03
March 2016
contents
第一特集 P016
安くて美味しいが詰まっている街
秘密の麻布十番。 P018
本当は秘密にしたい麻布十番気鋭の新店８ P024
麻布十番グルメマップ P026
お洒落なデートは 十番商店街に限る 麻布十番商店街界隈 P030
マニアックな実力派がそろう新一の橋へ！ 新一の橋界隈 P032
会食相手の心を掴む皿が目白押し 二の橋界隈 P034
地元民たちが通うほっこりくつろげる店 南麻布界隈 P036
麻布十番の“隠れ家”エリア 東麻布界隈 P040
倉本康子さん、麻布十番で一杯、いかがですか？ P042
百花繚乱 焼き鳥十番勝負 P044
市井の名店を往く P048
麻布十番地元民が選ぶベストテイクアウト P050
有名人たちの十番お忍び店 P054
生地感ジャケットとローテクスニーカーで十番を闊歩せよ
005 TOKYO CALENDAR
Photos／ND CHOW,Styling／Junko Okamoto,Hair&Make-up／Ayumi Takeshita,
衣装協力：エンフォルド
Photos／ND CHOW, Styling／Junko Okamoto, Hair&Make-up／Ayumi Takeshita, Special Thanks to Nakameguro Iguchi Azabu jyuban
03
ワンピース￥72,000〈ノワール ケイ ニノミ ヤ／コム デ ギャルソン☎03-3486-7611〉
March 2016
contents
P070
Regulars
武井 咲
P014
P072
Style 2016年のNEWトレンドを押さえたい!
COVER TALK
Special Talk
吉松 徹郎 2020年のニューリーダーたちに告ぐ P059 第二特集
高垣麗子の美チャージディナー P078 P083
POWER HOTELS P086
バラ色CAR LIFE P088
土井善晴直伝!「クッキングの“ク”から始めよう」
冬に食べたいアツアツ鍋料理を紹介！
P090
秘密の鍋
P092
あなたの知らない
P098
小宮山雄飛の「“英世” なる食卓」 水野敬也の「美女とのディナーは準備が９割」 P095
予約せずにはいられない愉悦レストラン
吉田類の「酔いどれ時事放談」
TOKYO CALENDAR PICK UP
定期購読・バックナンバー
P009
できたてホヤホヤ！今夜行きたい最新レストラン
ときのもり／ニューディッシュ ムース デリ＆カフェ P011
P096 P097
柳忠之の「続・蔵出しコスパワイン」 P104
Tokyo Delicious Calendar
できたてホヤホヤ！すぐに行きたい最新スポット
P105
TOKYO COWBOY
偏愛系ライター小石原はるかのスターバックス研究所
P013
P106
今月のスマッシュヒット
007 TOKYO CALENDAR
Next Issue
安くて美味しくてツウが集う街
秘密の 麻布十番。 江戸時代から300年以上。はやくから町人、庶民の街として栄えてきた麻布十番は 今でこそ高級な店が軒を連ねるが、一歩路地裏へと足を運べば どこか庶民的で懐かしい隠れ家的居酒屋や、地元民から長く愛される老舗の酒場が 数多く存在する。しかも“港区” 、お洒落な雰囲気があるのだから面白い。 そんな麻布十番の魅力を余すことなく総力取材。十番が一番好きになる！ このエリアで“本当に使えるお店”のすべてがここに。 Photos／ND CHOW,Styling／Junko Okamoto,Hair&Make-up／Ayumi Takeshita, Text／Koichiro Hishiki＠TC,Special Thanks to Nakameguro Iguchi Azabu jyuban
「麻布十番は食べ歩きも面白いし、テイクアウトグ ルメも充実している。イメージは大人で美味しい街 かな？」と語るのは今月号の表紙を飾った武井 咲 さん。ワンピース￥72,000〈ノワール ケイ ニノ ミヤ／コム デ ギャルソン☎03-3486-7611〉
TOKYO CALENDAR 016
路地裏をぶらぶらしながら 食べ歩きを楽しみたいですね
017 TOKYO CALENDAR
美味しい名所が盛りだくさん！
麻布十番 グルメマップ
麻布十番と言っても、色々な地名があって分かりにくい。
そんなアナタが十番ツウになるには、このマップから頭に入れてみよう。 マップ上で色分けされたエリアは、それぞれ雰囲気が違い、 そこに集まるお店もそれにシンクロするように個性を放っている。 次ページからは個性溢れる6つのエリアを中心に、目的別で紹介。 とにかくまずはこの6つのエリア名を覚えておくべし。 Illustration／Takashi Kawakami＠visiontrack TOKYO CALENDAR 024
