチカプカムイ』 (舟を 掘る神) と呼ばれます。 樹木に止まっている間は 「キョーンキョーン」と大きな 声で鳴き、飛んでいる間は「コ ロコロコロ」と鳴くことが多 いので、鳴き声に気をつけて いれば、この貴重な大きいキ ツツキに出会えるかもしれま せん。

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※留鳥…一年中見られる鳥 ※夏鳥…夏にだけ見られる鳥


アカゲラ(留鳥) 小さな林から大きな森まで幅 広く生息し、ニセコでよく見 られる鳥のひとつ。 背中にある白と黒のコントラ ストと尻の赤色が特徴で、24 センチほどの大きめの体は森 の中でも目立ちます。オスに は後頭部に赤い斑があります。 森の遊歩道を静かに歩いてい ると、 この鳥の 「キョッキョッ」 という鋭い声や、時に 「トトト トン…」という木を叩く音(ド ラミング) が聞かれることも。 枯れ木に 500 円玉大の穴を開 けて巣を作りますが、毎年新 しい穴を掘り直すので、古巣 は他の小鳥や小動物に再利用 されています。森の中の枯れ 木も、多くの生き物にとって 大事な住処なのです。

オオジシギ(夏鳥) 畑や草地のそばを歩いている と、上空から 「ズビャーク、ズ ビャーク」 という変わった声が 聞こえます。するとその後、自 分に向かって落ちてくるよう に「ズボボボボ…」という激し い音が聞こえてきて、少し怖 い思いをすることがあります。 その犯人はオオジシギ。別名 『雷シギ』とも呼ばれます。 音の正体は、前半部分は 声 で、後半部分は急降下しなが ら尾羽を震わせて出す 羽音 。 このふたつの 音 で、メスに 求愛しています。 特に夜間に聞かれることが多 いようですが、怖がることは ありません。必死なラブコー ルですから。

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シジュウカラ(留鳥) 大小様々な森林に生息し、時 に庭にもやって来るスズメほ どの大きさの小鳥。白い頬と ネクタイのような胸の黒い縦 帯がトレードマークで、オス は太くしっかりとしたネクタ イを、メスは細いネクタイを 締めています。 まだ雪が残る 4 月頃から、リ ズミカルなさえずりが森に響 き、遊歩道脇でも盛んに飛び 回る姿が見られます。地上に 降りてエサをついばむことも 多いので、地面にも注目しな がら歩いてみましょう。 5 月の繁殖期にはキツツキの 古巣などの樹洞を使って子育 てをし、近くを通ると「ジュ クジュク」「ジェージェー」と いった濁った声で盛んに鳴き ます。

センダイムシクイ (夏鳥) 日本には 聞きなし という文 化があります。これは鳥の声 を日本語に文字化し、時には 意 味のある 言 葉 に置き換 える、というもの。 センダイムシクイのさえずり は、 『焼酎一杯グィー』と聞き なされます。 一般的にさえずりが多く聞か れるのは繁殖期である 5 月か ら 6 月ですが、センダイムシ クイのさえずりはこれ以降で もよく聞くことが出来ます。 ニセコでは個体数の多い鳥の ひとつなので、声を覚えてお くと気づきやすいかもしれま せん。 見た目は少し地味な鳥ですが、 『焼酎一杯グィー』の声を頼 りに歩いてみて下さい。 23


コルリ(夏鳥) コマドリに似た「ヒンカララ ララ」という美しい声でさえ ずりますが、よく聞くと、と ても小さな声で「 ヒッヒッ ヒッ」という 前奏 を付けて から大きな声で「ヒンカララ ララ」と鳴いています。 この「ヒンカラ…」の声が聞こ えたら、静かに立ち止まり、 もう一度鳴くまで前奏に耳を 澄ませてみましょう。 コバルトブルーの背と真っ白 な腹がとても美しい姿ですが、 笹薮の中の地上付近を移動 するために、実際に見られる ことは稀。それでもニセコで は個体数のやや多い鳥なの で、笹藪付近を探せば出会え るかもしれません。

キビタキ(夏鳥) 森の中で一二を争う歌い手。 とても美しく複雑なさえずり で鳴き、見た目にも黒い背中 に黄色の喉や眉が目立ちます。 地上から数 mほどの横枝に止 まってさえずり、周囲を巡回 するように少し飛んではまた 止まってさえずり……を繰り 返すので、遠くに飛び去って しまうことは少なめ。見つけ たら足をそっと止めて観察を してみましょう。 でも実はこの行動はキビタキ の強い縄張り意識に由来する もので、もしかしたらアナタ を侵入者とみなしているのか もしれません。 しばらく観察したら、早々に 立ち去ってあげましょう。 24


ヒガラ(留鳥) 針葉樹のある森で多く見られ る、スズメよりもずっと小さ な小鳥。カラの仲間の中では 最も小さく、10 センチほどし かありません。 「チーチーチー」などと細い声 で鳴きながらじっとすること なく動き回り、よく見ると頭 頂部に寝癖があって、喉元に はよだれかけをしていて…ま るで小さな子供のような愛ら しさです。 シジュウカラよりも金属的な 甲高い声でさえずり、樹木の てっぺんから聞こえてくるリ ズミカルなヒガラのさえずり ニセコネイチャーガイド 「フォレストレック」

25

は、春の訪れを感じさせます。 比較的人間を恐れない鳥なの

矢吹 全

で、こちらがじっとしていれ

やぶき ぜん

ば意外と近くまで寄って来て

時間をかけて自然を見て、 知って、記憶に残る自然 観光を目指し、年間を通 してプライベートツアー を実施している。また、講 師活動、講習会、自然環 境調査などにも携わって いる。 forestrek.com

くることも。周囲に目を配り ながら、静かにゆっくりと歩 くのがおすすめです。


NEW PLACES

Interview: Ami Tomimori, Yuko Miyake Photo: Barney Brown (P.26), Ami Tomimori (P.27)

2 0 1 9 年 に オ ープ ンした 気 に なるお 店 紹 介

っとオーガニック食 品が選

初は移 動 販 売という手 段での出

駅前にお店をオープンするに至っ

たそうだが、 長 い 間 構 想 を 練 っ o G & p m a C

m a r y P

自 身 が 海 外 で 触 れた 当 たり 前 の

はオーガニックコーナーはあるが、

多くの人々が集まり、スーパーに

れた。ニセコは冬には海外からも

長井真樹さんはそう語り出してく

のオーナー、小

ショップ︶が一般的。持参した容

多 く の 物 の 量 り 売 り︵ = バ ル ク

気 を 作 り 出 し て い る。 海 外 で は

利 用 し、 敢 え て 古 めかしい 雰 囲

にその店 内は廃 材や古 材を多く

のが理想というだけあって、まさ

のオーガニックショップ、という

郊 外に 長 年 営み 続けている老 舗

s t n a l P & s c i n a g r O

ようにあるオーガニックストアが

器 に 必 要 な 分 だけ 入 れて 会 計 を

ないなら自分たちが作りたい、と

なが い まさ き

ずっと構想を練っていたそう。当

メージは明確だった。アメリカの

駅 前 通りにある人 気のカフェ、   Sproutの 敷 地 内 に 2019 にお 店 を 構 える

て い た だ け あ り、 お 店 作 り の イ

実を結び、 結 果 的に倶 知 安 町の

店を考えていたそうだ。人の縁が

倶知安町北1条西3-11 camp & go内 10136-55-6764 x10:00∼19:00 v木曜日 pyram.life

年 冬 に オ ー プ ン し た 複 合 施 設、

ば良いのに〟

〝 も

ピラムオーガニクス アンド プランツ

べる選択肢がたくさんあれ

Pyram Organics & Plants

26


見せているが日本ではまだなじみ

ロ・ウェイスト﹂運動が広がりを

するというもの。世界的にも﹁ゼ

ンド、マカデミア、ピスタチオな

台あるマシンのうち1台はアーモ

い、本当のピーナッツバター。2

出てくる。リッチで混じり気のな

ので、その時々で違う無添加ナッ

ど約 2 週 間 毎に入れ替えられる

が薄い。店の中にはぎっしりと容 器 が 並 び、 主 役 の ナ ッ ツ 類 は

種 類、 他 に ス パ イ ス 類、 穀 類、

﹁日本では、オーガニック食品に

ツバターを楽しむことができる。

材 し た オ ー プ ン 時 で も 100 種

対して健康志向の人やセレブなど、

粉 類、 乾 物 などを 含 めると、 取

類以上に上り、できるだけ道産物、

限られた人しか口にできないよう

たらす地球の恵みと、私たちの食

染 問 題など、 自 然の生 態 系がも

への影 響や、 農 薬による環 境 汚

ちを守ること。 食 品 添 加 物の人

環境を守ることは自分たちのいの

だ。﹂ と小長井さんは言う。

な 間 違 った 認 識 があるのが 残 念

国産であることにこだわっている。

あったらいいなと思うものだけで

なく、お客さんからの要望を聞い

て、 仕 入れ、 一 緒に店 作りをし

ていくというのが小長井さんたち の仕事だ。

スパイスや調味料などそんなに 多くの量を使わないものに対し、

の安全性はしっかりと関連し合っ

ている。オーガニックが広がれば、

実際に使う分だけを購入できるの

は 大 きな 利 点 だ。 また、 それに

生産者を支援するということにつ

援する、心強い味方になりそうだ。

歩先のサステナブルな暮らしを応

へと変わるはずだ。この店は、一

に優しく、もっと無駄のない世界

生活やライフスタイルが地球環境

循環が整えば、多くの人たちの食

費者にも届きやすくなる。そんな

ながり、取扱店が増えることで消

よりゴミも削減し、無駄を省ける。

何よりも好きなものを好きなだけ

選べる楽しさはこの量り売りなら ではだ。

店 にある 商 品 の 中 でも、 店 内   に 置 かれた 機 械 で 練 り 出 される

ピーナッツバターは贅沢だ。まる

でソフトクリームのようにくねく

ねとすりつぶされたピーナッツが

27

15


かふぇ&小さな宿 のどか

ニセコ町字曽我370-4 10136-55-7888 (ラストオーダー15:00) x10:00 15:30 ランチタイム11:00∼14:00 毎月第一水曜日 v毎週木曜日、 north-protect-2018.wixsite.com/nodoka

号線沿い、ニセコパノ

ンを営んでいたご夫婦から受け継

で抽 出している。 宿 泊 者は食 事

店のオープンの為に腕を磨いたと

ニセコさいとう 製 パンのサンド

のルスツ豚のローストポーク丼、

つ むら

いだデミグラスソースがベースに

い う 奥 様、 理 佐 さ ん が 作 る ボ

イッチなど、ランチも地元の素材

なっている。 その 他、 留 寿 都 村 四 季 折 々の 美 しさと、 山 や 海 の

を 使 ったメニュ ーが

の都度、好みのコーヒーを選ぶこ

幸が豊富で手に入りやすいことが

リ ュ ー ム た っ ぷ り の 朝 ご は ん。

がり席もあり子連れにもオススメ。

と、ニセコエリアではかなりリー

きょう

ズナブル。ゆっくりのんびり、 ﹁の

う。 小 上

宿 泊 料 金 は 一 泊 朝 食 付 きでも

いわ ない

寿 都 か ら は し ら す の 佃 煮、 岩 内

ふぇ&小さな宿 のどか﹂がオープ

れるホッケ、 共 和 の 米、 ニセコ

のたらこ、 蘭 越 の 魚 屋 か ら 仕 入

らん こし

ンした。看板メニューのひとつが

特産品がズラリと並ぶ。ランチタ

どかな時間﹂を過ごしたい方はぜ

コーヒー。学生時代からコーヒー

イムは宿泊者以外も利用ができ、

ひ訪れてみて。

一番人気のハヤシライスは、この

しりべ

を渡り歩き

場所で以前レストラン&ペンショ

をしている 豆 屋 網走市にある﹁はぜや珈琲﹂の豆

り着いた、 北 海 道 を、 直 接 指 導 し て も ら っ た 方 法

道 内の自 家 焙

6500 円︵冬季は 6000 円︶

7

好きだったご主人、高橋浩さんが、 髙 橋 牧 場 のチーズなど、 後 志 の

すっつ

決め手となり 2019 年 月﹁か

ラマラインに建つ店の窓か

らは、雄大な羊蹄山がよく見える。 とができる。 そして好 評なのが、

66

28


THE POW BAR CAFE ザ パウバーカフェ

を始め、アウトドアブランド会社

に良い食べ物について独学

身の体調不良の経験から体

メニューが、 ﹁

らいたいというオススメのランチ

中でも、日本人にもぜひ食べても

ニックなメニュ ーが

うカフェ。

で 企 画 開 発 な ど の 経 験 を 経 て、

R A B W O P E H T

伝統料理、ひよこ豆やゴマをペー

イ米などを使ったサラダ、中東の

E F A C

﹂をオープンしたスコット愛

季節の野菜とナッツやキヌア、タ

﹂ 。

E T A L P R A B W O P

2019年 月、﹁

さん。 海 外からの移 住 者や観 光

スト状にしたフムスや、南インド

めぐみ

客に多い、ベジタリアンやビーガ

製 ピクルスが 添 えられたワンプ

カリーなどのメイン、そして自家

7

ンの人たちにも対応した、オーガ

レート。 一 皿 に 集 結 した 各 国 の

テイストを、好きなように混ぜ合

わせながら食べることができる。

﹁あなただけの旅に出よう﹂という

カフェのコンセプトにもピッタリ。

冬山でも凍ることなく美味しくエ

ナジーチャージができるオールナ

チュラルスナック、 ﹁

R A B W O P

を始めとした、マフィンやドーナ

ツなどの焼き菓子も う。そのほ

とんどがバターや卵不使用のビー

おやつとして買っていくママも多

ガン対応になっている。子どもの

いそう。ドライブスポットでは欠

かせない、道の駅ニセコビュープ

ラザの向かいでアクセスも抜 群。

夏のアクティビティを楽しむ時に

E F A C R A B W O P E H T

﹂でエ

ネルギーチャージをお忘れなく。

は、 ﹁

29

自 ニセコ町字元町77-16 10136-55-6739 x8:00∼16:00 v水・木曜日 facebook.com/thepowbar


ちょっと使い に。

ニセコでの

0136-55-5400 午前 8 時

— 深夜 1 2 時15分

見た目も可愛いイエロータクシー ニセコエリアのタクシーのご用命はスプリントタクシーまで。 4名様から9名様までご利用いただける車両をご用意しております。 快適空間で、 ニセコエリアの 「ちょっと使い」 にご利用ください。

www.nisekotaxi.com/ja


緑が 潤 う 山の麓で 大きく深呼吸をする

木 ニセ コ 振り向けば雄大な羊蹄山 杏ダイニングでは 北海道グルメに舌鼓

stay@kiniseko.com

ミネラルリッチな温泉で ほっこり湯浴み 国際色豊かな冬とは

0136 21 2565

異なる笑顔で 歓迎してくれる 清々しいサービスが 笑顔をつないでいく 木ニセコ、 ここを選んで 良かった

kiniseko.com/ja


大自然のテーマパーク、 ニセコの夏を体験しよう! 夏のニセコと言えば、 激しい川を下るラフティングや、 本格的な登山など、 上級者向けのアクティビティが多いイメージですが、 子どもや初心者、 女性同士でも気軽にチャレンジできるアクティビティも豊富。 空・水・森・土のエレメント別に分けたアクティビティを おすすめ立ち寄りスポットと一緒にご紹介します。 Photo: Nolan Yoshiaki Isozaki

※価格は全て税込です。

ACTIVITIES

32


写真提供 : Niseko Village

33

SUMMER


サマーゴンドラ 緑 れる雄大な眺めとともに、標高差500m を一気に駆け上がりニセコアンヌプリ中腹 へ。 冬とは一味違った羊蹄山やニセコエリア の大パノラマを一望できるよ!

