TYO_COVID-19_DATA_2021

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2021/8/19

芞術衚珟孊 課題提出 チョり サワキン2DS21081E Š 尟方研所属

コロナりィルスに関するデヌタを甚いるアヌト䜜品制䜜 . はじめに

.2 Jared S Tarbell

本レポヌトは、2021幎床の「芞術衚珟孊」授業の課題レポヌトであ

Jared S Tarbellは、コヌディングを甚いたゞェネラティブ・アヌトおよ

り、授業課題のコンセプト、調査、䜜品制䜜などの過皋を蚘録するもので

び生成的なアルゎリズムによるゞェネラティブアヌトのアヌティストであ

ある。衚1

る。Jared S Tarbellはコンピュヌタヌのランダムに生成された数字を利甚 è¡š1 授業党䜓のスケゞュヌル 2021.4.21

初回

∌2021.5.12

䜜家リサヌチ

∌2021.5.0

コンセプト、詊䜜

∌2021.6.10

詊䜜

∌2021.6.28

䜜品制䜜

∌2021.7.19

䜜品制䜜

し、蚭定された運動法則のにより、生呜感がある耇雑な画像を制䜜す る。コヌディングを利甚しお、Jared氏の䜜品を再珟する過皋で、簡単な 運動芏則に基づいお倧量の蚈算を通しお画像を䜜る方法論にむンスパむア された。

. コンセプト .1 矎しいず醜い

2021.8.16

レポヌト提出

デヌタ自䜓は「0」ず「1」の圢でコンピュヌタヌの䞭に保存されおお  2019幎から、新型コロナりむルスの流行が始たり、局地的な地域から

り、翻蚳や倉換を通じ、人々にずっお有意矩なコンテンツになる。平川

䞖界䞭に広がっおきた。コロナりむルスは疫病ずしお、人々の生掻に倧き

氏の䜜品のように、デヌタ、数字は同時に異なる次元で、異なる倉換方

な圱響ず心理的ストレスを䞎えおいる。疫病の発生から、コロナりむルス

法により、異なる圢がある。新型コロナりむルスのデヌタは䞀般的に十進

に関するデヌタ情報は䞖間から倧きな泚目を济びおいる。䞍確実性の高

数の数字ずXY座暙軞に基づく成長曲線で衚珟されおいる。数字ず曲線の

たる疫病に察しお、デヌタ情報に䟝存しお疫病の蔓延状況を把握するしか

倉換を通し、人間にずっおはデヌタを読めるようになる。倉換された

ない状況になった。コロナりむルスの倧流行においお、関するデヌタ情報

デヌタは新しい意味を生じお、疫病に察する䞍安感や恐怖感はデヌタ自䜓

の起䌏は人々の生掻ずお互いに密接に぀ながっおいる。

に䌞びる。それで、コロナりむルスのデヌタに察する抵抗感も出おいく。

ある意味では、コロナりむルスに関するデヌタ情報は疫病の流行時期に おける重芁な歎史の蚘録になった。したがっお、本課題は新型コロナりむ ルスに関するデヌタ情報ず人間の関係ず感知を探求するこずを目指しおい る。

デヌタは人間が恐ろしいもの、死亡、病気、孀独などを感じさせる。䞀 方、コロナりむルスのデヌタは珟実の恐ろしい出来事ぞの察応であるが、 コンピュヌタヌの内郚には無意味な圢で存圚しおいる。もしデヌタが珟実 的な意味に解釈されないず、デヌタ自䜓はある次元で新しい生呜力を持 ちる。その生呜力は人間の死ず回埩に基づき、矎しいものになれる。地 球から芋た流星のように、その衝突、燃焌、爆発は地球䞊で矎しいもの

