2018 - 2020 | Megumi Hatada | Porfolio in Landscape and Urban Design

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Megumi Hatada Portfolio in Landscape and Urban Design Selected Works / 2019 − 2020


Award

Education 2017.04 −

2020.11

京郜倧孊倧孊院 工孊研究科 瀟䌚基盀工孊専攻

土朚孊䌚䞻催 景芳開花。2020

景芳蚭蚈孊研究宀 所属 川

䜳䜜 + 䌁業特別賞

雅史教授

2013.04 − 2017.03

2020.05

倧阪垂立倧孊 工孊郚 郜垂孊科

造園孊䌚ガヌデンコンペティション

郜垂蚈画・景芳蚭蚈研究宀 所属 嘉名光垂教授

䜳䜜 2017.09

Work Experience 2019.01 − 2020.01 Enea Landscape Architect GmbH むンタヌンシップ  蚭蚈郚門 Curriculum Vitae

2017.03 − 2018.12 街角䌁画 株匏䌚瀟 アルバむト  区たちづくりセンタヌ支揎員

総務省䞻催 芳光たちづくりコンペティション 䌁業特別賞 2017.06 日本郜垂蚈画孊䌚関西支郚 研究発衚䌚 奚励研究賞 2017.01 土朚孊䌚䞻催 景芳開花。2017 䜳䜜 + 䌁業特別賞

Skills Digitals

2016.10 アヌバンデザむン甲子園 2016 倧賞

AutoCAD / JW_CAD / Adobe Photoshop / Adobe Illustrator / Adobe Indesign / SketchUp / Microsoft Office / Lumion pro Analog Hand Drafting / Sketching / Physical Model-Making

2016.07 倧阪府垂合同開催「滞圚を考える」建築コンペ 等賞

Contact 畠田 恵 はただ めぐみ +81 80 4244 6313 hatada.megumi.88w@kyoto-u.jp

2


Contents Curriculum Vitae

02

Academic Works 04 12 20 Contents

石積みのニワ 氎匕暪町 景食同源 Publication Nature in the City, City in the Nature

28

Work Experience Villa Felsacker Villa Arbenz van der Lily Wolfensberger Others

30 36 42 48 54

3


Title Type

Academic, 2020

Location

Higashi-Kujo, Kyoto

Academic Works

本コンペでは、石積みの技術をいかに珟代の ニヌズにフィットさせ぀぀、継承できるかに焊点 を圓お、技術継承のための空間的、人的課題を解 決し、人々の無のための空間を防灜的芳点を絡め お提案をおこなった。「土朚孊䌚䞻催 景芳開花。 2020」にお、䌁業特別賞ず䜳䜜を受賞した。

4


5 Academic Works


Academic Works

コンセプト / 石積みのニワ

6


Academic Works

蚭蚈コンセプト / 颚景ず぀ながるきっかけをうむ空間

7


郚分平面図

Academic Works

東西断面図

8


9 Academic Works


川沿いでうたれる颚景

Academic Works

自然ず呌応する雚庭

晎れた日に広がるニワの䜿いこなし 10


Academic Works

䜿いこなしのニワ

雚䞊がりには別の颚景を芋せる 11


Title Type

Academic, 2020

Location

Higashiyokobori, Osaka

Academic Works

本提案は、東暪堀川に眠る歎史・文脈を発掘す るこずを目的ずしお、萜ち着きのある艶っぜい日 垞ず晎れやかな祝祭のシヌンを挔出し、暪町のよ うな懐の深い氎蟺を描いたものである。東暪堀に お叀くから営たれおきた商店から氎匕によるコン セプトメむキングをおこない、この空間が人々の 出䌚いの結び目ずなり、河川空間ず沿川を結ぶこ ずを衚珟した。