ニセコ グラン・ヒラフ サマーゴンドラ ●往復料金

大人 1,200円、 小学生 600円 未就学児 無料、 ペット 300円 ※ペットは体高55cm以下でリードを装着し ている場合に限り乗車可能 期 2020年7月11日∼9月22日 営 9:00∼16:00 ※8月9日∼8月16日は8:30∼16:00 ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ 倶知安町字山田204 10136-22-0109 grand-hirafu.jp 寄り道情報

SK Y 小

スカイダイブ

駅 札幌駅

星空ウオッチング

ニセコシエスタの丸いクッションベッド で寝転んだり、ほうきを使ってとびきり の記念撮影をしよう。

倶知安駅

サマーゴンドラ

羊蹄山

ニセコ駅

星空ウオッチング

JR

函 館

ジップライン

洞但湖

どこまでも広がる空の下で、 風を感じる

晴れた夜には、駐車場から肉眼で天の川が 観察できるほどきれいに星が見える場所。 レ ストハウスでは、星空ナイトオープンと称し て新月期の夜に毎月一回19時まで営業時 間を延長するよ。 (予定)

神仙沼自然休養林休憩所 期 6月上旬∼10月下旬 営 9:00∼17:00

神仙沼 共和町前田 facebook.com/shinsennuma

寄り道情報 2019年にリニューアルし た神仙沼自然休養林休 憩所は、 授乳室やオムツ 替えスペースもできて、 赤ちゃん連れでも安心。 34


ジップライン

寄り道情報

森の中を空中滑走!1.4キロメートルに渡っ て張りめぐらされたラインは国内最大のス ケール。ワイヤーとプーリーという滑車を 使って、大自然の中を爽快な風と共に飛び 回ろう。

ジップラインツアー ●ガイド付きツアー

大人 (高校生以上)4,500円 子ども (中学生以下)3,500円 ※身長120cm以上、体重制限25kg以上 120kg以下限定。小学生未満は保護者同 伴。 ニセコビレッジ 自然体験グラウンド 「ピュア」 ニセコ町東山温泉 10136-44-2211 niseko-village.com ※営業日や時間については公式サイトでご 確認ください。

ニセコ髙橋牧場のミルク工房で美味し いスイーツを。牧草ロールに乗って羊蹄 山を背景に素敵な写真が撮れるよ。

スカイダイブ 1人で飛ぶのはちょっと不安という方に。 イン ストラクターと一緒に2人乗りのパラシュー トで高度約3,800mからスカイダイビングに 挑戦できるよ!天気が良ければ羊蹄山や積 丹ブルーの絶景が見えるかも。

タンデムジャンプ 60,000円 ※ハンドカメラ込み ㈱アドバンスエアスポーツ・ スカイダイブ北海道(余市) 余市町登町742-9 アップルポート余市(スカイダイブ北海道) 1080-1327-2785 / 0135-48-5668 aas-inc.net 35


フィッシング 絶対釣れる?釣れる釣り!清流日本一の尻 別川で、 ニジマスやヤマメのエサ釣りに挑戦 しよう。 ガイドがその日のベストスポットに案 内してくれるよ。

フィッシングツアー 大人(中学生以上)5,000円 小学生 4,000円 付き添いのみ 1,600円 ※小学生以上 ※ガイド料、 用具レンタル料、 傷害保険料込 期 2020年7月中旬∼9月上旬 (予定) 営 9:00∼ / 10:00∼ ※所要時間:3時間 ※ツアー最少催行人数2名

WAT E R ビーチコーミング 小

グッドスポーツ 北海道グラウンドサービス株式会社 倶知安町山田70-1 10136-23-4560 予約受付 9:30∼17:00 goodsports.co.jp 寄り道情報 セブンイレブンクロスロード内にある セブンスターズカフェは、大きなキッズ ルームがあるので特にちびっこ連れにオ ススメ。

駅 札幌駅

倶知安駅

ラフティング 羊蹄山

ニセコ駅

JR

函 館

フィッシング

洞但湖

クルージング

ビーチコーミング

川のせせらぎや 波の音で暑さをしのぐ

場所によってはシーグラスや流木、鯨の骨 も拾えるよ。大人も意外にハマるので、家族 でどれだけ取れたかを見せ合いっこすると 楽しい。 小 の祝津海岸など

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クルージング お城のような遊覧船「エスポアール」 に乗っ て中島探索に出かけよう!運が良ければエ ゾシカに会えるかも。20時30分出航の夜の 船に乗れば、花火鑑賞が楽しめるよ。

洞但湖中島巡り遊覧船 ●中島巡り遊覧船

大人 1,420円/子供(小学生)710円 ●花火鑑賞船

大人 1,600円/子供(小学生)800円 期 夏季運行コース (4月下旬∼10月末日) 営 8:30∼16:30 (30分毎) 洞但汽船株式会社 洞但湖町洞但湖温泉29 10142-75-2137 toyakokisen.com 寄り道情報 遊具がある公園があるよ。遊覧できるスワ ンボードがおすすめだよ。TOYAの立体文 字と記念撮影もいいね。

ラフティング 0歳の赤ちゃんや、 シニアの方、障がいのあ る方、誰でも楽しめる湧水の池でのラフティ ング体験!のんびりと池を周遊するツアー。 池の水面に映る逆さ羊蹄は絶景。

のんびりラフティングツアー ●相乗りツアー

大人 (中学生以上)2,500円 子供 (0歳から小学生まで)1,500円 ※ガイド料・装備レンタル料・保険料込 貸切ツアーは14,000円∼ (人数により異なる) 期 2020年4月25日∼9月27日 (予定) ニセコラフティング Youtei Outdoor 倶知安町字富士見449-4 1080-6075-9466 youteioutdoor.com

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寄り道情報 ラフティングの他に、カヌーの体験ツ アーもあるよ!こちらは3歳から参加可 能なんだって。


ツリートレッキング 最高13mの樹上で様々な難易度の遊び要 素が詰まった 「エレメント」 をクリアしながら 木から木へと移動していく大自然の遊び! 大人もたっぷり楽しめるよ!

NACアドベンチャーパーク 夏季利用料金 (3月23日∼11月) 大人 (中学生以上)5,000円 小学生以下 4,200円 シニア (60歳以上)4,600円 ※身長115㎝以上、 レッド・ブラックコースの み身長140㎝以上 ※小学生以下の参加は小学生1∼3名につ き1名の保護者同伴が必要 NAC 倶知安町字山田 10136-23-2093 営 9:00∼18:00 nacadventurepark.jp 寄り道情報

WOODS 小

駅 札幌駅

ガイド付き自然散策 ツリートレッキング

倶知安駅

函 館

ニセコ駅

JR

すぐ近くのホテルスカイニセコにある雲 レストラン側に、大きなNISEKOの立体 オブジェがあるよ。羊蹄山と一緒に記念 撮影もできるみたい!

羊蹄山 キャンプ

乗馬

ホースライディング 洞但湖

初めての人でも安心。前半はアリーナの中 でレッスン、後半はニセコの山々を見渡せる 丘を目指してショートトレッキング。馬と触 れ合い、 自然を満喫しよう。

乗馬

緑生い茂る木々に囲まれた森で、 自然を知る

●ベーシックコース90分

11,000円 ※中学生以上、1ツアー5名まで 期 2020年5月∼10月末 営 10:00∼/13:00∼ ※事前連絡必須 K2ステーブル ニセコ町里見238-5 1090-9756-5608 k2stable.com 寄り道情報

5 号 線 沿 いにあるニセコの 道 の 駅 、 ビュープラザは全国でもトップクラスの 道の駅だよ。美味しい野菜や地元の物 品が並んでいるよ。 38


キャンプ キャンプ道具一式がセットになっているか ら、手ぶらでキャンプが楽しめる。 ウォシュ レット付きトイレやカフェバーも併設で、初 心者でもトライしやすいよ!

寄り道情報 近くの雑貨カフェFuccaでアンティーク 雑貨やかわいい動物に出会ってみては。 湧水の里では、 羊蹄山で長年濾過された ピュアな水を実際に んで飲んでみて。

手ぶらキャンプ ※価格は予約サイトでご確認ください。 真狩焚き火キャンプ場 真狩村社86-1 10136-55-6400 予約受付時間 10:00∼16:00 takibi-camp.jp

ガイド付き自然散策 森林インストラクターが野原でお花やきの こに関する質問になんでも答えてくれるよ。 いろんな自然のふしぎが発見できるよ。

ニセコ グラン・ヒラフ ネイチャーガイド 30分コース 1,000円、60分コース 2,000円 ※前日16:00までに要予約。空きがあれば当 日も受付可 期 2020年7月11日∼9月22日 営 9:00∼16:00 ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ 倶知安町字山田204 (ゴンドラ山頂駅 エースヒル内) 10136-22-0109 grand-hirafu.jp 39


ピクニック 道の駅「230ルスツ」の裏にある公園。遊具 が う広場やドッグラン、遊歩道もあって、 幼児連れやペット連れにもオススメ。 お弁当 を広げても良し、炊事場でバーベキューする のも良し、道の駅のピザを食べるのもおすす め。 ルスツふるさと公園 留寿都村字留寿都127-2 rusutsu.gr.jp/enjoy/282.html 寄り道情報 アスレチック内にあるパンダ豆の大き なオブジェと記念撮影!道の駅では美 味しくてみずみずしいお野菜が並ぶよ。 BBQ用のお肉は近くのどんどん市で購 入しよう!

SOIL 小

駅 札幌駅

泥温泉 フロートレイル

倶知安駅

羊蹄山

JR

函 館

ファーム体験& ピザ作り体験

泥温泉

ニセコ駅

ピクニック 洞但湖

地元の人にも人気の温泉。泥風呂では、天 然泥パックが楽しめる!お肌がツルツルにな ると女性に好評。隣にある源泉の大湯沼か らは硫黄の香りが漂う。

泥風呂

広い大地を踏みしめて、 土からパワーをもらう

大人(中学生以上) 700円 子供(小学生まで)300円 営 入浴時間 10:00∼20:00 定 火曜日 交流促進センター 雪秩父 蘭越町字湯里680 10136-58-2328 town.rankoshi.hokkaido.jp/yukichichibu

寄り道情報 キースへリングのアートを眺めな がら、 甲州ワインビーフが楽める キースヘリング・ミュージアムレ ストランが近くにあるよ。

40


フロートレイル スキー場の斜面を利用したつづら折りのマ ウンテンバイク専用コース。 ビギナーでも楽 しめるよ。 レンタルバイクやレッスンもあるの で気軽にトライしてみて。

ニセコ グラン・ヒラフ MTB PARK ※価格未定 ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ 倶知安町字山田204 10136-22-0109 受付デスク ニセコグラン・ヒラフ .Base(ドットベース) 1F grand-hirafu.jp 寄り道情報 海外のお庭にあるような大きなトランポ リンで遊ぼう。 ゴンドラ乗り場付近にあ るよ。

ファーム体験& ピザ作り体験 羊蹄山の麓に広がるオーガニック農場で は、澄んだ空気と土に触れながら、 ファーム 体験や自分で収穫した野菜を使ってピザ作 り体験が出来るよ!

ファーム体験&ピザ作り体験 大人 (中学生以上)3,000円 子供 (4歳∼小学6年生)1,500円 ※3歳以下無料 ※10名様以上、団体割引あり (1人200円引き) 営 10:00∼/13:00∼ ニセコグリーンファーム 倶知安町字比羅夫258-3 (平日10:00∼17:00) 10136-22-2868 nisekogreenfarm.com

41

寄り道情報 有名なうどんやさん、寶月が近く にあるよ。羊蹄山の登山口や半月 湖も近いのでお散歩にオススメ。


nac2020summer.pdf 1 2020/03/06 9:57:44

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MY

CY

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あなたの人生一 美味しいアイスクリームを

是非どうぞ!

『三田牧場』

『三田農林』

三田牧場の本社は岩手県盛岡市の 三田農林株式会社です。

三田牧場は現存する北海道最古の

三田農林は森林を所有して木材生産、 りんご生産、 貸家や貸店舗による不動産

牧場です。土作りからお客様に届く

賃貸業を行っています。

まで全て一貫して行っています。

近年では明治時代の蔵を改修してゲストハウス (ととと-盛岡の泊まれる たまり場) にするなど、 古きよきものを残して新たな価値を皆様に提供しています。

三田牧場

共和町JR小沢駅裏 TEL: 0135-72-1412

農林牧畜業と街づくりで地域を豊かにすることが三田農林の事業です。 三田農林株式会社 TEL: 019-624-2120


RICE AND FRIENDS

集まれ!ごはんの友だち

ついついお が進むごはんと相性抜群の 地元の 友だちが大集合。 どれもこだわりのつまった個性的な顔ぶれで、 食卓をチョット賑やかにしてくれます。 朝ごはんに、 休めに、 お土産に、 いいもの集まりました。 Photo: Barney Brown Styling: Conor Acutt 44


うニュアンスを含めるときに使わ

結果的にそうなってしまう、とい

∼するつもりじゃないのだけど、

∼らさる﹂という表現があります。

海 道 独 特 の﹁∼ さ る・

は耳 馴 染みのない、 北

外 から 来 た 者 にとって

もう 自 分 の 意 思 とは 裏 腹 に、 ワ

だからいくらでも呑まさる ﹂ は、

のワイン、チーズとの相性が抜群

さる・∼らさる﹂ に遭遇します。﹁こ

れてくると色んな場面でこの﹁∼

説明がつかないのですが、聞き慣

です。実際のところ文法としては

くてはならない便利な言葉だそう

道 れる方言です。 インがいくらでも呑めてしまう、 この美味しいチーズとワインの相

これって私のせいというよりは、 性のせいだよね、とお茶目に責任

タッチパネルを操作している時   に、 間 違 えて 違 う 箇 所 を 触 って て言うのをよく耳にします。これ

逃れをしている絶妙なニュアンス

しまった時に、﹁押ささった﹂なん は意思に反して自動的に押されて

に引き立ててくれる、最高の存在

い﹁ごはんの友だち﹂は白米をさら

鮭に粗塩をほどこし、熟成香が経つ まで木 で寝かせたあと海辺に吊る し、雪混じりの寒風にさらされてで きる辛口焼き鮭。寒風干しで水分が 抜かれ、旨味が増すんだそう。鮭丸 ごとサイコロ状にカットされている ため、くれぐれも骨に「ご用心召さ れ」という意味が込められたネーミ ング。塩味が強いので、お茶漬けな どにするのが編集部のおすすめ。

を含んでいるのです。

です。

塩味と旨味が ギュッと凝縮!

しまった、 不 可 抗 力 で 勝 手 にそ

が悪いわけではなく、あくまで対

いう、 自 分 を 含 め、 特 定 の 誰 か

品のおかずとして、そしてお土産

100g 1,080円 (税込)

美味しい白米はそれだけで旨味 の状態になってしまった︵自分で   が感じられるものですが、美味し

象物がその状態になってしまった

としても、ごはんに合うスタメン

ご用心召され

押してしまっていたとしても︶と

という 責 任 回 避 に近い表 現 で 使

が集まりました。炊きたてごはん すっつ ちょう

休 めとして、 後 もう 一

言ってしまえば、完全に自分が押

有限会社マルトシ 吉野商店

われます。 ﹁ 押 してしまった ﹂ と

と一緒にご賞味あれ。

せいではないですよ。だって﹁食

10136-64-5018

してしまったという結 果であり、

思った以上にごはんが進んでし ﹁押されてしまった﹂ならば故意に   まったとしても、決してあなたの まった、となります。なかなか標

誰か︵何か︶によってそうなってし

べらさる﹂んですもの!

