越
智
誠
作
品
集
MAKOTO OCHI WORKS 2014 - 2017
PORTFOLIO
越智 誠 | Makoto Ochi
1995.10 奈良県生まれ 2011.03 大阪教育大学附属天王寺中学校 卒業 2014.03 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎 卒業 2014.04 神戸大学工学部建築学科 入学 ochimakoto_japan@yahoo.co.jp
2
AWA R D S
2016.05
第 5 回 E & G D E S I G N 学 生 デ ザ イ ン 大 賞 優 秀 賞( 公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア 部 門 )
2016.09
建築新人戦 2016 16選
2017.01
キ ル コ ス 国 際 建 築 設 計 コ ン ペ テ ィ シ ョ ン 2 0 1 6 銅 賞( 近 藤 哲 雄 ) / 佳 作( 長 坂 大 )
COMPETITIONS
2015.10
建築新人戦 2015
2016.05
第 5回 E&G DESIGN 学生デザイン大賞
2016.06
第 3 回 P O L U S - ポ ラ ス - 学 生・ 建 築 デ ザ イ ン コ ン ペ テ ィ シ ョ ン
2016.09
建築新人戦 2016
2017.01
キルコス国際建築設計コンペティション 2016
ACTIVITIES
SKILLS
2014.05 - 10
建築新人戦 2014 スタッフ
2D Drawing
A u t o C A D Ve c t o r Wo r k s
2016.11 -
N E X TA ' 1 7 ス タ ッ フ
3D Modeling
Rhinoceros SketchUp
3D Rendering
SU Podium CINEMA4D
Adobe
Illustrator Photoshop InDesign
Graphic
SAI IllustStudio
Ta b l e t
Intuos 4
2016.03 -
株式会社 日建設計 模型製作アルバイト
CLUB
2014.04 - 2015.02
HOBBY
神戸大学混声合唱団 アポロン
イラスト ピアノ 旅行 3
H I S T O RY
4
5
INDEX
S TAT I O N × C A M P U S 建築のための建築
水平線 ―08
鉛直 /水平
2016.12 - 2017.01
2016.10
3回生後期設計課題
キルコス国際建築設計コンペティション 2016
学内講評会選出作品
銅 賞( 近 藤 哲 雄 ) / 佳 作( 長 坂 大 )
―26
KUAJ掲載作品
AXIS OF ROKKO セミナーハウス
6
H AT S U N E M I K U × A R C H I T E C T U R E ―18
メモリアル空間
2016.10 - 11
2016.06 - 07
3回生後期設計課題
3回生前期設計課題
学内講評会選出作品
学内講評会選出作品
KUAJ掲載作品
KUAJ掲載作品
―30
ゆらぐ境界 子育てスクエア
回遊するミチ ―36
公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア
2016.04 - 09
2016.03
3回生前期設計課題
第 5回 E&G DESIGN 学生デザイン大賞
建築新人戦 2016 16選
優 秀 賞( 公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア 部 門 )
―52
学内講評会選出作品 KUAJ掲載作品
拱廊に住まう 集合住宅
MEKURU ―48
図書館
2016.03 - 05
2015.12 - 2016.01
第 3 回 P O L U S - ポ ラ ス - 学 生・ 建 築 デ ザ イ ン コ ン ペ テ ィ シ ョ ン
2回生後期設計課題
―60
学内講評会選出作品 KUAJ掲載作品
7
S TAT I O N × C A M P U S | 建 築 の た め の 建 築