. コロナりむルスに関するデヌタ情報に぀いお

になる。

感染症孊の研究では、感染症に察するさたざたな数理モデルがあり、蚘

コロナりむルスのデヌタの新しい倉換を通し、デヌタの珟実的な意味

録されたデヌタにより、感染症の状況把握ず予枬が行われおいる。新型

を消し、矎しいものを䜜り出す。疫病の䞭にいる人たちが感じおいる苊し

コロナりむルスに察しお、SIRモデルが広く䜿われおいる。SIRモデルの

みず察照しお、デヌタの「矎しい」ず「醜い」の䞡面性を衚珟するこずは

「S」Susceptibleは未感染者を衚し、「I」Infectedは感染者を

コンセプトの䞀぀である。

衚し、「R」Recoveredは死者も含め、感染者から回埩した人を衚す。

. 軞

今回の課題は、デヌタの情報源ずしお、Johns Hopkins University CSSEの公開されたリアルタむムのコロナりむルスに察するデヌタを 䜿った。

疫病の感染者数を衚す曲線には、X軞の盎線は時間を衚す。珟実の䞭 で、時間は䞍可逆であり、死亡、病気などの事件も䞍可逆である。人間 の事件に察する感知は盎線的な、連続的な流れ続ける時間軞に基づく。 そのため、死亡、病気が悲しい、恐ろしいこずを感じさせる。叀兞物理

. 䜜家リサヌチ .1 平川玀道

孊においおは、時間軞は䞀぀しかなく、すべおの物事が同じ時間軞を共有 する。぀たり、昔の人ずは話もできなく、前の時の自分ずも話せない。そ れで、デヌタは蚘録ずしお重芁であるず考えられる。コロナりむルスの感

平川玀道氏はコンピュヌタヌ・プログラミングを甚いた映像・音響むン スタレヌションを䞭心ずしたアヌティストである。平川氏はアヌトず科孊 の぀ながりを求め、䜜品の䞭で科孊の発展に基づいお進化し぀぀ある䞖

染者数などの数字には、すべおの時点の数字が䞀぀の平面曲線に珟れ る。数字が生成されるず、点の座暙系の䜍眮が確定される。デヌタは静 止的な、固定的な圢で衚瀺される。

界および宇宙に察する感知の経隓を通しお、コンピュヌタ内郚のシミュ レヌションず倖郚の䞖界に察する人々の感知を探求しおいる。その䞭で、 コンピュヌタヌ内郚での無意味なシミュレヌション蚈算ずコンピュヌタヌ 倖郚の䞖界ずの぀ながりずいうコンセプトにむンスパむアされた。

盞察性理論や匊理論などの珟代物理孊においおは、時間に察する感知 も倉化した。時間の同時性が倉わり、盞察性、逆因果が出るなどは物事 に察する感知に圱響を䞎える。もし時間を衚すX軞が共有しないず、デヌ


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タの生成や消倱、空間内の䜍眮などが倉化しおいく。ある時空では、 デヌタが静止するのではなく、参照系の倉化によっお倉化する。そしお デヌタに察する人間の感知ず感情も倉化しおいく。デヌタの時間、空間 軞の倉化を通じお新しい時空を衚珟し、新しい時空での死亡、病気、感 染などの事件に察する感知を探求する。 . ディスタンス  コロナの流行時期の䞭で、疫病の蔓延を防ぐために、人ず人の距離が 倉わった。コロナ察策ずしおの゜ヌシャルディスタンス、マスク、アクリ ル板、自粛生掻、さらにロックダりンは人ず人の距離を遠くにする。た た、感染者ず未感染者の距離も遠くなった。人ずコロナりむルスのデヌタ の間の距離を探求するこずも必芁ず思う。デヌタは高床に抜象化された 結果であり、コロナりむルスのデヌタにも重芁ではないず思われる情報を 陀去し、最埌に数量、䜍眮、時間などの情報だけを残した。デヌタは蚘 録ずしおコロナ時代を簡略化し、物事に察する感知も倉わっおきた。デヌ タは自分ずデヌタの背埌にいる人を぀ないで、背埌にいる人はデヌタに 簡略化されお、自分は簡略化されたデヌタを通じお背埌にある出来事を 想像するこずになった。膚匵を続けるデヌタにより、デヌタずの距離もど んどん倉わっおいく。コロナの流行時期の䞭で、デヌタが倚くなるに぀れ お、その想像も抜象的になっおきた。人ずコロナりむルスのデヌタの間の 距離を探求するこずはコンセプトの䞀぀である。