45

準語には置き換えられない独特の 表 現が面 白く、 北 海 道 民にはな

寿都町


ニセコ町

ニセコ自然卵

しあわせたまご 10個入 643円 (税込) ※直接来園で購入の場合10個入450円 (税込)

優しい思いやりで 生まれる味 ストレスフリー環境を配慮した平飼 い飼育、厳選されたローカル生産物 を自家配合した飼料で育った、まさ に しあわせ な鶏から産まれる卵は、 濃すぎず薄すぎず自然本来の黄身の 色をしている。白身の濃厚卵白は 割っても卵の形状を保つほど高品質 で新鮮。クリーミーで濃厚なので、 お料理にも、ちょっと贅沢な卵かけ ご飯にもおすすめ。

大加瀬農園 1050-3694-2305

王様のうに 60g 2,500円 (税込)

濃厚ウニの プレミアム佃煮 小 産のキタムラサキウニを贅沢に 100%使い、日本酒、みりん、砂糖、 醤油だけで煮込んだ究極の佃煮。水 を使っていないため、濃厚で、味が 凝縮されていて、ほんのりと磯の香 りが。1 瓶に約 7 個分のウニが入っ ている。2018 年の小 水産加工グラ ンプリで銀賞を受賞。常温で持ち歩 きが可能なので、お土産にも最適。 (賞味期間は、常温で 90 日間)これ で贅沢なウニおにぎりはいかが?

有限会社 入久三浦水産 10134-25-7535

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いわないちょう

岩内町

星の塩 100g 400円 (税込)

し り べ し

後志自慢の 天然塩 岩内沖の海洋深層水を使って作ら れた天然のこの塩は、見た目がキラ キラと光っていることと、岩内で塩 ほしじゅん 作りを始めた開拓使のお名前、星恂 た ろう 太郎さんから「星の塩」と名付けられ た。粒が細かく、ふわっと柔らかい。 角がとれたまろやかな甘みが感じら れる味で、塩むすびにしたり、ゆで 卵につけて食べたりするのに最適。 お料理には甘みを引き出せる調味料 として使うのがおすすめ。

金澤鮮魚店 10135-62-2803

鮭節めしの素 30g 528円 (税込)

自然の味を活かした 鮭節ふりかけ 道産秋鮭で作ったさけ節をメインに かつお節、とろろ昆布、がごめ昆布、 あおさ海苔等を混ぜ合せた、科学調 味料無添加のふりかけ。熱々のごは んはもちろん、お好み焼きや、冷奴、 納豆、味 汁など、特に大豆食品と の相性もばっちり。上品な優しい味 で、ご飯の味を引き出してくれる。

株式会社 流水理 10134-64-1625

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とう や

こ ちょう

洞但湖町 とよ

ほまれ

豊誉納豆 45g×3個入り 540円 (税込)

長年の勘と熟練の技が 作り出す絶品納豆 ミスニセコの契約栽培大豆を経木 (木の薄皮)に包んで作られた納豆。 3 角形のパッケージで 1 パック 3 つ入 り。匂いは控えめ。粒は大きめでコ クがあり、ふっくらとしているのが 特徴。平成 15 年の全国納豆鑑評会 で大粒・中粒部門で入賞。オリジナ ルの納豆タレ付き。

有限会社 羊蹄食品 まめ屋本店 10142-76-2466

すっつちょう

寿都町

無着色明太ラー油 (干し小女子入り) 120g 390円 (税込)

ほどよい辛さで ご飯が進む 北海道産明太子のバラ子を国産米 油で煮詰めた辛口の食べるラー油。 寿都産の干し小女子を配合し、旨味 がプラスされており、ご飯はもちろ ん、パスタやうどん、トースト、冷 奴など、さまざまな具材との相性も 抜群。納豆へのちょい足しや、手巻 き寿司の具材が編集部のおすすめ。

北の旬鮮工房 かねき南波商店 10120-03-2612

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よ いちちょう

余市町

梅漬け 420g 1,296円 (税込)

昔ながらの 酸っぱく懐かしい味 フルーツとお酒の町、余市町で丹精 込めて育てられた完熟梅を、8%の 減塩で昔ながらのかめに仕込み、熟 成させた梅漬け。無添加で、色付け は自社農園で栽培しているちりめん 紫蘇を使用している。収穫時期は本 州とは異なり夏のため、販売は 10 月 中旬ごろからになる。果物のような さやわかな酸味と目の覚めるような 酸っぱさが病みつきに。

梅漬屋 10135-23-4967

く っ ち ゃ ん ちょう

倶知安町

三升漬け 120g 150円 (税込)

現役高校生による 甘みと辛さの絶妙バランス 青なんばん、麹、醤油をそれぞれ一 升ずつの分量でおよそ半年間漬け込 むため三升漬けと呼ばれている。原 料の青なんばんの生産から瓶詰めま で生徒が実習で行う高校生の手作り。 3 ヶ月間に渡り週に 1 度攪拌を行い、 均一な味が出るように心がけている。 マイルドな口当たりで、なんばんの 辛さと麹の甘みが絶妙でご飯がすす む。

北海道倶知安農業高等学校 10136-22-1148

49



米粉ってなんだろう? 米を愛する 栄養士さんに お話を伺いました

GLUTEN FREE LIFE

わたし と 米粉

は、 現 在、 小

市の幼 稚

園 で 栄 養 士 として 働 いて

います。 小 学 生の娘と息

まれ、 小・ 中 学 生 時 代は北 海 道 内

子を持つ母でもあります。札幌で生

を転々とする家庭で育ちました。勉

強が苦手でしたが何かを作ることが

好きで、食べることは全ての人の役

に立つだろうと思ったことから短大

で 栄 養 学 を 学 び、 卒 業 後 は 栄 養 士

として働き、現在に至ります。

らはお菓子作りが趣味となり、夜な

お菓 子や料 理 作りが得 意だった わけではないのですが、就職してか

夜な作ることもありました。

私が米 粉に出 会 ったのは、 息 子 が ヶ月のときです。小麦粉が入っ

ではなく、小麦が含まれていない食

ルテンフリー﹂という言葉が一般的

になりました。当時はまだ今ほど﹁グ

お菓子を売っているお店を探すよう

で調べては、小麦粉を使っていない

れました。それ以来、雑誌やネット

になり、小麦アレルギーだと診断さ

たお菓子を食べて突然ショック状態

8

材 や 加 工 品、 アレルギー 対 応 の 商

51

私 Text: Masami Hasegawa (p51-52) Photo: Barney Brown Styling: Conor Acutt


わたし と 米粉

ませんでした。訪ねたお店でも今の

品は札幌まで行かなければ手に入り 注意は必要ですが。

が全面に出てしまうことがあるので

よっては、もっちり感やザラザラ感

るようになれば、いずれ米の自給率

となり、気軽に米粉を使ってもらえ

んに米粉を知ってもらえるきっかけ

への向上にもつながり、巡り巡って

ように種類はなく、あちこち走り回 る日々でした。今では一般的なスー

皆さんの笑顔と健康に循環するので

はないかと思っています。

息 子のおかげで、 米 粉のほかに、 パーでも気軽に手に入れられるよう   日 本 人として、 良い食 事の基 本は

になりましたね。

米を中心とした和食であることを教

えてもらいました。米と日本食のす   米粉のお菓子などを探しに、ニセ コエリアにも行きました。外国人の

そもそも米粉と小麦粉の違いは何 かというと、アレルギーのもととな

達に喜ばれるような米粉を使ったグ

らっしゃるはずです。そのような方

り入れていろいろと試作をしました。 なって 困 っている 方 はたくさんい

たいと思い、きび糖や和の食材を取

ルテンフリーの色々なお菓子を気軽

ました。子供や家族がアレルギーに

栄 養 士の私ですら、 最 初は小 麦 様々なものを手作りにしました。お   粉を使用しないお菓子や料理に悩み

意識してスイーツショップ巡りや散

いように思います。この夏は米粉を

あり、グルテンフリーへの意識も高

いるカフェやレストランがたくさん

を使ったスイーツや料理を提供して

お菓 子を売るお菓 子 屋さん、 米 粉

しているかもしれませんが、米粉の

ばらしさに気付かされました。

る粘り成分のグルテンが米粉には含

に買えるお店をつくりたいと思い、

策をしてみてはいかがでしょうか。

米 粉に出 会 った私は、 趣 味のお 菓 子 作 り と 料 理 に も 米 粉 を 使 い、

まれていないことです。よく耳にす

開 店の準 備を進めています。 また、

くりと、またシチューのとろみ付け

ケーキはふんわりと、揚げ物はさっ

クッキーはさくさくに、 シフォン

の方にお伝えするべく定期的に開催

や料理教室を、これからはより多く

け開 催していた米 粉のお菓 子 教 室

すが、これまでは必要とされた時だ

移 住 者も多いという地 域 柄も影 響

る﹁グルテンフリー﹂とは、このグル

現 在も幼 稚 園で栄 養 士として子 供

などほぼすべてで小麦粉の代用がで

していきたいとも思っています。そ

栄 養 士。短 大で栄 養 学を学 び、現在、小 市内の幼稚園 で子供たちの食に関わる仕事 に就く。自身の子供が小麦アレ ルギーのため、小麦粉に代わ る米粉に出会ってからは様々な お菓子や料理で使うようになり、 お菓子教室や料理教室を開催 するまでになる。2020 年、米粉 を使ったお菓子屋を開店予定。 自他共に認める米粉ラバー。 facebook.com/masami. hasegawa.5201

菓子は少しでも体によいものであり

テ ン が 不 含 有 な の で す。 米 粉 の 製

きる優れものです。しかし、お菓子

うしていくことで、より多くの皆さ

せ がわ まさ み

粉状態にもよるのですが、米粉でも、 たちの﹁食﹂に関わる仕事をしていま

作 りには 使 用 する 米 粉 や 作 り 方 に

長谷川 昌美

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SWEETS HOPPING

米粉スイーツめぐり 米粉100%

ミルクロール

1本 1,080円 (税込)

ニセコ髙橋牧場 ミルク工房  ニセコ町曽我888-1 10136-44-3734 x9:30∼18:00 v年末年始休業

牧 場で作られる絶 品ミルクロール。 牛乳はもちろん自家製、それに近隣で

と れ た 卵、 道 産 の 生 ク リ ー ム 、 グ ラ

ニュー糖などを使用して作られるグル

テンフリーロールケーキ。小麦粉のア

レルギーがある方が、安心して食べる

ことができるお菓子を作りたいと思っ

たのがきっかけ。ふわっと、 同時にさっ

くりとした歯切れの良いロール生地は、

食感で小麦粉との差をつけたかったそ

う。 小 麦 粉よりも繊 細な米 粉は、 粒

子の細かさによって、思い通りの結果

にならないことが多く、試行錯誤を重

ねてできあがった一品。また、 生クリー

ムは泡だてすぎないことにより、より

クリーミーに仕上げている。定番のミ

色フルーツロール、ティラミス

ルクロールのほか、抹茶味の草原ロー

ル、

ロール、チョコバナナロール、ピンク

ピーチロールなど、季節によって変わ

る限 定ロールがある。 無 添 加のため、

製 造 日が消 費 期 限となっており、 ミ

ルク工 房でのみ、 販 売 中。 新 鮮なう

ちにぜひ、召し上がれ。

53

3


米粉40%

しあわせオムレット 1つ 250円 (税込)

菓子工房 みやたけ  倶知安町北1条西2丁目1 10136-22-0265 x9:00∼18:30 v月曜定休

年に創 業した駅 前 通りにある菓 子

倶 知 安エリアは実は老 舗も多く混 在するお菓 子 屋さんの激 戦 区。 昭 和

あわせをゲットしてみて。

とも多く、見つけられたら、迷わずし

ているため、品切れになってしまうこ

こだけの味。 毎 日 少 数ずつ手 作りし

こともあり、お店でしか買えない、こ

によってはイチゴや変わり種味が並ぶ

やクリームがしつこくないから。時期

りに、ぺろっと食べきれるのは、甘さ

の全てを優しく包み込む。見た目のわ

なしっとり、もっちりとした生地がそ

バナナが隠れ、シフォンケーキのよう

リームとカスタードクリームの下には

が こ の オ ム レ ッ ト。 た っ ぷ り の 生 ク

るお菓子を作りたいと思ってできたの

の原 材 料を使 用し、 気 軽に食べられ

に幸せな気 持ちでいた店 主が、 地 元

いそうなフォルム。当時、結婚を目前

ない、本当にしあわせが れ出てしま

レット﹂は、そのネーミングを裏切ら

使 っ て 作 ら れ て い る﹁ し あ わ せ オ ム

しや、 地 元 養 鶏 場の卵、 道 産 小 麦を

お菓 子 屋さん。 倶 知 安 産のななつぼ

構えで地元の人々からも愛されている

工房みやたけは、かわいい佇まいの店

2

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米粉30%

米粉たい焼き

1つ 150円 (税込)

有限会社 本間製菓  共和町国富1-5 10135-72-1046 x9:00∼17:00 v日曜日

もちもち食感と適度なボリュームの 甘すぎないあんが人気の本間製菓のた

い焼き。見かけると嬉しくてつい買っ

て し ま う 人 も 多 い。2016 年 に、

たい焼きにオリジナリティを出すには

どうすれば良いかを考えていたところ、

食感をもっともっちりさせるのはどう

かと、生地に米粉を加えてみることに。

なるべく近隣のものを使いたいという

こともあり、ニセコ産の米粉を使用し

ている。主にカスタードクリームとつ

ぶあん、時にマヨチーズがあり、本家

和菓子屋さんというだけあって、ダン

トツ人 気はつぶあんだそう。 定 年 後、

入社した 歳を超える名物おじいちゃ

んスタッフが 年以上鉄板の前に立ち、

80

月にオープン予定の新店舗では、定

目 にかかれなかったが、2020 年

や近隣スーパーでの出店などでしかお

なく工場のみということもあり、催事

焼き続けている。 本 店では、 店 舗が

20

期的にこの米粉たい焼きも販売される

そう。べこもちや団子など多様なライ

ンナップの和菓子と一緒にほっこり懐

かしいたい焼きも頬張ってみよう。

55

4


北 海 道の大 地 が育 ん だ シラカバ樹 液 で お 肌から 喜 ん でも らいたい!

雄 大で肥 沃 な 大 地 が 育 む 北 海 道 蘭 越 町のシ ラカバ樹 液 。 S I R A C Aの化 粧 品 はお 肌へのご 馳 走です。 アナタのお 肌に 喜 んで頂 き たいという 想いを 込 めて、 年 3 6 5日のうち 日 間 ほ どしか 採 取でき ないシ ラカバ樹 液 を 20

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〒062-0041札幌市豊平区福住1条3丁目6-8

お買い求めはホテル木ニセコギフトショップにて


LAB 2020 summer commercial.pdf 1 2020/02/04 9:09

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わざわざ試す価値あり! 究極のジンジャービア ジンジャービアってなに?

因です。杏ダイニングのオーナーシェフ、

ルが発生してしまうというのも大きな要

前田伸一氏は、 オーストラリア生活も長く、

大好きなドリンクだったことから、日本

にないなら作る、という想いのもと、自

名前に﹁ビア﹂がつくのに、ノンアル コールの飲み物、﹁ジンジャービア﹂ 。豪 州などでは馴染みのあるドリンクだそう。

社 製 造のジンジャービアに着 手し、試 行

年に完成しました。

錯誤を重ねて

年。 イギリス生まれ 年も

イチオシ、 オリジナルモクテル 〝レッドアイジンジャー〟

ます。 羊 蹄 山 麓で育 った有 機 生 姜と有

杏ダイニングのジンジャービアは、何 よりもその原材料にこだわりを持ってい

機唐辛子、十勝産の糖蜜︵オリゴ糖︶と

スパイシーでハーブに近い香りと、口 に含んだときの良質で控えめな甘みの中

無濾過の白濁色が特徴です。

に、さわやかさが際立つ杏ダイニングオ

メニューです。

れ変わる、まさにここでしか味わえない

した桃にも似た芳醇なフレーバーに生ま

ジャーにトライしてみては。こっくりと

トジュ ースで 割 ったレッドアイジン

れる組み合わせ、 地 元 産の高 品 質トマ

も良いですが、 この夏は、 意 外に思わ

リジナルのジンジャービア。そのままで

整腸効果があると言われています。また

だということが挙げられます。 アルコー

いこと、そしてジンジャーエールが主 流

これまで日本国内でジンジャービアが 作られなかった理由として、知名度が低

日本初の自社製造ジンジャービア

ます。

抗 酸 化 作 用と新 陳 代 謝 向 上が期 待でき

ジンジャーオールとカプサイシンにより、

腸 に ま で 届 き、 乳 酸 菌 を 増 や す た め 、

ニックレモン、と非常に厳選されており、

エゾヤマザクラの酵母、広島産のオーガ

以下︶を加熱により蒸発させます。

ているということ。 天 然 酵 母 の 働 きに ︵

よって 発 酵 し、 発 生 す る ア ル コ ー ル 分

の歴史を持つ、ヘルシードリンクなんです。

2 0 1 9

〝ヘルシー〟と言われる理由、そしてジ

のジンジャービアはなんと

史はおよそ

アメリカ生まれのジンジャーエールの歴

同じ生姜を使ったドリンクとして日本で

知安町字山田183-43 木ニセコ1階

主流なのは﹁ジンジャーエール﹂ですが、

杏ダイニングカフェ&バー

ンジャエールとの一番の違いは﹁発酵﹂し

1 0 0 0

1 5 0

まろやかな甘みの天然オリゴ糖が直接大

1 %

Photo: Barney Brown

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An dining - Magazine B5 ad - JP - OL.pdf 1 2019/02/02 13:37:01

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! M T H n i Jo 私たちと一緒 に働きませんか ?