兵庫県神戸市
2016.12 - 2017.01 3回生後期設計課題 学内講評会選出作品 KUAJ掲載作品
駅[ S T A T I O N ] と 大 学[ C A M P U S ] に 含 ま れ る 要 素 を 解 体 し 、 門 型 フ レ ー ム と し て 相 互 に 貫 入 さ せ る こ と で 、 多 用 途 的 で 利 用 者 を 選 別 し な い 新 たな公共空間を生み出した。待合室はギャラリーに、連絡橋はプレゼンテーション室に、モックアップ室は展示場に変化する。
8
10
STUDIO
STATION
CAMPUS
STUDIO
WAITING ROOM
CAFE MOCK UP
HALL
CAFE
STUDIO HALL MOCK UP ARCHIVE
WAITING ROOM
ARCHIVE
PLATFORM
PLATFORM WAITING ROOM CAFE BOOK STORE
HALL
PLATFORM
MOCK UP
BOOK STORE
BOOK STORE ARCHIVE
EKINAKA
SOUTH - NORTH
HALL
STUDIO
EKINAKA
PLAT FORM
EKINAKA
LINE
CAFE
EXHIBITION
ARCHIVE
STUDIO EKINAKA
MEETING
BOOK STORE
LAB
SLIDE
SHOP
DIVIDE
LAB
PA S T
EAST - WEST
STUDIO
RAILWAY
PUBLIC
CAMPUS
STATION
S TA N D A R D
FUNCTION
DIVIDE
SLIDE
COMPLETE
11
-1000
-4500
EV
ホール
WWC
MWC
講義室
講義室 広場
-2500 切符売り場
MWC
改札
-2500
Bʼ
駅員室
図書スペース MWC 受付
事務室
待合室
EV
製図室
MWC
WWC EV
WWC
-2500 EV
Aʼ
WWC
±0
バス乗り場
-1000
書店
KAWACHI
C -2500
C
切符売り場
木工室兼アーカイブ
構内広場
B
-2000
駅員室
待合室兼ギャラリー
室
改札
カフェ MWC
待合室
WWC
タクシー乗り場
EV
A
-3500
-2500 駐輪スペース
駐輪スペース
-6000
EV
配置図兼 1階平面図 1:400
EV
ホール
WWC
MWC
講義室
講義室
MWC
駅員室 講義室
受付 機械室 事務室
MWC
MWC
WWC
WWC
製図室
WWC EV
WWC
講義室
待合室 MWC
EV
モックアップ室 EV
プレゼンテーション室兼アーカイブ
WWC
MWC
書店
KAWACHI
待合室兼ギャラリー
カフェ
C
C
デジタルファクトリー 木工室兼アーカイブ
室
EV
EV
EV
製図室
EV
2階平面図 1:400
研究室
研究室 モックアップ室
プレゼンテーション室兼ア
製図室
研究室
研究室
デジタルファクトリー
待合室
16
駅員室
カフェ
待合室兼ギャラリー
構内広場
木工室兼アーカイブ
製図室
STREET
INNER STREET INNER STREET INNER STREET
RAILWAY
OVERPASS
OVERPASS
北側立面図 1:400 20 480
500
▽ 3FL GL+7200
▽ 2CL GL+6700
2700
2700
3200
PB t=9.5mm ロックウール吸音板 t=12mm
アーカイブ アルミパネル t=3.0mm
鉄筋コンクリートパテズリ単層弾性塗装
エスキススペース
▽ 1CL GL+3200 150 380
400
800
400
▽ 2FL GL+4000
20
1720
吊り照明:蛍光灯 St t=1.6mm 加工品 カバー
3980
風除室 3180
▽ 前面歩道 GL+1480
1460
A-A'断面図 1:400
置き敷きビニル床タイル t=5mm 合板 t=15+15mm パーティクルボード t=19mm 二重床用束
180 390
20
180 390
