読者の皆様へ
PTA、ASB、ブースタークラブ 学生アスリートに健康的な選択の力を
The Circle & The Garage
Issaquah Food and Clothing Bank コミュニティリソース
家庭で話す学校カリキュラム
ここをスキャン!
アラビア語、中国語、英語、日本語、韓国語、ロシア語、スペ イン語、ベトナム語に翻訳されたCultural Bridgesの出版物は、 下記ウエブサイトで閲覧又はダウンロードしていただけます。 http://isfdn.org/cultural-bridges-magazine/
Cultural Bridges Magazine、無断転載禁止。Cultural Bridges Magazine は、Issaquah地区で配布され、Issaquah Schools Foundationが助成する無料のコミュニティマガ ジンです。その使命は、教育、健康、栄養、時事問題、Issaquah市の多様な文化などのトピックを取り上げ、コミュニティの読者の生活の質を高める情報を提供す ることです。Cultural Bridges for Education は、必ずしも雑誌に掲載されている記事や広告で表明されている見解を支持または代表するものではなく、広告主が掲 載した情報、製品、サービスについて責任を負いません。この出版物の一部は、事前の許可を要求された場合に複製、翻訳、または転載され る場合があります。
ご家族の皆様、
2025年へようこそ。Issaquah Schools FoundationとCultural Bridgesチームから新 年のお慶びを申し上げます。ご家族や友人と素晴らしいホリデーシーズンを過ごされ たことと思います。新年は世界中で祝われ、25ページでご紹介している日本を含む多 くの文化圏で最も重要な祝日の1つです。
学年の後半はエレメンタリーの保護者にとって1学期の成績表を受け取る時期です。
今回改訂が行われた成績表は1月末に渡される予定です。成績の読み方については5ペ ージをご覧ください。また、特別支援教育を受けている生徒のご家族は、12ページに 掲載されている導入されたばかりの学区全体のインクルージョン実践モデルへの理解 を深めていただければ幸いです。
アメリカとは異なる教育システムで育った保護者にとって、ここでの我が子のサポー トは大変です。コース選択、カリキュラムの違い、または保護者団体との関わりなど について多くの人が疑問を持っているかもしれません。本誌17ページでPTA/PTSA、ASB、ブースタークラブと いった保護者組織の役割、16ページでコース選択をサポートする方法、24ページでは子どもと学業について話 し合う方法について詳しく説明しています。違いを知ることは溝を埋め、誤解を防ぐために不可欠なステップ です。
中学校に進級すると数学が学業上の課題になる生徒もいるかもしれません。幸いなことにISFは昨年から中学 校の1校でピアチュータープログラムを試験的に実施しています。詳細は本誌8ページをご覧ください。このプ ログラムは今年も継続されます。中高の職員、高校生ボランティアとISFが協力して運営しているこのプログ ラムの目標は、生徒が数学への自信とスキルを身に付けられるよう支援をすることです。
地域の皆さんが日々安心して生活できるように今年も活動を続けている多くの地元支援団体からのサポートを 感じて頂けると幸いです。21ページのThe Circle、21ページのThe Garage、20ページのInfluence the Choice、 そして22ページのIssaquah Food and Clothing Bankは、学校や地域を豊かにする貴重なコミュニティサービ ス、カウンセリング、プログラム、イベントを提供しています。
明るく充実した2025年と、私たちの素晴らしいコミュニティに乾杯!
Laura Ni
Cultural Bridges 編集長/プログラムマネージャー
Issaquah Schools Foundation laura@isfdn.org
LAURA NI
編集長
CHRISTIANA SCHUMANN 英語版編集
CLAUDIA ROMO スペイン語編集
DIYORA SADIKOVA ロシア語編集
NANA TSUJINO 日本語編集
Cultural Bridges Issaquah Schools Foundation
SEONGEUN YUN
韓国語編集
SHAIMA MANSOUR アラビア語編集
TRAM PHAM ベトナム語編集
Vivian Khoang カバーデザイン
YINGCHEN PHOTOGRAPHY カバー写真撮影
YINGYING CUI 中国語編集
JIYOUNG LEE, MENGNA LI & TATYANA TCHIBOVA 校正ヘルパー
明けましておめでとうございます!
皆さま素晴らしい冬休みを過ごし、生徒たちは新しい学期に慣れてきた頃だと思 います。秋の募金活動StepUp For Kidsに協力して頂いた皆様、2024/2025年度の プログラムに向けて力強いスタートを切るためのご支援誠にありがとうございま した。私たちはどんな金額であっても、生徒たちにチャンスの扉を開く力を与 えることが出来る皆様からのご支援にとても感謝しています。Issaquah Schools Foundation(ISF)とは何なのか、なぜ私たちがこの地域の教育を支える重要なパ ズルのピースであるのか疑問に思う方は、是非当財団のウエブサイトにある短い 説明動画をご覧ください。皆様のご支援がどの様な形で役に立っているのかを理 解していただけると思います。 https://isfdn.org/about-us/ ISFは下記の分野で生 徒達への重要なリソースを提供しています。
• 学習サポート
• 学業面のさらなる充実
• 生徒たちの健やかな成長
• コミュニティへの理解促進
10月のMonster Mash 5Kイベントに再びコミュニティの皆さんをお迎えできた事を大変嬉しく思います。記 録的な数の参加者とボランティアの皆さんが集まり、生徒たちに直接利益をもたらすための募金活動を共に 行ってくださいました。お祭り気分で本当に盛り上がったイベントでした!
現在は教師助成金の審査を開始し、学校区全体の教育に革新的なアイデアをもたらすための準備を進めてい ます。教師への助成金は皆さまからの寄付で賄われており、助成を受けた教師は生徒のための新しい学び のアイデアを試験的に導入することができます。ぜひ5月1日(木)に開催される「Nourish Every Mind Student Showcase」ランチにご参加ください。これらの革新的なアイデアに影響を受けた生徒たちから直接話を聞 いていただきたいと思います。
心を込めて、
Trisha Marshall エグゼクティブディレクター Issaquah Schools Foundation T.Marshall@isfdn.org
2024-25年度 エレメンタリー成績表改訂 ISDは過去数年間エレメンタリー生徒の成績表シス テムの改訂に取り組んできました。そして今年度か ら新しい成績表システムが導入されます。保護者は 2025年1月31日午後4時以降、ファミリーアクセスで 新しい成績表を確認することができます。
それぞれの評価(Grading Scales)の意味は?
学習面の評価: Academic Grading Scaleは学年レベル の基準の習得と到達に向けた進捗状況を点数で表し ています。高評価は各生徒がスキル、概念、問題解 決、推論において常に高いレベルの結果を示してい る事を意味します。各レベルの詳細については以下 を参照してください。
• 4 = 標準に基づく学習目標の習得: Mastery(4) の評価は単元または学期の終わりまでに教えられ た核となる考え方と必須スキルに関する知識を習 得していることを示しています。このレベルの生 徒は批判的思考に取り組み、合理的な推論を行 い、学習をさまざまな状況で応用することにも長 けています。生徒は学期の終わりまでに標準に沿 ったカリキュラムから期待されるすべて、または ほぼすべての課題を最小限のサポートと共に高度 な精度で行う能力を示しています。
• 3 = 主要な概念と基準に習熟: Proficiency(3)の 評価は単元または学期の終わりまでに教えられた 核となる考え方と必須スキルに関する知識に習熟 していることを示しています。このレベルの生徒 は批判的思考に取り組み、合理的な推論を行い、 学習を様々な状況で応用する力が見え始めていま す。生徒は学期の終わりまでに標準に沿ったカリ キュラムから期待されるほぼすべての課題を一部 サポートを受けながら70~85%の精度で行う能力 を示しています。
• 2 = 主要な概念と基準の基本的な理解: Basic(2) の評価は単元または学期の終わりまでに多少の ギャップはあるものの教えられた核となる考え 方と必須スキルに関する知識への理解があるこ とを示しています。このレベルの生徒は批判的 思考に取り組み、ガイダンスに従って推論を行 う力を見せています。生徒は学期の終わりまで に標準に沿ったカリキュラムから期待されるほ とんどの課題をより高レベルのサポートを受け て60~75%の精度で行う能力を示しています。
• 1 = 学年レベル未満: Below Grade-Level(1)の
ISSAQUAH SCHOOL DISTRICT ワシントン州も学業達成度の判断基準につ いて同様の変更を加えています。州とISDは Proficiency(3)の評価は生徒が基準を満たす 見込みがあるという意味だとしています。州は Masteryの代わりにAdvancedという名称を使用し ていますが、これはMasteryと同じように生徒 の学習の理解度と応用力が標準で要求されるレ ベルを超えていることを意味します。i-Ready などの標準化されたテストの成績が示すよう に、Masteryレベルの生徒は学習において学年レ ベル以上の思考や応用力を持ちます。
また、Masteryという言葉はカリキュラムを高い レベルで達成する能力の意味を従来の数字だけの 評価よりも深く伝えることができます。
評価は学年レベルの核となる考え方と必須スキ ル習得ための前提条件となるスキルを学んでい る段階にあり、習熟度が学年レベルに達してい ない事を示しています。生徒は学年レベルの核 となる考え方と必須スキル習得の為に継続的に 多大な支援が必要となります。
学習を促進する行動面の評価: 行動面の評価は州の SEL(社会性および感情面の学習)基準に基づいていま す。この評価は生徒の自己制御スキルの発達や、生 産的な学習と積極的な社会関与につながる行動の指 標です。各レベルの詳細については以下を参照して ください。
• C =一貫した年齢レベルの行動: Consistentlyレベ ルの生徒は州のSEL基準で説明されているよう に、その年齢の生徒に期待される行動を一貫して 示し、結果として生産的な学習と積極的な社会関 与を常に行う力があります。 注:学習行動は年 齢相応です。このレベルの生徒へ個別に指示をし たり再指導することはめったにありません。クラ ス全体への指示、指導を聞いて相応の行動ができ ます。
• M = 年齢レベルの基準を満たしている: Meeting レベルの生徒は州のSEL基準で説明されている ように、その年齢の生徒に期待される行動を満 たしており、生産的な学習と積極的な社会関与 を行う力を示しています。注: Meetingレベルの 生徒はクラス全体の指導以外に、状況により個 人的な行動面の指導が必要になる場合がありま
す。学習や社会的関与を妨げる行動はほと んど見られず、一時の指導で解決します。
生徒は一日の大部分で前向きな行動を維持 する力があります。
• E = 学年レベルに合ったスキルの芽生え: Emergingレベルの生徒は年齢基準に沿った 社会、感情、行動スキルの芽生えが見られ ます。生徒は相応の学習や積極的な社会関 与への力を常に維持させるために期待され る行動を思い出させたり、週に何度も行動 スキルの再指導を行う必要があります。 注: Emergingレベルの生徒は前向きな行動を 維持するための定期的なモニタリング、指 導、およびサポートを受けます。生徒の行 動は、学習や社会関与を実質的に妨げるこ とがあります。
• G = 年齢レベルの行動を学ぶためのサポー ト対象: Growth Areaレベルの生徒は学習や 積極的な社会関与に従事するために期待さ れる行動を補助するため、一日を通して継 続的な指示、指導を受けます。
注: Growth Areaレベルの生徒の場合その行動は定期的 に学習や社会関与を妨げます。保護者と学 校は協力して作成されたサポートプランを 基に指導を行います。プランは書面または 口頭で行われ、予想される行動と介入の明 確な説明が含まれています。
上記の評価に加えて、成績表には次の内容が表 示される場合があります:
• NA = Not Assessed(評価自体行われてい ない)
• NG = No Grade(評価なし、コメント欄説 明か保護者の同意がある)
• Y = Yes (生徒が追加の進捗レポートを受け 取っている場合に使用)
お子さんの進歩を知るためには家庭内のコミュ ニケーション、担任から送られるニュースレ ターを読む、自宅に持ち帰る課題を見る、保 護者面談への参加など、必要に応じた学校と 保護者間の情報共有から始まります。サンプ ルの成績表などの詳細はウエブサイトをご覧 ください。 https://www.isd411.org/academics/ academics-overview/grading/elem-rep-card
なぜ学校区はこれらの改訂を行 ったのですか? これらの改訂は次の目的で行われました:
• 学校カリキュラムにおいて最も重要な点 をより適切に反映する。
• 学業の進捗状況について教師と保護者間 のコミュニケーションを改善する。
• 教師と保護者間のコミュニケーション形 式を補完する。
定期的に保護者へ通知される学校区や州 の評価テスト結果と連携する。
新任スタッフ紹介 Family Partnershipリエゾン : Lina Marin ISD Cultural Bridges (以下CB): あなたのポジションについ て教えてください。日々の仕事で求められている事 は何ですか?
