Flos Stories issue number ten - JP

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Tenth edition: Evolution – transforming people, things and places. Formafantasma’s SuperWire blends past and future, Bellhop by E. Barber & J. Osgerby transforms into a glass marvel, Flos’ icons are forever, new chromatic life for Achille and Pier Giacomo Castiglioni’s Snoopy, and the best of Flos Hosting across European design cities.

Formafantasma の SuperWire は、LED のフィラメントを使った実験から生ま れ、LEDフィラメントの柔軟性と美的存在 感を操り、工業的な姿勢と時代を超えたデ ザインコードを融合させたモジュール式ラ ンプのコレクションを誕生させた。Robert Rieger が Giuseppe De Finetti 所有の

Villa Crespi で撮影したこのコレクション は、テーブル、サスペンション、フロアの3つ のバージョンで構成されている。それぞれ のランプは六角形のフットプリントが特徴 で、アルミニウムが接続された平面ガラス パネルで構成されており、ガラスパネルの 内部に装着された薄く平らで柔らかいフレ キシブルな LEDストリップによって照射さ れている。これは、Flos 独自の革新的な開 発である。

SuperWire は、環境への配慮(このコ レクションは、LED 光源をユーザー が取り外して交換できる照明デザイン の珍しい事例である)と詩的な美学を 組み合わせた、広い空間に適合してい るプロダクトである。シアター・オペ ラのディレクター、Fabio Cherstich は、Formafantasma の Andrea Trimarchi と Simone Farresin に会い、彼らの 活動を内側から探る文化的なレンズを 通してスタジオワークをマッピングす る対話を行った。

Formafantasma’s

SuperWire: a timeless lamp for the future

FABIO CHERSTICH : SuperWire のフ ロアバージョンはロケットを連想 させます。 Georges Perec が著書 'Species of Spaces' の中で、空白の ページからベッド、机、家、都市、 国家、そして星座から見た地球まで の空間を探求した弧を、私たちの会 話にも取り入れたいと思っていま す。あなたの作品は海に向かって投 影されたミサイルランプに乗ってい る自分を想像します。まるでアスト ルフォが月に向かって飛んでいるか のようです...。

ANDREA TRIMARCHI : SuperWire は間 違いなくちょっとしたロケットなの で、私にはぴったりのイメージだと 思えます!

FABIO CHERSTICH : ‘Species of spaces’ は、Lewis Carroll の “The Hunting of the Snark” から引用した海の地図を 冒頭のイメージとしています。私は このイメージから、Formafantasma があなたの住む様々な言語の海の輪 郭を描くことの意味を理解し、この 白い空間があなたにとってどのよう なものなのか、もし存在するのであ れば、それを理解したいと思いまし た。

SIMONE FARRESIN : 私たちの仕事の境 界線を引くのは非常に難しいことで す。私たちは常にデザインという分 野の限界について語りますが、それ は私たちがその限界に根ざしていた いからです。しかし私たちは、プロ グラム的な方法ではないにせよ、そ の規律の限界を押し広げることに興 味があります。私たちはこの時代に 築き上げた姿勢に従うことで、それ を実現しています。私たちの場合、 ページは比喩的なレベルでのみ存在 します。なぜなら、私たちのページ は双方向の対話であるため、空白の ページというジレンマに直面するこ とはありません。対話があれば、そ こにはいつもはじまりがあります。

ANDREA TRIMARCHI : 沈黙は決してあ りません。

SIMONE FARRESIN : 私たちの活動は非 常に親密で表現力豊かであるにもか かわらず、あたかもそれが中心にあ るかのようです。それは継続的な調 停の源であり、客観的であると考え たいのです。

ANDREA TRIMARCHI : 私たちが作品で 取り上げるすべてのテーマは、私た ちの興味から生まれたものです。国 境の話に戻ると‘デザイン’にはさまざ まな意味があり、そのために私たち

は不確かな状態に置かれています。 私たちはプロダクトデザインの世界 の出身ですが、20 年前の関心、問 題、緊急性は今日のそれとはまった く異なります。デザインは常に現代 性を促進するものでした。そして、 戦後の時代に役に立つ物を作ること が目的でしたが、今日では時代的な 実用性だけが唯一のもではないでし ょう。

SIMONE FARRESIN : 私たちは常に、 役に立つことの意味を自問しなけれ ばなりません。それはオブジェクト の機能だけでなく、表現的、政治的 なものにもなり得ます。また、デザ インは応用的な適用された分野とし て生まれたという事実についても話 すことが重要だと思います。そのた め、その性質は私たちの実践だけで なく、時間をかけて構築された決ま り文句、ステレオタイプ、原型によ っても定義されます。デザインの結 果を解釈するためには、作家が非常 に重要である可能性があることを認 識することが重要ですが、それだけ では不十分な場合もあります。非常 に19世紀的でロマンチックなビジ ョンがあります。しかし、必ずしも そうとは限らないし、できるだけ自 由であろうとするわけでもありませ ん。なぜなら、私たちが活動をする 上でのメカニズムやポリシー、これ らの限界や境界線が何であるかを理 解することが重要だからです。

FABIO CHERSTICH : SuperWire の場 合、このランプはどのような対話 から誕生したのでしょうか。そし て、Flosはどのようにこの革新的な テクノロジーとアール・デコ調を融 合させ、このような複合的なランプ にしたのでしょうか?

