PRAXIS2017

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TEACHING STAFFS

62


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学 生 有 志 に よ る

デザインプロジェクト

02

環 境 ・ 建 築 デザイン学科の

私が学んだこと

01

考えたこと

とは

2016 年 の ミ ラ ノ サ ロ ー ネ 出 展 に 向

D e si g n So il は プ ロ ダ ク ト デ ザ イ ン 学 科 を 中

け て の 制 作 の テ ー マ は g eog ra p hy 。

心とした学生有志によるデザインプロジェ

geogra phy には、地形、 地 理 学 、 間

ク ト。 国 際 家 具 見 本 市 ミ ラ ノ サ ロ ーネ に 6 アイディア出しの様子

取 り と い う 意 味 が あ る。 家 具 に と っ

年 連 続 の 出 展 、 ま た 企 業 と の 商 品 化な ど、

ての geog r aphy= 間取りで あ る と 捉

大 学 と い う 場 所 で 実 践 的 な テ ー マ に取り組

え、空 間 を 完 全 に 区 切 る こ と な く ゆ

む 。 ( h t t p :/ / www.d e si g n so i l.j p )

る や か に 場 所 を 切 り 取 り、居 場 所 を

私 は 2 0 1 5 年 よ り D e si g n so i l に 加 入し、家

作り出す、屋根に着目した家具を考

具のデザイン、制作を学んだ。

えた。 自 分 の 考 え た も の が 空 間 に ど

試作

のよ う に 影 響 す る の か、 実 物 大 で 体

貫の位置と座面形状のスタディ 577

感できることは、いつも 1 0 0 分 の 1 といった小さなスケールで制作を行っ て い た 私 に と っ て 、 非 常 に楽 し く 貴 重な経験だった。

385

600

215

1525

900

25

製作中の様子

完成写真 ( 1)

03

完 成 写 真 (2 )

海外の展示会 へ の 出 展

D es ignSoil のコレクション g eog ra phy

は 2 0 1 6 年 の ミ ラ ノ サ ロ ー ネ 期 間 に 開 催 さ れ る V ENT UR A L A MB R A T E 2 0 1 6 に出展。世

界 中から人が訪れる展示 会 で 、 自 分 の 作 品 を 展 示 し 、 自 分 の 言 葉 で 説 明 し 、 意 見 や 感 想 を 聞 く こ と が で き た 。 ミ ラ ノ サ ロ ー ネ に 出 展 す る 人 は 、 プ ロ の デ ザ イ ナ ー の 方 々 か ら 私 た ち の よ う な 学 生 ま で 様 々 で あ る 。そ れ と 同 じ よ う に 会 場 に 訪 れ る 人 も 様 々 で、中 に は 子 ど も を 連 れ た 家 族 や、犬 の 散 歩 つ い で に 立 ち 寄 っ た よ う な 人 も い た。 ど の よ う な 人 で あ っ て も 作 品 に 対 し て 意 見 や 感 想 を 述 べ て い く。そ こ で 感 じ た の は、日 常 の 中 に 当 た り 前 の よ う に デ ザ イ ン が 存 在 し て い る と い う こ と 。 日 本 で は ま だ ま だ 暮 ら しの中にデザインが浸 透 し て い な い こ と を 改 め て 実 感 し た 。

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作業風景

キッチン

ダイニング

間で光は少ししか 獲得できないのに もかかわらず、和 室という演出のた めだけか、障子が 設けられていて、 光を弱くし、窮屈 さを感じた。

浴室

実測 2015年11月13日

・廊下からキッチンへ 行くときに押入れの壁 とシンクの間が狭くて 通りずらかった。 ・天井が低く圧迫感が あった。 ・カーペットや天井、 壁紙など染み付いた汚 れが目立った。

脱衣 ・洗面室

押入れ

和室2

W.C

和室1 押入れ 押入れ

仏間

で仕切られていて 、プライバシーが なかった。

床の間

+100

着工 11月14日∼

・南側半分は施工前か ら少し解体されていて 、床や天井もないスケ ルトンの状態だった天 井や床から配管がむき 出しになっていた。

±0

外階段

・押入れは必要以 上に多かった。

フリースペース

・床の間や仏間は 必要がなかった。

押入れ

バルコニー

端材の廃棄・再利用分別 11月20日

N

BEFORE

AFTER

根太張り 11月21日∼

光を感じる ダイニング・キッチン 水回りは固定して、ダイ ニングになる部分をそれ ぞれの個室と向き合う形 で南方向に置き換えた。 そうすることで、それぞ れの個室から直接共有部 にアクセスすることがで きるようになり、朝は個 室側から日の光が食卓に 漏れ、夜は個室の電気が 漏れ、互いの気配を感じ ることができる。

床下地完成 ∼11月30日

・洗面室

ダイニング

個室 1 W.C

フリースペースは 工房として

個室間仕切り壁完成 2016年1月21日∼

採光を得られるよう に窓側に配置し、身 の丈にあった、居心 地の良い個室になっ た。積み重なった箱 は個室、共有部とも に収納となる。

個室 2

脱衣

リビング

押入れ

天井や床からむき出しに なった水道管、ガス管を 保護し、もともとの元々 の広さを生かして現場に かなり近い工房として利 活用している。また、北 側の居住部に埃が行き届 かないように、新しく扉 を付けた。

身の丈サイズの 個室

個室 3

キッチン 浴室

みんなのたまり場 いつも賑やかな リビング

く つ 棚 +100

±0

外階段

+100

各個室が共有する大きな壁である箱が 見せる収納としての機能を持ち、プラ イバシーを確保し、個室の拡張させ、 さらに一人ひとりの個性を れ出させ ている。

玄関を上がって、靴 箱を過ぎればすぐに リビングが現れる。 そこは住人同士だけ でなく、大学の友達 を呼んで集まってい ることも多く、誰が 住人かわからなくな るくらい常に賑わっ ている。

±0 工房

押入れ

バルコニー N

2階平面図 (s=1/200)

北側壁仕上げ 2月11日∼

北側床仕上げ 2月22日∼

竣工 2月29日

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リビングは広く、以前からあった家具が綺麗に残って おり、人が大勢集まれる場所ができた。


ある規格によって作られた箱は少しずつずれながら積 層しているため、空間に立体感を生んでいる。

解体時はたくさんの人が興味を持って手伝いに来てく れ、ワイワイしながら。

解体前の様子。和モダンな雰囲気で昔ながらの家とい う印象を受けた。

renovation

積 み 重 な る 箱

空 き ビ ル

ビルの外観。当時はまだ誰も住んで いなかったため人影を感じない。

58


グループワークで議論白熱

できた模型がうまくできたかチェック

時には班を超えて作品を見せ合うことも

初めての設計課題に悩む一年生 最終講評後はみんなでテラスに出て集合写真をパシャり

)

)

)

(19:00

)

(

(月) ― / (木)

24 ( )

14:30

)

(

15

)

14:30

(

15

17:30

(年 ( )

(

10:00 11:00 12:00 13:30 18:00 19:30 20:00 -

(

8 / 22 (

) 10:00 19:00 -

)

23 (

25 (

-

20:00 -

26 (

) 10:00 13:00 14:15 15:45 19:00 -

)

20:00 27 (

)

20:00 -

28 (

)

) 10:00 19:00 -

)

29 (

30 (

-

) 10:00 -

31 ( 9/ 1(

11:30 13:00 14:15 15:45 16:00

18:00 19:00 -

)

)

・ ・ ・

先輩後輩で雑談したり

最後は各班成果物の発表 ・ 講評を

図面や模型をひたすら作って 発表前にみんなで最終確認


-

私 の 普 通 が 個 性 に 感 じ る 時 ︒

W o r k s h o p i n K a n k y o l a b 2 0 1 6

Photo:

Tanaka Sachie / Tani Ryuya /Dohi Hiromu / Fujihara yuuki/Yamakado Hisaaki

Tatsumi Hiroyasu / Yamakado Hisaaki

Design :


1,200 100 90

410

87

2,431

1,414

410

410

50

9.1189゚

1, 32

3

90

90

85

410 410

2,000 2,611

2,006 1,013

3,136

58.5657゚ 18 3.25365

1,900

450

950

410

1,474

1,167

862

100 90

87

1,000

2゚

裏板 (補強壁) 90

500

90

55 3. 8

78

55 89

調整パッキン

80

0


1510 2500 630 360 90 1000 A

1000

1100

2000 A

1900


枠の向こうとこちら側、 互いに異なる空間が生まれる。 ©Keishirou YAM ADA

囲みがあると空間が生まれる。 空間があると人が集まる。 人が集まると場ができる。

枠と枠とが重なるたびに空間は増殖し、 外部空間にまで連なっていく。

切れ続く空間の中に複数の場が生まれ、 それらが心地よくゆらぎながら関係しあう。

「n L DK 」の「 n」を「 n / f 」に 変 え る 。 すなわ ち 、 固 定 的 な 個 室 群 を 居 住 者 の 関 与 で 決 ま る「n / f 」と い う 「 ゆらぎ」を有する場所の集まりに転換する。 子どもの 居 場 所 は 自 分 の 個室 と は 限 ら ず 、キ ッ チ ン や 床 の 上 、廊 下 、小さな段差など、あらゆるところが「わたしの場所」になる。 お母さん も お 父 さ ん も 同 様に 、 自 分 の 好 き な 場 所 を つ く る こ と が で きる。 これは、 そ ん な 自 由 で 創 造的 な 住 み こ な し を 可 能 と す る 生 活 の 場 の 提案である。

GOOD DESIGN AWARD 2016 受賞決定

Second meeting

BELLTREE suma Room 203

収納部分の増設、仕上げ材についてなど

OPEN HOUSE

AWARD CEREMONY

ディテールデザインの検討

Application Oct 28

Sep 29

Apr 30 - May 1

Mar 3

G O O D D E S IG N A WARD 2016 Oct 28 - Nov 3

実施案模型 1/20 の作成

landsat inc. にて実施設計 サニタリー スペース

インナーテラス

UB (既存利用)

PS PS FL±0 FL+150

LDK FL+150

上部 AC

玄関 FL+75

室外機

FL±0

FL+50

GOOD DESIGN EXHIBITION 2016

FL+150

Total Entries: 4,085 Awarded Entries: 1,229 Awarded Companies: 818 53

上部AC

©K

e is h

ir o u

FL±0=SL+30

YAM

AD

A

改修後平面図 S=1:200

室外機


B E L L T R E E s uma R oom 2 0 3 R en ov a t i on P ro ject プロデューサー 大和船舶土地株式会社 代表取締役 鈴木祐一 ディレクター・デザイナー 神戸芸術工科大学プロジェクトチーム 坂上みなみ・花田佳明・川北健雄 + 有限会社ランドサット 安田利宏

3年生後期の実習課題で設計した、BELLTREE 須磨 203 号室の改修案が実施案として選ばれ、実現に至った。 従来の3つの個室に換えて、アクティビティの拠り所となる家具状の間仕切りにより、3次元的にゆるく囲まれた空間的特徴の異なる いくつかの「場」 を 設 け、現 代 の 多 様 な ニ ー ズ に 応 え る 可 変 性 の 高 い 空 間 を つ く っ た。同 時 に、光 と 空 気 の 流 動 性 を 確 保 し、外 部 と 連 続 し た 自 然 な 住 ま い 方 を 可 能 と す る ことで、狭い空間ながらも住む楽しさが感じられる住居を計画した。 ま た、住 み 手 が 自 由 に 場 を 選 べ る 仕 掛 け を 随 所 に 施 し、従 来 の 個 室 を 数 え る「nLDK」と は 違 う 新 た な 間 取 り の タ イ プ を 実 現 さ せ、今 後、様 々 な 展 開 が可能なひとつのリノベーションモデルとして提示したこの実施案は、2016年グッドデザイン賞を受賞した。 © K ei s hi r o u Y A MA D A

インナーテラス 亜鉛メッキ鋼鈑

ミラー取付け

上部レンジフード

最終講評会

PS 天井換気口

可動棚

上部換気扇

+ 400

上部棚

可動棚

洗濯パン

脱衣スペース

+ 400

可動棚

上部棚

可動棚

シューズラック 設置可能スペース

WC

床置式 AC

バルコニー

玄関

±0

+ 200

可動天板

+ 100

フリースペース1

フリースペース2

START

ウッドデッキ ハンガーパイプ

ハンガーパイプ

+ 300

▲ 現場にも足を運び、解体・墨だし・施工の各段階の様子を目にした Jan 15, 2016

PS

UB1116

タオルハンガー

±0

室外機

First meeting

洗面化粧台

Dec 15

上部 AC

課題提出時平面図 S=1:200

Aug 22, 2015

BELLTREE su ma Room 203 R e nova t ion Proje c t

3回生後期実習課題

before

サニタリー

PS

実 施 設 計 案 に 決 ま り 解 体 工 事 が 済 ん だ 段 階 で、ト イ レ の 配 置 が 変 更 で き な い こ と が 分 か り、ま ず は そ の 問 題 を 解 く こ と か ら 始 ま っ た。ト イ レ の 配 置 を 変 え ず に 課 題 提 出 時 の よ う な 回 遊 性 を 維 持

UB1116

WC

LDK

す る た め 再 度 デ ザ イ ン を 練 り 直 し、以 下 の よ う な 水 廻 り の プ ラ ン を 提 案 し た 結 果、採 用 さ れ る こ

PS

玄関

ととなった。

お風呂使用時

トイレ使用時

和室

和室

押入

洋室

改修前平面図 S=1:200 現 在、日 本 に は「nLDK」タ イ プ の 住 戸 ス ト ッ ク が 大 量 に 存 在 す Rock!

るが、多様化した現代の家族形態にはうまく対応できていない。 こ の プ ロ ジ ェ ク ト の 改 修 対 象 も、そ の よ う な 賃 貸 住 宅 の ひ と つ

①開戸を開けて固定

②引戸を閉める

①2つの引戸を閉める

で、高度成長期に建設された昭和 58 年に神戸市郊外の住宅地に

② UB 扉を開ける

建設されたものである。

52


learning

まちの図書室 読まなくなった古い本、昔使っていた教科書、好きだった雑誌 家の中に眠っている思い出の本はだれにでもあるだろう。 そんな本を思い出と共に引き継いでいこう。     「この落書き懐かしいね」 「昔の人も落書きとかするんだ」          「当時はこんなものが流行っていたんだ」     「今とは全然違うでしょ」         「あ、この本知ってる」         「今読んでも面白いよね」 それぞれの思い出を通じて交流を深める

会話のバリエーション

となりで

むきあって

かこって

creation housework exercises intersection

借りられる持ち運び専用本棚

読書のバリエーション

椅子の時は引っ掛けて

learning

外に行きたい時は そのまま持って

本を持ったまま好きな場所、好きな読み方を 1人で

ねころがって

2人で

選ぶことができる。

平面 1/500

イメージパース

housework

EXCHENGE

お母さんは毎日、洗濯や掃除、ごはんの支度に大忙し。 息抜きする暇もないほどバタバタしないと終わらない。 でも偶にはのんびりしてもいいんじゃない。 コインランドリーは癒しの場所

creation

コインランドリー料金表 8Kg  65分  800円

だいたい1時間から2時間で

15Kg 65分 1200円

何ができる?