Lina Marin (以下 LM): ISDのFamily Partnershipリエゾ ンとしての私の役割は、家庭と学校間の架け橋に なることです。日常の業務として保護者と定期的 に連絡を取り、サポートサービスを調整し、面談 を行い、ISDコミュニティで利用可能なリソースに 関する情報をご家庭に提供しています。私の目標 はすべての家庭が学校コミュニティ内で繋がり、 サポートされていると感じられるようにすること です。大学生と高校生の親としての私の経験も、 教育と自己啓発のさまざまな段階についての理解 を深めてくれます。
CB: なぜISDでリエゾンとして働くことを選んだので すか?
LM: 私がISDで働くことを選んだのは学校区の包括性 とサポートへのコミットメントを信じているからで す。南米の人里離れた町で育ち、フロリダで生活を 始めた当時、新しい環境の中で暮らす難しさとやり がいを身をもって体験しました。現在住んでいるこ の美しいPNWエリアは少し涼しいけれど緑豊かな風 景が故郷を思い出させてくれます。私の多様なバッ クグラウンドと家庭の繁栄を手助けしたいという情 熱は、学校区の目標と完全に一致しています。移民 としての独自の視点と経験を活かして、各家庭の皆 さんを支え、力を与えたいと思っています。
CB: 保護者が直接あなたに連絡することは可能ですか?
LM: もちろんです! 質問や懸念事項がある保護者の方 は私や担当リエゾンに連絡してください。オープン なコミュニケーションは保護者の皆さんのニーズが 満たされるようにするための鍵であり、私は学校が 提供するさまざまなリソースやサポートと皆さんを 繋げるためにここにいます。メール、電話、面談な
ど、いつでもお手伝い します。
CB: 現在考えられる最 大の課題は何ですか? その解決方法は?
LM: 現在考えられる最 大の課題の1つは学校 区の様々なバックグラ ウンドを持つご家庭が 平等にサポートされて いると感じてもらえる ようにすることです。 これに対処するために 私は各家庭と定期的な 連絡を取り、フィードバックを集め、スタッフやコ ミュニティリソースと緊密に連携する予定です。各 家庭のニーズに積極的に対応し、注意を払うことで 強力で包括的なサポートネットワークを構築するこ とを目指しています。
CB: 仕事以外であなた自身について少し教えていただ けますか?
LM: 仕事以外では家族や愛犬との活気ある生活を楽 しんでいます。異なる文化的背景を持つ夫と私は、 子供たちと多文化の家庭を共有しています。私たち は美しいアウトドア探索やハイキング、それぞれの 文化の伝統的な料理を作ったり、家族で共に過ごす 時間を大事にしています。故郷の市役所で農家の起 業を支援してきた経験から、コミュニティとサポー トに対する深い感謝の気持ちが芽生え、それを日々 の仕事に活かしています。高校生と大学生の親とし て、私は家族が学校生活のさまざまな段階で直面す る課題を乗り越えてきました、この個人的な経験を 私の役割に活かしています。
ISD Family Partnershipリエゾン Liliana Medina (スペイン語・英語・通
訳付他言語)
Family Partnershipリエゾン
Phone - 425-837-7141
Text: 425-331-9555 medinal@issaquah.wednet.edu
担当校:
Issaquah High School
Issaquah Middle School
Pacific Cascade Middle School
Clark Elementary
Issaquah Valley Elementary
Sunset Elementary
Lina Marin (スペイン語・英語・通訳付 他言語)
Family Partnershipリエゾン
Phone - 425-837-7008
MarinIsazaL@issaquah.wednet.edu
担当校:
Liberty High School
Cougar Mountain Middle School
Maywood Middle School
Apollo Elementary
Briarwood Elementary
Cougar Ridge Elementary
Grand Ridge Elementary
Maple Hills Elementary
Newcastle Elementary
Wenli Mithal (中国語・英語・通訳付他 言語)
Family Partnershipリエゾン
Phone - 425-837-7106
Text – 978 252-3686 MithalW@issaquah.wednet.edu
担当校:
Skyline High School
Beaver Lake Middle School
Pine Lake Middle School
Cascade Ridge Elementary
Cedar Trails Elementary
Challenger Elementary
Creekside Elementary
Discovery Elementary
Endeavour Elementary
Sunny Hills Elementary
ピアチュータープログラム Cecilia Lee Issaquah Schools Foundation プログラムディレクター 「ピアチュータープログラムで私が最も感銘を受けるの は、私たちが生徒に与える良い影響、そしてチューター としての私たち自身への影響です。」
— Lachlan Maggs、IHSピアチューター 学習へのサポートは、生徒たちの機会を広げるという Issaquah Schools Foundation(ISF)の使命において基本 的な部分です。現在試験的に無料で行われているピアチ ュータープログラムを通じてサポートを提供する革新的 な手段を模索し、試験運用することは、その使命をさら に明確なものにします。この新しい取り組みは高校生に よる放課後の個別指導を通して中学生の学業支援ニーズ に応えています。私たちのビジョンは、力強い学習支援 のコミュニティを育てることで生徒に自分の目標を達成 する価値を感じさせ、やる気へと繋げることです。
ピアチュータープログラ ムは上級生による学年を 超えた数学の学習補助を 提供するためにISFがISDと 提携し、Issaquah Middle School(IMS)での試験 運用が昨年開始されまし た。2024年2月からIssaquah High School(IHS)の生徒が 個別指導のセッションを毎 週放課後に行い、今年もIMS の図書館で火・木の3~4PM、全学年を対象に引き続きサ ポートを提供しています。昨年はあまり周知されていま せんでしたが、利用する生徒の数は徐々に増え、大幅な 増加が見られました。生徒の平均利用者数は昨年の4倍 以上になり、2024-25年度は開始から2か月足らずで、す でに150人以上の生徒がその恩恵を受けています。
パンデミック後、ISFが資金提供する地域の学童で人員配 置の課題を経験しましたが、IMSもその1つでした。隣の IHSには優秀な学生が多数在籍していることから、ISFと IMSの校長は、能力があり、審査され、訓練を受けた学 生チューターによるピアチューター制度を設定する可能 性を模索し始めました。そしてその成功を確実にするた め考え抜かれた選択と、トレーニングプロセスを経た少 人数のチューターによってISFピアチュータープログラ ムの試験運用が始まりました。この試験版はISDの数学 カリキュラムに合わせて設計されており、チューターは Canvasのコースシラバスに従って学習補助を行います。
また、訓練を受けたチューターがさらに自分の教える力 を充実させ、IMSの生徒の需要を満たすために、プログ ラムの改良とチューター能力の向上に取り組む諮問委員 会を設立しました。
この試験プログラムのもう一つのユニークな特徴は、ISD
のVOICEというメンタープログラムをモデルに、VOICEプ ログラムスペシャリストのTina Weber氏から貴重な指導 を受けたことです。21年前にISFが試験的に始めたVOICE メンタープログラムは、ISDコミュニティが一丸となって 生徒を支援することで何が出来るのかインスピレーショ ンを与えてくれます。
昨年の教訓をもとに、私たちはピアチュータープログラ ムをより洗練されたものに育て上げて周知を徹底し、今 年は力強いスタートを切る事ができました。IMSの生徒 が毎週図書館に集まり、友人やチューターと協力して課 題に対する理解を深め、学習能力を高めていく様子を見 るのは非常に刺激的でやりがいを感じます。彼らは自分 自身で、またはIMSの仲間と一緒に学ぶ事ができ、そこ で出る質問に答えるためにチューターがいます。IHSと IMSの生徒同士が気軽に学習支援を行えるスペースを作 成することにより、将来IHSに進級する生徒と先輩という 繋がりやメンタリングの機会を提供し、中学校から高校 への移行を容易にするという追加の利点もあります。
数学1から代数まで、全学年のIMS生がISFピアチュータ ープログラムについて次のように述べています。
「テスト勉強でピアチューターを利用したら、満点 が取れました!」
• 「自分のスキルに自信を持つことができました」
• 「友達と一緒にここに来て、宿題をしながら一緒に 時間を過ごすことができるのが好きです。そして、 放課後に図書館でリラックスして宿題をするのも楽 しいです。」
• 「(チューターを利用しないで)授業中ただ座って 怯えるか、(利用して)自信をもって取り組める か」(チューターを利用するかしないかの違いを語 る) 「とても助かりました。数学の宿題を時間通りに終 わらせるのを手伝ってくれました。チューターはと ても親切で優しいです。」(IHS新入生、去年のピア チューター利用の経験から)
Issaquah Middle Schoolカリキュラムナイト
Andie Yeum、IHSピアチューター: 「このプログラム で経験した多くの貴重な側面の中で、最高の瞬間は生 徒と真の絆を築けたことでした。最初のセッションの 後、同じ生徒が私に助けを求めて戻ってきたときのこ とを覚えています。一緒にテストを見直し、宿題や一 般的なトピックの学習に取り組む過程で、彼女の性格 や、やる気のある態度を知ることができ、それが学習 プロセスに活力を与えてくれました」
試験プログラムを開始するにあたり、学校区との提携、 特にIMS校長のJergens-Zmuda氏とIHS校長Connolly氏 が率いるチーム、VOICEメンター、およびTeaching and Learning Servicesチームからの素晴らしいサポートに感 謝しています。今年はIMSの数学教師の皆さんと協力し て放課後やクラスの無料数学サポートを増やしていきま す。このコラボレーションにより、チューターは生徒を より適切にサポートし、より多くの生徒がすべての数学 レベルで支援を受けることができるようになります。私 たちはIMSで提供される個別指導を拡大し、この方式を 他のISD中学校に拡大することで、チューターである生 徒とそれを利用する生徒の両方が学ぶためのサポートが 出来ると確信しています。
Melissa Miller、IMS数学教師:
「生徒が放課後の個別指導のような場所を利用し てスキルを向上させることは非常に重要です。必 要な数学のサポートを受けるだけでなく、なりた い学生のロールモデルに会えるかもしれません。
中学校は生徒が自分自身の可能性を発見できる場 所であり、数学のサポートを受けることはその過 程で大きな助けになります。」
Mark Jergens-Zmuda校長、IMS:
「IHSと提携したISFピアチュータープログラム は、中学生の数学をサポートする上で非常に貴重 です。非常に多くの関心が寄せられ、現在100人以 上の生徒が支援を受けています。」
Erin Connolly校長、IHS: 「昨年開始されたこのプログラムは、IHSとIMSの 間に強力な架け橋を作り、コミュニティの協力精 神を反映した関係を育んでいます。」
初めにJergens-Zmuda校長が、ピアチ ュータープログラムの試験的運用がも たらしたIMSへの影響についてコメン トしています。彼のIMSの学生支援への献身的でたゆま ぬ努力が、この試験運用を可能にしました。
