コンクリートの曲面
養生テープでつくられた的
調整池の壁面を壁打ちに利用する 調整池
カーブした手すり
ビルからの視線
アーバンコア
陸上トラック
植栽とフェンスが仕切る
公園の南北をつなぐ動線
渋谷川
サッカーのコート
観客席として使われる階段
ゴールが設置されていた跡
3×3 のコートスケール
様々な方向に人が流れる
車が走っていない道路
六本木ミッドタウン
ポールによって区切られた休憩、観戦スペース
立体的な動線が観客席に
バスケットボールライン 観客席として使われる階段
公園
調整池
コートと道に境界がない
立体的な動線
ネットの高さ コートの内側は緑色に塗られている
開放的な眺め
ダイバーシティー
14
1| 皇居ラン
¦ 見次公園
-
スケート場 三角コーンを目印にする
ス ポ
広場
高速道路
信号がない
隣接するファミレスがゴルフショップとなる
マンション
池
警察署 年配の方が釣りをしている
街に向かってゴルフボールを打つ
観覧席のようなアパートの共用廊下
小学校
涼しい風が流れる
ボールが当たらない高さ
スケートパーク バスケのハーフコート
道路に囲まれている
テニスコート 住宅地
遊歩道
高速道路を跨ぐブリッチ
ボールの軌道を確認できる細長い敷地
後にフリースローラインが引かれる
道路
反時計回りに走る 中学校
モノレール グラウンド
駐車場
道路
コートとパークに境界物がない
高速道路
三面を囲まれた閉鎖的な場所
ツ と 建 築
Study and design proposal on the relationship between sports and urban space
ス ポ
スケボーパーク
稲荷橋広場
住宅街
ツ と 都 市 空 間 の 関 係 に 関 す る
スケートパーク
駐車場をスケボパークに転用
河川敷
び 設 計 提 案 -
交差点
荒川
様々なスポーツ のふるまい
スポーツの目でみる See with sports eyes
イアン・ボーデン :「スケートボーディング、空間、都市 身体と建築」
建築史家の Iain Bordenは、スケートボーディングは身体による建築批評であ 都市空間や建築には視点を変えて見てみることで新しい意味や魅力が発見されることが
り、新たな都市空間の創造であるとも述べている。都市空間でスケートボードをは
あ る 。 た と え ば「 ス ポ ー ツ 」 の 中 の ス ケ ー ト ボ ー ド の 視 点 で 都 市 空 間 を 見 る と 、 道 路 や 手
じ め と す る「 ス ポ ー ツ 」 を す る こ と は 、 ス ポ ー ツ を 通 し て 都 市 空 間 と 人 が ど う 関 わ
摺り、ベンチなどの都市空間の要素を連続した滑るためのフィールドとして再解釈し、即
れるかを検討することであり、都市の余剰の空間を活用するための手がかりになる
興的に滑ることによって新しい価値を与えていくような可能性がある。
といえる。
ス ポ ー ツ と 都 市・ 建 築 空 間 の 歴 史 History of sports and urban space
フットボールから変化したのスポーツの歴史から見る スポーツと建築、都市空間の関係 都市
室内
ルールを破る
①「 フットボール(サッカー)」
要素の再構成
②「 ラグビー 」
18∼19 世紀
③「 バスケットボール 」
1823 年
簡易化
④「 バレーボール 」
1891 年
1895 年
⑤「 ストリートボール 」
小規模化
① 115500
② 104000 94000 47000 17285
25000 7218
68000
③
⑤
④ 15000
3600
14000
8320
18000
13130
28000
9000
58000
38000
9200
74800
40320
18300
3000
都市、建築の変化の中でスポーツ は小規模化しいった
源流は中世イングランドで村同士の対抗戦として、一つのボールを奪 い合いながら相手のゴールに運んでいくという、いわばお祭りのよう なものが起源
フットボールの分化。フットボールの試合中、ウィリ アム・ウェッブ・エリスが「ボールを抱えたまま相手の ゴール目指して走り出した」ことが起源
教育の為に面白く、安全で覚えるのも行うのも簡 単で、冬季に照明のある室内でできるスポーツと いう条件で、すでにある様々なスポーツの要素を 再構成することで設計された。
接触プレーが多いため怪我をしやすい、中高
