「イナリ – サーリセルカ・ニュース」2015-16
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「イナリ – サーリセルカ・ニュース」 SAARISELKÄ • IVALO • INARI • UTSJOKI
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スノーモービルの運転に夢中 スィポオ (Sipoo)出身のヴェリ‐タ ピオ・ハリウ (Veli-Tapio Harju) さん は、 ラップランドで数年間スノーモー ビルを運転しています。 フィンランド 南部では、 時によって雪が十分にない ため、 スノーモービルを運転するため には、 ほとんどの人たちがラップラン ドに出かけていきます。 ヴェリ‐タピ オ・ハリウさんは、彼の本業とともに、 クライアントのためにいくつかのスノ ーモービル・サファリを案内してきまし た。 ハリウさんはスノーモービルをい つも現地の事業者から借りています。 「これが一番簡単な方法なんです。 時折、現地ガイドも一緒に来ますが、 彼らは常に現地エリアのエキスパー トですね。 」 ハリウさんの意見では、 スノーモー ビル・サファリは2~3日間の長さ を5~8人の参加者で行うのが適 切だということです。 「各サファリでは、誰かが走行路か ら外れて雪の中にはまってしまうこと がよくあります。 サファリで8台のスノ ーモービルが走行していて、 それぞれ 1台ずつがたまに走行路から外れる としたら、運転していくのに長時間か かり、 進むのがゆっくりであるというこ とが想像できるでしょう。 」 スノーモービル・サファリを成功させる
V-T・ハリウさんからのスノーモービ ル・サファリについての助言その1 は、十分な防寒着を着用する必要が あるということ。 走行用の装備は現地 のスノーモービルのレンタル店にもあ ります。 ヘルメットを着用すると頭に 汗をかくので、 スペアのフードはいつ も持っているとよいでしょう。 ヘルメッ トはレンタル店から選んでください。
2015-2016
A SAARISELKÄ
サーリセルカ周辺のスキー バスツアー サーリセルカのスキーバスはこの冬もイヴァロとキーロパー間 を運行します。 春まで毎日、 定期便を利用することができます。 バスは朝イヴァロを出発し、 夜に戻ってきます。 日中は、 バスは サーリセルカ、 キーロパー、 カクスラウッタネンとラーニラの要所 を巡回します。 ルート間には多くの停留所があり、 とくにサーリ セルカでは多く停車します。 一日券は € 5で、 6歳未満の子供は無料です。 チケットは車内 で現金で購入してください。 観光客は十分な現金を持って移 動するとよいでしょう。 時刻表はバス停のほか、 ウェブサイトやホテルの掲示板でご確 認ください。
PHOTO: RAIMO HEKKANEN / NUORGAM HOLIDAY VILLAGE
スノーモービルに乗って、 ストレスを忘れ、景色を眺めて楽しむことに集中するのは いいものです。
ヘルメットは、 ドライバーにも同乗者 にも着用する義務があります。 手袋の スペアも持っているとよいでしょう。 「そして、 ご自分の前を走行してい るスノーモービルとの車間距離を保 つことも大切です。 」 スノーモービルのドライバーの事 故で最も多いのは追突事故です。 ス ノーモービルが走行路を走る許容 最高速度は、原野の雪面では時速 60 km、湖の氷上では時速 80 km。 同乗者用のソリがスノーモービルに 取り付けられている場合の許容最高 速度は、時速 40 km。 スノーモービルの運転は急いではい けないということを覚えておくとよいで しょう。景色を眺めることも忘れないで ください。 それではどうぞ楽しんでくだ
さい!」
スノーモービルや法律で示された その他の車両用の道路を運転する 場合には、運転者は T クラス (トラク ター)以上の運転免許証を保持して いる必要があります。原野内の道路 以外の場所や氷上での走行は、運 転者が15歳以上であれば、運転免 許証は必要ありません。
「時折、 スノーモービルの運転中に 天候が急に変わることがあったり、 あ るいは、 スノーモービルが故障するこ ともあり得ます。何が起こってもいい ように準備をしておくとよいでしょう。 また、 ご自分の携帯電話が原野のどこ ででもつながるわけではないというこ とも覚えておくとよいでしょう」 と、 ハリ ウさんが教えてくれています。
サーリセルカ:
PHOTO: MINJA SUNI
地元ならでは の料理を、 イン ターナショナル にお楽しみい ただけます 詳しくはA4 ページをご覧ください
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IVALO - INARI UTSJOKI
地元のトナカイ&ゲーム
IBM
雪片はふたつと同じものがありません 雪は水の状態のひとつです。水が雪になるには、気温 が摂氏0度以下に下がることが必要です。気温が十分 に下がると、大気中の塵のまわりの湿気(水)が凍って、 氷の結晶が形成されます。 氷の結晶は六角形の薄い板や星、 針型そしてその組み 合わせへと集結します。 これが雪片となるのです。 雪片の かたちは大気の湿度と温度により決定します。 ふたつとし て同じ雪片は存在しません。 • 雪はつねに形状が変わっています
雲から地上へと降りてくる雪は、 地面まで届くものもあれ ば、 途中で解けてしまうものもあります。 落ちはじめの雪片 は六つの矢のある星のようなかたちをしています。 これを 観察するのは至難の技です。 なぜならば、息が吹きかか ればその暖かさですぐに、水分に解けてしまうからです。 雪片をもう少し見ていることができたなら、数時間たっ た後、星の先ははっきりとは見えなくなっていることに気 づくでしょう。雪片の形状はつねに変化しているのです。 数日後には雪片はより単純なかたちとなり、 丸いかたま りに似たものとなっているでしょう。 雪片を形成した分子
の先が引っ込んでいくのです。 雪片は分解するにつれて凝結されていきます。 • 古いもの、新しいもの
雪を差す言葉はいろいろあります。雪片のそれぞれを 見分けることができないほどの細かい雪はパウダースノ ーと呼ばれます。 あられやみぞれは水分が多く重たい雪 で、雪玉を作るのに適しています。 それから、 フィンランドで 「足を包むもの」 と呼ばれるの 詳しくはB1ページをご覧ください が大きく、鳥の羽根のような雪片です。 ラップランドでは冬や雪を一年のうち8ヶ月ものあいだ 楽しむことができます。 やわらかな雪片がゆっくりと降り、 すべてを白く覆うと、 その下で上を向いて口を開けて、 落 ちてくる雪を舌で捕まえてみたくなるかもしれません。 子 供のころしたのと同じように。
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