Dtp用語集

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DEx Information 用語辞典     2002/08/23 版 ア アウトライン化

文字やIllustrator などで作られた線をオブジェクトにすること。文字はテキストではなくなるため、出力側のフォント環境に左右さ れることなく出力される。

アタリ画像

レイアウトを確認するために、配置された低解像度のデータ。実際、印刷には使用されない。

アップデート

アプリケーションやOS に一部不備があった場合の修正、または新機能を追加すること。通常アプリケーション、OS の販売元がデー タを配布する。

アプリケーション

ワープロソフトやデータベースソフトなど、特定の仕事を行うためのソフトウェアを指す。 DTPであれば、レイアウトをしたり画像 を編集したり、図を描いたりするために使うソフト。

アンカーポイント

Illustrator などで図形を表現する際の線と線をつなぐ点。孤立すると不要な点となる。

1 バイト文字

半角の欧文で入力された文字。

EDI (Erectric Data Interchange)

電子データ交換を指す。EDIは、企業間の商取引をデジタル化し、ネットワークを通じてやり取りするもので、受発注や見積もりと いった商取り引きEDIとデジタルコンテンツそのもののEDIがある。事務や物流の効率化、ペーパーレス化、納期の短縮などの効果を 期待する。専用回線を利用するEDIは、特定の企業と取引先などが対象となるが、インターネットEDIでは幅広い企業が参入できるよ うになってきている。

EPS

保存形式の1 つで、Post Script (⇒ポストスクリプト参照)データに画面表示用のデータを含めたもの。互換性に富み、Post Script 出力に最も安定した出力形式であるとされている。

(Encapsulated Post Script) Illustrator

図形を作りこむためのAdobe社が開発したドロー系グラフィックソフト。豊富な描画ツールと柔軟なペジェ曲線でイラストや地図、 ロゴ、グラフなとあらゆるオブジェクトを描画でき、デザイン的な自由度の高さから雑誌広告に使用されることが多い。 データ入稿で使用できるバージョン : Illustrator:5.5J 7.0.1J 8.0.1J 9.0.2J 注:Illustratorの各バージョンは、トラブル回避の為、必ずアップデートする。(7.0J→7.0.1J 8.0J→8.0.1J)また、 9.0.2Jを入稿する際は、データ入稿仕様書の必須チェック欄を必ず確認、明記の上入稿する。(http://www.adobe.co.jpにて入手 可能) Illustrator10Jは現在印刷会社、出版社側で対応不可能なため使用不可。

Indesign

Adobe Systems社が開発し、PageMakerの後継として登場したプロフェッショナルコースのレイアウトソフト。 電算写植が培って きた高度な文字組み機能と、DTPならではの多彩なグラフィック機能が融合。 PhotoshopやIllustratorとの親和性も高い。現在、雑 誌広告におけるデジタル送稿では使用不可。

WYSIWYG (What You See Is       What You Get)

Mac OSの最大の特徴である、WYSIWYG(What You See Is What You Get:見た物をそのまま得る事ができる。)つまりモニタの 画面上で見たままの状態が、プリントアウトでも再現されること。これは、DTPの最大のメリットであり、仕上がりを見ながら作業 できる。 MacがDTPの主流になったのも、いち早くWYSIWYGを実現したからである。

ATM (Adobe Type Manager) FTP (File Transfer Protocol) FD (Floppy disk)

Post Script フォントをモニター上でスムーズに表示するためのラスタライザー(ソフト)

MOディスク (Magneto Optical Disk)

光磁気ディスク。データの書き換えができるのが特徴の記憶媒体。メディアの種類には、3.5インチと5インチがあり、3.5インチの 場合、記録できるデータの容量は約128MB∼1.3GB、5インチでは600MB∼2.6GBなため、情報量が多い画像データの記憶媒体とし て普及している。現在、データ入稿で使用可能なMOは、3.5インチの128MB∼640MB。

