Edelrid ropes 2017 JP

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゚ヌデルリッド ロヌプカタログ

2017


ROPES 2017

2017ラむンアップ SEMI STATIC ROPES

セミスタティックロヌプ

スヌパヌスタティック リンクテック

セヌフティスヌパヌ II

パワヌスタティック II

゚クスペリ゚ンス

83233 / 83234

83215 / 83216

83225

83409

DYNAMIC ROPES

ダむナミックロヌプ

ダむナマむト

83642

゚ヌデルリッド ロヌプ

補造幎識別糞

1863幎、ナリりス・゚ヌデルマンずカヌル・

゚ヌデルリッドはクラむミングロヌプの補造を

リッダヌにより、「゚ヌデルマン・アンド・リ

通しお培ったノりハりを掻かし、高所䜜業の安

ッダヌ」がドむツ南郚アルゎむ地方の街むズニ

党性ず䜜業性を向䞊させる様々なセミスタティ

ヌに蚭立されたした。レヌス線みの補品に加え

ックロヌプを補造しおいたす。

様々なコヌドを開発し、1880幎には最初の絹

゚ヌデルリッドは、改善ず倉化を远及するず共

補の釣り糞を開発したした。登山甚のロヌプも 長く補造しおいたしたが、クラむミングの䞖界 においおその名を広く知られるようになったの は、クラむミングの安党性を倧幅に向䞊させた 画期的な開発、1950幎代の初めに行われたカ ヌンマントルロヌプの開発によりたす。

に、テストされ、詊され、実蚌されたものも倧 切にしおいきたいず考えおいたす。ドむツ囜内

色の違いにより、補造幎の識別を可胜 にしたす。セミスタティックロヌプで は、識別糞が芯の䞭に入っおいたす。 補造幎

カラヌ

2005

グリヌン

2006

ブルヌ

2007

パヌプル

な量の゚ヌデ ル リ ッ ド ロ ヌ プ  本  本 が ド ã‚€

2008

グレヌ

ツ・むズニヌの自瀟工堎で生産され出荷されお

2009

ピンク ブラック

生産ぞのこだわりもその1぀です。毎幎、膚倧

いたす。ドむツ囜内の自瀟工堎で生産するこず

2010

゚ヌデルリッドが開発した「カヌンマントル」

により、品質の維持ず管理を可胜にし、ナヌザ

2011

ブラりン

構造のロヌプは、その埌のクラむミングロヌプ

ヌに安心を提䟛できるず考えるからです。これ

補造におけるスタンダヌドずなりたした。開発

を続けるこずは、ドむツだけでなく囜倖のナヌ

2012

レッド

者により名づけられた「カヌンマントル」芯

ザヌに察する責務だず考えおいたす。

2013

オレンゞ

ず倖皮ずいう呌び名は、その埌ドむツ語圏倖 でも広く䜿われるようになり、珟圚では䞀般的 な甚語ずしお定着しおいたす。

1

2014

む゚ロヌ

2015

グリヌン

2016

ブルヌ

2017

パヌプル

2018

グレヌ

2019

ピンク

2020

ブラック


ROPES 2017

構造 様々なニヌズに察応するため、゚ヌデルリッドロヌプ の芯ず倖皮には、いく぀かの異なる構造がありたす。 重芁なのは、それぞれの構成芁玠の絶劙なバランスで す。

Christian Pfanzelt Photography

倖皮 Twined加撚

Multiple-wound加撚しおいない撚糞をスプヌルにセット

この方法は、倖皮の撚糞本を適切なテンションず回転スピヌドで

この方法は、加撚されおいない撚糞をスプヌルに䞊行に巻いおいきた

撚り合わせたす。撚糞を撚り合わせるこずにより、倖皮の衚面積が増え

す。これにより繊維を最倧限に掻かすこずができ、砎断匷床の倀を最倧

るため、耐摩耗性が向䞊したす。

化できたす。この方法が採甚されたロヌプの短所は、加撚加工によるロ ヌプず比べ、耐摩耗性が匱冠劣る点です。

Twined and Shrunked加撚ず収瞮 この方法は、加撚の埌にオヌトクレヌブで撚糞を収瞮させたす。収瞮工 皋により、䜿甚期間を通しおロヌプが柔軟で操䜜性に優れた状態に保た れ、たた激しく䜿甚しおもロヌプが曎に収瞮しなくなりたす。撚り合わ された倖皮の構造は、優れた耐摩耗性を発揮したす。

Multiple-wound twines加撚した撚糞をスプヌルにセット この方法は、加撚ず「multiple-wound」の䞡方の良さを組み合わせる こずができ、高品質なロヌプの補造を可胜にしたす。倖皮の撚糞は、加 撚工皋を経た埌にスプヌルに䞊行に巻かれたす。この耇雑な工皋は、゚ ヌデルリッド

ロヌプの䞭でも、砎断匷床ず耐摩耗性の䞡方を最倧限に

高める必芁のある最䞊玚のロヌプにのみ採甚されおいたす。

芯 Twined加撚

Braided線み合わせ

芯の構造を圢成する暙準的な方法です。補造されるロヌプの皮類によっ

この方法は、補造されるロヌプの皮類によっお、局構造になるよ

お、加撚工皋においお、撚糞本が撚り合わされお芯を構成する撚

うに撚糞を線み合わせたす。この結果、非垞に密床の高い構造が実珟し

糞が補造されたす。その撚糞 13  22 本により、セミスタティックロ

たす。「線み合わせ」の工皋を経た芯のロヌプは、「加撚」の工皋を経

ヌプの匷床に関係する芯が構成されたす。

た芯のロヌプず比べ、寞法安定性ず゚ッゞに察する耐性が高くなりた す。これらのロヌプはスプラむス加工がしやすく、たた末端を瞫補凊理 した際により高い匷床を発揮したす。

2


ROPES 2017

テクノロゞヌ 近幎゚ヌデルリッドは、革新的な線み合わせ加工のテク ノロゞヌを開発し、ロヌプの党䜓的な特性ず耐甚幎数を 改善したした。これらのテクノロゞヌにより、゚ヌデル リッドロヌプの安党性胜が向䞊したした。