主に街中で行われ「ストリートバスケットボー
年や女性には運動量が多すぎるバスケット
ル」とも呼ばれる。3on3 やフリースタイルな
ボールの問題点を改善し誰でも気軽に楽しめ
どダンスに近いものがあり、パフォーマンス
るスポーツ種目が必要になり設計された。
を意識したことで独自トリックが生まれた。
スポーツの形態は都市の歴史と同時に変化していった。かつて、祭儀、宗教的な意味を持っていたスポーツはルールが 明確に設定されることで競技性をも持つようになった。その後、建築の大空間が可能になった事で、天候に左右されない 室内でのスポーツが生まれた。しばらくして、都市に人口が集中する事でスポーツは小規模化し、都市の空地を探すよう にストリートのスポーツが発展してきた。
スポーツの分解 Disassembly of sports
a . フィールドの発見
b. インターフェースの進化
c. ルールの開発
・関係し合うスポーツの三要素
貝島桃代 :「10+1 No.20 アーバン・スポーツ」
フ ラ ン ス の 学 者 ベ ル ナ ー ル・ ジ レ は“「 激 し い 肉 体 活 動 」「 遊 戯 性 」「 闘 争 」 を ス ポ ー ツ の 三 要 素 と 捉 え た 。 一 方 、 1 0 + 1 の 論 考「 ア ー バ ン・ ス ポ ー ツ 」 の 中 で 貝 島 桃 代 は ① フ ィ ー ル ド: 場( 例: コ ー ト 、 体 育 館 、 街 路 ) ② ル ー ル: 禁 止 事 項( 例: 手 を 使 っ て は い け な い ) ③ イ ン タ ー フ ェ ー ス: 道 具( 例: ラ ケ ッ ト 、 ボ ー ド ) の三要素が組み合わさって出来ていると述べている。スポーツを構造化し分析するにあたり貝島桃代の考察を参照する。
スポーツの分解 Disassembly of sports スケートボードの歴史と三要素
1950
1960
1970
1990
1980
a . フィールドの発見
空き家となったキドニー型プール
アスファルトの車道
流水用パイプ
余水路
コンクリートスケートパーク
ストリート
材質は楓の合板が一般化する。デッ キ(表面)の縦にコンケーブ(凹み)、 更に滑り止めとして、前足部及び
b. インターフェースの進化
後ろ足部に荒い紙やすり状のグ リップテープが張られ、デッキ裏 にはスライドをし易くする為の サーフボードを模した形でローラース ケートの粘土製ウィールを流用
レールガードが付けられた。
新型ウィール 粘土製からウレタン・プラスチック製に
ツーバイフォーの板、りんご箱、ローラー スケートを組み合わせたものが原型
サーフィンの練習用として生まれ た。当時の滑り方にはいくつか種
c. ルールの開発
類があり、フリースタイルと呼ば れる逆立ちなどの曲芸的な滑り方、
ロドニー・ミューレンが平地での
新しいスケートスポットを発見す
オーリーを開発し、ストリートス
ることも含めて楽しんでいた。
タイルの発展に大きく貢献する。
パイロンの間をジグザグに滑りタ イムを競うなどの遊び方があった
の サ 練 ー 習 フ ィ ン
出 を 地 す 見 形
造 地 る 形 を
創 都 造 市 空 間 の
スケートボードの例を見てみるとフィールド、インターフェース、ルールが相互に関係しあい、都市の状況の中で変化していったことがわかる。 もともとツーバイフォーとりんご箱の組み合わせた移動用のインターフェースが、サーフィンの練習用の道具に変化し、キドニー型プールという新しいフィールドを発見することで、ス ケ ー ト ボ ー ド と い う ひ と つ の ス ポ ー ツ と し て 発 展 し て い っ た 。そ し て 、オ ー リ ー と 呼 ば れ る ボ ー ド に 乗 っ た ま ま ジ ャ ン プ す る 技 が 発 明 さ れ る こ と で 、ス ケ ー ト ボ ー ド の ル ー ル が 大 き く 変 わ り 、 ストリートの手すり、縁石や階段などフィールドがより立体化し広い範囲に渡るようになっていった。 この様にスポーツはフィールド、インターフェース、ルールの三要素が変化し、相互に関係し合うことで進化していったことがわかる。
ス ポ ー ツ 都 市 空 間 の 収 集 と 分 析 Collection and analysis of sports urban space
・フィールドに注目する