01 02 03 04

日本なのに まるで外国

職種も働き方も 多種多様

町の発展に 貢献できる喜び

社員はもちろん 家族までケア

国際リゾート地ニセコだから、働い ている人の国籍も様々。社内で のやりとりも基本的に英語で行 います。特に冬は海外からの観光 客で賑わい、 日本にいながら外国 で働いている気分を味わえます。

職 種は、ホテルの運 営・管 理 、 スキースクールの運営、サービス 業務、 オフィス業務など多岐に渡り ます。子育て中のママ、新卒者や ブランクのある方などライフスタ イルが違うから働き方も多種多様。

急成長を遂げているニセコは さらに、通年型国際リゾート地へ と発展中です。HTMはスタッフ 一人ひとりの声をしっかり受け 取ってくれるから、発展に貢献 できている喜びを感じられます。

家族と一緒に行ける社員旅行や、 スキーリフト券支給、社宅提供、 資格取得サポートなど福利厚生 が充実。オン・オフの切り替えが しっかりできるから、大切な人との 時間や趣味の時間も楽しめます。

HTM株式会社はニセコ地区最大の独立系不動産管理運営会社であり、 多様な職種のフロントオフィス、バックオフィス人員を求めています。 世界のどこにも存在しないようなユニークな場所で力強く仕事力を養い、 大いに人生を楽しめるライフバランスを持って働ける職場です。

興味のある方は こちらへ

www.htmniseko.com/ja/careers

〒044-0081 北海道虻田郡倶知安町字山田91-1 0136-55-5577 (人事部直通)


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FRESHLY SQUEEZED!

ルヒエルのジェラートは 天使のお味 Text: Mari Kitamura Photo: Barney Brown 62


伏流水でつくる贅沢な自家製イタリ

ファンが根強く、フレッシュな酸味

ア ン ジ ェ ラ ー ト。 な か で も い ち ご

と自然ないちごの甘味が人気の理由。

その他ミルクアイスにアーモンド、

クルミ、ピスタチオが入ったコクの

旬の果物の食べ頃のみを見極めて 使用するという素材へのこだわりが、

佐 々 木さんは大 学 卒 業 後、 厨 房   機 器 メーカーに 就 職 した。 学 生 時

が豊富に恵まれたこの地で素材の味

名水の産地であることや、旬の果物

ナーと一緒に綴りに来てくれること

成人して、願いが叶ったと、パート

る。 ﹁ 子 供 時 代に願いを書いた人が

Ruhiel

あるアイスも愉しめる。

がある。この大きなジェラートのオ

大手メーカーとの違いだ。そんな風

知 安 市 街 地から国 道 号 線をひらふ方面へ走ると、 大 きなジェラートのオブ ジェが目に入る。   季節ごとのフレッシュフルーツを 合 わせた 手 作 りのイタリアンジェ ラートが美味しいと、地元でも評判 ル ヒ エ ル が高いジェラートショップ﹁ Ruhiel ﹂

ブジェは、すべて木で作られたオー

にして作られたジェラートの果物の

き こう じ

風味がお客さんの顔をほころばせる。

ナー佐々木浩二さんの手作りによる

むと面白いですよ﹂と佐々木さんは

ものだ。一方店内には、カラーペー

年分のお客様のお願い事帳を読

パーで作られた小型ジェラートや可 愛らしいステンドグラスなどが飾っ

に こ や か に、 窓 際 の 台 を 指 差 す。

数多くのノートには、これまでに訪

代からドライブが好きで奥様と北海

を活かしながらジェラートを作るこ

れたお客さんの﹁願い﹂が綴られてい

道のあちこちを旅行していた。

とに目をつけ、大阪での研修を経て、 もあり私も嬉しいです。﹂

年にお店を開 店し、 以 来   ここは気持ちの良い風が通り抜け る場所。店名は風を司る天使﹁ 年が経つ。ジェラートは年間でな

も 天 使 が 幸 せ 味 の ジ ェ ラ ー ト と、

ろ何でもあると感じていた佐々木さ

﹂から名付けられた。今日 な生の果物をそのままジューサーに

んと 種類もの味があるそうだ。旬

かずの大自然に魅せられて倶知安町

人々の願いを見守っている。

んご夫 婦は、 広 大な羊 蹄 山や手つ

R u

友人達から不思議がられたが、むし

﹁ 何もない地へなぜ行くのか ﹂ と、

りだそう。

てあり、これらはすべて奥様の手作

23

h i e l かけて作り、 道 産 牛 乳と羊 蹄 山の

63

23 1 9 60 9 7

へ定 住を決 意する。 北 海 道 屈 指の

四季を問わず、野外アクティビティー→温泉→ ジェラートの順にいただくのも超おススメ。 虻田郡倶知安町字山田34-62 10136-21-2355 www.ruhiel.jp ホームページから通信販売も可能 x9:00∼18:00(3月1日∼10月31日) v不定休

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憧れの夏の北海道旅行。 友達ファミリーや 3世代家族で 楽しい思い出が作りたい。 せっかくなら いろんな名所を巡りたい。 夏の富良野のラベンダー畑や 美瑛の花畑。 昔ながらの情緒が残る 小 運河や、 スイーツ巡り。 ウニを食べに、 積丹半島にも 行ってみたい。 だけど、土地勘もないし、 北海道はとっても広い。 運転に自信もない。 そんな時は、 スカイエクスプレスにお任せを。 ニセコ周辺でのお出かけから 、 道内周遊観光まで、 交通手段のいいとこ取りで、 快適に観光旅行が叶います。

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ニセコエリアに住んでいれば誰でも知ってる、気になるあの人 み

しま

かず

三島和夫さん どんな子供だった?

悪ガキ 倶知安町にある 4000㎡にも およぶ「三島邸の芝桜」ガー デンのオーナー、 今年で82歳。 全て一人で手入れ、 管理され、 ご好意で無料開放されてい る。口コミやメディアで紹介 され、今では世界中から観 光客が訪れる。ピンクや白の 色鮮やかな芝桜、黄色い菜 の花と残雪の羊蹄山とのコ ラボレーションは圧巻。

Photo: Barney Brown

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お誕生日は?

好きな言葉はある?

好きな季節は?

昭和13年5月10日

特にないけど、 人の悪口を言わないようにしている。

芝桜の咲く季節が 自分の中では一番だね。

好きな食べ物は?

好きな色は?

酢を混ぜて食べる納豆と、 スパイスとごまだれをかけるキャベツの千切り。 佃煮とか甘いものも好き。

スキッとした色が好き。 レッドとかライトグリーン。 家の外壁も好きなライトグリーンにしたくらい。

三島さんが思う倶知安町の魅力とは?

子供の頃の夢は?

春、 雪がどんどん溶けてきて、 羊蹄山が白から緑に変わっていく自然の風景。

小さな頃、 貧乏だったから、 食べるのに困らない人並みの生活をしたかった。

三島さんにとって芝桜とは?

生きる糧 一番の趣味は何?

今一番行きたい場所はある?

今:パークゴルフ。 園芸関係のものを見る。 り気に入った場所を自然散策する。 昔:1人でゆっく

どこか遠いところではなくて、 町内の方ともっと触れ合いたい。

家の中で一番落ち着く場所は?

生まれ変わるなら何になりたい?

茶の間のソファーの上。 昼寝するのもお茶飲むのも、 一番リラックスできる。

もう一回人間やってみたい。 もう少しマシな人間になれるかな。

タイムマシーンで過去に行けるならいつに行きたい?

元気の秘訣は何?

戻れるものなら50代くらいに戻りたい。

物にこだわらないこと。 自然体でいること。 物事を明るく考えること。

芝桜を手入れし続ける理由

一年でも長く健康でいるための自分の健康維持のため。 ここまで多くの人が遠くからも来てくれて 喜んでくれているから。

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SKYE NISEKO 2泊3日朝食付き さらにライコウスパで フロートタンク体験 お一人様分付き 4ベッドルームスイート ご利用人数8名様まで

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N I S E K O ?

ニセコの 高 級 宿 泊 施 設 、 2 泊 3 日 を プ レ ゼ ント! メディアでも取り上げられているニセコきっての高級宿泊施設の

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Nest at The Trees 2泊3日朝食付き 10/21∼11/1は適用外

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お名前、ご住所、メールアドレス、年齢を明記して、下記住所まで郵送でお送りください。 (当選結果はメールでのご伝達となりますので、メールアドレスのご明記をお忘れなく) Q1 ニセコへは何度目ですか Q2 本誌をどこで手に取りましたか Q3 本誌 「エクスペリエンスニセコ」 についてのご意見、ご感想もお聞かせください ※こちらの宿泊ご利用期間は原則2020年9月1日∼2020年11月15日となっております。 詳細は公式ホームページをご確認ください。 尚、 当選者へは2020年8月中に弊社よりご応募いただきましたメールアドレスへご連絡を致します。 ※お客様の個人情報は厳重に保管・管理致します。 また第三者に提供・開示等は一切いたしません。 ※いただきましたメールアドレスに、 弊社からの旬な情報をお届けいたします。

AYA Niseko 2泊3日 11/4∼11/13は適用外

2ベッドルーム ご利用人数4名様まで、 ビュー指定無し

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E D I T O R ’ S N O T E

作目となる日本語版 Experience

広がります。多くの観光客が訪れるニ

Nisekoは、これまで別冊だった

セコエリアだからこそ、そんな懐かしく

英語版と合併し、英語セクション、日本

て安心する原風景の保護と、付加価値

語セクションを持つ、デュアルエディ

のある体験を提供できるようなバラン

ションとして新しく生まれ変わりまし

スが問われるところです。エリアの動き

た。これまでどおり各言語での良さをそ

としても、今号のお米特集で紹介した

のまま継承し、1 冊で 2 度 おいしい フ

蘭越町の佅殻リサイクルの取り組みな

リーマガジンとしてお楽しみいただけれ

ど、なるべく無駄を省き、次につながる

ば嬉しいです。新しいキッズモデルも登

何かに変えていくという時代の方向性

場しました。様々な文化が混じり合う

を身近に感じます。

ニセコのキッズ達ですが、みんなそろっ

フードロスや過剰ラッピングを減ら

てごはんが大好き。ほっぺに米粒をつけ

す量り売りの店や、再利用を推奨する

ながら握ったおにぎりを頬張る無邪気

リサイクルショップ、働く場所を所有

な姿が印象的でした。

しないシェアオフィスなど、このエリア

2019 年のハイライトの一つとして、

でもサステナブルな暮らしを後押しす

優れた観光情報発信媒体に贈られる日

る店が増え、個人のライフスタイルも

本タウン誌・フリーマガジン大賞イン

徐々に変化しているようなパワーを感

バ ウ ン ド 部 門 に お い て、Experience

じます。

Niseko(英語版)が最優秀賞観光庁長

読まれて意外に思われたかもしれま

官賞を受賞し、編集部の大きな励みと

せんが、質の高い米が生まれるニセコエ

なりました。 この場をお借りしてご報告、

リア。道の駅や直売所に寄られた際は、

御礼申し上げます。

ニセコの新鮮野菜や、本誌で紹介した

同年秋には、倶知安町で開催された

ごはんの友だちと一 緒にぜひ一度味

G20 観光大臣会合にて、持続可能な観

わってみてください。

光についての話し合いがなされました。

眩しいニセコの夏空の下で美味しい

ニセコのリゾートエリアは日々変貌す

ごはんが食べられるしあわせ。笑顔の環

る近代的な一面を持っていますが、車

がたくさん広がる夏になりますように。

を少し走らせるだけで、そこには山や田 畑、牛舎など、昔から変わらない風景が

Yuko Miyake

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SUMMER EVENTS 2020 ニ セコ の 夏 の イベ ントガ イド 快適な気候で清々しいニセコの夏。雪解けから紅葉まで、 短い夏を思い切り楽しんで。 ※予定は変更になる場合がございます。事前にご確認をお願いいたします。 This event listing is accurate at the time of printing. Changes and cancellations are possible. Please research any event before attending.

ニセコ羊蹄ファンライド

羊蹄山山開き・安全祈願祭

6月13日

6月11日

羊蹄山周り ニセコクラシック前 日に行われる ファンライド。友人や家族と景色を 楽しみながら羊蹄山を自転車で一周 できる。

倶知安町 登山者の安全祈願祭と遭難者慰霊祭 が執り行われる。羊蹄太鼓の演奏を 聞いて専門ガイドによる半月湖散策 に参加しよう。散策後には名物 「金剛 力鍋」 が振舞われる。

Yotei Circuit Fun Ride June 13 Around Mt. Yotei

The Yotei Circuit Fun Ride is a part of the Niseko Classic weekend and is held the day before the race. Enjoy a fun and relaxing ride with Niseko’s most beautiful scenery.

Mt.Yotei Opening/ Safety Prayer Festival June 11 Kutchan Town

This safety prayer festival for hikers of Mt. Yotei includes a Taiko drum performance and a walking tour of Lake Hangestu. A special hot pot is served after the tour.

レッドブル・パンプトラック ワールド・チャンピオンシップ

温泉パノラマライド 6月14日 ニセコ町 蘭越、ニセコ、倶知安を自転車で巡 るサイクリングイベント。温泉と食 事を存分に満喫できる。

Onsen Panorama Ride June 14 Niseko Town

This cycling event is a panoramic tour to some of the best onsens found in the Rankoshi, Niseko and Kutchan area. Stops at delicious local restaurants make this day even more perfect.

ニセコクラシック

5月中旬または6月

6月12日∼14日

アカイガワ・トモ・プレイパーク レッドブル主催の世界 17 か国以上で 開催されている自転車の世界選手権。 自転車のペダルはこがずに、コース の起状を勢いで走り抜けるレースが 繰り広げられる。

ニセコ町 UIC(国際自転車競技連合)の傘下に ある公認市民レース。ニセコを代表 する自転車レースで、85kmと 150km のロードレースの他に、タイムトラ イアルレースもある。

Niseko Classic

Red Bull Pump Track World Championship

June 12-14

May or June

Niseko Town

Akaigawa Tomo Playpark

Pa r t o f t h e U C I G r a n Fo n d o World Series and one of Japan’s main summer cycling events, the Niseko Classic takes place on beautiful 150km, 85km and time trial courses.

Check out this action packed cycling event at Akaigawa Tomo Playpark, one of only two permanent asphalt pump tracks in Japan. This event attracts some of the world’s best pump track cyclists.