12


13 Academic Works


Plan A 代衚断面

Plan B 代衚断面 Academic Works

Plan C 代衚断面

14


P

N LA C

N B LA

PLAN

A

P

Guide

0

100

200m

怍栜・マテリアル Existing Trees 護岞ず建築物ずの間の空間には豊かな暹朚生態が芋られた。既存暹朚をできるだけ生かし぀぀、

クスノキ Cinnamomum camphora

゜メむペシノ ヒガンザクラ Prunus × yedoensis

Prunus subhirtella

モチノキ

りバメガシ

Ilex integra

Quercus phillyreoides

Academic Works

効果的な蚭蚈を行う。察象地で芋られた䞻な暹朚は以䞋の通りである。

New Green

フりチ゜り

チカラシバ

ススキ

ゞャノヒゲ

コりラむシバ

Hard Materials 沿川建築物ずプロムナヌドの境界ずなる緩衝゚リアは砂利によっお基準線を瀺し、建築物からの 匵り出しを促す。

15


Plan A 緑道゚リア→暪町×氎蟺のテラス 匵り出しのための建材を指定 するこずで氎蟺公園ず䞀䜓的 な空間を挔出する。

氎蟺のテラス

護岞高さから突き出 持぀開攟感を味わう

Academic Works

将来的には空き駐車堎を掻甚し、

流軞方向に芪氎空間を぀なげおいく。

16


地先を掻甚した店舗の衚出 建物から玄 4m の郚分の舗装を倉える こずで、利甚蚱可空間をわかりやすく 䌝える。

ゆるやかにテラスぞず぀ながる階段はベ 既存怍栜を守り、掻かすグリヌン゚リア

ンチずしおも利甚でき、春にはお花芋を 楜しむこずができる。

出るテラス。川の

。

Academic Works

うこずができる。

Scale 1:500 0

10

20m

17


Plan B 公園゚リア→芪氎デッキ×緑の広堎 既存護岞を埌退させ、 護岞高さを担保するデッキ。

祝祭雁朚 察岞の祝祭デッキず察をなす 芪氎空間。

このたち、川を芋守っおきたお 地蔵さんぞず意識を向ける。

祝祭デッキ たるく突き出たデッキでは最も氎蟺に近づくこずが できる。察岞のお地蔵さんを意識したレむアりトに しおおり、盆螊りや胜などの䌝統的行事が行われる。

祝祭デッキはスロヌプになっお おり、車怅子やベビヌカヌの方 でも氎蟺ぞず近づくこずができ る。

高架から雚に守られながら、 自転車移動をするこずができる。 将来的には個人向けボヌトの気 軜な氎䞊掻動拠点ずなる。

護岞ず、公園に接する道路ずの 高䜎差をゆるやかに結ぶ芝生広 堎。階段状に䞋り、デッキぞず 向かう。

Academic Works

ひず぀づきのテヌブル デッキから続いたような長い テヌブルでは、たちなかでワヌ クショップや話し合い、ランチ

Scale 1:500 0

10

20m

ををする人が芋られる。

川面に向かっおゆったり過ごす

あっちずこっちで盆螊り倧䌚

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みんなでたちの将来を話し合う


氎を感じる、楜しむ空間

Academic Works

Plan C 管理通路居䜏゚リア→メッシュフロア×護岞アスレチック×氎のあそび堎

地先がみんなのあそび堎に

醞造所など飲食店から突き出たデッキでは ワヌクショップや呚蟺䌁業によるむベントが催さ れる。

閉鎖されおいる雁朚空間を開攟し、 道路からフラットなデッキを護岞高さたで 通す。

南北を結ぶ自転車道

氎のあそび堎 氎面に浮いおいるデッキには ストリングカヌテンをさげ、 遠く感じる氎を感じられる空間にする。

メッシュのフロアは暗い遊歩道ぞ光を通し、 䞊ず䞋、それぞれに人の気配を感じられるク リアな空間を創出する。

Scale 1:500 0

10

20m

19


Title Type

Academic, 2020

Location

Awaji-island

Academic Works

本コンペでは、食ず淡路島をテヌマに ランドスケヌプ提案を行うこずが求めら れた。本提案では、淡路島西岞郚を察象 ずしお、ため池ず棚田矀に着目し、景芳 やむンフラ、コミュニティ拠点などを備 える流域敎備構想の䞀端を瀺した。

20


21 Academic Works


囜道により郜垂郚

芋通しの良くなったため池呚蟺ず蟲地はより近づく

囜道により郜垂郚 蟲業チャレンゞを支える仕組み 芋通しの良くなったため池呚蟺ず蟲地はより近づく

ため池ず棚田を望む特別な景芳䜓隓

䜓隓ず機械をシェアするコモンスペヌス

蟲業チャレンゞを支える仕組み ため池ず棚田を望む特別な景芳䜓隓

䜓隓ず機械をシェアするコモンスペヌス

Academic Works  淡路島西岞郚に䜍眮する育波地区は、矎しい海岞線ずその背埌に連なる棚田景芳が䞀䜓ずなった淡路島らしい颚景が広がる。  本提案では淡路垂党䜓に広がるため池・棚田矀に着目する。

ため池を景芳、むンフラ、コミュニティの拠点など総合的に捉えた流域敎備構想の䞀端ずしお、今回は育波地区を取り䞊げ空間提案を行う  点圚するため池の呚蟺には様々な空間が生たれ氎ず人のネットワヌクが連なっおいく。  淡路島西岞郚に䜍眮する育波地区は、矎しい海岞線ずその背埌に連なる棚田景芳が䞀䜓ずなった淡路島らしい颚景が広がる。  本提案では淡路垂党䜓に広がるため池・棚田矀に着目する。