▽ 1FL GL+20 △ 設計GL±0 △ 1SL GL-370 △ 基礎梁天端 GL-550 スタイロ打ち込み t=20mm 1480
講義室
2300 1500
講義室
20
コンクリート打ち放し
図書スペース
250
待合室
250
▽ ピットSL GL-2050
5000
B-B'断面図 1:400
4860
矩計図 1:100
17
AXIS OF ROKKO | セミナーハウス
兵庫県神戸市
2016.10 - 11 3回生後期設計課題 学内講評会選出作品 KUAJ掲載作品
宿泊者は軸線上にあるコンクリート壁に挟まれた通路で地中に降りて行き、その先にある水盤と神戸港を臨むことで、外界から遮断された緊張 感を感じる。研修棟は美術館としての機能も果たし、宿泊者の成果物やプレゼンテーションを一般の利用者も鑑賞することが可能である。
18
20
21
THEATRE シアター
STUDIO ホワイエ スタジオ・実習スペース MWC WWC 機械室
SEMINAR ゼミ室 MWC WWC 機械室
Mt.MAYA
RELAXATION
1.6km 男湯 女湯 談話スぺース MWC WWC 機械室
LODGE 宿泊室 リネン室 MWC WWC 警備室 受付 ロビー 事務室 食堂
配置図 1:2500
22
厨房 倉庫
PORT of KOBE 3.6km
A’
シアター
WWC
MWC
スタジオ・実習スペース ホワイエ
機械室
光庭
倉庫
WWC
MWC 厨房
水盤
機械室 ゼミ室 食堂
前庭 光庭 事務室
テラス
受付 ロビー
水盤 MWC
女湯 男湯
WWC
談話スペース 警備室
機械室
A
油圧式 EV
油圧式 EV
宿泊室
宿泊室
配置図兼 1階 /B1階平面図 1:800
MWC
MWC リネン室
リネン室 WWC
WWC
A
南西側立面図 1:400
A’
A-A'断面図 1:400
水平線 | 鉛直 /水平 2016.10 キ ル コ ス 国 際 建 築 設 計 コ ン ペ テ ィ シ ョ ン 2 0 1 6 銅 賞( 近 藤 哲 雄 ) / 佳 作( 長 坂 大 )
目線の高さで都市を貫くという単純な操作で、水平線が現れる。人の頭は水平線をひょこひょこと移動したり、とどまったりして、建物の外に いるのか、中にいるのかわからない。鉛直に積みあがっていく都市のなか、どこまでも続く水平線は、都市の景色を変えていく。
26
大会概要
キルコス国際建築設計コンペティション 2016
2 0 組 の 審 査 員 一 人 ひ と り が 、 金 賞・ 銀 賞・ 銅 賞・ 佳 作 を 選 定 す る 国 際 建 築 設 計 コ ン ペ テ ィ シ ョ ン で す。多くの作品を選定するのは、そのアイデアを見逃さないことで、建築の可能性を広げられるの で は な い か 。そ う 強 く 信 じ る か ら で す 。ま た コ ン ペ テ ィ シ ョ ン が 終 わ っ て も 、一 人 ひ と り の 審 査 員 が 、 どの作品を、どう評価したのかを見られる仕組みをつくることで、すべてのひとが建築について深 く考えられます。私たちが目指すのは、多くの表現を通して建築の未来を考えられる今までにない コンペティションです。
テーマ
鉛直 / 水平 E x p l o r e b e y o n d t h e B o u n d a r i e s o f Ve r t i c a l i t y a n d H o r i z o n t a l i t y
審査員
五十嵐淳 五十嵐太郎 エムエースタイル建築計画 小川次郎 北川啓 介 倉方俊輔 郡裕美 近藤哲雄 トラフ 長坂大 南後由和 畑友洋 前 田 圭 介 松 島 潤 平 み か ん ぐ み 宮 本 佳 明 山 口 陽 登 山 崎 亮 吉 村 靖 孝 403architecture[dajiba]
28
応募総数
266作品
応募資格
どなたでも、いくつでも、応募可能
応募締切
2 0 1 6 年 1 0 月 3 1 日( 月 )
結果発表
2017年 1月 12日 (木)
展覧会
2 0 1 7 年 3 月 4 日( 土 ) ~ 3 月 1 2 日( 日 ) ト ヨ タ ホ ー ム 本 社 セ ミ ナ ー ル ー ム
