PORTfOLiO 2017_05_15_Mon.
YUKI ISHII 1
石 井
2
優 希
/
Y u k i
I S H I I
1993.05
東京都赤羽に生まれる
2012-2016
横浜国立大学理工学部建築教育課程に在学
2016-
横浜国立大学大学院 建築都市スクール /Y-GSA に在籍
0000 目次 INDEX
01
「小さな利他性の集まりがつくる公」-post-industry-
02
「外を纏う」- ラ • アトレ学生実施コンペ -
p.5-p.23
00. テリトリーに関する考察
p.25-p.37 複層ガラス
フィーレンデール梁 エキスパンドメタル FIXガラス窓
手すり
手すり フレキシブルボード
フレキシブルボード
03
フレキシブルボード OSB合板
OSB合板
「テリトリーの混在系:- 再読 :MunicipleOrphanage-
p.39-p.51
手すり
手すり
キャットウォーク
OSB合板
カグベヤ
手すり
ボイドスラブt=300mm
壁: RC打ち放し t=250mm
1500
04
1500
1500
1500
3000 9000
「ほどわごん」- 屋台から地域に介入する -
3000
1500
1500
1500
1500
3000
3000
3000
3000
3000
9000
3000
3000
3000
3000
9000
p.53-p.57 17
3
4
01
「小さな利他性の集りがつくる公」
都市は短期間につくられることはないから、歴史を含んだ存在ということになるだろ う。都市と建築を考える上では、誰もが、いかに歴史に接続するのかという想いと、 新しい構想がどうやって次の歴史をつくりだすのか、という矛盾した問いに直面する。 藤原スタジオでこの問いを深めていく鍵として産業ということを取り扱う。産業とい うのは、地域の生活の可能性をつくりだすものだが、同時に地域の生活を随分と制限 するものでもある。産業の隆盛の中で、伝統が形を変えて生き残っていくのか、ある
-POST-INDUSTRYY-GSA 藤原スタジオ課題 スタジオ優秀作品 / ゲストクリティーク前田圭介賞
いは新産業によって地域の価値そのものが大きく転換していくのか。 産業が面白いのは、地域の独自性がありながら、世界全体で結節しながら変化してい ることだ。例えば、イタリアのアグリツーリズムについて詳細に理解することが、石 巻の漁業を変えていくことに繋がるのかもしれない。これからの建築家に不可欠なロー カルとグローバルを行き来する思考法、地域全体にコミットしていく建築を構想する。
5
0101 敷地:文京区小石川 - 製本印刷業の町工場ムラ -
敷地は東京都文京区小石川にある、南戸崎町という場所です。 ここは隣にある共同印刷という大手印刷製本会社の下請けが集積し た製本業の町工場のムラです。 共同印刷
現在、従来の製本業の衰退と周辺の住宅需要の急増によるタワー
SITE
マンション開発が進んでおり、両手をあげて土地を手放し製本産業 とともに生まれた固有の生活環境が放棄されつつあります。
小石川植物園
東京大学
東京ドーム
N 6
東京都文京区
南戸崎町
0102 町の更新の行方 斜陽する産業は手放しで土地と文化を売り払う
凡例
稼働している工場
現状の町の更新の され方の分析から
産業集積の弱体化 空き工場
製本業の斜陽化 再開発需要の急増
空地・駐車場 ( マンション化 ?)
などの理由から、製本業集積の生んだムラは解体されつつある。
別の未来を 提示するような 新しい更新の手立てを 計画する。
7
0103 3つの提案から町の未来を構想する。
提案は大きく分けて次の三つです。 都市的、建築的、運営的な切り口から、小さな建築を大きく考 えていきます。 多角的な視点を一つの建築設計に持ち込むことで、小さくとも 都市のよな多様な経験と固有性を持った空間を構想できると考 えている。
①街区の更新に介入する
②製本業の町の生活の形式
町の更新の全体像をリサーチ
産業集積が生み出した町の生
製本業の産業構造の変化に合
し、異なる方向の更新手法を
活形式を建築のタイポロジー
わせるように、町の仕事の構
構想し新しい未来へ接続する。
とし、町の状況が変わっても
造の変化も要請されているの
その町の固有の暮らし方が続
ではないか。
いて行くのではないか。
8
③ " 新しい製本業 " の働き方
0104 二つの竿地より見る。
製本業の産業構造の変化に合わせるように、町の仕事の構造の変化も要請されているのではないか。
製本業の産業構造の変化に合わせるように、町の仕事の構造の変化も要請されているのではないか。
9
0105 提案 1
①街区の更新に介入する 町の新陳代謝チャート
1, 駐車場化した土地
2, 高層マンションの建設 NOW
1, 駐車場化した土地 1, 駐車場化した土地
町の更新の行方を想像する。
斜陽化によ
建て替え不
り営業困難
可や土地生
化など。
理のための 時間つぶし
0. 製本業の廃業
1. 駐車場化
2, 高層マンションの建設
針灸的更新手法の提案
大量の新規 住人により 既存住人の 生活が追い やられる
2. 高層建物開発
町に点在している建て
22m 高度地区 / 容積率
将来的には空き工場や
替え不可能で不動産価
300%/ 建ぺい率 60% を
周辺住人との直接的な
値の低いと見なされる
フルに使い、最小限の
関係を構築して行く。
街区の裏側に手を加え
フットプリントの塔の
る。
ような建築を街区の裏 側 に 挿 入 す る こ と で、 街区全体の環境を整え る。
10
0106 断面図:街区全体を一つの環境とみなし関係を設計する。
▼最高高さ GL+18720 1890 ▼7F床 GL=16730
2180 ▼6F床 GL+14550
2090 ▼5F床 GL+12560
3790 ▼4F床 GL+8770
▼3F床 GL+6380
3380
2777
4847
▼2F床 GL+3000
3000 ▼GL
6175 3600 X1
3600 X2
X3
11
0107 提案 2
②小石川製本業の生活の形式 町の生活体系マップ
町の形式の建築化の提案 通り
軒先
7.
住居
1.
2.
4.
3. 分業体制の工程が個々の生活に持ちつ持たれつの密実な関係 性を生みだし、職住一体となった生活の中にたくさんの他者 が登場する。 この街に暮らす人々にとっては、他者の軒先は自分の家の一 部のようにのんびりとでき、またふらりと立ち寄って途を開 くことのできるテリトリー性がある。
5. 6.
