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蚈枬

45nmぞ向けた分光゚リプ゜メトリ膜厚枬定 Arun R. Srivatsa -– KLA-Tencor Corporation

分光゚リプ゜メトリ(SE)は、近幎の半導䜓工堎においお、薄膜を生産ラむンで管理する䞊で䞍可欠で重芁なテクノロゞであ る。今回、スペクトルの安定性向䞊、短波長の䜿甚、その他倚くの改善によっお、SEテクノロゞは膜厚および屈折率の枬定 のほかに、65nmおよび45nmノヌドでの窒化酞化膜、ボロンでドヌピングされたシリコンゲルマニりム(SiGe:B)、high-k材料な どの、倚くの膜の組成の枬定も可胜ずしたので、それを玹介する。

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r ia l at e dM re ee in rial ate ng M Co Ti

aL

65nmや45nmノヌドに向けお新しい材料や構造が出珟する 䞭、薄膜の枬定技術に察する芁求がたすたす耇雑さを増し、 枬定バゞェット(蚱容倀)は厳しくなっおいる。いく぀かの䞻 芁プロセスでは、もはや膜厚ず屈折率のモニタリングだけで はプロセス管理に䞍十分で、組成、倚孔率その他のパラメヌ タを枬定、あるいは掚察しなければならない。これらのパラ メヌタで光孊特性が䜓系的にばら぀くこずを利甚し、分光゚ リプ゜メトリ(SESpectroscopic Ellipsometry)の応甚分野におい お達成された最近の技術的進歩によっお、High-kゲヌト絶瞁 膜、窒化ゲヌト酞化膜、BドヌプSiGeなど倚様な材料の組成 監芖のために、SEは研究開発や生産環境にうたく採甚されお きた。新しい材料や耇雑な構造を取り扱うにあたっお、プロ

G PS

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Substrate

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図1これたでの技術ノヌドに比べ早いペヌスで、非垞に耇雑な倚 くの新芏材料が導入されおいる

2007幎冬号 歩留たり管理゜リュヌション

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セス管理に関する重芁な課題や芁求があり、光孊的薄膜枬定 技術を䜿った新しいアプリケヌションデヌタや将来性のある ゜リュヌションが怜蚎されおいくだろう。 耇数の分野における課題

65nmや45nmノヌドでは薄膜の枬定技術は耇雑になり、よ り粟床が求められるようになるだろうずいう芋解にはほず んど異論がない。その傟向は、しだいに厳しくなるプロセ スりィンドりず枬定蚱容倀(䞀般的な経隓から蚀えば、トヌ タル膜厚の枬定バゞェットはプロセスバゞェットの10以 例)ず共に、他の二぀の芁因によっお促進される。぀たり、 フロント゚ンドずバック゚ンドのどちらにおいおも倚くの 新材料や革新的な構造が導入されるこずず、モニタヌりェ ヌハ膜厚を生産りェヌハの代わりに枬定するやり方から生 産りェヌハ膜厚の枬定に倉曎されるこず、である(1-5)。 フロント゚ンドでは、倚くの新材料導入によっお枬定やプ ロセス管理䞊の新たな課題が生み出される。たず、Si基板か らSOI(Silicon On Insulator)基板ぞずいう緩やかな移行である。 これらの課題は新たな芁求を生み出す。SOI基板では、薄膜 衚面Si局ず埋め蟌み酞化膜の膜厚ず均䞀性のモニタリングが 必芁である。たた、SOI基板を䜿甚するず、ゲヌト絶瞁膜ず 倚局構造の枬定が非垞に困難になる。衚面Si膜はHeNe波長 (633nm)で透明なので、耇数パラメヌタ枬定(ゲヌト酞化膜、 衚面Si膜、埋め蟌み酞化膜を同時に枬定)ずなり、これは暙 準的な固定アングルの単䞀波長゚リプ゜メヌタ(SWESingle Wavelength Ellipsometry)では枬定䞍可胜である。 Siチャネルに歪みを導入するため耇数の方法が詊みられおい る。䟋えば、圧瞮しながらチャネルに圧力をかけるためBド ヌプBSIG(Ge、B、そしおBドヌプSiGeの膜厚を監芖する必芁 がある)を゜ヌス/ドレむン領域に䜿甚したり、チャネルに匕 匵応力や圧瞮応力をもたらすため高圧をかけた窒化局(応力 19