主催
キルコス国際建築設計コンペティション実行委員会
審査講評
銅賞 近藤哲雄 一発アイデアのようであまり現実的ではないかもしれないが、テーマの水平 /鉛直に対して真剣に取り組んでいると感じたので選出した。人間が あまり気にせず都市にどんどん建てていく建物に対し、一律に同じ高さで切るという無茶苦茶な提案ではあると思うが、実際そういったことが できるのであれば、街並みに対して人間がどういった行動をしているのかがちらちらと見えて楽しそうだと感じた。
佳作 長坂大 水 平 と 垂 直 と い う も の の 見 方 を 提 示 し て い る 案 。垂 直 に 建 っ て い る 建 築 物 を 目 線 の と こ ろ で 全 て 切 っ て み た ら ど う な る か 、と い う 単 純 な 話 で あ る 。 20世紀になってから登場した、コルビジェの水平連続窓やユニバーサルスペースのような水平につながる空間は、ある時期から普通に取り扱う べきものとなったが、そういったものを今ある街の中で、もう一回無理やり作ってみたという絵が描かれていて面白いと感じた。具体的にこの 計画案が実現したらどうかということではないが、都市の現状を見る見方として、こういったことをある思考のきっかけとして取り出すことは 悪くないだろう。
29
H AT S U N E M I K U × A R C H I T E C T U R E | メ モ リ ア ル 空 間
東京都渋谷区
2016.06 - 07 3回生前期設計課題 学内講評会選出作品 KUAJ掲載作品
バ ー チ ャ ル シ ン ガ ー 、「 初 音 ミ ク 」 の メ モ リ ア ル 空 間 。 彼 女 自 身 を 構 成 す る 楽 曲 や イ ラ ス ト 、 C G な ど の 創 作 活 動 が 行 わ れ 、 誰 で も ク リ エ イ タ ー になれる場所となる。クリエイターという点は線に、そして円になって全てを繋げていく。
「 初 音 ミ ク 」 は ク リ プ ト ン・ フ ュ ー チ ャ ー・ メ デ ィ ア 株 式 会 社 の 著 作 物 で す 。 © C r y p t o n Fu t u r e M e d i a , I N C . w w w. p i a p r o . n e t
30
stage
STUDIO CAFE atelier
LOBBY
exhibition
SHOP
「初音ミクと自分」という一対一の関係
いつでもコンサートができる特性を生かし中央
初 音 ミ ク を 起 点 と し た「 ク リ エ イ タ ー 」 と い う
それぞれの創作スペースを配置し初音ミクを取
に巨大なステージを配置
多対多の関係
り囲むネットワークに
STUDIO
atelier
exhibition
32
向かいにいる人の気配を感じる
初音ミクに付随するアクティビティを
波打つ面を重ねたモデルが基本形
ヴォイドを中心とした螺旋状の床
=初音ミクを媒介につながる
コアとしたグラデーション
レベルの変化=アクティビティの変化
切 る・ 捩 る・ 捲 る な ど の 操 作 に よ る 変 化
各フロアのところどころ
多角形の投影装置に初音
に配置される鑑賞用ス
ミクが出現し、建物内の
ペース
どこからでも鑑賞できる
最上階のミュージアムに は音楽や映像を展示でき るシアターを配置
録音スタジオにて本格的 な作曲活動も可能
作詞・作曲をしたりイラ
外から直接アクセスでき
ストを描くことで交流を
るカフェは2つの交流ス
行うスペース
ペースに接続している
33
terrace
lobby exhibition
audience
counter
audience
audience
recording
store
audience
foyer
information
backstage
南側立面図 1:500
34
stage
theater
counter
断面図 1:500
lobby
counter terrace mwc
recording audience
exhibition
wwc
service
exhibition