この固有の生活体系を形式として取り出し、この町に新しく 住まう人たちが今いる住人との関係を結び、" 新たな製本業 " の枠組みをうむための手助けとなることを期待した。
1. 折本済みの梱包が下に降りてくるまで、引き戸を開けて何も言わずに待っている。 2. 配送の帰りに、用もなく引き戸を開けては夜ご飯をおすそ分けしてもらう。 3. 新しく始めた丁合い屋さんのところには、ひっきりなしに作業中でも町のが様子を見にくる 4. 引退したおじいさんが、機械を譲った若者のところへ技を教えに出入りする。 5. 前工程のおじさんは引き戸を開けて、声もかけずに置いて去る。 6. 昼に少し不在でいると、昼ごはんの残り物のおすそ分けが伝言とともに置いてある。 7. 仕事が少ない時期には、製本従事者ではないママさん達とのお茶会が開かれる。
12
0108 提案 3
③ " 新しい製本業 " の生活 " 新しい製本業”
" 新しい製本業”の人々
企画
デザイン 一人出版社
8.5
屋上
27.9 ㎡
住居 D
4.86 ㎡
soho D
9.72 ㎡
住居 C
4.86 ㎡
soho C
9.72
住居 B
9.72 ㎡
studio B
14.8
キッチン
16.6 ㎡
住居 A
7.8
soho A
16.2
カフェ / シェアオフィス B
24.3
活版印刷所
40.5+
共用部
㎡
コーディネート
レクチャー
" 新しい製本業”の職住混在の提案
一人出版社の夫婦
アート
リトルプレス
テキスタイルデザイナー
" 現在の製本業”
刷本 折本 丁合い
㎡
アートディレクター
かがり縫い
㎡
表紙固め 糊付け
生涯学習大学の講師
三方断裁
㎡
梱包 ノマド編集者
これまでの製本業は、分業の末に高い技術を獲得した。しかし現在では、
㎡
㎡
機械の小型化や工程の短縮、媒体の多様化などから既存の分業体制そのもの が時代との齟齬を起こしている。 新しい時代の製本の町を考え、 ”製本業”と呼ばれる人の裾野を広げていく こと、今の製本の仕事の実情を見つめそれらを流動的に受け入れていく場所 を提案する。
リトルプレスショップ
㎡
破綻しかけている閉じたムラ的産業共同体に、新しい空気を入れて風通しを よくする。 13
0109 1 階周辺図 S=1:100
戸建て住宅
集合住宅
丁合い工場
1 階平面図・周辺図 S=1:100 975
X1
X2
3600
1950
X3
3600 3600
2625
戸建て住宅
戸建て住宅
戸建て住宅
900
Y1
活版印刷工場
3600 5400
活版ショップ
共同作業場
Y2 900 3600
戸建て住宅
Y3
2700
事務スペース 戸建て住宅 5400
Y4
2700
製本工場 折本工場
Y5
2700 5400
Y6
シェアオフィス 2700
エントランス
Y7
N
14
900
900
2700
1800
x1
900 3600
X2
X3
0110 2F 周辺図 S=1:100
戸建て住宅
集合住宅
0111 3F 平面詳細図 S=1:50
丁合い工場
2 階平面図・周辺図 S=1:100
3 階平面詳細図 S=1:50 975
X1
X2
3600
1950
X3
3600 3600
2625
875
戸建て住宅
戸建て住宅
戸建て住宅
900
Y1
3625 3600
カフェ / シェアオフィス B
900 1725
Y2
1775
Y2 900
住居 A SOHO A
3600 3600 3600
戸建て住宅
2775
Y3
2700
Y1
戸建て住宅 5400
2700
製本工場 Y5
2700 5400
Y6
2700
Y7
N
900
900
2700
1800
x1
900 3600
X2
X3
N
1500
3600
900
1500
3600
900
X1
X2
15
900
900
シェアオフィス A
Y4
0112 4-5 階平面詳細図 S=1:50
4階平面詳細図 S=1:50
5 階平面詳細図 S=1:50
900
900
Y2
1800
1800
Y2 SOHO D
住居 B STUDIO B 900
900
3600
3600 900
800
共同キッチン 1175
Y1
1800
Y1 住居 C
EV
900
N
16
EV
2500
900
1100 3600
X1
900
725
900
SOHO C
X2
900
900
900
900
1725
1875
900
3600
X1
900
X2
0113 6-7 階平面詳細図 S=1:50
6 階平面詳細図 S=1:50
屋上階平面詳細図 S=1:50
200 975
900
900
Y2
Y2 2425
共同テラス 1645
住居 D
3600
3600 1950
1955
Y1
3850
900
X2
900
2025
3600
X1
900
N
3850
900
900
1550 900
Y1
3600
X1
X2
17
0114 新しい働き方と住み方の多様さ
18
0114 新しい働き方と住み方の多様さ
多様な働き方が生まれている現代に おいて、この製本業の街に新しく町 の人を迎え入れることで、変化して しまった製本業を更新していく。
その際にやっってくる人々は職住一 体と一言で言っても、少し離れたと ころからシェアオフィスを使う人。 大きな部屋で制作をする人。お店を 開きながら空き時間で web デザイン を行う人。ただただ製本の街を愛し ている人。週末だけ家先で勉強会を する人。soho のような働き方の人な どみんなバラバラである。
そんなバラバラを受け入れるバラバ ラな住居のカタチが一つに集まって、 一つの小さな塔状の建物が出来上 がった。
19
0115 町のような経路の体験
20
0115 町のような経路の体験
町の住戸間の都市的な関係を一つの建物の中に生み出すと、町のような小さな小さな建物が出来上がった。住戸間を行き来する時の動きは 垂直で、その経路には必ず階段が出てくる。ここでは、町の中での移動が大きい坂や急な階段、見晴らしのいい通りを介して行くように、 ここの移動の体験が異なるように階段の位置や素材、寸法を計画した。 住戸間の移動はネットワーク的ではあるが、その経路自体が特別な体験となる。
21
0116 街区全体に住む
22
