Japan Food Service - 令和5年2月15日号

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失敗通して魚に関する業態に専念

幸さんは、大学生時代に名古

歳の時、伯父と共に共和

桜井 紀幸 氏

でも売上は十分出ていたの

で、健全化すれば黒字にでき

る」と事業を引き継ぎ、運営

を見直して黒字化を実現。さ

らに良い部分を「一心」にも

導入し、約8000万円の赤

字を5年で回収した。その後

は堅調に推移している。

これらの経験を通して職人

育成と従業員教育に力を入れ

つ つ、 「魚に関する業態以外

月、北海道の水

営する札幌シーフーズとのコ

産仲卸で立ち食い寿司店も運

そして昨年 その直後、退職する職人が

歳で会社を継いだ。

と決めた。 を離れて「一心」を立ち上げ、 には手を出さない」

続出したことから職人に頼ら

12

大きな夢や目標を持つ人が多 り、桜井さんは経営者になる

短 期 留 学 で カ ナ ダ に 渡 る と、 父親に譲るつもりだったと知

その後、卒業前に3カ月間の も経営しており、回転寿司は

験 し 飲 食 業 の 楽 し さ を 知 る。 歳で急逝した。伯父は別会社

は寿司だと実感した」 という。 るかどうかなどは合議制で決

と ご と く 失 敗。 「当社の強み

ンなどに手を出すものの、こ

やステーキハウス、イタリア

ない店を作ろうとお好み焼き

財務状況を公開して、出店す

目標は立てず、店長以上には

桜井さんは「具体的な出店

ラボ店で関東に初進出した。

広く取り扱う企業の営業職に で経営の勉強や人脈作りに励

国。業務用から家庭用まで幅 店向けコンサルティング会社

から買収を持ち掛けられた

過の時にまぐろの仕入れ業者

転機になったのが、債務超

=関連記事6面

も取り組みたい」と話した。

化や漁業が抱える課題解決に

めている。今後は漁港の活性

【オープン】 ターナフォルノエビスタ/俺の天ぷらバル心斎橋 ………………5,6

「 ま ぐ ろ や 石 亭 」 だ。 「赤字

IZAKAYA万博特別対談/後編 《sio》鳥羽周作代表× 居酒屋甲子園・山崎聡7代目理事長 「おいしさ」をどう作っていくか …2〜4 大庄、羽田空港に魚居酒屋の新業態 ……5 共和フーズ、札幌の仲卸とコラボし 回転寿司で関東初進出 ……………6 居酒屋甲子園が第16回大会に向け方針発表 「共に生きる」テーマに発信強化へ ……8 本紙調べ・22年12月度上場外食既存店売上高 「第8波」も約85%が増収 ……………9 すぎうら、新業態はマグロ専門店 焼肉形式で食べ尽くす ……………12

就職し、営業成績は常に上位 む。そして2007年、FC

になるという目標を抱いて帰 た。 そ の た め 2 年 間、 飲 食

いことに刺激を受け、経営者 に は 継 ぐ の が 近 道 だ と 考 え

48

屋の「吉野家」でアルバイト フーズを創業し回転寿司のF

24

した際にバイトリーダーを経 C店を運営していた父親が

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●今号のおしながき●

のりゆき さくらい

愛知・名古屋出身の桜井紀 を維持していたという。

漁業が抱える課題解決にも貢献を

共和フーズ 代表取締役

第1709号 (毎月5日・15日・25日発行) (昭和49年11月25日第三種郵便物認可)

令和5年2月15日(水) (1)

飲食人の必読書


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