exhibition lecture
theater mwc
foyer
information
wwc
wwc
mwc
stockyard
lobby
mwc MWC
store
counter theater stage
backstage
wwc WWC
cafe
warehouse
dressing
dressing
dressing
配置図 /平面図 1:600
35
ゆらぐ境界 | 子育てスクエア
兵庫県神戸市
2016.04 - 09 3回生前期設計課題 建築新人戦 2016 16選 学内講評会選出作品 KUAJ掲載作品 エキスパンドメタルや縁側といったバッファー要素から生まれる境界のゆらぎによって、内外のアクティビティが混合し、他者の気配を感じと ることができる。公園や川、住宅地の境界のゆらぎと共に人間関係の境界もゆらぎ、多様な人がこの児童館に関わっていく。
36
外部
外部
内部 内部
半内部
半外部
家型のボリュームを採用すること
入 れ 子 状 に す る こ と で 、 半 内 部・半
外殻をエキスパンドメタルにし、
縁側やウッドデッキ、布や植栽に
棟同士がレイヤーを重ねて混ざり
で安心感を与える。一方で内部と
外部空間ができる。レイヤーを隔
レイヤーを貫いた開口部をとるこ
よってより一層内外の境界がゆら
合い、内外が反転する。ゆらぐ境
外部が分断されている。
てた映像性が出現する。
とで人影が感じられる。
ぎ始める。
界が完成する。
乳幼児・親
38
教育
アンケート・調査
遊び相手
授業・遊戯
児童
学生・高齢者
内外のゆらぎ
周辺とのゆらぎ
人間関係のゆらぎ
かつての児童館では分断されてい
住 宅 地 と 商 業・公 共 施 設 の 中 間 地 点
周辺との境界がゆらぐことで、親だけでなく学生や高齢者など、地域
た外遊びと中遊びが入り混じり、
として、家型の解体を象徴させる
の人々が児童館に関わりを持つようになる。多様な世代が相互に助け
新たな交友関係が生まれる。
とともにスケールの連続性を保つ。
合うことで、地域全体の活性化と児童の発育を促す。
公園
住宅街 河川公園との連続性 都賀川を軸とした建物配置
商業施設
住宅街と商業・公共施設のスケールをつなぐ
公共施設
隣の公園や川、住宅地の境界をゆらがせる
縁 側・ ウ ッ ド デ ッ キ が 内 外 の ア ク テ ィ ビ テ ィ を 反 転 さ せ る
39
40
41
A
B
14000 2000
10000
2000 1000
10000 9000
14000
1000
遊戯室
10000
2000
1000 授乳室 9000
6000
2000
2000
7000
5000
事務室
10000
7000
2000
遊戯室
2000 図書・メディア室
1000
砂場
9000
5000
1000
14000
8000
8000
1000
3000
11000
9000
連絡階段
連絡階段 A’
B’
配置図兼 1階平面図 1:300
6000
5000
調理室
工作室
6000
4500
8500
3000
菜園
B
A ロフト
屋上広場
屋上菜園
閲覧室
A’
相談室
B’
2階平面図 1:300
調理棟
連絡階段
工作棟
菜園で育てた野菜を調理し、屋上で
接続するウッドデッキによって、
中遊びとしてのお絵かきや工作を、
都賀川を眺めながら食事できる。
川に浮いたような感覚を与える。
外遊びとつなげることができる。
東側立面図 1:300
44
事務棟
遊戯棟
メディア棟
事務スペース -カウンター -縁側の
エキスパンドメタルと縁側によって
本棚と閲覧スペースがシームレスに
連続によって子どもと職員が交流。
境界がゆらぐ。
内と外をつなげている。
屋上広場
屋上菜園
事務室
菜園
2000
7000 5000
ロフト
相談室
遊戯室
調理室
3000
4500
1000
1000
7000 10000
8500
A-A'断面図 1:300
図書・メディア室
2000 6000
B-B'断面図 1:300
45
大会概要
建築新人戦 2016