スポーツのフィールドは一般的にはスポーツが生まれた原産地の環境が 再現されたものであるといえる。スコットランドの牧草地で生まれたゴル フはその環境を世界中でゴルフ場として再現され、柔道の試合には畳を敷 いた和室が再現される。
・スポーツ都市空間の定義
もともとスポーツ専用に作られたものではなくそこにある空間が前提になって後 に ス ポ ー ツ に よ る 利 用 価 値 が 見 出 さ れ た 場 所 を「 ス ポ ー ツ 都 市 空 間 」 と 定 義 す る と「 ス ポ ー ツ 都 市 空 間 」 は 原 産 地 の 環 境 の 再 現 を 超 え て 野 性 的 に 都 市 空 間 を 使 い その場所とそのスポーツに新しい楽しさを与えている場所といえる。 ・スポーツ都市空間の収集 首 都 圏 で み ら れ た「 ス ポ ー ツ 都 市 空 間 」 を 2 6 事 例 を 収 集 し た 。
ス ポ ー ツ 都 市 空 間 の 収 集 Collection of sports urban space
13 |バスケ と 駒沢公園
03 |テニス と 東京体育館駐車場 カーブした手すり
公園の南北をつなぐ動線
ゴールが設置されていた跡
観客席として使われる階段
コンクリートの曲面
養生テープでつくられた的
バスケットボールライン
コートと道に境界がない 植栽とフェンスが仕切る
事例13駒沢公園はもともと動線だった場所にある日ゲリラ的にゴールが設置されたことで、この場所がバス
事例の3の東京体育館壁打ち練習場の事例では、駐車場に面した壁面が曲面になっている事でボールの反射が抑えら
ケのコートとして使われ始めた。通常のコートと違い通路と連続しており境界が無い事から誰でも参加しやす
れ、道路に飛び出すのを防ぎつつ返球にバラエティが生んでいるなど、壁面の形態によってスポーツがアップデート
い環境が生まれていたり、大きな階段を観覧席や休憩のためのスペースとして利用するなど、周辺の地形を読
されている。
み替えることでスポーツ都市空間が生まれている。
6
1| 皇居ラン
|上板橋ゴルフ練習場 隣接するファミレスがゴルフショップとなる
マンション
信号がない
警察署
街に向かってゴルフボールを打つ
観覧席のようなアパートの共用廊下
涼しい風が流れる
住宅地
反時計回りに走る
ボールの軌道を確認できる細長い敷地
事例1皇居ランでは、皇居の周りを反時計回りに走る、という明確なルールが設定される事で誰もが参加しやす
一 階 は 駐 車 場 、片 面 は ア パ ー ト の 共 用 廊 下 に 面 し て い る ゴ ル フ 打 放 し の 練 習 場 。 ア パ ー ト の 共 用 廊 下 か ら プ レ ー
い環境が生まれ、信号がない、常に警官が巡回しているという皇居という土地特有の環境からランニングコー
を眺めることが出来る。正面は抜けているので、街に向かってボールを打つような楽しさがある。隣接してい
スとしての利用価値が見出され、1日約1万人が走っている人気のコースとなっている。後に様々な企業な参入
たファミレスは後にゴルフショップへと変わり、買ったクラブをすぐに試す事ができるようになった
する事で、設備が充実化が図られている。
駐車場
ス ポ ー ツ 都 市 空 間 の 収 集 Collection of sports urban space
16 | シブヤストリーム
03 |東京体育館駐車場
13 |駒沢公園
コンクリートの曲面
養生テープでつくられた的
カーブした手すり アーバンコア
植栽とフェンスが仕切る
公園の南北をつなぐ動線
渋谷川
観客席として使われる階段
ゴールが設置されていた跡
3×3 のコートスケール
様々な方向に人が流れる
ポールによって区切られた休憩、観戦スペース
立体的な動線が観客席に
バスケットボールライン 観客席として使われる階段
調整池
コートと道に境界がない
稲荷橋広場
三角コーンを目印にする
ネットの高さ コートの内側は緑色に塗られている
14
1| 皇居ラン
¦ 見次公園
高速道路
信号がない
6
|上板橋ゴルフ練習場
池
警察署 年配の方が釣りをしている
隣接するファミレスがゴルフショップとなる
マンション
涼しい風が流れる
ボールが当たらない高さ 街に向かってゴルフボールを打つ
観覧席のようなアパートの共用廊下
道路に囲まれている
遊歩道
住宅地
後にフリースローラインが引かれる
道路
反時計回りに走る
ボールの軌道を確認できる細長い敷地
道路 駐車場
ス ポ ー ツ 都 市 空 間 の 収 集 Collection of sports urban space
