Edelrid ropes 2018 JP

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゚ヌデルリッド ロヌプカタログ

2018


゚ヌデルリッド ロヌプ 1863幎、ナリりス・゚ヌデルマンずカヌル・リッダヌにより、

゚ヌデルリッドはクラむミングロヌプの補造を通しお培ったノり

「゚ヌデルマン・アンド・リッダヌ」がドむツ南郚アルゎむ地方

ハりを掻かし、高所䜜業の安党性ず䜜業性を向䞊させる様々なセ

の街むズニヌに蚭立されたした。レヌス線みの補品に加え様々な

ミスタティックロヌプを補造しおいたす。

コヌドを開発し、1880幎には最初の絹補の釣り糞を開発したし

゚ヌデルリッドは、改善ず倉化を远及するず共に、テストされ、

た。登山甚のロヌプも長く補造しおいたしたが、クラむミングの 䞖界においおその名を広く知られるようになったのは、クラむミ ングの安党性を倧幅に向䞊させた画期的な開発、1950幎代の初 めに行われたカヌンマントルロヌプの開発によりたす。

詊され、実蚌されたものも倧切にしおいきたいず考えおいたす。 ドむツ囜内生産ぞのこだわりもその1぀です。毎幎、膚倧な量の ゚ヌデルリッドロヌプ本本がドむツ・むズニヌの自瀟工堎で 生産され出荷されおいたす。ドむツ囜内の自瀟工堎で生産するこ

゚ヌデルリッドが開発した「カヌンマントル」構造のロヌプは、

ずにより、品質の維持ず管理を可胜にし、ナヌザヌに安心を提䟛

その埌のクラむミングロヌプ補造におけるスタンダヌドずなり

できるず考えるからです。これを続けるこずは、ドむツだけでな

たした。開発者により名づけられた「カヌンマントル」芯ず倖

く囜倖のナヌザヌに察する責務だず考えおいたす。

皮ずいう呌び名は、その埌ドむツ語圏倖でも広く䜿われるよう になり、珟圚では䞀般的な甚語ずしお定着しおいたす。

2018ラむンアップ

SEMI STATIC ROPES

セミスタティックロヌプ

スヌパヌスタティック リンクテック

セヌフティスヌパヌ II

゚クスペリ゚ンス

83233 / 83234

83215 / 83216

83409

DYNAMIC ROPES

ダむナミックロヌプ

ダむナマむト

83642

補造幎識別糞 色の違いにより、補造幎の識別を可胜にしたす。セミスタティックロヌプでは、識別糞が芯の䞭に入っおいたす。

1

補造幎

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

カラヌ

パヌプル

グレヌ

ピンク

ブラック

ブラりン

レッド

オレンゞ

む゚ロヌ

グリヌン

ブルヌ

パヌプル

グレヌ

ピンク

ブラック

ROPES 2018


構造 様々なニヌズに察応するため、゚ヌデルリッドロヌプの芯ず倖皮には、 いく぀かの異なる構造がありたす。重芁なのは、それぞれの構 成芁玠の絶劙なバランスです。

芯

Twined加撚

Braided線み合わせ

芯の構造を圢成する暙準的な方法です。補造されるロヌプの皮類によ

この方法は、補造されるロヌプの皮類によっお、局構造になる

っお、加撚工皋においお、撚糞本が撚り合わされお芯を構成す

ように撚糞を線み合わせたす。この結果、非垞に密床の高い構造が実

る撚糞が補造されたす。その撚糞 13  22 本により、セミスタティッ

珟したす。「線み合わせ」の工皋を経た芯のロヌプは、「加撚」の工

クロヌプの匷床に関係する芯が構成されたす。

皋を経た芯のロヌプず比べ、寞法安定性ず゚ッゞに察する耐性が高く なりたす。これらのロヌプはスプラむス加工がしやすく、たた末端を 瞫補凊理した際により高い匷床を発揮したす。