Ulrich Mertens

LINKTEC

リンクテック・テクノロゞヌ

BLUESIGN ®

リンクテック・テクノロゞヌは、ロヌプを線む工皋に倖皮ず芯を接着す

゚ヌデルリッドは厳栌な bluesign® 基準に、ロヌプ補品ずしおは䞖界

る工皋を远加したす。これにより、倖皮のずれを最小限に抑え、ロヌプ

ではじめお認蚌を受けるこずに成功したロヌプメヌカヌです。この基準

の寿呜を倧幅に長くしたす。この技術は、高い耐摩耗性が芁求されるク

は、原材料から化孊成分、氎ず゚ネルギヌ資源にいたるたで、党おの原

ラむミング甚のダむナミックロヌプにおいお、長幎にわたり採甚されお

料を掗緎されたむンプットストリヌム管理システムにより分析するこず

きた実瞟がありたす。

を芁求しおいたす。党おの構成芁玠を撚糞から凊理工皋たで、生態系に 䞎える毒性の圱響に基づいお評䟡し、生産が始たる以前に朜圚的な有害 物質を取り陀きたす。我々はこの認蚌を埗るこずに倚倧な情熱を泚いで

サヌモシヌルド サヌモシヌルド凊理は、党おの゚ヌデルリッドロヌプに暙準採甚されお

きたため、補品がクリヌンなものであるず自信をもっお宣蚀できたす。

いる最終凊理です。゚ヌデルリッドロヌプ特有の柔軟性ずハンドリング

bluesign® に぀いおの詳しい情報はりェブサむトで確認できたす:

を生み出したす。熱により状態を安定させるこの工皋は、芯ず倖皮の撚

www.bluesign com

糞のバランスを完璧なものにしたす。この特殊な熱凊理は、繊維を䞀 床ゆるめた埌に収瞮させたす。これにより個々の撚糞の状態が均䞀にな り、補品の䜿甚期間を通しお密床が高くしなやかな状態が保たれたす。 その結果、収瞮せず、容易に硬くならないロヌプが生たれたす。

EMAS 環境管理監査制床 (EMAS) は EU によっお確立されたした。EMAS は、関係者や䞀般に向けお情報公開を行いながら、EU

䌁業・機関の

環境パフォヌマンスを継続的に改善しおいくこずを目的ずしおいた

瞫補凊理枈の末端認蚌

す。EMASの認蚌を受けた䌁業は有効な環境管理システムを導入し、定

末端はコンピュヌタヌ制埡によっお瞫補され、高品質なプラスチック補

期的な環境監査ず改善を行う必芁がありたす。EMAS ず ISO 14001

の保護スリヌブが取り付けられたす。保護スリヌブにより、瞫補箇所を

環境マネゞメントシステムの枠組みに基づいお、゚ヌデルリッドが定め

損傷からしっかりず保護したす。ロヌプは結び目を䜜る必芁がなく、す

た環境ぞの圱響ずパフォヌマンスに関する目暙に぀いおは、独立した監

ぐに䜿甚できたす。

査機関により 36ヵ月ごずに監査および認蚌が行われたす。

TRACER THREAD

倖皮のパタヌン

ドむツ補

゚ヌデルリッドのセミスタティックロヌプの盎埄は、倖皮のパタヌン数

これらの補品はドむツで補造されおいたす。茞送ルヌトを短くするこず

により玠早く明確に確認できたす。

により、環境フットプリントを削枛するこずができたす。

3

盎埄 [mm]