蚈枬 監芖)を䜿甚したりするのである。プロセス管理の芁求や方 法は䜿甚するパスによっお異なる。ゲヌト酞化絶瞁膜はよ り薄膜化し、より高濃床に窒化されるので、膜厚ず酞化膜 䞭の窒玠濃床のどちらも管理する必芁性がでおくる(図1)。

ス管理にin-die枬定が必芁である(6)。通垞、生産りェヌハ枬定 はスクラブレヌンの倧きなパッド䞊で行われる。埮现化が進 むず、倚くのクリティカルなプロセスが圱響を受ける。䟋え ば、シャロヌトレンチアむ゜レヌション(STIShallow Trench Isolation)では、スクラブレヌンのパッド䞊におけるCMP率ず ダむ䞭のCMP率の盞関関係が著しく乏しい。STIのプロセス 管理には酞化膜ず窒化膜積局のin-die枬定が必芁である。

High-kゲヌト絶瞁膜は45nmノヌドで採甚されるこずが最有 力芖されおいる。候補に挙がっおいるHfSiOxNyのような材料 は、効果的なプロセス管理のために耇数の芁玠/組成を同時 に監芖する必芁がある。より倚くの倉数を監芖する難しさに 加え、これらパラメヌタからの誀差幅が党䜓的な枬定蚱容倀 に食い蟌んでくる可胜性があるので、各倉数の蚱容倀は䞀 般的に厳しくなる。High-k膜の蚈枬に関連したさらなる課題 は、High-k絶瞁膜ずSi膜の間にあるメタルゲヌト電極ず界面 局の監芖である。フロント゚ンドプロセスでは、キャパシタ 甚に2å±€(バむレむダヌ)構造ずナノラミネヌトベヌスのHigh-k材 料積局構造も導入されおいる。

膜厚蚈枬問題の解決

倚くはSEをベヌスずした光孊薄膜蚈枬が、ファブ党䜓を通 しおプロセス管理に広く䜿われおいる。SEは、モニタヌり ェヌハ、生産りェヌハのどちらの枬定にも䜿われる、高速 の非砎壊法である。SE法は2぀の䞻芁な芁玠から成る。぀た り、膜からの情報を抜出する高いスペクトル忠実床を持っ たハヌドりェアず、スペクトル情報ずアルゎリズムツヌル を䜿っお実行可胜な゜リュヌションを䜜り出すアプリケヌ ション技胜である。䞡分野における最近の進歩によっお、 研究開発ず生産環境のどちらにおいおも耇雑な膜の組成が 監芖できるアプリケヌションのような、実行可胜なSEベヌ スの゜リュヌションが生み出された。

フロント゚ンドプロセスでは倚くの問題が起きおいるが、 バック゚ンドプロセスでもLow-k材料ずCuが重倧な問題をも たらしおいる。Low-kのCドヌプ酞化膜(CDOCarbon-Doped Oxide)を関連するバリア局や゚ッチストップ局ず共に䜿甚す るず、より耇雑な積局構造でより厳しい枬定管理が芁求され る。そしお、倚孔質Low-k絶瞁膜は耇雑さを増す。なぜなら、 珟圚のずころは孔のサむズや分垃は生産監芖に䞍必芁なパラ メヌタに思われるかもしれないが、倚孔性ず誘電率の䞀方あ るいは䞡方の掚枬は生産管理に必芁なものだからである。

ハヌドりェアの䞻な技術向䞊ずは、スペクトルの安定性を 高めるこずに぀ながった光孊技術の進歩や、SEをDUV波長 (∌150nm)たで延呜したこずなどがある。これら2぀を組み合 わせるず重芁な芁玠になる。なぜなら、DUV波長ぞの延呜 は、これらの波長でよりすぐれた吞収率を持぀薄い絶瞁膜 からのより倚い情報抜出を可胜ずし、スペクトルの安定性 は解像床を䞊げお枬定誀差幅を最小化し、たすたす厳しく なる芁求を満たすのに圹立぀からだ。

生産りェヌハを怜査するずいう傟向は、特に300mmのモニタ ヌりェヌハをなくしたいずいう願望が背景にあるこずが倧き い。ダむのばら぀きずスクラブレヌンにおけるより倧きい圢 状ばら぀きの盞関関係が乏しいので、堎合によっおはプロセ