倖皮

Twined加撚

Twined and Shrunked加撚ず収瞮

この方法は、倖皮の撚糞本を適切なテンションず回転スピヌド

この方法は、加撚の埌にオヌトクレヌブで撚糞を収瞮させたす。収瞮

で撚り合わせたす。撚糞を撚り合わせるこずにより、倖皮の衚面積が

工皋により、䜿甚期間を通しおロヌプが柔軟で操䜜性に優れた状態に

増えるため、耐摩耗性が向䞊したす。

保たれ、たた激しく䜿甚しおもロヌプが曎に収瞮しなくなりたす。撚 り合わされた倖皮の構造は、優れた耐摩耗性を発揮したす。

Multiple-wound加撚しおいない撚糞をスプヌルにセット

Multiple-wound twines加撚した撚糞をスプヌルにセット

この方法は、加撚されおいない撚糞をスプヌルに䞊行に巻いおいきた

この方法は、加撚ず「multiple-wound」の䞡方の良さを組み合わせ

す。これにより繊維を最倧限に掻かすこずができ、砎断匷床の倀を最

るこずができ、高品質なロヌプの補造を可胜にしたす。倖皮の撚糞

倧化できたす。この方法が採甚されたロヌプの短所は、加撚加工によ

は、加撚工皋を経た埌にスプヌルに䞊行に巻かれたす。この耇雑な工

るロヌプず比べ、耐摩耗性が匱冠劣る点です。

皋は、゚ヌデルリッド ロヌプの䞭でも、砎断匷床ず耐摩耗性の䞡方を 最倧限に高める必芁のある最䞊玚のロヌプにのみ採甚されおいたす。

ROPES 2018

2


テクノロゞヌ

盎埄 [mm]

倖皮の  パタヌン数

ロヌプタむプ

9.0

1

盎埄

9.5

1.5

ロット番号

10.0

2

長さ

10.5

2.5

補造幎

11.0

3

適合芏栌

12.0

4

ロヌプ末端のマヌキング

近幎゚ヌデルリッドは、革新的な線み合わせ加工のテクノロゞヌを開発し、ロヌプの党䜓的な特性ず耐甚幎数を改善したした。これら のテクノロゞヌにより、゚ヌデルリッドロヌプの安党性胜が向䞊したした。

LINKTEC

リンクテック・テクノロゞヌ

BLUESIGN®

リンクテック・テクノロゞヌは、ロヌプを線む工皋に倖皮ず芯を接着

゚ヌデルリッドは厳栌な bluesign®基準に、ロヌプ補品ずしおは䞖

する工皋を远加したす。これにより、倖皮のずれを最小限に抑え、ロ

界ではじめお認蚌を受けるこずに成功したロヌプメヌカヌです。この

ヌプの寿呜を倧幅に長くしたす。この技術は、高い耐摩耗性が芁求さ

基準は、原材料から化孊成分、氎ず゚ネルギヌ資源にいたるたで、党

れるクラむミング甚のダむナミックロヌプにおいお、長幎にわたり採

おの原料を掗緎されたむンプットストリヌム管理システムにより分析

甚されおきた実瞟がありたす。

するこずを芁求しおいたす。党おの構成芁玠を撚糞から凊理工皋た

で、生態系に䞎える毒性の圱響に基づいお評䟡し、生産が始たる以前

に朜圚的な有害物質を取り陀きたす。我々はこの認蚌を埗るこずに倚 倧な情熱を泚いできたため、補品がクリヌンなものであるず自信をも っお宣蚀できたす。

サヌモシヌルド サヌモシヌルド凊理は、党おの゚ヌデルリッドロヌプに暙準採甚され

bluesign®に぀いおの詳しい情報はりェブサむトで確認できたす:

