ECLAT BLIND HUB設定・取扱説明書

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01 BLIND HUB 設定・取扱 説明書

17mm スパナ / ソケット 6mm アーレンキー 2mm アーレンキー 24mm スパナ スナップリングプライヤー ※製品の改造・分解・その他、使用 時の事故、損傷などに関しましては 責任を負いかねますので、取り扱い には十分にご注意ください。 ※記載されている内容に不明な点が ございましたら、製品をご購入いた だきました販売店へご相談下さい。

フリーコースター の組立

コーン (ドライブサイド) 2mmのイモネジを緩め、 アクスルから取外します。

ブッシングスリーブ スリーブをドライバーから抜き取ります。 組み付け時には図のとおりに組み付けて下さい。

フリーコースタードライバー ハブシェルから引き抜いて下さい。

クラッチディスク アクスルから引き抜いて下さい。 (調整についてはP.4を参照)

スナップリング スナップリングプライヤーで取外します。

ラチェットリング ラチェットリングを外すためには スナップリングが取り外されている 必要があります。

ハブボディ

アクスル 分解後にハブシェルから抜いて下さい。

注意:カセットモードへの変換にはカセットドライバーが必要です。本製品には標 準で付属しておりませんので、別途ご購入ください。

02

カセット の組立

コーン アクスルから抜いて下さい。

03

フリーコースターから カセットモードへ

コーン (ドライブサイド)

以下の手順によりフリーコースターからカセットへとスイッチします。

2mmのイモネジを緩め、 アクスルから抜き取ります。

1. ドライバー側からアクスルボルトを取外します。

ブッシングスリーブ スリーブをドライバーから抜き取ります。 組み付け時には図のとおりに組み付けて下さい。

2. ドライブ側のコーンを取外します。その際、コーンナット脇の 2mmのイモねじをゆるめ、24mmのスパナでゆるめて下さい。 (アクスルの先から6mmアーレンキーを差し込み支えて下さい。) 3. ドライバーを取外します。

カセットドライバー

4. クラッチディスクを取外します。

ハブシェルから引き抜いて下さい。

5. フリーコースター用のラチェットリングをカセット用の ラチェットリングへと交換して下さい。(07を参照して下さい。)

スペーサー

6. クラッチディスクの代わりに、付属のスペーサーを挿入して下さい。

アクスルから引き抜いて下さい。 スペーサーは図のとおりに組み付けて下さい。

スナップリング スナップリングプライヤーで取り外して下さい。

ラチェットリング ラチェットリングを外すためには スナップリングが取り外されている 必要があります。

7. フリーコースタードライバーからブッシングスリーブを外し、カセットドライバー へ入れて下さい。これは、下のイラストのとおりに組み立てる必要があります。 8. フリーコースタードライバーを付属のカセットドライバーへ交換して下さい。 RSDからLSDへの変更方法は、04を参照して下さい。 9. コーンナットをアクスルに固定し、イモねじを締めます。 10. アクスルボルトを取付けます。

フリーコースターの組立図

カセットの組立図

クラッチディスク

スペーサー

ハブボディ

アクスル 分解後にハブシェルから抜いて下さい。

コーン アクスルから抜いて下さい。


04

05

ドライブサイド の変更

フリーコースターの クラッチディスク

クラッチディスクの機能は、ドライバーのポウル(ツメ)を起こすことです。 歯飛びを起こしたりポウル(ツメ)の掛かりが正しく動作しない場合、 クラッチディスクがアクスルへ十分に摩擦を与えているか確認して下さい。

フリーコースタードライバー (注意: 工場出荷時のフリーコースタードライバーはRSDとなります。) フリーコースターをRSDからLSDへ変更するには、以下のパーツを変更します。

フリクションの大部分は、ドライブ側のコーンが締められハブが 完全に組み立てられることによってクラッチディスクへ作用します。 6本のイモネジを均一に回しフリクション(摩擦抵抗)を調整します。 (その締め付けがクラッチディスクをベアリングに押し付けます。)

ドライバー: ポウル(ツメ)を入替えます。(06を参照) クラッチディスク: 180°反転させます。(05を参照) ラチェットリング: 180°反転させます。(07を参照)