Residual spectral errors SpectraFx 0.03

Error-SE1

0.02

0.02

Error-SE2

0.01

0.01

SEα

SEα

ASET-F5x 0.03

0.00 -0.01 -0.02

Error-SE3 Error-SE4 Error-SE5

0.00 -0.01

300

400

500

600

-0.02

700

300

400

500

600

700

300

400

500

600

700

0.02

0.02

0.01 0.00

SEβ

SEβ

0.00 -0.02

-0.01 -0.02 -0.03

-0.04

-0.04

300

400

500

600

700

図2スペクトル残差はすべおの波長でれロに近く、残差の「痕跡」は最新のSEシステムで再珟性がある

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蚈枬 スペクトル安定性は、薄い酞化膜からスペクトル誀差(枬定 スペクトルず理論スペクトルの差)を評䟡するこずによっお 容易に刀断できる。我々の装眮を甚いた䟋で瀺しおいる通 り2぀の䞖代のSEシステム(ASET-F5xずSpectraFx)のスペクトル 品質を調査した(図2)。新しいSpectraFxの残差は、すべおの波 長でかなり小さく、れロに近いようだ。これら生産装眮䞊 での誀差の倧きさは、同様のテストを䜿っお研究レベルの システムから埗られた誀差ず同等であるこずが分かった。 同じように重芁なのは、この最新のSE装眮に芋られる、残 りの小さい残差の「痕跡」はどの装眮でも事実䞊同じよう だ。スペクトルの芳点からいうず、枬定ハヌドりェアは本 質的に合臎する。高いスペクトルの安定性ずシステム間ばら ぀きの少なさは、最も難しい膜アプリケヌションに察しお求 められる極めお厳しい芁求を満たすためのカギである。

SE vs XPS %SiO2 in HfSiOx

a)

%SiO2 (SE)

50%SiO2

y = 0.9881x + 1.0923 R2 = 0.9954

%SiO2 (XPS) %SiO2

%SiO2 (SE)

b)

25%SiO2

y = 0.8012x + 11.828 R2 = 0.9096

%SiO2 (XPS)

%N (SE)

%N

8%N

y = 1.1088x + 1.0751 R2 = 0.9676

%N (XPS)

図3(a) SEを䜿ったHfSiOx膜の組成監芖ず、(b) SEを䜿ったHfSiOx膜 䞭の2組成同時確認

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薄いゲヌト絶瞁膜の光孊的監芖ず蚀えば、浮遊分子吞着汚 染(AMCAirborne Molecular Contamination)の問題は避けお 通れない。詳现な議論も行われおいる。AMCに察応するた め、゚リプ゜メトリ技術ず脱着装眮(desorber)を䜿っお、膜 厚ず薄いSiONゲヌト絶瞁膜䞭のN濃床を監芖しようず、生 産実瞟のある実行可胜な゜リュヌションが䜜成された。こ の゜リュヌションでは、実隓蚈画法(DoEDesign of Experiments)のあらゆる地点で、枬定SEパラメヌタずN濃床のベヌ スラむンデヌタ間によい盞関関係が繰り返し瀺された。珟 圚、この光孊゜リュヌションタむプは䞖界䞭のいく぀かの ファブでうたく実行されおいる(7)。 High-kゲヌト膜の光孊的蚈枬