おいる最終凊理です。゚ヌデルリッドロヌプ特有の柔軟性ずハンドリ

www.bluesign com

ングを生み出したす。熱により状態を安定させるこの工皋は、芯ず倖

皮の撚糞のバランスを完璧なものにしたす。この特殊な熱凊理は、繊

維を䞀床ゆるめた埌に収瞮させたす。これにより個々の撚糞の状態が

均䞀になり、補品の䜿甚期間を通しお密床が高くしなやかな状態が保 たれたす。その結果、収瞮せず、容易に硬くならないロヌプが生たれ たす。

EMAS 環境管理監査制床 (EMAS) は EU によっお確立されたした。EMAS は、関係者や䞀般に向けお情報公開を行いながら、EU

䌁業・機関の

環境パフォヌマンスを継続的に改善しおいくこずを目的ずしおいた す。EMASの認蚌を受けた䌁業は有効な環境管理システムを導入し、

瞫補凊理枈の末端認蚌

定期的な環境監査ず改善を行う必芁がありたす。EMAS ず ISO 14001

末端はコンピュヌタヌ制埡によっお瞫補され、高品質なプラスチック

環境マネゞメントシステムの枠組みに基づいお、゚ヌデルリッドが定

補の保護スリヌブが取り付けられたす。保護スリヌブにより、瞫補箇

めた環境ぞの圱響ずパフォヌマンスに関する目暙に぀いおは、独立し

所を損傷からしっかりず保護したす。ロヌプは結び目を䜜る必芁がな

た監査機関により 36ヵ月ごずに監査および認蚌が行われたす。

く、すぐに䜿甚できたす。

TRACER THREAD

倖皮のパタヌン

ドむツ補

゚ヌデルリッドのセミスタティックロヌプの盎埄は、倖皮のパタヌン

これらの補品はドむツで補造されおいたす。茞送ルヌトを短くするこ

数により玠早く明確に確認できたす。

ずにより、環境フットプリントを削枛するこずができたす。

3

ROPES 2018

MADEINGERMANY


セミスタティック ロヌプ

SUPERSTATIC LINK TEC

スヌパヌスタティック リンクテック

83233 / 83234

このロヌプぱヌデルリッドのロヌプ補造における技術の粋を 集めたものです。非垞に優れた耐摩耗性、高い寞法安定性ず操

盎埄

䜜性を特城ずしおいたす。

カラヌ スノヌ

10.5 mm

• リンクテック・テクノロゞヌにより倖皮のずれを抑制 • 特殊な倖皮構造Multiple-wound twinesによる優れた耐摩耗性ず高

ロむダル

む゚ロヌ

い砎断匷床 • 芖認性の高い明るいカラヌリング

スノヌ

• ロヌプの盎埄は倖皮のパタヌンで簡単に確認するこずが可胜

11.0 mm

• サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング

スレヌト

長さ

䟡栌  皎別

50 m

Â¥ 21,300

100 m

Â¥ 42,600

200 m

Â¥ 85,100

50 m

Â¥ 24,600

100 m

Â¥ 49,100

200 m

Â¥ 98,200

50 m

Â¥ 22,600

100 m

Â¥ 45,000

200 m

Â¥ 90,000

50 m

Â¥ 26,200

100 m

Â¥ 52,400

200 m

Â¥ 104,700

MADEINGERMANY

SAFETY SUPER II

N°

盎埄

砎断匷床

重量

長さ

カラヌ

83233

10,5 mm

28 kN, EN 1891 Typ A

68 g/m

50, 100, 200 m

047 スノヌ, 360 ロむダル, 100 む゚ロヌ

83234

11,0 mm

33 kN, EN 1891 Typ A

78 g/m

50, 100, 200 m

047 スノヌ, 663 スレヌト

セヌフティスヌパヌ II

83215 / 83216

゚ヌデルリッドのセミスタティックロヌプにおける代衚補品で す。『セヌフティスヌパヌ  II 』は、優れた耐摩耗性、䜎い収瞮

盎埄

率ず䌞び率を提䟛したす。䞋降噚やビレむ噚、たたその他のレ

スキュヌ高所䜜業甚噚具においおロヌプがスムヌズに流れる ようにデザむンされおおり、幅広い䜿甚に適しおいたす。

カラヌ スノヌ

10.5 mm

グラス

• 加撚加工された芯の構造により、ロヌプの圢状が安定 • 加撚・収瞮加工された倖皮構造による優れた耐摩耗性ず䜎い収瞮率 • ロヌプの盎埄は倖皮のパタヌンで簡単に確認するこずが可胜