9
22
| 妙正寺川第一調整池
| 東京マラソン
24| MIDTOWN ICE RINK in Roppongi 調整池の壁面を壁打ちに利用する 調整池
ビルからの視線
陸上トラック
サッカーのコート
六本木ミッドタウン
21 |
H.L.N.A SKYGARDEN
公園
立体的な動線
車が走っていない道路
25 | QUCON
スケボーパーク
スケート場
開放的な眺め
スケートパーク
ダイバーシティー
駐車場をスケボパークに転用
9 |夕凪橋際遊び場
広場
交差点
23 | 青山学院初等部テニス場 小学校
26 | up run 北千住マラソン大会
スケートパーク
荒川
バスケのハーフコート テニスコート
河川敷
高速道路を跨ぐブリッチ
中学校
コートとパークに境界物がない
モノレール グラウンド
三面を囲まれた閉鎖的な場所
高速道路 住宅街
様々なスポーツ のふるまい
ス ポ ー ツ 都 市 空 間 の 収 集 と 分 析 Collection and analysis of sports urban space
環境、隣接する用途 environment
a. 用途の類似
b. 用途の相違
c. 透明性
d. 立体的
e. 閉鎖的
地形
建築、都市の要素
terrain
architecture, urban elements
f. 開放的
g. 競技ボリューム
h. テクスチャ
i. 壁面
j. 階段
k. 工作物
スポーツ の型
流動型
プレゼン テーション型
練習 特化型
収 集 し た ス ポ ー ツ 都 市 空 間 2 6 事 例 そ れ ぞ れ に つ い て ス ポ ー ツ を 誘 発 し て い る と 考 え ら れ る 要 素 を 抽 出 し た 。 そ れ ら の 要 素 を 1 1 の 類 型(「 a . 用 途 の 類 似 」、「 b . 用 途 の 相 違 」、「 c . 透 明 性 」、「 d . 立 体 的 」、「 e . 閉 鎖 的 」、「 f . 開 放 的 」、「 g . 競 技 ボ リ ュ ー ム 」、「 h . テ ク ス チ ャ 」、「 i . 壁 面 」、「 j . 階 段 」、「 k . 工 作 物 」) に 分 類 し 、 影 響 を 与 え る 範 囲 の 大 き さ か ら「 環 境 」、「 地 形 」、「 建 築 」 の 三 要 素 に 整 理 し た 。
ス ポ ー ツ 都 市 空 間 の 収 集 と 分 析 Collection and analysis of sports urban space ・スポーツ都市空間の開放性と規模に関する分析
a. 用途の類似
縦 軸 に フ ィ ー ル ド の 規 模「 広 域 / 狭 域 」、横 軸 に 境 界 の 性 質「 開 放 的 / 閉 鎖 的 」の 二 軸 を と り 、ス ポ ー ツ 都 市 空 間 を 分 類 し た 。 ま た 、 空 間 の 性 質 か ら 3 つ の 型「 練 習 特 化 型 」、「 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 型 」、「 流 動 型 」 に 分 類 す る こ と が で き た 。 b. 用途の相違
広 域 /wide area
流動型 fluid type
環境
environment
広 域 /wide area
流動型
閉鎖的 /closed
開放的 /open
fluid type
c. 透明性
狭 域 /narrow area
d. 立体的
プレゼンテーション型
e. 閉鎖的
presentation type
広 域 /wide area
閉鎖的 /closed
開放的 /open f. 開放的
プレゼンテーション型 presentation type
練習特化型
閉鎖的
地形 開放的
/closed
/open
terrain
practice type
g. 競技ボリューム
狭 域 /narrow area
h. テクスチャ
狭 域 /narrow area
広 域 /wide area
i. 壁面
閉鎖的 /closed
「 練 習 特 化 型 」 は 、 壁 面 の 形 態 や テ ク ス チ ャ の 性 質 が 都 市 の ス キ マ を ス ポ ー ツ の 為 に 利 用 す る こ と を ア フ ォ ー ド し て い る
開放的 /open
練習特化型 practice type