候補に挙がっおいる材料はほずんどがHfベヌスの酞化物あ るいはケむ酞塩で、HfO2、HfSiOx、HfSiOxNyなどがある。こ れらの材料ず共に、通垞、20∌40ÅのHigh-k絶瞁膜ずSi膜の 間に膜厚5∌10Åの界面局がある。この界面局はバルクHighk材料より誘電率が䜎い。通垞のプロセス管理方法は、 High-k絶瞁膜ずSi間の界面局を電気的に監芖するこずに加 え、膜厚ずバルクHigh-k絶瞁膜の組成監芖に頌っおいる。 これらのHigh-k材料の光孊的特性は組成によっお䜓系的に ばら぀く。特に150nmたでのDUVずいう短波長では吞収率 が増加するため、これらの材料に察しお感床が䞊がる。こ の情報を䜿い、ハヌドりェア、アルゎリズム、アプリケヌ ション方法における最近の進歩を利甚するこずで、SEは2぀ の組成パラメヌタを同時に監芖するこずができる。 開発ファブで行われたHigh-k膜組成の光孊的枬定の䟋ずHfSiOx DoEの結果を図3に瀺す。この䟋では、SEはHfSiOx膜䞭のSiO2濃 床をマッピングし出力するために䜿われた。HfSiO x膜䞭の 50近いSiO2濃床のばら぀きずいう広範囲な組成が、耇数の りェヌハを䜿ったDoEの各地点でサンプリングされた。X線 光電子分光装眮(XPSX-ray photoelectron spectroscopy)は参考 技術ずしお䜿甚された。XPSずSEの䞡方を䜿っお、DoEに基 づき、各りェヌハ党面(䞭心から゚ッゞたで)21カ所の枬定が 行われた。光孊モデルを䜜成するため150nmたでのDUVæ³¢ 長が䜿われた。その結果、組成に぀いおのSE出力ず、DoE各 地点でのXPSベヌスラむンデヌタずDoEでの各りェヌハ内 XPSベヌスラむンデヌタの間に匷い盞関関係が芋られた。 HfSiOxNy膜に぀いおは、膜䞭のSiO2濃床ずN濃床の䞡方を同 時に蚈算するため、最近開発されたアルゎリズムモデルが 䜿われた。そしお、DoEの広範囲な組成ずずもに倉わる各り ェヌハ内の組成ばら぀きを远跡する胜力を確認するため、 HfSiOx膜同様、DoEに基づいお各りェヌハ面内21カ所が枬定 された。ここでも、DoEでサンプリングされた広範囲な組成 でのベヌスラむンデヌタずよい盞関関係が芋られる。 2å±€(バむレむダヌ)構造の監芖

High-k材料ず同じく、SiGeの光孊特性はGe濃床の増加によ っお䜓系的なばら぀きがある。高濃床Bドヌプは光孊特性に 二次的な圱響を䞎える。単局のBドヌプSiGeず2局のSiキャッ プ/BドヌプSiGe/Si構造の䞡方を同じレシピで枬定するため、

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蚈枬 比范的䞀定のB濃床(いくらかばら぀きあり)のDoEを䜿い、 Ge濃床に䜓系的なばら぀きをもたせお、SEベヌスの光孊゜ リュヌションが䜜成された。BドヌプSiGe局䞭のGe濃床に加 え、BノヌドSiGe局ずSiキャップ局の膜厚が同時に枬定され た。ここではX線回折(XRDX-ray diffraction)ず二次むオン質 量分析法(SIMSSecondary Ion Mass Spectrometry)がベヌスラむ ン技術ずしお䜿甚された。先に述べた他のアプリケヌショ ン同様、Ge濃床の光孊的枬定ずベヌスラむン技術間の優れ た盞関関係が達成された。

に瀺す。このBEOLにおける6å±€Low-k膜の枬定では、もたら された倉化を正確に予想する枬定の信頌性を評䟡するため、 単䞀レシピ、7枚のりェヌハでDoEが実行された。合蚈16個 のパラメヌタが同時に枬定された。぀たり、膜厚ずトップ酞 化膜(膜厚のみ枬定)を陀くすべおの局のnずkである。単䞀レ シピを䜿っお、この7枚のりェヌハのDoEに同時にもたらさ れた様々な倉化が正確に予想できるようだ。異なる色で囲た れたずころはミッシングレむダヌ、二重蒞着局、半蒞着局、 膜厚にランダムなばら぀きを持぀局を瀺す。

生産環境で耇数のパラメヌタを同時に远跡調査する胜力は 図4の結果に芋られる。BドヌプSiGeずSiキャップ膜厚はお およそ䌌おいるがGe濃床は異なる4枚のりェヌハを䜿った DoEの結果がプロットされる。暙準的な9カ所Prometrixパタ ヌンを䜿っお、りェヌハの䞭心から゚ッゞたでの枬定が行 われた。BドヌプSiGe局の名目膜厚は1000A以䞊で薄いSiキャ ップ局を持぀。9ヶ所のパタヌン内では、異なるGe濃床で、 リアクタの特城がBドヌプSiGeずSiキャップの各膜厚で再珟 される。たた、生産環境における3装眮からのデヌタは、異 なるパラメヌタに察する結果がよく合臎するこずを瀺しお いる。前述のスペクトル忠実床のお陰で、装眮間ばら぀き の䜎枛が可胜である。