建 築 へ の 高 い 志 と 情 熱 を も つ 学 生 が 、 所 属 す る 教 育 機 関( 大 学・ 短 期 大 学・ 専 門 学 校・ 高 等 専 門 学 校 ) で取り組んだ 3回生以下の設計課題作品を対象にするコンテストである。一次審査を突破した入選 作 品 は 模 型 と と も に 展 示 さ れ 、 二 次 予 選・ 公 開 審 査 会 に お い て 最 優 秀 賞 を 決 定 す る 。 こ れ は 、 い わ ば今後活躍が期待されるルーキー発掘の場であり、他校の学生やその設計課題作品との対決や交流 を通して、自らの構想や技量そして自身が身を置く教育環境を問い直す場でもある。
審査員
小川晋一 芦澤竜一 乾久美子 加藤耕一 武井誠 福岡孝則
応募総数
601作品
応募資格
4 年 制 大 学・ 3 年 制 専 門 学 校 3 回 生 ま で ( 1 年 次 か ら 3 年 次 前 期 ま で の 課 題 作 品 ) 短 期 大 学・ 2 年 制 専 門 学 校 2 回 生 ま で ( 2 年 次 前 期 ま で の 課 題 作 品 ) 短期大学専攻科 1回生まで (1年次前期までの課題作品 ) 高等専門学校 4、5回生 (4年次から 5年次前期までの課題作品 )
46
応募締切
2 0 1 6 年 8 月 9 日( 火 ) ~ 8 月 1 0 日( 水 )
1次審査
2 0 1 6 年 8 月 1 2 日( 金 )
2次審査
2016年 9月 25日 (日)
展覧会
2 0 1 6 年 9 月 2 4 日( 土 ) ~ 9 月 2 6 日( 月 ) 梅 田 ス カ イ ビ ル
主催
建築新人戦 2016実行委員会
審査講評
16選 武井誠 日本の古くからある中間領域をどうやって作るかと考えたときに、エキスパンドメタルを用いたことで、光や風が入ってくる新しい縁側のよう なものができているところが魅力的だと感じた。同時に、この空間が児童館だけでなく、他のビルディングタイプにも利用できるような普遍性 も感じた。
47
拱廊に住まう | 集合住宅 2016.03 - 05 第 3 回 P O L U S - ポ ラ ス - 学 生・ 建 築 デ ザ イ ン コ ン ペ テ ィ シ ョ ン
拱 廊 と い う 単 純 な ア ー チ の 反 復 に 、人 々 の 生 活 が 入 り 混 じ る 。「 内 」と「 外 」、 「 あ な た 」と「 わ た し 」は 曖 昧 に な り 、そ れ ぞ れ の 住 ま い は 交 差 し て い く 。 そこに無機質や退屈はない。人々が待ち望んだつながりが、ただただ連なっていく。
48
敷地側の遊歩道 と公園の小径が 小川を挟んだ一 体の景色を形成 小学生の放課後 の遊び場とな り、地域で子供 を見守る
50
小川
採光 公園
小学校 敷地 3m 通風 3m
耐震性
大会概要
第 3 回 P O L U S - ポ ラ ス - 学 生・ 建 築 デ ザ イ ン コ ン ペ テ ィ シ ョ ン
同じ家が建ち並ぶ街は退屈、と言われる。その一方で、古い街道沿いの街並みは、統一がとれてい るから美しい、とも言われる。ということは、反復には、2つの相反する顔があるのだろうか。退屈 と 美 が 、コ イ ン の 表 裏 に な っ て い る の が 、反 復 な の だ ろ う か 。こ の 謎 を 考 え て み た い 。同 じ 家 が 複 数 、 集 ま っ て で き る 住 区 を 設 計 し て ほ し い 。ま っ た く 同 じ 、で も い い 。基 本 的 に 同 じ 、で も い い 。た だ し 、 「 基 本 的 」 と 言 う と き 、 何 を「 基 本 的 」 と す る か が 問 題 だ 。 反 復 が 、 無 機 性 や 退 屈 を つ く り だ す の で はなく、街に、美しさ、豊かさ、楽しさをもたらすことができたら、それは素晴らしいこと。では、 そのためには、どうしたらいいか。みなさんのアイデアを見せてほしい。
テーマ
同じ家が集まってできる、豊かな街
審査員
青木淳 今井公太郎 乾久美子 前田圭介 野村壮一郎
応募総数
525作品
応募資格