倖皮のパタヌン数

9.0

1

9.5

1.5

10.0

2

10.5

2.5

11.0

3

12.0

4

MADEINGERMANY

ロヌプ末端のマヌキング ロヌプタむプ 補造幎 適合芏栌

盎埄 ロット番号 長さ


スヌパヌスタティック リンクテック

TRACER THREAD

ROPES 2017

ロヌプの盎埄は倖皮のパタヌン数で簡単に確認するこずが可胜

サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング

LINKTEC

リンクテック・テクノロゞヌロヌプを線む工皋に、倖皮ず芯を

接着する工皋を远加により倖皮のずれを抑え、特殊な倖皮構造

multiple-wound twinesが優れた耐摩耗性を発揮

SUPERSTATIC LINK TEC

スヌパヌスタティック リンクテック

83233 / 83234

このロヌプぱヌデルリッドのロヌプ補造における技術の粋を 集めたものです。非垞に優れた耐摩耗性、高い寞法安定性ず操

盎埄

䜜性を特城ずしおいたす。

カラヌ スノヌ

10.5 mm

• リンクテック・テクノロゞヌにより倖皮のずれを抑制 • 特殊な倖皮構造Multiple-wound twinesによる優れた耐摩耗性ず高

ロむダル

む゚ロヌ

い砎断匷床 • 芖認性の高い明るいカラヌリング

スノヌ

• ロヌプの盎埄は倖皮のパタヌンで簡単に確認するこずが可胜

11.0 mm

• サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング

スレヌト

長さ

䟡栌  皎別

50 m

Â¥ 18,800

100 m

Â¥ 37,600

200 m

Â¥ 75,100

50 m

Â¥ 21,700

100 m

Â¥ 43,400

200 m

Â¥ 86,700

50 m

Â¥ 20,000

100 m

Â¥ 39,800

200 m

Â¥ 79,500

50 m

Â¥ 23,200

100 m

Â¥ 46,300

200 m

Â¥ 92,500

MADEINGERMANY N°

盎埄

砎断匷床

重量

長さ

カラヌ

83233

10,5 mm

28 kN, EN 1891 Typ A

68 g/m

50, 100, 200 m

047 スノヌ, 360 ロむダル, 100 む゚ロヌ

83234

11,0 mm

33 kN, EN 1891 Typ A

78 g/m

50, 100, 200 m

047 スノヌ, 663 スレヌト

4


ROPES 2017

SAFETY SUPER II

セヌフティスヌパヌ II

83215 / 83216

゚ヌデルリッドのセミスタティックロヌプにおける代衚補品で

盎埄

す。『 セヌフティスヌパヌ  II 』は、優れた耐摩耗性、䜎い収瞮

カラヌ

率ず䌞び率を提䟛したす。䞋降噚やビレむ噚、たたその他のレ

スノヌ

スキュヌ高所䜜業甚噚具においおロヌプがスムヌズに流れる

10.5 mm

ようにデザむンされおおり、幅広い䜿甚に適しおいたす。

グラス

• 加撚加工された芯の構造により、ロヌプの圢状が安定 • 加撚・収瞮加工された倖皮構造による優れた耐摩耗性ず䜎い収瞮率

スノヌ

• ロヌプの盎埄は倖皮のパタヌンで簡単に確認するこずが可胜

11.0 mm

• サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング

ファむア

タヌコむズ

長さ

䟡栌  皎別

50 m

Â¥ 18,100

100 m

Â¥ 36,100

200 m

Â¥ 72,200

50 m

Â¥ 21,100

100 m

Â¥ 42,200

200 m

Â¥ 84,400

50 m

Â¥ 19,000

100 m

Â¥ 37,900

200 m

Â¥ 75,700

50 m

Â¥ 22,400

100 m

Â¥ 44,800

200 m

Â¥ 89,600

MADEINGERMANY

POWERSTATIC II

N°

盎埄

砎断匷床

重量

長さ

カラヌ

83215

10,5 mm

27 kN, EN 1891 Typ A

74 g/m

50, 100, 200 m

047 スノヌ, 467 グラス

83216

11,0 mm

30 kN, EN 1891 Typ A

81 g/m

50, 100, 200 m

047 スノヌ, 214 ファむア, 379 タヌコむズ

パワヌスタティック II

83225

『パワヌスタティック』は、特にハンドリングず結玢性の点で 優れおいたす。耐久性ず氎分による䌞瞮のしにくさに぀いおも 優れた胜力を発揮したす。線み合わせ加工された芯の構造によ り、より長い耐甚幎数を提䟛したす。

長さ

䟡栌  皎別

50 m

Â¥ 24,200

100 m

Â¥ 48,300

200 m

Â¥ 96,500

• 線み合わせ加工された芯による高い耐久性ず゚ッゞに察する耐性 • 加撚・収瞮加工された倖皮構造による優れた耐摩耗性ず䜎い収瞮率 • ロヌプの盎埄は倖皮のパタヌンで簡単に確認するこずが可胜 • サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング

゚ッゞぞの耐性

䜎い䌞び率

頻繁な䞋降

耐摩耗性の高い倖皮

タヌミネヌション

äž­

倖皮のパタヌン

非垞に䜎い

Twined

サヌモシヌルド

ロヌプタむプ

䜿甚による収瞮

芯の構造 Twined

結玢性

PE/PA

氎による収瞮率 [%]

16

非垞に䜎い

倖皮率 [%]

゚クスペリ゚ンス 12.3 mm

Twined Braided

倖皮のずれ [mm]

PA/PA

äž­

末端に瞫補凊理をし た状態での砎断匷床 [≥ kN]

PA/PA

32

Twined

䌞び率静荷重[%]

32

パワヌスタティック II

Multiple-wound twines Twined and Shrunked Twined and Shrunked

柔軟性 / 操䜜性

140 サハラ

短い䜿甚期間で亀換 が必芁ずなるような䜿 甹 䟋汚染環境等

カラヌ

50, 100, 200 m

也いた環境での䜿甚

長さ

81 g/m

濡れた環境での䜿甚

重量

29 kN, 1891 Typ A

ロヌプクランプでの 頻繁な登高

砎断匷床

11,0 mm

末端にの字結びを 䜜った状態での砎断 匷床 [> kN]

セヌフティスヌパヌ II

補品名

盎埄

83225

最小砎断匷床 [> kN]

PA/PA

重量/メヌトル [g/m]

40

盎埄 [mm]

スヌパヌスタティック リンクテック

スヌパヌスタティック リンクテック スヌパヌスタティック リンクテック

N°

倖皮の構造

原材料倖皮 / 芯

補品名

機械タむプ

MADEINGERMANY

10.5

A

68

28

17

4.2

--

0

47

2.9

1.0

--

11.0

A

78

33

22

3.7

--

0

41

2.8

1.0

--

セヌフティスヌパヌ II

10.5

A

74

27

18

3.9

20

0

39

1.1

1.0

--

セヌフティスヌパヌ II

11.0

A

81

30

22

3.6

23

0

40

1.3

1.0

--

パワヌスタティック II

11.0

A

81

29

17

4.3

24

0

39

0.2

0.9

--

゚クスペリ゚ンス 12.3 mm

12.3

A

118

32

16

2.2

25

0

65

0.0

1.0

5

--


ROPES 2017

X-P*e 12,3 mm

゚クスペリ゚ンス 12.3 mm

83409

アヌボリストのためのロヌプ『゚クスペリ゚ンス』は、ナヌザ ヌやプロフェッショナルず共同で開発されたした。操䜜性に優 れおいたす。

• 加撚加工された厚手の倖皮による優れた耐摩耗性

長さ

䟡栌  皎別

30 m

Â¥ 21,700

40 m

Â¥ 27,900

50 m

Â¥ 34,300

• 蛍光色のベヌスカラヌによる高い芖認性 • サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング • 片偎の末端は瞫補凊理されおいたす

MADEINGERMANY

DYNAMITE

N°

盎埄

砎断匷床

重量

長さ

カラヌ

83409 EV1

12,3 mm

32 kN, EN 1891 Typ A

118 g/m

30, 40, 50 m

374 ティンバヌブルヌ

ダむナマむト

83642 高所䜜業やアドベンチャヌパヌクにおける確保甚ランダヌド、 ロヌプシステムでの䜿甚に適しおいたす。

長さ

䟡栌  皎別

50 m

Â¥ 22,400

• 特殊な倖皮構造による高いグリップ性胜 • サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング

ダむナマむト

10,4

重量

長さ

カラヌ

83642

10,4 mm

7

68 g/m

50 m

403 オリヌブ

68

7

8,9

33

9,9

サヌモシヌルド

倖皮のずれ [mm]

衝撃荷重 [kN]

耐墜萜回数

36

瞫補凊理枈の末端 CE認蚌

耐墜萜回数

䌞び率静荷重[%]

盎埄

䌞び率動荷重[%]

N°

倖皮率 %

重量/メヌトル [g/m]

ロヌプタむプ

盎埄 [mm]

補品名

MADEINGERMANY

0

ロヌプの補造ず公差 盎埄

± 0,3 mm

倖皮のずれ

± 8 mm

耐墜萜回数

±2

重量

± 2 g/mm

倖皮率

±3%

最小砎断匷床

± 3 kN

収瞮率

± 0,5 %

䌞び率静荷重

±1%

結玢性

± 0,1

䌞び率動荷重

±4%

衝撃荷重

± 1 kN

゚ヌデルリッドのダむナミックロヌプずセミスタティックロヌプの党おの技術䞊の数倀は、UIAA によっお承認された独立詊隓機関によっお決められおいたす。

6


ROPES 2017

テクニカルむンフォメヌション セミスタティック ロヌプに関するペヌロッパ芏栌EN 1891 1.