スノヌ 11.0 mm

• サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング

ファむア

タヌコむズ

長さ

䟡栌  皎別

50 m

Â¥ 20,500

100 m

Â¥ 40,900

200 m

Â¥ 81,800

50 m

Â¥ 23,900

100 m

Â¥ 47,800

200 m

Â¥ 95,500

50 m

Â¥ 21,500

100 m

Â¥ 42,900

200 m

Â¥ 85,700

50 m

Â¥ 25,400

100 m

Â¥ 50,700

200 m

Â¥ 101,400

MADEINGERMANY N°

盎埄

砎断匷床

重量

長さ

カラヌ

83215

10,5 mm

27 kN, EN 1891 Typ A

74 g/m

50, 100, 200 m

047 スノヌ, 467 グラス

83216

11,0 mm

30 kN, EN 1891 Typ A

81 g/m

50, 100, 200 m

047 スノヌ, 214 ファむア, 379 タヌコむズ

ROPES 2018

4


セミスタティック ロヌプ

X-P*e 12,3 mm

゚クスペリ゚ンス 12.3 mm

83409

アヌボリストのためのロヌプ『゚クスペリ゚ンス』は、ナヌザ ヌやプロフェッショナルず共同で開発されたした。操䜜性に優 れおいたす。

• 加撚加工された厚手の倖皮による優れた耐摩耗性

長さ

䟡栌  皎別

30 m

Â¥ 24,600

40 m

Â¥ 31,600

50 m

Â¥ 38,800

• 蛍光色のベヌスカラヌによる高い芖認性 • サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング • 片偎の末端は瞫補凊理されおいたす

スヌパヌスタティック  リンクテック

40

PA/PA

セヌフティスヌパヌ II

32

PA/PA

゚クスペリ゚ンス 12.3 mm

16

PE/PA

Twined

Twined

äž­

Twined

非垞に䜎い

Twined

äž­

゚ッゞぞの耐性

頻繁な䞋降

䜿甚による収瞮

芯の構造

Multiple-wound twines Twined and Shrunked

耐摩耗性の高い倖皮

374 ティンバヌブルヌ

䜎い䌞び率

カラヌ

30, 40, 50 m

柔軟性 / 操䜜性

長さ

118 g/m

短い䜿甚期間で亀換 が必芁ずなるような䜿 甹 䟋汚染環境等

重量

32 kN, EN 1891 Typ A

也いた環境での䜿甚

砎断匷床

12,3 mm

濡れた環境での䜿甚

盎埄

83409 EV1

ロヌプクランプでの 頻繁な登高

N°

倖皮の構造

原材料倖皮 / 芯

補品名

機械タむプ

MADEINGERMANY

スヌパヌスタティック  リンクテック スヌパヌスタティック  リンクテック

タヌミネヌション

倖皮のパタヌン

サヌモシヌルド

結玢性

氎による収瞮率 [%]

倖皮率 [%]

倖皮のずれ [mm]

末端に瞫補凊理をし た状態での砎断匷床 [≥ kN]

䌞び率静荷重[%]

末端にの字結びを 䜜った状態での砎断 匷床 [> kN]

最小砎断匷床 [> kN]

重量/メヌトル [g/m]

ロヌプタむプ

補品名

盎埄 [mm]

10.5

A

68

28

17

4.2

--

0

47

2.9

1.0

--

11.0

A

78

33

22

3.7

--

0

41

2.8

1.0

--

セヌフティスヌパヌ II

10.5

A

74

27

18

3.9

20

0

39

1.1

1.0

--

セヌフティスヌパヌ II

11.0

A

81

30

22

3.6

23

0

40

1.3

1.0

゚クスペリ゚ンス 12.3 mm

12.3

A

118

32

16

2.2

25

0

65

0.0

1.0

5

ROPES 2018

---

© Christian Pfanzelt


ダむナミック ロヌプ

DYNAMITE 10,4 mm

ダむナマむト 10.4 mm

83642

高所䜜業やアドベンチャヌパヌクにおける確保甚ランダヌド、 ロヌプシステムでの䜿甚に適しおいたす。

長さ

䟡栌  皎別

50 m

Â¥ 25,400

• 特殊な倖皮構造による高いグリップ性胜 • サヌモシヌルド凊理による優れたハンドリング

ダむナマむト

10,4

重量

長さ

カラヌ

83642

10,4 mm

7

68 g/m

50 m

403 オリヌブ

68

7

8,9

33

9,9

サヌモシヌルド

倖皮のずれ [mm]

衝撃荷重 [kN]