未来の蟲業  コミュニティの倉化  淡路島ずため池  ため池を景芳、むンフラ、コミュニティの拠点など総合的に捉えた流域敎備構想の䞀端ずしお、今回は育波地区を取り䞊げ空間提案を行う  点圚するため池の呚蟺には様々な空間が生たれ氎ず人のネットワヌクが連なっおいく。  食料自絊率が 100% を䞊回る埡食囜、淡路島。  我々はか぀おの蟲耕生掻から産業化ず利䟿性を求め、郜垂を生み出しおきた。ず

穏やかな気候で幎間降氎量が小さいこずから、先人たち

淡路島にはその耇雑な地圢から矎しい棚田が広がり、蟲業や酪

同時に、コミュニティのあり方にも倉化があった。通信技術の発展により郜垂郚で

池を各所に぀くっおきた。珟圚淡路島にあるため池の数

蟲、持業など倚くの食の恵みがもたらされおいる。

暮らす必芁がないこずに私たちは気づき぀぀ある。家にいながら仕事もできるし、

芳を陰で支える必芁䞍可欠な芁玠ずなっおいる。ため池は

気軜にコミュニケヌションを取るこずができるようになった。  我々はか぀おの蟲耕生掻から産業化ず利䟿性を求め、郜垂を生み出しおきた。ず  郜垂集䞭は緩み、豊かな自然を取り入れた暮らしに目を向ける人も出おくるだろ

態系を支えおきた。  穏やかな気候で幎間降氎量が小さいこずから、先人たち  ため池は近接する蟲地の地䞻が管理するこずが倚いため

商品や食品を奜きな時に手にするこずができる。遠くの友達に盎接䌚うこずなく、 な暮らし方・コミュニティを考える。 気軜にコミュニケヌションを取るこずができるようになった。

けでなく、措氎調敎池、魚や貝などの食の提䟛、子どもた 栄逊も倱われおしたう。 態系を支えおきた。

技術の進歩ずずもに、蟲業の分野でも機械化が進み、AI が発達  未来の蟲業

商品や食品を奜きな時に手にするこずができる。遠くの友達に盎接䌚うこずなく、 けでなく、措氎調敎池、魚や貝などの食の提䟛、子どもた  コミュニティの倉化  淡路島ずため池

淡路島にはその耇雑な地圢から矎しい棚田が広がり、蟲業や酪  食ずランドスケヌプずは長い時間をかけお培った自然ずの関係 蟲、持業など倚くの食の恵みがもたらされおいる。 性の衚象であるが、技術革新による均質化が生じ、その関係性は

同時に、コミュニティのあり方にも倉化があった。通信技術の発展により郜垂郚で う。蟲家の人々も技術革新により働き方が倧きく倉わり、䜙暇の時間が生たれる。 暮らす必芁がないこずに私たちは気づき぀぀ある。家にいながら仕事もできるし、 郜垂郚、蟲村郚それぞれの暮らしが倉化する䞭で、どちらの暮らしずも違う、新た

し、どこでも誰であっおも同じような食料を䟛絊するこずが可胜  食料自絊率が 100% を䞊回る埡食囜、淡路島。 になるだろうず考えられる。

技術の進歩ずずもに、蟲業の分野でも機械化が進み、AI が発達 揺らぐ可胜性がある。 し、どこでも誰であっおも同じような食料を䟛絊するこずが可胜 になるだろうず考えられる。

技術発展により二極化する食文化  郜垂集䞭は緩み、豊かな自然を取り入れた暮らしに目を向ける人も出おくるだろ

ため池は近接する蟲地の地䞻が管理するこずが倚いため

食ずランドスケヌプずは長い時間をかけお培った自然ずの関係

う。蟲家の人々も技術革新により働き方が倧きく倉わり、䜙暇の時間が生たれる。

にため池も攟棄されるようになっおしたった。ため池が攟

性の衚象であるが、技術革新による均質化が生じ、その関係性は

郜垂郚、蟲村郚それぞれの暮らしが倉化する䞭で、どちらの暮らしずも違う、新た

なく、生態系が維持されず、灜害時には決壊する危険性が

揺らぐ可胜性がある。

な暮らし方・コミュニティを考える。

栄逊も倱われおしたう。

技術発展により二極化する食文化 蟲村型コミュニティ 土地による コミュニティの芏定

蟲村型コミュニティ 土地による コミュニティの芏定

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池を各所に぀くっおきた。珟圚淡路島にあるため池の数 にため池も攟棄されるようになっおしたった。ため池が攟 芳を陰で支える必芁䞍可欠な芁玠ずなっおいる。ため池は なく、生態系が維持されず、灜害時には決壊する危険性が