SIMONE FARRESIN : 前に手がけた Wireline を開発していたとき、LED 電球に使われるフィラメントを含 め、さまざまな種類の LED の技術 がありました。この長さ30センチの フレキシブル・フィラメントを見た とき、私たちはすぐにこれをプロジ ェクトに使いたいと言い、技術の側 面からスタートしました。

ANDREA TRIMARCHI : 通常、これらの フィラメントの長さは5、6センチ で、その後、30センチのフィラメン トを見つけましたが、長いフィラメ ントを開発できるほどの技術は到達 していませんでしたが、その後 Flos の R&D 部門が開発にいたりました。

SIMONE FARRESIN : このランプの製

作には4年を要しました。非常に長 いプロセスであり、テクノロジーが 部分的に形状を作り出しました。し かし、このランプは、私たちが何年 も前に Ore Streams というプロジェ クトですでに探求していた、エレク トロニクス産業と修理可能性の難し さに関するトピックを反映していま す。このトピックは私たちにとって も Flos にとっても非常に重要である ため、SuperWire は LED 光源を含め て完全に分解できるように設計され ており、Flos の R&D 部門によって ユーザーが自主的に交換できるよう にカスタマイズされています(これ は通常非常に複雑です)。

ANDREA TRIMARCHI : ガラス内部の小 さなフィラメントをオーダーし、ラ ンプを返却することなく自宅で交換 できます。

SIMONE FARRESIN : そして、審美的要 素があります。Flos とともに、この ランプに直感的な美的感覚を構築し ました。このランプは、アール・デ コのオブジェと時代を遡ることもで き、極めて未来的なオブジェととら えることもできます。

FABIO CHERSTICH : 空白のページにつ いて話した後、Perec は机について 語ります。彼のやり方に沿って、あ なたのスタジオはどのように整理さ れているか、机はどのように整理さ れているかお聞きします。

ANDREA TRIMARCHI : 問題は、それら が組織化されていないことです。

SIMONE FARRESIN : 私たちは、Enzo Mari が自身のオフィスについて語 ったインタビューを読みました。彼 は、木製のテーブルとランプ以外は 何も必要なかったそうです。私たち は、スタジオの人たちにテーブルの 上に何も置かないようにしてほしい と思っています。

FABIO CHERSTICH : では、何が許され るのでしょうか?

SIMONE FARRESIN : 日中は物事が複雑 になりますが、一日の終わりにテー ブルが再び空いていることが非常に 重要です。

ANDREA TRIMARCHI : 私たちは明瞭さ を好みます。空間的な混乱があれ ば、精神的な混乱もあります。私が 組織化されていないと言ったのは、 スタジオをピラミッド型に構成した くなかったからです。スタジオ・マ ネージャーはいませんし、チームは 柔軟性があり、ヒエラルキーをフラ ット化するというアイデアが気に入

っています。

SIMONE FARRESIN : 私たちのスタジ オにはタスクはありませんが、プロ ジェクトはあります。そして、クリ エイティビティをもって仕事をする 人間には、タスクを遂行するのでは なく、デザインする可能性を持つこ とが重要だと考えています。これが 基本であり、私たちはスタジオのす べてのプロジェクトに関わっていま す。良いことは、時間が経つにつれ て、2人の人々の間で始まった会話 が他の多くの人々に広がっているこ とです。私たちは常に対話をするの です。

FABIO CHERSTICH : つまり、あなたの プロジェクトは、言葉と、あなたと チームとの絶え間ない対話から生ま れます。これは私にとって本当に予 想外でした...グラフィック・サイン ではなく、言葉と対話の流れで作ら れるスタジオワーク...。

SIMONE FARRESIN : はい、編集もそ うですね。時が経つにつれ、私た ちの旅の始まりに選んだこの名前 Formafantasma は、私たちのプロ セスにますます根ざし、私たちはそ の可能性と同時に限界も活用してい ます。私たちはアイデアを追い求め ますが、それは時に、私たちのもの ではない領域にたどり着くこともあ ります。

ANDREA TRIMARCHI : 私たちは誰とで も議論をはじめることができます。 私たちのプロジェクトは、人類学者 や科学者と対話をします。変わるの は、私たちの活動の仕方であり、プ ロジェクトの中での立ち位置です。 デザイナーとしての役割を超えるよ うなことはほとんどありませんでし たし、そのようなときは、自分たち の限界を超えてはならないと理解し ていました。

FABIO CHERSTICH : アムステルダムで もそうでしたが、あなたは何年も自 宅にスタジオを持っていたので、ベ ッドからキッチン、そして書斎へと 移動していたんですね...一日の終わ りに机がきちんと片付いているとい うことは、夕方に家のあちこちに子 供のおもちゃが散らばっていないの と同じことですね…。

SIMONE FARRESIN : その通りです!