「IHSと提携しているISFピアチュータープログラムは中 学生の数学をサポートする上で非常に貴重です。これま でに大きな利用者の増加が見られ、現在では100人以上 の生徒が利用しています。このプログラムは数学のスキ ルを強化するだけでなく、中学生と高校生の間に有意義 な関係を築き、学年を超えて支援的な学習コミュニティ を作成しています。生徒たちが個別指導を通じて形成す るつながりは、学問および個人的な成長に不可欠な自 信、回復力、帰属意識を育んでいます。」
これまで共に達成してきたことを見て、献身的で思い やりがあり協力的なチューターたちとのパートナー シップの展望に勇気づけられています。2024-25年度 はRuchi Doshi、Charlotte Holtan、Katie Hu、Audrey Knirk、Jinwoo (Antonio) Lee、Lachlan Maggs、Andie Yeumの初代チューター7人が全員戻ってきました。今年 は昨年の諮問委員会からも新しくAahana Dhwaj、Archit Gouda、Ulara Miyazawa、Shruti Sriramの4人が加わり ます。彼らIHSチューターがプログラムにもたらす価値 は、学業の卓越性を超えて広がっています。その価値は IMSの学生間で育っているコミュニティだけでなく、チ ューターグループ内でも見られます。毎週彼らチュータ ーは忍耐強さ、共感力、適応力の資質を発揮し、時間を かけて個々の生徒が必要としている数学の力は何かを理 解し、それに対応しています。ここからはIHSの生徒2人 がピアチューターになった理由を語り、試験運用中の経 験を振り返ります。
プログラムの成長とともに、私たちはIMSの仲間を支 援するさらに多くのIHSからの生徒参加を目指していま す。このプログラムについての体験談と、IMSとIHSの校 長、生徒、教師が感じた影響を共有することで、この貴 重なリソースの認知度が高まり、利用者が増えることを 願っています。
私にとってピアチュータープログラムは私自身です。子 どもの頃の私は教室の後ろで静かにしていて、声をあげ て助けを求めるのが怖い子でした。しかし、数学に触れ てからそれは私の言語になりました。方程式に安心感を 得て、自分の声が十分に大きくないときでもコミュニケ ーションの方法として他の人との関係を築くのを助ける ためにそれを使用しました。数学は私が自信をつけるの にとにかく役立ちました。
このピアチュータープログラムの素晴らしいところは中 学生との関わりの中で昔の自分の一部に出会えたことで す。私の場合は教え子の一人であるKianがそうでした。 最初彼は助けを求める勇気がありませんでした。一緒に 課題をするようになり、いつの日かセッションの最後の 10分間はいつも彼の作った物語を読む時間になりまし た。それらは信じられないほどよく書かれていて、彼の 年齢にしては成熟しており、私がこれまで読むことのな
Lachlan Maggs、Issaquah High School 11年生
かった物語でした。彼の中にかつて声 があげられないと感じていた自分の一 部を見た気がしました。私の言語は数 学でしたが、Kianの言語は彼の作る物 語でした。私は彼に、かつて自分が必 要だった言葉「好きなことをしなさい。そうすれば、そ れを愛する他の人々はついてくる」を伝え、そしてたと え彼が受けるべき評価を受けられなかったとしても、書 き続けるように励ましました。物語だけでなく、数学の スキルにも自信を持たせることで彼は変身しました。彼 はもう自分の答えを疑うことはなくなりました。私たち は一緒に2つの「言語」をつなぐ架け橋を築き、彼が自分 自身を完全に表現する力を得ました。
ピアチュータープログラムについて私が最も感銘を受け るのは、私たちが生徒に与える良い影響、そしてチュー ターとしての私たち自身への影響です。 Kianが引っ越す 前に、彼は続けてきた物語の結末と感動的な別れの手紙 を書いてくれました。手紙の中で彼は私たちを「友達」 と呼んでいて、私はその手紙を壁に飾っています。Kianが 自分自身を擁護できるのなら、私もできるのだというこ とを常に思い出させてくれます。私たちが他の人に与え るアドバイスは時として自分自身にとっても価値あるア ドバイスになります。
しかし、このプログラムをゼロから成長させるには生徒 への周知と利用者を増やすという点において課題があり ました。年度の半ばから始めたので、IMSの生徒や保護 者に私たちの取り組みを知ってもらうのに少し時間がか かりました。カリキュラムナイトでのブース設置やゲー ム、チラシや名刺の配布などを経て、今では大勢の生徒 にサービスを提供できるまでに成長しました。これは祝 うべきことです。
このプログラムの最も優れた点は、高校生チューター が、誰もが数学のスキルを開発し、新しいつながりを築 くことを歓迎されていると感じる支援コミュニティを育 成するために努力している事です。各セッションでは学 校のカリキュラムで生徒に追加のサポートを提供し、多 くの生徒同士が積極的に交流し、前向きで協力的な学習 環境を作り出しています。このプログラムは数学のサポ ートを提供するだけでなく、中学と高校をつなぐ架け橋 としても機能しています。
私にとってピアチューターであるということは、中学生 を指導する責任ある前向きなお手本としての役割を果た す事を意味します。下級生を指導するためには、自分自 身が基本概念を明確に理解していることが特に重要で す。高校での繰り返しの練習と集中的な数学コースを通 じて、私たち高校生チューターには基本概念が身につい ていると想定されます。私はその概念を中学生が簡単に 理解できる方法で明確にすることが重要であることを学 びました。
ピアチューターで最もやりがいのある瞬間の1つは、セッ ションごとにおなじみの顔が戻ってくるのを見ることで す。セッションを定期的に利用する生徒が一定数増え、 過去のセッションでサポートを受けた生徒が再び現れる
ことで、サポートが彼らにとって価値あるものであった ことが強調されます。特定のチューターが生徒の苦手な 分野を記憶している場合、個別指導の質をさらに豊かに します。そのような生徒は仲間へ良い影響を与え、他の 生徒がプログラムに参加し、互いに関わりあうよう促し ます。
さらに、生徒たちが数学をよりよく理解してくれた時、 私は充実感を覚えます。授業と同じ講義を繰り返すので はなく、私は常にわかりにくい概念を現実世界に当ては めたり、具体的な数字を使って理解を深めるように努め ています。生徒からの「分かった!」というポジティブ なコメントや、視覚化に対して見せる肯定的な反応を見 聞きすると、チューターとして嬉しく思います。生徒た ちが特定のトピックに取り組むことに自信を深めている ことを知ると、セッションは有意義なものになります。 このプログラムは昨年2月に試験運用が開始されました が、IMSでの周知と利用者数を増やすことが課題の1つ でした。プログラムの意義深い意図と目標にもかかわら ず、当初の関心は低かったため、私は最高の個別指導体 験を提供することに注力し、生徒が口コミでこのプログ ラムを広めてくれることを期待しました。夏の間私たち チームはさまざまな方法でこのプログラムを懸命に宣伝 しました。どの方法が多くの利用者を引き付けるかを 考え、保護者と教師に焦点を当てました。チラシを作成 し、カリキュラムナイトでブースを設置することで、非 常に多くの生徒にアプローチすることができました。
もう一つの課題は、これは私の個別指導の経験に関連し ますが、特に生徒が複雑な数学の課題にイライラしてい るときに生徒の関心を維持することです。高校生チュー ターとして、生徒が課題に押しつぶされてしまうとモチ ベーションを取り戻すのが難しい事はよく分かります。
私は、セッションを管理しやすくし、目標が達成可能で あることを示すために注意を払いながら、彼らが数学を 学ぶことへの熱意を補充するのを助けます。
数学は私が最も強く情熱を注いでいるものの一つです。 私にとっては別の言語のようなもので、自分自身を表現 することを可能にしてくれます。数学の優雅さに対する 私の興味は、自分が成長して周囲の環境が変わっても変 わりません。私は毎日新しいスキルを学ぶために努力す るだけでなく、学校の数学チームを率いてさまざまな大 会に勝ち、ISFや他の組織を通じて様々な生徒を指導する ことで、自分の興味を広げて行きます。
Jinwoo (Antonio) Lee、Issaquah High School 11年生
この試験運用プログラムでピアチューターが重要な役割 を果たすことができたのは、IHS校長とスタッフの多大な サポートのおかげです。これは、チューターの募集、選 択、トレーニング、そして2つの学校間の学生の関与、コ ミュニティの構築を高めるための斬新なアイデアと協力体 制が生み出したものです。この記事を、ピアチューター プログラムの価値とIHSの優れた高校生チューターに関す るConnolly校長の言葉で締めくくるのがふさわしいでしょ う。私も、チューターのやさしさと継続的な献身に、校長 と共に感謝の意を表します。このプログラムを一緒に構築 する旅に参加できたことは、光栄な喜びです。これからの 刺激的な進歩を楽しみにしています。
Erin Connolly校長、Issaquah High School
私たちがISFと構築に取り組んでいる新しいパートナーシ ップの1つが、このピアチュータープログラムです。これ は、コミュニティの強さと、多様性に富んだ学校区内のつ ながりの価値を強調する取り組みです。昨年開始されたこ のプログラムは、IHSとIMSの間に強力な架け橋を築き、コ ミュニティの協力精神を反映した関係を育んでいます。
このプログラムは高校生が中学生の数学個別指導を行うも のですが、その効果は学業だけにとどまりません。厳しい トレーニングを修了した高校生チューターは、中学生一人 ひとりの数学の学習段階に合わせ、各生徒のニーズや独自 の背景に合わせた指導を行います。そうすることで、各生 徒の背景、強み、視点を尊重する学習環境を育みます。
高校生たちが思いやりを持って献身的 にチューターの役割を務めている様子 を見るのは素晴らしいことです。彼ら は知識を共有するだけでなく、地域社 会に貢献しています。このパートナーシップが拡大するに つれて、それが地域の学校を豊かにし、様々な方法で私た ちのつながりを強化していくことを楽しみにしています。
ご協力くださったCecilia Lee氏とISF、そして共感、尊敬、 コミュニティの価値観を体現してくださった高校生チュー ターの皆さんに感謝します。生徒、学校、家族の絆を強め ながら、このプログラムとのパートナーシップを継続でき ることを嬉しく思います。
ご存知ですか... Issaquah Schools Foundation(ISF)は学校区内の全学年に向けて始業前/放課後 の学習サポートに資金を提供しています。2023-24年度には、知識とスキルギャ ップへの対処、宿題支援、テスト準備、授業の補習など、k~12年生の学習ニー ズを満たすために105,000ドル以上の資金を提供しました。今年は、数学、社会 科、英語、科学、外国語など幅広い科目と分野をカバーし、生徒の学業の成功を 継続的にサポートするための資金を121,000ドルに増額しました。IMSで試験的に 実施されているISFピアチュータープログラムでは、個人およびグループでの指 導、教室訪問、指導ビデオ、概念の復習のための楽しいJeopardyゲームなどを 通じて、より多くの中学生が数学の学習の旅に参加できる新しい方法を模索して います。
2024年9月24日から11月14日の間に、この試みは150名以上の生徒に良 い影響を与え、放課後の個別指導を繰り返し利用する生徒を含めると200名以上 の生徒に影響を与えました。ISFピアチュータープログラムの最新情報について は、https://isfdn.org/peer/ をご覧ください。
ISFプログラムディレクターCeclia Lee氏と高校生チューター
共に学ぶ: インクルージョンの実践は厳格さを 維持したまま必要なサポートを提供します
Issaquah High Schoolの教室に差し込む太陽の光。生徒 たちはグラフを使って代数を解く課題に取り組んでいま す。これはこの秋に学校区内でインクルージョンの実践 が行われている多くのクラス風景のひとつです。学校 区は個別教育プログラム(IEP)対象生徒の教育モデルを強 化しました。授業風景は一見教室いっぱいの高校生の代 数授業に2人の副教員が付いているだけのように見えま す。
