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コミュニティを知る: バイリンガルの子どもを育てる

Irina Brindeyeva

ISD保護者

russian2tor.com

自分の子どもたちが母国語を話したがらない、話せない。異なる文化から移住してきたほとんどの家族が人生のある 時点で同様の状況に直面します。この傾向は大変残念な事です。私たち家族がそれにどのように対処したか、そして 何が上手くいっていて何が上手くいっていないのかを共有したいと思います。

私の母国語はロシア語です。現在Issaquah学校区に通う2人の子どもがいます。私の娘はEndeavour Elementaryの5年 生で、息子はこの秋にSkyline High Schoolに入学します。2012年にロシアから引っ越してきました。子どもたちが就 学前の年齢だったときは、子どもたちは自然にロシア語を話していました。家でも、友達と遊ぶ時もロシア語を話し ていました。子どもたちは2人とも、ロシア語を話すプリスクールに通っていました。彼らは英語の前にロシア語の 読み書きを学びました。これは就学前の子を持つバイリンガル家族にとって一般的な事です。

そして、子どもたちが学校に通い始めてからは全てが変わりました。

若い頭脳は、1日の半分を英語環境に浸ることですぐに新しい言語を吸収します。やがて親は子どもたちの第1言語が 口から出てこなくなることに気づくかもしれません。彼らは第1言語を流暢に話すことに苦労し始めます。我が家に 何百冊もあるロシア語の児童書? 本を読む事が好きな子たちですが、もう興味を持ってはくれません。

そこから奮闘が始まります。親として、母国の文化を子どもと共有することは不可欠です。もし彼らが母国語の複雑 さを知らなかったり、ネイティブスピーカーのように感じ取ることが出来ない場合、共有することは難しくなるでし ょう。では、私たちに何ができるでしょうか? そして、何をすべきなのでしょうか?

ロシア語と数学の家庭教師をしている生徒の親に、母国語の維持が子どもたちにとってなぜ重要なのか理由を尋ねま した。一般的な回答は次のとおりです:

  • 親の文化的背景を子どもと共有できる

  • 親や祖父母と母国語で話す必要がある

  • 2つの文化を最大限に活用できる

  • バイリンガルであることは脳に良い

家庭によっては、仕事などで数年後にどこに住むか分からない状態のため、母国語を捨てるという選択肢がまったく 無い場合もあります。

あなたが取り入れたい他の良い習慣と同様に、模範を示してください!

私は2023-24年度、Issaquahを拠点とするロシアンサークルを立ち上げまし た。子どもたちは私のヘルパーとして、サークルに集まる小さな子のお手本の 役割を果たしてくれました。サークルではロシア語だけを話そうというルール が上手くいきました。

とするロシアンサーク

毎回90分の集まりでは、楽しい教育アクティビティをいくつか組み合わせる 事をめざしました。例えば以下のようなものです:

  • リーディング、スピーキングなど言語スキルに関連の活動

  • STEMプロジェクト

  • 工作

  • 頭や体を使ったゲーム

  • タレントショーなどチーム単位で協力し合う活動

私の子どもたちはDynasty Fitnessジムで習ったパルクールのトリックを実演してみせたりもしました!

冬休みには、Beaver Lakeで宝探しを開催しました。12月23日の珍しく晴れた日に、約30人のロシア語を 話す子どもたちとその家族が集まりました。森の中でのオリエンテーリングセッションの ために3つのグループに分かれなければならな いほどたくさんの参加者に恵まれました。そ の後、Beaver Lake Pavilionの火のそばで伝統的 な紅茶と軽食を楽しみました。

Beaver Lakeで宝探しを

この2年間、世界で起こっている事にもかかわ らず、あるいはそれ故に、私は子どもたちの 学校で開催されたヘリテージナイトでロシア 文化を紹介するテーブルを主催しました。私 は昨今のキャンセルカルチャー現象のファン ではなく、自国の普通の人々による生活の物 語を伝えるため自分の役割を果たしました。 ここでも私の子どもたちは私のヘルパーとし て、ロシア人であることやロシア語を話すこ とは恥ずかしくないという事を学びました。

私はまたISDのVOICEプログラムでロシア語を話すメンターでもあります。

私の経験からバイリンガルの子を育てている親御さんへのアドバイスです。

  • 意味が分かる、使える単語を増やしていく

  • 会話の練習

  • 親の文化背景の共有

それ以外の状況では、子どもたちと母国を訪れたり、祖父母と頻繁にコミュニケーションを取ることを お勧めします。これは残念ながら、現在の私たちにとっては叶わないことですが…

もちろん、読書は語彙を増やすための重要な部分です。毎日5分の読書を続けるだけでも子どもたちは驚 くほどの上達を見せてくれます。一貫性がカギです!

学習プロセスを楽しくしましょう! 軽く、カジュアルな学習を心がけましょう。子どもがまだ流暢に話せ ない場合は、文法などに拘り過ぎないようにしましょう。様子を見ながら自然に難易度を上げていきま しょう。

母国語を学び、それを使う機会を子どもたちに与えてあげてください。いつか必ず成果は現れ、諦めな かった事を誇りに思う日がやってきます。頑張って!

とするロシアンサーク
とするロシアンサーク
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