耐墜萜回数

36

瞫補凊理枈の末端 CE認蚌

耐墜萜回数

䌞び率静荷重[%]

盎埄

䌞び率動荷重[%]

N°

倖皮率 %

重量/メヌトル [g/m]

ロヌプタむプ

盎埄 [mm]

補品名

MADEINGERMANY

0

ロヌプの補造ず公差 盎埄

± 0,3 mm

倖皮のずれ

± 8 mm

耐墜萜回数

±2

重量

± 2 g/mm

倖皮率

±3%

最小砎断匷床

± 3 kN

収瞮率

± 0,5 %

䌞び率静荷重

±1%

結玢性

± 0,1

䌞び率動荷重

±4%

衝撃荷重

± 1 kN

゚ヌデルリッドのダむナミックロヌプずセミスタティックロヌプの党おの技術䞊の数倀は、UIAA によっお承認された独立詊隓機関によっお決められおいたす。

ROPES 2018

6


テクニカルむンフォメヌション セミスタティック ロヌプに関するペヌロッパ芏栌EN 1891 1.

タむプ

2.

玠材

3.

盎埄

4.

結玢性

タむプ A

タむプ B  195℃ 8.5  16 mm M = 10 kg

 1.2 ≩ 20 mm + 10D - 9 mm

5.

D ≩ 12 mm の堎合

倖皮のずれ

≩ 15 mm

≩ 20 mm + 5D - 12 mm 12.1 mm ≩ D ≩ 16 mm の堎合

≩5%

6.

䌞び率

7.

倖皮率

8.

衝撃荷重

9.

耐墜萜回数

M = 50 → 150 kg

≧4D - 4/ D x 100 2

≩ 6 kN

M = 100 kg  萜䞋率0.3

M = 80 kg  萜䞋率0.3

≧5回

M = 100 kg  萜䞋率1

M = 80 kg  萜䞋率1

≧ 22 kN

10.

≧ 18 kN

ノットなし

砎断匷床

≧ 15 kN

≧ 12 kN の字結びで固定

M  おもりの質量

D  ロヌプの埄

1. タむプ

5. 倖皮のずれ 

タむプずタむプBの皮類がありたす。タ

ロヌプの芯ず倖皮のずれを衚す数倀です。

高い性胜が求められたす。

し、他方の末端はそのたた凊理しない状態に

むプのロヌプにはタむプのロヌプよりも

7. 倖皮率 

片方の末端は芯ず倖皮を熱凊理しお䞀䜓に

したロヌプ長さ2.25  を甚意したす。ロヌ

プを芏定の装眮に通しお䞀定の力ではさみ、

2. 玠材 

その状態からロヌプを匕き抜きたす。これを

ロヌプの芯ず倖皮の玠材の融点は、195 ℃ より

回繰り返した埌の芯ず倖皮のずれの長さを

䞊であるこずが求められおいたす。

枬りたす。

テスト方法

3. 盎埄  kgの静荷重をかけた時のロヌプの盎埄を 蚈りたす。

 K = 結び目の内埄※ / ロヌプの盎埄  。結び 目の内埄がロヌプの盎埄の1.2倍未満であるこ

ずが求められたす。柔軟なロヌプほどこの数

※結び目の内埄ロヌプにオヌバヌハンドノッ 重を 1 kg たで䞋げ、その状態で結び目に専甚

「倖皮のずれ」があるずいうこずは、荷重す るたびに倖皮ず芯がこすれあうこずを意味し たす。倖皮ず芯の摩擊はロヌプの耐久性に圱 響するため、「倖皮のずれ」の数倀が䜎いほ ルリッドのすべおのロヌプは「倖皮のずれ」 がれロになるよう぀くられおいたす。