Maywood Middle SchoolのAndrea VanHorn先生は、「子 供たちは、仲間と一緒にいるのが大好きだと言っていま す。仲間と一緒にいるから幸せだよ。孤独を感じない、 と。それは私にとって大きなことです。」と語っていま す。
VanHorn先生は特別支援教育で英語を教えています。ある 朝彼女は同僚のKevin Comfort先生と共同でレッスンを行 いました。2人の先生は生徒たちに架空の人物の「難しい 質問」を考えるように求めました。彼らはその質問に対 して生徒たちが何を考えたか尋ねました。その後VanHorn 先生は本を声に出して生徒たちに読んで聞かせました。
インクルージョンの実践で中心にあるのは多様なニーズ を持つ生徒を教育する思いやりのある学校や教室のコミ ュニティです。
学校で行うインクルージョンの実践は、 すべての生徒が所属し、成長できる公平な学習環境を育 みます。 このアプローチは障害者教育法(IDEA)によってサ ポートされています。この法律は障害のある生徒が最も 制限の少ない環境で仲間と一緒に教育を受けられるよう にすることを学校区に義務付けています。
障害のある生徒を包括的な環境で教育することは、彼ら の学業や社会的な成果に良い影響を与えるとThomas Hehir 博士と他の著者はインクルーシブ教育に関する証拠の要
約(A Summary of the Evidence on Inclusive Education)で 述べています。この報告書では、研究により障害のない 生徒の学業や社会的な成長にも良い影響があることが示 されたと指摘しています。ワシントン州ではインクルー ジョンの実践は州公立教育局 (OSPI) によって奨励されて います。OSPIの特別支援教育部門は長年にわたりインク ルージョンの実践を積極的に推進してきました。その目 標はさらに多くの生徒がコア指導と一般教育の環境にア クセスできるようにすることです。
Apollo ElementaryのJulie Rojo校長は、学校のチームは全体 の手順、スケジュール、文化のすべてにわたって公平性 と包括性の検証を行ったと語りました。
「今年実施した変更点の1つは、生徒全員が同じ学年の 仲間と一緒に昼食や休憩をとるようにしたことです」と Rojo校長は言いました。「生徒たちは教室でお互いを知 る機会があるだけでなく、同じテーブルでランチを食 べ、休憩時間に一緒に走り回り、ゲームをして友情や社 交スキルを育む機会を得られます。」
チームは学校の登下校の手順にも調整を加えました。「 私たちは安全を優先しながら生徒全員の団結を図りまし た」と校長は説明し、すべてのスクールバスが同じエリ アに到着、出発するようになったことを指摘しました。 「導入初日、学校の正面玄関から出てくる生徒たちの興 奮と笑顔を見ました。生徒の1人が特別支援教育の先生に 『これを毎日やってもいいですか?』と聞いているのを耳 にしました。」
指導の観点から、効果的なインクルージョンには一般教 育と特別支援教育の両方の教師の協力が必要です。彼ら は教材と方法を変更しながら同じ内容を提供する必要が あります。協力することで、教師は指導の厳密さと内 容を維持し、すべての生徒をサポートすることができま す。たとえば代数の授業では2人の教師がプロジェクター を使用していくつかの問題を視覚的に示し、数学の問題 を口頭で説明します。その後生徒はペアになってホワイ トボードで一緒に問題を解きます。2人の教師は教室内を 巡回して質問に答え、苦労している生徒を助けます。ク ラスには個別教育計画 (IEP)や504プランの対象者など様々 な生徒がいます。
インクルージョンモデルでの指導は学年レベルの基準を 満たすために必要な高いレベルに保たれます。一般教育 と特別支援教育の教師が協力し、すべての生徒の学習ニ ーズを満たすために多様化された授業を構築します。加 えてインクルージョンの実践が成功すれば、生徒は思い やりのあるコミュニティで学校に通うことができ、生徒
たちは帰属意識を持ち、学校や学習コミュニティの大 切なメンバーとして扱われます。これは生徒が仲間と 本物の人間関係を築くのにも役立ちます。また、自己 認識、社会認識、人間関係スキルなどの重要な社会情 動的学習スキルを身につけるのにも役立ちます。
Apolloエレメンタリー5年生のクラスでJennifer Davis先 生は教室のカーペット上に集まった生徒たちと話をし ていました。その日は投票日で、先生は情報に通じた 有権者になる方法についての授業をしていました。先 生は架空のイニシアチブ、国民投票、Sasquatch氏と Lake Chelan Dragon氏という二人の架空候補者の選挙 戦を含む模擬有権者パンフレットの一部を声に出して 読み、賛成意見と反対意見を指摘しました。その後、 生徒たちは小グループに分かれてパンフレットの続き を読みました。パンフレットを読んだ後、生徒はそれ ぞれが有権者として練習用の投票用紙に記入する機会 を持ちました。
授業の後にDavis先生は、クラスにいる生徒の学力範囲 は様々で、読み書きと算数に関しては学年相応より数 学年下にいる生徒、学年以上の学力を示す生徒、IEPの 対象になっている生徒もそうでない生徒もいる、と教 えてくれました。先生は小グループで作業するとき一 緒に作業する生徒のグループを分け、全員が関係を築 き、お互いから学べるようにしています。Davis先生と 特別支援教育教師のErin Courtmanch先生は生徒全員を サポートするために協力しています。
Maywood Middle SchoolのVanHorn先生は、Erin Armstrong校長を始めとする他の教師と共に生徒たち に最高のサポートを提供するための意図的なスケジュ
ールを立てる取り組みを行ったと話しました。これら のスケジュールは、教師が協力する時間も確保されて います。その過程で先生たちは計画や取り決め調整の 為に大変な努力をしてきましたが、彼らはすでにイン クルージョン実践の利点を実感しています。
これらの実践は、全学年、学校区全体で採用されてい ます。
「インクルージョンに基づく実践は公平な教育環境を 育むために不可欠であるだけでなく、私たちが共有す る人間性にも深く根ざしています」と、学校区幼児教 育コーディネーターのLuisa Sanchez-Nilsen博士は述べ ています。「これらの実践を実証することは、背景、 能力、課題に関係なく、すべての個人が持つ固有の価 値を認識し、評価するという我々のコミットメントを 反映しています。すべての声、すべての違いが尊重さ れ、すべての生徒に成功するためのツールが提供され る空間を作ることで、私たちは教育に対する人道的な アプローチを体現しています。このインクルージョン へのコミットメントは、すべての人の尊厳に対する私 たちの信念と、誰もが所属し繁栄する思いやりのある 支援的なコミュニティを構築するという私たちの献身 を反映しています。」
Maywood
カレンダー 学校またはPTA/PTSAの行事スケジュールは下記の学校 ウエブサイトまたはPTA/PTSAウエブサイトにある最新 のカレンダーを確認してください。
学校区カレンダー: https://www.isd411.org/calendar
全校
1月20日:キング牧師の日、休校 1月23日:Reflections Artレセプション、Issaquah High School、6PM
1月27日:教員出勤日、生徒のみ休校 2月17日:プレジデンツデー、休校 2月18~21日:第2冬休み、休校 3月14日:通常授業日 4月14~18日:春休み、休校 エレメンタリー
1月24日:1学期終業 1月31日:成績表配布(Family Accessにて4PM)
Apollo
学校: https://apollo.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: http://apollopta.org
Briarwood
学校: https://briarwood.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://briarwoodelementarypta.org
Cascade Ridge
学校: https://cascaderidge.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://cascaderidge.ourschoolpages.com/
Cedar Trails
学校: https://cedartrails.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://cedartrailsptsa.ourschoolpages.com
Challenger
学校: https://challenger.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://issaquahchallengerelementarypta.givebacks.com/
Clark
学校: https://clark.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://clarkpta.org
Cougar Ridge
学校: https://cougarridge.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://cougarridgeptsa.org
Creekside School: https://creekside.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://creeksideotters.givebacks.com/
Discovery School: https://discovery.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://discoveryptsa.givebacks.com/
Endeavour School: https://endeavour.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://endeavourptsa.org
Grand Ridge
学校: https://grandridge.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://grandridgeptsa.membershiptoolkit.com/
Issaquah Valley
学校: https://issaquahvalley.isd411.org/our-school/upcoming-events
PTA/PTSA: https://www.ivepta.org/
Maple Hills
学校: https://maplehills.isd411.org/our-school/upcoming-events PTA/PTSA: https://maplehillspta.ourschoolpages.com/
Newcastle
学校: https://newcastle.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://newcastleptsa.org/
Sunny Hills
学校: https://sunnyhills.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://sunnyhillspta.org/
Sunset
学校: https://sunset.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://sunsetsockeyepta.org
1月18日:レスリング決勝戦 (Issaquah Middle School) 1月24日:2学期中期 3月19日:ISDバンドフェスティバル(Liberty High School) 3月20日:2学期終業 3月20日:教師による成績表記入日、10:55AM早退
