失敗通して魚に関する業態に専念
幸さんは、大学生時代に名古
歳の時、伯父と共に共和
桜井 紀幸 氏
でも売上は十分出ていたの
で、健全化すれば黒字にでき
る」と事業を引き継ぎ、運営
を見直して黒字化を実現。さ
らに良い部分を「一心」にも
導入し、約8000万円の赤
字を5年で回収した。その後
は堅調に推移している。
これらの経験を通して職人
育成と従業員教育に力を入れ
つ つ、 「魚に関する業態以外
月、北海道の水
営する札幌シーフーズとのコ
産仲卸で立ち食い寿司店も運
そして昨年 その直後、退職する職人が
歳で会社を継いだ。
と決めた。 を離れて「一心」を立ち上げ、 には手を出さない」
続出したことから職人に頼ら
12
大きな夢や目標を持つ人が多 り、桜井さんは経営者になる
短 期 留 学 で カ ナ ダ に 渡 る と、 父親に譲るつもりだったと知
その後、卒業前に3カ月間の も経営しており、回転寿司は
験 し 飲 食 業 の 楽 し さ を 知 る。 歳で急逝した。伯父は別会社
は寿司だと実感した」 という。 るかどうかなどは合議制で決
と ご と く 失 敗。 「当社の強み
ンなどに手を出すものの、こ
やステーキハウス、イタリア
ない店を作ろうとお好み焼き
財務状況を公開して、出店す
目標は立てず、店長以上には
桜井さんは「具体的な出店
ラボ店で関東に初進出した。
広く取り扱う企業の営業職に で経営の勉強や人脈作りに励
国。業務用から家庭用まで幅 店向けコンサルティング会社
から買収を持ち掛けられた
過の時にまぐろの仕入れ業者
転機になったのが、債務超
=関連記事6面
も取り組みたい」と話した。
化や漁業が抱える課題解決に
めている。今後は漁港の活性
【オープン】 ターナフォルノエビスタ/俺の天ぷらバル心斎橋 ………………5,6
「 ま ぐ ろ や 石 亭 」 だ。 「赤字
IZAKAYA万博特別対談/後編 《sio》鳥羽周作代表× 居酒屋甲子園・山崎聡7代目理事長 「おいしさ」をどう作っていくか …2〜4 大庄、羽田空港に魚居酒屋の新業態 ……5 共和フーズ、札幌の仲卸とコラボし 回転寿司で関東初進出 ……………6 居酒屋甲子園が第16回大会に向け方針発表 「共に生きる」テーマに発信強化へ ……8 本紙調べ・22年12月度上場外食既存店売上高 「第8波」も約85%が増収 ……………9 すぎうら、新業態はマグロ専門店 焼肉形式で食べ尽くす ……………12
就職し、営業成績は常に上位 む。そして2007年、FC
になるという目標を抱いて帰 た。 そ の た め 2 年 間、 飲 食
いことに刺激を受け、経営者 に は 継 ぐ の が 近 道 だ と 考 え
48
屋の「吉野家」でアルバイト フーズを創業し回転寿司のF
24
した際にバイトリーダーを経 C店を運営していた父親が
30
●今号のおしながき●
のりゆき さくらい
愛知・名古屋出身の桜井紀 を維持していたという。
漁業が抱える課題解決にも貢献を
共和フーズ 代表取締役
第1709号 (毎月5日・15日・25日発行) (昭和49年11月25日第三種郵便物認可)
令和5年2月15日(水) (1)
飲食人の必読書