レガシー
テロワール
エクセレンス
レイル・ヴィンヤーズ 1995年創業。共同設立者のロビン・ダニエル・レイル
ハイディ・バレット、アン・コルギン、キャシー・コリソン、シリア・ウェルチ、ダラ・ヴァレ、 ロビン・ダニエル・レイルがル・パン9月号の「ナパを制する女たち」の記事に載りました。
私は伝説的なイングルヌック・ ヴィンヤーズで育ちました。 ここは家族4世代と名高いワ インのホームです。
1964年にワイナリーが売却された際、この素晴らしい家族の伝 統が終わってしまったと感じました。父のジョン・ダニエルJr. から1970年他界する直前に相続し、妹とヨントヴィルのナパ ヌック・ヴェンヤードをまもっています。
4代目ワインメーカー
ロビン・ダニエル・レイル
1970年代、協働した師匠のロバート・モンダヴィは毎日 私に、父の仕事を発展させながら、自分が引き継いだ遺 産や父を誇りに感じるよう励ましてくれました。 ドミナス
レイル・ヴィンヤーズ メリーヴェイル 1995年
1983年
エリン、シャロン・レイル
ビル・ハーランと共同
と共同設立
設立兼社長就任
左からシャロンとエリン
1982年 クリスチャン・ムエックス と共同設立
左から クリスチャン・ムエックス、ロビン・ダニエ ル・レイル、マーシャ・ダニエル・スミス
ワインメーカー フィリップ・メルカ
フランス出身、ボルドーで醸造学を学び、 カリフォルニアで就業。最も尊敬の念を 集め、成功するワインメーカーの１人
「最近パーカーから世界のワインメーカー トップ9の一人に挙げられたことは、本当 に素晴らしく、大変光栄なことでした。し かし、自分が情熱を傾けるこの分野で、私 のエクセレンスへの追及はまだ始まったば かりです。」ー フィリップ・メルカ
今すぐ楽しめる格別な優雅さや柔らかさを持つと同時に、酸 味、果実、熟成可能な組成を有するようなワイン造りは、常 に微妙なバランスを要します。
フィリップはこのさじ加減に優れています。レイルの代表的 ワインはリリース時に、はっきりと優美さとバランスの良さ を示します。
グスタフ・ニーバウム
既に財産を築いていたグスタフ・二 ―バウムは新しいビジネスの冒険を 求めていた時に、妻と共に、ナパ・ヴァ レーと偉大なる銘醸地になるであろう、 そのポテンシャルに引き込まれました。
イングルヌックを1879年に購入 したニーバウムは石造りのワイ ナリーを建設し、カリフォルニ ア初の第1級ボルドースタイルの ワインを生産しました。
厳格な温度管理法や衛生技術を用い、フランスの偉大な 醸造地に匹敵する上質なワインを造り、ナパ・ヴァレー の名声を確立した先駆的ワインメーカーの一人でした。
モットーであった「量ではなく、質」は、当時やその後 の世代にとって、カリフォルニアの傑出したワイン造り の新しい基準となりました。ニーバウムは第１回ワイン の殿堂the Vintners Hall of Fameで表彰された一人です。
ジョン・ダニエルjr.
「言葉だけでなく、例を示しなが
ら、教授してくれました。これは本 当に知識を持った人の証です。」 -ロバート・モンダヴィ イングルヌックの創設者ニーバウムの 甥の息子にあたるジョン・ダニエルJr. は、ダイナミックなワインメーカーグ ループの一員であり、禁酒法以降のナ パ・ヴァレーでの上質なワイン造りの 水準を高めました。
The Vintners Hall of Fameで殿堂入 りしたダニエルは、1933年の禁酒 法解禁以降、ナパ・ヴァレーとカ リフォルニアで、ワインビジネス を再構築する重要な役目を果たし ました。カリフォルニアワイン協 会やワイン顧問会議の指導に広く 携わり、ナパヴァレー・ヴィント ナーズ創設メンバーの１人でした。
(左から) ロバート・モンダヴィ, チャールズ・フォルニ, マダム・ドパン, ジョン・ダニエルJr.、アル・ハンシンガー
ナパ・ヴァレーを自分のワイン造りのアペラシオンにした最初の人で、 ヴィンテージ−日付と品種を、ラベルに記載した先駆者でもあります。 畑はダニエルの誇りと喜びであり、最高の状態で維持されました。
イングルヌックの名声を取り戻し つつ、ダニエルは多くの人がカリ フォルニアだけではなく、世界で ベストなカベルネ・ソーヴィニヨ ンだと評価するワインを、1930年 代中期から60年代まで造りまし た。これはその後のカリフォルニ アの醸造家たちにとって、秀逸な カベルネワインのレガシーとなり ました。
２０１４ ブループリント ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブラン100% クロッカー・ヴィンヤード セントヘレナ
ファレーラ・ヴィンヤード クームスヴィル
リワ・ヴィンヤード クームスヴィル
65%新
のフレンチオーク
で発
酵、ステンレス・スティールタン クで熟成
2013 ジョージア ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブラン100%
トーテム・ヴィンヤード、 ヨントヴィル・エステート
100%フレンチオークの新 18か月熟成
で
「...恐らく一番奇特で際立った北カリフォルニアの ソーヴィニヨン・ブラン・・・」 ーロバート・パーカー
「ブループリントという名は、夫のジョン・レイ ルへの敬意を表したものです。著名なワイナリー 建築デザイナーとして、ナパ・ヴァレーのアイコ ン的な醸造所とセラーを沢山設計してきました。 ブループリントワインは美味で、多くの方に好ん で頂けるスタイルで、直ぐに楽しめることに焦点 を当てています。しかし、ジョンの多くの建造物 のように、洗練され時代を超越したものでもあり ます。」 .