OCFフォント

従来、米Adobe Systems社が提供していたフォントフォーマットファイル。 構造が複雑で、字体を切り替えるなど新しい機能に対 応するのに適していない。

オーバープリント

上側のオブジェクトと下側のオブジェクトのCMYKの版を複数、または全て重ねて印刷する設定のこと。

Open Type Font

Adobe Systems社とMicrosoft社が開発した新しいアウトラインフォント。 MacintoshではMacOS Xから採用。 True Typeと PostScript Type1のどちらのフォントにも対応できるためMacintosh/Windows間の真のクロスプラットホーム化が実現可能。 ま た、外字や約物等が大幅に拡張されている。現時点のデジタル送稿では、必ず出版社に対応を確認する。

OPI (Open Prepress Interface)

レイアウト用の低解像度データと、CMYK 各色の出力用高解像度データの計5 つのファイルで画像データを保存する形式の1 つ。 DCS と類似しているが、DCS が全て同じフォルダ内になければいけいないのに対し、 OPI は、ネットワーク上で差し替えが可能で ある。デジタル送稿では原則的に使用不可。

インターネットに接続されたコンピュータ間におけるファイルの受け渡しを規定したファイル転送プロトコルの1つ。 磁性体を塗った薄い円盤状のデータ記憶媒体。通常はプラスチックなどの四角いカバーに守られていて、携帯性に優れている。しか し、大容量のデータ収録が不可能。画像を含まない小枠原稿の入稿時に用いられる事が多い。

カ 解像度

デジタル画像のキメの細かさを表す言葉。1 インチあたりどのくらいのピクセル(画素)かを「dpi 」という単位で表す。レイアウ トソフト上で拡大縮小すると実質の解像度は変わってしまうので注意する。同サイズであれば、数字が大きいほど画像は精細とな る。

紙焼

ネガ版から印画紙に焼き付けて現像されてできあがった原稿。

キャプチャー

デスクトップに映し出された画面を画像として取り込むこと。

QuarkXPress

全体の誌面校正を受け持つページレイアウトソフトで、クォーク社が開発した代表的なDTPソフト。テキスト、画像、図版など個別 に作られたデータを1つの誌面にまとめ上げる為のソフトである。また、複数のページが扱えるので雑誌や書籍などのページ物作成 に使われる。 データ入稿で使用できるバージョン QuarkXPress:3.11J 3.3Jr2 3.3Jr7 4.02J 4.05J 4.10Jr2

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DEx Information 用語辞典     2002/08/23 版 サ 在版

原稿を繰り返して用いるため、あるいは管理上の必要から、雑誌社が保存する使用済みの広告原稿の事。 以前に使用した広告原告を 再び使用すること。しかし、雑誌社によっては在版の流用が不可のところもある。

CID フォント

OCF フォントに代わる新しいフォント形式。アウトライン抽出、エンベット、異体字への切り替えが可能。

(Character Identifer)

CMS

同一データからの各種出力物や印刷物の色の違いを補正し、同一基準のもとで色を管理すること。

(Color Management System)

CTC

グラビア印刷において、デジタルデータからフィルムを作らずにシリンダーに直接、面付け刷版を行う方法。

(Computer To Cylinder)

CTP

オフセット印刷でデジタルデータからフィルムを作らずにPS版に直接、面付け刷版を行う方式。

(Computer To Plate)

CD-R (CD - Recordable)

書きこみ可能なCDメディア。専用の書きこみソフトを使ってCD-Rドライブでデータを書き込む。 CD-ROMと互換性を持ちながら書 き込みの可能なCDで、大容量で安価な点が注目され、大量データのバックアップや画像データの保存のために用いられる。最近で は、CD-Rでのデータ入稿も増えつつある。

JMPAカラー

(社)日本雑誌協会が2001年7月に発表した、雑誌広告原稿データでの色の基準。雑誌広告をDTPで制作した場合に、そのDTPデー タをそれぞれ、広告会社、出版社、印刷会社が同じ色で見るための基準となる色を示した。