0116 街区全体に住む
街区の裏側は暗く、たくさんの住戸の窓に囲まれ てとても居心地の良い場所じゃない。 そこで建物のボリュームをできる限り細くし周辺 の住戸と距離をとることで、お互いのプライバ シーを保つとともに、明るさ、風の通り、さらに は窓の外へ広がる開放性を双方に獲得する。 ここでは、下層階においては壁や階段を置く位置 を周囲の住居との関係から一つ一つ決定して行く ことで、大きな窓を作りつつ個々の居場所を確保 することができる。 上層階においては、木造住宅の屋根の海の上に突 き出ることで陽の光や眺望を得ることができ、こ の町の愛らしい風景を家と連続的に捉えながら 日々の生活が営まれる。 23
24
02
「外を纏う」
ライフスタイルの多様化が進む今、これからの賃貸住宅には、既成概念にと らわれない新たなスタイルが期待されている。例えば、 「1 階の部屋」は敬遠 される現状であるが、多様なライフスタイルが考えられる今こそ、その「弱み」 を「強み」に変えられるかもしれない。 物件の持つ負の要素を、如何にプラ スに変換できるかが、 今後の賃貸住宅にとって大きなテーマとなろう。今年の改修物件は、世田谷
- 賃貸マンションの角部屋の環境を再構成する ラ・アトレ学生実施コンぺ 最優秀 / 実施作品
区「自由が丘」とした。駅にも近く、住宅はもちろんソーホーとしても良い ものとする。どんな人が住み、どんな住まい方をするのかは、各自で設定し、 魅力的な住空間を、自由な発想で考えてほしい。ただし、収益物件である以上、 投資と回収を意識することも必要だ。「すむ」という当たり前の行為を見直す ことで、これからの賃貸住宅に何が必要かを「かたち」にして提案して欲しい。
25
0201 敷地:賃貸マンション 1 階角部屋
”キョリ”の不具合
① . 外とのキョリ : 音や視線などに晒される。
既存の躯体
② . 外からのキョリ : 中に入ると個々の部屋に行くだけの機能的な体験
26
0202 無機質な躯体から、豊かな環境を見つける
" 角部屋 " の魅力を掬い、再編集する。
ひとつなぎに細長くつなぎ直す
ばらばらに
ぐるっと回す
" 間取り " を一度忘れて
ひとつなぎの空間に再編集
もう一度”角部屋”の中へ
そこにある環境ごとにバラバラに
27
0203 体験図 : 奥行きをもった角部屋にすむ体験
ベッド
28
水廻り
キッチン
仕事場
打ち合わせ
玄関
共用廊下
町
小さな環境から場所を一度分解し、つなぎ直すと、一本の細長い部屋のような体験が浮かび上がる。
0204 平面図 S=1:30 既存の躯体と新たに手を加えられた部分が集まって場を作る
床:モルタル仕上げ ウレタン塗装クリア FL=-350,CH=2490
床:モルタル仕上げ ウレタン塗装クリア
床:フローリング調ビニルシート lilycolorナチュラルオーク LYT83373
FL=-350,CH=2490
FL=-350,CH=2300(天井新設)
100
150
床:モルタル仕上げ ウレタン塗装クリア FL=-250(既存FL),CH=2300
床:フローリング調ビニルシート lilycolorナチュラルオーク LYT83373 FL=±0 (既存利用)
FL=±0(既存利用)
FL=±0(既存利用)
1500 200
0
0.6 0.2
2 1
4(m) 29
0205 道 / 庭 / 内部の路地 / ベッドルーム
30
0205 道 / 庭 / 内部の路地 / ベッドルーム
室4
室2
前庭
前面道路
618 シナ合板t=5.5mm 横張り オスモ塗装 ラワン合板t=9mm 木桟 30mmx40mm @300mm 前庭 948 シナ合板t=5.5mm オイルステイン塗装 1102 306
▽既存FL
250 100
ウレタン塗装クリア モルタル金ゴテ仕上げt=80mm
250
1430
1430
1430
60
860
31
0206 曲面壁がぐるりと畳まれた内部を生む
32
0207 展開図の一部 " 外を纏う " ことを細部にまで目指した
東側道路面 窓枠 詳細図 4周同様 SCALE=1/5
曲面の展開図と割付図①
上り框 詳細図 SCALE=1/3
曲面の展開図と割付図②
迂回壁 コーナー取り合い図
床:ビニールシート2.5mm lilycolorナチュラルオーク LYT83373
10
既存アルミサッシ
1800
1800 1500
600 1500
300
A
A
B
B
900 600
1800
C
30
D
C
E
D
1200 1800
B
ラワン合板t=9 既存窓枠
1800
1800
1200 1800
ビニルクロス巻き込み
C
900
巾木
30X40木材
B
E
既存床レベル?
50
350
1800
ラワン合板t=5.5
A
C
D
A
E
E
C
C
D
D
B
B
A
A
E
E
B
D
150
1800
交互に勝ち負け チリを切除
壁:WVP9309(東リ ビニル壁紙)
壁:WVP9309(東リ ビニル壁紙)
木製片開き戸 シナ ランバーコアt=24、白塗装
壁:WVP9309(東リ ビニル壁紙)
プルノブ PC-327-XN
迂回壁 垂直断面図 詳細図
引き違いガラス戸 木小枠(白塗装)、木サッシ(白塗装)
壁:クロス貼り WVP9309(東リ ビニル壁紙)
レンジフード ミニマル4540W キッチンパネル アイカ工業取り扱いセラール白 棚 シナ合板 CL d=15 880×150 壁:クロス貼りWVP9309 キッチン照明 IKEA HEKTAR (東リ ビニル壁紙)
壁材: シナ合板 t=5.5 白塗装 (オスモ 2 回塗り拭き取り程度)
外壁材(乱貼り) シナ合板 t=5.5、白塗装(オスモ 2 回塗り拭き取り程度) ▽既存天井高さCH=2490
外壁材(乱貼り) シナ合板 t=5.5、白塗装(オスモ 2 回塗り拭き取り程度)
▽既存東側天井高さFL+2490
スチールカーテンレール:TT12L20-SL
▽既存西側天井高さFL+2300
▽既存天井高さCH=2300
キッチンパネル アイカ工業取り扱いセラール白
目地上合わせ▶ 300
735 618
片開き窓 木小枠(白塗装) 木サッシ(白塗装)
シナ合板 t=5.5 白塗装 (オスモ2回塗り拭き取り程度)
