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中学校のバンド、オーケストラ、合唱団: お子さんはどれを選ぶべきか?
5年生のお子さんをお持ちの親御さんは、6年生で受 ける選択科目の検討を始める良い時期です。中学校 にバンド、オーケストラ、合唱の授業があるという ことを耳にする保護者も多い中、これらの授業につ いてもっと詳しく知りたい、子どもに楽器の経験が 無い、エレメンタリーの合唱団に参加をしていない 等の理由で、1学年を通しての選択科目として音楽 を選ぶのが良いのかどうか悩む方もいるでしょう。
Cultural Bridges誌は、バンド、オーケストラ、合 唱のいずれかに参加した Maywood Middle Schoolの 8年生数名にインタビューを行い、経験を語っても らいました。皆さんがこれらのクラスについての理 解を深め、選択科目を選ぶ際の不安をやわらげるこ とが出来ればと考えています。
Maywood Middle School バンド
Lora Doytcheva: 現在フルートを吹いています。6年生 の時から2年間吹いています。全く未経験でバンドに 入りました。楽器の組み立て方すら知りませんでし た。選択科目として音楽を選んだのは、自分ならでは の新しい技術を身につけ、挑戦したかったからです。 また、新しい楽器の演奏を学ぶことは脳への挑戦にも なり、自分が心地よいと思える慣れた環境から出て、 新しいことを学ぶのでとても楽しいと感じています。
バンドの授業は通常、数分をかけて楽器を組み立てる ことから始まります。ウォームアップを始める前に少 し話があります。ウォームアップの後は、新しい曲の 譜読みをするか、次のコンサートに向けて準備中の曲 のセクションに取り組みます。最後に楽器を解体して 片付けます。
年に3回大きなコンサートがあります。また、高校の マーチングバンドと一緒に演奏したり、他の学校のバ ンドと一緒にフェスティバルに行ったり、学校イベン トで演奏するときもあります。フルートを吹いていて 一番好きなところは、演奏中にほぼ99%フルートがメ ロディーを担当するときです。とても重要なパートは 難しい時もありますが、それがさらに演奏する楽しさ を感じさせてくれます。
新中学生へ最大のアドバイスはとにかく練習、練習、 練習!です。練習しないまま終わるのは、バンドに とっても自分自身にとってもプラスにならないからで す。テストに出題される曲の弾き方がわからないと、 テストを受けることがストレスになるだけです。その ようなことにならないように、1日1回気が散らない状 態で座って練習できる時間を設けましょう。授業中 は、自分のパートだけの練習ではなく、他のパートと 合わせる練習をする時間です。
Emerson Archer: 僕はバンドでアルトサックスを吹い ています。この楽器を始めたのは5年生の時で、今年 で4年目になります。なぜアルトサックスを選んだか というと、演奏していてかっこよさそうな楽器だと思 ったからです。それでアルトサックスの音楽を聴き始 めました。すごくかっこよく聞こえたので、自分もや ってみようと思いました。アルトサックスを吹いてい て好きなところは、ジャズからコンサートバンド、マーチングバンドまで、いろいろなスタイルで演奏でき るところです。
バンドの授業では、ほぼ毎日楽器を演奏します。通 常、授業はウォームアップから始まり、Essential Elementsという教科書の中の曲を演奏することもあり ます。その後、演奏会用の曲に取り組んだり、楽しく 練習するために他の曲を演奏したりします。6年生は 通常、教科書から選んだ曲を毎日練習して、コンサー ト用の曲もそこから選びます。年に3回ほど演奏会が あり、楽しいバンドフェスティバルもあります。
新入生や現6年生に1つ提案したいのは、バンドは学年 の中頃から終わりにかけて難しくなるということで す。演奏している曲がとても難しく感じられたり、時 には失敗してしまいそうになったりするかもしれませ んが、最終的にはコンサートは必ずうまくいき、観客 はその音楽をとても気に入ってくれます。だから諦め ないで、最後までやり遂げられると自分を信じて下さ い。
Maywood Middle School オーケストラ
Kendall Baker: 中学校のオーケストラでヴィオラを弾 いています。中学校が始まる数ヶ月前に始めて今年で 4年目です。ヴィオラを選んだのは新しい楽器を習い たかったのと、響きがいいと思ったからです。普段の オーケストラの授業はリハーサルが中心ですが、セク ション練習もあり、フェスティバルのような行事以外 に毎年少なくとも3回はコンサートがあります。私は ヴィオラが演奏に溶け込んでいる様子やすべての楽器 がとてもかっこいい音楽を奏でているのがとても好き です。オーケストラは素晴らしいクラスで、自分の能 力を向上させる機会があります。弦楽器に興味がある 人は、好きな楽器を選んで是非やってみてください!
