矛盾を抱える福島の₂₀代
万人──。
福島第一原発事故後、甲状腺 がん検査の対象となっている福
島県内の子どもたちの数だ。
この検査の対象は、事故当時 歳以下。事故後、子どもたち
の県外避難を支援する活動など
が行われているが、 代の若者
たちは対象外で、 〝見捨てられ
た〟ような格好だ。
「原発が爆発した時点で福島に
いたので、いまさら出て行って
も……でも次に地震があったら
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それでも福島で 生きていく
福島ではいまも原発事故で県外に避難している人がいる。 一方で、 あえて 「大好きな地元」福島に留まることを選んだ若者もいる。 福島の20代を撮った。 ライター デコート・豊崎アリサ 写真 Jeremie Souteyrat Asahi Shimbun Weekly AERA 2013.3.25
再校
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