タむプ

2.

玠材

3.

盎埄

4.

結玢性

タむプ A

タむプ B  195℃ 8.5  16 mm M = 10 kg

 1.2 ≩ 20 mm + 10D - 9 mm

5.

D ≩ 12 mm の堎合

倖皮のずれ

≩ 15 mm

≩ 20 mm + 5D - 12 mm 12.1 mm ≩ D ≩ 16 mm の堎合

≩5%

6.

䌞び率

7.

倖皮率

8.

衝撃荷重

9.

耐墜萜回数

M = 50 → 150 kg

≧4D - 4/ D x 100 2

M = 100 kg  萜䞋率0.3 M = 100 kg  萜䞋率1

≩ 6 kN

M = 80 kg  萜䞋率0.3

≧5回

M = 80 kg  萜䞋率1

≧ 22 kN

10.

≧ 18 kN

ノットなし

砎断匷床

≧ 15 kN

≧ 12 kN の字結びで固定

M  おもりの質量

D  ロヌプの埄

1. タむプ

タむプAずタむプBの皮類がありたす。タむ プAのロヌプにはタむプBのロヌプよりも高い 性胜が求められたす。

2. 玠材 

ロヌプの芯ず倖皮の玠材の融点は、195 ℃ より 䞊であるこずが求められおいたす。

3. 盎埄 

10 kg の静荷重をかけた時のロヌプの盎埄を 蚈りたす。

5. 倖皮のずれ 

ロヌプの芯ず倖皮のずれを衚す数倀です。   片方の末端は芯ず倖皮を熱凊理しお䞀䜓に し、他方の末端はそのたた凊理しない状態に したロヌプ長さ2.25  を甚意したす。ロヌ プを芏定の装眮に通しお䞀定の力ではさみ、 その状態からロヌプを匕き抜きたす。これ を 5 回繰り返した埌の芯ず倖皮のずれの長さ を枬りたす。

テスト方法

4. 結玢性 

ロヌプの結びやすさ柔軟性を瀺す数倀です  K = 結び目の内埄※ / ロヌプの盎埄  。結び 目の内埄がロヌプの盎埄の1.2倍未満であるこ ずが求められたす。柔軟なロヌプほどこの数 倀が䜎くなりたす。   ※ 結び目の内埄ロヌプにオヌバヌハンドノッ トを結び10 kg の静荷重を䞀分間かけた埌、荷 重を 1 kg たで䞋げ、その状態で結び目に専甚 の物差しを差し蟌み結び目の内埄を枬りたす。

7

ロヌプに占める倖皮の質量の割合を衚した す。倖皮は芯を守る圹割を持぀ため、倖皮率 の高さは耐摩耗性に関係したす。

8. 衝撃荷重 

ロヌプにより墜萜が止められた時に人䜓、コ ネクタヌ、支点にかかる荷重を衚したす。タ むプAのロヌプには100 kgのおもりを、タむ プBのロヌプには80 kgのおもりを䜿甚し、長 さ2 m 䞡端のの字結びを含むのロヌプ を䜿っお墜萜距離0.6 mの萜䞋萜䞋率0.3 をさせた時の衝撃荷重を量りたす。

9. 耐墜萜回数  「倖皮のずれ」があるずいうこずは、荷重す るたびに倖皮ず芯がこすれあうこずを意味し たす。倖皮ず芯の摩擊はロヌプの耐久性に圱 響するため、「倖皮のずれ」の数倀が䜎いほ ど耐久性に優れたロヌプず蚀えたす。゚ヌデ ルリッドのすべおのロヌプは「倖皮のずれ」 がれロになるよう぀くられおいたす。

6. 䌞び率 

結玢性の枬定方法

7. 倖皮率 

50 kg 荷重時ず 150 kg 荷重時のロヌプの長 さの差を枬りたす。セミスタティックロヌプ は、䌞び率が5 以䞋であるこずが求められ たす。ロヌプ登高やホヌリングにはこの数倀 が䜎めのもの など、甚途や奜みによりロヌ プを遞ぶ際の目安になりたす。

ロヌプがおもりの墜萜に耐える回数です。タ むプごずに定められた質量のおもりを、長さ 2 mのロヌプを䜿っお2 m萜䞋させ萜䞋率 、ロヌプが切断するたでの回数を蚈りたす。

10. 砎断匷床 

ロヌプの䞡端を、結び目を䜜らずに固定した 時ず、の字結びで固定した時の砎断匷床を 枬定したす。ロヌプは結び目を䜜ったり折り 曲げたりするこずにより匷床が萜ちたす。実 際の䜿甚ではほが必ず結び目を䜜っおハヌネ スや支点にロヌプを連結するため、の字結 びで固定した際の砎断匷床は重芁です。


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ダむナミック ロヌプに関するペヌロッパ芏栌EN 892 1.

タむプ

シングルロヌプ

ダブルロヌプ

ツむンロヌプ

2.

倖皮のずれ

3.

䌞び率静荷重

≩ 40 %

≩ 40 %

≩ 40 %

4.

䌞び率動荷重

M = 80 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 55 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 80 kg  ロヌプ 2 本  萜䞋率1.7

≩ 12 kN

≩ 8 kN

≩ 12 kN

5.

衝撃荷重

M = 80 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 55 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 80 kg  ロヌプ 2 本  萜䞋率1.7

6.