Beaver Lake
学校: https://beaverlake.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://blmsptsa.ourschoolpages.com/
Cougar Mountain
学校: https://cougarmountain.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://cougarmountainptsa.org/
Issaquah
学校: https://issaquahmiddle.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://issaquahmiddleptsa.org
Maywood
学校: https://maywood.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://maywoodptsa.org/
Pacific Cascade
学校: https://pacificcascade.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://pacificcascadeptsa.org/
Pine Lake
学校: https://pinelake.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://pinelakeptsa.org/
高等学校
1月30日:1学期終業 1月31日:2学期始業 4月8日:第3四半期終業
Gibson Ek
学校: https://gibsonek.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://my.cheddarup.com/c/gibsonekptsa
Issaquah
学校: https://issaquahhigh.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://issaquahhighptsa.org
Liberty
学校: https://liberty.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://libertyhighptsa.com
Skyline
学校: https://skyline.isd411.org/our-school/upcoming-events/calendar PTA/PTSA: https://skylineptsa.ourschoolpages.com
学校関連の説明会
学校区のFamily Partnershipは、学校関連の説明会を開催 しています。学校区内在住の全てのご家庭が対象です。 セッションは英語、スペイン語、中国語で行われます が、必要な方には他言語の通訳も手配可能です。 Lorna Gilmour (gilmourl@issaquah.wednet.edu)までご連絡 ください。説明会の詳細は、 https://www.isd411.org/ programs-services/equity/parent-events-and-workshops をご覧ください。
Family Partnership情報イベント:生徒への各種サ ポート
1月22日、6:30~8:30PM (Zoom) 家庭で知っておきたい、学校で利用できる生徒向けサポ ートについての説明会。スクールカウンセラー、504プラ ン、ヘルスプラン、メンタルヘルスサポートなど。登録 リンクは近日公開。
8年生から高等学校へ
2月11日、6:30~8:30PM(Zoom) アメリカの高等学校システムに不慣れなご家庭向けに、 高校の単位、卒業要件、各種課外活動参加の機会、コー ス選択に関する基本情報、AP、IB、ランニングスタート など選べる学習プログラムの説明。登録リンク: https:// forms.office.com/r/MHAC2dugYQ
5年生から中学校へ
3月3日、 6:30~8:30PM(Zoom) アメリカの中学校システムに不慣れなご家庭向けに、中 学校のコース選択情報、オーケストラや合唱団などの 選択科目、保健/体育クラス、放課後スポーツやクラブ 活動、健康診断/予防接種、費用/料金、その他必要な学 用品などの説明。登録リンク: https://forms.office.com/r/ fvrrvvXLHv
ISDへようこそ:新キンダーファミリー向け
3月12日、6:30~8:30PM(Zoom) キンダーの様子、入学対象年齢、入学準備、通学手段、 昼食、費用/料金、時間、健康診断や予防接種などの基 本情報を説明。登録リンク: https://forms.office.com/r/ DgAYUzG04t
Family Connections Q&Aセッション
3月19日、午前と午後の2回、10:30AM~正午と6:30 ~8:00PM(対面)
学校区スタッフによる質疑応答セッション、学校のポリ シー、各種手続き方法、学校内連絡先やその他案内。
カルチャーイベント Tết in Seattle – Vietnamese Lunar New Year 2025年1月25~26日
Seattle Center、305 Harrison St、Seattle WA ベトナムの旧正月テトはベトナム系アメリカ人の 文化的ルーツと伝統を祝うものです。2日間にわた り参加者は芸術、音楽、体験、ベトナムならでは のパフォーマンスを通じて、ベトナムの精神とエ ネルギーを垣間見ることができます。
Irish Festival Seattle 2025年3月15~16日
Seattle Center、305 Harrison St、Seattle WA アイリッシュフェスティバルはセントパトリック スデーまたはそれに近い3月に開催され、アイルラ ンドの伝統、文化、芸術を祝い、伝統音楽、ステ ップダンス、レクチャー、系図ワークショップ、 アイルランド映画、展示など2日間に渡って催され ます。
Seattle's French Fest: A Celebration of FrenchSpeaking Cultures 2025年3月23日
Seattle Center、305 Harrison St、Seattle WA フレンチフェスタは世界中のフランス語圏の文化 を構成する伝統、風習、方言など多様性を称える お祭りです。フランスは米国の人々にとって最も 有名なフランス語圏の国として知られています が、他にもフランス語が話されている国や地域は 世界中にたくさんあります。フランス語やその他 の類似した方言は、米国、特にルイジアナ州の一 部でも話されています。
Seattle Cherry Blossom & Japanese Cultural Festival
2025年4月11~13日
Seattle Center、305 Harrison St、Seattle WA 桜と日本文化フェスティバルは何百ものパフォー ミングアーツ、武道、展示物デモンストレーショ ン、子供向けの体験型アクティビティ、料理など を通じて、日本と日系アメリカ人の文化や伝統へ の理解を深めます。
保護者教育
ティーンのコース選択 をサポートするには? Maggie Liu Skyline High School保護者
春に、私は学校区のFamily PartnershipリエゾンであるWenli Mithal氏が主催する保護者向けセミナーに出 席し、中高生のコース選択の問題について話し合いました。私がいた中国では、コース選択は大学での み経験することでしたが、ここアメリカでは、子どもたちは中学生の頃からさまざまな選択肢を持ち始 めます。どのように選択するのが最善でしょうか? 標準コースを選ぶべきでしょうか、それとも上級コ ースを選ぶべきでしょうか?保護者にはそれぞれ独自の視点があり、子どもには独自の好みがあると思 います。今日は、私の子どもの経験をお話ししたいと思います。
私たちは2018年に中国からアメリカに引っ越し、息子はPine Lake Middle Schoolの6年生になりました。標 準レベルの数学のクラスでは進歩が遅すぎると感じたので、7年生ではレベルを上げてCC7/8を、8年生で は代数1を選択しました。しかし、パンデミックの最中だった8年生の間に受けたオンライン学習は彼にと って困難であり、多くの重要なポイントをしっかりと学べなかったと感じたようです。そのため、9年生 のコースを選択する段階になったとき、彼は代数1を再受講することにしました。私としては、彼はすで に上級コースを受講しているのでそのまま前進し、丸1年かけてクラスを再受講するのではなく、弱いと ころは夏の間に復習すればよいと考えていました。この決定は彼の高校のコース計画を混乱させ、大学へ の出願にも影響する可能性もありましたが、息子と話し合った後、私たちは彼の選択を尊重することにし ました。
10年生のコース選択の時、息子は自分から11年生でIB国際バカロレアコース、12年生でIBDP国際バカロレ アディプロマプログラムコースを取りたいと言いました。息子はIBアドバイザーと相談し、準備のために 数学のコースを2つ取るなど自分の能力と興味に合わせて11年生のIBコース選択の計画を自ら立てていまし た。同じ教科の再受講は学業の進歩が遅れるだろうと私は思っていましたが、驚いたことに、再受講する という決断によって息子は勉強に対してより積極的に取り組むようになりました。息子は自分が何をした いのか、何ができるのかをより意識するようになったのです。
何が私の考え方を変えたのか?子どもたちに自分で決断させ、自分のペースで前進させてみた事が決定打 になったと思います。
まず、コースを選択を行うときは親として子どもに提案することはできますが、最終的な決定は子どもに 任せるべきです。子どもに自分で決めさせることで、子どもは尊重されていると感じ、自分の選択にもっ と気を配るようになります。何を選ぶべきか、どのように選ぶべきか、そしてその結果はどうなるのか。
子どもは自分で戦略を立てるようになります。さらに、自分で選択したので、自分の選択の結果を受け入 れ、責任を取る心構えができます。これが、子どもが後にIBDPを志し、コース選択について教師と積極的 に相談するようになった理由だと思います。
次に、子どもには個々の成長ペースがあるので彼らが直面する問題について考え、解決策を見つける時間 を与えなければなりません。私の子どもを例に挙げると、9年生で代数1を再度受講し、10年生で数学のコ ースを2つ選択することは、彼にとって自己調整のプロセスでした。この期間彼は勉強のペースを落とし、 知識のギャップを埋めました。高校の勉強リズムに徐々に適応し、学習能力が向上するにつれて、それに 応じた調整を行いました。もちろんこの選択がすべての子どもに適しているわけでありませんが、息子に とっては自分で選択したという自信をも持たせ、今後の勉強への希望に満ちたものになりました。さら に、子どもは身体的にも精神的にも発達が異なります。中学校で学習目標を明確に理解する子もいれば、 高校や大学まで自分の興味を見つけられない子もいます。親として、私たちは忍耐強く、一貫して励まし とサポートをする必要があります。
親として、子どもたちが進路を選ぶときに感じる心配や不安はよくわかります。しかし、人生とは常に選 択し、試し、適応して自分を見つけるプロセスです。上級コースを選んだからといってその後の人生が順 調になるわけではありませんし、標準コースを選んだからといって競争力を失うわけでもありません。適 切なコースを見つけて選択し、そのプロセスを経験することは、自己成長の重要な部分です。もっとコミ ュニケーションを取り、もっと子どもを信頼してください。彼らは進路選択のプロセスから一生の貴重な 教訓を得ると信じています。
これらは私が感じた事や経験の一部です。これを共有することで、同じようなジレンマに直面したり、コ ース選択に悩んだりしている他の親子の助けになればと思います。コース選択のプロセスを通じて、すべ ての子どもたちが情熱を注げる方向性と目標を見つけられることを願っています。
PTA/PTSA、ASB、ブースタークラブについて 保護者が知っておくべきことは? 各組織は何ですか?