よ う な 事 例 が 多 く 見 ら れ た 。「 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 型 」 は 、 開 放 的 な 空 間 で 立 体 的 な 動 線 や 階 段 な ど の 周 囲 の 地 形 に よ っ て 見 る / 見 ら れ る の 関 係 が 生 ま れ 、 都 市 に 劇 場 的 な 空 間 が 生 ま れ て い る 事 例 が 多 く 見 ら れ た 。「 流 動 型 」 は ラ ン ニ ン グ や サ イ
建築 狭 域
architecture, urban elements
/narrow area
クリングなどの流動的にフィールドが変化するスポーツで、その地域特有の環境によって走りやすい空間が生まれている
j. 階段
事例が多く見られ、互いが密接にコミュニケーションをとるでわけではないが、場所と行為を共有するような緩やかなつ ながりを持つ現代の公共空間ともいう事ができる。
k. 工作物
設 計 提 案 Design proposal
千 住 地 区 を ス ポ ー ツ の 視 点 か ら 調 査 し 、 既 存 の 資 源 を 生 か し な が ら 3 つ の 分 類「 練 習 特 化 型 」、「 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 型 」、 「流動型」それぞれに対応したスポーツのための空間 (プロジェクト A、B、C)を提案する。 3 つ の プ ロ ジ ェ ク ト は 範 囲 プ ロ ジ ェ ク ト A で は 建 築 の 形 態 を 操 作 す る こ と で「 練 習 特 化 型 」ス ポ ー ツ の た め の 空 間 を 計 画 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト B で は 新 し い 地 形 を 作 る こ と で「 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 型 」 ス ポ ー ツ の た め の 空 間 を 計 画 し 、 プ ロ ジ ェ ク ト C で は 既 存 の 資 源 を 関 連 付 け 、 環 境 を 整 え る 事 で「 流 動 型 」 ス ポ ー ツ の た め の 空 間 を 計 画 し た 。
プロジェクト C
プロジェクト A
河川敷エリア fluid type
プロジェクト B
学校密集エリア practice type
千住中心エリア presentation type
ロッカー
壁打ち ウォール
スラブ
クライミング ウォール
ネットの高さから壁を立ち上げ、壁面の上 端はカーブさせている。テニスのネット高
移動する
駐輪場
テラス
さ 1070mm を開口とし、リビングと中庭を 接続し、壁面の曲面の上に開口を設け室内 に光を取り込む仕掛けとする。
階段
着替える
可動 フェンス
計画を立てる
フードトラック
大階段
バスケット ヴォールト
ネット
最適な 3P シュートの軌道からのボリューム は切り抜き、ピロティをつくると、道に対 してアーケードのような構えとなり街に対 してのバッファーとなる。
卓球 デッキ デッキに向けた開口と手 すりを調整することで デッキに卓球のできるス ペースを計画する
フェンス
ロッジア 銭湯前の休憩スペースでのふるまいを 延長するような庇をかける
ダンス スクリーン ピロティに向かって大きな開口部を設ける
スケール
事でガラス面を利用したシュートフォーム の確認や、ダンスの練習に利用する事がで きる。
コート
敷 地 選 定 Site selection
・分析による3つの類型
・スポーツの視点で千住地区を調査
・スポーツ都市空間の設計
プロジェクト A
学校密集エリア practice type
広 域 /wide area
流動型
河川敷エリア fluid type
fluid type
projectC
学校密集エリア practice type
プレゼンテーション型 presentation type
閉鎖的 /closed
千住中心エリア presentation type
プロジェクト B
projectB
開放的 /open
千住中心エリア presentation type
練習特化型 practice type
projectA 片道 2.5km 線路
狭 域
駅
/narrow area
銭湯 小、中学校 既存の スポーツコート
プロジェクト C