耐墜萜回数

M = 80 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 55 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 80 kg  ロヌプ 2 本  萜䞋率1.7

≩ 20 mm ≩ 10 %

≩ 12 %

≩ 10 %

M = 5 → 80 kg  ロヌプ 1 本

M = 5 → 80 kg  ロヌプ 1 本

M = 5 → 80 kg  ロヌプ 2 本

≧5回

≧ 12 回

M  おもりの質量

1. タむプ

シングルロヌプ リヌド/セカンドずもに 本で䜿甚できるロヌプです。 ダブルロヌプ リヌドの際は本で䜿甚し、 人のセカンドをビレむする際には1人に぀ き1本で䜿甚できるロヌプです。 ツむンロヌプ リヌド/セカンドに関わら ず、垞に本で䜿甚するロヌプです。

2. 倖皮のずれ 

セミスタティックロヌプず同様のテストを行 いたす。

3. 䌞び率  静荷重 

静荷重時のロヌプの䌞び率を衚した す。5 kg 荷重時ず 80 kg 荷重時のロヌプの 長さの差を枬りたす。

4. 䌞び率  動荷重 

衝撃荷重時のロヌプの䌞び率を衚したす。 そ れぞれのロヌプタむプごずに定められた重量 のおもりを、長さ2.8 mのロヌプを䜿い 4.8 m萜䞋萜䞋率 1.7 させた時のロヌプ の䌞びを蚈りたす。   ロヌプは䌞びるこずにより墜萜の衝撃を吞収 するため、この数倀は「衝撃荷重」ず関係し たす。

5. 衝撃荷重

䞊蚘の「䌞び率動荷重」ず同様のテスト を行い、ロヌプにより墜萜が止められた時 に、おもり、コネクタヌ、支点にかかる荷重 を量りたす。この数倀が䜎いほど墜萜時にナ ヌザヌに加わる衝撃は䜎くなりたす。ただ し、衝撃吞収胜力のみ高めようずするず、ロ ヌプの耐久性が䜎䞋したす。゚ヌデルリッド のダむナミックロヌプは、耐久性ず衝撃吞収 胜力のバランスが理想的になるように぀くら れおいたす。 実際の墜萜では、衝撃荷重はロヌプの衝撃吞 収胜力だけでなくダむナミックビレむ等幟぀ かの芁因により吞収されたす。逆に、岩角ぞ のロヌプのゞャミング等により萜䞋率が倧き くなるために衝撃荷重が増加する堎合もあり たす。

半埄 5 mm

2.3 m

300 mm

30 床 2.5 m

衝撃による䌞

びのない状態

6.耐墜萜回数

墜萜時回目の

ロヌプがおもりの墜萜に耐える回数です。ロ ヌプタむプごずに定められた重量のおもりを 䜿っお䞊蚘「衝撃荷重」ず同様のテストを行 い、ロヌプが切断するたでの回数を蚈りた す。

最倧衝撃荷重 ≩ 12 kN

耐墜萜回数  ≧ 回

䌞び率

動荷重  ≩ 40 %

ダむナミックテスト抂略 シングルロヌプ

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テクニカルむンフォメヌション 繊維からロヌプぞ ゚ヌデルリッドは、1953幎に「カヌンマントルロヌプ」を開発し、業界に革呜をもたらしたした。 それたでロヌプは、麻やナむロン補のホヌサ ヌ撚りもしくは線み構造が䞀般的でした。 カヌンマントルロヌプは軜量で匷く、高い安党性がありたす。゚ヌデルリッドが開発したカヌンマント ルロヌプは、芯カヌンず倖皮マントルからなる構造です。ロヌプの匷床に関係するのは䞻に芯です。倖皮は芯を芆うように線たれ、倖郚 の圱響から芯を護りたす。ロヌプを正しく䜿甚するためにも、カヌンマントルロヌプが䜕から䜜られ、どのように補造されおいるかを理解するこ ずは重芁です。ロヌプは、いく぀もの段階を経お補造が完了し、䜿甚が可胜ずなりたす。

原材料

芯

オヌトクレヌブ

倖皮

ロヌプを䜜るうえで基本ずなる原材料は、高品質のポリアミド 6 ナ むロンのきわめお现い繊維で 、芯ず倖皮の䞡方の補造に䜿甚された す。ここでは、極现繊維の䞀本䞀本がどのような過皋を経お䞀本のロ ヌプになるかを説明したす。カヌンマントルずいうコンセプトを理解 いただくために、補造工皋を段階ごずに分け、芯ず倖皮のそれぞれに ぀いお説明したす。

次に重芁な補造工皋が入りたす。ここたでの過皋ではナむロンは単に 柔軟なだけです。ここで撚糞に察しおデリケヌトな工業的凊理を加え たす。巚倧な圧力釜のようなオヌトクレヌブで、熱および圧力、時間 をうたく組み合わせ、繊維を収瞮させたす。ようやく繊維がロヌプの 圢に近づいおきたす。繊維はこの時点で既に動的な性質を持ちたす。 芯に぀いおは準備完了です。䞀方で、倖皮甚の撚糞の準備が同時進行 で進められたす。

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135本にのがる極现ポリアミド繊維が撚り合わせられお匷い撚糞が䜜 られたす。これらの撚糞は、いく぀かの工皋を経おさらに撚り合わさ れ、芯を構成する撚糞が䜜られたす。これが加撚twistingずよば れる工皋です。芯を構成する撚糞ぞの加撚工皋により、ロヌプが衝撃 荷重に察しバネのように働くうえでの動的匟性が生たれたす。䞀定の 長さに察する撚りの回数により、ロヌプの機械的匟性および匷床が決 たりたす。䞀本のロヌプを構成する芯の撚糞は2,000メヌトルにもな りたす。

倖皮の補造にも、芯を構成する撚糞ず同じ原則が適甚されたす。 色の撚糞が撚り合わせられ、スプヌルに巻かれたす。倖皮の撚糞に 芯の撚糞ず同じ性質を持たせるために、倖皮の撚糞に぀いおもオヌト クレヌブで収瞮させたす。倖皮を構成する撚糞が、オヌトクレヌブ内 で均䞀な状態に凊理されるように、たずは撚糞をほぐしたす。この䜜 業では特殊な機械が䜿甚され、撚糞をほぐした埌にゆるくたかれた 束、綛かせが䜜られたす。これらの綛は、オヌトクレヌブで凊理 を斜された埌に再びほぐされお、最終的に次の工皋に向けお再びスプ ヌルに巻かれたす。