580
1050
930
1500
150
774
508
6
40
45×45木材 786
6
ラワン合板 t=9
480
1500
60
300
アキ
150
290
1200
236
シナ合板 t=9
目地下合わせ▶
800
アキ
アキ 170
150
350
1770
1150
既存引き違い戸利用
6
1352
1269
1013
▽FL=-250 ▽FL=-350
▽FL=-350 巾木 白 h=30mm
6
a3
a2
ラ・アトレ 自由が丘 改修計画 展開図①
SCALE=1/30
b2
カウンター材 集成材 素地 d=200,t=20
スイッチ:トグルスイッチ シルバー
既存窓枠 白塗装
b3
ラ・アトレ 自由が丘 改修計画 SCALE=1/30
巾木 白 h=30mm
水栓 フォルテ混合水栓B4S5060(TA01569) ガスコンロ B4S5080
204
展開図②
巾木 白 h=30mm
1500
巾木 白 h=30mm キッチン MUJI+kitchen ステンレスコンパクトキッチンウォール型W1500
a4
1
2016.09.30 Fri.
巾木 白 h=30mm
150
回転窓 木小枠(白塗装)、木サッシ(白塗装)
外壁合板コーナー取り合い 別図参照
b1
ラワン合板灰色塗装
巾木 白 h=30mm
立ち上がり壁 ラワン合板 塗装
外壁材(乱貼り) シナ合板 t=5.5、白塗装(オスモ 2 回塗り拭き取り程度)
a1
スイッチプレート: ステンレスカバープレート WN7691K
150
立ち上がり壁 ラワン合板 塗装
立ち上がり壁: ラワン合板 灰色塗装
680 850
▽既存FL=0
▽既存FL=0 516
巾木 白 h=30mm
800 200
▽既存FL=0
巾木 白 h=30mm
既存引き違い戸利用
776
150
306
2016.09.30 Fri.
a5
b4
a6
ラ・アトレ 自由が丘 改修計画
2
展開図③
SCALE=1/30
2016.09.30 Fri.
3
曲面の展開図と割付図③
上り框 詳細図 SCALE=1/3
床:ビニールシート2.5mm lilycolorナチュラルオーク LYT83373
10
30
1710
ラワン合板t=9 既存床レベル?
50
350
440
750
750
778.5
758.5
896.4
巾木 ラワン合板t=5.5 678
木製片開き戸: フラット 白
ガラス片開き窓 木大枠(白塗装 、木サッシ(白塗装)
壁クロス貼り:WVP9309(東リ ビニル壁紙) 洗面鏡 IKEA MOLGER
▽既存東側天井高さFL+2490 ▽既存西側天井高さFL+2300
壁:クロス貼り WVP9309(東リ ビニル壁紙)
引き違い戸 木小枠(白塗装)、木サッシ(白塗装)
壁:クロス貼り WVP9309(東リ ビニル壁紙)
プルノブ PC-327-XN
壁:シナ合板素地
スチールカーテンレール TT12L20-SL
▽既存天井高さCH=2490
壁:クロス貼り WVP9309(東リ ビニル壁紙) 壁:アイカ工業取り扱い FYK 6000ZMN
壁:アイカ工業取り扱い FYK 6000ZMN ▽既存天井高さCH=2490 300
壁:クロス貼り 東リWVP9309
壁:クロス貼り WVP9309(東リ ビニル壁紙)
1200 1005
440
618
480 930
1500
アキ
786
206
638
アキ
アキ
1360
319
1770
335
アキ
60 1269 1500
306
▽既存FL=0
1126
▽既存FL=0 巾木 白 h=30mm
▽FL=-250
820 516
巾木 白 h=30mm ▽既存FL=0
▽FL=-350
巾木 白 h=30mm
カウンター材 集成材 素地d=200,t=20
壁:シナ合板素地(割付詳細図参照)
プルノブ PC-327-XN
巾木 白 h=30mm
壁:クロス貼り WVP9309(東リ ビニル壁紙)
回転窓 木小枠(白塗装),木サッシ(白塗装)
トイレアクセサリー(KAWAJUN) タオルかけ:SA-511-XCL ペーパーホルダ:SAL53XC
巾木 白 h=30mm 混合栓 サンワカンパニー混合水栓 TA01749
壁:シナ合板素地(割付詳細図参照)
巾木 白 h=30mm
木製片開き戸
巾木 白 h=30mm
巾木 白 h=30mm
洗面器壁付 サンワカンパニー テオレマ30 (WA08091)
ラワン合板t=24、白塗装 木小枠(白塗装)