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ニセコグリーンマーケット

積丹火祭り

7月上旬

7月5日∼6日

ヒラフ 夏の旬なものが集まるマーケット。 野菜や果物、魚介まで う。ニセコ の美味しくて新鮮な食材を、大自然 の中で楽しむことが出来る。

積丹町 海上安全、豊漁、豊作を祈願した美 国神社の例大祭。神輿や山車のパレー ド、燃え上がる炎の中で行われるク ライマックスの「天狗の火くぐり」を 見にたくさんの人で盛り上がる。

Niseko Green Market Early July

Shakotan Fire Festival

Hirafu

July 5-6

This summer market will allow you to get delicious food f rom Niseko such as vegetables, fruits and seafood.

Shakotan Town

ニセコ グラン・ヒラフ サマーゴンドラ 7月11日 ニセコ グラン・ヒラフ サマーゴンドラでニセコアンヌプリ の中腹に上がると、羊蹄山と緑一面 の大自然が一望できる。晴れている 日は丘の上の展望ベッド、ニセコシ エスタで寛いでみよう。

Traditional parades and unbelievable f ire performances create a huge sense of excitement at this festival on the breath-taking Shakotan coast.

岩内神社例大祭 7月7日∼9日 岩内町 200 年の歴史がある岩内町の祭り。 お神楽の音色と共に青年たちが神輿 を担ぎ、町を歩きまわる。

Summer Gondola

Iwanai Shrine Reitaisai Festival

July 11

July 7-9

Niiseko Grand Hirafu

Iwanai Town

Take beautiful photos of Mt. Yotei and the green field at the top of Niseko-Annupuri on the Hirafu and Annupuri Gondolas. The view from above the resort is absolutely breathtaking.

Witness a 200-year-old tradition at Iwanai Town as locals will carry mikoshi to wish good luck upon homes and businesses. Enjoy tasty street food while you’re there!

Toyakoマンガ・ アニメフェスタ (TMAF) 6月27日∼28日 洞但湖町 アニメ好きにはたまらない祭典。お 気に入りのキャラクターにコスプレ した何百人もの人が集まり、ステー ジではライブや声優のトークショー などが楽しめる。

Lake Toya Anime & Manga Festival June 27-28 Toyako Town

Enjoy one of Japan’s most famous subcultures at this annual festival. See hundreds of amine fans dressed up as their favourite character, watch live performances, talk shows by voice actors and exhibitions on stage.

ダウンヒルオープン 7月 ニセコ グラン・ヒラフ サマーゴンドラオープンと共にマウ ンテンバイクコースもオープン。山 道を走りながら気持ち良い夏の風を 感じてみよう。

Mountain Bike Downhill Open July Niseko Grand Hirafu

The Niseko downhill mountain bike course will be opened in July for thrill-seekers looking to challenge their downhill riding.

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まっかり花フェスタ 8月 道の駅真狩フラワーセンター 真狩特産のユリの切り花販売の他、 鉢花や園芸資材販売もありお得に花 を購入できる。地元の新鮮な野菜が お手頃価格で販売されるのも嬉しい。

Makkari Flower Festival August Makkari Road Station and Flower Centre

Enjoy Makkari’s famous lillies, special flower displays, and many locally produced flowers and vegetables.

第40回 小さなふるさとづくり 「七夕の夕ベ」花火大会 8月1日 ニセコ町 ニセコの夏の夜を彩る花火大会。屋 台に並ぶグルメ、音楽の生演奏など のステージイベント、夏でも雪で遊 べる特設スペースなど、家族で楽し めるお祭り。

第11回 ニセコHANAZONO ヒルクライム2020 8月2日 倶知安町 タイムトライアル形式で坂のコース 全 長 15.5kmを自 転 車で走るロード レース。

Niseko Fireworks Festival August 1 Niseko Town

ストライダーエンジョイカップ 7月11日∼12日 ニセコ グラン・ヒラフ ストライダーと呼ばれる、足で地面 を蹴って進むランニングバイクの公 式レース。元気いっぱいに地面を蹴っ て進む小さな子供たちの表情がかわ いい。2 歳から参加可能。

Strider Enjoy Cup July 11-12 Niseko Grand Hirafu

T h i s c u te e ve n t e n c o u r a g e s young kids to learn how to cycle and familiarise themselves with Strider Bikes. Children f rom 2 years old are qualified to participate. Registration is essential.

Watch Japanese f ireworks light up the night sky to celebrate summer with family and friends. Have fun getting food from the Japanese food stands and listening to live music from the performers.

Hanazono Hill Climb August 2 Kutchan Town

If you are a cyclist, join in the 15.5km race climbing 617 vertical metres. If you’re not, then cheer on the cyclists at this gruelling event!

道の駅ニセコビュープラザ  秋の収穫・大感謝祭

第58回 くっちゃんじゃが祭り 8月1日∼2日 倶知安町 倶知安の特産品はじゃがいも!じゃが 祭りではじゃがねぶた、じゃがいも 取りなどじゃがいもの魅力を存分に 感じることができるイベントが盛り だくさん。

Kutchan Potato Festival

8月下旬

August 1-2

ニセコビュープラザ 毎年恒例、ニセコビュープラザの秋 の大感謝際。畑から直送された野菜 が格安で販売される。美味しい催し 物がたくさんあり食欲の秋にピッタ リのお祭り。

Kutchan Town

Autumn Harvest Festival/ Great Thanksgiving Festival Late August Niseko View Plaza

Held annually at the Niseko View Plaza, get f resh and delicious vegetables f rom the local farms at a low price.

Jaga-Matsuri (Potato Festival) is one of the biggest celebrations in Niseko, as our local farmers grow world’s best. People f rom near and far will join to eat and appreciate one of Niseko’s best products.

ひらふ祭り 8月 ヒラフ 外国人と地元民が一緒になって楽し める、北海道一インターナショナル な祭り。ローカル人気店の屋台や、 お楽しみ抽選付 まき、チャンバラ など盛りだくさん。フィナーレの羊 蹄太鼓と花火の競演は迫力満点。

Hirafu Matsuri (Festival) August Hirafu

Internationals and locals come together at this festival which is full of cultural exchange. Locals cook the best food, giveaway exciting prizes and put on live performances and games. Enjoy the most wonderful taiko drumming and beautiful fireworks for the finale.

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SUMMER EVENTS 2020 ニセコオータム フードフェスティバル2020 9月17日∼21日 ヒラフ ニセコの人気レストランが集結。食 の天国ニセコの秋の味覚を満喫でき る収穫祭。

ニセコハロウィン 2020

Niseko Autumn Food Festival

10月上旬

September 17-21

ニセコ中央倉庫群 仮装コンテストや、トリックオアト リートなど子供から大人まで楽しみ がいっぱいのイベント。ニセコの秋 の味覚を存分に満喫できる屋台や フードトラックも集結する。

Hirafu

8月下旬または9月中旬

Try food f rom Niseko’s popular restaurants, bars and cafes at this Niseko celebration of food.

ニセコ町 狩太神社から神輿を担ぎ、ニセコの 町を回りながら幸運や健康を祈願す るお祭り。露店も出店し、町が大き く賑わう。

第38回 ニセコ マラソンフェスティバル

Kaributo Shrine Festival

Niseko Stone Warehouse

9月20日

Niseko Town

Join the costume contest, trickor-treating and enjoy some of Niseko’s tastiest food. Come with family and friends dressing up as whatever you want to be!

ニセコ町陸上競技場 ニセコの大自然を眺めながら走るマ ラソンフェスティバル。秋の風を感 じながら爽快な気分になれるはず。

Join the locals at this traditional summer festival in Niseko town. Vo l u n te e r s g a t h e r a n d c a rr y mikoshi from the Kaributo Shrine to the town of Niseko to wish good luck and health for the people who live there.

Niseko Halloween Early October

Niseko Marathon September 20

倶知安金毘羅例大祭 10月9日∼11日 倶知安町 北海道の年内ラストを飾る例大祭。 倶知安町メルヘン通りに毎年各地か ら集まる約 200 軒近くもの露店が一 斉に集うのも魅力的。

Kutchan Konpira Reitaisai Festival October 9-11 Kutchan Town

The last autumn festival in Hokkaido happens to be in Kutchan! Explore through nearly 200 stalls coming from all over Japan.

Running through Niseko viewing its gorgeous nature will certainly make you feel relaxed and good about yourself.

ハロウィンカボチャ デコレーション 9月∼10月 ニセコ駅 3,000 個以上のカボチャが飾られ、ニ セコ駅周辺一帯がオレンジ色に染ま る。ハロウィンの写真スポットとし ても人気。

September until October

ニセコ町産業まつり 10月下旬 ニセコ町民センター 自然の恵みに感謝をするお祭り。ニ セコの新鮮な農産物を購入したり、 新米の試食やバーベキューなどでニ セコの味覚を堪能、さらにゲームな どの催しも楽しめる。

Niseko Harvest Thanksgiving Festival Late October Niseko Chomin Centre

Enjoy f reshly harvested foods f rom Niseko at this festival and play games with the local people.

Late August or mid September

Niseko Athletics Park

Pretty Pumpkins

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狩太神社祭

Niseko Station

More than 3000 pumpkins will be decorated around Niseko station. Take pictures and get yourself into Halloween mode.

NAC トレイルランinニセコ 9月6日 倶知安町、 ニセコ町 NACニセコアドベンチャーセンター 主催のプレミアスポーツイベント。 小学生から参加できる 5kmコースは 親子での参加もOK! 最長は 30kmで、 マウンテン、フォレスト、ログホッピ ングなどバラエティー豊かなコース が う。

NAC Trail Run September 6 Kutchan Town, Niseko Twon

The NAC Trail Run offers 5km to 30 km courses so you can choose the distance that suits you the best. Each of the courses is challenging on the body and mind and include log hopping and creek crossing.


Carefully tended potato fields plus Yotei looming in the background equals an iconic Hokkaido landscape. Photo: Conor Acutt

Clear skies, free from fog and pollution make for incredible stargazing and long exposure photography. Photo: Naoki Higuchi

Japanese people regularly describe a clear blue colour as being ‘Shakotan Blue’ – here you can see why. Photo: Conor Acutt

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NISEKO PLAYS UP TO THE GALLERY If photography is your hobby of choice, there are few better summer destinations. Take a look at a few of our favourites from summer 2019.

Looking for activities in the Niseko area, you really are spoiled for choice. Photo: Conor Acutt

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Beauty, in all four seasons. Photo: Conor Acutt


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A A. B.C.C. White Rock serves some of Niseko’s best pizzas B. In-house roasted coffee is just the start of the Green Farm Cafe experience

B

zono. Don’t let the casual exterior fool you, the pizzas produced in this little shed are some of the best you will find anywhere. B.C.C. keeps a low profile with a small number of seats and a lunch only service, open from 11:30 am to 2:30 pm every day except Sunday. The quality of pizza produced by the B.C.C. kitchen is simply outstanding. The dough is light yet firm, the crust is crispy and the centre retains its form under the tomatoey goodness on top. There is a large selection of toppings available from classic options to more adventurous choices that use local produce to great effect. The ‘Margherita’ utilises fresh basil and creamy mozzarella, B.C.C.’s homage to the Italian roots of this saucy slice. The ‘Romana’ and ‘Diavola’ are also simple constructions that let the freshness of the ingredients and richness of the tomato base shine through. Those slices that depart from the traditional pizza recipes are the ‘Mais’, covered with local corn and the ‘Bismarck’, which has prosciutto

topped with a shiny golden egg. Each of the pizzas on the menu are heroes in their own right. It is worth many a return visit to B.C.C. to try them all. Along with pizza, B.C.C. White Rock serves up scrumptious slices of cake and pie that will have you salivating, if you can fit anything in after your pizza meal. Prices here are very reasonable and the speedy service comes with a smile. Grab a coffee, iced latte, juice or wine to go with your meal and don’t forget to try their chili oil (caution, it’s extra hot!). Green Farm Café The Green Farm Café motto is ‘Food from Farm to Fork’ and they deliver on this promise, serving up some amazing local ingredients alongside their famous in-house roasted coffee. Green Farm Café was born to provide an outlet to share the fresh fruits and vegetables being grown in the surrounding area. The café recently expanded due to overwhelming popularity and this move has facilitated an expansion of the original Green Farm vision. The café now aims to promote and develop the image of the entire region as a world class producer and aims to support farmers from all over Hokkaido. The name of the game at Green Farm Café is fresh! To showcase their exceptional ingredients, all of the dishes on the menu feature scrumptious salads, slaws, salsas or simply prepared vegetables to let the natural flavours shine. Their blackboard features an assortment of ever-changing mouthwatering lunch classics from burgers, to seafood, to pasta. A favourite of many a visitor to Niseko, the Green Farm Café burgers are a must-try. The café offers a robust vegan and vegetarian selection ensuring there are options for those plant-based patrons. There are soups of local vegetables paired with fresh baked breads, farm beets, fritters, stir fries of tofu and tempeh along with substantial salads. If your grub needs to be gluten free, they also have you covered. Along with the stunning food selection they also roast their own coffee in a large roaster inhabiting the front corner of the shop. The beans are internationally sourced and roasted in small batches to provide a stunning cup of java. With an expansive outdoor area, modern interior, industrial ambience and good tunes, it is very easy to pass a couple hours at Green Farm Café.

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Kumo Restaurant caters for everyone with fresh and wholesome local dishes.

SUMMER LUNCHING

Words: Conor Acutt Photos: Barney Brown, Conor Acutt and Nolan Yoshiaki Isozaki

With so much to see and do during summer in Niseko, it is important to keep well fuelled. So, it’s fortunate that the area is crammed with world class cuisine. When the sun is shining brightest and your legs begin to feel weary, take a break in one of these well-loved lunch locations and enjoy the famous Hokkaido produce.

Kumo Restaurant Perched above the village overlooking Hirafu and the surrounding farmland is Kumo Restaurant. Having just completed its second winter season, Kumo Restaurant has matured into one of Niseko’s finest eateries. The dining concept at Kumo Restaurant is ‘Japan Flavour. Hokkaido Fresh’. Sourcing great local produce, the chefs at Kumo Restaurant craft a menu of stunning Japanese flavours. Warm, hearty comfort food or fresh and light, there are options for all tastes on the Kumo Restaurant lunch menu. Food is served fast and

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the staff are well versed in the origin of each dish. The flavours here really pack a punch. The vegetarian dishes here have captured the hearts of many a meat eater, however, if you are feeling carnivorous you have the choice of some of the best pork, beef and chicken in the world, all raised in the surrounding farmlands. The seafood is freshly sourced from the seas surrounding this vast island. The meals at Kumo Restaurant are enjoyed in an expansive dining area with huge glass windows offering views of Mt. Yotei in the distance. On a sunny day this is an unbeatable view. Suitable for groups of all sizes, Kumo Restaurant makes lunch relaxing and easy. Experience Niseko Passport Card holders will also receive 10% off their bill. B.C.C. White Rock B.C.C. White Rock, sister store to the wellknown Kutchan bakery, Baking Company White Rock, is a small corrugated iron building located on the outskirts of Kutchan on your way to Hana-


3

O

ur local ice cream and sorbet makers utilise the best in Niseko

fruits and dairy to craft flavoursome frozen treats and they’ve even been known to create a creamy concoction of vegetables to tantalize the taste

Milk Kobo With sprawling green paddocks and an uninhibited view of Mt Yotei, Milk Kobo offers a blissful setting in which to enjoy the delights of one of the highest quality dairy producers in the land. Dairy dominates here so soft creams and gelatos overwhelm the refrigerator window however local fruits are incorporated into many of the flavours, creating a delicate blend of creamy and fresh. The trademark ‘quadratto’ cone offers a substantial base that can easily accommodate two or three flavours. Like all Milk Kobo creations, the quality of milk and cream shines through. A visit to the Milk Kobo ice cream shop can be a trip in its own right or the perfect finisher to an amazing meal at Mandriano or Prativo, the two stunning restaurants both situated at the Milk Kobo campus. With cone in hand you can wander the grounds, sit on the iconic red tractor and enjoy Yotei-san in the distance.

buds. Here are the best places to satisfy your ice cream cravings. 4

La Villa LUPICIA The famous LUPICIA brand is well represented in the Niseko region. At their Kabayama base, La Villa LUPICIA, are all manner of delectable desserts and dining options. As you enter the grounds of this well curated compound, you’ll easily spot the patisserie and its glass cases of cakes and ice creams. Enter through the sliding doors to paradise. La Villa LUPICIA offer a range of glaces and sorbets that are based on the teas that have made them so famous around the world. There is a roasted Hojicha that is dark and smoky and a classic Matcha that delivers the savoury punch that tea lovers crave. Assam tea from India inspires another flavour and you must also try a spoonful of the Rosé Royal. A selection with something for everyone. Like the teas for which LUPICIA are best known, these frozen treats have character and the flavours are deep and complex. They are well developed yet not overpowering. The consistency of the ice cream is smooth and buttery. On a hot summer’s day, it is hard to pass up an ice cream from La Villa LUPICIA. 1. Get fresh and fruity at Ruhiel. 2. The Niseko Gelato range offers more than you can imagine. 3. Milk Kobo is an iconic place for ice cream. 4. La Villa LUPICIA offers premium indulgence for ice cream lovers.