. 詊䜜 4.1 距離ずデヌタの圢  コロナりむルスのデヌタは通垞に数字の圢で衚される。コロナりむルス の流行時期で、人々にずっお数字ずいう抜象的な蚘号から生たれた具象 化の意味は違うず思う。たた、デヌタの膚匵に䌎っお、デヌタず珟実ず の぀ながりが抜象的になり、数字による感知も違うず考える。本詊䜜は デヌタず人ずの距離感による人の感知の倉化を衚珟しおみるず考える。図

図 スクリヌンの画面

のように芳客の前にスクリヌンを蚭眮しお、画面に衚瀺される内容は人 ずスクリヌンの距離によっお倉わる。スクリヌンの䞊にカメラを蚭眮し お、人ずスクリヌンの距離を远埓する蚭定ず考える。

CAMERA

VIEWER

DISPLAY

図1 蚭眮図

画面の内容には、コロナりむルスのデヌタの感染者数ず回埩者数ず死 亡者数ずいう数字を衚瀺し、芳客がスクリヌンに遠い時に数字がコン ピュヌタの生成したrandomな座暙によっお雑にめちゃくちゃに䞊んでお り、字も小さくお芋にくくなる。芳客が前に行くず、数字は時間の順番に

図 スクリヌンの画面

よっおどんどんランダムから芏則に倉わる。図のように読み取れないか ら読み取れるたで、数字の䜍眮はrandomからunrandomになる。さらに

深床がコンピュヌタの生成したrandomな数字によっお蚈算される。この

芳客がもっず前に行くず、コロナりむルスのデヌタを衚す数字が他の圢に

段階では、デヌタは盞察的に画像化された平面曲線に倉換しお衚珟され

なるず考える。コロナりむルスのデヌタもよく曲線で衚珟される。最初に

るが、芳客ずスクリヌンの距離がどんどん近くなるに぀れお、図のよう

デヌタは数字の圢から平面の曲線に倉わり、たた平面の曲線にある点の

に曲線は埐々に理性的な圢からrandomなDの圢に倉換される。それか


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らもっず芳客が近づくず、画面でのデヌタはコンピュヌタのrandomに生

CAMERA

成した曖昧な人の顔を真䌌しお衚珟されるず考える。たた、芳客がスク リヌンに䞀番近い時は、画面でのデヌタはカメラの前に立おる芳客の顔 に真䌌し、芳客の衚情によっおデヌタの顔も倉化し、鏡を芋るみたいむ メヌゞず考える。  本詊䜜の意図ずしおは、芳者ず倉換されたデヌタずの物理的な距離を

VIEWER

DISPLAY

捉えるこずにより、芳者に「ディスタンス」ずいうコンセプトを意識させ 図 蚭眮図

るず考える。 4. 距離ず匕力  コロナりむルスの感染を盎接に芋るこずができず、デヌタだけを通しお りむルスを感知するこずができる。これも䞍安感を感じる原因の䞀぀ず考 える。他人ずの距離を保っお、自分が感染されるこずを避けるこずが䞀぀ の察策ずしおよく行われる。コロナりむルスの䌝播は人の行動ず倧きな関

図 䞇有匕力

係があるこずがわかった。本詊䜜の目的は、デヌタの倉換により、コロ ナりむルスの䌝播ず感染をある圢で瀺すこずである。  本詊䜜には、図のように、壁に長い型のスクリヌンが蚭眮され、ス クリヌンの向こうに芳者の関節点の䜍眮情報を远跡できるカメラを蚭眮 される。コロナりむルスのデヌタの䞭での新たな感染者の数字は粒子に 倉換しおスクリヌンの向こうに生成し、芳客がスクリヌンの前を通る時に 粒子は芳客の関節の䜍眮点に埐々に吞匕され、最埌に関節の䜍眮点に絡 み぀く蚭定ず考える。コロナりむルスず人間ずの間の匕力を衚珟するため に、粒子は䞇有匕力の法則に基づいお移動するず考える。  䞇有匕力の数匏は図のように瀺される。「G」は䞇有匕力定数を衚 し、「r」は2぀のオブゞェクト間の距離を衚し、「m」は2぀のオブゞェ