郜垂型コミュニティ 個人の぀ながり

郜垂型コミュニティ 個人の぀ながり

新たなコミュニティの提案 ふるたいを媒䜓ずした 新しい共同単䜍

新たなコミュニティの提案 ふるたいを媒䜓ずした 新しい共同単䜍


氎源近くから運ばれる栄逊が海を豊かにする

郚から容易にアクセス可胜 氎源近くから運ばれる栄逊が海を豊かにする ため池再䜿甚に備える䞀時的な埋め立お

郚から容易にアクセス可胜

ため池再䜿甚に備える䞀時的な埋め立お 憩いの堎ずしおのため池

憩いの堎ずしおのため池 生態系ず氎脈を維持する呚瞁郚デザむン

生態系ず氎脈を維持する呚瞁郚デザむン

Academic Works

攟牧による耕䜜攟棄地の回埩

攟牧による耕䜜攟棄地の回埩

デゞタル技術で可胜ずなる劎働負担の軜枛

う。

う。

ちはそれらを支えるむンフラずしおため

デゞタル技術で可胜ずなる劎働負担の軜枛

コンセプト

ため池を取り巻く埪環ず広がり

以䞊の背景から、今回の提案のコンセプトをたずめる。

数ず密床は日本で最も倚く、淡路島の景

は蟲業甚氎や生掻甚氎、飲み氎の確保だ

たちの遊び堎ずしお䜿われ、止氎域の生

ちはそれらを支えるむンフラずしおため め、それら蟲地が耕䜜攟棄されるず同時 数ず密床は日本で最も倚く、淡路島の景 攟棄されるず、景芳的な問題ばかりでは

コンセプト

ため池を取り巻く埪環ず広がり

以䞊の背景から、今回の提案のコンセプトをたずめる。

は蟲業甚氎や生掻甚氎、飲み氎の確保だ があり、ため池から海ぞず運ばれおいた たちの遊び堎ずしお䜿われ、止氎域の生

め、それら蟲地が耕䜜攟棄されるず同時

攟棄されるず、景芳的な問題ばかりでは

があり、ため池から海ぞず運ばれおいた

ため池゚リアを䞭心ずしたネットワヌクを぀くり、様々なプレヌ  生産・消費・玔粋な䜙暇の空間が景芳を媒介に重なり合う空間ずしお、

ダヌを巻き蟌みながら、新たなため池コミュニティが生たれる。

技術発展にずもなう生掻様匏の倉化を芋据え、ため池を再考・再線し、

珟圚の生業や未来のアクティビティを含むランドスケヌプ創出や

自然ずうたく付き合い郜垂化する際に切り離したものを取り戻しながら

食文化の発展は蟲海産物の質やブランド力の向䞊をもたらし、や

倚様なコミュニティが重なり合う空間に生たれる暮らしの将来像を提案する。

がお颚土の醞成に繋がる。  ため池゚リアを䞭心ずしたネットワヌクを぀くり、様々なプレヌ

生産・消費・玔粋な䜙暇の空間が景芳を媒介に重なり合う空間ずしお、

ダヌを巻き蟌みながら、新たなため池コミュニティが生たれる。

技術発展にずもなう生掻様匏の倉化を芋据え、ため池を再考・再線し、

珟圚の生業や未来のアクティビティを含むランドスケヌプ創出や

自然ずうたく付き合い郜垂化する際に切り離したものを取り戻しながら

食文化の発展は蟲海産物の質やブランド力の向䞊をもたらし、や

倚様なコミュニティが重なり合う空間に生たれる暮らしの将来像を提案する。

がお颚土の醞成に繋がる。

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ため池から広がる掻動 ため池やプレヌダヌを䞭心ずしお、 凡䟋 1 珟圚管理・䜿甚 されおいるため池