22Kg 65分 1800円

作り過ぎたおかずは交換してもう一品

工場のおっちゃん達から端材や失敗品をもらってきて

家事はするけど合わせて休憩して

子供たちの図工の材料にしてしまおう。

お母さん同士で助け合う。 家事を担うお母さんたちのコミュニティー

子供は様々な材料を組み合わせて大人たちが

家に帰って家事のつづき

疲れたから一息着こうかな

洗濯物を取りに来て少しの待ち時間

結局、一息着くタイミングがある

コインランドリーのある空間は居心地のいい空間であるべきだ。 ならば

①布団や毛布のような大物を置ける場所が必要。 ②見られて嬉しいものではないので、洗濯機が外から見えにくいようにする。

思いも拠らぬものを作り出す。

③集まって話せるような空間が必要。

お母さんお役立ちアイテム

さらにおっちゃん達は自分たちの工場が

④洗濯物にいたずらされないように防犯に気を遣う。 ⑤あくまでもコインランドリーであって、洗濯している間の時間の有効活用に留める。

何を作っているのか知ってもらうことができる。 資源ごみ回収場所を旦那さんが 道中に行けるようなところに設置する。

知ると工場に対しての意識も変わるだろう。 そして、時々工具や機械の扱い方を教えてもらって

イメージ断面図 1/500

普段は触れないものを使うような WS を開催。

PET アルミ

地域の産業を知り、付き合い方を変えるきっかけとなる。

Aさん ハンバーグ

さらに、エコポイントとして 自治体ポイント(マイナンバー) に変換することができる。

Bさん エビフライ

ポットラックパーティーのように料理を持ち寄る。 居心地のいいコインランドリー

独立を目指す若い工芸家や芸術家たちを誘致し、 実際に住んでもらうことで 子供の将来のきっかけ作りや地域の新たな産業の開発を目指す。

かつては井戸端会議で情報 交換していたように現代版 井戸として機能する。 そして、ここでも貯めた 自治体ポイントが 使える。

A さんのハンバーグを B さんがエビフライを交換 B さんのエビフライが次の番。 料理を置く時にコメント(料理名や日付など)と 一緒に置いておくと、貰った人も安心でき、今度 出会った時の話のタネにもなる。 顔からじゃなく名前から知って、知り合える。

月に1度バザーに参加してもらう バザーに参加したり、WSを開いたり、学校で訪問授業を行うなど 積極的に地域と関わり交流を持ってくれた場合、家賃がさらに安く なったり、商店街や近所のお店で使える自治体ポイントが付与される。

平面 1/1000

洗濯機

exercises

1日何歩、何 km、何 cal など目標を決めて アプリや時計タイプのものを使い挑戦する。

朝のウォーキング会 +α

小学校の頃、朝のラジオ体操をみんなで集まってしていたように 身体にいいことをみんなですることで

アプリ

心地いい一体感を得ることができる。

らんらん

ウォッチ

昼の散歩 +α

ラジオ体操だけでなく、青空ヨガや散歩、ジョギングや

冷蔵庫

冷蔵庫

ツーリングなど一人でもできて何人でもできるものは沢山ある。 また、車道も広く、御崎公園や運河のプロムナードを使えば 様々な集まりをすることができる。 何かのきっかけと場所があれば 誰かが始めようと動くだろう。 まずはイベントを企画し、町全体を通して 体操や運動を行えるように少しずつ動きを広げていく。

夜のジョギング会 +α

連動 目標達成で GET!

ランナーズカフェや 休憩スポット

昼のヨガ +α

アクティブな行動を通じて交わる点を見つけ、その場所に休憩所や気持ちのいい 通りを作る。そして、その場所で交流したことがきっかけで、1人で走っていた 人が知人になることができる。 また、 +αでついでにゴミ拾いや見回りをすることで地域環境の向上にも繋がる。

平面 1/1000

intersection

平面

朝→出勤前にコーヒーを一杯。さぁ、今日も頑張ろう。 昼→おじいちゃんやおばあちゃんがお茶を一杯。のんびりのんびり 夕→学校の帰り道。少しだけ寄り道。今日だけは特別 夜→仕事終わりにお疲れの一杯。大丈夫、まだ電車は来ない。

立面

この場所は二つの駅が重なる場所なので ファミマの前に時間待ちの人達が溜まる。

短時間

長時間

しかし、ベンチもなく灰皿だけ、 道路から丸見えなところで心休まるのか。 せっかく人が交差した場所なので

発車前にちょっと一息

「ちょっと話そう」が長話

皆の交流地点として活用しよう。

イメージパース

51


grave post 現代のneedsで求められた用途施設にも 歴史 があ りそれらは無作為に景観を壊してきた。支柱の鉄 骨を残し、文字を刻むことで過去と現在の時間を 止め、価値のReconfirmationをする墓標を立て る。次の世代に継承する場へ、新たな歴史が刻ま れる度に認識される 時代 が変化しつづける。

memorial 地域に眠る遺構は、日常的に認知されることで記 憶 され、それは遺構的 価値の強さ に等しい。 より人の生活に馴染み、残すべき財産として display し直すことで history の価値が築かれる。

grave space concrete・water・wood 3 つの素材を和田岬の象 徴として遺す 場 の提案。文字を刻まない墓標に、 足を踏み入れることは 和田岬の歴史を 感じる こと で認識する。

new landmark access や infrastructure など利便性からではなく、 風景 の要素から生まれた view point bridge アーチの構造体 は landmark として機能し、風景を透過する。

hydrophilic 景観形成地区の main とされている 運河 に開けた 新し い親水空間。運河を跨ぎ、回遊する動線はmemorial park を 水辺から眺める sequence design となる。

MEDIA・SURVEY・FIELD WORK・OBJECTIVITY・ANALYSIS  5 つの research は landmark の必要性を唱えた 3つの point に生まれる象徴は 領域 から 新しい街 を創造する

点在した遺構は日常的に認知されることで価値を見出す。 MEMORIAL PARK + landmark

MEMORIAL PARK + landmark

景観形成地区の中で 風景の場所性 が強いこの場に、地域の historic element を閉じ込めることで訪れた人へ和田岬の歴史的価値を scenery の視点を介して 認知させる。樹木葬の反映により、自然の大きな循環の中で 歴史 が人々の記 憶から回帰される。

駅舎とはその地域の玄関口であるとともに、その地域一体の landmark となりうる。 STATION

JR・和田岬駅 は、この地の名を象徴しているにもかかわらず、その印象は周

辺環境や利用者にかき消されている。地域における 駅のデザイン とはその環

landmark

境からどれだけ 異化 され、その場所性に 同化 できるかが求められる。

歴史の変遷が生み出した 不自然な空白 は地図の情報からも強く認識される。 BLANK

それは landmark の主張をより強固にする効果をもち、陸地と運河の分岐点とし

て街の中心となる。

landmark

3つ目の象徴性として 線 を 面 に変え、認識されない領域を生み出し 街

STATION + landmark

の活性化 が外部へ浸透する。

BLANK + landmark

この地に潜在する場所性を多視点から住人が理解・認知することで、自分の住

landmark

まう土地がどんな時代・文化が築き上げてきた 場 であるかの 価値 を明確

に残された遺構等、未来に生まれて来る 和田岬のカタチ がどうあるべきかの

α

に認識する。把握した住人から、今後の区画整理事業や工場撤退後の改修、街 判断を能動的に行う 街おこし へとつながる。 第三者である developer が確認する情報よりも、もっと根源的な 住人だから 認知している シーズ に基づく design を事業者に促していくことで 和田岬 という地域が、真に魅力的な都市として波及していくことを期待する。

hamayama promenade

sumiyoshibashi

uenosiryou

wada senkaibashi

shiriikebashi

50


49


48


宮崎フェリーターミナル 宮崎フェリーターミナル

駐車スペース 駐車スペース 高松・小豆島フェリーターミナル

N

N

高松・小豆島フェリーターミナル

高松・小豆島フェリーターミナル

宮崎フェリーターミナル 高松・小豆島フェリーターミナル

47

宮崎フェリーターミナル


展示物が建築をつくる

歴史の流れに沿って一続きに歴史を描く。 (壁の角度は、歴史とえんのある場所に向け たり、景色を見せたりすることで決める。)

独立した歴史の壁が流れに沿って展開され ていく。 間を明けることで、歴史自体が それぞれ重なって見える。

ターミナル

それら歴史の壁を大屋根で覆う。そうするこ とで、雨天時でも対応でき、また、屋外広場 に違った表情をだす。

大屋根広場

展示物が空間をつくる

ボックス パネル 自由に歴史を書くことができ 訪れた人の記憶・歴史に 個人の記憶がどんどん積み上がる。 より壁が出来上がる。

平成時代 駐輪場 ターミナル利用者 駐車スペース

歴史が刻まれた木などの素材が そのまま積み重なっていく。

巻物 時代ごとの特徴など 様々なテーマごとに描かれる。

インテリア自体にも、その場を 訪れた人の個人的な歴史が刻まれる。

駐輪場 ターミナル利用者 駐車スペース

ターミナル職員 駐車スペース

ターミナル

ターミナル職員 駐車スペース

旧石器時代

平成時代

カフェ兼展示スペース 縄文時代 弥生時代

ミュージアム職員 駐車スペース

旧石器時代 ミュージアム 駐車スペース

縄文時代

鎌倉時代

大正時代 室町時代 江戸時代

飛鳥時代

鎌倉時代 室町時代古墳時代

ミュージアム 駐車スペース

昭和時代

コンテナ置き場

弥生時代

ミュージアム職員 駐車スペース

カフェ兼展示スペース

昭和時代

ターミナル

コンテナ置き場

安土桃山時代

南北朝時代

奈良時代

戦国時代

江戸時代 平安時代 南北朝時代

飛鳥時代 古墳時代

それらによって一つの空間、

奈良時代

安土桃山時代

明治時代

戦国時代

平安時代

またいくつかの空間が作られる。

壁の角度・向き 歴史に縁のある 地点をさしている

壁の角度・向き 歴史に縁のある 地点をさしている

壁の向き・角度に意味を持たせる。神戸の歴史

ターミナルとの関係性

は、旧石器時代から始まっており、神戸市垂水区 東石ケ谷遺跡から発掘されたナイフ型石器から、

約2千年前に神戸に古代人が住んでいたと考えら ターミナルとの関係性 壁の向き・角度に意味を持たせる。神戸の歴史 れている。また神戸市内では、他に灘区の桜ヶ丘 は、旧石器時代から始まっており、神戸市垂水区 地点遺跡でもナイフ型遺跡が発見されており、歴 東石ケ谷遺跡から発掘されたナイフ型石器から、 史の壁のスタート地点では、その神戸市垂水区東 約2千年前に神戸に古代人が住んでいたと考えら 石ケ谷遺跡、灘区の桜ヶ丘地点遺跡の2つの地点 れている。また神戸市内では、他に灘区の桜ヶ丘 を示した壁の向きとなっている。それぞれ各歴史 地点遺跡でもナイフ型遺跡が発見されており、歴 ごとに特徴となる風景を、「壁をたどる」「建物 史の壁のスタート地点では、その神戸市垂水区東 内の階段を上がる」ことで見ることができる。 石ケ谷遺跡、灘区の桜ヶ丘地点遺跡の2つの地点 を示した壁の向きとなっている。それぞれ各歴史 ごとに特徴となる風景を、「壁をたどる」「建物 内の階段を上がる」ことで見ることができる。

もともとあった既存の動線を活用。ターミナル自体も既存の建物を利用する。 変更した部分は、ターミナルと船をつなぐ通路の部分。大屋根をかけ、その上 を船とターミナルとをつなぐ通路とした。

もともとあった既存の動線を活用。ターミナル自体も既存の建物を利用する。 変更した部分は、ターミナルと船をつなぐ通路の部分。大屋根をかけ、その上 を船とターミナルとをつなぐ通路とした。

46

明治


アトリエ・個 展 室

企画展示

企 画 展 示  (テキスタイルゾ ーン)

企 画 展 示  ( 絵 画ゾ ーン)

museum オフィス

museumレストラン

フェリーターミナルオフィス フェリーターミナル&売店

300000

7000 museum オフィス

-1500 16 15 10 5 1 UP

個展・アトリエ

-2000

-2000

16 5 10 5 1 UP -2000

-2000

冷蔵庫

冷蔵庫

-2000

-1000

-1000

-2000 企画展示 (絵画ゾーン)

フェリーターミナル・オフィス

企画展示 (テキスタイルゾーン)

156 10 5 1 UP

16 15 10 5 1 UP

フェリーターミナル待合場所

1 F : 作品保管庫

museumメイン入口

A 外部展示台 絵画の森 museumチケット売り場

コンテナ (絵画展示)

駐車場

飲食スペース カフェ

アトリエ

45

5 1 UP

個展・アトリエ museum レストラン


企画展示 (グラフィックゾーン)

BAR アトリエ

1 F : アート保 管 室 ▽GL

BAR

16 15 10 5 1 UP 企画展示 (グラフィックゾーン)

16 15 10

倉庫の間からみえる敷地にボリュームを置く アトリエ

・左右の倉庫と似たボリュームは周辺と同化してしまいミュージアムとしては弱く感じる

16 15 10 5 1 UP 16 15 10 5 1 UP

・塔のようにするとボリュームは細いが強いイメージを与えられる

6 1 15 10 5 1 UP

全体イメージ

A

動線イメージ

縦の広がり  ↓  全体をジャンル分け

横の広がり

企画展示

個人展示・アトリエ等

5 分割された縦動線を軸とし

縦軸から枝分かれするように配置

↓  ジャンルをより濃く

1本道で進めるようになっている

44


F-3

テラス

キッチン フリースペース b

サニタリー ダイニング

F-4

F-2

冷蔵庫

洗濯機

F-1

F-2

F-2

フリースペース a リビング N

F-1

F-1

フリースペース c

F-1

F-2

F-3

バルコニー

バルコニー

白い箱の中にある、一つのトンネル。 このトンネルは、住宅に風を通すためのツール。 また、一つの空間をゆるく区切るためのツール。 そして非日常を味わわせてくれるためのツール。 麗に仕上げられているのに、荒々しく。 吹き抜けで解放があるのに、外部に出すぎない。 新たな暮らしを始められる。そんな住宅。 トンネルの上を渡って、バルコニーに出て観る景色も きっと良いものでしょう。

鉄骨の柱や筋交いはあえてむき出しにし、 無機質な感じを演出。 白い箱というのをイメージし、床以外は全て白塗りに。 床材を変えることで空間をつなげたり、区切ったり。