JPEG エンコーディング   Export Group)

EPS 形式のエンコーディング(文字や文章をハードウェアやプログラム上で使えるようにすること)の一種。JPEG エンコーディン グを使用すると、画像情報の一部が破棄されて圧縮がかかり、データ自体は軽くなるが、デコード(解凍)時に画像は完全に再現し ない(非可逆)。また、ポストスクリプトレベル2 以上の出力機しか対応していない。

実画像

印刷に適応した解像度で、レタッチ処理などがなされている印刷に実際に使用される画像データ。

スクリーンフォント

画面表示用フォント。

スミベタ

K (スミ)100%ということ。

線数

網点の細かさを表す数値。1 インチに幾つ網点があるかを表す。単位は「lpi 」。

(Joint Photographic

タ ダイレクト刷版

フィルムを作らずに、デジタルデータから直接刷版すること。(CTC、CTP)

DDCP

DTP データを直接紙に出力する色校正システム。一般のプリンターより高品質で、よりプロセスカラー印刷に近い出力が可能。

(Direct Digital Color  Proofing )

DCS (Desktop Color Separation )

レイアウト用の低解像度データと、CMYK 各色の出力用高解像度データの計5 つのファイルに分版して、画像を保存する形式の1 つ。デジタル送稿用のデータとしては使用不可。

データ入稿仕様書

(社)日本雑誌協会が発行、推奨している、デジタル送稿の際にデータに添付する仕様書。後処理でのトラブルを未然に防ぐため、 確認すべき基本情報を制作がチェック形式で記入する。電通などでも強く推奨している。

デフォルト

初めから自動的に設定されているということ。初期設定。デジタル送稿用のデータとしては使用不可。

特色

CMYK 以外のインキ(蛍光色など)。 DIC カラー、PANTONE 、 TOYO などメーカーによって様々な色がある。(カスタムカラー、 スポットカラー)

トランスファ関数

Photoshop の画像の色%とフィルムの網点%の差を補正する機能。

トンボ

製版フィルムの見当合わせ(版同士を合わせること)や、印刷物、製本の断裁の目印となるマーク。4Cと1Cでは、トンボの作成方 法が異なるので、注意する。

ドット

点のこと。画面、印刷物などは全て点で表されている。

ドブ

印刷物の断裁の際のズレによって生じる、紙白を防ぐため設ける部分。

ナ 抜き合わせ

画像、図版、文字が重なる場合、下側の色を削除すること。抜き合わせしないと、重なった下の版の色によって印刷結果が意図した 色にならなかったり、色ムラが目立ったりする場合がある。

ノックアウト

抜き合わせのこと。

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DEx Information 用語辞典     2002/08/23 版 ハ ハーフトーンスクリーン

スクリーン線数、網点の角度、形状の情報。

バイキュービック法

画像の再サンプルを行った時の補間方式。精度が高く、色調の移行が滑らか。

配置画像

レイアウトデータに貼り込まれた画像。

バイナリ

一定の規則により、2 進数で表現されたデータ形式。テキストファイル以外のファイル形式。

パス

Illustrator 、Photoshop などで作成できる線のこと。アンカーポイントで構成される。

版下

レイアウトの指示に従って、白い台紙に文字、図、ケイなど必要なものを全てきちんと張り込んであり、(但し、写真やイラストな ど後ではめ込むものは除く)すぐに製版できるようにしたもの。通常原寸で作成する。

PDF (Portable Document Format)

Adobe Acrobatの技術を使い、機種、アプリケーションソフト、フォントなどに依存せずに表示、 印刷できるプラットフォームに 依存しないファイル形式。

ピクセル(画素)

画像を構成する単位。

平台校正機

印刷した時の写真の調子、色の調子をチェックするための試し刷りである色校正をとる時に、最も一般的に使われている校正機であ る。印刷の仕組みは実際のオフセット印刷機とほとんど同じ。ただし、実際に印刷する機械(本機)と異なり手作業で行うため、本 機と比べて若干色の調子は異なる。