窓:既存外開き窓利用 風呂釜:既存清掃利用
トラップセットS WA08221S
b5
a7
b6
ラ・アトレ 自由が丘 改修計画 展開図④
迂回壁 内窓A 詳細図 SCALE=1/3
迂回壁 内窓B 詳細図 SCALE=1/3
内部
30
3
上部アルミアングル シナ合板 t=5.5
シナ合板t=5.5
マグネットキャッチ C-934-2
木角材30X40
木角材30X40
306
7
シナ合板 t=5.5
展開図⑤
SCALE=1/30
2016.09.30 Fri.
5
b8
a10
b9
ラ・アトレ 自由が丘 改修計画 展開図⑥
SCALE=1/30
2016.09.30 Fri.
6
3
16.5 アルミアングル12X12X1
25 30
木角材30X40 30
618
5.5 25 3 25
735 40 30
a9
内部
5
20
シナ合板t=5.5
4
2016.09.30 Fri.
b7
ラ・アトレ 自由が丘 改修計画
迂回壁 内窓C 詳細図 SCALE=1/3
内部
プルノブ PC-327-XN
SCALE=1/30
a8
60
3
3 739
ラワン合板 t=9 シナ合板 t=5.5
5
30
5
ドア用ヒンジ TAKIGEN B810-1
30
30
窓枠 木材 ガラスt=3
5
ラワン合板 t=9
ラワン合板 t=9
シナ合板 t=5.5
シナ合板 t=5.5
シナ合板 t=5.5
シナ合板 t=5.5
30
30
15
外部
外部
外部
5
今回のコンペでは、実施設計の仕事の多くを僕たち学生にギリギリまで委ねていただいた。 迂回壁 内窓D 詳細図 SCALE=1/3
迂回壁 内窓E 詳細図 SCALE=1/3
内部
内部
シナ合板t=5.5 木角材30X40
今までに意識したことのない材料レベルでの建築の思考は、今まで考えていたことだけではないスケールの振り幅を建築を考え
シナ合板 t=5.5 ラワン合板 t=9 シナ合板 t=5.5 シナ合板 t=5.5
マグネットキャッチ C-934-2 シナ合板t=5.5
B
180 30 5.5
735 711
20
4
る時に意識させられた。
C
240
20
ラワン合板 t=9 シナ合板 t=5.5
D
5 774
24 ドア用ヒンジ TAKIGEN B810-1
木角材40X40 30
5.5
A
E
480 集成材素地 t=20
シナランバーコア t=24
集成材素地 t=20
プルノブ PC-327-XN
外部
外部
ラ・アトレ 自由が丘 改修計画 迂回壁 窓詳細図
SCALE=1/5
2016.09.30 Fri.
7 33
0208 新設部分と躯体の間
34
0208 新設部分と躯体の間
外、あるいは社会との距離 どの立地にも同じように配列されていた田の字的プランでは、道路 側の部屋がどうしても外部との関係を全て引き受けてしまう。 この計画では、光や風や人との視線の交わされかたという関係性を 一つ一つ調整するように大きさや素材、視線の抜けかたなどを検討し、 結果として外のようで中のような曖昧さを角部屋にもたらした。 天気のいい日は窓を開け放って風を引き込み、気分がいい日は友人 を招いたてパーティをし、一人になりたい時は壁の中に引きこもって しまえる。外、あるいは社会や世界との距離を服を着替えるような軽 さで変えてしまえる、そんな暮らしかたを想定している。 35
0209 角部屋に獲得された距離
① . 外とのキョリ : 音や視線などに晒される。
36
0209 角部屋に獲得された距離
小さなワープ ひとつながりの空間として再構成したこ とで、細分化されて小さな場所をたくさん つくった。と同時に、場所ごとは小さな関 係を持つように仕組んでいる。 例えば少し低すぎる小さな窓は、外から の視線は遮りながら、直接の強い光を内部 に引き込み、見上げると空が見える。 キッチンからベッドルームを見ると、窓 の向こうの向こうの向こう、といったたく さんの空間が折りたたまれて目に入る。 それぞれの空間に繋がる窓はそれごとに 手で動かせるが、それぞれ異なる開きかた が手に残る。 経路は一つだが、意識は突然奥に手前に、 まるでワープするようだ。 このような小さなワープたちは、平面図 に見る広さからは分かり得ない、場所の広 がりをこの小さな部屋での暮らしに与える。
37
手
38
複層ガラス
エキスパンドメタル FIXガラス窓
手すり
手すり フレキシブルボード
フレキシブルボード
フレキシブルボード OSB合板
OSB合板
カグベヤ
OSB合板
手すり
手すり
手すり
03 1500
1500
1500
乾スタジオでは、現代の社会や都市空間にふさわしい「部分と全体」とはなにかを考えてみたいと思う。なぜなら、時代がどう変化しようとも、部分
「テリトリーの混在系」 1500
3000
3000
1500
と全体をいかに結びつけるかは、建築家にとっての重要なテーマだからである。 以前別の大学の研究室で、 「小さな風景からの学び」というリサーチを行った。窓辺やベンチなど、ごく当たり前の建築的要素だけでなく、地域住民の たまり場所になっている土手(つまりは土木的なもの)や、几帳面に整理されているために地域の顔になっているようなゴミ捨て場(つまりはプログ 1500
1500
1500
3000ラム的なもの)など、人の活動がみえてくるような場所を徹底的に調査したのだが、それら小さな風景の中には、生成のプロセスがあまりにも繊細で 3000 3000 3000 3000
偶発的だからか、その特性を抽象化することが難しいものも多くあった。つまり、 「小さな風景」として他から区別化しづらいある種の生々しさを持っ 9000
- 新しい部分と全体 アルドファンアイク再考 Y-GSA 乾スタジオ課題
ていたわけだが、そうしたものに強い現代性を感じるのは私だけではないだろう。そうした生々しく繊細な「部分」ですらも寛容に受け入れることの 9000 できるあたらしい「全体」の成立を目指すことを、現代に生きる建築家は試してみるべきではないかと考える。 こうした観点から、乾スタジオでは、まず、 「部分と全体」を意識的に追求したオランダ構造主義や、それに続く建築家たちのトライアルを振り返るこ とから始めたい。また、生態学などをひもといて自然の構造の単純さと複雑さについて研究する。広範囲のリサーチを通して、新しい「部分と全体」 の関係を一緒に考えていきたい。
39
0301 敷地:横浜市中区 富士見町
敷地について:横浜市南区 富士見町中学校跡
< プロジェクトについて >
住所:横浜市中区山田町3丁目 敷地面積:約 7000 ㎡ 富士見中学校跡地
容積率:400% 建ぺい率:80% 用途地域:商業地域 防火等:防火地域 高度地区:第7種 (31m)
敷地は関外エリア、富士見町に位置する廃校に なった中学校跡地である。空地になっている部 分でおよそ 7000 ㎡ほどあり、校門の名残もあ り四方向それぞれ異なるキャラクターを持った エリアから道を引き込むことのできる裏表のな い場所である。
大通り公園へ