バルコニー 2 F−2

FL±0

クローゼット

FL-100 748

1 ,820

759

冷蔵庫

Y6

F−4 1805

2695

825

3580

サニタリースペース

ダイニングキッチン

1188

1 ,820

F−2

F−2

F−1

F−2

FL±0

FL-200

FL-400

FL-400

FL-600

F−2

FL±0

1690

F−2

910

Y3

25

玄関

455

1725

FL±0

455

7 ,280

FL-200

910

200 50

FL-400

FL-200

FL-800

C−2

F−1

Y2

FL-600

450

FL-400

455

435

1770

F−3

1720

ポーチ

1820

455

FL-600

455

1 ,820

295

リビング

455

Y4

寝室2

寝室1

F−4

洗濯機

たまり

850

910

910

フリースペース

25

Y5

Y1

バルコニー 1 1338

3650

テラス

F−2

F−2

FL±0

1,820

X1

910

1,820

910

910

1,820

たまり X1

X2

X3

6,370

X4

X5

高低差をつけることで

人は留まりにくい

たまりの空間が生まれる 何かに囲われると安心感がある

たまり

A

共用リビング

階段があることでたまる範囲が広がり

階段の蹴上げや踏面に差を

緩やかにたまりの中に入ることができる

つけることで階段が昇り降りだけでなく

1 号室

3 号室

家具の一部となりたまりのメインになる

既存 1FL+0

既存 1FL-400

2 号室

外部リビング

既存 1FL-400

既存 1FL-400

既存 1FL-300

既存 1FL-300

A

43

A-A 断面図 S=1/30

910

X2

910

910

6,370 人は留まりにくい

X3

X4

X5

高低差をつけることで

1,820

たまりの空間が生まれる X6

たまり

何かに囲われると安心感がある

たまり

X6

平坦な場所ではたまりがなく

たまり

平坦な場所ではたまりがなく

B-B 断面図 S=1/30

階段があることでたまる範囲が広がり

階段の蹴上げや踏面に差を

緩やかにたまりの中に入ることができる

つけることで階段が昇り降りだけでなく 家具の一部となりたまりのメインになる


X2

X1

X3

X4

X5

X2

X1

X3

6370 1820

910

X4

X5

6370

910

2730

1820

910

910

2730

Y5 400

Y5 間柱

1820

1745

1820

1200

LVL下地

ルーム1

足場板 t35 .0

PB t12 .5

ルーム3 LVL下地

2655

ケイカル板 t6 .0

足場板 t35 .0  片面のみ

Y4

Y4

3525

天板上 亜鉛メッキ鋼板 t1 .0 足場板 t35 .0

PB t9 .5 ケイカル板 t6 .0

1820

リビング ダイニング

1820

亜鉛メッキ鋼板 t1 .0

足場板 t35 .0

650 足場板 t35 .0

FL±0

FL+300

LVL下地

2695

910

足場板 t35 .0

5400

Y2

7280

7280

足場板 t35 .0  片面のみ

Y3

910

Y3

2695

1785

Y2

875

ルーム2

2650

FL±0 FL+500

1820

1820

FL±0

3605

GL+600=FL±0

既存土間の上モルタル

FL+300

LVL下地

足場板 t35 .0 片面のみ

875 GL+300

500

910

910

FL±0

FL-300

Y1 500

縁側

120

Y1

FIX窓 FL+300

既存窓使用

800

足場板 t35 .0

GL±0

1600

構造用鋼管

FIX窓

バルコニー

800 895

895 1750 895

1800

1805 4500

6360 2722 1033

6360

3638 1530

1116

1690

991

873

1690

1116

1690

991

Y7

825

書斎スペース

F-2

Y6

4470

550

2609

FL±3250

Y5

Y5 1820

630

WC

811

3518

F-3

1760

219

フリースペース3 2660

1680

3515

400

FL±404

F-1 FL±3250

1955

F-1

2862

2209

玄関

1690

F-1

Y4

700

3616

844 1694

1530

FL±404

FL±200

1820

F-2

F-2

600

Y4 F-1

2640

600

909

7270

1351

Y6

F-2 FL±3450

2703

F-2

Y3

ダイニングスペース

Y3

992

980

1818

フリースペース1

FL±3550

835

200

277 650

1251

F-2

4600

4475

2683

FL±200

フリースペース2

2095

1670

F-3

2602

286

910

リビングスペース

脱衣スペース

6363

1817

1500

FL±704

3775

3314

FL±200

4600

F-1

2003

3615

1698

1818

1978

Y7

600

FL±804 2602

Y2

417

806

167 350

673

1053

1690

1820

989

Y2

Y1

4540

937

1690

6360

1054

1690

3681

Y1

989 2679

42 Y1

Y2

Y3

Y4

Y5

Y1

Y2

Y3

Y4

Y5


6,370 978

1,820

910

1,530

6,370

910 1,202

910 840

1,820

852

968

952

1,820

910

1,690

910 1,070

910

1,820

1,690

968

649

WC F-2

1245 12

30 8012 12

12 4512

2,637

F-3

Y7

850

92 2,663

124512

12 80 12

109

Y4

手摺

2,646 1,274

冷蔵庫

Y4

1,845

3,686

手摺

FL+2,950

12451240

5,398

既存鋼製筋交

FL-150

上部下がり天井

833

983

920

上部垂壁 F-2

306

Y5

6,250

洗濯機パン

F-1

1,727

12 45 12

Y5

洗面・脱衣室

上部垂壁

124512

109

1,738

上部垂壁

1,530

吹抜

FL±0 1,727

既存鋼製筋交アラワシ

Y6

680

845

910

Y6

1,100

F-2 FL-150

上部水平ブレースアラワシ

910

腰壁・垂壁

845

12 45 12

上部吹抜

FL+2,950

腰壁・垂壁

F-2

12 45 12

FL±0 2,209

FL-150

個室2

F-2

個室3

FL+2,950

12 45122 20

FL-100

2,595

2,586

上部水平ブレースアラワシ

F-2

9 45 9

630

Y8

1212 80 30

1,701

1,728

吹抜

Y7

上部吹抜 832

1,347

12 80 12

910

827

12 4512

1,727

875

F-2

FL±0

FL+2,950

1,530

2,658

ダイニング・キッチン

F-2 FL+2,950

吹抜

既存階段

玄関

腰壁・垂壁 F-2

F-1

既存階段

FL±0

FL-250

上部水平ブレースアラワシ

Y3

1,760

151

個室1

3,530

上部水平ブレースアラワシ

吹抜

フリースペース2

上部吹抜

3,521

2,730

FL-150

3,540

1,334

上部吹抜

3,098

273

フリースペース1

4,458

FL-300

Y3

440

3,529

FL+2,950

910

既存鋼製筋交

818

30 80 1212

FL-150 F-1

700

FL-300

30 80 12 12

450

FL+3,400

Y2

バルコニー FL-200

1,171

FL-400

Y2

FL-200

既存鋼製筋交

FL-600

705

910 800

845

2,705

FL-150

上部垂壁

7,980

12 4512

2,637

A

上部垂壁

FL-150

F-1 FL-250

190

1,690

12 4512

30

浴室

FL-250

1,274

Y8

20 2 12 80 30

1,682

FL±0

1,761

FL-300

12 4512 2 20

853

F-2

FL±0

254

F-1 FL-250

849

洗面室

879

1,396

350 上部棚

818

12 12 45 12

813

収納棚

600

910 960

30 80 12 12

1212 80 30

20212 8030

既存鋼製筋交

Y1

340

Y1

3,825

X1

X2

X3

X4

X5

床仕上げ表

2,448

X1

41

F-2

600

ベンチ

X2

X3

X4

X5

X6

ラワン合板 t=12mm 研磨仕上

F-1

既存躯体上モルタル金ゴテ仕上

F-3

モルタル薄塗り左官金ゴテ仕上

X6


1

1: 既存建物を細分化し、必 要部を抽出する。

2 2: 玄関と勝手口、南北に抜 ける掃き出し窓外にある踏 石の高さを利用し、連続す る土間空間を構成する。

3 3: 土間に囲まれた入れ子状 の空間が生まれる。

4 4: 行き先を立体的に計画す ることで、建物内に複雑な 距離感を生み、その距離感 によって構成された空間が 豊かな生活を創造する。

40


⃝まくによる様々なアプローチ ⃝まくによる様々なアプローチ ⃝まくによる様々なアプローチ

⃝建築的手法

⃝プログラム

・潮風を建築的に取り入れるために僕たちはまくを使います。 まくは潮風が吹くと靡き可視化され今まで以上に風を感じ リラックスできる。ストレスを抱えながら生活を送ってい る現代人に、住まいではリラックスして生活してもらえる。 ・まくで空間を構成することで可動の間仕切りができる。 住み手によって空間をフレキシブルに使える。 ・観光地であるこの敷地では、パブリックとプライベートの 場をカーテンで分けることで新たな中間領域を生み出している。

敷地の隣の小学校の子供達とワークシ ョップ形式で、使わなくなったまくで 鯉のぼりをあげるイベントをする。そ うすることで、住人と子供たちそして その保護者「地域の人」との関わりが 生まれる。作った鯉のぼりが風になび かれることで、それを見た人がリラッ

クスできる。

⃝住まい方

⃝部屋と部屋とを仕切るまく 最小限のユニット スペース

39

家族によってユニットの 組み合わせが変わる

カーテンによって部屋の 大きさを変えることができる

寝室と水回り以外すべて外部である LDKを分ける。またここで個人のプラ イベート空間を作る。壁の代わりにま くを置くことで、幅広い空間構成が住 人によって自由に作られる。

⃝家と家を仕切るまく

外部のまくであり、一家庭を自由に区 切ることができる。また夜や留守の時 に利用する。「庭」というパブリック な場所からプライベートな場所を区切 る役割がある。

⃝街を囲むまく

家と家とを繋ぐ意味も持つまくは、近 隣の人たちとのコミュニティや建物の 一部としての機能も果たす。また外部 との境界の役割もある。


パブリックからプライベートへ 各住棟に共有部が設けられている が、そのシェアは住宅の壁による枠 組みを越えた隣あう住戸同士で共有 される。だいたい6つの住戸でキッ チン・リビング・お風呂を共有して いる。

ダイアグラム

棟をつつむ バリエーション

地域から参照した軸を基準に 1.5m間隔でグリッドを引く

このグリッドに沿って コアを配置

x,y,z方向にグリッドが 延長される

コアの種類

これらをつつむことで、 住まいが生まれる

②壁によってつなぐ

①屋根によってつなぐ

共有部 ・キッチン ・ダイニング ・リビング ・駐車スペース 棟をつつむ ・トイレ、風呂、洗面 バリエーション

ダイアグラム

共有部から専有部へ、 パブリックからプライベートへ

半専有部 ・各住人の個人スペース

各住棟に共有部が設けられている が、そのシェアは住宅の壁による枠 組みを越えた隣あう住戸同士で共有 される。だいたい6つの住戸でキッ チン・リビング・お風呂を共有して いる。

地域から参照した軸を基準に 1.5m間隔でグリッドを引く

このグリッドに沿って コアを配置

x,y,z方向にグリッドが 延長される

これらをつつむことで、 住まいが生まれる

各住棟に共有部が設けられている が、そのシェアは住宅の壁による枠 組みを越えた隣あう住戸同士で共有 される。だいたい6つの住戸でキッ チン・リビング・お風呂を共有して 共有部 いる。 ・キッチン ・ダイニング ・リビング ・駐車スペース ・トイレ、風呂、洗面

4000

シングルタ ・ユニット ・シングル ・押入れ(

①②③を組み合わ せて、住棟同士の 4000 関係、内部空間の 関係を作っていく

③戸によってつなぐ

エリアごとに基本3つの住棟が並び コアは15∼20戸設けられている。 それらが地上と2階に配置され、全 方向に部屋が増築されていく。

コアの種類 誰がどのコアを選ぶかは入居者の 自由。ファミリータイプを一人で 使う。メゾネットタイプを何人か でシェアする。また、棟内の住戸 を複数管理することも可能。たと えば、子供が自立できる歳になっ た時、空いてるコアを利用するこ ともできるなど、住人の多様性に も変化する。

半専有部 ・各住人の個人スペース

③戸によってつなぐ 誰がどのコアを選ぶかは入居者の 自由。ファミリータイプを一人で 使う。メゾネットタイプを何人か でシェアする。また、棟内の住戸 を複数管理することも可能。たと えば、子供が自立できる歳になっ た時、空いてるコアを利用するこ ともできるなど、住人の多様性に も変化する。

②壁によってつなぐ

①屋根によってつなぐ 専有部(コア) ・寝室 ・収納 ・ユニットバス(トイレ、風呂、洗面)

共有部から専有部へ、 パブリックからプライベートへ

①②③を組み合わ せて、住棟同士の 関係、内部空間の 関係を作っていく

4000

4500

メゾネットタイプ

シングルタイプ ・ユニットバス ・シングルベット ・押入れ(小)

4000

5000

・ユニットバス ・ダブルベット ・押入れ(中)

4500

ファミリータイプ ・ユニットバス ・ダブルベット ・布団 ・押入れ(中)

5000

コアの種類 誰がどのコアを選ぶかは入居者の 自由。ファミリータイプを一人で 使う。メゾネットタイプを何人か でシェアする。また、棟内の住戸 を複数管理することも可能。たと えば、子供が自立できる歳になっ た時、空いてるコアを利用するこ ともできるなど、住人の多様性に も変化する。

専有部(コア) ・寝室 ・収納 ・ユニットバス(トイレ、風呂、洗面)

共有部 ・キッチン ・ダイニング ・リビング ・駐車スペース エリアごとに基本3つの住棟が並び ダイアグラム ・トイレ、風呂、洗面 コアは15∼20戸設けられている。 それらが地上と2階に配置され、全 半専有部 方向に部屋が増築されていく。 ・各住人の個人スペース 地域から参照した軸を基準に

専有部(コア) 1.5m間隔でグリッドを引く ・寝室 ・収納 ・ユニットバス(トイレ、風呂、洗面)

このグリッドに沿って コアを配置

x,y,z方向にグリッドが 延長される

4000

棟をつつむ バリエーション 4000

これらをつつむことで、 住まいが生まれる

キンモクセイ

ケヤキ

サルスベリ

オリーブ

せて、住棟同士の 関係、内部空間の 関係を作っていく

ファミリータイプ ・ユニットバス ・ダブルベット ・布団 ・押入れ(中)

5000

③戸によってつなぐ

オオシマザクラ

ソメイヨシノ

・ユニットバス ・ダブルベット ①②③を組み合わ ・押入れ(中)

4500

②壁によってつなぐ

ヤシ

5000

メゾネットタイプ

シングルタイプ ・ユニットバス ・シングルベット ・押入れ(小)

①屋根によってつなぐ

エリアごとに基本3つの住棟が並び 共有部から専有部へ、 コアは15∼20戸設けられている。 パブリックからプライベートへ それらが地上と2階に配置され、全 方向に部屋が増築されていく。 各住棟に共有部が設けられている が、そのシェアは住宅の壁による枠 組みを越えた隣あう住戸同士で共有 される。だいたい6つの住戸でキッ チン・リビング・お風呂を共有して いる。

4500

マツ クスノキ ハナミズキ

オトメツバキ

ナンキンハゼ

シマトネリコ

低木・地被

ビャクシン

その他

カリステモン

コアの種類

共有部 ・キッチン ・ダイニング ・リビング ・駐車スペース ・トイレ、風呂、洗面 半専有部 ・各住人の個人スペース

オオシマザクラ ケヤキ ヤシ ソメイヨシノ

誰がどのコアを選ぶかは入居者の 自由。ファミリータイプを一人で 使う。メゾネットタイプを何人か でシェアする。また、棟内の住戸 キンモクセイ を複数管理することも可能。たと えば、子供が自立できる歳になっ サルスベリ た時、空いてるコアを利用するこ マツ ともできるなど、住人の多様性に クスノキ も変化する。