025 TOKYO CALENDAR
東麻布
一の橋の交差点から赤羽橋方向に広
界隈
お得で安い！がそろう
がる東麻布エリア。手前角にある『ビ ストロチック』のムードのいい外観 が麻布らしい多国籍な空気感を醸し 出している
麻布十番の “隠れ家” エリア 一の橋の交差点から東京タワーへと延びるのが東麻布エリ ア。東京タワーのお膝元という表現がぴったりだ。高級マン ションもあるが、昔からの商店街が連なり、意外にも庶民的 な面もある。そして、隠れ家のようにお店が点在するエリア でもある。 Photos／Naoaki Onishi, Kouichi Takizawa Text／Jun Okamoto
TOKYO CALENDAR 036
看板メニューのひとつ「ズワイ蟹」 。身がたっぷりと詰まったズワイが￥2,500（2 人前）とい
香るソースが卵と好相性の「スフレオムレツ ポルチーニとトリュフのクリームソース」￥
う太っ腹な価格。ほかにもその日のおすすめの鮮魚が充実している
980。ハーブなどでマリネしたマグロが美味しい「熟成マグロとアボカドのタルタル」￥1,100
魚屋の4代目が手がける 住宅街の人気居酒屋
本格フレンチにパスタまで NYスタイルの新ビストロ
魚亀
ビストロチック
4代続く魚屋で、居酒屋を始めたのは40年以
2015年秋にオープンしたばかりのここは“ニ
上前。魚屋という強みを生かして、築地から
ューヨークでフランス人が営むビストロ”が
仕入れる鮮度のいい魚介を豪快に食べさせ
コンセプト。 「鴨胸肉のポワレ ペリグーソ
てくれる。おすすめは刺身の盛り合わせで2
ース」など王道ビストロメニューはもちろん
人前￥5,000。マグロの中トロなどに、白身 やその日のおすすめなど10品以上が大皿に
●港区東麻布 2-12-3 ☎ 03-35837841 11:30 ～ 13:00 ／ 18:00 ～
だが「〆にパスタが食べたい」という欲望も かなえられる。トリュフが香る名物のスフレ
●港区東麻布 3-7-8 イイダアネック ス麻布十番 1F ☎ 03-6435-5900
オムレツは必ず注文したい一品。ナチュラル
11:30 ～ 14:30 ／ 17:30 ～ LO22:
雰囲気の中、蔵元から直送される新潟の日本
なものから国産、ハイレンジまでそろったワ
45 月休 27 席
酒「〆張鶴」と一緒に味わいたい。
インもお楽しみだ。
盛られた姿は壮観。これぞ大衆居酒屋という
LO21:20 日祝休 94 席
「ズワイ蟹のクリームコロッケ」￥1,600。蟹の身がぎっしりと詰まった食べ応えのあるコロッ
ランチで人気の「酢辣タンメン」￥800。穏やかな酸味、ほのかな甘みの後に来るシャープな
ケだ。自家製マヨネーズのあっさりしたタルタルソースで
辛さがクセになる。コクもありつつ後味さっぱりに仕上げたスープが絶品
極上のワインと料理で 深夜までゆったり過ごす
中華の一流店の味を タパスでカジュアルに
ラ フェーヴ
la féve
紫玉蘭
遅い時間や2軒目でも少しちゃんとしたワイ
小さな入り口がプライベート感を盛り上げる
ンや料理が欲しい。そういう時にここを知っ
ここは、シックなチャイニーズレストラン。
ていれば困ることはない。ワインはフランス
本格中華料理の名店『中国飯店』が営むとあ
中心。〆に1杯だけ美味しいブルゴーニュを、
って厨房で腕を振るう料理人は超一流。だ
なんてリクエストにも応えてくれる。フレン チをベースにした料理はその日入荷する食材 によって入れ替わるが、クリームコロッケや
●港区東麻布 3-3-11 1F ☎ 03-55 49-4747 11:30 ～ 14:00 ／ 18:00
が高級コースがメインの本店とは異なり、こ ちらはワインと味わうタパススタイルを取り
●港区東麻布 3-4-16 紫玉蘭ビル 1F・ 2F・3F ☎ 03-5575-7878 11:30
入れている。小ポーションで提供される中華
～LO14:00／17:30～LO23:00 （日
ビーフカツサンドなど、深夜の小腹に効く洋
の前菜はどれも洗練された味わいで、ワイン
11:30 ～ LO21:00） 無休 90 席
食メニューが魅力的だ。
との相性もぴったり。気軽に楽しもう。
037 TOKYO CALENDAR
～ 26:00 日祝休 20 席
Subscriptions
定期購読が便利です！ 忙しい貴 方のお手許に、毎 号 送 料無 料でお届けします。
お申し込みは、雑誌のオンライン書店 東 京 カレンダー fujisan
PC/ 携帯 /スマホ
フリーダイヤル
まで
Search
http:// fujisan.co.jp/tokyocalendar 0120-223-223 （年 中 無 休 、24 時 間 営 業）
※ ご 購 入 時 にメールアドレスの 登 録 が 必 要 になります。 インターネット経 由 でのご 注 文 をおすすめします。 ※お申し込 みは Fujis an .co.jp の 利 用 規 約に 準じます。