50 kg 荷重時ず 150 kg 荷重時のロヌプの長 さの差を枬りたす。セミスタティックロヌプ

は、䌞び率が 以䞋であるこずが求められ たす。ロヌプ登高やホヌリングにはこの数倀

ROPES 2018

ロヌプにより墜萜が止められた時に人䜓、コ ネクタヌ、支点にかかる荷重を衚したす。タ プのロヌプには 80 kgのおもりを䜿甚し、

長さ䞡端のの字結びを含むのロヌ

プを䜿っお墜萜距離0.6 mの萜䞋萜䞋率0.3 をさせた時の衝撃荷重を量りたす。

ロヌプがおもりの墜萜に耐える回数です。タ むプごずに定められた質量のおもりを、長さ のロヌプを䜿っお萜䞋させ萜䞋率 、ロヌプが切断するたでの回数を蚈りたす。

10. 砎断匷床  ロヌプの䞡端を、結び目を䜜らずに固定した 時ず、の字結びで固定した時の砎断匷床を

6. 䌞び率 

7

8. 衝撃荷重 

ど耐久性に優れたロヌプず蚀えたす。゚ヌデ

の物差しを差し蟌み結び目の内埄を枬りたす。

結玢性の枬定方法

の高さは耐摩耗性に関係したす。

9. 耐墜萜回数 

ロヌプの結びやすさ柔軟性を瀺す数倀です

トを結びkgの静荷重を䞀分間かけた埌、荷

す。倖皮は芯を守る圹割を持぀ため、倖皮率

むプのロヌプには100 kgのおもりを、タむ

4. 結玢性 

倀が䜎くなりたす。

ロヌプに占める倖皮の質量の割合を衚した

が䜎めのもの など、甚途や奜みによりロヌ プを遞ぶ際の目安になりたす。

枬定したす。ロヌプは結び目を䜜ったり折り 曲げたりするこずにより匷床が萜ちたす。実 際の䜿甚ではほが必ず結び目を䜜っおハヌネ スや支点にロヌプを連結するため、の字結 びで固定した際の砎断匷床は重芁です。


ダむナミック ロヌプに関するペヌロッパ芏栌EN 892 1.

タむプ

シングルロヌプ

ダブルロヌプ

ツむンロヌプ

2.

倖皮のずれ

3.

䌞び率静荷重

≩ 40 %

≩ 40 %

≩ 40 %

4.

䌞び率動荷重

M = 80 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 55 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 80 kg  ロヌプ 2 本  萜䞋率1.7

≩ 12 kN

≩ 8 kN

≩ 12 kN

5.

衝撃荷重

M = 80 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 55 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 80 kg  ロヌプ 2 本  萜䞋率1.7

耐墜萜回数

M = 80 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 55 kg  ロヌプ 1 本  萜䞋率1.7

M = 80 kg  ロヌプ 2 本  萜䞋率1.7

≩ 20 mm ≩ 10 %

≩ 12 %

≩ 10 %

M = 5 → 80 kg  ロヌプ 1 本

M = 5 → 80 kg  ロヌプ 1 本

M = 5 → 80 kg  ロヌプ 2 本

≧5回 6.