FABIO CHERSTICH : 私は Perec に倣っ て外に出て、都市について考えたか ったのです。あなたはアムステルダ ムの後に選んだ街、ミラノのために 多くの活動をしています。アムステ

ルダムでの活動はいかがでしたか? ミラノがあなたにその可能性を与え たのでしょうか?私は、あなたがこ の街で行った Flos, Prada, Frames そ の他の活動について考えています。

SIMONE FARRESIN : 実際のところ、何 をするにしても、自分たちのために やっているのです。

FABIO CHERSTICH : 要点を率直に言っ ていただきましたね!

SIMONE FARRESIN : デザインは自己表 現だけのための行為ではないので、 私たちは自己満足に陥ることを恐れ ています。しかし、私たちが行うこ とは、私たちにとって興味深いもの でなければなりません。そして、そ れらが私たちにとって非常に興味深 いものであれば、他の人々にとって も興味深いものであると信じていま す。

FABIO CHERSTICH : 私も演劇で、自分 が舞台で見たいと思うものを創り、 他の人たちも私のように考えてくれ ることを願っています。

ANDREA TRIMARCHI : ミラノには、デ ザインウィーク、ファッションウィ ーク、美術館、ギャラリーなどが多 数存在します。アムステルダムは、 どちらかというと通過点、観光都市 です。私たちは今でもコラボレーシ ョンしている素晴らしい美術館がい くつかあり、また、私たちは Design Academy Eindhoven の学部長を務め ていましたので、その文脈に結び付 けようとしました。私たちがそこに いたとき、非常に国家主義的な考え があり、いつも自分たちをオランダ 人デザイナーと考えるかイタリア人 デザイナーと考えるか、自分たちを どう位置づけるか、といつも尋ねら れました。

FABIO CHERSTICH : あなたの作品は、 都市や国をより広範囲に投影したも のであり、真に国際的な投影です。 なぜなら、あなたの作品は世界中に 広がっているからです。

ANDREA TRIMARCHI : それだけでな く、例えば Eindhoven では、私た ちの学科はジオデザインと呼ばれて いました。なぜなら、この学科は国 際的な文脈で学問を扱っていたから です。

SIMONE FARRESIN : デザインが新自由 主義的な経済システムの中で機能し ている時代に、イタリアのデザイン に焦点を当てる意味はありません。

ANDREA TRIMARCHI : 私たちがつくる オブジェクトはどれも非常に多様な

文脈の中に存在するため、国籍につ いて語ることはあまり意味がありま せん。実際、ミラノはより多くのも のを提供し、それによって私たちの 存在感を高めていると思います。

FABIO CHERSTICH : そして、それはあ なたの活動を非常に興味深い方法で 増幅します。最後の質問をしなけれ ばなりません。SupweWire は、地 球は外からどのように見えるのでし ょうか?

SIMONE FARRESIN : 私たちは地球を完 全で有限な惑星として認識していま す。デザイナーとして、私たちはイ ンフラストラクチャー、デザイン、 生産の世界的な複雑さを認識してお り、この認識が私たちに強い責任感 を与えています。世界とは、私たち が住んでいる地球であるだけでな く、私たちがそれをどのように変革 し、再構築するかでもあります。惑 星のイメージはひとつではありませ ん。地球上で人間として生きるとい うことは、常に世界を創造するとい うことです。私たちは、他の種族と 協力してこのような世界を構築でき ますが、孤独では、荒廃した惑星を つくり出すリスクがあります。

ISSUE EIGHT: FLOWING

照明デザインのストーリーは、絶え間ない進化の ストーリーである。キャンドルの灯りから最先端 の LED まで、その歩みはすべてテクノロジーとデ ザインの組み合わせによって定義されてきた。‘イ ンテリジェントな照明デザインの目標は、空間の 中でキャンドルを再現することであり、火とオリ ジナルの光源に戻ることです‘と Edward Barber は、スタジオの共同設立者であるJay Osgerby と ともに、アイコニックな Bellhop をガラスの素材 でアップデートした。このランプの最新作は、ア イコニックなデザインが、変化する現代のニーズ に適応できることを示している。

デザイン評論家の Deyan Sudjic は、Flos のアイ コンを紹介するテキストでこれを完璧に表現し ている。1960 年代の Castiglioni から1990 年代 の Jasper Morrison、そして最近では2014年の Michael Anastassiades のICまで、伝説的なデザ インの写真ポートフォリオは、オブジェクトの永 続的な品質を証明している。Sudjic は、‘Flos は 1960 年代のデザインに新しい光源を装備する方法 を見つけました。他の技術のために考案された形に それらを収容できるという事実は、それらのデザイ ンの継続的な関連性を反映しています‘としている。 今注目を浴びているもう1つのアイコンは、Achille

Castiglioni と Pier Giacomo Castiglioni が1967 年 にデザインした Snoopy で、そのシルエットは史

上最も人気のあるコミックの犬を彷彿させる。そ の模範的なデザインは、傾斜した大理石のベース とエナメル加工のメタルシェードのシームレスな コンビネーションを特徴としている。 カラーは 黒、グリーン、オレンジ、そして Castiglioni 兄 弟の作品に好んで使用されていた青が新たにライ ンナップに加わった。