河川敷エリア fluid type
域
practice type
/wide area
プ ロ ジ ェ ク ト A 「 ア ス リ ー ト S O H O 」 projectA " Athlete SOHO "
練習特化型
閉鎖的 /closed
築 を 行 い 、 住 宅 内 部 に 練 習 が で き る 空 間 を 含 ん だ「 ま ち の ア ス リ ー ト の た め の S O H O 」 を 計 画 す る 。 設 計 は ス ポ ー ツ の た め の空間が挿入されたことで生まれた建築の状態を住宅のための設えに読み替えながら進めていく。
域 /narrow area
既存の二棟の住宅をスポーツの動き、スケール、軌道、視線、などのスポーツの形態を設計の手がかりとして減築、増
開放的 /open
・敷地について
・提案 projectC ア ス リ ー ト は プ レ イ ヤ ー と し て の 活 動 と 同 時 に 、部 活 動 指 導 員 と し て 学 校 に 部 活 動 の 指 導 や 、 住民に向けたスポーツのイベントを開く事で地域に貢献する、まちの新しいアスリートのあり 方を提案する。
学校密集エリア
presentation type
practice type
・まちのアスリートの為のシェアハウス
・地域住民
・イベント、 ミーティングスペース
アスリート
・ワーキングスペース ・練習特化スペース
住民
まちの顔として 活動
・居住スペース
projectA
部活動の指導
片道 2.5km スポーツ 推進委員
線路
部活動 指導員
¥
中、高校生
¥
練習場所 の提供
駅
イベント参加
住民
銭湯 小、中学校
足立区
既存の
学校
・運営スキーム
スポーツコート
・敷地の選定
既存の二棟の住宅をスポーツの動き、スケール、軌道、視線、などのスポーツの 形態を設計の手がかりとして減築、増築をう。設計はスポーツのための空間が挿入 されたことで生まれた建築の状態を住宅のための設えに読み替えながら進めていく。
増築
減築
減築
・既存の建築と敷地の写真
対 象 と し た の は 南 西 部 の 小 、中 学 校 学 校 や 大 学 が 集 ま っ て い て 、住 宅 が 密 集 し て い る エ リ ア 。
増築
敷地は南側を歩行者専用道路、東側は人通りの多い道に面している。
・増築、減築ダイアグラム
プ ロ ジ ェ ク ト A 「 ア ス リ ー ト S O H O 」 projectA " Athlete SOHO "
建築内には5つの個室や、イベント、ミーティングにも使える開いたリビング、アスリートや 住民が利用するワーキングスペース、そしてスポーツの練習ができる空間を計画する。
リビング、 イベントスペース
ワーキング スペース
平面図
平面図 1/200
スポーツのふるまいと住宅としての機能
個室 D
個室 B
個室 B
リビング 多目的リビングスペース
個室 C ワーキング スペース
西面断面図
南面断面図
「スポーツを誘発する要素」を参照し壁面や天井の形態や、テクスチャの性質を利用すること で住宅の内部にスポーツの為の空間を計画する。 クライミング ウォール
壁打ち ウォール ネットの高さから壁を立ち上げ、壁面の上 端はカーブさせている。テニスのネット高 さ 1070mm を開口とし、リビングと中庭を 接続し、壁面の曲面の上に開口を設け室内 に光を取り込む仕掛けとする。
可動 フェンス
バスケット ヴォールト 最適な 3P シュートの軌道からのボリューム は切り抜き、ピロティをつくると、道に対 してアーケードのような構えとなり街に対
卓球 デッキ
してのバッファーとなる。
デッキに向けた開口と手 すりを調整することで デッキに卓球のできるス ペースを計画する
ダンス スクリーン ピロティに向かって大きな開口部を設ける 事でガラス面を利用したシュートフォーム の確認や、ダンスの練習に利用する事がで きる。
住宅街
・付加する要素 e. 閉鎖的
h. テクスチャ
i. 壁面
域 /wide area
プレゼンテーション型
プ ロ ジ ェ ク ト B 「 北 千 住 駅 前 の フ ェ ン ス 」 projectB "Fence in front of Kitasenju Station"
presentation type
閉鎖的 /closed
開放的 /open
域 /narrow area