≧ 12 回

M  おもりの質量

1. タむプ

5. 衝撃荷重

シングルロヌプ リヌド/セカンドずもに

䞊蚘の「䌞び率動荷重」ず同様のテスト

ダブルロヌプ リヌドの際は本で䜿甚し、

に、おもり、コネクタヌ、支点にかかる荷重

き1本で䜿甚できるロヌプです。

ヌザヌに加わる衝撃は䜎くなりたす。ただ

本で䜿甚できるロヌプです。

人のセカンドをビレむする際には1人に぀

ツむンロヌプ リヌド/セカンドに関わら ず、垞に本で䜿甚するロヌプです。

し、衝撃吞収胜力のみ高めようずするず、ロ

2.3 m

ヌプの耐久性が䜎䞋したす。゚ヌデルリッド 胜力のバランスが理想的になるように぀くら れおいたす。

セミスタティックロヌプず同様のテストを行 いたす。

300 mm

実際の墜萜では、衝撃荷重はロヌプの衝撃吞 収胜力だけでなくダむナミックビレむ等幟぀ かの芁因により吞収されたす。逆に、岩角ぞ

30 床

のロヌプのゞャミング等により萜䞋率が倧き

3. 䌞び率  静荷重  静荷重時のロヌプの䌞び率を衚したす。   kg 荷重時ず 80 kg 荷重時のロヌプの長さの

2.5 m 衝撃による䌞

くなるために衝撃荷重が増加する堎合もあり

びのない状態

たす。

墜萜時回目の

差を枬りたす。

最倧衝撃荷重

6.耐墜萜回数

≩ 12 kN

ロヌプがおもりの墜萜に耐える回数です。ロ

4. 䌞び率  動荷重  衝撃荷重時のロヌプの䌞び率を衚したす。 そ れぞれのロヌプタむプごずに定められた重量

のおもりを、長さ2.8 mのロヌプを䜿い の䌞びを蚈りたす。

を量りたす。この数倀が䜎いほど墜萜時にナ

のダむナミックロヌプは、耐久性ず衝撃吞収

2. 倖皮のずれ

4.8 m萜䞋萜䞋率 1.7 させた時のロヌプ

半埄 5 mm

を行い、ロヌプにより墜萜が止められた時

ヌプタむプごずに定められた重量のおもりを 䜿っお䞊蚘「衝撃荷重」ず同様のテストを行 い、ロヌプが切断するたでの回数を蚈りた す。

ロヌプは䌞びるこずにより墜萜の衝撃を吞収 するため、この数倀は「衝撃荷重」ず関係し たす。

耐墜萜回数  ≧ 回

䌞び率  動荷重  ≩ 40 %

ダむナミックテスト抂略 シングルロヌプ

ROPES 2018

8


テクニカルむンフォメヌション ロヌプ末端の切断・凊理に぀いお 倖皮のずれや末端のほ぀れを防ぐため、ロヌプの末端を切断する際は泚意を芁したす。 • 傷んだ箇所からすぐの所でなく、〜ほど䜙分に切断したす。 • 傷んだ箇所を切りずったら、末端偎の箇所に向けお手でしごきた す。倖皮にずれが生じおいる堎合、䜙分な倖皮を末端の倖に出すこず ができたす。

• 末端に倖皮の䜙りができたら、その倖皮の端からさかのがっ た所で改めおロヌプを切断したす。こうするこずで、将来的に倖皮の ずれが生じるのを抑えたす。

• 䞭倮にマヌキングのあるロヌプの堎合、片偎の末端を切断するこずで マヌキングの䜍眮がずれおしたうため、マヌキングの䜍眮を修正する 必芁がありたす。

• 芏栌では、党おのロヌプに適切なラベルの衚瀺が求められおいた す。新しい末端には、必芁な情報を党お蚘茉したマヌキングラベルを 貌り盎す必芁がありたす。ラベルもしくはテヌプを貌り付け、熱収瞮 カバヌで保護しおください。

• 最埌に、末端がほ぀れないように結着したす。䞀番良い方法は適切な

• ロヌプをカットしおメヌトル単䜍で販売する堎合、販売者はロヌプ末

ホットカッタヌを䜿甚する方法です。無い堎合は、ラむタヌを䜿甚す

端のマヌキング情報ず取扱説明曞をコピヌし、ナヌザヌに配垃する必

るこずもできたす。繊維を溶かし、慎重に手で断面を平らにしたす。 ロヌプを焌かないように泚意しおください。

芁がありたす。

個人保護甚具の点怜 ロヌプは䜿甚されるために䜜られおいたすが、䜿甚するずその痕跡が残りたす。䜿甚の前埌に泚意深くロヌプを点怜する必芁があるのはそのため です。これは特にロヌプの瞫補凊理枈の末端に圓おはたりたす。たた、職堎で䜿甚する堎合は、個人保護甚具に粟通した担圓者が最䜎でもヶ

月に床党おの個人保護甚具を点怜する必芁がありたすドむツ法定損害保険 112-198/199。この過皋を適切に蚘録し、トレヌサビリティを 維持するため、䜿甚蚘録を残す必芁がありたす。䜿甚蚘録は厳密な芁求事項ではありたせんが、これにより個人保護甚具の点怜ず評䟡がしやすく なりたす。結果ずしお、ナヌザヌが個々の甚具の䜿甚時間を把握し、目に芋えない損傷の可胜性に察しお䞀歩進んだ安党察策を怜蚎するこずがで きたす。

目芖点怜に加え、ロヌプは觊蚺による点怜をおこなう必芁がありたす。わかりにくい小さな倉圢や損傷の痕跡を芋぀けるこずができる唯䞀の方法 です。以䞋の情報は、圓瀟の個人保護甚具に関するトレヌニングコヌスで䜿甚しおいる、カヌンマントルロヌプ点怜マニュアルより抜粋したもの です 1.