オリーブ

ハナミズキ

4000

シングルタイプ ・ユニットバス ・シングルベット ・押入れ(小)

4500

5000

メゾネットタイプ

4500

・ユニットバス ・ダブルベット ・押入れ(中)

5000

ファミリータイプ ・ユニットバス ・ダブルベット ・布団 ・押入れ(中)

ナンキンハゼ

オトメツバキ

専有部(コア) シマトネリコ ・寝室 ・収納 ・ユニットバス(トイレ、風呂、洗面) ビャクシン

低木・地被 その他

カリステモン オオシマザクラ

エリアごとに基本3つの住棟が並び コアは15∼20戸設けられている。 それらが地上と2階に配置され、全 方向に部屋が増築されていく。

4000

ケヤキ ヤシ ソメイヨシノ オリーブ

キンモクセイ サルスベリ マツ クスノキ ハナミズキ

オトメツバキ

ナンキンハゼ

シマトネリコ

低木・地被

ビャクシン

その他

カリステモン

38


now

3 yaers

6 yaers

10 yaers

15 yaers

20 yaers

30 yaers

脱衣所 玄関 脱衣所

便所

+500

浴室

便所 浴室 6.5 m×6.5 m の平面に水廻りと倉庫を配置し、

±0 脱衣所

玄関

便所

余白空間にダイニングやキッチンを配置することで、 芝生

浴室

開放的な空間とプライベートな空間をつくっている。

寝室

ダイニング デッキテラス ダイニング キッチン

寝室

寝室

玄関

±0

脱衣所 ±0

便所

ダイニング

浴室

個室

±0 芝生

ダイニング キッチン

個室 浴室

リビング

浴室

リビング

便所 浴室 複数の住棟が共有する中庭的空間により、 +1000

玄関

キッチン

+500 玄関

浴室

寝室

浴室

脱衣所

脱衣所 玄関

個室 住宅の内部に介入した倉庫が、 個室として使われる。

脱衣所

住棟の密度や採光を調整。

便所

浴室

玄関

玄関

+500

ダイニング

脱衣所 便所

便所

脱衣所 +500

±0

リビング

便所

芝生

デッキテラス

芝生

キッチン 駐輪場

脱衣所

玄関

+500

±0 キッチン ダイニング

37

+500

寝室 ±0

リビング

+1500

便所

便所


+1400

+800

N

36


子供達の遊びには様々な

しかし、時には雨で遊

園舎・園庭・遊具と空間が

3 つの機能を合わせるこ

振る舞いがある

ぶ種類が減る時もある

分かれているから、遊びを

とでさらにユニークな空

制御してしまう

間が演出される

調理室 園長室 子育て支援室 会議室

倉庫 会議室 4 歳児

食事室 0 歳児保育室

事務室

中庭

3 歳児

5 歳児 ピロティ

1 歳児保育室 遊戯室

中庭

テラス 2 歳児保育室

預かり保育室

4 歳児保育室

3 歳児保育室

共有空間

A′

A

N

1. 通常子どもを預か る機能をもった施設 は箱で閉じがちであ る。しかし、それで は多様な人材と触れ 合う機会がなくなる。

35

2. スラブのス ケールを子ども に合わせること で子どもだけの 道と領域を獲得 できる。

3 . それだけの操 作で空間を作り ま す。そ う す る こ と で、子 ど も と地域そして街 とを繋ぎます。

5 歳児保育室

運動場

N


ピクニック広場 カフェ

三角屋根の休憩所

屋外カフェスペース

図書スペース 地域の動線

エントランス

遊戯室

学習スペース 事務室

保育スペース 0歳児∼2歳児

水の広場

トイレ 畑 高年齢庭園

調理室

トイレ

3歳児室

夏の日差し

冬の日差し

トイレ

食事室

低年齢庭園

4歳児室

5歳児室 倉庫

トイレ 園庭 2歳児室

トイレ

預かり 保育室

事務室 保育室

遊戯室

教員室

1歳児室

園長室

調乳室 沐浴室

ステージ 応接室

0歳児室

会議室1

エントランス

資料室 会議室2 駐車スペース

34


子どもたちの発育を促す「遊環構造」     子どもたちが遊びやすい環境

1. 循環機能をもち、回遊性がある

砂山

砂山

2. その循環が安全で変化に富んでいる

(+45 00)

(+45

00)

3. シンボル性の高い空間や場がある

ドデ

4. めまい ( 子どもがすべったり、高いところ  から飛び降りたりして肉体的に、一時的に 伏せ

図 )  S=1

:5

00

N

500

)

(+2

250

(+2

(+3

100

)

(+3

(+2

950

(+3

)

100

)

100

)

550 ) 配置

) (+2

S=

3 歳児 室 (− 500)

200)

(+21

00)

(−

350)

・受

(+

1650(+ ) 1500 ) えほ んコ ーナ

3 歳児 室 (− 500)

事務

・受

付室

(+ (+ (+ 600)900) 1200 (+ (+(+ 450) 150)300)

(−

付室

1800 )

1950 ) 4 歳児

5 歳児

2100 )

事務

200)

街の リビ (預 ング かり (± 保育 0) / 子育 (± 0) て支

援)

街の リビ (預 ング かり (± 保育 0) / 子育 (± 0) て支

A

援)

A

5. 近道がある・ショートカットできる

まちのリビング→ロフト通路→ウッドデッキ→遊具ブリッジ

6. 大きな広場

図  S= →芝生斜面→屋上ステージ→大階段→屋上ステージ 1: 50

7. 全体がポーラスな空間で構成されている

→外階段→まちのリビング

配置

タイヤの階段→遊具ブリッジ→芝生斜面→屋上ステージ 配置

1: 500 →(大階段)→ロフト通路→ウッドデッキ→遊具ブリッジ S=

0

( どこからでも入れてどこからでも出られる)

100

1:

1650(+ ) 1500 ) えほ んコ ーナ

1800 )

(+ (+ (+ 600)900) 1200 (+ (+(+ 450) 150)300) )

(−

パニック状態を楽しむこと ) を体験できる

図( 屋根

(+4

(+

(+

(+

(+

(+

00)

5 歳児

2100 )

50)

00)

(+21

1950 ) 4 歳児 室 (− 350)

50)

(+29 (+31

00)

50)

00)

00) (+

50)

(+25

ッキ

(+31

50)

(+29 (+31

(+31

(+

配置

ドデ

3100 (+31 ) 00)

50)

(+25

ッキ

3100 (+31 ) 00)

(+22

ウッ (+

(+22

ウッ (+

)

500

遊環動線パターン 砂山

1. 回遊回廊 砂山

2. 少しずつ高さの違う階段・遊具通路・

ウッ

ドデ

(+

ッキ

310

砂山

芝生斜面・屋上ステージ・大階段

0)

(+45

00) (+45

00)

(+22

ウッ

3. 園庭を横断する遊具ブリッジ

(+

(+ 165 (+ 事務 180 0) 150 0) 0) ・受 えほ 付室 3 歳児 んコ 室 ーナ (− ー 室 500 ) ) (+ (+ (+ 600 900 (+ (+(+ ) 1200) 150 300450 ) ) ) ) 街の リビ (預 ング かり (± 保育 0) / 子育 (± 0) て支 援)   (+

195

(+

210

0)

5 歳児

(−

200

0) 4 歳児

(−

350

ドデ

3100 (+31 ) 00)

2100 )

立体的に動線をつくることで建物自体が大きな遊具のように使われ、芝生斜面・大階段は 屋上ステージに向かって斜面になっており、イベント時等に使われる。

5 歳児

(−

200)

(+

1950 ) 4 歳児 室 (− 350)

1800 )

(+

1650(+ ) 1500 ) えほ んコ ーナ

3 歳児 室 (− 500)

50)

(+29

50)

(+31

(+21

00)

00)

00)

付室

(+

(+

(+ (+ (+ 600)900) 1200 (+ (+(+ 450) 150)300) )

(+

2100 )

1800 )

1950 ) 4 歳児

5 歳児

(−

350)

200) (±

0)

A

(+

1650(+ ) 1500 ) えほ んコ ーナ

3 歳児 室 (− 500)

事務

・受

付室

(+ (+ (+ 600)900) 1200 (+ (+(+ 450) 300) 150) )

(−

援)

7. 柵はなく、建物との境界線はウッドデッキ と縁側

まちのリビング→ロフト通路→屋上ステージ→芝生斜面 配置

S= 1: →遊具ブリッジ→ウッドデッキ→ロフト通路→まちのリビング 500

街の リビ (預 ング かり 保育 / 子育 (± 0) て支 援)

まちのリビング→ロフト通路→ウッドデッキ→遊具ブリッジ 置図  S= →すべり台→タイヤの階段→すべり台→のぼり棒→すべり台 1: 配

500

屋上大階段

ウッドデッキ

ロフト

33

50)

(+25

ッキ

3100 (+31 ) 00)

(+31 ・受

街の リビ (預 ング かり (± 保育 0) / 子育 (± 0) て支

ウッドデッキ

5 歳児室 ウッドデッキ

ドデ

(+

事務 ー

A

6. 園庭

主に3層で構成されている。

(+21

00)

(+

(+22

ウッ

50)

00)

00)

(+

5. ロフトから直接屋上ステージへ出れる

レベル差のついた1階・階段状のロフト階・傾斜屋上の

50)

(+29 (+31

(+31

4. すべり台・水場・ロープネット

A

50)

(+25

ッキ

(+

5 歳児室 4 歳児室

園庭 3 歳児室

ロフト 5歳児室

街のリビング

2 歳児 保育室

4歳児室

事務・受付


台所

‐本読み‐

リビング

・まちとこども園をつなぐ

0 2 歳児

3・4 歳児

( 静かなエリア )

( 静かなエリア )( 静かなエリア )

0 2 歳児

・まちへ開く・住宅街へ開く

準備をする

・子どもの教育・保育を身近に  感じてもらう

( にぎやかエリア )

( にぎやかエリア )

・児童館との共有場所 ・こども園を管理する

5 歳児 / まちのリビング

3 5 歳児 / まちのリビング

・子ども・親・高齢者をつなぐ

お昼寝・本読みの時間になると、3・4 歳児が移動して 0 ∼ 4 歳児は昼寝、5 歳児はまちのリビ ングで街の住人と一緒に本を読む。 0・1・2 歳児 /3・4 歳児 /5 歳児の 3 つに分かれることで、それぞれの行動に順応した居心地の いい空間に変わる。時間に合わせて子どもたちが移動することで、こども園でのスケジュールとい う規律が自然と身体に染み込む。

‐菜園・畑‐

‐ピロティ‐ 5 歳児−菜園

多目的室

2・3・4 歳児−菜園 ピロティ

みんなの畑

菜園

大屋根の下のただの大空間としてではなく、季節や時間とともに使われ方も多種多様となる。 ①隣の多目的室を開放。

② 児童館の帰り道、マッ

③ 運動会時は来賓・

5 歳児−少しずつ難しい食物を育てていく。

2・3 歳児−食べ物を自分たちで育てられることを学ぶ

雑草を抜く、水をやる、一人一人が最後まで面倒をみる ( 当番制 )

畑で採れた野菜の

水をやるなどの習慣をつける

ト運動などのスポーツク

青空料理教室

ラブがはじまる。

まちの住人より先に先生に教えてもらいながら育て始める。        その後、5 歳児がまちの住人に 教える ことで深い関係となる。

保護者・保健医席に。

4 歳児−グループに分かれて自分たちで栽培する楽しさを学ぶ

まちの住人−まちの住人提案の食物を育てる。( 月に 1 度の会議で決める )

A

アクソメトリック図

菜園

花壇

みんなの畑

倉庫

倉庫 遊戯室

(+400) 調理室

木登り場

みんなの水場

芝の小山

食事室

芝・砂の小山

休憩室

(+600)

便所

会議室 ( 小 ) みんなの縁側

倉庫・資料室

2 歳児保育室

砂山

1 歳児保育室

沐浴室

調乳室

多目的室

0 歳児保育室

みんなの縁側 園長室 ピロティ

園庭

応接室

便所 すべり台 ウッドデッキ (+3100) タイヤの階段

便所

プール ウッドデッキ (+2100)

会議室 ( 大 )

事務・受付室

(+1500) (+1650) えほんコーナー 4 歳児室 えほん (+1800) 3 歳児室 (−350)   コーナー (−500) (+1950) 3 歳児室 (+1200) 4 歳児室 (+900) (−500) (+600) 街のリビング (+450) (−350) (+300) (預かり保育 / 子育て支援) (+150) 5 歳児室       (+350)  5 歳児室 街のリビング (+200) (預かり保育 / 子育て支援)  (−200) (±0) (±0) ウッドデッキ

(±0)

N

A

32


一筆書きの構造によってスキップ フロアになり、空間を有効に使う ことができる。実際の面積より広 がりを感じ、太陽光を取り入れや すくなる。空間を緩やかに区切り ながらどこに居ても家族の気配を 感じ、コミュニケーションの取り やすい住まいになる。

光の差し方 家族の目線

B

移動式階段

祖父母の部屋 +2800

浴室 ±0

台所 子供室 +4900

環境に合わせて空間に凹凸をつける

凹凸に沿って線をかく

東西の要素を合わせる

便所

書斎 周辺環境と絡まりを持った住まいになり、 (フリースペース)

場所によって空間が大きく変化する。 便所

脱衣 洗面 +200

集まる場 +2400 集まる場 +3150

+200

A

A

玄関 ±0

寝室 +5450

駐輪スペース N

B

400 2200

800

2700

750

2400

プラン 1 フリースペースに書斎を設ける 姉・弟で同じ部屋を使う (家族構成や状況に合わせて間取りを変更できる)

バルコニー

31


30


子供部屋 +17,800

子供部屋 +19,800

寝室 +20,300

テラス +14,000

テラス +15,750 テラス +17,800

玄関2 +11,300 ダイニング・キッチン +11,350

リビング +12,050 洗面所 +15,300 収納 +12,050

風呂

便所

テラス +8,000

テラス +6,000

アーケード

A

屋台

A

フリースペース +5,350

オープンカフェ ±0

B

B 駐車スペース

カフェ +3,300

玄関1 +5,300


内部と外部

柱の構成

構造 鉄骨造からなり、直径 250mm の丸柱が 3 本と直径 200mm の丸柱が

木が複雑に回転しながら育つ

1本の4本の柱が建物を支える。

①中心に外部の大きな吹き抜け

→ 『ツリーハウス』に。

→中心がすべてのフロアを繋ぐ特別な場所になる。 ②角に部屋を置く →角を意識した落ち着く空間作りと外を近くに感じさせる。

複雑に見せながら柱を回転させる

それぞれの柱同士が梁によって1つにつながることで構造を保たせる。 直径 250mm の柱は1本につき4つのスラブが通り、直径 200mm の 柱は3つのスラブが通る。4つの角にそれぞれ2つのスラブができる。 全ての角にバランスよく力を逃す。