人通りの多い駅前の封鎖され使われていない大階段とその前の敷地にフェンスを建築する。フェンスに立体的 な 動 線 と 滞 留 す る 事 が で き る の 空 間 を 付 加 し 、 新 し い 人 の 流 れ と 視 線 を 生 む 事 で「 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 型 」 ス ポ ー ツ都市空間を計画する。
線路 駅 銭湯 小、中学校 既存の スポーツコート
プ ロ ジ ェ ク ト B 「 北 千 住 駅 前 の フ ェ ン ス 」 projectB "Fence in front of Kitasenju Station" ・敷地について
・提案
対象としたのは北千住駅西口の千住中心エリアでルミネとマルイに囲まれた常に人通りの多
大階段が封鎖されている事で一方向になっていた人の流れを立体的で多方向にし、隠れてい
い場所で、封鎖された大階段とその前の敷地。人の流れを観察するとペデスリアンデッキの上
た敷地の劇場性を発現する為の構造物を提案する。
と下、そして階段の上の通路に一方向に人の流れが見ら れた。 河川敷エリア fluid type
projectC
学校密集エリア
千住中心エリア presentation type
practice type
projectB
線路 駅 銭湯 2.5km 片道 小、中学校 既存の スポーツコート
・敷地の選定
・一方向な人の流れ
・封鎖された階段
プ ロ ジ ェ ク ト B 「 北 千 住 駅 前 の フ ェ ン ス 」 projectB "Fence in front of Kitasenju Station" スラブ 大階段の前の敷地にバスケットのハーフコートのスケールを囲うように立体的な動線と人が 溜まるような場所が付加されたフェンスを建築する。 階段
ネット
フェンス
スケール
コート
封鎖された大階段
域 /wide area
プ ロ ジ ェ ク ト C 「 銭 湯 と な り の ス ポ ー ツ ス テ ー シ ョ ン 」 projectC "Sports station next to public bath"
流動型 fluid type
閉鎖的 /closed
開放的 /open
千 住 地 区 の 特 徴 で あ る 銭 湯 と す で に 様 々 な ス ポ ー ツ の ふ る ま い が 見 ら れ る 河 川 敷 を 関 連 づ け る「 銭 湯 と な り の ス ポ ー ツ 動型」スポーツのための空間を計画する。
域 /narrow area
ス テ ー シ ョ ン 」 を 提 案 す る 。 直 接 的 に は ス ポ ー ツ の た め の フ ィ ー ル ド を 作 ら な い が 、 既 存 の 資 源 を 繋 ぎ 合 わ せ る 事 で「 流
プ ロ ジ ェ ク ト C 「 銭 湯 と な り の ス ポ ー ツ ス テ ー シ ョ ン 」 projectC "Sports station next to public bath"
・敷地について
・提案
対象としたのは千住の河川敷エリア、河川敷では月一回のマラソン大会やサイクリングする
千住地区の特徴である銭湯とすでに様々なスポーツのふるまいが見られる河川敷を関連づけ
人など、様々な流動型のスポーツが見られる。ここで河川敷と銭湯の関係を見ると、一定の間
る「 銭 湯 と な り の ス ポ ー ツ ス テ ー シ ョ ン 」 を 提 案 す る 。
隔で隣接している事がわかる。
河川敷エリア fluid type
projectC
河川敷エリア fluid type projectC
片道 2.5km 線路 駅
・敷地の選定
線路
銭湯
駅
小、中学校
銭湯
小、中学校
銭湯
既存の スポーツコート
既存の スポーツコート
・河川敷でのスポーツと、銭湯のふるまいを関係づける
・既存の建築と敷地の写真
ロッカー
プ ロ ジ ェ ク ト C 「 銭 湯 と な り の ス ポ ー ツ ス テ ー シ ョ ン 」 projectC "Sports station next to public bath" 移動する
駐輪場
テラス
銭湯の敷地に面した空き地に河川敷でのスポーツのふるまいや銭湯周辺で起きている地元の
着替える
方のふるまいを補助線にして、設計を行う。
計画を立てる
大階段 フードトラック
ロッジア 銭湯前の休憩スペースでのふるまいを 延長するような庇をかける
銭湯
・付加する要素 b. 用途の相違
c. 透明性
f. 開放的