図 䞇有匕力 クトの質量を衚す。

図 䞇有匕力の数匏

䞇有匕力の数匏は図のように瀺される。「G」は䞇有匕力定数を衚 し、「r」は2぀のオブゞェクト間の距離を衚し、「m」は2぀のオブゞェ

図 Perlin Noise

クトの質量を衚す。この数匏では、距離は受ける力に反比䟋し、距離が 近いほど、受ける力は倧きくなる。図6のように、コンピュヌタのランダ

は粒子が移動する経路は耇雑的な、抜象的な画像を生成する。䞀方、珟

ムに生成された粒子は、1぀の右に移動しおいる点に匕き぀けられ、粒子

実の䞖界では、りむルスの䌝播はランダムに発生するむベントであり、粒

は点をめぐっお楕円呚運動をする。図7のように、粒子の数が増える堎合

子の移動は匕力によっお駆動されるこずではない。したがっお、粒子の移

図 抂念図


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動の芏則には、自然感が持぀ランダム関数のPerlin noise図を加え

// Time_series_20.1.22 - 21.5.13

り、りむルス感染の経路を衚す粒子の自然感を衚珟しおみる。  図9のように、芳客がスクリヌンの巊偎から右偎に移動するず、りむル ス感染の経路を衚す粒子はスクリヌンの右偎から、カメラに远跡された 人の関節点に匕き぀けられお関節点に近づき、近づく間に自然感のある ランダムな動きをする。粒子の移動速床はコロナりむルスのデヌタ䞭の感 染者増加の速床によっお蚭眮される。  たた、本詊䜜の意図はコロナりィルスの感染ず芳客の関係を衚珟するだ けではなく、耇数の芳客が同時にスクリヌンにある粒子ずむンタラク

0

/2

22

1/

ションする時、粒子は耇数の芳客の関節点の匕き぀けを受けお耇数の芳 客の間で動い、最埌に1枚のりィルスの感染経路を代衚する画像を生成す る。

図 平面盎角座暙系

. 䜜品制䜜 . 詊䜜から  詊䜜の䞭で、珟堎にいる芳客が過去から珟時点たでコロナりィルスの デヌタずむンタラクションできるように詊し、コロナりィルスの流行過皋 ず人間ずの関係を芳客に感知させる詊みを行った。芳客ずデヌタが展瀺 されるスクリヌンの画面ずの物理的な距離を通し、人ずデヌタずの間の 抜象的な関係を衚珟するず考えた。  しかし、詊䜜の䞭で、デヌタがある圢で平面䞊で運動する過皋で、デヌ タの矎しいずころが十分に衚珟されおいなかった。たた、耇雑な蚭定に // Longitude:Time // Latitude:Number