注意: クラッチディスクのフリクションはごく僅かです。 クラッチディスクは、アクスル上でスムーズに回転できなければなりません。 クラッチディスクのフリクションが強すぎると、スムーズに回転せず、 歯飛びを起こしたりポウル(ツメ)が正しく掛かりません。

カセットドライバー

もし、歯飛びを起こしたりポウル(ツメ)の掛かりが正しく動作しない場合、 以下の手順に従って下さい。

カセットをRSDからLSDへ変更するには、以下のパーツを変更します。 ドライバー: ポウル(ツメ)を入替えます。(06を参照) ラチェットリング: 180°反転させます。(07を参照)

1. クラッチディスクにアクセスするためにハブを分解して下さい。 2. イモねじは、クラッチディスクがアクスル上にある状態で、 1/8ずつ締め/緩めて下さい。 3. ハブを組み立てなおし、ドライブ側のコーンナットを締め て下さい。

手順 1. アクスルボルトをドライブサイドから取外します。

4. ポウル(ツメ)の掛かりなどの調整具合を確認して下さい。

2. ドライブ側のコーンを取外します。その際、コーンナット脇の 2mmのイモねじをゆるめ、24mmのスパナでゆるめて下さい。 (アクスルの先から6mmアーレンキーを差し込み支えて下さい。)

ポウル(ツメ)が正しく動作するまで1.から4.を繰り返して下さい。 イモねじは、絶対に完全に締め込まないで下さい。

3. ドライバーを丁寧にハブシェルから引き抜いて下さい。 この時点でポウル(ツメ)を入替えることができます。(06を参照) 4. クラッチディスクかスペーサーをアクスルからスライドさせ取外します。 5. ラチェットリングを180°反転させて下さい。 スナップリングとラチェットリングの取外し方は、07を参照して下さい。

クラッチディスクの動作

6. フリーコースター: ポウル(ツメ)を起こす正しい向きになるよう クラッチディスクを戻して下さい。(05を参照して下さい)

ポウル(ツメ)の先がクラッチディスクの斜面によって起き上がります。 クラッチディスクの斜面とポウル(ツメ)が、以下のイラストのように 正しく動作することを確認して下さい。

カセット: 通常通りに戻して下さい。 7. ドライバーを戻して下さい。 8. コーンナットをアクスルに固定し、イモねじを締めます。 9. アクスルボルトを取付けます。

06

07

ポウルの 入替え

ラチェットリング の取外し方

フリーコースタードライバー (注意: 工場出荷時のフリーコースタードライバーはRSDとなります。)

フリーコースターモードからカセットモードへ変更する際や、 ドライブサイドを変更する際には、ラチェットリングを取外す必要があります。

フリーコースタードライバーをRSDからLSDへ変更する際には、 付属のLSD用のポウル(ツメ)に交換します。

ラチェットリングの取外し方は、以下のとおりです。 1. スナップリングプライヤーを使用しスナップリングを取り外して下さい。

1. 慎重にドライバーからスプリングを取り外して下さい。

2. ドライブサイドのアクスルをノックするとラチェットリングが外れます。 この段階で、ラチェットリングを反転しドライブサイドを変更したり、 カセット用のラチェットリングとフリーコースター用のラチェットリング を入替えることができます。

2. RSD用のポウル(ツメ)をドライバーから取外します。 3. LSD用のポウル(ツメ)をドライバーに挿入し、スプリングを装着します。

3. 奥までシッカリと押し込まれていることを確認しながら、 ラチェットリングを入れなおして下さい。

L S D

R S D

4. スナップリングを取付けます。 5. イラストのように残りのパーツを取付けます。 進行方向(ドライブ)は以下のイラストを参考に正しいことを確認して下さい。

フリーコースター

ドライバーの背面図

カセットドライバー (注意: 工場出荷時のカセットドライバーはRSDとなります。)

R S D

カセットドライバーをRSDからLSDへ変更する際には、 ポウル(ツメ)とスプリングの向きを反転させます。

L S D

1. 慎重にドライバーからポウル(ツメ)とスプリングを取り外して下さい。 2. ポウル(ツメ)とスプリングを入替えて下さい。(ポウルの位置にスプリングを取り付けて下さい。) 3. スプリングを下に押さえポウル(ツメ)を取付けて下さい。

カセット

4. 残りのポウル(ツメ)とスプリングも同様に繰り返して下さい。

R S D

L S D

R S D

ドライバーの背面図

L S D


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