幎間で考える。

反射するお月さた

おさかな倧持

オレンゞ収穫

盎売所で売っおみる どきどき

3 氎脈からは独立し 呚蟺田畑は機胜しお いるため池

キャベツ皮たき みんなでたき火

搟乳

11

4 氎脈からは独立し 呚蟺田畑も攟棄され おいるため池

Academic Works

asakura

m

モクズガニ矎味しい

これから広がっおいく掻動を

2 氎脈 氎脈の䞀郚ずしお 機胜しおいるため池

ラ errata m

クラ

今ある掻動や蟲業䜜業、

サトむモ

倏野菜収穫䜓隓

皲刈り

出荷準備 たくさん採れたぞ

倩日干し

コスモス



キャベツ皮たき

カボチャ

サツマむモ 地域䜏民

トマト

玉ねぎ皮たき

新芏

ススキ

ススキずお月芋

キャベツ

ナス

ススキがきれいだなあ

ダマモモ Morella rubra 15 - 25m

モク

10

S = 1 : 15,000 ゆったり読曞タむム

オレンゞ

牛さんのフレッシュミルク



スミレ

 マダコ 玉ねぎ収穫䜜業 汗かいたし ため池で泳ぐぞ

ダギ搟乳 オレンゞ摘果

午埌はゆっくり みんなでお昌ごはん

玉ねぎ小屋で也燥 子どもも䜓隓

ダマボりシ Cornus kousa 4.5 - 6m

ぷかぷかパヌク

あら、こんにちは 玉ねぎ出荷

case study 3

に向かうにしたがっお、深くなっおいく。

ため池ずしお䜿われな

くなる。自分が氎䞭に没入し、ため池や棚田に䜏む生き物の目線を感じられる䞍思議な空間。

草原のなかでさらさら

の倉化を可芖化し、おいしい季節の蚪れを知らせる装眮にもなる。 24 ステップからは蟲の共同䜜業を望み、䜜業堎の暪で食の恵みを堪胜する。

防灜・管理䞊残すのは

将来の就蟲者増加に備


オンラむン授業で 蟲業孊習

ありシさんだ

牛を他の攟牧地ぞず転牧 レタス収穫

ダギ出産

玉ねぎ定怍

ノリ収穫



次のシヌズンぞず 土づくり

レタス

みんなで芋守る



子ども

ため池の泥を 田畑に流す

なるずオレンゞの 剪定

ハクサむ

Academic Works

12

クズガニ

栄逊たっぷり



ノリ 持垫

芏就蟲者 蟲家



矎味しい海苔は 穎が空いおるんだ

カレむ トラクタヌ借りたすね

芳光客 2 拠点居䜏者

ワカメ



代がき

皲の育劙 蟲耕機械のシェア

土の荒起こし

菜の花 タマネギ スむレン



 トラフトンボ ため池から氎を匵るよ

田怍え

トンボみっけ

棚田絶景シヌズンの到来

よっ やあ

終わったらみんなでお疲れさた䌚

ラむトアップしおみよう

3. さらさらガヌデン

なくなった空間。くが地に降り立぀ず、目の高さほどの草原が広がる。

らずした颚を感じ、人や動物は広倧な空を楜しむ。

は危険なため、池の氎を抜き、ススキやむネ科野草を䞻ずしお怍える。

備えお、再びため池を䜿甚するこずができるよう地圢を残し、

25


既埀調査内容や航空写真から、ため池の珟況ずその呚蟺

これら地域の䞭から 今回はケヌススタディずしお 育波地域を取り䞊げる。 察象地図 察象地図 ため池の分類 ため池の分類

環境によるため池の分類を行い、それぞれにどういった察 応が必芁かを提案する。

ため池の分類プロット図 ため池の分類プロット図

たた

前述の分類により、珟存するため池を分類した。 前述の分類により、珟存するため池を分類した。

空間を媒介ずするためのし぀らえ

凡䟋凡䟋

ため池を

1 珟圚管理・䜿甚 1 珟圚管理・䜿甚 されおいるため池 されおいるため池

生産・消費・玔粋な䜙暇の空間が景芳を媒介に重なり合い、新たなコミュニティを生み 出すためのし぀らえを党䜓のデザむンに取り入れおいく。

前述の分類によ

2 氎脈 2 氎脈 氎脈の䞀郚ずしお 氎脈の䞀郚ずしお 機胜しおいるため池 機胜しおいるため池 3 氎脈からは独立し 3 氎脈からは独立し 呚蟺田畑は機胜しお 呚蟺田畑は機胜しお いるため池 いるため池

育波育波

4 氎脈からは独立し 4 氎脈からは独立し 呚蟺田畑も攟棄され 呚蟺田畑も攟棄され おいるため池 おいるため池

りバメガシ

既埀調査内容や航空写真から、ため池の珟況ずその呚蟺  既埀調査内容や航空写真から、ため池の珟況ずその呚蟺

これら地域の䞭から これら地域の䞭から 今回はケヌススタディずしお 今回はケヌススタディずしお 育波地域を取り䞊げる。 育波地域を取り䞊げる。

Quercus phillyraeo

環境によるため池の分類を行い、それぞれにどういった察 環境によるため池の分類を行い、それぞれにどういった察 応が必芁かを提案する。 応が必芁かを提案する。

等高線に沿っお生たれる段差

空間を媒介ずするためのし぀らえ 空間を媒介ずするためのし぀らえ

10 - 25m

S =S1 =: 15,000 1 : 15,000

攟牧に必芁な日陀けず牧草

氎面ず䞀䜓ずなっお棚田を望む

ため池をいろどる暹朚 ため池をいろどる暹朚

生産・消費・玔粋な䜙暇の空間が景芳を媒介に重なり合い、新たなコミュニティを生み  生産・消費・玔粋な䜙暇の空間が景芳を媒介に重なり合い、新たなコミュニティを生み 出すためのし぀らえを党䜓のデザむンに取り入れおいく。 出すためのし぀らえを党䜓のデザむンに取り入れおいく。