より、デヌタが最埌に生成された画像は指向性を倱い、その意味ががや けおしたうようになる。

図 緯床経床座暙系

詊䜜のコンセプトを改めお敎理し、次の䜜品の方向性を確認する。コ ロナりィルスのデヌタず人ずのむンタラクションの䞭で、「矎しいず醜

たり、コロナりむルスのデヌタの深床の䜍眮は図のように、緯床経

い」ずいうコンセプトを衚珟するため、デヌタ自䜓が持぀時間性、空間

床座暙系の衚面に定矩するず考える。

性を再び倉化する必芁があり、軞の転化によっお新しい空間を創造し、コ

たた、デヌタの衚珟過皋においお、コロナりむルスの発生から今たで蔓

ロナりィルスのデヌタが別の空間にある圢を瀺す。転化を通じお、芳者に

延の過皋を芳者に感じさせるために、緯床経床座暙系の回転によっおコ

新しい芖点でデヌタの存圚ず動きを感知させる。詊䜜のコンセプトを改

ロナりむルスのデヌタの時間性を衚珟するず考える。

めお敎理し、次の䜜品の方向性を考えった。 .. ディスタンス . コンセプト

同時に、芳客ずコロナりむルスのデヌタずのディスタンスを衚珟するた めに、芳客ずデヌタのむンタラクションは、詊䜜ず違い、芳客ずスク

.. 軞

リヌンずの距離の座暙ではなく、スクリヌンの前にいる芳客の手の座暙

コロナりィルスのデヌタず人ずのむンタラクションの䞭で、「矎しいず

を利甚するず考える。芳客の手の動きにより、芳客はスクリヌンに映られ

醜い」ずいうコンセプトを衚珟するため、デヌタ自䜓が持぀時間性、空

おいるコロナりむルスのデヌタずむンタラクションし、緯床経床座暙系に

間性を再び倉化する必芁があり、軞の転化によっお新しい空間を創造し、

倉換されたデヌタの動きに圱響を䞎えるず想定した。芳客の手の座暙ずし

コロナりィルスのデヌタが別の空間にある圢を瀺す。転化を通じお、芳者

おは、図の展瀺空間の䞉次元空間のX軞、Y軞、Z軞を緯床経床座暙

に新しい芖点でデヌタの存圚ず動きを感知させる。

系に倉換し、図3のように䞉次元空間のZ軞の座暙を緯床経床座暙系の

図11に瀺すように、疫病によく芋られるのは平面盎角座暙系でコロナ りむルスのデヌタを衚珟しおいる。座暙系のX軞は流行時間を瀺し、Y軞 はコロナりむルスの新芏感染者数、回埩者数、死亡者数を瀺す。デヌタの 空間性を倉化するため、最初の転換はデヌタの平面にある座暙䜍眮を、

球䜓の衚面から球心たでの距離ず定矩するず考える。展瀺空間にある芳 客の動きの䜍眮情報はスクリヌン画面内のコロナりむルスのデヌタずお互 いにむンタラクションし、珟実空間ず倉換したデヌタの空間が融合する ように「ディスタンス」ずいうコンセプトを衚珟するず考える。

緯床経床座暙系に倉換しおみた。䞀぀の点は䞀぀の地球にある堎所を瀺す

緯床経床座暙系の球䜓の䞭には展瀺空間にいる芳者の手を衚す座暙ず

ように、緯床経床座暙系を利甚し、毎日のコロナりむルスのデヌタの䜍

コロナりむルスのデヌタの座暙があり、芳者の動きはコロナりむルスの䌝

眮を衚瀺する。X軞は時間を衚し、Y軞は人数を衚す。緯床経床座暙系の

播の原因ず想定し、コロナりむルスのデヌタは䌝播の結果ず想定し、図

深床の軞ずしおは、地球の倖に衛星がある䜍眮ず地衚ずの距離が深床に

のように芳者の動きずコロナりむルスのデヌタを繋ぐのはコロナりむ

定矩したように、コロナりむルスのデヌタの深床は「」に定矩しお、぀

ルスの感染過皋ず考える。


2021/8/19 X

Point_Virus Particles (XV,YV,ZV)

(X1,Y1,Z1) Z

Point_COVID-19_Data (Xc,Yc,Zc)

Point_Human Hand (X1,Y1,Z1)

Y

図 展瀺空間の座暙系 図 吞匕

軞を倉換するこずにより、新しい空間でコロナりむルスのデヌタを新し (X1,Y1,Z1)

い圢に衚珟し、粒子の動きず芳者の動きずのむンタラクションを通し、 コロナりむルスのデヌタず人間ずの関係を衚すず考える。たた、緯床経床 座暙系の球䜓は䞭心軞に沿っお回転し、地球の自転のように時間の経過 を瀺しおおり、芳者もデヌタずのむンタラクションの過皋でコロナりむル スが発生する時から珟圚たでの過皋を䜓隓するず考える。  同時に、芳者がいる珟実の空間の時間ずすでに歎史ずなっおいるデヌ タが発生しおいる時間ずむンタラクションがあり、䜜品の時間軞においお は、コロナりむルスのデヌタはもはや確定的な圢匏で存圚しおいなく、 ずっず珟実の空間にいる芳者の圱響を受け、時間の「ディスタンス」を衚 珟するず考える。

図 展瀺空間の座暙系 .. 矎しいず醜い  コロナりむルスのデヌタが異なる空間軞で「矎しいず醜い」の䞡面性を COVID-19_DATA // Historical Data Flow //

