夏の食品衛生 本格的な夏の到来とともにピクニックやアウトドア料理を楽しむ機会が増えますね。でも、気温が高くなる 夏は細菌がもたらす食中毒が多く発生します。食中毒予防における大事なポイントは適切な調理と正しい 食品の保存です。ここに夏の屋外での食の安全を確実にするポイントをご紹介しますので是非実践 してください。
温度計の使用 グリル時に食べ物にある病原菌を熱処理す るために一番重要な道具は温度計です。 見ただけではちゃんと火が通っているかは分 かりません。そして大切なのはピクニック時に 絶対に食べ物を40°から140° Fのいわゆる 「危険区域」にしないことです。 適切な料理温度 牛肉のハンバーグ 残り物 鶏まるごと
160°F 165°F 185°F
残った食品は小分けして 腐りやすいもの、例えば生鮮食品や料理し た肉類、サラダなどは2時間以上常温に置 いておかないようにしましょう。また気温が 80° F以上になると、常温保存時間はもっと 短く1時間以内になります。残り物はすぐに 包んでクーラーか冷蔵庫に入れましょう。 それ以外の残り物は時間が過ぎたら 捨てましょう。
使ったマリネ液を再利用しない 肉や鶏をマリネして焼く時は、マリネに使った 漬け汁が調理済みの食べ物に付かないよう にすぐ捨てましょう。もし焼いた肉にソースとし てマリネ液を使う場合は肉を漬ける前に別に 分けておきましょう。 生鮮食品と調理した食品を分けましょう ソーセージ、ハンバーグ、鶏、ステーキを焼く 準備ができたら、調理済みの食べ物を入れ る清潔な食器を焼く前の食品が入っていた 器とは別に用意することを忘れないようにしま しょう。またトングなどの給仕用具も 同様です。 きちんと手を洗いましょう あなたはきちんと手を洗っていますか。食べ物 を扱う前後に20秒の手洗いをしましょう。 水が無ければ清潔な湿った使い捨ての布巾 か、タオレット、そして手や調理台等をぬぐう ペーパータオルを用意しましょう。
冷やして保存 生鮮食品たとえば、肉類、鶏肉、魚類、卵、サラダ材料などを40°F 以下で保存できるように、充分な量の氷や冷凍剤を入れたクーラー を準備しましょう。食べ物は冷蔵庫から直接クーラーに移します。 クーラーは車のトランクではなくクーラーのかかった車内で運びましょう。 ピクニックの場所に着いたらクーラーは日陰において蓋は閉 めておきます。そして氷が解けたら補充しましょう。