Back Number 2015 年 9月 号
2015 年 10 月 号
2015 年 11 月 号
2015 年 12 月 号
2016 年 1月 号
2016 年 2月号
東 京ヒップレストラン
あなたの知らない中目黒
美 味しくて安い店。
食 欲の秋、肉の秋。
RESTAURANT OF THE YEAR
HOTEL AWARD 2015
ご 注 文 は 、ご 利 用 の 書 店 もしくは “ Fujis an.co.jp ”バックナンバー ページへ
Digital
他 、電 子 書 籍ストアで 販 売 中！
東京カレンダー 14周年特別企画
予約せずには いられない 愉悦レストラン
東京カレンダー WEBにて オンライン予約可 https://tokyo-calendar.jp/ restaurant/2788
レストランの数と質で世界を凌駕する 美食の街、東京。東京カレンダー15年分の 編集能力を結集し、ただちに予約するべき レストランを厳選。その中でもひと際異彩を 放ちグルメな大人の胃袋をつかむ、 愉悦なる名店たちをここに紹介！
pizzeria ANTICO FORNO
アンティコ フォルノ
1
薪窯ピッツァが主役の 路地裏ピッツェリア
店
じっくり発酵。丁寧に仕込んだ生地は、約450
る光景、南イタリアの食卓のような陽気なムード
一気に水分を抜きながら焼いたピッツァは、ふっ
に、肩肘張らず美味しいイタリアンが楽しめると
くらモチっとした食感がたまらない。
内でまず目に入るのが、薪をくべ続け、常
に高温を保つ石窯。その存在感や活気溢れ
度の窯に入れて約1分という短時間で焼き上げる。
リピーターが絶えない。仕事の後にちょっと飲み
旬の野菜や新鮮な魚介類、自家製のパテなど
たいとき、友達とワイワイ集いたいときに最適だ。
が日替わりで並ぶ「おすすめ前菜11品盛り合わ
訪れるゲストのお目当ては、薪釜で焼き上げ
せ」もおすすめ。ボリューミーな見た目の華やか
る本格派の「ピッツァ」だ。イタリア産小麦粉
さもさることながら、素材を生かしたシンプルで
と北海道産小麦粉を独自でブレンドした生地は、
深い味わいも堪能できる。前菜から満足できる
天然酵母を使用しており、旨みを引き出しながら
イタリア流のもてなしを、ぜひ体感してみて。
3
2
1. 「マルゲリータ」￥1,280。 店内中央に位置する薪窯で一 気に焼き上げる 2.人気メニ ュー 「牛肉のラグーソース ス パゲッティ」 ￥1,560 3.生 ハムや自家製パテ、マリネな どが並ぶ「おすすめ前菜11品 盛り合わせ」￥1,980
●世田谷区桜新町 2-17-15 サクラビル1F
☎ 03-5477-
0601 11:30 ～ LO14:00（土日祝：12:00 ～ LO14:30 ） ／ 17:30 ～ LO：22:30 月休 （祝日の場合は火休）28 席
TOKYO CALENDAR 098
KAKIDOKORO TOKYO カキドコロ TOKYO
東京カレンダー WEBにて オンライン予約可 https://tokyo-calendar.jp/ restaurant/2879
1
素材の奥深さに感動する 究極の牡蠣料理
南
みが一切なく、プリッとした身は、今まで牡蠣が
1階ではオイスターバーのようにカジュアルに食
ど好評を得ている。
青山の外苑西通り沿いにある、牡蠣をメイ
ンにした美食空間『カキドコロ TOKYO』 。
苦手だった人にも「美味しい！」と言わしめるほ
事とお酒を、2階では和食をベースにした目にも
それぞれ個性が異なる、日本各地はもとより世
鮮やかなコースを楽しめる。
界中から取り寄せている生牡蠣を、アラカルトで
自慢の牡蠣は、美味しさにこだわるのはもちろ
産地別に食べ比べるのもいい。また、コースでは
ん、安心して食せることも大切にしている。その
前菜や土鍋ご飯など、牡蠣の風味をより引き立
ため、入荷する牡蠣はすべて、海洋深層水で24
てる品々のほか、牡蠣以外の海鮮メニューや肉
時間洗浄。さらに、海洋深層水の氷と一緒に、
料理なども贅沢に並ぶ。ソムリエ厳選のワインや
鮮度を保ったまま仕入れるこだわりようだ。 臭
シャンパンで最高のマリアージュに酔いしれたい。
3
2
1.テーブルを華やかに彩る「海 鮮オールスター」 1人前￥3,000 はこれで1人前という豪華さ 2.「南伊Style・大海老炒め〜 アボカドソース〜」 ￥1,600 3.コース（￥6,000） の一例「前 菜三種盛り」には、ふっくら 蒸した牡蠣など繊細な品が日 替わりで並ぶ
●港区南青山 4-1-1 セントラル第二青山 ☎ 03-6434-5610 【店舗１階】 17:30 ～ LO26:00 （土：～ LO23:30）【店舗 2 階】 18:30 ～ LO21:30 日祝休 35 席
099 TOKYO CALENDAR