300mmりェヌハでは、モニタヌりェヌハから生産りェヌハ での枬定ぞその比率を高めおいる。モニタヌりェヌハ䞊で は、シンプルな蚈枬ず個々の膜やプロセス監芖が容易であ る。生産りェヌハでは倚局スタックの䞭の同じ膜やプロセ スを監芖するこずが芁求される。枬定はより耇雑になるが 個々の膜やプロセスに察する蚈枬芁求は倉わらない。なぜ なら、より倚くのパラメヌタが積局䞭で同時に枬定されな ければならないからだ。スペクトル安定性ず装眮間スペク

Multiple parameter tracking %Ge in the SiGe:B layer in Si-cap/SiGe:B/Si

超薄膜ONO積局枬定技術

wfr4

190SEシステムず150SEシステムが持぀プロセス倉化を正確 に远跡する胜力に぀いおモニタヌされた。䞡システムは、 高粟床で窒化膜の膜厚を远跡する。190SEシステムは、窒 化膜厚50Åたでトップずボトムの酞化膜厚に察しお均䞀な 反応を瀺すが、それ以䞋の窒化膜厚になるず酞化膜間のず れや盞関を瀺し始める。150SEシステムは、デザむンルヌ ルを通じ、DoE党䜓に枡っお、トップずボトムの酞化膜厚 に察し均䞀の反応を瀺す。よっお、50Å以䞋の窒化膜を持 ぀薄いONO積局のプロセス監芖には150SEシステムが掚奚 される。 倚局、耇数パラメヌタの枬定

優れたスペクトルの安定性ず信頌性のあるアルゎリズムを持 ぀最新のシステムを䜿っお達成された枬定タむプの䟋を衚 2007幎冬号 歩留たり管理゜リュヌション

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%Ge

10%range

wfr3

wfr2 Tool A

wfr1

Tool B Tool C

Si-cap thickness in Si-cap/SiGe:B/Si

wfr1

wfr2

wfr3

wfr4

Nom Tool A Tool B

Si-cap thickness (Å)

Nom + 40Å

Tool C

Nom - 40Å

SiGe:B thickness in Si-cap/SiGe:B/Si Nom + 150Å

wfr1

wfr2

wfr3

wfr4

Nom Tool A Tool B Nom - 150Å

SiGe:B thickness (Å)

薄い酞化物/窒玠/酞化物(ONO)膜の積局はDRAMずフラッシ ュメモリヌ積局のどちらにも䜿われる。90nmノヌドではフ ロヌティングゲヌトフラッシュのタヌゲットN膜厚は50Å以 䞋である(65nmでは30Åたで瞮小するかもしれない)。これは トップずボトムの酞化膜間で極めお高い盞関関係が芁求さ れるので難しい枬定ずなる。この盞関の皋床は2぀の酞化膜 を分ける窒化局の膜厚によっお決定される。なぜなら、窒 化局が薄膜化するに぀れお盞関が著しく匷たるからだ。窒 化膜は短波長で吞収率が䞊がるので、短波長を䜿うこずに よっおトップずボトムの酞化膜間のコントラストが増加す る。これらの枬定を可胜にするため、SE技術は、50Åの窒化 膜を持぀ONO積局向けDUV波長(190nm)たで、そしお30Åた で薄膜化された窒化膜を持぀真空玫倖(VUV、150nm)にも察 応できるように延呜されなければならない。

Tool C

図4SE装眮を䜿った、DoEに基づく、異なるGe濃床でのSiキャッ プ膜厚ずBドヌプSiGe局の膜厚ず組成。生産環境におけるツヌル間 の良奜なマッチングが特に重芁である

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蚈枬 トルばら぀きの枛少が倚局膜ではより重芁になる。6局スタ ックにおける耇数パラメヌタの枬定䟋は、この技術力が進 化したこずを瀺しおいる。しかし、兞型的な生産環境では これほど倚くのパラメヌタを同時に枬定するこずはないず いうこずを蚀及しおおかなければならない。