Giuseppe De Finetti が設計した Villa Crespi は、 木目調のパネルとレンガで覆われたモダニズムな内 装が特徴で、Formafantasma の SuperWire の背景 となっている。照明デザインの進化のもうひとつの 素晴らしい事例であるこのランプは、小さな光のフ ィラメントをベースにしており、デザイナーたちの 心をとらえ、革新性と責任感から新しい美を創造す るインスピレーションを与えた。シアターディレク ターの Fabio Cherstich に、Formafantasma スタ ジオの創設者であるAndrea Trimarchi と Simone Farresin にインタビューを依頼した。1時間に及 ぶ対談で、Cherstich は Formafantasmaの世界を ミクロからマクロまでの視点で探求し、2人のアプ ローチに対する新たな視点を提供した。

最後に Flos の最新の進化を祝う。過去1年間、Flos Hosting シリーズはヨーロッパの主要都市でデザイ ンコミュニティを集め、デザインに関するより幅 広い議論に参加し、現代のデザイン文化に輝かし い足跡を残すという使命を証明した。

Cover Story

Formafantasma’s SuperWire: a timeless lamp for the future ↓

Questionnaire

Philippe Malouin

28
The transformation of Bellhop ↑ Eduard Barber & Jay Osgerby
68
Flos Hosting in Milan, Amsterdam, Paris and Copenhagen
80
← Introducing Snoopy in Blue Achille & Pier Giacomo Castiglioni

The transformation of Bellhop: an E.

Barber & J. Osgerby

classic returns in glass

Barber Osgerby の Flosのためにデザインした最 も象徴的なデザインの1つであるBellhopは、コ ンパクトでカラフルなポータブルランプから、 フロアランプ、ウォールランプ、アウトドアの ボラードなど、あらゆる照明の可能性を持つラ ンプへと成長した。最新作のBellhopはラージス ケールのガラスランプで、伝説的なデザインを 新素材で表現し、新たな美的・技術的可能性を 追求している。Flos の R&D部門と共同で開発 された3 層の乳白色ガラス ディフューザーが特 徴的なこのランプは、ブライト アルミニウム、 チョコ、ホワイトの3色から選べるアルミニウム ベースのテーブルバージョンと、3サイズのサス ペンションランプをラインナップ。デザイナー の Edward Barber と Jay Osgerbyが、デザイン の軌跡を語る 。

ROSA BERTOLI : この号では「進化」というテーマを とりあげていますが、 Bellhop は明確なアイデンテ ィティを維持しながら、何度も改良を重ねたデザイ ンです。小型のポータブルランプからラージスケー ルのランプやテーブルランプに至るまで、どのよう にデザインの進化にアプローチしましたか?

EDWARD BARBER : Bellhop は8年の間に様々なプロ ダクトに姿を変え、大成功を収めました。実際はデ ザイン・ミュージアムのレストランのためにデザイ ンされたもので、プロダクトの表面から光を反射す るように考案されました。

Bellhop Glass は、私たちが Bellhop grown up (成 長した Bellhop )と呼んでいるように、まさに進化 形です。それはスケールが大きくなっただけでな く、素材も大きく変わりました。プラスチックの 代わりにガラスと金属を使用することで、以前の モデルのように光が表面で反射せず、プロダクト 全体が光るようになりました。

JAY OSGERBY : 明らかに大きな違いは、オリジナ ルの Bellhop は持ち運びができるということで す。 Bellhop が発売された当初、テクノロジーが 適切なタイミングで、何かの使い方を変えること ができた、それは本当に素晴らしいことでした。

つまり、家の中を歩き回ったり、外に持ち出した りして、その雰囲気をそのまま持ち運べるように なったのです。

Bellhop をコレクションに発展させることができた のは、その原型が親しみやすく、人々がすでに惹き つけられていたからです。 Bellhop は非常に遊び心 があり、色使いがとても親しみやすいことです。そ して今、私たちは色のバリエーションを減らし、よ り洗練された素材を使用しています。パーソナルな 空間を作り出すものから、雰囲気を醸し出す、よ り建築的なものへと使い方をかえていきました。

ROSA BERTOLI : Bellhop は、ポータブルランプから

固定されたオブジェクトへと、あなたと F los が長 年にわたり開発したフロアランプ、ウォールラン プ、アウトドアバージョンへと、すでに進化を遂 げていました。

JAY OSGERBY : 長年にわたるモデルの進化は、アン ビエントライトのエリアをつくり出すという機能 を変えていません。ただし天井を際立たせ、光出 力の概念を別の方向にすすめはじめた Bellhop Wall Up は例外です。

ROSA BERTOLI : ガラスというアイデアはどこから 来て、その素材がデザインにどのように反映され たのですか?