③中心の吹き抜けに向かって各フロアに大きな窓を設ける

→ 『ツリーハウス風』に。

+ 開口部を多めに設ける →内部と外部の「あいまいな空間」をつくる。 狭さを感じさせない、開放的な心地いい住まい。

単純な構成を複雑に見せることにより、

見上げる見下げるの関係を作るつながりを持った住まいに。

自然の木に似たカタチを生み出す。

そして、昼は太陽が住まいを照らし 夜は街を照らす生活の明かりが漏れ出す。

単純 複雑に見せる 2本だけ到着点を変える

家族構成・カフェ

ボリュームとフロアの構成

家族構成 父:35 歳 パティシエ・チョコレートと自然が好き 母:32 歳 パティシエール・アウトドアで自然の空気が好き 姉:11 歳 弟と遊ぶこととお話が好き お手伝いも好き→街の人との交流が生まれる→街と成長する 弟:6歳  姉と外で遊ぶことが好き

x,y,z 軸での変化 北

西

見る方角でボリュームの位置が変わる。角度の変化により景色が変わる面白さと動きの複雑さを表現。 つまり、それぞれ違う流れをもつボリュームである。 フロアの規則

基本構成

柱の通る位置がフロアのカタチを決める。 →レベルによってフロアのカタチが変わる。

柱と梁

ひとくちチョコレートのお店 チョコレート:様々な地方のチョコレートを取り寄せし、週替わりで販売。        パテシエの両親が一手間加えたアレンジスイーツも販売。 ドリンク:ホットミルク ( チョコレートを溶かす ) 紅茶 ( ストレート・ミルク・レモン )      ココア・コーヒー・オレンジ・メロンソーダ

光環境

柱とスラブ

カフェ・客室

子供部屋・寝室

営業時間:AM11:00 PM18:00 屋台形式での販売。キャラバンカフェが商店街に。 森のカフェをイメージした。 ドリンクとチョコレートを選んで大きな ツリーハウスの下で寛ぎながら甘い味を楽しむ。

レベル差をつけることにより 北に位置する部屋にも光を 取り込めるように。

持ち帰りができ、プレゼントやお土産にも。

南に部屋を持ってこないことで 光の通り道を作ることができる。 →個人の部屋がそれぞれに明るく することができる。

寝室

子供部屋 子供部屋

風呂

ダイニングキッチン

客室

カフェ

28


オープンスペース

六甲方面から流れる人を大きく 口を開けた屋根と斜面によって スムーズに誘導させる。

阪急ビル オープンスペース

都会の中に空と太陽を感じさせる

動線からできる2つの 大きなゾーン

更に阪急ビルと六甲方面からの アクセスと視線から利用方法を 考える

地下鉄と道だけでなく光で結ぶ

食べる ひと バス

待つ

すわって

「すわる+アクティビティ」 パソコン スマートフォン 本

見る

エンターテイメント イベント

くつろぐ

DIAGRAM

食べる

パフォーマンス

ZONING

27

待つ

イベント

くつろぐ

丘を作りゆったりとした雰囲気 を持たせ、阪急ビルに向かって フラットな多くの人が集まれる オープンスペースを設ける。


阪急からの動線を踏まえ、十字に基本動線を設置

基本動線を元に、人がたたずむアクティビティスペースを配置 横断歩道前を除き、4 つの空間を形成

Information Midium Activity Space Signal Waiting Space

wall

Cafe & Bar

Square

Small Activity Space

Large Activity Space

Signal Waiting Space

行き交う人がふらっと立ち寄れる Cafe & Bar を中心に

基本動線から各空間に入りやすいように壁を配置し

3 種類の大きさのアクティビティスペースおよび広場・情報スペースを確保

かつ壁が動線をコントロールするように配置

厚み:200mm 長さ:2000mm 11000mm

高さ:2000mm 3500mm と幅広い三角形の

コンクリート壁。それぞれ違った空間を形成し 様々な視線が楽しめる。

フロアに対する壁のラインを視覚化にするような芝生。 GL-50mm となっているため、踏まれることなく 枯れることはない。

舗装は以前のパイ山と同じ小舗石(ピンコロ)

を最利用することで以前のパイ山を忘れることは

ないであろう。そして、施工費の削減も見込める。 女性や子供が軽々持てるイス。このイスは有志による寄付で設置される。 寄付した人がイスの色を決め、名前やコメントをプレートに刻み イスに貼り付ける。このシステムにすることで、 個性豊かなイスが空間に華を持たす。 プレートがあることで盗難防止にもつながる。

N

26


Diagram <空間構成> 滞在時間 ・ レベル ・ 樹木の密度と様々な動作から居場所をつくる

滞在時間

長い

短い

レベル

低い

高い

樹木の密度

高い

低い

close

open Concept

+

三宮に突然現れる都市の森。 ここでは時間の流れや他人を気にすることはない。 積み上げられたキューブの中にできる空間から自分のすきな場所を見つける。

そこでごはんを食べたり、 勉強したり、 昼寝をしたり、 読書をする、 ゲームをす

ぼーっと木を眺める、 待ち合わせをするなど、 自分の見つけた空間で自分の好きな そしてどんなアクティビティの中でも自然を感じられる。 この広場は都市の騒がしさを忘れられる憩いの場となる。

<GL-2000>

レベルを下げることで 自然と見上げる行為を誘発。 森に包まれた空間ができる。

Street furniture

動線           カウンター

イス

バス停

広場全体が 500mmのグリッドでできている。 ストリートファニチャーも 500mm のガラスキューブで構成される。キューブを 1 つ置くだけでもイス・ 照明 ・ 動線 ・ デスクなど様々なアクティビティがうまれる。このキューブを積み上げたり、 並べた りすることで目的に応じたゾーンができる。

神戸のランドマークである六甲山に多く分布する樹種を配置。 モミジの紅葉や桜の開花の時期が重なるため、広場で六甲の四季を感じる。 多様な樹種を織り交ぜ、季節による葉っぱや影の落ち方が異なり、 樹種の配置をコントロールして居場所に特性を持たせる。

落葉広葉樹 コナラ  若葉は銀白色の綿毛に覆われる  秋にドングリが熟す

ヤマザクラ  樹皮は濃褐色で光沢がある   3 ∼ 5 月に開花する   イロハモミジ  秋の紅葉の代表種  10 ∼ 11 月に紅葉する

常緑広葉樹 ソヨゴ  早期に樹形が安定する  葉は濃緑色

ヤブニッケイ   成長が早いる  葉に光沢がある

25


Diagram <空間構成> 滞在時間 ・ レベル ・ 樹木の密度と様々な動作から居場所をつくる

滞在時間

長い

短い

レベル

低い

高い

樹木の密度

高い

低い

close

open

バス停

広場 レベルの変化が少なく、開けた空間になっている。 A 移動型店舗を駐車してイベントを行う。

Concept

+

三宮に突然現れる都市の森。 ここでは時間の流れや他人を気にすることはない。 積み上げられたキューブの中にできる空間から自分のすきな場所を見つける。 そこでごはんを食べたり、 勉強したり、 昼寝をしたり、 読書をする、 ゲームをする、 歌を歌う、 ぼーっと木を眺める、 待ち合わせをするなど、 自分の見つけた空間で自分の好きなことをする。 GL-500 そしてどんなアクティビティの中でも自然を感じられる。

この広場は都市の騒がしさを忘れられる憩いの場となる。

<GL-2000>

GL-1000

GL-2000

レベルを下げることで 自然と見上げる行為を誘発。

GL-1500

森に包まれた空間ができる。 GL+1000

GL+500

Street furniture

GL-1000 GL-1000

GL+1500 並木道

A

GL-500

動線           カウンター                       待ち合わせ場

GL-500

イス

バス停

舗装パターン

広場全体が 500mmのグリッドでできている。 ストリートファニチャーも 500mm

阪急ビルの建て替えによって陰になる時間が長い所、

のガラスキューブで構成される。キューブを 1 つ置くだけでもイス・ 照明 ・ 動線 ・

樹木の影ができる部分は影を強調するために明るく。

デスクなど様々なアクティビティがうまれる。このキューブを積み上げたり、 並べた

日向になる時間が長い所は暗い色のタイルを使用。

りすることで目的に応じたゾーンができる。

24


23


敷地に並木道のような道を作る

↓ 北と南をつなぐ通り道になる

近道にもなる

→ :人の流れ

:北と南のつながり

↓ 様々な人が行き交う

A

A

22


5F 平面図 s=1/200

A

B

B

N

A

21


take off

高天井

move move move

ファサードを取り払い、自由に参加できる場に。スラブをズラして建物全体で空間を共有する

building

→ 箱のズレによって生じるすきまで様々なアクションを起こす

低天井 → 天井高の変化によって非日常的空間・ 日常的な空間をつくる。自由な発想を誘発

20


19


18


17


16


ベース部分 (壁・デッキ・庇・テント・サッシ)

付属物 (屋外広告物・植栽・遊動設置物・設備機器)

図 1. 1 階通り外観のベースと付属物

15


トアロード

高架下

s_07 ベース

t_02 ベース

庇・テント

庇・テント

サッシ

デッキ

立面の配色・明度

サッシ

デッキ

立面の配色・明度

立面の割合

立面の割合 8%

4%

4%

10%

配色

配色

11%

15%

壁 N9

デッキ 10B8/4

9

8

庇・テント サッシ 5B6/2 5YR3/4

63%

8%

明度

8%

3

デッキ

庇・テント

サッシ

15%

10%

4%

その他の要素

8

22%

6

4

デッキ

22%

11%

電飾看板

庇・テント

その他の要素

サッシ

4%

55%

8%

貼り紙

提灯 2 提灯 1

s_07 屋外広告物

プレート看板 2

t_02 屋外広告物

プレート看板 1

黒板

8.5

55%

庇・テント サッシ 10B6/4 N4

立面を構成する要素 45%

63%

サインポール 切り文字

デッキ 5PB8/2

明度

立面を構成する要素 37% 壁

6

壁 N8.5

黒板

屋外広告物の種類・色・数 プレート 看板 1 色

プレート 看板 2

5YR4/4

内容

店名

1

N9 店舗情報 1

屋外広告物の割合

切り文字 10R4/12 店名 1

黒板 5G4/1 メニュー 1

サインポール

2% 1%

10RP3/8 5RP5/8

3%

屋外広告物の種類・色・数

3% 3%

提灯 1 色

提灯 2

5YR7/8

5Y8/12

屋外広告物の割合

電飾看板

1

5Y9/1

5R4/15

貼り紙

7%

黒板

N1

5Y9/1

5B3/4

内容

店名

商品 PR

店名 メニュー

店名

店名

メニュー

メニュー

1

1

6

1

1

1

8

1

5% 2% 10%

5% 2% 3%

66%

88%

メイン看板の構成 種類 プレート看板

材質 木

文字タイプ 切り文字

言語 ローマ字

文字色 N9

地色 5YR4/4

プレート 看板 1

1%

メイン看板の構成

屋外広告物の割合 12%

プレート 看板 2

1%

切り文字

3%

黒板

3%

サインポール その他の要素

3%

88%

種類

屋外広告物の割合 34%

材質

文字タイプ

言語

印刷

かな・漢字

文字色 N9

地色 5R4/15

提灯 1

提灯 2

電飾看板

3%

2%

5%

10%

2%

貼り紙

黒板

5%

7%

その他の要素 66%

14


■空間の構成方法 大型公共施設までの軸線を決め、 歩道を配置する

街区の要素・建物の 用途を延長させる

路面電車軌道を歩道に合わせる

第二の地盤

既存の街区・歩道の軸線を引き込む

立体街路

新築する建物は隣り合う街区にある 既存の建物の角度を守る

はりまや橋商

店街

はりまや橋 交差点

はりまや橋 交差点

かるぽーと

歩行者優先区域

はりまや橋 交差点

対象敷地

:高知城 :学校 :繁華街・呑屋 :ショップ・アパレル

N

3F 平 面 (+6000 level)  1/1500

:住宅街 :会社・役場 :商店街

このエリアを歩行者優先区域とし、中心を通る国道の規模縮小を目指 す。この区域周辺の再開発としてモデルプランを提案する。区間内の 道を「通過」するだけの車は迂回路を利用することに決める。路面電 車などの公共交通機関の利用拡大、周辺の住宅地などの付加価値向上、

■百貨店・ショッピングモールの誘致

大規模道路以外の道の利用増加による郊外の繁栄など、利点が生まれる。

■観光案内所・職員の事務所

■銀行の既存建物に増築+新店舗 ■ビジネスホテルの増築 ■ギャラリー・ラウンジ

■フードコート ■ケアセンター ■多目的スペース・カルチャースクール ■ゲストハウス ■マンション・学生寮の新築 ■集会場・保育施設 ■オフィスの増築・新築 ■福祉専門学校の校舎増築・クラブハウス

N

配 置 / 1F 平 面 1/1500

13


新築 = コンクリート造 リノベーション =

素材の対比 【 木とコンクリートの対比による効果 】

木造

・異なる素材のコントラストは異質感を与え、通行 人の興味を引きつける。 ・木の温かな印象をより引き立たせる。 ・コンクリートスラブが、木造の柱・梁に寄り添う ように計画することでコンクリートスラブが木造 の筋交い方向の強度を補う役割を果たし、構造的 にも関係性が生まれる。 ・コンクリートスラブによって木造とは異なる軒下 空間が生まれる。1枚の大きなスラブで軒下空間

まちに開く透明感

アールの挿入

更新されていく風景

【 自発的なアクションの誘発 】

【 グリッド構成に緩やかな流れを生む 】

【 入居者の変化による異なる表情 】

をつくることで、多様な規模や雰囲気の中間領域 を生み出す。

たたみスペース(小)