Sophie Cao: 中学校のオーケストラでヴァイオリンを 弾いています。ヴァイオリン歴は3~4年で、6年生に なる前の夏に始めました。ヴァイオリンを選んだの は、オーケストラの一員になって、いろいろな音を目 の当たりにするのがとても楽しそうだとずっと思って いたからです。加えて、ベースラインとは対照的にメ ロディーを弾くのが楽しそうだと思ったからです。毎 日のクラスで定期的にたくさんの新しい曲を学ぶこと を楽しみにしています。チューニングには時間がかか りますが、慣れてくると早くなります。全体練習だけ でなく、セクション練習もします。コンサートは年に 3回ありますが、昔のビデオを見返して自分がどれだ け上達したかを見ると嬉しくなります。各コンサート では、6年生と7、8年生の2つのオーケストラが演奏し ます。昨年は、学年末の演奏会に高校のオーケストラ が加わりました。上級生の演奏を聴くのは素敵なこと です。
この楽器を演奏していて一番好きなのは、友人とデュ エットすることです。異なるパートがひとつに重なる とどのように聴こえるのかを思うといつもわくわくし ます。また、学年の終わりには、楽器を使っておとぎ 話をします。おとぎ話を演じるようなものだけど、少 しひねりがあります。
新入生へのアドバイスは、新しいことに挑戦すること を怖がらないこと。楽器を弾くという事は怖いかもし れませんが、ベストを尽くして時間をかければ、きっ と成功できると思います。
Maywood Middle School 合唱
Anabelle Kiang: 私は4年生のときから合唱団に入って います。中学入学前にApollo Elementary の合唱団に 入りましたが、Covid-19のせいで中止になってしまい ました。中学校で合唱を選んだのは、やったことのあ る科目だったからです。以前の経験から授業で何をす べきかというのが分かりやすいだろうということと、 中学校では同じ科目でもどのように違うのか、どのよ うに違うことをするのか経験してみたいとも思いまし た。
合唱クラスの日課は、先生によって違います。これま で2人の先生から授業を受け、もうすぐ3人目になりま す。でも、授業には必ずウォーミングアップと歌の練 習が含まれます。コンサートの準備やコンサートの服 装も確認します。
通常1年の間に合唱クラスの全学年が参加するコン サートが3回あります。学期ごとに1回ずつです。7年 生や8年生など特定の学年だけの公演もあります。ま た、7年生と8年生が出演するフェスティバルもありま す。
合唱団の好きなところは、みんなと一緒に楽しく歌え る大きな家族のようなところです。ひとつエピソード を紹介すると、私たちの担任Nguyen先生は、カウント ダウンのとき、私たちの注意を引くために手を数字に 見立てていました。例えば、8までカウントダウンす る場合、親指と人差し指を合わせて円を作り、2つの 円を合わせて8を作ったり、とても楽しい先生で私た ちを何度も笑わせてくれました。先生は私たちがこの クラスの一員であるといつも思わせてくれました。
これから中学生になる人たちに提案したいのは、音楽 に行き詰まりを感じたら、個別で先生に助けを求める か、楽譜を持ち帰って練習することです。また、合唱 のコンサート当日は早めに会場に到着することを忘 れないでください。遅刻するよりも早い方がいいので す。
Giana Bressan: 3年生から合唱団に入っていて、中学校 の3年間もずっとやっていました。小さい頃から歌う ことが大好きで、その趣味はずっと続いています。毎 日のクラスでは、朝必ずストレッチをして体を動かし ます。それからウォーミングアップをし、歌ももちろ ん歌います。年間を通して、3つのメインパフォーマ ンスと複数の非公式パフォーマンスがあります。私の お気に入りのパフォーマンスは、くるみ割り人形で歌 った事と、シアトルマリナーズのオーディションを受 けたことです。地域のみんなとつながる事が大好きな 私には、これが合唱団の一番好きなところです。これ から中学生になる人たちに勧めたいのは、声量だけに こだわらず、常にテクニックを重視すること、そして 先生によって練習のやり方が違うことを忘れないこと です。
Zach Gelinas: 私は3年間合唱団に所属しています。1 年間はApollo Elementaryのロケット合唱団にいまし た。今年で4年目です。今年も合唱を続けることにし たのは、6年生の合唱の担任だったWood先生が、歌う ことを決して止めないようにと言ってくれたからで す。先生は私の合唱のキャリアを大きく後押ししてく れました!先生は私の中にある何かを見抜き、私に大 きな可能性があることを分かっていました。また、私 たち歌手をつなぐコミュニティや家族も大好きです。
クラスの日課は、先生が合唱についての新しいことや 一般的なことを簡単に説明することから始まります。 それからウォーミングアップに移り、声を整えるため に様々な歌の練習をします。その後、クラスの残りの 時間を使って、次の公演で歌う曲の練習をします。私 たちは楽譜から音楽を学び、音楽理論の要素について も学びます。
年間を通して、合唱部の生徒たちが参加する公演やイ ベントがたくさんあります。ウィンターコンサートや スプリングコンサートのような伝統的なコンサート や、クリスマスキャロルのようなイベントも毎年あり ます。くるみ割り人形の幕間に歌ったこともあります が、とても良い機会でした。
私が合唱団で一番好きなのは、コミュニティです!す べてのパートがケーキの層のように重なりあって歌う のを聴くのは魔法のようです。私たちは皆、合唱団の 仲間として良い友人であり、それは素晴らしい事で す。昨年、7年生と8年生の男子は Maywood Menという 小さな合唱団を結成しました。たった5人でしたが、 それでも楽しかったです。私たちが歌の練習をしてい る間、女子も同じようなグループを作りました。コン サートが近づくと、女の子たちはステージで自分たち の歌を歌い、男の子たちは舞台裏で踊りました。皆一 緒にワルツを踊るのはとても楽しかったし、あの喜び は忘れられません。楽しかった!
これから中学生になる合唱団の生徒にひとつ提案した い事は、常に自分を励ますということです。あなたの 中には、歌を通して引き出される素晴らしい才能があ るのですから。私自身、合唱団に参加することで、自 分の居場所や才能を発揮できて、自分の意味や目的が 引き出されたと思います。合唱団は本当に人生を変え る経験で、私は本気でお勧めします!