EDWARD BARBER : 私たちは 既存のコレクションと 関連づけたく、そこでほぼ同じ形状を使用し、わず かに手を加えました。テーブルバージョンはポータ ブルランプの形状を拡大し、ペンダントには、下部 に穴を開けて表面を美しく照らし、光を当てられる ようにしました。穴の大きさをどのくらいにする か、長い時間をかけて検討しました。そうすれば 電球が見えることなく、最大限の光が得られます。

JAY OSGERBY : このアイデアは、ガラスのディフュ ーザーにもあるアップライトから誕生しました。 白いガラス越しに拡散する光は普遍的な美しさが あり、より魅力的な空間になるのです。

ROSA BERTOLI : 光のクオリティは常にあなたにとっ て出発点ですが、それがこの 2 つのデザインにどの ように反映されているか、教えていただけますか。

JAY OSGERBY : Bellhop は、最初は小さなポータブ ル ライトとして始まりましたが、その後、天井に

取り付けるランプに移行して、建築空間に個性を与 えるだけでなく、テーブルトップにも光を提供しま す。そしてテーブルバージョンは空間に雰囲気を作 り出すことを目的としています。だからこそ、私た ちは、白いガラスを使って、光を拡散させているの です。デザインを開発しているとき、ドームとシリ ンダーという要素の言語を進めようとしましたが、 最終的には、ファミリーの他の部分とより密接な関 係を保つことにしました。

ROSA BERTOLI : それらは同じ言語を話している感覚は 確かにありますが、2つはまったく異なる光であり、 本質的には親しみのある言語を持つ新しい光です。

EDWARD BARBER : その通りです。

ROSA BERTOLI : 使用したガラスについて教えてい ただけますか?

JAY OSGERBY : Triplex opaline といって、3つの層が 同時に吹き付けられていることを意味します。外側 に透明なガラス、次に白い層、そしてまた透明なガ ラスの薄い層があり、それぞれの層で厚さが異なり ます。すべて手吹きで作られ、非常に手間がかか ります。その後、窯に入れられ、800度くらいから 始まり、24時間かけてゆっくりと冷却されます。

ROSA BERTOLI : アルミニウムをどのようにデザイン に取り入れたのですか?

JAY OSGERBY : Bellho Pを立ち上げた当初、アルミ ニウムのベースとスピンアルミニウムのトップを 使用していました。コレクションは常に変化して いますが、素材のパレットはほぼ同じです。しか

し、アルミニウムは、私たちがスタジオとして長 年取り組んできた中で、最も重要な素材のひとつ です。この天井からのランプをアルミニウムでつ くることもできましたが、それではランプではなく シェードになってしまいます。私たちにとって、そ こが大きな違いです。全体がランプであり、シェー ドではないのです。

ROSA BERTOLI : デザインはどの程度自分たちでテス トできたのですか?

EDWARD BARBER : 特にテーブルバージョンについ ては、過去 5 ~ 6 年かけて開発してきました。さ まざまなモデルを試しましたが、最終的には最も基 本的なコンセプトに絞り込みました。最終的にこの プロダクトにふさわしいものになったからです。

JAY OSGERBY : このコレクションのもう一つの興味 深い点は、挑発的というよりは、人生の仲間のよう に感じられることです。前衛的ではありません。他 のプロジェクトでもそうしてきましたが、これらの プロダクトは驚くべきパフォーマンスを発揮し、親 しみやすく現代的な特徴を備えています。

ROSA BERTOLI : 実際に使ってみて、空間ではどのよ うな影響がありましたか?

EDWARD BARBER : 私たちは、ホテルの一室にある テーブルランプをとても想像しています。ぺンダ ントランプは、オフィスからレストランまで、ど こにでも設置できます。しかし、私たちにとって は、家の中でより効果的に機能する光であり、周 囲にオリジナルの小さな光の世界を作り出します。 というのも、インテリジェントな照明デザインの 目的は、キャンドルの光を空間の中で再現するこ とだからです。

ICONS

LEFT Achille Castiglioni and Taraxacum 88, 1988. Photography by Cesare Colombo.
RIGHT Achille and Pier Giacomo Castiglioni with architect Marcel Breuer, 1962. Photography by Franco Cotti.

コンテンポラリーの本質

Flos が創設された1962年に、初めてつくられ、 現在も生産されているものの中で‘コンテンポラ リー’とみなせるものは多くない。コンテンポラ リーであることは、‘モダン’であることとは異な る。モダンとは、1929年のニューヨーク現代美 術館の設立と密接に結びついた特定の歴史的瞬 間のデザインのカテゴリーである。また「時代を 超越する」ことでもなく、この特性は、人格を持 たない多様な中立性を採用することによって成し 遂げるものである。

Flos は、Michael Anastassiades がデザイン し、2014年に生産を開始した IClights のように、 過去に考案されたデザインでありながら、コンテ ンポラリーなデザインと関連のあるプロダクトを 製造している。 それらをつなぐものは、個性を打 ち出すことを恐れないことである。Flos は、ブラ ンドを過去の美術館に変えてしまうのではなく、 現代の概念と密接に関わり続けるために、別の世 代からの新しい声を求めている。

Flosが Achille と Pier Giacomo Castiglioni の 最も印象的なランプである Arco、Taccia、Toio を初の照明コレクションとして発表した同じ年、 イタリアで最も普及している車は曲線が美しい Fiat の Cinquecento であった。そして Brionvega は、ヨーロッパ初のオールトランジスタ白黒ポー タブルテレビDoneyを発表した。そのどれもが、 イタリアの創造的な産業文化を見事に反映した 独創的なものであり、デザイン全般の歴史、特に 1962 年のデザイン史について多くのことを語っ ている。しかし、その中で現在も生産されている