レンタルルーム1

お年寄りや小さな子どもたちでも腰掛けたりしやすく

期間を決めてチャレンジショップをおこなったり

一息つきながら交流が生まれる場。

ミーテイングなどをするにも気軽に借りて利用できる。

シャワールーム

シェアキッチン / ダイニ ン グ 住人とゲストが共に利用する。 キッチンは土間続きとなっている。

+400

地域に開きワークショップ等での活用も可能。

+400

+700

+400

フリーデスクスペース

前には大きく縁側が延び、営みが外部へと滲みだす。

+400

誰でも気軽に立ち寄り、

+400

宿題をしたり、仕事をしたり、 ご飯を食べたり、自由に利用できる。

+100

+1200

+100

+400

+200

+200

ゲストルーム1 +1400

住戸 1

元々は蔵であった場所を改装。 遠方から一人旅をしにきた方や 外国人観光客などが気軽に寝泊まりできる 簡易な宿泊ルーム。

1F平面 1/500 アトリエ

シェアオフィス

モノづくりの拠点。

主にフリーランスで活動しているデザイナーやクリエイター、またこれから活動したいと考えている若者が活動拠点として利用する。

創造的な活動を誰でも自発的に起こすことができる。

時間と空間の共有だけでなく、仕事のプロセスを知ることで互いに良い刺激となる。

ワークショップや軒先でマーケットを開催する際はオープンな空間とすることができる。

さらに、異なる職種の人々が交流することによってコ、ラボレーションによる企画が生まれるなど活動の幅が広がっていく。

12


11


「第4の場所」のつくりかた 1. ユカをつくる

2. マドをつくる

3. カベをつくる

少し立ち止まり、自分にとっての愛おしい世界を見つけます。

自分の居場所ができれば次は世界を見つめるためのマドをつくります。

ユカとマドができれば、次は見たくないものを隠したり、距離をおくための

素敵な世界を見つけたら、自分の居場所となるユカをつくります。

マドは自分が素敵だと感じた対象と関わるための、出入り口です。

カベをつくります。

この建築では、屋根や家具や服など、自分の身を守るものを包括してユカ

それは故郷の原風景や誰かの足音など、人によって様々です。

例えば友達との関係や嫌な思い出に距離を置きたいと感じたなら、木や石や

と呼びます。

布などを間において柔らかい境界線をつくってみます。

地面を窪ませたり、この場所専用の服をつくったりします。

カベは、マドと自分の空間をより素敵にするために存在します。

ユカの目的は、自分にとって居心地のよい場所を探してつくることです。

「第4の場所」の定義をもとに作り上げた世界:渡辺由貴恵を例にして ある教科でわたしは、その問題と自分の回答を言いました。

にいくんだ」と言いました。周りの友達も勉強ができない奴は見捨てました。

間違っていました。

成績が良い子達が集まるのです。

わたしはほぼ間違っていました。

わたしは「出来ない子」だと思われていたのかもしれません。

そんなことを言われている気がしました。保健室通いというものも経験

その周りからの視線に気づかないふりをして生きていたのかもしれません。

しました。そこにいる先生も勉強しないからでしょという始末です。

ところなんて落ちこぼれが行くところだからと、わたしは編入しました

わたしの周りには「成績が人のレベル」と考えている人ばかりでした。

進路相談室で先生とも面談しました。余計落ちこぼれになった気がしま

が、行きたくありませんでした。

と言いました。

思い込んでいるわけではありません。実際この世界はキャリアと成績の良さ

した。わたしは落ちこぼれにならないように一生懸命頑張っていました。

わたしの初めてのバイトは田舎のスーパーのレジ係でした。田舎なので、

はそれに従いました。当時流行っていた漫画の「ドラゴン桜」の勉強法を先生は授

みんなは笑いました。

で人生が決まると考える人ばかりなのです。

ある日先生がわたしの両親を学校に呼び出しました。両親は、わたしが

業に取り入れていました。他にもいろいろ。

わたしも笑いました。

相談しても、学力ばかりは勉強しないとついてこないから勉強しろと言われ

今まで信用していた先生に「渡辺さんは病気です。精神病院に入院させ

メでしょ!」と知らない人に言われたこともたくさんあります。わたし

なりました。

ケンカする時間があったら勉強しろ

あるテストがありました。

ました。わたしはどうしていいかわかりません。

ましょう」と言ってきたそうです。わたしの大好きな両親に言ってきた

は好きでこんなことになった訳じゃないのにと思いながら聞いていまし

1クラス12人の小学校に通い、友達と同じ塾に通いました。

ゲームする時間があったら勉強しろ

記憶では毎月か、2ヶ月に1回は大きなテストがありました。

毎日毎日、学校と家の往復ですから逃げ場がなかったのです。

のです。わたしはこの学校はもうダメだと思い、退学すること決めまし

た。このバイトが一番一番辛かったことを覚えています。

わたしにとってこの「第4の場所」とはただ、記憶を具現化しただけでは

元々勉強が嫌いだったと思います。しかし塾に通うことは、とても

登下校の時も勉強しろ

何かの教科のテストの点数がすごく低くて、笑われたことがあります。

ある日、 「理由はわからないけど学校に行きたくない」と朝から泣いていまし

た。

それからわたしはたくさんのバイトを通して、徐々に人と関わることが

なく、自分自信の行いを見直し、また自分の原点を見つけ出す空間である

楽しい記憶になりました。

休み時間も勉強しろ

友達もかばってはくれませんでした。

た。勉強が理解できない訳ではない。いじめられている訳ではないのに、苦

これでわたしは先生公認の落ちこぼれになってしまいました。

出来ました。わたしのような人がいることや、キャリアや成績で人生は

と思います。原点を見つけ出すことによりこれからの作品作りのヒントに

小学6年生のある日、新しく中高一貫校が開設されるというポスター

風邪をひいて休んだら、二日分勉強しろ

しかったです。朝6時に家から出なければ学校に行かなくて済む!とも考え

わたしは眠れなくなりました。毎日泣きました。人とのつながりを持つ

決まらないことも知りました。少しずつ通信制の学校にも行けるように

なると考えています。

を見ました。その時の私は早く世界に飛び立ちたくてウズウズして

毎日毎日こう言い聞かされました。

わたしは毎日毎日必死に生きているのに、今よりももっと頑張らなきゃ

ていたような気がします。電車で通学していたので、電車に飛び込めば明日

ことが嫌で携帯を壊しました。誰に助けを求めたらいいのかわからず薬

なりました。そこにはわたしよりもっとずっと辛い経験をした子たちが

いました。

わたしは大人の言うことは素直に従わなければならないと思っていました。

いけないの?と思いました。

学校に行かなくて済む!とも考えたこともあった気がします。毎日毎日泣き

に頼りました。全部飲みました。死にたい。死のう。わたしは高校を中

いました。その子たちは、人より辛いことを経験したからこそ人の苦し

自分の可能性を広げてくれるその学校に希望と期待を持って受験し

つらいのは期待されているからだと言い聞かせ、頑張りました。

テストの点数は悪くなりばかり。

ました。休みました。それと共に、勉強のことや友達にどう思われているか

退した落ちこぼれの負け犬。先生がそんな奴らは必要ないと言っていた。

みを共感することができるので、わたしが知っている人たちよりもずっ

ました。

しかし、頑張っても頑張っても空回りします。

気になりました。誰にも見られたくない、考えて欲しくないと願いました。

わたしは必要ないんだ。消えたい。隠れたい。死にたい。どうやって死

と優しかったと思いました。

ここからはわたしのこと。

面接や小論文の練習もたくさんして、1期生として合格しました。

わたしは、とある雪国の小さな集落で生まれ育ちました。とても幸 せだったと思います。大自然の中で自由奔放に育ちました。雨が降

しかし、登下校には片道2時間。学校と自宅の往復をするだけで、当時のわたしは

れば雨とどうやって遊ぶか。雪が降れば雪を使って何を作ろうか。

へとへとでした。さらに毎日の生活サイクルを記入して提出しなければなりません。 先生は

海が遠いから近くの川に遊びに行ったり、自宅の池で魚を獲ったり

どの教科を何時間勉強したのか。そして学校では、毎週どこかの偉い人の講演会を 「みんなは渡辺さんのようにならないようにしましょーーー」

しました。

聞かなければなりませんでした。成績がいい人の勉強法を先生が説明して、みんな

祖母はわたしが幼稚園のときから、包丁や針を持たせてくれました。 そのおかげで、絵を描いたり、何かを作ったりする作業は大好きに

「勉強しないからでしょ」

「先生は大学を出ていない奴は人じゃない」といい、 「お前たちは名門校

頑張って学校に行った時もあります。友達の目は冷たく感じました。 「落ちこぼれが学校に来ているよ。 」

んだらいいのかな。でも死んだら痛いから死にたくない。

編入してから1年が過ぎようやく学校にも通えるようになりました。バイ

ここからいなくなりたい。

トをしながら学校に行きました。帰ってきたら、宿題をしました。

ある日お父さんから、通信制の高校があることを言われました。そんな

そして通信制に行っていることを隠さず言えるようになりました。

「こんな若い子が昼間働いているのはオカシイ!学校は?行かなきゃダ

そして、先生と相談して大学に行きたいと思えるようになりました。 もう一度塾に通い、大学のための準備をしました。

ⅰ 思い出の集積地    第4の場所の土地は現実の世界には存在しない。また重力や荷重計算なども必要ない。    建築基準法などに関係なく、構成者が思いのまま作り上げる。

ⅱ 他者との共感    第4の場所とは記憶や経験などで構成されているので、    その空間の構成者しか理解できない。    また、他者もこのような空間がある場合、共感ができる時もあるだろう。

ⅲ 紡ぎ出される記憶

ⅴ 心の拠り所

第4の場所は、これまでの人生を振り返ることができる。

第4の場所とは、幼い頃からの良い記憶が寄せ集められている。

しかし全ての記憶ではなく、印象に残った事柄や経験などで

お母さんの化粧品の匂いやおとうさんのゴツゴツした大きい手。おば

ある。素敵な思い出がある反面、最悪な記憶も一緒に存在する。

あちゃんのおにぎり等々などの良い記憶が集められている。

ⅳ 他者と関わるツール    この手法は、自分のことを他者に説明する時に必要なものである。    形にない物を具現化しすることでより伝わり易いものとなる。

ⅵ あいまいにする記憶    この場所は幸せで構成されているだけではない。忘れたい過去、    死にたくなるような過去。人には言えない過去も含まれているのである。

森から見下し建築を見る

自宅周辺模型

家の屋根をかぶせたところ

森には実は小さなヒト型建築がいます

守の殻

玄関

風が良く通る窓

犬小屋

自宅全体像模型

見下し建築を自宅の手前から見る

10


既存のゾーニング 平成 16 年 7 月に淀川河川公園基本計画改定委員会が、河川敷を分断するように設定されていた地区区分を改 め、淀川特有の自然環境が縦断及び横断方向に連続するよう、以下の3つのゾーニングを設定されました。 ・自然環境保全・再生ゾーン(273ha:22%)干潟や砂州等の淀川特有の自然環境の保全・再生を優先、人の 立ち入りを抑制するゾーン ・水辺環境保全・再生ゾーン(569ha:47%)河川敷の切り下げなどの河川形状の修復の取り組みにより、水陸 移行帯等を保全・再生す ることで、生態系のネットワーク化を図り、自然環境の特性を損なわない中での散 策や観察など自然と触れ合う公園利用を行うゾーン ・多目的利用ゾーン(374ha:31%)世代を問わず多様な利用者が、安全かつ快適に楽しむゾーン ※この地区区分の対象区域は、淀川本川の三川合流部付近から河口までの間で、3ゾーンの合計は 1,216ha

ゴルフ場 テニスコート 演奏会 野球場

ヤギ除草

スポーツ大会

バード グランピング ウォッチング キャンプ

淀川研究隊

BBQ 農業学習 レンタサイクル

さかなのすみか

アクアポニックス

水上タクシー イベント広場

ミミズコンポスト

水上マーケット

小屋と家具 カモカフェ

用途地域からみた特性

植生図からみた特性

用途地域は、住居、商業、工業など市街地の大枠としての土地利用を定めるもので、12種類あります。用 途地域が指定されると、それぞれの目的に応じて、建てられる建物の種類が決められます。都市計画図のよ うに、地域の目指すべき土地利用の方向を考えて色分けされています。  南の大阪市中心部一体が赤色であり、赤色は銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる「商業地域」です。 神崎川下流に水色や青色があり、水色は「工業地域」でどんな工場でも建てられる地域、青色は「工業専用地域」 で工場のための地域で、どんな工場でも建てられますが、住宅、お店、学校、病院、ホテルなどは建てられません。  大阪市中心部が近いことや、淀川が都市を横断していることから、河川敷に沿ってさまざまな用途地域が見 受けられます。

ある地域を覆っている植物体の総称を植生といい、それらの面的な配分状況を地図上に表現したものが植生図 です。植生図には、図示される対象植生に応じて、現存植生図、原植生図、潜在自然植生図などがあります。 日本列島は、北海道から沖縄まで北から南に約 3,000km と弓状に長く、海岸から高山まで様々な立地を有し、 それぞれの地域に応じた多様な生物相が形成されています。植物については、シダ植物以上の高等植物だけで も約 6,000 種以上といわれ、立地に応じた植生(植物群落)が形成されています。対象敷地の自然潜在植生 には以下の2つがありました。 ①ナナミノキアラカシ群集 大半が照葉樹で、モチノキやカゴノキ、ヤブツバキ、ネズミモチ,アラカシなどが高 い被度で現れる。 ②ムクノキエノキ群集 水害時には土砂が崩れ落ちるような、谷筋や斜面の下部などにできる林

丘のある公園

しじみの養殖 うなぎの養殖

多目的ゾーン

歩道と法面

水辺環境保全 ・ 再生ゾーン

49,800

8,000

27,000

4,000

3,000

・多目的ゾーン 世代を問わず多様な利用者が、安 全かつ快適に楽しむゾーンです。 この計画ではこのゾーンを中心に 計画をおこないます。 法面には、オオシジバリやアメリカ フウロ、アレチギシギシ、ツボミオ オバコなどの野草が見られます。

「樹木の配置による空間づくり」

・2つの保全・再生ゾーンの植生 ヨシやヤナギタデ、カワラヨモギ、セイ タカアワダチソウ、カナムグラ、クズなど、 水辺や河原特有の植物が見られます。 ・自然環境保全・再生ゾーン 干潟や砂州等の淀川特有の自然環 境の保全・再生を優先し、人の立 ち入りを抑制するゾーンです。

「マウンドによる様々なふるまいの誘発」

1.淀川河川敷における小屋や家具 細長い小屋

・基本的な3つの小屋と 3つの家具  小屋は汎用性の高い 「普通の小屋」 、屋台と して利用できる「細長 い小屋」 、気軽に動きま わることができる「動き まわる小屋」を基本と します。家 具 は、 「持 ち運べる椅子」 「組み立 て式テーブル」 「小さな キャリー」の3つです。

動きまわる小屋

持ち運べる椅子

小さなキャリー

4つの小屋 1,940

1,520

150

1,520

150

正面図

150

軽トラの荷台と小屋 平面図

155 600

2,415

150 455

140904

140 1,670

2,415

916

455

1,410 2,415 150934

1,084

1,820

150

934 140 150 1,520 150 455

1,820

1,820

1,605

150 634 150

背面図 側面図 普通の小屋 S=1/500

1,940 1,317

立面図 S=1/1000

1,317

水上タクシー

水上マーケット

レンタサイクル

・小さい帽子をかぶった バス停  淀川や大川には、水 上バスや観光船が周遊 して います。しかし、 観光を目的とした船しか ありません。そこで「水 上 タクシー」を設け、 観光船も利用できるバ ス停を設置。この計画 の重要なインフラとして 機能します。

・テントに囲まれた大きな 楕円形テーブル  淀川の河川敷でのレ ジャーといえば、指定 区域でのバーベキュー。 その他のレジャー施設と して、 「グランピング」 や「キャンプ」 、 「バー ベキュー」がおこなえ る「アウトドアエリア」 を新たに提案します。

1,550

140

455 455

910

1,820

BBQ

140

1,317

1,820

270

1,410

3,640

1,820

小屋のダイアグラム

キャンプ

グランピング

・淀川に生息する魚や貝 淀川には、イタセンパラをはじめとす る希少な魚や、ワタカやビワコオオ ナマズ、ヨドゼゼラ、ドブガイなど の琵琶湖淀川水系の固有種が生息し ています。しかし、オオクチバスや ブルーギルの外来魚の増加によって、 在来の魚が食べられたり餌や生活場 所が競合するなどして、在来の魚が 減少しているという問題があります。