前述の分類により、珟存するため池を分類した。 前述の分類により、珟存するため池を分類した。

りバメガシ りバメガシ

クリ クリ

ケダキ ケダキ

コナラ コナラ

ダマモモ ダマモモ

10 -10 25m - 25m

25 -25 30m - 30m

10 -10 12m - 12m

25 -25 35m - 35m

15 -15 25m - 25m

ダブツバキ Camellia japonic 3 - 6m

Quercus Quercus phillyraeoides phillyraeoides Quercus serrata serrata Morella Zelkova serrata serrata Quercus Castanea Castanea crenata crenataZelkova Morella rubra rubra

等高線に沿っお生たれる段差 等高線に沿っお生たれる段差

攟牧に必芁な日陀けず牧草 攟牧に必芁な日陀けず牧草 氎面ず䞀䜓ずなっお棚田を望む 氎面ず䞀䜓ずなっお棚田を望む

䜜業や機械をシェアする

簡易蚭眮の屋根のもずで集う

垂民蟲園をきっかけずした 二拠点居䜏の促進

Academic Works

case study 1. だんだんビオトヌプ

䜜業や機械をシェアする 䜜業や機械をシェアする

垂民蟲園をきっかけずした 簡易蚭眮の屋根のもずで集う 簡易蚭眮の屋根のもずで集う 垂民蟲園をきっかけずした

ダブツバキ ダブツバキ Camellia Camellia japonica japonica 3 - 6m 3 - 6m

ニレ ニレ Ulmus Ulmus spp.spp. 25 -25 30m - 30m

ダマザクラ ダマザクラ モチノキ モチノキ ダマボりシ ダマボりシ Cerasus jamasakura jamasakura Cornus IlexIlex integra integra Cerasus Cornus kousa kousa 5 - 10m 5 - 10m 4.5 4.5 - 6m - 6m 6 - 10m 6 - 10m

ため池の氎域を残し、呚瞁郚を等高線に沿っおフットステップや園路を蚭ける。 二拠点居䜏の促進 二拠点居䜏の促進

これたでフェンスで囲たれ、コンクリヌトで埋められた郚分は解消され緩やかに氎に近づく。 case casestudy study 1. 1.だんだんビオトヌプ だんだんビオトヌプ case casestudy study2. 2. ぷかぷかパヌク  ぷかぷかパヌク

岞から䌞びた桁は池䞭倮に向かうにしたがっお、深くなっおいく  岞から䌞びた桁は池䞭倮に向かうにしたがっお、深くなっおい  それらは景色を楜しむ人、読曞をする人、釣りをする人らを緩やかに぀なぎ、倚様な生き物ずの同居に気付く。

ため池の氎域を残し、呚瞁郚を等高線に沿っおフットステップや園路を蚭ける。  ため池の氎域を残し、呚瞁郚を等高線に沿っおフットステップや園路を蚭ける。

これたでフェンスで囲たれ、コンクリヌトで埋められた郚分は解消され緩やかに氎に近づく。  これたでフェンスで囲たれ、コンクリヌトで埋められた郚分は解消され緩やかに氎に近づく。

やがお芖線は氎面ず等しくなる。自分が氎䞭に没入し、ため池や  やがお芖線は氎面ず等しくなる。自分が氎䞭に没入し、ため池

か぀おの攟棄地を攟牧・転牧の拠点ずし、りシやダギによっお土地の手入れがなされ、土地に栄逊が蓄えられおいく  それは倖から芋れば氎䜍の倉化を可芖化し、おいしい季節の蚪れ  それは倖から芋れば氎䜍の倉化を可芖化し、おいしい季節の蚪

それらは景色を楜しむ人、読曞をする人、釣りをする人らを緩やかに぀なぎ、倚様な生き物ずの同居に気付く。  それらは景色を楜しむ人、読曞をする人、釣りをする人らを緩やかに぀なぎ、倚様な生き物ずの同居に気付く。

か぀おの攟棄地を攟牧・転牧の拠点ずし、りシやダギによっお土地の手入れがなされ、土地に栄逊が蓄えられおいく。  か぀おの攟棄地を攟牧・転牧の拠点ずし、りシやダギによっお土地の手入れがなされ、土地に栄逊が蓄えられおいく。

呚瞁郚のデッキやフットステップからは蟲の共同䜜業を望み、䜜  呚瞁郚のデッキやフットステップからは蟲の共同䜜業を望み、

氎で行われる人の掻動によっお、底の土が動かさ 氎で行われる人の掻動によっお、底の土が動かさ れ、止氎域での生態系に奜圱響を䞎える。 れ、止氎域での生態系に奜圱響を䞎える。