PTA/PTSA はParent Teacher Association (PTA)またはParent Teacher Student Association (PTSA) の略で、各 校の保護者によるボランティア団体です。選出された保護者、教師、地域メンバーなどのボランティアで 構成される理事会があります。PTA/PTSAは正式な非営利団体501(c)3です。保護者、教師、地域メンバー は、PTA/PTSAでボランティアを活動を行うことができます。
ASB はAssociated Student Bodyの略で、生徒会を意味します。ASBは各学校の生徒の公式代表です。州は、 生徒の資金は生徒によって、そして生徒のために管理されるべきという考えのもとに生徒会の設置を求め ています。各学校の生徒会は、クラブやスポーツなどすべての放課後活動について決定を下します。学校 スタッフがアドバイザーとして付いています。保護者や地域メンバーはアドバイザーから特別に依頼がな い限り、ASBでボランティア活動は行いません。
ブースタークラブ は高校の課外スポーツやクラブ活動、活動を資金面で追加支援するボランティアのグル ープです。選出された保護者と地域メンバーのボランティアで構成される理事会があります。ブースター クラブは正式な非営利団体501(c)3です。保護者や地域メンバーは、ブースタークラブでボランティア活動 を行うことができます。
各組織は何をしていますか?
PTA/PTSA: 各学校には様々な形で学校をサポートするPTA/PTSAがあります。
• 生徒向けプログラムの企画
• 在校家族向けのイベントの企画
• イベントやプログラムのボランティア調整
• 学校で必要な追加リソースのための資金調達
ASB: ASBは中学と高校の課外スポーツとクラブに関する決定を下す責任があります。彼らの責任は次の通 りです。
• 生徒会代表
• 課外クラブやスポーツのためのASBファンドの管理
• 課外クラブやスポーツのためのASB募金活動
• 新しいクラブや活動の承認
• スクールスピリットの推進
ブースタークラブ: ブースタークラブは高校の課外スポーツチーム、クラブ、活動を支援するための追加 資金を調達します。
各組織はどの学校にありますか?
PTA/PTSA: すべての学校。PTA/PTSAはISDのすべての学校にあります。主催するプログラム、イベント、 募金活動は学校ごとに異なりますが、全て学校、生徒、スタッフの支援が目的です。全国組織でもある
PTA/PTSAは立法プロセスに関与できる州や国レベルでのアドボカシーと投票能力を持っています
ASB: 中高。ASBはISDの各中学校と高校にあります。課外スポーツなどの活動は中学校から始まるため、 そのための資金を主に調達します。
ブースタークラブ: 高校のみ。ブースタークラブはISDの各高校にあります。高校生の課外スポーツやク ラブは高い競争力を要し、備品、消耗品、試合のための遠征などに追加の資金を提供します。
保護者教育
なぜ資金を調達するのですか? 募金活動に参加する必要がありますか?
PTA/PTSA: PTA/PTSAは各学校を支援するための資金を調達します。資金の使い道はPTA/PTSAが決定します。資金提供 の例は次のようなものがあります。
• 図書
• 備品
• エンリッチメントプログラム
• 授業で必要な物
• アート指導プログラム
• Reflections アートコンテスト
• 生徒の基本的ニーズ/コミュニティアウトリーチ
• 学校でのコミュニティイベント(主催またはASBと提携):ビンゴナイト、ウィンターフェスト、カルチャーナイ ト、ファミリーファンナイト、ムービーナイト、アイスクリームソーシャル、アートナイトなど
ASB: ASBは学校の課外活動、クラブ、スポーツチームを支援するための資金を調達します。これには次のものが含ま れます。
• 学校イベント
• 必要な道具
• 備品
• ユニフォーム
• スポーツ審判員
• クラブ/スポーツ登録料
ブースタークラブ: ブースタークラブは学校区が提供する基本的な資金を超えて、学校の課外活動、クラブ、スポー ツチームを支援するための資金を調達します。これには次のものが含まれます。
• 必要な道具
• 備品
• チーム用具/ユニフォーム
• チームの食事
• 施設改善や改修費用
• クラブ/スポーツ登録料
• 遠征旅費
募金活動への参加は任意です。強制参加ではありません。
料金を支払う必要がありますか?
PTA/PTSA: PTA/PTSAが主催する学校イベントやプログラムでは、お子様が参加するための別途料金は通常発生しませ ん。一部PTAでは入場料が必要な学校外でイベント(アイススケートやパンプキンパッチ訪問など)が催されます。
ASB: 生徒は入学時に自動的にASBの限定会員と認定されます。お子さんが学校で課外スポーツやクラブ、または課外 活動に参加することを計画している場合は、正会員資格を得るために年会費を支払う必要があります。正会員には、 スポーツイベントの入場無料や割引、学校で行われる公演の入場割引、およびその他のイベントにも参加などの特典 があります。ASB年会費は、中学校35ドル、高校60ドルです。会費は、学校のオンラインポータルから支払うことが できます。ASB会費を支払う余裕がない場合は、お子様のオフィスに連絡して、会費免除や補助についてお尋ねくださ い。
ブースタークラブ: お子様が学校の課外スポーツ、アクティビティ、クラブに参加するために、ブースタークラブ に料金を支払う必要はありません。ただし、学校によっては、参加費として別途料金を直接学校に支払う場合があ ります。
入会する必要がありますか?
PTA/PTSA: PTA/PTSA入会の義務はありませんが、入会すると学校、生徒、教師を支援するさまざまな活動に参加で き、PTA/PTSAが行うさまざまな決定について投票権と発言権を得られます。入会する場合、PTAに年会費を支払いま す。経済的に会費を支払う事が難しい方は、学校のPTAに連絡して会費免除または補助を申請できます。入会方法は学 校のPTA/PTSAのウエブページから、または紙の申込書に記入して提出することもできます。
ASB: 各学校の生徒は全員自動的にその学校のASBの限定会員として登録されます。生徒は、正会 員になるためにASBの年会費を支払う必要があります。保護者や地域住民は入会できません。
ブースタークラブ: 高校のブースタークラブに入会する義務はありませんが、各クラブへの割り当て資金は会員にな っている保護者の数によって決まる場合があります。もしお子さんが課外スポーツやクラブ、または活動に参加して いる場合、参加している活動、クラブ、またはスポーツに提供される資金を増やすためにブースタークラブへの入会 を求められる可能性もあります。入会は学校のブースタークラブのウエブサイトからできます。
PTA/PTSA: はい!すべての学校のPTA/PTSAは保護者とコミュニティのボランティアの皆さんを歓迎しています! ただ し、一部のPTAプログラムやイベントにボランティアとして参加するには、PTAに入会する必要があります。教室や 図書館で教師の補助としてボランティアをする場合、PTA会員である必要はありません。授業が行われている時間帯 にボランティアを希望する保護者は、全員事前に学校区のボランティア登録申請書を提出する必要があります。
ASB: 遠足の付き添い、パーティーや表彰イベントのサポートなど、保護者の手助けが必要な場合があります。お子 さまのASBをサポートしたい場合は、ASBスタッフアドバイザーにお問い合わせください。
ブースタークラブ: はい!ブースタークラブは保護者や地域のボランティアによって支えられています。ボランティ アのお手伝いが必要な募金活動はさまざまです。お子さんが学校のブースタークラブから資金援助を受けている課外 スポーツ、クラブ、または活動に参加していると、一定時間のボランティア活動を求められる可能性があります。ス ポーツイベント時の売店や、スピリットウエアなどを販売するボランティアを依頼されることもあります。
さらに詳しい情報を得るには誰に連絡すればよいですか?