ロビン・ダニエル・レイル
２０１３ ブループリント カベルネ・ソーヴィニヨン カベルネ・ソーヴィニヨン95% プティ・ヴェルド5% モールヒル・エステート・ヴィンヤード ハウエル・マウンテン ヴァイン・ヒル・ランチ・ヴィンヤード オークヴィル ヘイマーク・ヴィンヤード カリストガ エヴァンズ・ヴィンヤード クームスヴィル ランバート・ヴィンヤード クームスヴィル サン・サヴィーノ・ヴィンヤード 64%新
ヨントヴィル のフレンチオーク で17か月 熟成
２０１２ Ｊ. ダニエル・キュヴェ カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・ソーヴィニヨン97% プティ・ヴェルド3% ヘイマーク・ヴィンヤード カリストガ モールヒル・エステート・ヴィンヤード ハウエル・マウンテン ヴァイン・ヒル・ランチ・ヴィンヤード オークヴィル 75%新
のフレンチオーク 18か月熟成
で
「2012 J. ダニエル・キュヴェ カベルネ・ソーヴィニヨンは… 全く完璧」100ポイント –ロバート・パーカー ワイン・アドヴォケイト 2014年10月
モールヒル カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・ソーヴィニヨン100%
モールヒル・エステート・ヴィンヤード ハウエル・マウンテン
83%新
のフレンチオーク 18か月熟成
で
モールヒルはロビンの父であるジョン・ダニエルJr. の造ったワインに敬意を 表し、名付けられました。 話は
ること 50年代にワインを造った時に、ダニエルの大親友のルイス・マ ティーニSr.が、マウンテン・レッドと皮肉を言いました。
ヨーロッパの急勾配の山に対して、マティーニのワインはなだらかな起伏の丘 の中腹の畑で出来たものだったからです。しかし、ダニエルにその皮肉は効果 がありませんでした。
素晴らしいユーモアのセンスと、特にだじゃれ好きだったダニエルは、イング ルヌック モールヒル レッドで応じました。 面白いラベルは、可愛らしいモグラが、軽く積み上がった土を虫眼鏡で チェックしている絵が描かれていました。
華やかなバックラベルは結論付けています。 「これは絶対ほしくなるワイン！」だと。 現在はモールヒルを山では造っていません！
「各ニューヴィンテージは、挑戦であり、インスピレーションで す。毎年、どうしたら土地や畑の管理をうまくできるのか、前年 より少しでも良いワインが出来るようになるか、研究努力をして います。」 ロビン・ダニエル・レイル
ヨントヴィル
トーテム・ヴィンヤード
トーテムは1839年にジョージ・ヨントがナパ・ヴァレー で最初に葡萄を植樹した畑の一部でした。家族は世代を 超えてこの畑で働いてきました。 トーテムの土地の管理者だという以上に、歴史の一部、 魂、ワイン醸造スタイルの世話役でもあります。
レイル・ヴィンヤーズを設立した際に、ロビンはこの畑の所有権を得て、既存のメル ローからソーヴィニヨン・ブランの樹へと 植え換えを始めました。
今日、ヨントヴィルの3エーカー の畑で、高評価のジョージア ソー ヴィニヨン・ブラン用の葡萄を産 出しています。 毎年たったの300ケースしか生産 されません。
ハウエル・マウンテン モールヒル・ヴィンヤード
1996年、レイル家はハウエル・マウンテンの頂上に ある特別な畑を購入し、モールヒルと名付けました。
西向きのなだからな傾斜地にある畑は、岩を含む浅 い土壌で、岩はまるでコーヒーのクリームのように 表面に上がってきています。これが痩せた畑を形成 し、葡萄は濃縮した風味を造り出します。
これらの痩せた、岩がごつごつし、 乾燥した土壌条件は、がっしりとし た組成で、驚くほど力強く、素晴ら しい熟成ポテンシャルを持った、カ ベルネ・ソーヴィニヨンを産みます。
毎年、モールヒルで何度か収穫を行い、 畑の各区画を表現するユニークな味わ いをとらえます。
２０１５年６月２０日
モールヒル２０周年記念祝賀会
熱心な愛好家にとって、ワインとは芸術作品かもしれ ません。絵画と異なり、上質なワインは抜栓されてか らの一瞬の為に存在します。 儚いものですが、消えることない印象を残すことも可 能です。 レイル・ヴィンヤーズはその瞬間を、皆様と本日共有 できることを光栄に思います。
31