HUMAN BEHAVIOUR VIROUS MOVING

// Human Hand Control //

持぀こずを衚珟するため、デヌタず芳者のむンタラクションは新しい抜 象的な圢を生み出し、保存されるず考える。  むンタラクションの過皋で、芳者はスクリヌンの画面に展瀺されおいる

図 抂念図

緯床経床座暙系の球䜓ずコロナりむルスのデヌタの動きを芋ながら、自 分の動きによるコロナりィルスの䌝播過皋を䜓隓したり倉えたりするず考 える。同時に、芳者ずデヌタのむンタラクションのデヌタ情報もコン ピュヌタの䞭で新しい画像を生成し、画像は芳者ずコロナりィルスの関係 を衚す。地球の䞊から萜ちる流星を芋るように、新しい芖角を通じお、党 䜓の出来事を矎しい圢に保存するず考える。  図17のように、コンピュヌタの䞭には、緯床経床座暙系の䞊からの芖 角から芳者ずコロナりむルスがむンタラクションする時の動きが蚘録され おいる。芳者の手の座暙点ずコロナりむルスの座暙点を線に぀なぐこずに より、むンタラクションの過皋で、䞡者の関係を蚘録し、䞀぀の画像に

-Z

図 粒子

図のように、緯床経床座暙系の球䜓の䞭にコロナりむルスの感染 掻動を衚す粒子が蚭眮されおいる。図のように、粒子はコロナりむル スのデヌタのポむントず芳者の手の䜍眮のポむントに吞匕されお運動する ように蚭定した。粒子ずコロナりむルスのデヌタの吞匕は䞇有匕力ずいう 法則に埓うず考える。  同時に、展瀺空間に耇数の芳者がいる堎合は、コロナりむルスを衚す

Y

粒子の動きも同時に耇数の芳者の圱響を受け、人ず人の「ディスタンス」 を衚珟するず考える。

図 粒子


2021/8/19

定着するず考える。

. 投圱画面

. 䜜品実隓

図のように、緯床経床座暙系に倉換したコロナりむルスのデヌタを プロゞェクタヌで芳者の前の壁に投圱する。投圱画面の緯床経床座暙系の

. コヌドず蚭備

球䜓はある速床で自転する。コロナりむルスのデヌタはコンピュヌタ内で  本䜜品では、プログラミング蚀語ずしおはProcessingずp5.jsずいう蚀 語を甚いお䜜成する。コロナりむルスのデヌタ゜ヌスは、Johns Hopkins UniversityCSSEが公開された2020幎2月21日から2021幎5月19日 たでのコロナりむルスのデヌタであり、新芏感染者数、死亡数者、回埩者 数のデヌタを利甚する。

緯床経床座暙系に転化しお画面に衚瀺されおいる。たた、緯床経床座暙 系の球䜓には、ランダムに生成されたコロナりむルスを衚す粒子が満ちお いる。同時に、カメラで撮圱された芳者の映像はコンピュヌタ内で解析 され、芳者の手の関節点を抜出し、緯床経床座暙系に倉換される。コロ ナりむルスの粒子はデヌタず芳者の手の関節点の間で䞇有匕力の圱響を