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Ruhiel Located along Route 343, a lush, green, windy road connecting the town of Kutchan with Hirafu, is the stately looking Ruhiel. The iconic wooden cone statue, standing proud at the roadside, provides an unmissable landmark for this artisanal ice creamery and sorbet maker. Entering this regal building one finds themselves in a small, plain room with only an ice cream refrigerator. Free from frills, Sasaki-san, the owner of Ruhiel, is happy to let his fine iced confectionaries do the talking. Ruhiel’s specialty is sorbet, with fruits of the season receiving top billing. Deep red watermelon, sweet pink strawberry, blueberry, grape and mango populate the jam-packed cooler. Ordering two scoops is a necessity here. For the dairy addicts, there are gelatos flavoured with milk, chocolate, vanilla, cream cheese and the ever-present green tea. The lineup is constantly changing so you’ll have to visit often to try all the creations. The wooden benches in the front courtyard provide a place of rest to enjoy your freshly scooped cone. 1

Niseko Gelato Situated in the bustling Niseko View Plaza, Niseko Gelato is an ice cream lover’s heaven. Succulent sorbets, sticky caramel creams, an electric blue Doraemon flavour, nut infused niceties, sweet potato, pumpkin and tiramisu flavours fill the fridge. Orders are made through a ramen shop style ticket box. Select how many scoops, then ‘cone or cup’, and proceed to the counter with your ticket. There are also waffles and other sweets if you’ve exhausted all the ice cream options. Once at the counter you can catch a sneak peek of the ice cream being made through the windows into the kitchen. Spot spatulas turning huge bowls of flavoured, sugary mixtures and notice knives slicing through fresh fruits. The icing on the cake, or literally the cone under the ice cream, are the handmade waffle cones. These are poured, cooked and wrapped right in front of your eyes and are the perfect crunchy companion to the gelatos they support. Once you’ve got your cone in hand, head outdoors and watch the weekend warriors pull into the rest stop.

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FROM COW TO CONE NISEKO’S BEST ICE CREAMS Words: Conor Acutt Photos: Barney Brown 2


Mr Mishima’s Shibazakura Garden (Best to visit between late May and mid-June)

Closer to home, Mr Kazuo Mishima’s personally owned and managed garden is kindly opened for free to visitors every year. This impressive Shibazakura field has become one of Kutchan’s must-see attractions in spring. Spreading across 4,000 square metres, the garden also boasts a stunning backdrop of Mt Yotei. The contrast between yellow blossoms and shades of pink make this an enviable photo opportunity.

Farm Tomita (Best to visit between early and mid-June)

Farm Tomita is justifiably one of the most photographed spots in Hokkaido with its iconic colour and neatly arranged flower beds. The farm has several fields with various flowers from vibrant poppies and bright green ferns through to white birch trees. While you’re there, treat yourself to a lavender flavoured ice cream!

Photo: Farm Tomita

Shikisai Hill (Best to visit in July)

Shikisai Hill (or Shikisai no Oka) is an idyllic hillside flower field and the largest in the Furano area. Take your time to delight in the wide range of seasonal flowers including tulips, lupine, lavender, salvia, sunflowers, dahlia and Japanese anemone. You can also ride around the garden on a tractor bus, visit an alpaca ranch and the farm’s very own local produce stand.

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BLOOMING BEAUTY Words: Sanjana France Photos: Supplied

FOR A FRAGRANT, MESMERISING AND GORGEOUS VISTA, HOKKAIDO IS THE ULTIMATE FLOWER DESTINATION IN SUMMER.

T

ake a trip around the colours of the rainbow with flowers blooming in vibrant reds, oranges and yellows plus

pretty pink and purple hues. Experience Hokkaido’s natural charm with this guide to when and where to visit flower fields throughout spring and summer.

Kamiyubetsu Tulip Park (Best to visit in mid-May)

In the far north of Hokkaido, the Kamiyubetsu Tulip Park is home to numerous stunning tulip varieties and there is no better time to see them than during their annual fair in May. An impressive 1.2 million multi-coloured tulips cover the 70,000 square metre field. Combine this trip with a visit to the Shiretoko Peninsula, an area which has the highest population density of brown bears anywhere in the world.

Higashimokoto Shibazakura Park (Best to visit between mid-May and early June)

Move over cherry blossoms, there is another Japanese pink flower to be celebrated. Shibazakura (pink moss) is the attraction at Higashimokoto Shibazakura Park in Abashiri. This is one of Hokkaido’s best places to see these remarkable flowers blooming in pink, white and purple colours, coating the landscape as far as the eye can see.

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Photo: Glen Claydon

any of the numerous vending machines located at train stations and curb sides.

corn, so even more reason to indulge in these local dishes.

Hokkaido Soup Curries – a cultural culinary excursion on its own, no Niseko trip is complete without slurping a delicious, nutritious bowl of soup curry. These typically come with generous portions of

Supermarkets – a safe choice for ensuring a selection of corn varieties when you are next grocery shopping. Take this great chance to get well stocked up so you can boil or grill your own corn at home.

Flavoursome Variety Big – a jumbo-sized variety, with one cob often weighing up to 500 grams (1.3 - 1.5 times the weight of normal corn). With a high natural sugar content, big corn is also big on taste. White Chocolate - a white corn with a strong flavour and you get your money’s worth with a grain that grows to the tip. Loyce - a milky flavoured corn characterized by a thick sweetness.

Snow Fairy – a rare breed, this corn is pure white like Niseko snow, and its colour stays white when boiled. Pure White - glossy white grains that contain a lot of water, so you can enjoy a juicy taste and texture. Whether you are devouring it lightly salted and boiled, juicy, sweet and raw, or crunchy, golden and barbequed, Niseko’s corn is a must try this summer and year-round!

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SIMPLY SEASONAL:

NISEKO’S SWEET CORN

Words: Sanjana France

Feel like a true Niseko local and embrace the sweet corn summer staple during its peak season. Corn, believed to have been introduced to Japan by the Portuguese in the late 16th century, has become part of traditional fare and agricultural livelihoods, with Hokkaido leading the way for domestic corn production.

Corn for Every Occasion he sight of fields of corn and leaves fluttering in the breeze is a quintessential summertime view in the Niseko area. The region’s rich pastures produce sugary, tightly packed corn, bursting with flavour. Sampling this Hokkaido specialty has never been easier, with an array of moreish options. So, where to find them!?

T

Matsuri - common at summer festivals and barbeques, grilled corn cobs with a tasty marinade of soy sauce, mirin and sugar are not to be missed. Make sure you grab a cob cooked simply over a flame at the annual Kutchan Jaga Matsuri.

Konbini – Hokkaido has the highest number of convenience stores per capita in Japan and this translates to even more corn sampling opportunities. Try the crispy kernel snacks, onigiri rice balls with corn or grab a vacuum sealed cob to go. Local stalls – collect some freshly picked corn from the Niseko View Plaza Farmers Market or at one of Hokkaido’s many ‘michi-no-eki’ roadside rest stations. Vending machines - visiting Niseko outside of the corn season? Not a problem. Just grab a hot-corn-soup-in-a-can from

iseko farms grow many types of corn, each with unique appearances, colours, flavours and textures to be enjoyed in different ways. Local varieties include:

N

Sunny Chocolate - also called ‘fruit corn’, this very sugary corn can be eaten raw. Delicious - fruity and, as the name suggests, rich in flavour. Delicious corn is soft, fresh, easy to eat and great to include in a salad. Photo: Barney Brown

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With free flights available for competition winners, a Niseko extension to an Olympics visit is so easy!

added back into the schedule. A major goal of including these sports is to ensure the Games remain relevant to the times. These less traditional sports were chosen by the Japanese Olympic Committee with a view to represent more of the sports being pursued by Japanese youth. With a groundswell of support for the Japanese sporting community along with a number of Olympic events being held in Sapporo, there is a perfect storm brewing to showcase Hokkaido as an unmissable summer sporting destination and Chris agrees. “The very fact that the marathon events have to be held in Hokkaido showcases how the temperature and climate here are much more comfortable than Tokyo,” he says. “As an avid runner, I absolutely love living in Hokkaido. It is an incredible place to enjoy outdoor sports with everything from golf to watersports, and of course cycling - we have world-ranking cycling events every year in Niseko.” The combination of natural splendour, world class produce and famously remedial onsens make Niseko a sport lover’s dream. Event organisers have predicted a to-

tal of 10.1 million visitors to Tokyo and the surrounding areas during the 16 days of the Olympic Games. The Japanese Government has set a target of attracting 40 million visitors to the country in 2020, with the aim of boosting tourism and recovery in areas that have suffered in recent years due to natural disasters. Chris believes the natural attractions of the Niseko region will draw a number of these visitors north. “It’s fascinating to see how many of my friends in Niseko originally came for winter, but now stay for summer. And I genuinely think the same will apply to our guests. Food and nature become even better in summer. Hopefully more visitors will come to enjoy summer activities in Niseko in our wonderful temperate climate!” These Games are shaping up to be the biggest and best yet and Niseko is lucky enough to see some of the world’s best compete right on our doorstep. When all eyes point to Hokkaido this July, spectators will see world-class athletes and an equally world-class destination.

Odori Park, the start and finish of the 2020 Olympic Marathon.

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The Olympic Marathon will run past the iconic Former Hokkaido Government Office in Sapporo.

Coming hot on the heels of one of the most successful Rugby World Cups in history, Japan will this year host the Summer Olympic and Paralympic Games. Starting on the 24th of July with the Opening Ceremony, the Games of the XXXII Olympiad will primarily be held in Tokyo, with a number of other prefectures hosting events.

n what is a major win for the Niseko region and Hokkaido in general, Sapporo has been chosen as the location for the Marathon and walking races. Due to its comfortable climate and proven ability to host a world class event, such as the annual Hokkaido Marathon and two Rugby World Cup 2019 games, Sapporo is the perfect venue. The Sapporo Dome will also host ten football matches. We spoke with Chris Pickering, ultra-marathon runner and Director of Hokkaido Tourism Management, about what these games mean for Hokkaido and whether he thinks we will see more tourists visiting the area.

I

“I hope so! We had the Rugby World Cup last September with Australia and England both playing. I think it showed a lot of visitors how wonderful Hokkaido is during the summer months,” he says enthusiastically. “The Olympics will bring in lots of visitors to Japan and it would be great if they are able to visit other areas outside Tokyo.” Japan Airlines will be running a free internal flight promotion this year. The aim to encourage people to tag an extra spot onto their Olympics-related visit. Chris is confident that Hokkaido, and more importantly Niseko, will be at the top of travellers must-visit lists. “Japan is such a wonderful country in general, with an amazing culture, incredible food and beautiful scenery,” he says. “All of that is captured in Niseko too - we already get a huge number of international visitors in winter so hopefully they will now associate Japan and Hokkaido with summer travel as well!” This year’s games are set to introduce a number of new sports such as skateboarding, surfing, and sport climbing, while one of Japan’s most popular sports, baseball, is being

Golf, an Olympic event and a favourite Niseko summer pastime.

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OLYMPIC FEVER GRIPS JAPAN Words: Conor Acutt Illustration: Mebuki Okazaki

THE NATION OF JAPAN IS CURRENTLY IN THE GRIPS OF OLYMPIC FEVER.

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Despite trail running being an ‘individual’

What advice would you give those competing

sport — there seems to be a strong global

in a long-distance race for the first time?

community of trail runners. Any thoughts on

Pacing the first 5-7 miles is so important. It’s easy to get caught up in the excitement of the race and go faster than planned. Keep that enthusiasm in check so there’s something to give during those last five miles.

Niseko’s trail running community?

I think that’s what makes the sport so special, running is really inviting and brings together a diverse group of people. For a small population, Niseko has a dedicated group of trail runners who have a vibrant energy. It was neat to see how a local coffee shop like Sprout and a hotel like Skye Niseko have turned into hubs for the running community because they have enthusiastic employees plugged into the running scene. Why do you run?

I run for the simplicity of a mode of transport and exploring the world around me. There is something primal about running and the adaptability and survival instincts it exercises. Running is also a form of meditation for me.

Your other main pursuit is book-writing — what parallels can be drawn between running an ultra-marathon and writing a book?

Writing a book is much like an ultra-marathon. It often seems like it will never end and the task can seem daunting. It’s important to ride out the low points knowing things will get better and to focus on small manageable goals. Scott Jurek’s latest book, NORTH, is a thoroughly entertaining read. A recount of his 2015 speed record on the Appalachian Trail, it is so much more than a running book. We suggest you check it out!

- I M P R E S S E D

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American Scott Jurek has written a New York Times best-seller and set countless records in the world of ultra-marathon running. As part of a family adventure through Hokkaido, he visited Niseko last summer and was impressed by the natural beauty and the passion of its local trail-running community.

e caught up with the ultra-marathon legend to talk about running, inspiration and Niseko as a summer holiday destination.

W

Scott, we loved having you in Niseko! What brought you here?

We’d been hearing about it for years. We wanted to check it out while we were in Hokkaido during the summer. The rich trail running scene and mountain culture gets overshadowed by the skiing.

You travelled around Hokkaido with your wife and two kids, which is kinda normal, but you did it on push bikes?!

It’s always something we wanted to do. Travelling by bike as a family is a great way to experience the culture. My wife Jenny is half Japanese, so we wanted to show the kids their heritage. We camped at a different location each night where they could connect with the locals, see a variety of terrain, soak in different onsens and enjoy the food! What are your impressions of Hokkaido as a summer destination?

There’s a variety of ecosystems, beaches to mountains, stunning coastlines and open farmland, it really has it all. Life moves more slowly on Hokkaido, it’s relaxing. Summer is a great time to really delve into Hokkaido’s identity without the crowds, there’s always a quiet space you can escape to.

U L T R A Words: Evan Johnson Photos: Nolan Yoshiaki Isozaki

Scott Jurek hosted a book signing and fun run through Niseko, attracting a big turn out of trail-runners.