3.人と物の移動

2.レジャー施設 組み立て式テーブル

河川 約 450,000

・水辺環境保全・再生ゾーン 河川敷の切り下げなど河川形状の修復の取り 組みにより、水陸移行帯等を保全・再生する ことで、生態系のネットワーク化を図り、自 然環境の特性を損なわない中で散策や観察な ど自然と触れ合う公園利用を行うゾーンです。

公園を縦断する「遊歩道」であり、 地震等災害時に物資等を輸送するための 「緊急用河川敷道路」でもあります。

普通の小屋

自然環境保全 ・ 再生ゾーン 33,000

1,820

658.5 658.5

正面図 側面図 細長い小屋 S=1/500

583 607 583

軽トラの荷台と小屋 平面図 1,940

910

910

910

916 228 904

904

2,048

228 2,048

1,520 700

軽トラの荷台と小屋 平面図

910

150

700

7,000

910 700

150 610 150

1,655

100200

積みおろす

2,048

軽トラで運んでくる

916 228

1,655

1,410

1,655

610 150

18,000

側面図① 側面図② 正面図 動きまわる小屋 S=1/500

1,940 1,820

1,065

476200455 1,144

455 820

155 600

2,415

1,000

2,415

1,820 340400340400340

340400340400340

934

「舗装によるヒューマンスケールの居場所」

140

910

140

2,415

1,820

455

1,410

1,820

小屋のできあがり

側面図 正面図 軽トラの荷台と小屋 正面図 ヤギ小屋 S=1/500 平面図

平面図 S=1/1000

4.教育機関との連携 農業学習

演奏会

平面図 S=1/1000

6.生物とつながる

5.大学の受託研究 スポーツ大会

・コンクリートフレームの ビニールハウス  淀川周辺の幼稚園や 小学校では農業体験が おこなわれたり、中学校 や高等学校では部活や 授業で農作物の研究が おこなわれています。こ れらのプログラムに対応、 連携できる農業学習施設 を新たに考えました。

淀川研究隊

平面図 S=1/1000

しじみの養殖

うなぎ の養殖

カモカフェ

さかなのすみか

7.生物を利用する

バードウォッチング

・カモの居場所に沿う 人の居場所  豊かな自然があるこ とから、イタセンパラ などの珍しい魚介類だ けでなく、カモやヌート リアのように動物園で 親しまれる生き物もい ます。そんな生き物た ちに寄り添ったカフェを 提案します。

・鳥の目で淀川の環境 を見る  淀川河川敷では3つ のゾーンで区分されてい て、その中の2つが環 境保全・再生ゾーンで す。大学と連携した生 物学研究や生物保全の プラットフォームとなる ような建物が必要だと考 えました。

ヤギ除草

アクアポニックス

ミミズコンポスト

・草むらにヤギをおいて みる  近年、ヤギが除草に 活躍する事例が増えて います。まず、ヤギ小 屋を設計しました。ヤギ の行動範囲は、環境保 全・再生ゾーンまで行っ てしまわないように、簡 易な柵で仕切られていま す。時には移動動物園 のようになることも。 20,180

4,880

00

7,20

0

20,050

4,880

28 ,0

平面図 S=1/1000

9

平面図 S=1/1000

平面図 S=1/1000

平面図 S=1/1000


JR 長崎駅 稲荷山 対象敷地

メイン塔ダイアグラム

軍艦島のシンボル 的存在だった竪坑 の巻き揚げ機

日本の近代化を支えてい た軍艦島を印象付けるた めに逆さまにし、壁がそ り立つように配置

シンボル的存在の塔を地面 に突き刺し、炭鉱の上に 町、植栽を配置。上に行く ほど繁栄を象徴

軍艦島の様々な歴史や 記憶を読み取っていく

部分ダイアグラム

読み取った軍艦島の記憶 から、24 のシーンを作る

メイン塔に 付随する

島の形態ダイアグラム 大島炭鉱

崎戸炭鉱

大島炭鉱

松島炭鉱

池島炭鉱

伊王島炭鉱

横島炭鉱

中ノ島

三ツ瀬炭鉱

崎戸炭鉱

松島炭鉱

香焼炭鉱

池島炭鉱

高島炭鉱

軍艦島 敷地を現在の形のままではなく、閉鎖的で日常から断絶 するために海に囲まれた孤島のように設計する。当時長 崎で活躍していた炭鉱を、軍艦島を中心に繋げてできた 高島 横島 10の軸線から大まかな島の形を構成する。軍艦島に向か って繋がっていくように意識し、状況に応じて、島の形を 中ノ島 端島(軍艦島) 調整していく。 三ツ瀬炭鉱 伊王島炭鉱 香焼炭鉱

8


▼ ▼

繁栄

柱の長さは当時の人口等を表現している

繁栄

衰退

繁栄

柱の長さは当時の人口等を表現している

繁栄

柱の長さは当時の人口等を表現している

衰退

衰退

繁栄

衰退

繁栄

衰退

衰退

柱の長さは当時の人口等を表現している

地獄段のように長く、 先が見えない階段

三つの光で明るかった 軍艦島での生活を表現

壁からは細い動線が飛び出して おり、複雑に入り組んでいた軍 艦島を想起させる

地獄段のように長く、 先が見えない階段 地獄段のように長く、 先が見えない階段

三つの光で明るかった 軍艦島での生活を表現 三つの光で明るかった 軍艦島での生活を表現

壁からは細い動線が飛び出して おり、複雑に入り組んでいた軍 壁からは細い動線が飛び出して 艦島を想起させる おり、複雑に入り組んでいた軍 艦島を想起させる

地獄段のように長く、 先が見えない階段

三つの光で明るかった 軍艦島での生活を表現

地獄段のように長く、 先が見えない階段

三つの光で明るかった 軍艦島での生活を表現

壁からは細い動線が飛び出して おり、複雑に入り組んでいた軍 艦島を想起させる 壁からは細い動線が飛び出して おり、複雑に入り組んでいた軍 艦島を想起させる

柱の長さは当時の人口等を表現している

柱の長さは当時の人口等を表現している

地獄段のように長く、 先が見えない階段

壁からは細い動線が飛び出して おり、複雑に入り組んでいた軍 艦島を想起させる

三つの光で明るかった 軍艦島での生活を表現

常にこの6畳一間と4畳半のスケールを体 感しながら、進んでもらう

軍艦島のアパートはほとんどが 6畳一間・4畳半で構成されていた

桟橋と住居空間を繋いでいたトンネル

常にこの6畳一間と4畳半のスケールを体 感しながら、進んでもらう

軍艦島のアパートはほとんどが 6畳一間・4畳半で構成されていた

桟橋と住居空間を繋いでいたトンネル

常にこの6畳一間と4畳半のスケールを体 感しながら、進んでもらう 常にこの6畳一間と4畳半のスケールを体 感しながら、進んでもらう

軍艦島のアパートはほとんどが 6畳一間・4畳半で構成されていた 軍艦島のアパートはほとんどが 6畳一間・4畳半で構成されていた

常にこの6畳一間と4畳半のスケールを体 感しながら、進んでもらう

軍艦島のアパートはほとんどが 6畳一間・4畳半で構成されていた

常にこの6畳一間と4畳半のスケールを体 感しながら、進んでもらう

軍艦島のアパートはほとんどが 6畳一間・4畳半で構成されていた

桟橋と住居空間を繋いでいたトンネル

床か壁か天井か、平衡感覚を失わせる

床か壁か天井か、平衡感覚を失わせる

床か壁か天井か、平衡感覚を失わせる

桟橋と住居空間を繋いでいたトンネル 桟橋と住居空間を繋いでいたトンネル

床か壁か天井か、平衡感覚を失わせる 床か壁か天井か、平衡感覚を失わせる

様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋をオマージュする

様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋をオマージュする

桟橋と住居空間を繋いでいたトンネル 炭鉱でのきつい仕事を壁の

様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋をオマージュする 端島の方向に向けて広げていく 様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋をオマージュする 様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋をオマージュする 端島の方向に向けて広げていく 様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋をオマージュする 端島の方向に向けて広げていく

端島の方向に向けて広げていく 様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋 をオマージュする 様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋 をオマージュする 整合性があるように配置していく

様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋 繁栄を象徴する大きな木 をオマージュする 様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋 をオマージュする

整合性があるように配置していく

様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋 繁栄を象徴する大きな木 をオマージュする

整合性があるように配置していく

繁栄を象徴する大きな木

整合性があるように配置していく 繁栄を象徴する大きな木 整合性があるように配置していく 繁栄を象徴する大きな木

生活空間であった建物間

生活空間であった建物間 生活空間であった建物間 生活空間であった建物間

生活空間であった建物間

の偉大さを表現する大空間に 日本の近代化を支えていた軍艦島

歪な凹凸で表現している

の偉大さを表現する大空間に 日本の近代化を支えていた軍艦島

当時干されていた洗 濯物を布で表現する

当時干されていた洗 濯物を布で表現する 当時干されていた洗 濯物を布で表現する 当時干されていた洗 濯物を布で表現する 当時干されていた洗 濯物を布で表現する

軍艦島の特徴的な狭くて 無数に存在する動線 この先を生きる一人ひとり の人生として表現

軍艦島の特徴的な狭くて 無数に存在する動線 この先を生きる一人ひとり の人生として表現

軍艦島の特徴的な狭くて 無数に存在する動線 軍艦島の特徴的な狭くて この先を生きる一人ひとり 無数に存在する動線 の人生として表現 この先を生きる一人ひとり の人生として表現 軍艦島の特徴的な狭くて 無数に存在する動線 この先を生きる一人ひとり の人生として表現 軍艦島の特徴的な狭くて 無数に存在する動線 この先を生きる一人ひとり の人生として表現

炭鉱でのきつい仕事を壁の

日本の近代化を支えていた軍艦島

歪な凹凸で表現している

現在の軍艦島の姿

現在の軍艦島の姿 現在の軍艦島の姿

現在の軍艦島の姿

現在の軍艦島の姿

歪な形の岩山で、現在の軍艦島の姿を表現

歪な形の岩山で、現在の軍艦島の姿を表現

歪な形の岩山で、現在の軍艦島の姿を表現 歪な形の岩山で、現在の軍艦島の姿を表現

歪な形の岩山で、現在の軍艦島の姿を表現

歪な形の岩山で、現在の軍艦島の姿を表現

底が感じられない深く 暗い竪坑をつくる

竪坑に不安な気持ちや緊張感を

底が感じられない深く 暗い竪坑をつくる

竪坑に不安な気持ちや緊張感を

する

する 竪坑に不安な気持ちや緊張感を

する 竪坑に不安な気持ちや緊張感を

する 底が感じられない深く 竪坑に不安な気持ちや緊張感を 暗い竪坑をつくる 衰退を冷たい鉄で表現した『枯木』 する

衰退を冷たい鉄で表現した『枯木』 衰退を表現した、今にも倒れそうな柱群

さらに竪坑に絶望や憎しみ、 激しい激情を不安定な壁や 色で表現する

さらに竪坑に絶望や憎しみ、 激しい激情を不安定な壁や 色で表現する さらに竪坑に絶望や憎しみ、 激しい激情を不安定な壁や 色で表現する

さらに竪坑に絶望や憎しみ、 激しい激情を不安定な壁や 色で表現する さらに竪坑に絶望や憎しみ、 激しい激情を不安定な壁や 色で表現する さらに竪坑に絶望や憎しみ、 激しい激情を不安定な壁や 色で表現する

組み合わせていく

衰退を冷たい鉄で表現した『枯木』 衰退を表現した、今にも倒れそうな柱群

組み合わせていく

衰退を冷たい鉄で表現した『枯木』 衰退を表現した、今にも倒れそうな柱群 衰退を冷たい鉄で表現した『枯木』

組み合わせていく

衰退を表現した、今にも倒れそうな柱群

組み合わせていく

追悼・癒しの緑の光 痛みを表現したランダム に開いた穴 衰退を表現した、今にも倒れそうな柱群

組み合わせていく

追悼の「星」を 『軍艦島』を感じさせない緑 追悼・癒しの緑の光 痛みを表現したランダム イメージしたフレーム に開いた穴

追悼・癒しの緑の光 痛みを表現したランダム に開いた穴 追悼の「星」を 『軍艦島』を感じさせない緑 イメージしたフレーム 追悼・癒しの緑の光 痛みを表現したランダム

に開いた穴 追悼の「星」を 『軍艦島』を感じさせない緑 イメージしたフレーム 追悼・癒しの緑の光 痛みを表現したランダム に開いた穴 追悼の「星」を 『軍艦島』を感じさせない緑 イメージしたフレーム

追悼の「星」を 『軍艦島』を感じさせない緑 イメージしたフレーム 追悼の「星」を 『軍艦島』を感じさせない緑 イメージしたフレーム

7

暗めの大理石で表現

の偉大さを表現する大空間に

追悼・癒しの緑の光 痛みを表現したランダム 衰退を表現した、今にも倒れそうな柱群 に開いた穴

現在の軍艦島の姿

暗めの大理石で表現

の偉大さを表現する大空間に

底が感じられない深く 竪坑に不安な気持ちや緊張感を 暗い竪坑をつくる する 衰退を冷たい鉄で表現した『枯木』

当時干されていた洗 濯物を布で表現する

暗めの大理石で表現

日本の近代化を支えていた軍艦島

歪な凹凸で表現している

底が感じられない深く 暗い竪坑をつくる

暗めの大理石で表現

の偉大さを表現する大空間に

炭鉱でのきつい仕事を壁の

整合性があるように配置していく

暗めの大理石で表現

日本の近代化を支えていた軍艦島

歪な凹凸で表現している 炭鉱でのきつい仕事を壁の

底が感じられない深く 暗い竪坑をつくる

様々な夢を乗せていたドルフィン桟橋 をオマージュする 繁栄を象徴する大きな木

生活空間であった建物間

炭鉱でのきつい仕事を壁の

歪な凹凸で表現している

端島の方向に向けて広げていく

暗めの大理石で表現

の偉大さを表現する大空間に

炭鉱でのきつい仕事を壁の

端島の方向に向けて広げていく

床か壁か天井か、平衡感覚を失わせる

日本の近代化を支えていた軍艦島

歪な凹凸で表現している

組み合わせていく


コンクリート アパート

社員事務棟

軍艦島の特徴でもあり、生活の 一部であった護岸

連続的に続いているように配置しながら、様々な 素材も使いながら過去の生活空間を表現していく

軍艦島の特徴でもあり、生活の 連続的に続いているように配置しながら、様々な 一部であった護岸 素材も使いながら過去の生活空間を表現していく 軍艦島の特徴でもあり、生活の 連続的に続いているように配置しながら、様々な 軍艦島の特徴でもあり、生活の 連続的に続いているように配置しながら、様々な 一部であった護岸 素材も使いながら過去の生活空間を表現していく 一部であった護岸 素材も使いながら過去の生活空間を表現していく 木目入り コンクリート コールテン鋼 朱色の 黒大理石 暗い角タイル コンクリート 角タイル 過去を想起させる様々な素材を使用する 木目入り コールテン鋼 朱色の 黒大理石 暗い角タイル コンクリート 角タイル 木目入り コンクリート コールテン鋼 朱色の 黒大理石 暗い角タイル 軍艦島の特徴でもあり、生活の 連続的に続いているように配置しながら、様々な 木目入り コンクリート コールテン鋼 朱色の 黒大理石 暗い角タイルコンクリート 過去を想起させる様々な素材を使用する 角タイル コンクリート 角タイル 一部であった護岸 素材も使いながら過去の生活空間を表現していく 軍艦島の特徴でもあり、生活の 連続的に続いているように配置しながら、様々な 過去を想起させる様々な素材を使用する 一部であった護岸 素材も使いながら過去の生活空間を表現していく 過去を想起させる様々な素材を使用する