ラベルの確認ず最長耐甚幎数マヌクずシリアル番号が読め

る状態で衚瀺されおいるこずを確認しおください。補品の最長耐 甚幎数を過ぎおいないこずを確認しおください。そのためには、 ロヌプの補造幎を確認する必芁がありたす。セミスタティックロ ヌプでは、ロヌプ末端のラベルに蚘茉されたシリアル番号もしく はロヌプ内郚の識別テヌプから、この情報を確認できたす。

最長耐甚幎数に関する情報は、メヌカヌの取扱説明曞でい぀でも

確認できたす。取扱説明曞は賌入するロヌプに付属しおいるほか、 メヌカヌのりェブサむトからダりンロヌドするこずもできたす。 マヌキングや情報が芋圓たらない堎合や、ロヌプの耐甚幎数を経 過した堎合は、䜿甚を䞭止しおください。

ロヌプ末端のマヌキング

9

ロヌプタむプ

盎埄

補造幎

ロット番号

適合芏栌

長さ

ROPES 2018


個人保護甚具の点怜 2.

ロヌプの長さおよび䞭倮のマヌキングの確認衚瀺されおいるロヌプの長さが正しいこず、たた䞭倮

にマヌキングがあるロヌプに぀いおは、そのマヌキングが正しい䜍眮にあるこずを確認しおください。   短時間でロヌプの長さを確認する方法ロヌプを広げお半分の長さに折り、さらに半分に折りたす。 その状態で長さを枬り、蚈枬した倀を倍したす。

3.

倖皮の目芖点怜倖皮に物理的な損傷切れ目、摩耗、融解、硬化した箇所、倉色や倖皮のずれ等

が無いこずを確認しおください。切れ目は、ロヌプが損傷を受けたこずを瀺しおいたす。融解や硬化 した箇所は、ロヌプが高枩にさらされたこずを瀺しおいたす。倉色は、ロヌプが化孊物質ず接觊した 可胜性を瀺しおいたす。これらの内のいずれかに該圓するロヌプは䜿甚を䞭止しおください。

4.

觊蚺による点怜ロヌプの党長にわたり芯の感觊を確かめおください。ロヌプをしっかりず曲げ、そ

のあず䞡手の䞭を流したす。硬い、もしくは柔らかい箇所がないか。異垞に倪くなっおいる箇所がな いか。倉圢や硬化、朰れた箇所がある堎合は、ロヌプの芯が損傷したり劣化したりしおいるこずを瀺 しおいたす。ロヌプの䜿甚を盎ちに䞭止する必芁がありたす。

5.

瞫補凊理枈の末端および結び目の点怜瞫補箇所および結び目を確認しおください。必芁な堎合は、

保護カバヌを取り倖しお隠れた瞫補箇所を適切に点怜できるようにしおください。瞫補箇所が切れた り、裂けたり、摩耗したりしおいる堎合、ロヌプの䜿甚を䞭止しおください。

原則ナヌザヌが、いかなる理由でもロヌプが䜿甚に適した状態にあるこずに確信を持おない堎合は、䜿甚を䞭止し必芁に応じお個人保護甚具に 粟通した担圓者による点怜を実斜しおください。

摩耗した倖皮

摩耗した倖皮

損傷した倖皮

切れ目

摩擊による融解

摩擊による融解

倉色

倉色

汚れ

芯の倉圢

ラベルが刀読できない

瞫補凊理枈の末端の瞫補が裂 けおいる

ROPES 2018

10


゚ヌデルリッド瀟SAFETY茞入販売元

æ ª 匏 䌚 瀟 アルテリア

〒350- 1305   埌玉県狭山垂入間川 2-3 7 -1   T EL :04- 2969- 1718

http://www.alteria.co.jp 本カタログに衚蚘されおいる䟡栌は2018幎月日珟圚の消費皎を含たない皎別の䟡栌です。 補品の仕様・デザむン・䟡栌等に぀いおは予告なく倉曎される堎合がありたす。

© Ulrich Mertens


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