Lomography and Snap Competition

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HOW TO BE A SPECIALIST OF

DOUBLE-EXPOSURE 多重露光マスターになる !

ロモカメラやトイカメラはとっても使いやすいカメラで、感性の赴くままに撮影す

といけないとか。でも、これは大した問題ではありません。本当のポイントは、日

るだけで、とても雰囲気のある写真を撮ることができます。でも、中には基本を知

常の風景をわざと壊し、自分のイメージの中にしかない風景を創り出す作業だから、

らないと撮ることができない写真もあります。その最たるものが「多重露光」ではな

ということでしょう。そう、この世には存在しない世界を多重露光の写真は創造して

いでしょうか。多重露光は、1 枚の写真に 2 回以上シャッターを切って像を重ねると

しまうのです。つまり、写真をかわいく撮ろうとか、良い笑顔の写真を撮ろうという

いうテクニックです。フィルムを巻き上げるのを忘れて多重露光をしてしまうことは

ような発想とは根本的に違うもので、どちらかと言えば、多重露光は絵を描く作業

あるものの、敢えて「多重露光をしよう!」と決意しなければ、なかなか撮影する機

に近いものではないでしょうか。だからこそ、脳みそはフル回転。イマジネーション

会はありません。そして、多重露光の基本的な仕組みを知らないと、全くイメージ通

もフル回転。写真を撮るという行為が全く新しい次元へと飛躍するのです。

りにならず、二度と多重露光をやろうとは思わなくなってしまう恐れがあります。

今回、SNAP! では多重露光の基本的な部分をお伝えしたいと思っています。それで

なぜ多重露光が難しいかというと、まず純粋に技術的な問題があるでしょう。黒

もきっと、やり甲斐がものすごいテクニックだと伝わるはずです。ぜひ、みなさんも多

い部分には像が乗りやすいとか、フィルム感度と露出のバランスを少しは気にしない

重露光で感性を爆発させてみてください。きっとビックリするくらい楽しいと思います!

SNAP!

LOMOGRAPHIC SOCIETY INTERNATIONAL PRESENT 世界のロモグラファー 51人の多重露光ギャラリー

ロモインターナショナル WEB との連動企画です

アンケートの内容

多重露光といえばロモグラファーの定番テクニック。ならば、世界中のロモグラファーさんはどんな方法で多 重露光を楽しんでいるのでしょうか。そこで LOMOGRAPHIC SOCIETY INTERNATIONAL さんのご協力 のもと、大々的にアンケート & 作品投稿を企画しました。驚きのテクニックをとくとご覧下さい! ご協力して くださった世界各国のロモグラファーさん、どうもありがとうございます! 文字通り、世界中から作品が集ま りました!

1. 多重露光で撮影するときの好きな被写体は ?

2. 多重露光をどのカメラでやる ? その理由は ? 3. 多重露光のコツ、テクニックは ?

4. 投稿してもらった多重露光写真の解説を

5. 年齢と住んでいる国 • 街を

alarm 1. 興味のあるものならなんでも! 2. LC-A 。とにかく一番大好きなカメラだから。3. 普段は最初のレイヤーは ASA200 で撮影して、2 番目のレイヤーは ASA400 を使いま す。4. 最初のレイヤーはエジンバラ(スコットランド)で撮影して、2 番目のレイヤーはパリで撮りました。ふたつの街がひとつのフレームで重なるところが好きです。5. 22 歳 / Newcastle, UK

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