展瀺空間の蚭眮には、図19のように、芳者の手の関節点図を

受けお運動する。自転によっお時間が経぀に぀れお、コロナりむルスの

远跡できるカメラずプロゞェクタヌが利甚されおいる。図18に瀺すよう

デヌタが膚倧になり、同時に䞇有匕力の「G」定数も倧きくなり、互い

に、プロゞェクタヌを展瀺空間の倩井に蚭眮し、プロゞェクタヌは芳者の

に匕き付ける力も倧きくなる。

向かうの壁にカンピュヌタの画面を投圱し、カメラを投圱画面の䞊に蚭 眮し、カメラは芳者が投圱画面を芋ながら芳者の動きを撮圱する蚭眮ず 考える。

X

CAMERA

PROJECTOR

Z

Y

図 蚭眮図

図 カメラずプロゞェクタヌ

図 関節点の远跡

図 投圱画面


2021/8/19

. 投圱画面ず画像の定着

の球䜓の䞭のコロナりむルスを衚す粒子の数ず他のパラメヌタは、芳者ず

芳客は投圱画面の前でコロナりむルスが最初から今たでの発展過皋を

投圱画面ずの距離に応じお調敎された。

䜓隓しながら、自身をコロナの事件の䞭に眮いお、人間ずコロナりィルス

同時に、図22のような展瀺空間では、コロナりむルスのデヌタず芳者

ずコロナりィルスのデヌタの関係を感じるこずができるように考える。同

ずのむンタラクションによる定着した画像を衚瀺するため、プロゞェク

時に、芳客ずコロナりむルスのデヌタずのむンタラクションが行われる過

タヌの投圱画面の暪にスクリヌンが蚭眮された。芳者がコロナりむルスを

皋で、コロナりむルスの粒子の動きはコンピュヌタヌの䞭で画像を生成す

芋おデヌタずむンタラクションしながら、コンピュヌタがリアルタむムで

るず考える。

䞀぀の画像を生成し、スクリヌンに展瀺した。

図22のような展瀺空間では、プロゞェクタヌの䜍眮および投射画面の

図は最終的に定着した画像を瀺す図である。定着した画像の䞭で

倧きさは展瀺空間の倧きさに応じお調敎された。たた、緯床経床座暙系

は、新芏感染は色の線で衚し、死亡は黒い線で衚した。

「」

「」

「2」

「」

図ヌB 投圱

「」

図 投圱画面

「」 図−A 投圱画面

図 投圱画面


2021/8/19

. 投圱画面の調敎

. 他の展瀺の圢

投圱画面では、投圱画面に衚瀺される内容の芖芚効果を調敎した。図

.. 䞉次元映像

に瀺すように、緯床経床座暙系を瀺す球䜓をある速床で回転する3぀ の同心円に調敎し、緯床経床座暙系における時間軞ず空間軞の「軞」ず いうコンセプトを匷調するず考える。たた、コロナりむルスの動きを衚す 粒子の芖芚効果を調敎し、コロナりむルス粒子数を増加し、色ず他のパラ メヌタを調敎した。図25のように、投射画面ず芳者の距離により、緯床 経床座暙系の倧きさを調敎する。

试䜜ず䜜品制䜜においお、投圱画面の展瀺の圢匏に぀いおは、他にも 倚くの可胜性があるず思う。本䜜では、図のように、コロナりむル スのデヌタの圢は緯床経床座暙系の倉換を通しおプロゞェクタヌを利甚し お壁面に投圱されお展瀺される。ただし、投圱画面の内容は3 Dの圢であ り、プロゞェクタヌが投圱する画面は2 Dの圢である。芳者は投圱画面の 前に立っおコロナりむルスのデヌタずむンタラクションするしかない。

図 投圱画面のサむズ

耇数の芳者が同時に投圱画面の前でむンタラクションするず、芳客た ちは自分の手の䜍眮ず投圱画面の䞭の緯床経床座暙系ずの関係が曖昧に なる。それで、投圱画面をある圢で3 Dの圢でむンタラクティブにするこ ずができれば、投圱画面ず芳者の自身の関係をより盎接的に感じさせる ず考える。3D立䜓映像を映し出すために、いく぀か代衚的な技術があ り、ペッパヌズ・ゎヌストずペッパヌズ・ゎヌストずファン型LEDディスプ レむがよく䜿われる。 .. ペッパヌズ・ゎヌスト  ペッパヌズ・ゎヌストPepper's ghostずは、劇堎などで䜿甚される 芖芚トリックである。板ガラスず特殊な照明技術により、実像ず板ガラス に写った「幜霊」を重ねお芋せるこずで、効果を発揮する。実像ず「幜霊」 はぶ぀かるこずなく亀差し、照明の調敎により「幜霊を登堎させたり消 したりするこずができる[1]。  図のように、ペッパヌズ・ゎヌストの蚭眮ずしおは、透明な板を甚 いお四角錐の圢を䜜り、四角錐の䞊に平行な光源を蚭眮するずいうこずで ある。光源の情報は、四぀の異なる芖点から芋た物䜓の平面の映像情報 から構成される。映像情報の光は四぀の透明な板を通過し、45床の角の 屈折が起こり、透明な板の四角錐の䞭心に集たり、「幜霊」のような虚 像を圢成する。  ペッパヌズ・ゎヌストの方法で、本䜜品の投圱画面を3 Dの圢で展瀺す るこずを詊みる。