PTA/PTSA: 各学校のPTA/PTSAはそれぞれ独自のウエブサイトをもっています。 https://www.isd411.org/getinvolved/ptsaに学校のPTA/PTSAのウエブサイトリストがあります。詳細は学校のPTA/PTSA会長に連絡するか、担任 または学校オフィスにお問い合わせください。
ASB: 詳細は各学校オフィスにお問い合わせください。学校のASBアドバイザーが誰であるか、そして彼らに連絡す る方法も尋ねることができます。
ブースタークラブ: Issaquah High School: www.ihsboosters.org
Liberty High School: www.libertyhighboosters.org
Skyline High School: https://skylineboosterclub.sportngin.com/
各種リソース 学生アスリートに健康的な選択の力を: 薬物乱用のない生活へ、コーチと保護者ができること Marnie Maraldo
Influence the Choiceエグゼクティブディレクター 私たちは親として、子どもたちに健康的な選択をする強 くて責任感のある個人に成長してもらいたいと望んでい ます。特に学生アスリートにとって10代というのは重要 な時期です。彼らはフィールドの内外で独特のプレッシ ャーに直面しています。10代の若者、特にスポーツをし ている若者にとって、アルコール、薬物、健康について の正しい選択は、彼らの生活に永続的な影響を与える可 能性があります。これには運動能力、個人の成長、将来 の機会が含まれます。だからこそ私たちはProtect Your Gameという新しいプログラムを提供できることを嬉しく 思っています。このプログラムはコーチが学生アスリー トに影響力のある会話を定期的に与えることで、アスリ ートたちの生活の中で有害な習慣に頼らない選択を行え るように導くためのものです。
このプログラムは学校区のコーチ向けにInfluence the Choiceが開発したもので、飲酒や薬物乱用のリスクと、 それを使用しないことの利点についてアスリートを教育 することに焦点を当てています。さらに、このプログラ ムはコーチに、メッセージを率直かつ前向きな方法で強 化する力を与えます。各練習の最後に行う短く焦点を絞 ったトークを通じて、コーチはアスリートの心に響く実 践的な予防のヒントを提供することができます。これら の短いトークでは、未成年者の飲酒リスクや薬物乱用が 運動能力に与える影響など、重要なトピックが取り上げ られます。追加トピックは、薬物乱用関連の緊急事態で 助けを求める10代の若者を保護する「善きサマリア人 法」についてです。
ティーンの健康面でコーチが主要なメンターになる 方法
学生アスリートはコーチをロールモデルと見なすことが よくあります。彼らはフィールドの内外で行われるコー チの指導を信頼しています。コーチの言葉はアスリート の選択にポジティブな影響を与える力を持ちます。その 影響力を利用したこのプログラムは、まずコーチにわか りやすい予防メッセージを提供し、健康的な選択をする ことはパフォーマンスを向上させるだけではない、とい うことをアスリートに伝えてもらいます。そのメッセー ジは彼らが自らの目標を達成し、健康を守り、未来を守 る助けにもなります。
社会環境における説明責任と賢明な選択の奨励 私たちは、社会的同調圧力が10代の若者の薬物やアルコ ールに関する選択に大きな役割を果たしていることを知 っています。このプレッシャーは、ホームカミングやチ ームのお祝いなどのイベントでは強くなります。このプ ログラムはこれらのプレッシャーに正面から取り組みま す。学生アスリートは事前に計画を立て、協力的な友人 を選び、自分自身とチームメイトに責任を持つことが奨 励されています。彼らは、アルコールや薬物を避け、自 分のいる社会で賢明な選択をするための戦略を身に付け ています。
親も重要な役割を果たしています コーチの言葉は信頼できるものですが、親のサポートも 同様に不可欠です。家庭で子どもたちとコーチからのメ ッセージについて話すことで、これらのレッスンの重要 性が強調されます。薬物乱用と健康についての会話は、 不快である必要はありません。話し合いは力を与えてく れます。親はコーチのメッセージから何を学んだかを尋 ねることができます。そして質問や懸念を共有するよう 子どもを励ますことができます。
Influence the Choiceと共に力強い健康的な未来を 築く
このプログラムが最終的に目指すものは、学生アスリート 達が人生のあらゆる分野で成功するための準備をすること です。コーチの指導と保護者のサポートにより、彼らは自 分の健康を優先し、自分の体を尊重し、自己の目標に沿っ た選択をすることを学びます。このプログラムは責任と配 慮の文化を創造することにより若いアスリートが課題を乗 り越え、健全な決定を下すように促すためのリソースをコ ーチに提供する手助けをしています。
私たちはすべての保護者の皆さんに、この使命に共感 し、家庭でこれらのメッセージを強化し、学生アスリー トが健康や幸せと共に目標に集中できる良い選択を行う ための支援をして下さるようお願いしています。皆で一 緒に10代の若者たちがフィールドの内外で成長できるよ う支援をすることができます。
このプログラムの実践的な構造により、コーチは深刻な 問題を協力的で親しみやすい方法で提起することができ ます。コーチは講義をするのではなく、実践的なヒント を提供します。ヒントにはパーティーなどで素面でいる 方法、友人の薬物乱用の兆候を認識する方法、および自 己の目標に沿った選択を行う方法が含まれます。アスリ ートはこれらのメッセージを定期的に耳にすることで、 大人から批判されたり意見を押し付けられていると感じ ることなく、適切な意思決定の基盤を構築することがで きます。
Influence the Choiceは、若者の薬物乱用防止の活動に特化 した組織であり、地域内外の若者が将来に向けた強い基 盤を築く力を与えることに尽力しています。
(www.influencethechoice.org)
The Garageは、ティーンの子たちが集まって コーヒーやスナックと一緒にゲーム、音楽、 テレビ鑑賞、イベント企画など様々な事が楽 しめる空間です。
また、ケースマネージャーやメンタルヘルス セラピストも常駐しています。
すべて無料です: スナック、イベント参加やその他サービス
月~金曜、3~7PM
235 1st Ave SE, Issaquah, WA 98027 issaquahteencafe.org
GREAT CAREERS - エ キ ス ポ -
2025年2月27日(木)
ISDの9~12年生のみ対象 www.isd411.org/cte/great-careers
フィールドトリップ許可 フォームと詳細はこちら:
ベルビューカレッジの見学 OJTトレーニング、見習いプログラム、軍 隊、資格認定プログラム、2年制プログラムを 持つ大学などの説明を聞くことができます 送迎と昼食が提供されます フィールドトリップ許可フォームの提出期限 は2月13日(木)
カウンセリングサービス The Circleではカウンセリング サービスを提供しています。 ご家族の誰かがカウンセリン グを必要としている場合は、 次のフォームに記入してくだ さい:https://www.thecircle-wa. org/event-details-registration/ new-counseling-service-inmultiple-languages ニーズに的 確に対応するためにこちらからご連絡差し上げます。 この無料サービスは多言語で提供され、プライバシー は守られます。
この地域に不慣れですか? 助けが必要ですか?
食事、家賃、光熱費、インターネット、電話、衣 料品、育児、保険、英語教室など生活関連の援助 について質問がある場合はお問い合わせくださ い。
THE CIRCLEでは小学生を対象に家庭での言語や文 化をさらに深く理解するためのクラスを提供して います。詳細についてはウエブサイトのカレンダ ーをご覧ください: https://www.thecircle-wa.org/.
THE CIRCLEへの連絡方法は?
電話/テキスト: 425-414-4999
Eメール: CONTACT@THECIRCLE-WA.ORG
住所: 160 NW GILMAN BOULEVARD, SUITE 326, ISSAQUAH, WA 98029 フェイスブック: THECIRCLEWA インスタグラム: @THECIRCLEWA
コミュニティリソース ご家族で経済的困難に直面している方、この地域にはあなたを支援するための団体があります。まず Issaquah Food and Clothing Bankへの登録をお勧めします。月2回の食料品支援は毎月の食費負担を減らせます。これにより予算に余裕が生 まれ、他の出費に充てることができます。フードバンクが提供する食料品は日々変化しますが、新鮮な野菜や果物、パス タやシリアルなどの乾物、ツナ、スープ、豆の缶詰などは常に取り揃えています。牛乳、卵、冷凍肉、パンなどがある時 もあります。必要な方にはおむつ、おしりふきなど、基本的なパーソナルケア用品を揃えたトイレタリークローゼットも ご利用いただけます。
さらに経済的支援が必要な方には、以下の団体が追加支援を提供できる可能性があります。一部のプログラムは居住地に よって制限されており、また特定の時期にしか資金が提供されないプログラムもあります。詳細は各団体のウエブサイト をご確認ください。
食料品支援 Issaquah Food & Clothing Bank
• 登録:https://issaquahfoodbank.org/services
• 隔週で食料品の受け取り(179 1st Ave SE、Issaquah、WA 98027)
• 受け取りスケジュールを確認してください:https://issaquahfoodbank.org/client-service-hours
• 受け取りの日は、1~7PMまで営業しています。時間帯によっては建物に入る前に順番待ちリストに名前を載せる必 要があります
• 受け取りに収入や住所の証明を提示する必要はありません
Issaquah Meals Program
• Community Hallで夕食提供180 East Sunset Way、Issaquah 98207
• 日時は、ウェブサイトで確認してください: https://ccsww.org/services/issaquah-meals/
KidVantage
• おむつ、粉ミルク、サイズ12までの衣類、および12歳までの子供用の必需品を支給
• リクエストフォームで申し込み、Issaquah Food Bankでの受け取りになります
• リクエストフォームはRobin:robin@issaquahfoodbank.org 充てにメールを送信するか、Issaquah Food Bankに直接お 越しください
Issaquah Community Services
• Issaquah学校区に住む個人や家族への支援
• サポートが必要な方は、オンラインフォームに記入してください: https://www.issaquahcommunityservices.org/
Hopelink Energy Assistance Program
• 特定の時期にのみ予約を受け付けています
• 最新の受付状況については、ウェブサイトをご覧ください: https://www.hopelink.org/programs/energy/
PSE Home Energy Lifeline Program (HELP)
• 最新の受付状況については、ウェブサイトをご覧ください: https://www.pse.com/en/account-and-billing/assistanceprograms/HELP
Issaquah Community Services
• Issaquah学校区に住む個人や家族への支援
• サポートが必要な方は、オンラインフォームに記入してください: https://www.issaquahcommunityservices.org/
Hopelink Financial Assistance Program
• 提供エリア内にお住まいかをウェブサイトでご確認ください:https://www.hopelink.org/programs/financial-assistance/
• ウェブサイトの指示に従って支援を申請してください。現在Hopelinkは予約の為の連絡を抽選で選んでいます.