カスミサンショりりオ カスミサンショりりオアオダンマ アオダンマ

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モツゎ モツゎ

ドブガむ ドブガむ ニホンアカガ゚ル ニホンアカガ゚ルオオミズスマシ オオミズスマシモクズガニ モクズガニ

むシガメ むシガメ

ドゞョり ドゞョり

メダカ メダカ オオペシキリ オオペシキリ カワセミ カワセ


況ずその呚蟺

どういった察

S = 1 : 15,000

ため池から広がる掻動 ため池から広がる掻動

ゆったり読曞

ため池やプレヌダヌを䞭心ずしお、 ため池やプレヌダヌを䞭心ずしお、

ため池をいろどる暹朚

オンラむン授業で オンラむン授業で 蟲業孊習 蟲業孊習

モクズガニ矎味しい モクズガニ矎味しい

これから広がっおいく掻動を これから広がっおいく掻動を 幎間で考える。 幎間で考える。

ニティを生み

前述の分類により、珟存するため池を分類した。

ありシさんだ ありシさんだ

矎味しい海苔は 矎味しい海苔は 穎が空いおるんだ 穎が空いおるんだ

反射するお月さた 反射するお月さた

おさかな倧持 おさかな倧持

ススキず 牛を他の攟牧地ぞず転牧 牛を他の攟牧地ぞず転牧

オレンゞ収穫 オレンゞ収穫

盎売所で売っおみる 盎売所で売っおみる どきどき どきどき

レタス収穫 レタス収穫

ノリ収穫 ノリ収穫

12 12

搟乳 搟乳

 次のシヌズンぞず 次のシヌズンぞず

11 11

サトむモ サトむモオレンゞ オレンゞ ケダキ クリ りバメガシ レタス レタス 牛さんのフレッシュミルク 牛さんのフレッシュミルク モクズガニ モクズガニ 子ども 子ども Quercus phillyraeoides Castanea crenata Zelkova serrata 皲刈り 皲刈り 出荷準備 出荷準備 10 10 10 - 12m 25 - 30m 10 25m たくさん採れたぞ たくさん採れたぞ コスモス コスモス カボチャ カボチャ ゆったり読曞タむム ゆったり読曞タむム 倩日干し 倩日干し なっお棚田を望む 倏野菜収穫䜓隓 倏野菜収穫䜓隓

キャベツ皮たき キャベツ皮たき 玉ねぎ皮たき 玉ねぎ皮たき



サツマむモ サツマむモ

コナラ  Quercus serrata ハクサむ ハクサむ 25 - 35m ノリ ノリ

ダマモモ ため池の泥を ため池の泥を 田畑に流す 田畑に流す なるずオレンゞの なるずオレンゞの Morella 剪定 剪定 rubra 15 - 25m栄逊たっぷり 栄逊たっぷり 

カレむ カレむ

地域䜏民 地域䜏民

トラクタヌ借りたすね トラクタヌ借りたすね

芳光客 芳光客 新芏就蟲者 新芏就蟲者 蟲家 蟲家 2 拠点居䜏者 2 拠点居䜏者

ススキ ススキ

ススキがきれいだなあ ススキがきれいだなあ

みんなで芋守る みんなで芋守る

土づくり 土づくり

持垫 持垫

トマト トマト

ススキずお月芋 ススキずお月芋

ダギ出産 ダギ出産

玉ねぎ定怍 玉ねぎ定怍

キャベツ皮たき キャベツ皮たき みんなでたき火 みんなでたき火

ワカメ ワカメ



キャベツ キャベツ

ナス ナス

代がき 代がき



スミレ スミレ



スむレン スむレン



ダマザクラ

Cerasusため池から氎を匵るよ jamasakura ため池から氎を匵るよ

6 - 10m

トラフトンボ トラフトンボ ダマボりシ Cornus kousaトンボみっけ トンボみっけ 4.5 - 6m

棚田絶景シヌズンの到来 棚田絶景シヌズンの到来

よっ よっ

case study 2.  ぷかぷかパヌク

あら、こんにちは あら、こんにちは

。

やあ やあ

終わったらみんなでお疲れさた䌚 終わったらみんなでお疲れさた䌚

ラむトアップしおみよう ラむトアップしおみよう

岞から䌞びた桁は池䞭倮に向かうにしたがっお、深くなっおいく。

ク クに氎に近づく。

倚様な生き物ずの同居に気付く。

やがお芖線は氎面ず等しくなる。自分が氎䞭に没入し、ため池や棚田に䜏む case casestudy study3. さらさらガヌデン 3. さらさらガヌデン

それは倖から芋れば氎䜍の倉化を可芖化し、おいしい季節の蚪れを知らせる

っおいく。 いく。

ため池ずしお䜿われなくなった空間。くが地に降り立぀ず、目の高さほどの草原が広がる。  ため池ずしお䜿われなくなった空間。くが地に降り立぀ず、目の高さほどの草原が広がる。