敷地周辺は、地図で見ると街区ごとに整備された車道 / 街区という 2つの塗り分けができるように見える。
ハマスタ・関内へ
しかし実態は。平屋~中層までの様々な高さの建物群が不揃いに街 区を形成し、たくさんの隙間が街区のまとまりをあまり感じさせない
石川町・山手へ
立体的で複雑に入り組んだ視線の抜けを感じることができる。 動物のように気ままに町を歩くと、そこにはグリッドの街区計画を
横浜橋商店街へ
飛び越える多様性を持った町が浮かび上がるとい。
10
40
11
0302 再読課題
ALDO VAN EYCK の初期の代表作である Municiple Orphanage を、作品集や彼の言 説、時代背景や同時代の芸術文化を読み解 きながら現地にも趣き実空間を体験し、細 部まで読み解いて行く。
41
0303 再読1:部分について
Orphanage 再読①:領域の入れ子構造
< テリトリーに関する考察 >
a. 図面から読む
b. 写真から読む
c. 体験を分解して読む
各デパートメントの中に立ち、そこで 感じられるテリトリーの大きさを決定する 手がかりを図面、写真に記述し、それらの 重複を分解し並列させた。 これによって、一つの空間に複数のテリ トリーが重なって存在することがわかっ た。これはそこにいる人に自由な空間の 捉え方をもたらすのではないか。そうし た時に、実際の面積以上の奥行きを持った
ベンチ
4
42
レンガハウス
彫り込み
小さなドーム屋根
大きなドーム屋根
雁行する二つの室
レンガ壁によって囲われたデパートメント単位
豊かさを獲得した空間となるのではない かと考えた。
5
0304 再読2 全体の構造について
Orphanage 再読②:ストリート
< テリトリーに関する考察 >
a. スタディの変遷から、全体構成を読み解く
b. ストリート=外皮を建築内に後退させた時に生じる隙間
c. 入れ子状の一つが外皮となること。
Inner Street Skin Building Skin Furniture
この建築のいわゆる”全体性”を担保しているのは、小さな領域の濃淡よりも上位に、ストリートとデパートメントと 言う二つの場所を設定していることがスタディの変遷から読み取れる。それは言い換えると、 ”外皮”と呼ぶことのできる 境界をどこに持ってくるか、として考えることができる。 建物の内部を構成する構造の一部が”外皮”になっていることが、よりこの建築の領域の濃淡を緩やかにし、外と中を 連続した体験を生み出しているのではないかと考えられる。
6
7
43
2
2016.11.26 エスキス 0305 町の中の学びの場 / 大学院
1163 ㎡
A. 共用部 365 ㎡
B. 外部空間
C. 制作・研究
D. 研究設備
ホール
資材・模型置き場
資料室
オフィス
作業・駐輪
スタジオ
工房 1
工房 2
144 ㎡
90+75 ㎡ =165 ㎡
25 ㎡
25 ㎡
144 ㎡
75 ㎡ ×4=300 ㎡
156 ㎡
55 ㎡
2. 建築学コース
3112 ㎡ C. 制作・研究 1165 ㎡
スタジオ
スタジオ
250 ㎡
250 ㎡
250 ㎡
484 ㎡
5m
6m オフィス
5.5m 材料実験棟
30 ㎡ ×3=90 ㎡
*2パターンの教育システム a. スタジオ制
4.5m
112 ㎡
5m
開架書庫
159 ㎡
音響実験棟
552 ㎡
14m
閉架書庫
23.5m
スタジオ
10m
10.6m
駐車スペース
5m
20 ㎡
UE 分野
15.8m
ゼミ室 3
40 ㎡
22m
ゼミ室 2
58 ㎡
SE 分野
15.8m
4.5m
7.7m
AT 分野
ゼミ室 1
12.6m
D. 研究設備 842 ㎡
15.8m
B. 外部空間 680 ㎡ 6.3m
A. 共用部 425 ㎡
照明実験棟 20 ㎡ ×5=100 ㎡
庭
研究室
研究室
研究室
材料実験棟
196 ㎡
25 ㎡ ×6=150 ㎡
25 ㎡ ×7=175 ㎡
25 ㎡ ×8=200 ㎡
100 ㎡
36 ㎡
b, スタジオ + ラボ併用制
3.Y-GSC
559 ㎡ D. 研究設備
5m
6.3m
10m
7m
7m
C. 制作・研究 292 ㎡ 7.2m
B. 外部空間 100 ㎡ 4.5m
A. 共用部 167 ㎡
ゼミ室
ラウンジ
ホール
庭
49 ㎡ ×2=98 ㎡
49 ㎡
20 ㎡
100 ㎡
4. グローバルスタディーズ
25 ㎡ ×9=200 ㎡
40 ㎡
C. 制作・研究
D. 研究設備
ゼミ室 1
ゼミ室 1
55 ㎡
55 ㎡
5m
10m
7.4m
7.4m
B. 外部空間
5. 土木コース
GS スタジオ
研究室
100 ㎡
25 ㎡ ×14=350 ㎡
1125 ㎡ C. 制作・研究
D. 研究設備
700 ㎡
1200 ㎡
4.5m
8. 食堂など
524 ㎡
9.5m
15.6m
17.3m
3m
8.6m
構造実験棟
7. 講義棟
1938 ㎡
31.6m
17.3m
6. 理工学図書館
研究室 25 ㎡ ×17=425 ㎡
8m
40 ㎡
9.5m
ゼミ室 2
40 ㎡
10.8m
ゼミ室 2
55 ㎡
12.6m
ゼミ室 1
5m
26.5m
6.3m
6.3m
B. 外部空間 7.4m
A. 共用部
13.8m
52 ㎡
450 ㎡
A. 共用部
44
研究室
スタジオ A スタジオ B
=
学生 40 人
=
学生 10 人
7.4m
12m
8.6m
12.5m
300 ㎡
12m
いった。
1.Y-GSA
5m
やより閉じた環境が必要とされる場所がわかってい
5m
現在利用している面積を分析し、市民も使える場所
*全分野に共通していること
・現在の IUI
8.6m
学院大学をこの場所に誘致する。
9.5m
町の中で誰もが場を共有できる学びの場として、大
都市イノベの現状分析
ホワイエ・ラウンジ
閲覧室
雑誌書架
語学学習室
研究個室
設備・
250 人教室
160 人教室
60 人 PC 教室
80 人教室
60 人教室
食堂
購買
190 ㎡
300 ㎡
1000 ㎡
76 ㎡
9 ㎡ ×8=72 ㎡
300 ㎡
244 ㎡
160 ㎡
117 ㎡
91 ㎡
64 ㎡
900 ㎡
200 ㎡
0306 提案 : 様々な大きさの居場所が重なり合って空間をつくる
スタジオの構成:拡張するテリトリー
< 都市の中の学びのテリトリー >
カグバコによって区切られたスタジオの半分
1階の中庭まで出てちょっと話し合い
キャットウォークの内側の天井の高いところ
カグバコの中で 2 人きりのミーティング
隣のスタジオの壁を使ってプレゼンーション
掘り込みを囲ってゼミ 拡張する学びのテリトリー Orphanage で発見した入れ子状のテリトリーの構成を使い、床のふかし、キャットウォー ク、壁柱の仕上げなどの細かな部分を使い倒して緩やかに様々なテリトリーを感じられる ように計画した。
18
45
19
0307 街路のような空間が大学の内部までズルズルと続く。
46
0307 街路のような空間が大学の内部までズルズルと続く。
1