のは、Castiglioni がデザインした Arco, Taccia, Toio だけである。

この車は、才能あるエンジニア、Dante Giacosa の作品であり、大衆のための経済的な交通移動 手段であった。しかし、今では別の時代の産物の ように思える。その技術は何十年も前のものだ が、テレビはまだモダンに思える。産業界を席巻 した技術的、社会的変化のめまぐるしい速さに より、今では数年以上持ちこたえるものは少なく なったため、現在も生産されているArco, Taccia, Toioはプロダクトの重要性をさらに特徴づけてい る。Pier Giacomo Castiglioni は 1968 年に亡く なったが、弟の Achille はその後も長年にわたって Flos と協業し、数多くのプロダクトが誕生した。 ミニマリストの Dan Flavin は1960年代、“市販 されているあらゆる色”の長さ8フィートの標準 的な蛍光灯で作品をつくり始め、彼が‘イメージ’ と呼ぶものと‘オブジェクト’を区別した。Flavin にとって作品のイメージとは、点灯時の光の効果 である。オブジェクトとはそれを生み出す装置で ある。 Flos でつくられた照明は、ギャラリーや 美術館の外の文脈における形の可能性に対する Flavin の見解に近い。Flos の製品は、幅広いデ ザイン言語を反映している。Marcel Duchampが 小便器を再利用したのと同じように、釣り竿、変 圧器、車のヘッドランプなど、既製品を用いてフ ロアランプToioをデザインした Achille と Pier Giacomo Castiglioni の洗練された感性や、ウ ィットに富んだ知性もある。しかし、1968年にデ ザインされた Tobia Scarpa のBiagio の形式的 な純粋さや、1990年代の Jasper Morrison の Glo-Ball の簡潔な感性もある。

Flos は 1962 年に誕生したが、当時イタリアで

利用可能になったばかりの、樹脂素材を本体構 造に吹き付ける製造技術である Cocoon を使っ たことがはじまりである。この Cocoon 技術に より、Castiglioni 兄弟は、イタリア語で‘タンポポ’ と‘猫’を意味する Taraxacum と Gatto、そして Viscontea と名付けられたランプを完成させた。

Flos の創業者である Dino Gavina と Cesare Cassina は、戦後のイタリアンデザインの中心人 物であり、樹脂のような合成素材から照明器具を つくることだけにとどまらなかった。Taccia は、白 熱灯の熱を逃がすために設計された、古代の柱を 思わせるアルミキャストのベースの上に置かれた ガラス製ディフューザーを吹き上げるのに、現在 もヴェネツィアの職人の伝統的な技術に依存して いる。クロームメッキを施した Arco は、ベース部 分が磨き上げられた白い Carrara の大理石のブロ ックを使用している。 1967 年、Flos はAchille と Pier Giacomo Castiglioni が、Charles M. Schultz’s の漫画に登場する擬人化されたビーグ ルへのオマージュとして、大理石ベースとエナメル 加工を施したスチール製シェードの Snoopyとい うランプを発表した。

Flos は、Castiglioni 兄弟の初期の作品である 1955 年にデザインされた Luminator の生産を 引き継いだ。1972年、Flos は優秀なエンジニア であり起業家でもあった Gino Sarfatti が設立し た Arteluce 社を買収。 Sarfatti 自身、Arteluce 社のために 600 以上の作品をデザインした。そ のほとんどは大量生産を意図したものではなか ったが、彼の高度に洗練された作品の一部は現 在もFlosで入手できる。Castiglioni が自身の作 品につけた名前とは異なり、Sarfatti はエンジニ アのような合理主義的な規律を持っていた。彼の

ランプには名前ではなく数字が付けられている。

現在 Flos が製造している 2097 は 2000シリー ズに属し、シャンデリア用に指定されている。1000 シリーズはフロアランプ用、3000シリーズはシー リングライト用である。

コンテンポラリーであることは、変化する状況に 適応する準備ができていることである。

ここ10年、欧州連合の法律により義務付けられた 従来の白熱光源の衰退とともに、照明技術の変化 のスピードは加速している。

Flos は、1960 年代のデザインに新しい光源を置 き換える方法を見つけた。LED は効率的で熱の放 出も少ないが、他の技術のために考案された形状 に対応できるという事実は、それらのデザインの 継続的な関連性を反映している。

その本質において、それらは現代的であり続けて いる。そしてさらに重要なことは、Flosは、私た ちの世界に命を吹き込む照明をつくるために、コ ンテンポラリーのクオリティを独自に表現する新 しいデザイナーを発掘してきたということである。

LEFT Tobia Scarpa and Biagio. Flos Archive.
RIGHT Arco,1962. Photography by Studio Casali, Courtesy Fondazione Achille Castiglioni.
Arco, design icon since 1962. Achille & Pier Giacomo Castiglioni.
Snoopy, design icon since 1967. Achille & Pier Giacomo Castiglioni.
Biagio, design icon since 1968. Tobia Scarpa.
Taraxacum Cocoon, design icon since 1960. Achille & Pier Giacomo Castiglioni.
Taraxacum 88, design icon since 1988. Achille Castiglioni.
Parentesi, design icon since 1971. Achille Castiglioni and Pio Manzù.
Luminator, design icon since 1954. Achille & Pier Giacomo Castiglioni.
IC, design icon since 2014. Michael Anastassiades.
Gatto, design icon since 1960. Achille & Pier Giacomo Castiglioni.
Glo-Ball, design icon since 1998. Jasper Morrison.
Taccia, design icon since 1962. Achille & Pier Giacomo Castiglioni.
2097, design icon since 1958. Gino Sarfatti.