St. Vincent de Paul
• サポートが必要な方は、オンラインフォームに記入してください:https://svdpseattle.org/get-help/
• ヘルプライン電話:206-767-6449
Issaquah Food & Clothing Bank -
• 平日(月~金)の9AM~3PMの間、ボランティアが必要なリソースを探すお手伝いをします
211 Community Resources
• 211は、州全体のリソースとあなたを繋げます
• 2-1-1に直接電話
• 211のウェブサイトを検索: https://wa211.org/
Issaquah Community Services リソース
• リソースリストから、必要な支援機関を探すことができます: https://www.issaquahcommunityservices.org/resources/
学校区内の学齢期の子どもたちを対象に、学校が短期休みの間に食べられる子ども 向け朝食やランチ、スナックを提供しています。食のニーズに合わせたオプション もあります。
交通手段や健康上の理由などでフードバンクに来られない方向けに隔週1回配達を行い ます。以下の郵便番号にお住まいの方(98027、98029、98059、98074、98075)が対 象です。
フードバンクのプログラムとリソースに関する詳細: issaquahfoodbank.org.
私たちの カルチャー
教室を超えて: 家庭で学校カリキュラムにつ いて話し合うことの重要性 Noreen Awan ISD保護者
親が子どもに学校での一日について尋ねると、たいてい 「良かった」「何もない」「わからない」といったシン プルな答えが返ってきます。彼らがそれ以上のものを親 と共有することや、学んだ特定の科目について話すこと は滅多にありません。多くの場合私たち親も子どもに尋 ねる時間がありません。あるいは本当の意図や意味もな く尋ねてしまう時もあります。私たちの学校はますます 多様化しています。私たちが長年にわたるグローバルな 視点の妥当性に疑問を持ち始めている今こそ、家庭で目 的をもった的確な話し合いをする時です。
教室で生徒たちは彼らにとってまったく新しいテーマに 触れる事がよくあります。また、生徒が授業で学んでい ることに対して、個人的または家族的なつながりを持っ ている場合もあります。さらに重要なことは、生徒が授 業で提示されていることやカリキュラム自体に書かれて いることに同意できないかもしれないということです。
生徒がそのテーマに個人的なつながりを感じるとき、そ れは家庭での会話を始める絶好の機会です。
より文化的に適したセンシティブなカリキュラムへの 移行という私たちの懸命な取り組みが進むと同時に、 教室で重要な役割を果たすのは生徒たちの個人的およ び文化的経験だということを認識しておかなければな りません。逆にカリキュラムや授業で偏見やこれまで 反論されていなかった長年の偏見を強調する物語にさ らされる場合もあります。また、生徒はこれらの視点 に同意しなかったり、否定的な影響を受けたりするこ ともあります。多くの場合教室内で対立する意見と向 き合うことは、偏見や差別に対抗するのに役立ちま す。
家庭で世界や歴史の出来事について話し合うことは生徒 が教室で積極的に学び、授業に参加できるようにするた めに不可欠です。私たちは生徒が自分の文化、歴史、そ して彼らにとって個人的な出来事を認識できるようにす る必要があります。授業中に手を挙げて自分自身を擁護 したり、個人的な歴史を共有したり、教室で教えられて いることを修正したりするように促すのは簡単ではない かもしれません。しかし、安全な空間と彼らをよりよく 教育するためのツールキットを作ることは重要な第一歩 です。家庭での基礎構築は生徒の世界に関する知識を構 築するだけでなく、批判的思考のスキルを養う助けにな ります。
まず、議論やさまざまな意見を受け入れることが出来る 空間を作りましょう。時事問題や世界の出来事に触れさ せてください。歴史を学びながら意見のバランスを取り ます。信頼性の高いニュースやポッドキャストの視聴を 勧めてください。生徒が陥りやすい偏見や偏った視点に 注意するようにしてください。議論を行うための安全な 空間を作ることで、彼らは授業で提示される難しいトピ ックに取り組むための準備が整い、十分な知識を身につ けることができます。目的は、積極性を持ち、共感度の 高い文化的に敏感な学習者を育成することです。
保護者の方もお子さんのシラバスに目を通してカリキュ ラムについて学んでください。彼らが教室で学習してい るトピックやイベントについて、年齢に応じた質問をし てみましょう。彼らがそれについて何を知っているかを 尋ねてください。会話の方向性は決めずに、お互いに質 問しあえるようにしましょう。そのテーマが家族や国に 及ぼした影響をあなた個人または家族の歴史を交えて共 有してみましょう。
共感と理解を生み出すためにテーマの人道的な側面を 探してください。困難や経験したトラウマについて話 すことにオープンになりましょう。前向きな変化を求 める運動を主導した偉人について話し合います。子ど も達がそれぞれの歴史的イベントが及ぼした影響とそ れに関するさまざまな視点を理解する手助けをし、情 報と知識を得られるようにします。
疎外されている人々の声を中心に会話を展開しましょ う。多くの場合現在も直面し続けている彼らの制度的障 壁について話してください。障壁には人種差別、植民地 主義、至上主義のイデオロギーなどが含まれます。意識 を高めることで子どもたちはこれらの問題に精通するこ とができます。また、障壁を取り除き、変化のためのシ ステムを作るのに役立つ市民になるように動機付けをす ることもできます。
生徒たちに家庭で有意義な会話をするように促すこと は、自分自身や他人の生活をよりよく理解するための 確実な入り口です。この基盤を作ることで自分のコミ ュニティだけでなく、彼らが住むより大きな世界にお いても観察力、洞察力、積極性を身につけられるよう 願っています。
日本を知る Yasuka Claiborne
Pacific Cascade Middle SchoolとIssaquah High School保護者
みなさんは日本と聞けば何を一番はじめに思い浮かべま すか?お寿司やラーメン、ポケモンでしょうか?今回、 この記事を書く機会をいただいたので、日本はどんな国 なのか、その文化や私個人が思い出に残っている伝統行 事をご紹介します。
食文化
日本はアジアに位置する海や山に囲まれた島国です。魚 介は新鮮でお刺身やお寿司は本当においしいですし、四 季折々の旬の食材を使った料理を一年中楽しめます。ま た味噌や醤油など発酵食品も多く、和食は健康的なのも 特徴的です。小学校では栄養バランスのとれたメニュー が毎日日替わりで手作りされる給食が提供され、学校に お弁当を持っていく必要はありません。アメリカで日々 お弁当を用意する身としては、日本の学校給食が本当に 恋しいです。
豊かな自然環境
日本は山や川も多いので、ハイキングや釣りも楽しめま す。日本一高くて美しい富士山を含め火山が多いため、 温泉が日本中に豊富にあります。その反面、地震も多く なるのが厄介な問題なのですが。また四季があるので、 春は花見、夏は海水浴、秋は紅葉狩りや秋の味覚、冬は 雪景色やスキーなど季節の移り変わりを楽しめます。ワ シントン州にはMt. Rainerがありますが、その形は富士山 に本当によく似ています。春にU Wで桜並木をくぐり抜 けてMt. Rainerを見るとき、私はいつも日本を思い出しま す。
近代と伝統の融合
東京をはじめ日本も近代的な都市が多いのですが、京都 のように1200年以上もの歴史がある街もまだ存続して います。寺院、神社やお城は日本各地にあり、異国情緒 を求めて世界中から多くの観光客が訪れます。伝統文化 として茶道、花道、歌舞伎や相撲、また武道として柔道 があります。現代文化として、ポケモンやトトロなどに 代表されるアニメや漫画、任天堂やプレイステーション でのゲームも世界的に人気があります。テクノロジー分 野ではトヨタやホンダなどの自動車産業、産業用から家 庭・介護用にまで至るロボット技術、そして家電分野で も高い技術力を持っています。
交通、住宅、治安事情 日本はカリフォルニア州よりも小さい土地に、アメリカ 人口の約3分の1の人々が住んでいます。また山が多いの で国土の約30%にしか人が住めません。どれだけ人口 密度が高いかお分かりいただけるでしょうか?アメリカ のような大きな家は多くありませんし、高層住宅も多い です。電車やバスなどの公共交通機関が発達しているの で、車がなくても日本中いろんな場所に出かけることが できます。また徒歩圏内にたくさんのお店があります。 世界一と言われるほど治安が良く、安全で便利なので、 親の同伴がなくても子供だけで公園で遊んだり、買い物 に行ったりできます。日本人はおもてなしの精神が強い ので、もし日本に旅行に行って道に迷ったとしても必ず 誰かが手を差し伸べてくれると思います。
思い出に残る伝統行事
一年を通してユニークな行事が日本にはありますが、私 が子供の頃に一番思い出に残っているのはお正月です。 日本では1月1日から3日の三ヶ日のお正月をお祝いしま す。我が家では年末の12月31日にまず年越しそばを たべるところから始まりました。そばは長いもの、つま り長寿を象徴しています。そして夜中に108回の除夜の 鐘が響きます。仏教では人間は108の煩悩を持っている とされ、それを打ち消すために108回鐘を鳴らします。 元旦になると、家族で新年の挨拶をしてからお雑煮やお せち料理を食べます。おせち料理とはお正月だけに食べ る伝統的な料理で、縁起のよい食材を使った見た目にも 華やかな料理です。お雑煮は地方によって作り方が違う のも特徴です。関西出身の我が家では白味噌仕立てに丸 餅、丸い人参や大根などが入っていました。食材を丸く するのは角が立たずに円満に過ごせるようにという願い がこめられています。そして家族でゆかりのある神社に 初詣に出かけ、新しい1年がよい年になるように願い事 をします。子供の最大の楽しみは、親族やご近所の方か らお年玉をもらうことです。お正月は家族が健康で幸せ な一年を過ごせるようにお祝いする神聖で特別な時間で はないかと思います。
この1時間のイベントでは軽いランチを 友人の方と楽しみながら、皆さまのサポ ートがどの様な形でISD全27校に在籍す る生徒達の新しい機会への扉を開いてい るのかという話を聞くことができます。