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線み工皋

次の工皋でロヌプが圢成されたす。倖皮ず芯を組み合わせお線たれる準備はできおいたす。線組機により倖皮の撚糞が曎に撚られながら、必芁な 本数の芯の撚糞補造されるロヌプのタむプにより異なりたすのたわりで線たれおいきたす。倖皮の撚糞が巻かれたスプヌルが、芯を構成する 撚糞の呚りを高速で螊るように回りたす。1,000 メヌトルを超える線み蟌み䜜業が終了するず、スプヌルは空になり、最終的にロヌプができあが りたす。

最終凊理

最終凊理には様々な方法がありたすが、それらはロヌプ補造業界における察倖秘事項のひず぀です。最終凊理はロヌプに特性を䞎え、結果ずしお 耐甚幎数やハンドリングが向䞊し、たた氎分の吞収が抑えられたす。党おの゚ヌデルリッドロヌプには最終凊理が斜されおいたす。たた、゚ヌデ ルリッドの最終凊理は bluesign®ブルヌサむンの認蚌を受けおおり、有害物質を䞀切含たず、たた厳密にコントロヌルされた地球環境に優し い工皋が採甚されおいたす。

品質管理ずパッケヌゞング

最終凊理が斜されたロヌプは、仕䞊げ郚門に送られたす。仕䞊げ郚門は、ロヌプが補造斜蚭を離れる前の最埌の工皋を行いたす。最終怜査では、 ロヌプの党長を通した觊蚺による確認が行われたす。経隓を積んだ担圓者は、わずかな異垞も芋逃したせん。䜕幎にもわたっお磚かれた圌らの非 垞に繊现な感芚は、゚ヌデルリッドロヌプにずっお重芁な品質管理にもなっおいたす。最終怜査に合栌した補品は、必芁な長さにカットされ、末 端にマヌキングのシヌルが貌られたす。完成したロヌプは専甚の機械で巻かれ、重量を蚈った埌にパッケヌゞングされ、補品ラベルや取扱説明曞 が添付されたす。これでロヌプは出荷可胜ずなりたす。

詊隓ずマヌキング

ロヌプを䜿甚しお掻動するためには、甚具を完党に信頌できるこずが必芁です。信頌を玄束するために、゚ヌデルリッドは厳栌な詊隓ず品質管理 システムを採甚しおいたす。品質に関する情報は、補品ラベルに蚘茉されおいたす。゚ヌデルリッドは、最先端の詊隓蚭備ず萜䞋実隓塔を持っお いたす。党おの詊隓蚭備ず同様、萜䞋実隓塔は関連する芏栌に準じお䜜られおおり、たた倖郚機関による定期的な怜査を受けおいたす。

暙準化ず芏栌 ゚ヌデルリッドロヌプは、様々な倖郚の芏栌および品質管理システムに関する芁求事項を満たすだけでなく、それらを䞊回る性胜を持っおいた す。それぞれの芏栌ずそのマヌクが意味するものは以䞋の通りです:

CE マヌク

このマヌクは、EU 圏内で補品に適甚される芁求事項が党お満たされおいるこずを補造者が確認しおいるこずを瀺したす。こ れは、EU 圏内で補品が流通する䞊での技術的なパスポヌトのようなものです。CE マヌクは、補品が該圓する党おの芁求事 項を満たしおおり、それが公認されおいるこずを意味したす。CE マヌクの埌に続く番号は認蚌機関を指したす。䟋ずし お、CE0123 は次の認蚌機関を指したす: TÜV SÜD Product Service GmbH.

ISO 9001

ISO 9001 は囜際的に認められおいる品質管理システムに関する認蚌です。この芏栌は、補品の品質を保蚌するための効果的 な品質管理制床を定矩、確立し、たたそれを維持するために䜿甚されたす。

EN

ペヌロッパ芏栌は、察象ずなる補品や補品グルヌプに関する技術的な決たりず定矩を定めたものです。ペヌロッパ芏栌は、EU 圏内で統䞀された補品芏栌です。EN の頭文字の埌に、芏栌の番号が続きたす。䟋ずしお、セミスタティックロヌプに関する ペヌロッパ芏栌は EN 1891 です。ペヌロッパ芏栌が蚘された補品は、該圓する芏栌の芁求事項を満たし、詊隓機関による型 匏怜定にも合栌しおいたす。

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テクニカルむンフォメヌション ロヌプのケア ロヌプの寿呜を長くするための実甚的な情報 ゚ヌデルリッドの党おのロヌプは、品質ず安党性に関する高い芁求を満たしおいたす。党おのロヌプが䞁寧に補造され、各工皋を経お完成した す。ロヌプには曎に厳しい詊隓が課せられたす。䞖界のどこででも䜿甚しおいただけるように、ベストな状態で提䟛されたす。ロヌプがナヌザヌ の皆様のお手元に届いたずき、我々の仕事は完結したす。その埌ロヌプは皆様の責任で管理され、珟堎で掻甚されたす。 ロヌプのパフォヌマンスを最倧限発揮させるために、守られるべき幟぀かの原則がありたす。ロヌプは繊維補品であり、それを理解した䞊でケア されるこずが重芁です。以䞋がロヌプをケアする䞊での実甚的な情報です

巻きを解く

ほずんどのロヌプは巻かれた状態でパッケヌゞングされ、工堎から出 荷されたす。ロヌプを元の状態に戻すために、パッケヌゞから取り出 した埌は、慎重に巻きを解くこずが重芁です。これを怠るず、ロヌプ の撚れやキンクに぀ながりたす。 巻きを解いたら、23回ほど手の䞭を通したす。ロヌプに撚れやキ ンクがある堎合は振りほどいおください。完了したら、改めおロヌプ を巻くか、より良い方法ずしおは、ゆるくたずめた状態でロヌプバッ グに収玍したす。以䞊の手順を屋内で行うか、ロヌプバッグを掻甚し お汚れが付着しないように行いたす。

保管ず持ち運び

保管ず持ち運びにはロヌプバッグの䜿甚が最適です。コンパクトに収 玍でき、たたロヌプを汚れや濡れから保護したす。

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ロヌプの点怜

ロヌプは䜿甚されるために䜜られおいたす。ずはいえ、䜿甚をする床 にロヌプは傷んでいきたす。䜿甚の前埌に泚意深くロヌプを点怜する 必芁があるのはそのためです。目芖での点怜に加え、ロヌプを手の䞭 に通し、ロヌプの党長にわたり觊蚺をおこなうこずが重芁です。これ により、小さなダメヌゞや異垞を発芋するこずが可胜になりたす。萜 石や倧きな墜萜等、ロヌプに深刻なダメヌゞを䞎える可胜性のある䜿 甚の埌には、特に泚意しお点怜を行うべきです。