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2020


who watches over the shop from outside. Grab one of their delightful homemade muffins and continue up the road to the next natural spring water stream at Yusui no Sato (Spring Water Village). Here you’ll find award winning tofu made from the natural spring water - make sure to buy some of their popular, and aptly named, “Amazing Tofu” to take home with you.

dog who keeps a watchful eye over the operations of JR Niseko. Across from the station you’ll find one of the many onsens that Niseko is famous for - Kiranoyu (meaning beautiful hot water). For just ¥500 you can soak your tired muscles in the outdoor hot bath and reinvigorate for the last leg of the journey. MAP F Niseko View Plaza G Niseko Station/Kiranoyu onsen

MAP B Robawo no Muffin C Yusui no Sato

Final Leg Leg Three

After trying some of the delicious sweets offered at the last stop, stretch your legs up the road towards the Makkari Trail Head and Camp Site. Have a seat and take in the views of the mountain or skip a stone across the surface of the pond taking a moment to digest your food and the incredible view. Five kilometres down the road you will find the ideal spot for lunch: Pi-kan Roll Pizza. Born from the idea of an on-the-go lunch in between laps on the mountain, they stone bake their handmade pizza and add fillings inside calzone-style so you can hold in your hand to eat. Their cosy shop is filled with delectable baked goods, and they also have a small terrace where you can watch the world go by. MAP D Makkari Trail Head E Pi-kan Roll Pizza

Leg Four

Jump back on the bike and head west towards Niseko Town. A short ride down the road will bring you to Niseko View Plaza, a Roadside Station with an array of food stalls and a mini market of fresh produce from local farms. Continue your journey down to Niseko Station and you’ll feel you’ve been transported to a quaint Eastern European village, as the spire of the JR Niseko Station building towers over you. Be sure to head inside to meet the honorary stationmaster Hardy, the Akita

4

After a refreshing soak and coffee, it’s back on the bike up the road to the Niseko Bridge. As you cross, take in the sights and sounds of the flowing Shiribetsu River - you may even be lucky enough to spot one of the few single-carriage trains that run on the Hakodate line each day. Enjoy your last views of Mt Yotei as you ride back through the Niseko and Annupuri areas until you’re back in the heart of Hirafu where you started - with much heavier legs and hopefully a heavier backpack from all the treats you bought along the journey. MAP H Hirafu

After a day out experiencing the views of all the distinct sides of Mt Yotei and tasting all the local homemade treats that Niseko is becoming known for, you will be sure to have some stunning memories (and photographs) of the beautiful and vibrant Shiribeshi area. It’s easy to see why more and more tourists are coming to see the area in the warmer months, and why Mt Yotei is and always will be one of the most iconic parts of the Niseko experience. 1. Pi-Kan Roll Pizza, a lunch spot not to be missed. 2. Check out the Farmer’s Market at Niseko View Plaza. 3. Hardy, hard at work in his role as JR Niseko Stationmaster! 4. A rare sight: the single carriage train to Hakodate zooms beneath the Niseko bridge. 5. The one constant in an ever-changing landscape and our favourite vista - Mt Yotei.

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clist), there isn’t a better day out than hopping on a bicycle with a camera and an empty stomach and experiencing the smorgasbord of natural beauty and locally-made treats scattered around the base of the mountain. The ride itself varies from 4560km depending on your intended rest stops, and an inquisitive traveller should budget between six and eight hours to take in all the sights. The following course starts in the heart of Hirafu, and stretches through the countryside from Kutchan to Kyogoku, Makkari to Niseko Town and back through the foothills of Mt Niseko-Annupuri to return to Hirafu. Leg One

Starting at the Hirafu Intersection, ride along the road towards Midtown and past Experience Niseko headquarters towards Kutchan. Take in the views of the northern face of Mt Yotei, while following Route 478 to Fukidashi Park and the first stop of the day. There are several local food stalls here - notably the renowned Yamanaka Farm serving their famous soft serve ice cream. Take a walk through the trees to the stream of spring water gushing from the base of the mountain and fill up your water bottle - this has been named one of the top 100 water springs in Japan.

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KYOGOKU HIRAFU H

A

Mt YOTEI

G F

E

MAP A Fukidashi Park

D

Leg Two

C NISEKO TOWN

Depart Fukidashi Park and head towards Makkari village. Take in the sights and notice how the landscape changes with each curve in the road - rows of white birch trees turn into open farmlands which turn into small cottages as the road weaves on. Continue through the traffic lights at the top of Makkari and carry on along Route 66 to a small muffin shop aptly named Robawo no Muffin (Donkey Muffins), after their pet Donkey

B MAKKARI

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What better way to see Mt Yotei than on two wheels.

Mt Yotei: the one constant in an ever-changing landscape that goes from frosty white snow, to beautiful pink cherry blossoms, to the deep greens of summer; and ďŹ nally, to the yellows and reds of autumn as the seasons change throughout the year.

iseko and its surrounding areas follow suit, going from a bustling international ski resort, to a spring skiing and rafting destination, to a sleepy golf and foodie haven, to a hiking and camping hub for those who want to enjoy the great outdoors in the warmer months. Mt Yotei stands in the middle of all of these seasons and lifestyles - the true capital and landmark of Niseko. In summer, the best way to take in the sights and sounds of the mountain is by bicycle; with enough landmarks and rest stops along the way to comfortably make a day out of it. With the plethora of rental bicycles available in Hirafu (including battery powered e-Bikes for the more casual cy-

N

Fill up your bottle at Fukidashi Park.

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A PANO RAM I C

Words: Hamish Tims Illustration: Mebuki Okazaki

O T E I Y BY PEDAL POWER 30


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It’s not just the summer day trips. Although with unmatched resort amenities and world-class hotels, Niseko is the perfect base to step off from as you explore the gorgeous Lake Toya, the hot springs of Noboribetsu or the breathtaking Shakotan Coast. It’s not just the adventure activities either. The white-water rafting is exhilarating during the spring melt though and as picturesque as anywhere in the world during the vibrant colours of autumn. There’s canyoning, stand-up-paddle-boarding and kayaking available too! It’s not just the hiking. Though Mt Yotei beckons those adventurous enough with the reward of seemingly endless views, and other trails around the region, ranging from super-easy to carry-a-tent-and-sleeping-bag are just waiting for you to explore. It’s not just the wildlife, despite Hokkaido being widely regarded as the prime destination for nature-lovers travelling in Japan. Brown Bears, Hokkaido Red Foxes, Red Squirrels, Red Crowned Crane and Sika Deer all call Hokkaido home. And the flora is just as unique and spectacular. It’s not just spring when the white and grey palette of winter transforms into a vibrant green, tickled pink as cherry blossoms bloom. It’s not just summer either; a mild, comfortable summer with long sunny days that are never too hot. And it’s not only autumn, when the leaves turn a bright orange and red, making for the most beautiful road trips and lazy morning walks. It’s not just the matsuri, but you’d be crazy to miss out on a visit to one of these crazy festivals! Packed full of culture, entertainment, food and drink, these are regular throughout the Niseko green season, bringing locals and tourists together all in the name of a good time. Niseko in summer. It’s not just anything. It’s everything. Under the sun.

1

1. There are nine spectacular golf courses within 45 minutes of Hirafu. 2. World-class seafood in abundant quantities. 3. Fireworks are a Japanese obsession and shows are regular in the area. 4. Matsuri festivals allow you to dive deep into this incredible culture.

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5. No matter the season, there’s always a photo opportunity.

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Stand-up paddleboarding, just one of countless summer activities in Niseko. 27


EVERYTHING. UNDERTHE SUN. WHAT IS IT ABOUT NISEKO IN THE SUMMERTIME? Words: Evan Johnson Photos: Nolan Yoshiaki Isozaki

place so incredible, so famous, so magical in winter, how can it even be comparable during summer? It’s a difficult question to answer as, unlike many tourist destinations, Niseko in summer simply cannot be defined by one thing. It’s not just the mountain biking, although that is incredible and every year getting bigger and better with more trails being created and the introduction of e-bikes making it easier for everyone to give it a go. It’s not just the golf. Though with nine championship standard courses all within 45 minutes of Hirafu, including the award-winning Niseko Village course with one of Japan’s only Par 6 holes, many people come here solely to hit the links. It’s not just the food, despite the fact that Hokkaido is known world-over for the richness and freshness of its produce, which in summer, is perfectly in season. The meat and seafood too, are arguably worth an international airfare alone. Famous Rusutsu pork and Hokkaido King Crab, yum!

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Hirafu Matsuri

Kutchan Jaga Matsuri

Kyogoku Fireworks Festival Kyogoku celebrates in style with a huge fireworks display lighting up the sky. There is a traditional bonodori dance, mochi cake making and more. When: Mid August Where: Kyogoku Town

Hirafu Matsuri The Hirafu Matsuri brings together both the Japanese and international communities of the Niseko area. There is a huge selection of food and drink, activities, live performances and prize giveaways ending with a spectacular finale featuring taiko drumming and fireworks. When: Late August Where: Sun Sports Land, Hirafu

Niseko Autumn Food Festival Niseko is known for its world class produce and the Niseko Autumn Food Festival is your one stop shop to try it all. A 5-day event focused solely on the best dishes by the best local restaurants, live music and a great dining area make this an unforgettable experience. When: 17th to 21st September Where: Hirafu Intersection

Konpira Temple Festival One of the last summer festivals, the Konpira Temple Festival heralds the coming of winter. Once the fire walking ceremony is complete at the local temple, festival goers head to the streets of Kutchan to enjoy the tasty food stalls. When: Early October Where: Kutchan

Noboribetsu Hell Festival One of the scariest festivals around, the Noboribetsu Hell Festival simulates the opening of the door to hell. You’ll witness demon floats, taiko drum performances and the King of Hell prowling the streets with his masked demon army. When: Late August Where: Noboribetsu

Keep an eye on experienceniseko.com for conďŹ rmed summer festival dates.

Konpira Temple Festival

Niseko Town Tanabata Festival

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SUMMER FESTIVAL GUIDE Words: Conor Acutt

The matsuri - part ritual, part celebration, completely integral to the Japanese way of life. These festivals, run by local shrines and towns, are a way to commemorate Shinto deities and also celebrate the land and produce. Experience rich Japanese culture and enjoy amazing local food at these Hokkaido festivals.

Shakotan Fire Festival Onlookers hold their breath as cloaked daredevils run through great towers of fire. The festival, held in Hokkaido’s beautiful seaside region, Shakotan, is to pray for the safe return of the local fishermen. When: Early July Where: Bikuni Town

Kutchan Jaga Matsuri One of the most anticipated summer festivals, the Kutchan Jaga Matsuri (Potato Festival) is a celebration of Kutchan’s most famous export, the potato. Live music, food stalls, fireworks and gorgeous dancing displays span two days in August. When: Early August Where: Kutchan Ekimae Dori

Niko Niko Niseko Village Festival Held in Niseko Village, this festival combines food, fun, music and fireworks. Set amongst Japanese style buildings with lanterns, market stalls and food trucks, this is one of the most enjoyable festivals to attend. When: Mid July Where: Niseko Village

Iwanai Dotou Firework Festival This seaside festival has one of the most spectacular fireworks displays you will ever see. 5,000 fireworks are launched into the night sky to the amazement of the assembled crowd. Bring a picnic rug, some pillows, grab some tasty local fare, sit down and enjoy!

Makkari Flower Festival Enjoy beautiful flower arrangements and score a deal on locally grown produce and flowers. When: Early August Where: Makkari Flower Centre

Niseko Town Tanabata Fireworks Festival Niseko Town has its own spectacular festival in August. The festival has one of the region’s largest fireworks displays, totaling 1,500 fireworks, plus live music and, of course, amazing local food. When: Early August Where: Niseko Town

When: Early August Where: Iwanai Town

Shakotan Fire Festival

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Iwanai Dotou Firework Festival


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pair his own machine throughout the years. After plying his trade for many years in Sapporo bicycle shops, Manabu opened his own space in 2015. Thanks to the good word of some loyal customers he was eventually introduced to Yoshi. Mizuno Bike Shop was the perfect piece to complete the Camp&Go puzzle with the Niseko cycling community growing year on year (see page 30). Manabu remarks, “I think a lot of people are enjoying riding bicycles in Niseko and this number is sure to increase now.” When asked whether he will be joining Niseko’s annual cycling festival, the Niseko Classic, he says, “I’ll be riding the 85km this year!” Adding to the amazing running pedigree of this community, Manabu has also completed the Hokkaido Marathon five times.

White Wall Room and Tunnel View Rounding out the Camp&Go offering are two community areas. The first is the ‘White Wall Room’, a space for young artists to display their works to the local community. Yoshi is hoping this opportunity will provide a great learning experience for any creative. He is encouraging anyone and everyone to apply. Tunnel View is the courtyard between the Sprout and Camp&Go buildings. As with the origins of Camp&Go, Yoshi wants to listen to his friends, family and community about how to best use the Tunnel View outdoor space. “For now, I have millions of ideas. For example, I want to build a deck, a space for everyone to relax. I also want to do a food truck. I get hints of what to do the most from just watching kids playing and not over thinking,” he says. A sage approach if there ever was one.

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containers. Customers can bring their own containers and dispense exact weights of their desired foodstuffs. There is also a menagerie of cacti, succulents and other plants inhabiting the vintage space. On why he thinks Pyram Organics & Plants plays an essential part of the Camp&Go community, Masaki says, “We are the energy (food) provider for any sports/outdoor activities. If you are a runner, you will need to have a good energy source while running (nuts, peanut butter, coconut water, etc.), same thing for a cyclist, or mountaineer.”

Stride Lab The running branch of the Camp&Go collective is Stride Lab Niseko. Greeting all who enter the space is former nurse turned trail runner Moto Takagi. The goal of Stride Lab is to provide a haven for the local running community. “Niseko is a sport-conscious area. I think that running and walking provides great benefit for your health,” Moto says. With this mission in mind, Moto was quick to begin local group runs. These started in the winter for those avid runners who still lace up their shoes in the snow. He is also planning workshops to help develop both walking and running technique as well as trail running tours around the local area. Stride Lab provides an extensive selection of Altra Running shoes, the brand favoured by both Yoshi and Moto, a wide variety of technical running gear for both summer and winter along with numerous nutrition items, recovery and mobility tools.

Mizuno Bikes A Sapporo native, Manabu Mizuno has been riding bikes his entire life. Forgoing the need for expensive tools and services, he chose to re-

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1. Masaki Konagai has created a vintage feeling space in a brand new building. 2. Stride Lab stocks a huge range of trail running shoes. 3. Manabu Mizuno doing what he does best, tuning bicycles in his namesake store. 4. White Wall Room, a simple name for a simple art space.


Camp&Go Yoshi has been gathering ideas for Camp&Go for close to a decade. “From conversations with customers and friends we gathered ideas, little by little to build what we have today,” Yoshi explains. This is a concept that was created with the help of many different ideas and opinions. What they came up with was a multi-faceted, outdoor community hub. One location with six ‘sites’ providing everything from nutrition, to outdoor gear to art. Yoshi explains, “From planning to the interior construction and finish, we did everything by ourselves.” He admits the process has been exhausting and isn’t finished yet, but that it has also been a lot of fun. Yoshi hopes Camp&Go will expand on the Sprout mission and provide even further benefit to his community. “[At Sprout] people who were originally interested in coffee also started to get interested in new things. I have seen a lot of moments where someone’s world got bigger and bigger at Sprout,” he says proudly.

Pyram Organics Pyram Organics & Plants, run by another husband and wife duo, Masaki and Masami Konagai, forms an essential part of the Camp&Go experience. Long part of the Sprout family, with Masami working as a barista and Masaki DJ-ing at events, it was an easy decision for the couple when Yoshi approached them to create a space within Camp&Go. The organic arm of the store provides a veritable library of high quality, hard to find, organic ingredients all displayed in easy to access

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BRANCHING OUT From single shop origins, a local business is sprouting into something much more.

Words: Conor Acutt Photos: Barney Brown Translations: Sabrina Takagi

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iseko’s credentials as a winter destination are well established, but it is the summer season that is beginning to flourish. Tales of Fu-

ji-esque mountains, endless trails, vibrant flora and a strong local running community even found their way to the ear of Scott Jurek, the most successful ultra-marathon runner of all time. Jurek came, saw, and loved it (see page 36) and was especially taken with a special, local café. For Niseko locals, this came as no surprise. The store is Sprout Outdoor Espresso. Since planting Sprout in the centre of Kutchan ten years ago, Yoshitaka Toge and his wife Yukiko have been tending to the Niseko outdoor community with love and support. With coffee and conversation their medium, they have encouraged the growth and development of their customers in both body and mind. Building on Sprout’s success, the pair, along with a team of like-minded individuals, are sowing new seeds. This new project is called Camp&Go. A group of businesses that form a health and wellbeing collective in an all-new complex neighbouring the original Sprout coffee shop.