2 0 1 6 年 4 月 1 日 時 点 で 、 大 学 院 、 大 学 、 短 期 大 学 、 高 等 専 門 学 校 、 専 修 学 校( 各 種 学 校 )、 高 等 学 校 、 等 の 学 生 で あ る こ と
応募締切
2 0 1 6 年 5 月 6 日( 金 )
1次審査
2016年 5月下旬
2次審査
2 0 1 6 年 6 月 2 3( 木 )
主催
ポラスグループ
51
回 遊 す る ミ チ | 公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア 2016.03 第 5 回 E & G D E S I G N 学 生 デ ザ イ ン 大 賞 優 秀 賞( 公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア 部 門 )
建物がひしめく窮屈な都市空間の中では、人々が安らぐことのできるオープンスペースが不足している。網目状に張り巡らされた道路という名 の都市の隙間に、緑の祝祭の場を設けることができれば、この問題が解決できるのではないかと考えた。
52
車道により建物同士が分断され、人々が集えるゆとりの
対岸同士がつながり、人が都市を縦横無尽に行き来する
既存の植栽を意識し、樹木同士を結ぶようなゆるやかな
スペースがない
ことができる
波 形 の「 ミ チ 」 を 作 る こ と で 、 二 つ の 歩 道 が つ な が る
数日~数週間
輻射熱
芝生の搬入、設置
人が集まるにつれ設置物が増え、回遊が生まれる
回収
「ミチ」が都市を回遊する
蒸発熱
「ミチ」による緑化は舗装による輻射を防ぎ、芝生の蒸 発散によって気温の上昇を抑えることができる
54
ギャラリー
屋外カフェ
向かいのギャラリーから作品が飛び出し、芝生に展示される。道に沿って並べられ
屋根が緑化されたキッチンは、カフェの出張所。植木鉢に囲まれたウッドデッキの
た絵や、インスタレーションに人々は足を止める。
上で、自然を感じながらくつろぐことができる。
屋外書庫
ワークショップ
木や植物を活用した本棚に、古本や寄贈図書が置かれる。丘になった芝生に寝ころ
集 会 可 能 な ス ペ ー ス 。エ ク ス テ リ ア・ガ ー デ ニ ン グ に 関 す る ワ ー ク シ ョ ッ プ も 行 わ れ 、
びながら、ゆったりと読書ができる。
緑と生活のつながりについて関心を持たせる。
55
平面図 1:100
大会概要
第 5回 E&G DESIGN 学生デザイン大賞
住 空 間 、 商 業 空 間 、 公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア の 分 野 に て 、 住 ま い 方 や 利 用 の 仕 方 、 身 体 面・ 心 理 面 、 省 エ ネ・ 環 境 性 等 の 要 素 と 空 間 の 関 わ り 方 を 考 え た 空 間 デ ザ イ ン に つ い て 、 学 生 の 皆 様 を 対 象 に ご 提 案 い た だ き ま す 。 提 案 部 門 は 、〈 住 空 間 の エ ク ス テ リ ア 〉、〈 商 業 空 間 の エ ク ス テ リ ア 〉、〈 公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア 〉 の 3 部 門 か ら 一 つ を 選 択 し 、 新 鮮 で 独 創 的 か つ リ ア リ テ ィ ー あ る ご 提 案 を い た だ き 、 エ ク ス テ リ ア・ デ ザ イ ン に つ い て 、 幸 せ 感 の あ る 生 活 、 環 境 、 空 間 創 造 の 向 上 を 目 指すことを目的としています。
テーマ
緑・ 光・ 風・ 水 の あ る 暮 ら し 方 - 幸 せ 感 あ る エ ク ス テ リ ア -
審査員
堀越哲美 岡田憲久 加藤和雄
応募部門
住空間のエクステリア部門 商業空間のエクステリア部門 公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア 部 門
応募総数
74作品
応募資格