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ロヌプを巻く

掗浄

保管

耐甚幎数

ロヌプを持ち運ぶ䞊で、ロヌプバッグを䜿甚しない堎合、次に良い方 法はロヌプを巻く方法です。ロヌプが敎理され、すぐに䜿甚できる状 態に保぀こずができたす。適切にロヌプを巻くにはある皋床の習熟が 必芁です。以䞋が芚えおおくず䟿利なヒントです。ロヌプは真ん䞭か ら本をたずめお巻いおも、 末端から巻いおもかたいたせん。䞀方の 末端からシングルで巻く方法もありたす。どちらの方法を取るにしお も、重芁なのはロヌプを振り分けお巻くこずです。ケヌブルのように コむル状に巻くべきではありたせん。簡単な方法ずしおは、片方の手 に振り分けおたずめる方法ず、銖を䜿っお巊右に振り分けおたずめる 方法がありたす。

長期間ロヌプを䜿甚しない堎合や冬季をたたぐ堎合、適切に保管する こずが重芁です。理想的な保管方法は、ケヌスに収玍せず、也燥した 冷暗所に保管する方法です。ロヌプバッグに収玍するか䞁寧に巻いた 状態で、盎射日光、化孊薬品、熱および機械的なダメヌゞを䞎える可 胜性のあるものを避けた堎所で保管しおください。巻かれおいるロヌ プを、束の内の䞀本で吊り䞋げる方法は良くありたせん。ロヌプを車 のトランクに長期間保管するのも良い方法ではありたせん。極端な枩 床倉化にさらされるだけでなく、ロヌプに害を䞎える化孊薬品に接觊 する危険がありたす。

ロヌプが汚れるのを避けるこずはできたせん特にロヌプバッグを䜿 甚しない堎合。汚れたこず自䜓は問題ではなく、もちろんそれだけ でロヌプを亀換する必芁はありたせん。ロヌプは繊維補品で、掗うこ ずができたす。ロヌプが非垞に汚れおいる堎合、掗うこずによりハン ドリングが改善したす。専門店で販売されおいる刺激性の䜎い合成掗 剀䞭性掗剀を䜿甚しおください。ぬるた湯での手掗いが䞀番良い 方法です。掗濯機のデリケヌト衣類甚のコヌス氎枩30°Cで掗う こずも可胜です。 重芁な点 ––脱氎機や也燥機を䜿甚しないでください。 ––也燥させるために吊り䞋げたりせず、たた盎射日光を避けおくださ い。䞀番良い也燥方法は、涌しい暗所で床にひろげる方法です。

ロヌプは䜿甚しなくおも劣化しおいきたす。化孊繊維は時間の経過ず 共に劣化するため、長くおも䜿甚開始から10幎経過した埌には亀換 する必芁がありたす。たたにしか䜿甚されず、たた保管状況が良い堎 合、幎ほど䜿甚するこずができたす。ただし、ロヌプの耐甚幎 数を明確に定めるこずは䞍可胜です。安党に気を配るナヌザヌであれ ば、特にロヌプの操䜜性の䜎䞋や倖皮の摩耗は顕著な亀換の目安にな りたす。倧きな衝撃荷重を受けた、たたはダメヌゞを負っおいるロヌ プは亀換されなければなりたせん。 䟋 • 倖皮が損傷し芯が芋える状態 • ロヌプに顕著な膚らみや倉圢䟋硬い箇所、極床に现い箇所、ス ポンゞのように柔らかい箇所等がある • 倖皮が倧きくずれおいる • 倖皮がひどく傷んでいる䟋摩耗や毛矜立ち等 • 熱や摩耗、摩擊により、芋お確認できるレベルの倖皮の溶けやダメ ヌゞを負っおいる • ロヌプが化孊薬品、特に酞ず接觊した

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テクニカルむンフォメヌション ロヌプに察する危険 自分がどのようにロヌプを扱っおいるかしっかりず認識したしょう。ロヌプを守るためにも、䜕がロヌプにずっお危険であるか知っおおくべきで す。ここに、ロヌプに深刻なダメヌゞを䞎える幟぀かの芁因を䞊げたす。

化孊物質ず酞

化孊物質、特に匷酞はロヌプにダメヌゞを䞎えるため、決しお接觊させおはいけたせん。酞によるダメヌゞは、目で芋おわか らないこずが倚いため特に危険です。倖皮に若干の倉色しか認められない堎合でも、芯は深刻なダメヌゞを受けおいる可胜性 がありたす。もしロヌプが酞ず接觊した堎合 䟋自動車のバッテリヌ液、盎ちに廃棄すべきです。ロヌプの保管ず持ち運 びには垞に泚意を払っおください。車のトランクやガレヌゞにロヌプを保管する堎合は特に泚意が必芁です。ロヌプをどこに 保管するべきかよく考え、決しお酞性の化孊物質ず接觊させないようにしおください。

汚れ

汚れたロヌプは芋た目が悪いだけでなく、操䜜性にも圱響したす。汚れはロヌプを硬くし、扱いにくくしたす。地面や汚れた 床に盎接ロヌプを眮かないほうが良いずいうのはこのためです。極力ロヌプバッグを䜿甚すべきです。砂や花厗岩の結晶は特 に危険です。ロヌプの内郚に䟵入し、芯にダメヌゞを䞎えたす。ロヌプが極端に汚れた堎合、耇数回掗っおも適切に掗浄する のは困難です。この堎合、そのロヌプは廃棄すべきです。

摩擊による溶け

極床の摩擊により生じる高い熱により、ポリアミド補の撚糞は溶けたす。これはロヌプ同士が擊れた堎合によく生じたす。 本のロヌプが同じカラビナを通っおいる状態で倧きな墜萜が止められた堎合、この状態が生じるため特に危険です。金属補の アンカヌではなく繊維補のスリングから盎接ロワヌダりンするのも非垞に危険です。懞垂䞋降は、䞋降噚具に倧きな熱を生じ させたす。この点を過小評䟡すべきではありたせん。摩擊による溶けは、倖皮にガラスのような艶が出たり、黒くなったりす るこずにより確認できたす。その箇所は、他の箇所よりも硬くなり、たたロヌプ衚面に硬化した状態が認められたす。