1. 分棟のような曖昧な形式が、既存の建物との間の
4 2
3
街路の感覚をズルズルと連続させる。/2. 一階レベ ルでは、市民も学生も使える居場所が街路のような 場所にはみ出す。/3. 町の隙間から見る。細かく雁 行しているボリュームが周辺のボリュームとの差を 抑える。/4. 町の行き止まりのような中庭を囲む。 47
断面図 1/150 : 独立したスタジオの集まりのような、巨大な一つのパブリックスペースのような大学 0308 断面図 S=1:150 各部材が異なる領域の大きさを作りながら集合する
エキスパンドメタル
エキスパンドメタル
エキスパンドメタル
FIXガラス窓
FIXガラス窓 フィーレンデール梁
フィーレンデール梁
フレキシブルボード
フレキシブルボード
フレキシブルボード
キバコ
OSB合板
OSB合板
OSB合板
手すり
手すり 手すり
ブリッジ
間仕切り壁 t=100mm
1500
3000
3000
3000
3000
3000
3000
1500
7500
3000
3000 7500
16
48
1500
3000
1500
1500
3000 7500
3000
3000
3000
3000
1500
1500
< 都市の中の学びのテリトリー > 0308 断面図 S=1:150 各部材が異なる領域の大きさを作りながら集合する
▽Roof L GL+14000
1500
2900
複層ガラス
320
エキスパンドメタル FIXガラス窓
フィーレンデール梁
2500
エキスパンドメタル FIXガラス窓
手すり
▽3FL GL+9600 320
手すり フレキシブルボード
フレキシブルボード
フレキシブルボード OSB合板
OSB合板
キャットウォーク
6000
OSB合板
カグベヤ
手すり
手すり
▽1FL GL+3250 750
ボイドスラブt=300mm
2500
壁: RC打ち放し t=250mm
壁: RC打ち放し t=250mm
▽GL±0
1500
1500
3000 9000
3000
1500
1500
1500
1500
3000
3000
3000
3000
3000
9000
3000
3000
3000
3000
3000
3000
1500
9000
5
49
0309 1 階平面図 S=1:500 ビルの隙間と連続したまちの一部の大学
st丸柱Φ=100mm
自動券売機
カウンターレーン
ステンレス調理台
カウンター/40m2
調味料など
st丸柱Φ=100mm
ガラスFIX窓
引き戸
ステンレス調理台
共用PC
冷蔵庫
食堂/126m2 電源テーブル
ガラス引き違い戸
女子トイレ/16m2
更衣室/9m2
ステンレス調理台
FAB工房 FAB工房/112m2
厨房/128m2 更衣室/9m2
機械・設備
コンピュータ室/85m2
FIXガラス
コピー機
作業台 ガラス引き違い戸
食器シンク
st丸柱Φ=100mm
上部カーテンレール 返却カウンター 可動食器ラック位置 食洗機
壁付けホワイトボード
壁付けホワイトボード
FIXガラス
倉庫/8.5m2
研究室/17m2 木工室/37.5m2
円形ベンチ
食堂/110m2 st丸柱Φ=100mm 壁付けホワイトボード
収納棚
男子トイレ/17m2
st丸柱Φ=100mm
展示壁 t=100mm
学生共同倉庫/67.5m2
展示什器
図書館 ロビー/178m2 ギャラリー/155m2 (GL-300) ガラス引き違い戸
折戸 壁付けホワイトボード
倉庫/8m2 手すり
スロープ
大型荷物保管 段差 150mm
図書館ロビー/686m2
学習室/89m2
ベンチ h=370mm
ガラス引き違い戸
(GL-1000)
(GL±0)
st丸柱Φ=200mm
1
2
3
126人教室 /140m2
4
5
6
7
8
引き違い戸
オフィスデスク 700mm×1200mm
st丸柱Φ=100mm
事務局2 /107m2
事務局1 /70m2 収納棚
2
3
収納棚
カウンター w=500mm
EV 1
大型荷物保管
st丸柱Φ=100mm
ガラス回転扉
4
図書館 ロビー/61m2
集会所/130m2
カーブテーブル h=750mm
木製引き違い戸
町の倉庫/62.5m2
資料棚 h=1200mm
引き違い戸
階段教室/90m2(56人) ガラスFIX窓 大型荷物保管 壁:ホワイトボード
ガラス引き違い戸
クッション
ガラス引き違い戸
8
ガラス片開き戸
女子トイレ/16m2
壁:ホワイトボード
教員準備室 95m2
ガラス引き違い戸
小会議室1/12.5m2
ガラスFIX窓
長方形ベンチ
ガラスFIX窓
講義室/45m2(32人)
男子トイレ/17m2
小会議室2/12.5m2
構造実験
教員ロッカー
キッチン/69m2
小会議室3/18m2 書架
壁:ホワイトボード
ガラス折戸
構造実験
ガラス引き違い戸 円形ベンチ
階段室
st丸柱Φ=100mm
7 6 5 4 3 2 1
st丸柱Φ=100mm
購買倉庫/13m2
ガラス引き違い戸
ガラス引き違い戸
購買/133m2 什器
ガラスFIX窓
ガラス引き戸4連
構造実験
壁:ホワイトボード
ゼミ室
自転車置き場w400mm h2000
講義室/67.5m2(48人)
屋内駐輪場/81m2(42台) 自転車置き場(斜めラック)w400mm h1600
構造実験
ドライエリア
50
ガラス両開き扉
ガラスFIX窓
7
6
5
4
3
2
1
0310 2-3 階平面図 S=1:1000 各階で異なる領域が切り取られる。
ガラス片引き戸
書架 Y-GSC
ガラス両開き戸
ガラス引き違い戸 3連
ガラス片引き戸
ガラス折れ戸
本棚 h=1500mm
ガラス引き戸
ガラス片開き戸
ガラス片開き戸
本棚 h=1500mm
建築AT
ガラス折れ戸
書架
書架
書架
ガラス折れ戸
ガラス片開き戸
Y-GSC
ガラス引き戸
ガラス片開き戸
図書館
ガラス引き戸
閲覧
マネジメント
ガラス引き戸
閲覧
Y-GSA
本棚h=2000mm ガラス折れ戸
書架
閲覧
木製片引き戸
ガラス片開き戸
マネジ 閲覧
ガラス片引き戸
ガラス折れ戸 ガラス折れ戸
手すり
ガラス片開き戸
ガラス折れ戸
ガラス片開き戸 ガラス引き戸 ガラス片引き戸
建築AT
書架
ガラス両開き戸
ガラス折れ戸
図書館ホワイエ
ガラス片開き戸
書架
Y-GSC
マネジ
閲覧
書架
書架 1
ガラス引戸 3連
ガラス引き戸
2 3
Y-GSA
閲覧
4 5 6 7
雑誌書架3段 h=1000mm
8 9 10 11
ガラス片開き戸
ガラス引き戸 3連
ガラス折れ戸
ガラス引戸 3連
12
ガラス片開き戸
13
ガラス両開き戸
14 15
ガラス片引き戸 本棚h=2000mm
ガラス両開き戸
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
図書館
机 t=700mm
机 h=900mm
建築AT
一人掛けソファ ガラス折れ戸
ガラス片開き戸
書架 図書館
ガラス両開き戸 ガラス片引き戸
ガラス片開き戸
ガラス折れ戸