高 等 学 校 、高 等 専 門 学 校 、専 門 学 校 、短 大 、大 学 、大 学 院 に お い て 空 間・デ ザ イ ン 、 ラ ン ド ス ケ ー プ 、造 園 等 を 学 ぶ 学 生 で 現 在 、 在 学 中 の 個 人 ま た は グ ル ー プ
58
応募締切
2 0 1 6 年 3 月 3 1 日( 木 )
展覧会
2 0 1 6 年 5 月 1 3 日( 金 ) ~ 5 月 1 4 日( 土 ) ポ ー ト メ ッ セ 名 古 屋
主催
東海エクステリアフェア実行委員会
審査講評
優 秀 賞( 公 共・ 都 市 空 間 の エ ク ス テ リ ア 部 門 ) 加藤和雄 「 車 道 の 遊 歩 道 」 の よ う な 都 市 を 豊 か に す る 施 策 は 、 現 在 各 都 市 で 行 わ れ て い る 。 本 提 案 で は 、「 ビ ル ― 歩 道 ― 車 道 ― 歩 道 ― ビ ル 」 と い う 状 況 に 着 目 し 、「 車 道 の 遊 歩 道 」 を 仮 設・ 都 市 環 境 の 観 点 か ら 発 展 さ せ 、 多 様 な ア ク テ ィ ビ テ ィ に 対 応 し た 仮 設 エ ク ス テ リ ア を 示 し て い る 。 車 道 で 分 断 された対岸のビル、歩道に回遊性が形成され、新たな都市体験の記憶がつながっていく日本をイメージできた。
59
MEKURU | 図書館
兵庫県神戸市
2015.12 - 2016.01 2回生後期設計課題 学内講評会選出作品 KUAJ掲載作品
本 を「 め く る 」 と い う 行 為 に 着 想 を 得 た 。 子 供 が 多 い こ の 地 域 に 寄 り 添 う 、憩 い の 場 と し て 設 計 し た 公 園 を め く り あ げ 、そ の 下 に 図 書 館 を 作 っ た 。 内部空間にある吊り下げられた本棚や照明、細柱やゆるやかな丘は外部と連続し、ランドスケープと一体になる。
60
62
多目的ルーム 児童図書
読み聞かせコーナー
自習コーナー
キッズコーナー
授乳室
ブラウジングコーナー AV コーナー
CHILDREN
PARENTS
EVERYONE
「図書館」としての+
本 を「 め く る 」 と い う 動 作 か ら 発 想 を 得 た
「 図 書 館 」 +「 公 園 」
南の公園と一体化し、遊具を置く
めくりあげた下に図書館ができる
63
A
18
GL+100/FL±0
GL+600
▲
GL+600 18
1
17
INFORMATION 2
11
5
13
3
12
EV
6
ADULTS
FL+600
△
FL-600
▲
4 14
FL+600
GL-500
▲ 16
15
18
8 7
CHILDREN FL+600
5 9
A’ GL+600 GL+800
▲
GL+600
10 TERRACE GL+100/FL±0
GL+600
配置図兼 1階平面図 1:250 GL+800
GL+600
GL+600
▲
GL+4100/FL±0
▲
GL+600
A
18
1
17
4
INFORMATION 2
CLOSED-STACKS 11 2
5
3
13
3
12 11
9 EV EV
6
△ △
ADULTS
FL-400
▲
10 14 6
GL-500
▲
5 MULTIPURPOSE 16
MEDIA
15
18 8 7 STUDY
8
5 9
7
▲
A’
GL+600
GL+4100/FL±0 GL+800
▲
GL+600
10 TERRACE GL+100/FL±0
GL+600
2階平面図 1:250 GL+800
65
GL+4100
FL+600
A
1
2
3 GL+8100/FL±0
△
EV
PARK
GL+8100/FL±0
4
1 FL+600
A’
GL+4100
屋根伏図 1:250
66
南側立面図 1:250
12
13
EV
8
14
15
9
5
6
10
7
11
15
A
A’
A-A'断面図 1:250
67
越智誠作品集 MAKOTO OCHI WORKS 2014 - 2017 2017年 2月 20日 著者 越智誠
PORTFOLIO