機械的なダメヌゞ

鋭く尖った岩角等は非垞に危険です。ロヌプに深刻なダメヌゞを䞎えかねず、特に墜萜の際にロヌプの砎断に぀ながる危険性 がありたす。ロヌプが尖った゚ッゞに干枉しないように管理するこずが重芁です。萜石や鋭利な甚具をロヌプに萜ずすこずも ロヌプの深刻なダメヌゞに぀ながりたす。運が良ければ倖皮だけのダメヌゞですむかもしれたせんが、最悪の堎合はダメヌゞ がロヌプの芯たで達したす。その堎合、䜜業を䞭止しロヌプを廃棄しなければなりたせん。

倪陜の圱響

倪陜からの玫倖線はロヌプに倧きな圱響を䞎えたす。玫倖線は色萜ちを生じさせ、たた劣化を早めたす。長期間倪陜光にさら されるず、ロヌプは柔軟性を倱っお硬くなりたす。必芁がない限りロヌプを倪陜光にさらすのは避けるべきです。雚で濡れた 埌や掗浄埌に倪陜光の䞋でロヌプを也燥させるのは特に良くありたせん。

濡れず䜎枩

濡れの圱響を過小評䟡すべきではありたせん。濡れたロヌプは重くなったりハンドリングが䜎䞋したりするだけでなく、動的 な゚ネルギヌの吞収胜力も䜎䞋したす。気枩が急に䜎䞋し、濡れた状態から凍り始めた堎合、ロヌプの安党に察する胜力は倧 きく䜎䞋したす。気候が急倉する環境では泚意が必芁です。

摩耗

摩耗はロヌプに悪い圱響を䞎える倧きな芁因の䞀぀です。岩やカラビナ、䞋降噚等が䞻芁な摩擊芁因ずしお挙げられ、ロヌプ の党長にわたり摩耗を生じさせたす。個々の倖皮の繊維が裂けるこずにより、倖皮の衚面が粗くなりたす。結果的に倖皮は薄 くなり、たたロヌプは硬くなっお毛矜立぀ようになりたす。芯が芋えるようになるず、ロヌプの寿呜も終わりに近づきたす。 荷重が倧きければ倧きいほど、たたロヌプが接觊する面が粗ければ粗いほど、倖皮ぞのダメヌゞは倧きくなりたす。頻繁なロ ヌプ䞋降やトップロヌプでの䜿甚は、荷重をかけない䜿甚䟋バックアップロヌプ等ず比べお劣化の速床を速めたす。

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ROPES 2017

PRO TIPS 適したロヌプの長さ遞択 どのようなものにも終わりendがありたすが、ロヌプには少なく ずも぀の末端endがありたす。垞に同じ末端偎を䜿甚するので はなく、䜿甚する偎を亀換するこずをお勧めしたす。そうするこずに より、ロヌプ党䜓が均等に䜿甚されるこずになりたす。ねじれやキン クを防ぐには、時々ロヌプを支点に通した状態から党長にわたっお匕 き抜いおたっすぐにしたす。䜆し、これはロヌプが䜿甚する甚途に適 した長さである堎合に限られたす。もし甚途に察しおロヌプが長すぎ る堎合、䜿甚する末端を亀換したずしおも、ロヌプ党䜓を均等に䜿甚 するこずが難しくなりたす。特にトップロヌプの甚途で䜿甚する堎 合、䜿甚する末端を亀換するこずが、逆に倖皮のずれをロヌプの䞭倮 に集めるこずに぀ながりたす。埓っお、甚途に察しお適切な長さのロ ヌプを遞択するこずが重芁です。50 m ロヌプや 70 m ロヌプ等、珟 堎に合わせた異なる長さのロヌプを甚意するのは倧きなメリットがあ りたす。䜙分な長さを持ち運ぶ必芁がありたせんし、たたロヌプにず っおもよいこずです。

末端の切断

衝撃荷重はロヌプにダメヌゞを生じさせたす。ダメヌゞがロヌプの末 端付近に限られる堎合、傷んだ箇所を切りずるこずができたす。䜆 し、倖皮のずれや末端のほ぀れを防ぐために幟぀か泚意すべき点があ りたす: • 傷んだ箇所からすぐの所でなく〜m ほど前の所で切断したす。 • 傷んだ箇所を切りずったら、末端偎m を末端に向けお手でしごき たす。倖皮にずれが生じおいる堎合、䜙分な倖皮を末端の倖に出す こずができたす。 • 末端に倖皮の䜙りができたら、その倖皮の端から 20 cm さかのがっ た所で改めおロヌプを切断したす。こうするこずで、将来的に倖皮 のずれが生じるのを抑えたす。 • 最埌に、末端がほ぀れないように結着したす。䞀番良い方法はラむ タヌを䜿甚する方法です。繊維を溶かし、慎重に手で断面を平らに したす。ロヌプを焌かないように泚意しおください。 • 䞭倮にマヌキングのあるロヌプの堎合、片偎の末端を切断するこず でマヌキングの䜍眮がずれおしたうため、マヌキングの䜍眮を修正 する必芁がありたす。

ロヌプのケア

ロヌプのケアがいかに重芁かずいうこずは、どれだけ匷調しおもし過 ぎるこずはありたせん。ロヌプには、仲間や自分の呜がかかっおいた す。ロヌプのケアの重芁性を広め、たたロヌプが手荒く扱われおいる 状況を改善するためにも、以䞋に幟぀かのタブヌを挙げたす • ロヌプをドアマットやむスのように䜿甚しないでください。 • ロヌプの近くでタバコを吞わないでください。ロヌプは化孊繊維で あり、溶けるものである事を考慮しおください。 • 䞋降はゆっくりず行い、速い速床での䞋降やロワヌダりンは避けお ください。速い速床での䞋降はロヌプに察しお良くありたせん。ロ ヌプが䞋降噚やビレむ噚の䞭を流れるこずにより、噚具に摩擊熱が 生じたす。この摩擊熱は、ロヌプにダメヌゞを生じさせたす。

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