ガラス片引き戸
書架
Y-GSA
ガラス引き違い戸 4連
土木構造工学
ガラス引き戸
書架
本棚h=2000mm 壁:ホワイトボード 本棚h=2000mm
ガラス引き違い戸
都市土木工学
閲覧 EV
EV
Y-GSC
ガラス引き違い戸 3連
ガラス引き違い戸 3連
階段教室/90m2(56人)
GS
図書館
書架
閲覧 書架
上部カーテンレール
ガラス片開き戸
ガラス折れ戸
ガラス片引き戸
ガラス引戸 3連
ガラス片開き戸
ガラス折れ戸
閲覧
ガラス片引き戸
クッション
ガラス片引き戸
吸音壁 t=50mm
閲覧
ガラス片開き戸 ガラス折れ戸
ガラス片開き戸
閲覧
ガラス両開き戸
ガラス片開き戸 ガラス引き戸 3連 ガラス片引き戸
建築SE
土木構造工学
ガラス引き違い戸
書架
書架
GS
Y-GSA ガラス折れ戸
ガラス片引き戸 ガラス片引き戸
書架
机 h=900mm
ガラス片開き戸 ガラス片引き戸
都市土木工学
閲覧
建築UD
ガラス折れ戸
書架
書架
ガラス片引き戸
ガラス片開き戸
階段室
12 11 10
ガラス片開き戸
9
閲覧 ガラス片開き戸
8 31 30
閲覧
ガラス引き違い戸
ガラス片開き戸
ガラス折れ戸
閲覧
29 28 27 26
ガラス片開き戸
25
13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
閲覧
ガラス引き戸 3連
書架 建築UD
ガラス片開き戸
ガラス折れ戸 ガラス片開き戸
都市土木工学
土木構造工学
書架
書架 建築UD
GS
閲覧
本棚h=2000mm 壁:ホワイトボード ガラス片引き戸
書架
書架 ガラス折れ戸
ガラス折れ戸
ガラス片引き戸
ガラス引き戸 3連
建築SE
書架 閲覧
ガラス折れ戸 ガラス片引き戸
ガラス引き違い戸 3連
建築SE
書架
ガラス引き違い戸 3連
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「ほどわごん」- 屋台から地域に介入する -
旧東海道を中心とした「みち」とその周辺の資源のあ り方をきっかけに、地域のまちづくり・街路や沿道の デザイン・地域資源の発見と発信・回遊性の構築・地 域のコミュニティ形成などを通して、「みちのデザイン マネジメント」について多様な主体とともに考える。
- ほどがや「みちまち」プロジェクト / ほどわごん試作2号機 横浜国立大学地域課題実習
沿道の隙間や空き地空間などを町の人の活動の場とし て活用することを目的とした移動式仮設屋台「ほどわ ごん」を提案しそれを拠点としてまちづくりを行う、 小さあ建築であり大きな家具を街中で実験して行くプ ロジェクトだである。
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0401 プロジェクトについて
ユニット(ほどわごん)の使い方 貸す
ほどわごんの企画と作成 回収
ワークショップの開催
ほどがや 人・まち・文化振興会
横浜国立大学 ほどわごんプロジェクト
時間式利用を申請
ほどわごん
土地所有者 ・コインパーキング ・月極駐車場 ・空地
アイデア募集
アイデア投函
ほどわごんの貸し出し
こんなのどう?
連絡
管理
こんにちわ
つかいたいなぁ 利用
地域住人
地域及び地域外住人
step1. activity により、ユニットの需要が生まれる
朝市や cafe などを屋外で行いたい、ここに休憩所を設けたいと いう地域住民の要望により、ほどわごんの需要が生まれる。
step2. workshop で住民と学生がユニットを作る
ワークショップで住民と学生がほどわごんを作る。
どわごんが入ることで、通りの景観を整えられる。
step3. 実際に使う
コインパーキングや自分の土地にユニットを運び、好みに合 わせて使う。利用する前に管理者に電話をし、許可を得る。
使いたい時に、使いたいユニットを使う
step4. 使い終わったら void にしまう
ほどわごんは決められた void にしまう。物置場だった場所にほ
返却
自分が作ったユニットでなくても、許可さえ得れば使うことができる。数種類のユニットを組み合わせるという使い方もある。
これから保土ヶ谷区に出店しようと考えている人によるほどわごん活用の可能性 対象敷地の旧東海道沿いではここ数年、何店か新しい店舗が出店している。そのうちの3店舗で「どうしてここで出店しようと思ったのか」と いうテーマでヒアリング調査を行い、地域外の人によるほどわごん利用のポテンシャルを探った。
BURGERS NEW YORK
オープン:2013.8.21
cafe KANMURIBANE
オープン:2013.5.23
帷子珈琲
オープン:2013.9.17
青果屋さんの倉庫をリノベーションした建物
出店場所をいくつか探したんですが、見つか
朝、夕の通行人の多さとこの地域の親子連れ
で出店しています。あまり目立たない立地な
らずにいたところ、この場所を見つけました。
の多さにポテンシャルを感じました。オープ
ので店前でコーヒーの販売でも行おうかと
人通りが少ないので、最初はお客さんが来る
ンから2ヶ月ですが、まだ手応えがあるかよ
思ってます。
か心配でした。
くわかりません。
旧東海道に面する保土ヶ谷には、その歴史的変遷から道に対して細長く道や建物、そして隙間が広がって行く。 この道を再び町の人の居場所とするために、町の構造を利用するための 家具以上、建築未満 の装置として「ほどわごん」を制作し、町に新たな活動の拠点をつくる。
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0402 展開図 SCALE=1/15: 家具と建築の間のようなスケール
詳細A部
詳細B部
詳細C部
ウツボジョイント タイティーワン
パイプφ=22mm
サイドバンパー
ユニバーサル 角材
波板取り付けビス 詳細C部 詳細B部
赤松材 10×20
18°
ユニバーサルジョイント
農業用ビニルハウス資材 直管パイプφ=22mm
詳細A部
自在キャスタータイヤ
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0403 ほどわごんの使い方①
CASE 1 家具のように求心的な使い方
公園で行われた「ハマの灯台」プロジェクトに参加した際の使い方。 ①絵本コーナー / ②写真展示 / ③お絵かきコーナーの三つの異なるプログラムによって、幅広い子供のための居場所となることを期待した。
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0404 ほどわごんの使い方②
CASE 2 屏風のように場所を区切る / 屋台としての対面性
裏側。ほどわごんが屏風のように簡易的に空間をしきり、祭りの裏側を演出している。 また、裏側に面した棚からは休憩のためのサービスが備えられる。
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