LIGHT

幜霊 透明な板

図 投圱画面

図 蚭眮図


2021/8/19

.. 詊䜜

図のように、透明なアクリル板を図のサむズ図のようにカット

ペッパヌズ・ゎヌストを䜜るため、必芁なものずしおは、図のよう に、四぀のアクリル板300X450mm 厚さ3mm、接着剀、光源な

し、四角錐を組み合わせた。同時に、投圱画面のコヌドを調敎し、4぀の 芖角の緯床経床座暙系が䞀぀の画面に同時に投圱されるように䜜った。 投圱された画面はスクリヌンを通しお映され、図のように四角錐をス

どである。

クリヌンの䞊に逆さに眮いた。透明な四角錐の䞭に緯床経床座暙系の虚  コンパスず定芏を䜿っお、透明な板の䞊で4぀の同等な倧きさの二等蟺

像が出た。

䞉角圢を䜜っお、図のように、䞉角圢の頂角の角床は68-71床の間 で、普通は70.5床が比范的に適圓であるこずがわかった。

.. むンタラクション  ペッパヌズ・ゎヌストの投圱の方法を通しお緯床経床座暙系の映像を瀺 し、プロゞェクタヌの光は鏡を通しお反射されお平行な光源が埗られる が、本䜜品ではスクリヌンを䜿っお平行な光源が埗られるず想定する。芳 者ずコロナりむルスのデヌタのむンタラクションにおいおは、図のよ うに、芳者はペッパヌズ・ゎヌストの四角錐に手を入れお緯床経床座暙系 ずむンタラクションする蚭定ず考える。もう䞀぀の方法ずしおは、図 のように、カメラがペッパヌズ・ゎヌストの四角錐の䞊に眮かれ、ある範 囲の芳客の手の動きを捉えおコロナりむルスのデヌタずむンタラクション

図 材料

するず考える。

70.5°

138.6

160

図 四角錐のサむズmm

図 蚭眮図

. たずめ  本課題のテヌマずしおは、ビッグデヌタを玠材にしおデゞタルの䜜品を 䜜るこずである。本䜜品では、人間の生掻に密着した新型コロナりむルス 図 光源

のデヌタを利甚し、コロナりむルスのデヌタず人間の関係を怜蚎しおみる ず考える。コロナりむルスのデヌタ圢の倉換ず芳客ずコロナりむルスの デヌタのむンタラクションにより、コロナりむルスのデヌタの「矎しい、 醜い」、「軞」、「ディスタンス」のコンセプトを衚珟するず考える。同 時に、コロナりむルスのデヌタの展瀺圢匏を怜蚎するため、異なる展瀺方 匏を詊みるず思う。

. 今埌の展望 図 アクリル板

. 軞の倉換  本䜜品では、XYの平面盎角座暙系を緯床経床座暙系に倉換するず考え た。平川玀道氏に関する調査では、四次元空間ず盞察性理論に関する知 識も觊れた。デヌタの倉換は倚くの可胜性があり、アヌトず科孊の結合 もずおも面癜いず思う。今埌には、異なるビッグデヌタを考え、デヌタ の軞を倉えお新しい圢を埗る詊みを行いたいず思う。 . 立䜓の造圢  本䜜品では、芳者ずデヌタのむンタラクションを画像に蚘録するず考 えたが、デヌタを抜象的な立䜓造圢に倉換する可胜性があるず思う。

図 䞉次元映像


2021/8/19

. 参考 [1]「ペッパヌズ・ゎヌスト」.「フリヌ癟科事兞 りィキペディア日本語 版」.https://ja.wikipedia.org/wiki/ %E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BA %E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88, (参照 2021-08-19)


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