Flos Hosting in Milan, Amsterdam, Paris and Copenhagen

Illustrations by Stefan Marx

この1年間、Flos はミラノ、アムステルダム、 パリ、コペンハーゲンの Flos のスペースに建 築家やデザイナーのコミュニティを招き、デ ザインとクリエイティビティに関する刺激的な 視点を共有することを目的とした一連の対話 を開催した。2022年、Fabbrica Orobia で開 催された Flos 創立60周年記念を機にスター トしたプロジェクトである Flos Hosting は、 デザインと建築の実践をめぐる幅広い対話に 参加するため、グローバルなクリエイティブ ネットワークとのつながりを広げる継続的な フォーマットとなった。このページでは、Flos Hosting の1年間のハイライトを、製品から空 間、そして、インスピレーション溢れるコラボ レーションを通して Flos の多面的な文化的ア イデンティティの形成に日々貢献しているデザ イナーや建築家から Flos Hosting の1年間の ハイライトを聞く。

“気候変動に関しては、建築 は時に一貫性を失い、作家

性の危機が、あらゆるツー ルを持ちながら解決策を提 案する機会を失わせます。

空間は、建築の分野を再開 し、空間を作り、コンセプト

そのものを再定義する方法 です。私たちが伝えたかっ

たのは、ビデオクリップで 表現された建築行為のプロ セスです。建築家の設計プ ロセスは、他の分野によっ て豊かになり、アートやパフ ォーマンスはプロジェクト の一部となり、建築家は、

植物やセクションの代わり に、より幅広いツール、ファ ブリック、サウンド要素を活 用できます。”

Fosbury Architecture

In Milan 30th November 2023

Giacomo Ardesio, Alessandro Bonizzoni, Nicola Campri, Veronica Caprino, and Claudia Mainardi

”私の考える持続可能性とは、

物が非常に長持ちすることで す。持続可能性に取り組む私

の主な方法は、時の経過の試 練に耐える、タイムレスで永続 的なプロダクトをつくることで す。“

In Paris 2nd March 2024

Philippe Malouin

Anja Aronowsky

“消費者として、私たちが最初に お金を使うのは着るもので、そ れは私たちがどういう人間であ るかを示すものだからです。家 での生活が中心になると家に 人を招くようになり、友人たち に自分の家を印象づけたいと思 うようになるので、家の中にあ る物が重要になり、デザインに 投資し始めるのです。”

“実際のところ、デザインの役 割とは、私たちが一緒に過ごし て、幸福をもたらす方法なので す。”

Erwan Bouroullec

In Paris 2nd March 2024

Michael Anastassiades

” 人生で何をするにしても、決 して逃げることはできません。

ある国で育ち、特定の文化に 触れ、クリエイティブな人間で あれば、スポンジのように吸収 します。それは誰にでもあるこ とですが、他の人々には機会が なく、私たちクリエーターはそ れを表現することができます。

結局のところ、私たちは皆同じ であり、同じ世界から来たので す。“

Arquitectura G

Jonathan Arnabat, Jordi Ayala-Bril, Aitor Fuentes, Igor Urdampilleta

“ラディカルであるということ は、自分が心地よくない限界に 挑戦し、そこでワークすること を意味します。それは、何かの 本来の意味から切り離された

根源的なものを意味します。こ の居心地の悪い領域こそが、デ ザインの世界では最高の場所 なのです。“

Konstantin Grcic

“当初、白熱灯と蛍光灯を混ぜ

てはいけないというアドバイス を受けましたが、今では逆のこ とをしています。私たちは、同 じ空間で異なる時間に行われ

るさまざまなタスクに応じて、

空間には様々な照明が必要であ り、そのため光は単に1つのもの を提供するだけでなく、それ以 上のものが必要なのだと理解し ています。”

Introducing Snoopy in Blue

Photography by Alecio Ferrari
Set design by Beatrice Bonetto and Jessica Zorzin

照明デザインの不朽の伝説であ

るSnoopyは、1967 年に Achille

CastiglioniとPier Giacomo Castiglioni によって考案された。 機能的なデザイ ンにユーモアのセンスを吹き込む傾向 を完璧に体現し、プロダクト名の由来と なったコミックの犬に似たシルエットを 持つこのランプのデザインは、傾斜した

大理石のベースがエナメル加工のメタル シェードを完璧なバランスで支えてい

る。Castiglioni 兄弟の典型的な創意工 夫が、このランプの背後にあるアイデア を支えており、当時としては革新的な技 術がベースに組み込まれている。ブラッ クシェードのオリジナル Snoopy は、 グリーンとオレンジのコレクションへと 発展し、最新モデルのブルーのシェード は、AchilleとPier Giacomoが1966年に Flos のために発表した Sciuko という プロダクトの色合いにインスパイアされ たものである。

Philippe Malouin

Philippe Malouinのデザインの才能は、きわめて実験的なアプローチを、次世代を見 据えた機能的で永続的な製品に落とし込む彼の能力にある。例えば、Flosのためにデ ザインしたBilboquetは、ヘッドがなめらかな磁石の球体で本体に接続され、さまざ まな角度で使用できるマルチユーステーブルライトである。ここでは、彼の日常生活 のカラフルな断片を共有していく。Portrait by Pablo di Prima

何があなたを幸せにしてくれますか?