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er’s request and iterate until we are happy with the design. Hand crafted samples follow, as many as necessary to really capture the look and feel required,” he explains. “Once this is complete, we create code for the milling machines and tooling for the new design. Then the rest is easy.” He was also a pioneer in an aesthetic sense, bringing the natural qualities of the wood to the fore. Where his contemporaries were still painting their timber pieces in the style of old, Ishikawa changed course. His fondness for timber’s unique knots and knurls shines through in much of his work. “I was one of the first to say that I wanted to make items that show the natural beauty of the tree.” These strong design sensibilities gave him the opportunity to design for Kumo Restaurant, a task

that challenged Ishikawa in both scale and design. Over 200 pieces were required for the new restaurant: tables, chairs and waiter stations. “It was very new to me, having to ‘globalize’ my work. I needed to make products more suited to foreigners as they have a very different way of engaging with chairs and tables compared to the Japanese.” All the pieces were created by only 3 members of the Earl Kobo team with each one being worked on by a single craftsman from start to finish. Even at 60 years of age, Ishikawa has no plans to stop creating. “I feel happy every day. I want to keep doing what I have been doing. I have a lot of fun making the products and this is more important to me than money. It is rare that one can do what they love for their job.”

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Words: Conor Acutt Photos: Barney Brown Translations: Sabrina Takagi

CUTTING EDGE yoichi Ishikawa is a modern craftsman. At the helm of the furniture and woodworking studio, Earl Kobo, he oversees the production of all manner of intricate and elegant creations. Some of Niseko’s most beautiful furniture has been shaped by his team. Ishikawa has evolved his process with the times, taking advantage of technological leaps in manufacturing. This has positioned Earl Kobo at the forefront of a woodwork industry that flourishes in Hokkaido. Ishikawa moved to Hokkaido at a young age to pursue a career in architecture however it wasn’t the form and function of the built environment that captured his heart, but the objects that reside within. Hokkaido is the beating heart of the Japanese timber furniture industry, so Ishikawa

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was in the right place to pursue his passion. He is self-taught, which makes his achievements all the more impressive. “For me, developing my skills was never a struggle. It was a hobby of mine, something that I really enjoyed,” he explains. “The more I focussed on it, the more I improved.” His desire to forge his own path saw him employ technology into the production line before many others in the industry. “I started to work with robots. I found I could make pieces that were impossible to create by hand.” With the machines taking on the bulk of the manufacturing work, Ishikawa could now create custom pieces. “I initially draw sketches based on the custom-



For 47 years, Minagawa has led the way as an ikebana artist.

Kazuko Minagawa exhibits ikebana arrangements regularly at Ki Niseko. Keep an eye out on experienceniseko.com for dates and details of upcoming displays.

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I tried tea ceremony and learnt to play the koto (traditional Japanese string instrument), but it was ikebana that captured my heart.” A nurse by day, Minagawa had the opportunity to travel to the United States and took that chance to demonstrate this practice of combining different plants and flowers to create something unique to non-Japanese people for the first time. “I took my kenzan (spiky tool to make ikebana) and scissors with me,” she smiles, “and I got such a thrill from sharing this special craft with new people.” It triggered a life-long love affair that to this day remains an obsession with Minagawa regularly developing stunning ikebana pieces for weddings, openings, anniversaries and other celebrations. She practices a specific technique of ikebana called ‘Sogetsu-style’ which she describes as being available to anyone. “Sogetsu-style ikebana has to be a certain form, but it’s more of a freestyle ikebana. It is something that can be done with a lot of creativity,” she explains. “The types of flowers that can be used are not limited. It can be dry flowers only, or you can put flowers with different qualities together. There are some rules in terms of how to use the space between the flowers, but it can be anything you want.” Originally from Iwate Prefecture in Japan’s main island, Honshu, Minagawa moved to Kutchan 16 years ago and found an unexpected benefit in her new home. “As an ikebana artist, living in Hokkaido is great. The richness and variety in the plants here makes it easy to source great materials for my art. Summer in Hokkaido is the best season as the plants and flowers come to life. I also love autumn. By virtue of using natural materials, my artworks often mirror the palette of the nearby landscapes.” So why is it that, after so many years, Minagawa still experiences such joy from this artform? “Simple, I love to make people happy,” she explains. “When people say ‘thank you’ or ‘that’s beautiful’ regarding my ikebana, I feel very happy. This feeling makes me motivated to do my work.”


Ikebana: one of the three classical Japanese arts of reďŹ nement. 13


IKEBANA OBSESSIONS Words: Sanjana France and Evan Johnson Translations: Yuko Miyake and Sabrina Takagi Photos: Barney Brown

Craftsmanship is built into the Japanese DNA. onsai and origami are the most famous exports, both disciplines which demonstrate a meticulousness, care and attention to detail that have become hallmark cultural traits. Japanese martial arts are revered and practiced throughout the world and Japanese designers, artists and architects have perennially inspired the concepts of their counterparts in the West. Another, lesser-known but even more impressive craft is ‘ikebana’ – the Japanese art of flower arrangement. Also known as ‘kado’, this artform is considered one of the three classical Japanese arts of refinement, alongside kodo (incense appreciation) and chado (tea ceremony). Kutchan’s Kazuko Minagawa is one of Japan’s finest ikebana artisans. For most of her life, she has been practising and teaching this ancient art, bringing joy and happiness to all those who see her intricate floral designs. “I started ikebana at the age of 22,” says Minagawa, “as I wanted to learn about Japanese culture and history as I entered my adult years.

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A labour of love, Kazuko Minagawa tends to an ikebana art piece

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Mizuguchi-san passing on his sake making knowledge.

in class, it also helps them absorb and more deeply understand what they’ve learnt.” As the course progresses, additional elements aside from the farming and sake production process have been added on, such as basics of marketing and sales. “The students have taken the initiative to survey local tourists on potential names for the product,” says Arai. “It’s great to see the approach they take to creating an interesting product. They will write mini sales plans too.” When asked if it is a little strange that underage students brew a drink for overage people, Mizuguchi explained that, in Japan, there’s a respect for sake and the skills required to make it are highly transferrable.

“Some people might think what we are doing is controversial, but the fermentation process we teach is deeply embedded in Japanese food culture. The skills the students learn can be applied to making miso, soy sauce, tsukemono (pickled vegetables) or natto (fermented soybeans).” The final product is scheduled to be ready mid-way through 2020. Plans for distributing and selling are still in the works with Niseko Shuzo looking for licensed partners to stock the sake in both Niseko and Sapporo. Keep an eye on experienceniseko.com for all the updates and you might be able to pick up a bottle of the Niseko school-studentsouvenir-sake yourself!

Niseko Shuzo are one of Hokkaido’s leading sake makers.

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2 1. The program covers the entire process from planting through to bottling. 2. Wataru Mizuguchi and Yasufumi Arai are the drivers of the program. 3. The students profile Western tourists for brand name and marketing ideas. 4. Student drawing the process.

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Can you imagine a 16-year-old in the UK learning how to brew a dark London Porter at school? Or an Aussie teen spending classroom hours learning to vinify a crisp bottle of Sauvignon Blanc? I wouldn’t have thought so either! But right here in Niseko, the local high school and the local distillery are joining forces. What they’re doing and the reasons why are fascinating.

ataru Mizuguchi from Niseko Shuzo sake factory and Yasufumi Arai, Vice Principal of the Kutchan Agricultural High School, have together built a program to develop farming and production skills amongst students, all in the name of creating delicious Japanese sake. The program sees 14 students aged 16 and 17 learn every step in the process of sake rice cultivation, from seeding and planting, through rice field maintenance to harvesting, drying and storing. From there, Niseko Shuzo teaches the students the fundamentals of sake production, with lessons on washing, soaking and steaming the newly harvested rice, mixing with yeast, pressing, filtering,

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pasteurizing and, ultimately, bottling and labelling the product. The students are shown the traditional ways of hand-planting and harvesting the rice, though the focus of the program is on modern methods of farming, with the students each taught and given the opportunity to operate heavy-duty machinery. At key milestones throughout the process, local people and foreigners have been invited along to see the progress and be involved themselves. For example, locals joined the students to harvest the rice in muddy fields. “We thought it would be a good idea to involve local people in the sake making process,” says Mizuguchi, “so this product will be created hand-in-hand with the people of Niseko. It’s been fun to see local businesspeople getting involved.” Involving foreigners benefits the students too, as Niseko’s year-round demographic becomes increasingly international and the benefit of developing English skills becomes ever more important for young Japanese students. “We want to develop students to become contributors in local industry in the future. They gain communication and English skills when foreigners participate in the program,” says Arai. “By asking the students to explain what they have been taught


Sake making as a high-school subject. It seems more than a little strange to those of us from the Western world.

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SAKE

Words: Evan Johnson Translations: Sabrina Takagi Photos: Nolan Yoshiaki Isozaki & Barney Brown

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SCHOOL

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Matt Hill’s incredible bear family statue at Panorama.

Niseko Whisky Hakkaisan Brewery, one of Japan’s most revered sake makers, has initiated plans to build a 9900 square metre whisky distillery at the base of Mt Niseko-Annupuri. The company aims to begin production by the end of 2020 before letting the whisky age for 3 to 5 years to develop a rich and intense flavour.

Sapporo’s Odori Park, the start and finish point to this year’s Olympic marathon.

Olympic Fever The Games of the XXXII Olympiad will be held in Tokyo this year with the opening ceremony on the 24th of July. In a win for all those who live and travel to the Niseko area, the Olympic marathon and walking events will be held in Sapporo, along with ten football matches. This Olympics will see the introduction of new events such as 3 on 3 basketball and freestyle BMX. The organizing committee is also granted powers to add sports to the Olympic program which will see karate, sport climbing, surfing and skateboarding added to the competition. Head to page 38 to find out more!

Grab a stunning photo with the new NISEKO sign at Skye Niseko.

Awesome New Photo Spots Niseko is well known as a picturesque region but now there are some unique man-made pieces where you can capture great memories. First established in late 2019, the ‘NISEKO’ sign at Skye Niseko will see its first full summer in 2020. Visitors to the area have already flocked to the sign to grab their picture and share it on social media. Talented sculpture artist Matt Hill (IG: @matthillprojects) created a family of bears which stand proud in the Panorama Niseko grounds as you enter Hirafu over the St Moritz Bridge. These massive, geometric style bears are a sight to behold! Grab a photo and tag #experienceniseko to get featured on our Instagram!

Mt Yotei 100km Ultra Marathon The Niseko region is set to hold its first 100km ultra-marathon in October this year. Following a test event in October 2019, the event has been given the green light with entries opening in April. The course will start in Rusutsu at 4:30 am and pass through seven towns including Kutchan and Kyogoku on its way around Mt Yotei. For those who can’t fathom finishing 100km themselves, there is also a 7-person relay version of the race.

Niseko’s long-distance runners will tackle the gruelling new Mt Yotei Ultra-Marathon.

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Ki Niseko, stunning in summer and the world’s best in winter.

NISEKO NEWS Marathons, whiskys and award-winners, there is plenty of news here in Niseko.

Ki Niseko Named World’s Best Ki Niseko stunned the ski tourism industry at the 2019 World Ski Awards held in Kitzbühel, Austria. At the November ceremony, Ki Niseko was awarded the ‘World’s Best Ski Boutique Hotel 2019’. Unrivalled service, tranquil views of Mt Yotei and in-house restaurant, An Dining, all contributed to Ki Niseko winning the vote. They add this accolade to their 2018 and 2019 awards for ‘Japan’s Best Ski Boutique Hotel’.

National Ainu Museum Upopoy (an Ainu term meaning ‘singing in a large group’) is a national center that opened on April 24, 2020 and is the base for Ainu cultural revival and creation. At its core facility is Japan’s first national museum focussing on the indigenous Ainu of Japan, with the history and culture introduced through a variety of exhibits from the perspective of the Ainu people. The facility offers open-air museum, performing arts, craft making and a kid’s program. Immerse yourself in Ainu culture at the brand-new Upopoy museum. Photo: Agency for Cultural Affairs

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or those of us lucky enough to call Niseko home all-year-round, there is an unmistakable sense of freedom associated with summer. Our daily and weekly routines are freed from the snow forecast. The anxiousness that comes with missing just one famous Niseko powder day is replaced by a feeling of opportunity. The streets and stores become less busy. Work becomes quieter. The shackles release and we can explore wider, taking in the beauty of the ever-changing Niseko region but also venturing out to the many other easily accessible landmarks of south-western Hokkaido. We hope that all Niseko visitors feel this same sense of freedom when here in summer. The freedom to simply relax, live life at your own pace in this sunny, mild oasis and soak in the wonder of Hokkaido. You’ll find so much more to do in this part of the world than just enjoy the winter’s snow. Golf, hiking, rafting, eating, drinking, the list goes on. And what a wonderful time to be doing it too. Japan put on a show last summer during the Rugby World Cup, welcoming players and supporters from around the world. Sapporo hosted two bumper games, drawing thousands of tourists, many of whom gleefully extended their trips to Niseko. ‘The Land of the Rising Sun’ also hosted the World G20 Summit in 2019, with Niseko the venue for the Tourism Ministers’ Meeting. It simply felt right that 20 of the world’s most influential tourism figures connect in one of the world’s best, up-and-coming summer tourist destinations. And in July this year, the Olympic and Paralympic Games make their way to Japan, with Sapporo chosen as the location for the marathon and long-distance walking events, plus some men’s and women’s soccer matches. For the first time, we have combined our English and Japanese editions into one bilingual magazine. Thanks, as always, to our contributors, editorial partners and advertisers. And to our readers, welcome to summer in Niseko!

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Photo: Naoki Higuchi

E DITOR’ S NOT E

EXPERIENCE NISEKO Vol. 9, Summer 2020 www.experienceniseko.com Published by HTM KK, 91-1 Aza Yamada, Kutchan-cho, Abuta-gun, Hokkaido, 044-0081, Japan Advertising Enquiries: contact@experienceniseko.com FOLLOW US:

# experienceniseko Cover photo by Nolan Yoshiaki Isozaki Experience Niseko has been recognised by the Japan Tourism Agency as the ‘Best Inbound Tourism Magazine’ at the Nippon Town Magazine & Free Paper Awards, 2019.

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Evan Johnson evan.johnson@experienceniseko.com


YOTEI 30 ABYPANORAMIC PEDAL POWER Go full circle this summer with a bike ride around Mt Yotei.

36 ULTRA IMPRESSED

Ultra-marathon runner Scott Jurek paid a visit to Niseko last summer.

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OLYMPIC FEVER GRIPS JAPAN

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SIMPLY SEASONAL — NISEKO’S SWEET CORN

The excitement is palpable as the Olympic Games loom.

In the summer months, fresh, juicy, local corn comes into season.

44 BLOOMING BEAUTY

Check out Hokkaido’s best spots to see fields of flowers in full bloom.

46 FROM COW TO CONE

Ice cream, gelato, sorbet – whatever your favourite, there’s a treat in Niseko for you.

48 SUMMER LUNCHING

Take a long lunch this summer at one of these cracking Niseko restaurants.

52 NISEKO PLAYS TO THE GALLERY Treat your eyeballs to a selection of the best photos from last summer.

54 EVENTS GUIDE

Check out Niseko's schedule of summer events.

Photo: Nolan Yoshiaki Isozaki3


6 NISEKO NEWS

16 CUTTING EDGE

8 SCHOOL OF SAKE

18 BRANCHING OUT

12 IKEBANA OBSESSIONS

24 SUMMER FESTIVAL GUIDE

Marathons, whiskys and award-winners, there is plenty of news here in Niseko.

Ryoichi Ishikawa creates some of Niseko’s most stunning pieces of furniture.

An unlikely partnership between a sake distillery and a local high school.

Meet one of Japan’s most prominent ikebana artists and learn about this unique craft.

From single shop origins, a local business is sprouting into something much more.

The what, when, where and how on the area’s best summer festivals.

26 EVERYTHING. UNDER THE SUN. What is it that makes Niseko just so special in summer?

CONTENTS

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T I M E

dream summer holiday starts at Skye Niseko.

TO E N J OY

www.skyeniseko.com enjoy@skyeniseko.com


Yo u r d r e a m sta

+81 (0) 136 55 5123



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