Photoshop

Adobe社が開発した、写真などの画像データを調整するフォトレタッチソフト。特に写真画像の処理を得意とし、明るさや色調の補 データ入稿で使用できるバージョン : Photoshop:3.0J 4.0J 5.0J 5.5J Photoshop6.0は現在印刷会社、出版社側で対応可能なため使用不可。

プリプレス

印刷物が出来あがるまでにはいろいろな工程が存在するが、印刷プロセスにおける 印刷工程前の「組版・製版・刷版」関係などの生 産工程の総称。

プリンタフォント

フォントのアウトライン情報を持ったフォントデータ。通常プリンタにインストールする。

プロセスカラー

C (シアン)M (マゼンタ)Y (イエロー)K (ブラック)の4 色で再現できる色。

プロファイル

カラー属性ファイル。入力と出力デバイスのキャリブレーションのためのデバイスごとのカラー属性を定義したファイル。

β版

ソフトウェアの試作品、あるいは評価版。β 版はベータテスターと呼ばれる人たちに試用してもらい、 不具合などを発見し、製品 版に反映させる目的で作られる。主としてソフト関係に用いられる用語。

ポジフィルム

1.カラー写真の場合、リバーサルフィルムで撮影し、現像したものを言い、スライドで映写できる状態のもの。透過原稿とも言 う。版下入稿の際に添付する「ポジ」はこちらの意味。 2.製版の仕上がりフィルムの状態。ポジ入稿の「ポジ」はこちらの意味。正式には分色ポジフィルム。墨版black・赤版 magenta・藍版cyan・黄版yellowの4色に分版されている、網点化されたフィルム。

ポストスクリプト (Post Script)

1985 年にAdobe System 社が開発したページ記述言語。図版、文字、画像などをどの場所に配置するかという情報を、出力機に送 るための言語。

ポストスクリプトカラー管理

出力機へ送るための画像のカラーにおける全ての情報を管理するシステム。

マ マスク処理

配置した図版や画像の不必要な部分を切り抜く処理。

モアレ

網点や平行線など、同じパターンで連続しているものを重ね合わせた時に生じる模様。スクリーン角度はC 版15 度、M 版75 度、Y 版30 度、K 版45 度に設定し、Y 版以外の各版を30 度ずつ離すことによってモアレを防止している。 Y 版は人の目に一番目立たな いので15 度の差がつくように角度がふられている。

モノクロ2 階調

白と黒(スミベタ)で構成された画像。色数は黒1 色と考えられ、ビットマップまたは1 ビット画像とも呼ばれる。

ヤ UCR (Under Color Removal)

下色除去。プロセスインクを使った印刷でCMYが重なる部分を等量でKインクに置き換える技術。画像のシャドー部などのグレイ部 分で印刷の際にインク総量が多すぎて起こるトラブルの回避や、イラストや罫線など印刷のズレを目立たなくさせる効果がある。ポ ジなどをスキャンする際にスキャナの操作として行う場合とPhotoshopなど画像レタッチソフトなどで行う場合がある。

ラ RIP (Raster Image Processor)

リップと読む。PostScript等の言語で記述されている図形、文字、画像を指定された大きさや位置にラスターイメージ(ビットマッ プ)として展開するツールを指す。専用のハードウエアに搭載するハードRIPとパソコンにソフトウエアとして搭載するソフトRIPが ある。

レイアウトデータ

文字、図版の割付、色の設定などのレイアウト作業が全て終了したデータのこと。

レイヤー

レイアウトソフトやドローソフトなどの機能で、レイアウト要素を複数の階層に分けて重ねることができる透明なフィルムのような もの。

レジストレーション

レジストレーションカラーの指定をすると、出力の際に、レイアウトデータで使用されている全ての版(スポットカラー含む)に適 用される。通常はトンボの色の設定に使用される。

ワ 3/3


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