最後の旅行はどこに行きましたか?

朝食は何を食べましたか?

お気に入りの道具を描いてください。

何を集めていますか?

一番くつろげる場所はどこですか?

リラックスするためにすることは?

一日の中で一番楽しい時間は?

最後に読んだ本

やったことのないことを教えてください。

シアターディレクターの Fabio Cherstichは、Formafantasma にインタビ ューし、SuperWire と、彼らのスタジ オのデザインへのアプローチを一から 探った(cover story)。Cherstich の家 は、Barber Osgerby の Bellhop Glass の背景にもなっている(p.28)。

写真家 の Alecio Ferrari は、Achille Castiglioni と Pier Giacomo Castiglioni の伝 説的なデザインである Snoopy を撮影 し、新しいブルーカラーを称えた(p.80)。

ヨーロッパの様々なデザイン都市で開 催されるFlosのトークシリーズ「Flos Hosting」のページでは、ビジュアル アーティストの Stefan Marx が、Flos のクリエイティブなコミュニティの多 様性を表現するイラストのシリーズを 制作した(p.68)。

ミラノ出身のフォトグラファーMattia Parodi は、Edward Barber と Jay Osgerby の Bellhop Glass を Fabio Cherstich のミラノのアパートメントで撮 影し (p. 28)、空間にデザインの存在を 示す親密なポートフォリオを展示した。

ベルリンを拠点に活動するRobert Rieger は、Giuseppe De Finetti 所有の Villa Crespi で Formafantasma の「SuperWire」を撮影するためにイタリアを訪 れ、未来的でありながらノスタルジッ クでもあるコレクションのユニークな デザインを鮮やかに表現したポートフ ォリオを制作した(カバー)。

Daniel Riera の写真は、Achille と Pier Giacomo Castiglioni、Tobia Scarpa な どによる伝説的なデザインがミッドセ ンチュリーの建築と相互作用する一連 の喚起的なイメージを通して、Flos の アイコンを高めている(p.39)。

英国のデザイン評論家 Deyan Sudjic は、Flos のアイコンの歴史を図式化し (p.39)、現代のデザイン史を通じてこ のコンセプトの意味を探求している。

Acknowledgements

Edward Barber

Jess Berry

Ángel Cánovas Celdrán

Simone Farresin

Sora Leo

Piotr Niepsuj

Jay Osgerby

Amy Peet

Michela Pelizzari

P:S Creative Agency

Francesca Semprini Location

Andrea Trimarchi

Ceramiche Mutina

B&B Italia

Perna Evolution

Concept and Creative Direction

Apartamento Studios

Managing Editor

Rosa Bertoli

Graphic Design

Apartamento Studios

Flos Creative Director

Barbara Corti

Flos Team

Rosaria Bernardi

Elisa Bodei

Silvia Delaini

Donatella Matteoni

Francesco Funari

Diletta Dincao

Paola Arici

Translations

Team Agiliz@ tu gestion

Printing

LOGO S.p.A. Borgoricco (PD) August 2024

Bellhop Glass

E.Barber & J.Osgerby, 2024

Materials: glass, aluminum

Power S2: max 30W LED (max 75W HSGSA US version)

Power T: max 15W

Voltage: 220-240V (120V US version)

Light Source S2: LED 25W E27 2700K (US version pending)

Light Source T: LED 15W E27 2000lm 2700K/3000K CRI >80

Finishes: bright aluminum, cioko, white

Bellhop Glass T
Bellhop Glass S2
F1074064
F1074026
F1081084
F1081026
F1081009
F1074009
FU107464
FU107426
FU107409
FU108184
FU108126
FU108109

A. & P.G. Castiglioni, 2024

Materials: marble, metal

Power: MAX 150W (75W US version)

Voltage: 220-240V (100-120V US version)

Light Source: LED 8W E27 740lm 2700K/3000K CRI>80 (9W LED A19 2700K E26 US version)

New Finish: navy-blue

Also available in: black, green, orange

mm / 15,51''

mm / 14,52''

Finishes
F6380030
F6380039
F6380075
FU638030
FU638039
FU638075
F6380014

SuperWire

Formafantasma, 2024

Material: glass, aluminum

Power F: 56W

Power T: 18W

Voltage: 100-240/48

Light Source F: LED 56W 4130lm 2700K CRI>90

Light Source T: LED 18W 1200lm 2700K CRI>90

SuperWire F

SuperWire T

D301F01C3EAF2
D301T01C3EAF2

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