Chihiro Going Around the World
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Traveling makes theworld peaceful
子供の頃から、父が旅行会社をやってて海外には割と行くほうだった。 いつも南国で日焼けして、幼稚園ではクロンボ大賞という、 今のご時世なら差別だとクレーマーに騒がれかねない賞を勝ち取り、 ハワイのでかい木で、言葉も違う子供達と木登りして遊んでいた。
一人旅のきっかけは海外映画祭だったと思う。
世界と時代を越えた作品を夢見てた私にとって 自分の作品が海外で上映されるなんて楽しくて仕方ない。
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前に、夕張映画祭で映画祭の楽しさの味をしめていた私は、 更に何かが起こる出会いにも他の国の映画館、お客さん、にも興味津々で、 上映が決まるといつも迷わず飛んだ。 上映が急に決まって、監督も共演者も誰も行かないって時も。
一番初めがそれだった。 オランダのロッテルダム国際映画祭。 作品はヤンイクチュン監督、私は主演をした「しば田とながお」 。短編映画。
５日前くらいに上映が決まったらしい話をされて、行きますと言ったけど、私だけ。 申請もいろいろ間に合わないけど、 「現地で説明してなんとかしてこい！」とプロデューサー。こちらもなかなか破天荒な人。 普段貯金がほぼない私はなんとか一番安い飛行機をとったけど（たしか往復六万円弱くらい） そして一泊 1200 円くらいのゲストハウスも予約したけど、 それで残った全財産は 2 万円あるかないか、くらい。
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