謝蟞

著者は、きめ现かい技術的議論に加え、文䞭の数倀や図 衚などを提䟛しおくれた、同僚であるKLA-Tencor瀟の Arun Chatterjee氏、Torsten Kaack氏、Zhengquan Tan氏、Sungchul Yoo氏、Shankar Krishnan氏、そしお、STMicroelectronics瀟 のSimona Spadoni氏、Rosella Piage氏、Davide Lodi氏に感謝の意 を衚する。

将来に向けたSE

泚この蚘事は、『Semiconductor International magazine』2006幎12月号に発衚さ れたものである。

SEは今日のファブにおいお膜厚の生産モニタリングのため に遞ばれた技術である。スペクトル安定性のさらなる向 䞊、より短波長に向けたSEの延呜、ハヌドりェア、アルゎ リズム、アプリケヌション胜力の向䞊によっお、SE技術を 䜿った、超薄膜から厚膜たでの組成ずいった、远加的パ ラメヌタを蚈枬するこずが可胜ずなり、これは、65nmや 45nmノヌドに向けお耇雑化する枬定芁求を満たす可胜性 を秘めおいる。珟圚、SEベヌスの光孊膜厚枬定技術は、窒 化酞化膜(ONO)やBドヌプSiGeを含むいく぀かの耇雑なプロ セスずHigh-k材料の開発においお組成をモニタリングする ために採甚されおいる。耇数の分野における最近の技術的 進歩が、生産りェヌハでの枬定ず耇数パラメヌタ、倚局枬 定ぞの移行を加速させおいる。これらの進歩が継続される ず、SEベヌスの膜厚枬定技術は45nm以降の生産における枬 定でも䞻芁な技術であり続けるかもしれない。

参考文献 1. International Technology Roadmap for Semiconductors, http://www.itrs.net. 2. Y.-C Yeo, Q. Lu, T.-J King, C. Hu, T. Kawashima, M. Oishi, S. Mashiro and J. Sakai, Proc of the International Electron Devices Meeting (IEDM), p. 753, 2000. 3. H. van Meer and Kristin De Meyer, 2002 Symp. on VLSI Technology, Digest of Technical Papers, p. 170 2002. 4. H.S.P. Wong, IBM Journal of Research and Development, V46, N2/3, 2002. 5. David Lammers, EE Times, 4/4/2005. http://www.eetimes.com/showArticle.jhtml?articleID=160401538. 6. Arun R. Srivatsa, Yield Management Solutions, Winter 2005, p. 22. 7. Sungchul Yoo, Zhiming Jiang, Eric Wang and Zhengquan Tan, YMS Seminar, Semicon West, San Francisco, July 2006.

Seven-wafer DoE of six-layer low-k stack Wafer 5

Wafer 6

Wafer 7

Ox

Wafer 4

Thickness

Mean

650.6

1048.5

9.9

1007.5

1019.9

1045.4

1001.3

SiC(1) Low-K SiC(2)

Wafer 3

Thickness

Mean

653.4

577.3

613.6

647.2

617.0

593.9

649.4

RI @ 633 nm

Mean

1.7161

1.7224

1.7370

1.7075

1.7193

1.7210

1.7095

Thickness

Mean

2568.9

2640.4

2513.1

2575.5

1238.1

4939.2

2561.6

RI @ 633 nm

Mean

1.3807

1.3640

1.3805

1.3662

1.3785

1.3713

1.3647

Thickness

Mean

423.4

414.8

419.6

789.4

412.9

418.4

363.3

RI @ 633 nm

Mean

1.8548

1.8384

1.8472

1.8368

1.8418

1.8441

1.8394

Low-K

Wafer 2

Thickness

Mean

1266.1

4921.4

2491.6

2551.3

2501.1

2468.0

56.4

RI @ 633 nm

Mean

1.3943

1.3923

1.4042

1.3907

1.3925

1.4069

1.4153

SiN

Wafer 1

Thickness

Mean

524.0

529.2

526.7

526.2

515.6

521.3

559.3

RI @ 633 nm

Mean

2.0350

2.0317

2.0443

2.0361

2.0572

2.0526

2.0594

è¡š1この6å±€low-k積局りェヌハ7枚のDoE枬定の信頌性は、ミッシングレむダ、二重蒞着局、半蒞着局、積局膜のばら぀きをランダムに䜿甚しお テストされた

2007幎冬号 歩留たり管理゜リュヌション

|

www.kla-tencor.com/ymsmagazine

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