ため池や棚田に䜏む生き物の目線を感じられる䞍思議な空間。 池や棚田に䜏む生き物の目線を感じられる䞍思議な空間。

草原のなかでさらさらずした颚を感じ、人や動物は広倧な空を楜しむ。  草原のなかでさらさらずした颚を感じ、人や動物は広倧な空を楜しむ。

節の蚪れを知らせる装眮にもなる。 蚪れを知らせる装眮にもなる。

防灜・管理䞊残すのは危険なため、池の氎を抜き、ススキやむネ科野草を䞻ずしお怍える。  防灜・管理䞊残すのは危険なため、池の氎を抜き、ススキやむネ科野草を䞻ずしお怍える。

望み、䜜業堎の暪で食の恵みを堪胜する。 、䜜業堎の暪で食の恵みを堪胜する。

将来の就蟲者増加に備えお、再びため池を䜿甚するこずができるよう地圢を残し、  将来の就蟲者増加に備えお、再びため池を䜿甚するこずができるよう地圢を残し、

がなされ、土地に栄逊が蓄えられおいく。

カワセミ セミ ミズカマキリ ミズカマキリ ギンダンマ ギンダンマ

蟲耕機械のシェア 蟲耕機械のシェア

菜の花 菜の花

タマネギ タマネギ

 マダコ マダコ モチノキ ニレ ダブツバキ 玉ねぎ収穫䜜業 玉ねぎ収穫䜜業 汗かいたし 汗かいたし Ilex integra Ulmus spp. Camellia japonica ダギ搟乳 ダギ搟乳 ため池で泳ぐぞ ため池で泳ぐぞ 田怍え 田怍え オレンゞ摘果 オレンゞ摘果 5 - 10m 25 - 30m 3 - 6m 玉ねぎ小屋で也燥 玉ねぎ小屋で也燥 きっかけずした 午埌はゆっくり 午埌はゆっくり みんなでお昌ごはん みんなでお昌ごはん 子どもも䜓隓 子どもも䜓隓 居䜏の促進

玉ねぎ出荷 玉ねぎ出荷

皲の育劙 皲の育劙

土の荒起こし 土の荒起こし

Academic Works

今ある掻動や蟲業䜜業、 今ある掻動や蟲業䜜業、

呚瞁郚のデッキやフットステップからは蟲の共同䜜業を望み、䜜業堎の暪で

土地の栄逊を衰えさせるこずのないよう、呚蟺の耕䜜攟棄地ずあわせお牛やダギの攟牧・転牧拠点ずする。   土地の栄逊を衰えさせるこずのないよう、呚蟺の耕䜜攟棄地ずあわせお牛やダギの攟牧・転牧拠点ずする。

ため池呚瞁、池の䞭の躯䜓偎面は  ため池呚瞁、池の䞭の躯䜓偎面は

呚蟺の朚々を甚いお、家畜の日陰を䜜るためのタヌプ  呚蟺の朚々を甚いお、家畜の日陰を䜜るためのタヌプ

垂盎でなく、緩い傟斜によっお池の 垂盎でなく、緩い傟斜によっお池の

を枡すこずも可胜。牛やダギなどの家畜の を枡すこずも可胜。牛やダギなどの家畜の ずなる、ス ずなる、ス

底に繋がっおいる。緩い傟斜により、 底に繋がっおいる。緩い傟斜により、

スキやむネ科野草を怍える。 スキやむネ科野草を怍える。

生態系のための環境掚移垯である゚ 生態系のための環境掚移垯である゚

ため池の地圢は家畜のフェンスずしおも捉えられ、電  ため池の地圢は家畜のフェンスずしおも捉えられ、電

コトヌンを創出する。 コトヌンを創出する。 ハッチョりトンボ ハッチョりトンボ チョりトンボ チョりトンボ

コペシキリ コペシキリ

線などを匵る必芁はなくなる。 線などを匵る必芁はなくなる。

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Title

Nature in the City, City in the Nature

Type

Research Workshop, 2018

Location

Awaji-island

Publication

パリ・ラノィレット倧孊ずのワヌク ショップにお、京郜ずパリを察象に、郜 垂の䞭の自然・自然の䞭の郜垂を各チヌ ムの芖点からリサヌチ・発衚をおこなっ た。本チヌムでは、各郜垂の䞭心を流れ る河川空間から広がる自然に泚目した。

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29 Publication


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