コンクリート アパート コンクリート コンクリート アパート

コンクリート

朱色の

暗い角タイル

木目入り

コールテン鋼

コンクリートコールテン鋼 角タイル 暗い角タイル 木目入り 朱色の コンクリート 角タイル 過去を想起させる様々な素材を使用する

黒大理石

黒大理石

過去を想起させる様々な素材を使用する

軍艦島中に張り巡らされた細 かい動線を取り入れる

軍艦島の雑多で狭い町並みを イメージする 軍艦島の雑多で狭い町並みを 軍艦島の雑多で狭い町並みを イメージする イメージする

軍艦島中に張り巡らされた細 人と人との距離が近い展示室 かい動線を取り入れる 軍艦島中に張り巡らされた細 人と人との距離が近い展示室 軍艦島中に張り巡らされた細 人と人との距離が近い展示室 かい動線を取り入れる かい動線を取り入れる

軍艦島の雑多で狭い町並みを 軍艦島の雑多で狭い町並みを イメージする イメージする

軍艦島中に張り巡らされた細 人と人との距離が近い展示室 軍艦島中に張り巡らされた細 人と人との距離が近い展示室 かい動線を取り入れる かい動線を取り入れる

3000mmグリットで配置し

生を絡ませる

作り上げる

3000mm∼ 7000mmの様々

3000mmグリットで配置し

人と人との距離が近い展示室

所々に家の形のような、秘密基

ていき、森のような空間を

な長さの銅棒に植物などの植

木造アパート

巻き揚げ機

暗い角タイル 護岸

木目入り コンクリート 木造アパート

ぼた山

巻き揚げ機

木造アパート

護岸

コールテン鋼 巻き揚げ機

ぼた山 黒大理石 ぼた山

コンクリート コールテン鋼 暗い角タイル 木目入り木目入り コンクリート コールテン鋼 朱色の角朱色の角 黒大理石黒大理石 暗い角タイル コンクリート コンクリート タイル タイル 木目入り コールテン鋼 朱色の角 黒大理石 暗い角タイル コンクリート タイル

木目入り コールテン鋼 朱色の角 黒大理石 暗い角タイル コンクリート タイル 高さ、素材、角度など様々な形の壁で本博物館を外界から遮断するように覆っていく

コンクリート

木目入り コンクリート コールテン鋼 朱色の角 黒大理石 暗い角タイル 高さ、素材、角度など様々な形の壁で本博物館を外界から遮断するように覆っていく 高さ、素材、角度など様々な形の壁で本博物館を外界から遮断するように覆っていく コンクリート タイル

高さ、素材、角度など様々な形の壁で本博物館を外界から遮断するように覆っていく

高さ、素材、角度など様々な形の壁で本博物館を外界から遮断するように覆っていく

ドルフィン桟橋をオマージュする ベルトコンベアーをオマージュする 高さ、素材、角度など様々な形の壁で本博物館を外界から遮断するように覆っていく

事 務 務 室 室 事 接 室 ドルフィン桟橋をオマージュする ベルトコンベアーをオマージュする 応 ドルフィン桟橋をオマージュする ベルトコンベアーをオマージュする ッ カ ー サ 受 ル ー 付ロ ー ビ ム共 ス カ ウ ン タ ー 用男 子 ト イ ン レ フ ォ メ EV イ ー シ ョ ン コ ー ナ ー 女 子 ト イ ア レ ト リ ウ 事 ム事 務 務 室 室 ベルトコンベアーをオマージュする 事 事 務 務 室 室 ミ ュ ー ジ キ ア ッ ム チ シ ン ョ ッ 応 プ 接 室 応 接 室 -3060 ロ ッ カ ー サ 受 ル ー 付 ー ビ ム共 ス カ カ ウ 巻き揚げ機のホイールをオマージュする フ ン ェ タ ー ロ ッ カ 用男 ー 子 サ 受 ル ト ー 付 ー イ ビ ン ム レ ス フ ォ ウ メ ン 事 EVカ ー 事 タ シ 務 務 ー 室 ョ 室イ ン 共 コ 用男 ー 子 ト ナ ー イ ン レ フ ドルフィン桟橋をオマージュする ォ メ 女 ベルトコンベアーをオマージュする EV イ ー 子 シ ト ョ イ ア ン レ ト コ リ ー ウ ナ ム応 ーア 子 ト 接 イ 室エ レ ト リ ウ ム 女 ン ト ラ ミ ン ュ ー ス ホ ジ キ ー ア ッ ル ム チ シ ン ョ ッ プ ミ ュ ー ジ キ ア ッ ム チ ッ シ カ ン ョ ー サ ッ 受 ル ー プ 付ロ ー ビ ム共 -30ウ 60ン ス カ タ ー 用男 子 ト イ ン レ事 フ ォ メ 事 EV-3060 イ ー 務 務 シ 室 カ 室 ョ 巻き揚げ機のホイールをオマージュする フ ン ェ コ ー ナ ー 子 ト カ 巻き揚げ機のホイールをオマージュする イ ア フ レ ェ ト リ ウ ム 女 応 接 室 ミ ュ ー ジ キ ア ッ ム チ シ ン ョ ッ プエ ン ト ロ ドルフィン桟橋をオマージュする ラ ッ ン ベルトコンベアーをオマージュする カ ス ー ホ サ 受 ル ー ー 付 ー ビ ル ス カ -3060 視点を集中させる ウ エ ン ン タ ト ー ラ ン ス 用男 ホ 子 ー ト ル ム共 イ ン レ フ ォ メ EV イ ー シ ョ ン カ コ 巻き揚げ機のホイールをオマージュする フ ー ェ ナ ーア 子 ト イ レ ト リ ウ ム 女 アンテナをオマージュする 『情景の庭』に対し放射状の中心になるように ミ ュ ー ジ キ ア 事 事 ッ ム 務 チ 務 シ 室 室 エ ン ョ ッ プ ン ト ラ ン ス ホ ー -3060 ル 接 ロビーを配置し、視線を集める 室 視点を集中させる 応 カ 巻き揚げ機のホイールをオマージュする フ ェ 視点を集中させる ッ カ ー サ 受 ル ー 付ロ ー ビ ム共 ス カ ウ ン タ ー 用男 子 ト イ ン レ フ ォ メ EV イ ー シ ョ ン コ ー ナ ーア アンテナをオマージュする 『情景の庭』に対し放射状の中心になるように 子 ン ト ト イ ラ レエ ト ン リ ス ウ ホ ム 女 ー ル アンテナをオマージュする 『情景の庭』に対し放射状の中心になるように ミ ュ ー ジ キ ア ッ ム チ シ ン ロビーを配置し、視線を集める ョ 視点を集中させる ッ プ ロビーを配置し、視線を集める -3060 カ 巻き揚げ機のホイールをオマージュする フ ェ アンテナをオマージュする 『情景の庭』に対し放射状の中心になるように 視点を集中させる エ ロビーを配置し、視線を集める ン ト ラ ン ス ホ ー ル アンテナをオマージュする 『情景の庭』に対し放射状の中心になるように ロビーを配置し、視線を集める 視点を集中させる

ドルフィン桟橋をオマージュする

軍艦島の雑多で狭い町並みを イメージする

3000mm∼ 7000mmの様々

朱色の角 タイル 社員事務棟

ぼた山

巻き揚げ機 木造アパート 護岸 木造アパート 巻き揚げ機 ぼた山 ぼた山

コンクリート

コンクリート

コンクリート

社員事務棟

巻き揚げ機

木造アパート

護岸

コンクリート コンクリート 社員事務棟 護岸 アパートアパート 社員事務棟 コンクリート 社員事務棟 護岸 アパート

地のような建物が混ざっている

所々に家の形のような、秘密基

ていき、森のような空間を 地のような建物が混ざっている な長さの銅棒に植物などの植 3000mmグリットで配置し 所々に家の形のような、秘密基 3000mm∼ 7000mmの様々 3000mmグリットで配置し 所々に家の形のような、秘密基 3000mm∼ 7000mmの様々 作り上げる 生を絡ませる ていき、森のような空間を 地のような建物が混ざっている な長さの銅棒に植物などの植 ていき、森のような空間を 地のような建物が混ざっている な長さの銅棒に植物などの植 作り上げる 生を絡ませる 作り上げる 生を絡ませる

アンテナをオマージュする

『情景の庭』に対し放射状の中心になるように ロビーを配置し、視線を集める

ここでは煙突部分を表現する 煙突が特徴的で、島の真ん中 遠景で見たときに、過去の軍艦島 に中心となるようなものがあ が蘇るような情景を ることが分かった ここでは煙突部分を表現する 煙突が特徴的で、島の真ん中 遠景で見たときに、過去の軍艦島 ここでは煙突部分を表現する 煙突が特徴的で、島の真ん中 遠景で見たときに、過去の軍艦島 に中心となるようなものがあ が蘇るような情景を に中心となるようなものがあ が蘇るような情景を ることが分かった ることが分かった ここでは煙突部分を表現する 煙突が特徴的で、島の真ん中 遠景で見たときに、過去の軍艦島 に中心となるようなものがあ が蘇るような情景を ることが分かった ここでは煙突部分を表現する 煙突が特徴的で、島の真ん中 遠景で見たときに、過去の軍艦島 に中心となるようなものがあ が蘇るような情景を ることが分かった 当時、軍艦島の一つの風景だったアンテナ群をオマージュし、 煙突の代わりに表現し、配置していく ここでは煙突部分を表現する 煙突が特徴的で、島の真ん中 遠景で見たときに、過去の軍艦島 に中心となるようなものがあ が蘇るような情景を ることが分かった 当時、軍艦島の一つの風景だったアンテナ群をオマージュし、 当時、軍艦島の一つの風景だったアンテナ群をオマージュし、 煙突の代わりに表現し、配置していく 煙突の代わりに表現し、配置していく

当時、軍艦島の一つの風景だったアンテナ群をオマージュし、 煙突の代わりに表現し、配置していく 3000mmグリットで配置し 所々に家の形のような、秘密基 3000mm∼ 7000mmの様々 3000mmグリットで配置し 所々に家の形のような、秘密基 3000mm∼ 7000mmの様々 ていき、森のような空間を 地のような建物が混ざっている な長さの銅棒に植物などの植 ていき、森のような空間を 地のような建物が混ざっている な長さの銅棒に植物などの植 作り上げる 生を絡ませる 作り上げる 生を絡ませる

落ち込んだ気持ちを表現した 不安定な部屋の形

歪な窓から落ちる木漏れ日

歪な窓から見える木と青い空

歪な窓から落ちる木漏れ日 歪な窓から落ちる木漏れ日

綺麗な整合性のある形のトンネルから、歪な形の トンネルに

明るく落ち着きのある色の 木のライン

桟橋と住宅地、仕事場を繋い でいた暗いトンネル

この回廊に絡まる植物。癒し 明るく落ち着きのある色の 歪な窓から見える木と青い空 落ち込んだ気持ちを表現した 木のライン を与える 歪な窓から見える木と青い空 落ち込んだ気持ちを表現した この回廊に絡まる植物。癒し 明るく落ち着きのある色の 不安定な部屋の形 この回廊に絡まる植物。癒し 木のライン 明るく落ち着きのある色の 不安定な部屋の形 を与える を与える 潮の匂いが入ってくる 木のライン 雨が入ってくる

歪な窓から落ちる木漏れ日 歪な窓から落ちる木漏れ日 大波見物の度胸試し

雨が入ってくる

潮の匂いが入ってくる

綺麗な整合性のある形のトンネルから、歪な形の 100m続く歪な形のトンネルはどこに繋がってい トンネルに 100m続く歪な形のトンネルはどこに繋がってい

100m続く歪な形のトンネルはどこに繋がってい

桟橋と住宅地、仕事場を繋い でいた暗いトンネル

桟橋と住宅地、仕事場を繋い でいた暗いトンネル

桟橋と住宅地、仕事場を繋い でいた暗いトンネル

100m続く歪な形のトンネルはどこに繋がってい 100m続く歪な形のトンネルはどこに繋がってい

大波見物の度胸試し 大波見物の度胸試し

展示室 展示室

展示室 展示室 潮の匂いが入ってくる 潮の匂いが入ってくる

綺麗な整合性のある形のトンネルから、歪な形の 100m続く歪な形のトンネルはどこに繋がってい トンネルに

展示室

展示室

展示室 展示室

桟橋と住宅地、仕事場を繋い 桟橋と住宅地、仕事場を繋い でいた暗いトンネル でいた暗いトンネル

大波見物の度胸試し

雨が入ってくる展示室 潮の匂いが入ってくる展示室 展示室 雨が入ってくる 潮の匂いが入ってくる明るく落ち着きのある色の この回廊に絡まる植物。癒し この回廊に絡まる植物。癒し 明るく落ち着きのある色の を与える 木のライン を与える 木のライン 展示室

綺麗な整合性のある形のトンネルから、歪な形の トンネルに 綺麗な整合性のある形のトンネルから、歪な形の 綺麗な整合性のある形のトンネルから、歪な形の トンネルに トンネルに

歪な窓から落ちる木漏れ日

歪な窓から見える木と青い空 落ち込んだ気持ちを表現した 不安定な部屋の形 歪な窓から見える木と青い空 落ち込んだ気持ちを表現した 歪な窓から見える木と青い空 落ち込んだ気持ちを表現した 不安定な部屋の形 不安定な部屋の形 この回廊に絡まる植物。癒し を与える

当時、軍艦島の一つの風景だったアンテナ群をオマージュし、 煙突の代わりに表現し、配置していく 当時、軍艦島の一つの風景だったアンテナ群をオマージュし、 煙突の代わりに表現し、配置していく

雨が入ってくる 雨が入ってくる

大波見物の度胸試し 大波見物の度胸試し

天井には、軍艦島のシンボルだった巻き揚げ機の ホイールをオマージュしたガラスのフレームを用 いる 天井には、軍艦島のシンボルだった巻き揚げ機の 天井には、軍艦島のシンボルだった巻き揚げ機の ホイールをオマージュしたガラスのフレームを用 ホイールをオマージュしたガラスのフレームを用

展示室 展示室

展示室 展示室

展示室 展示室 神社下

子供遊園地

神社下

運動場

子供遊園地

神社下

運動場

子供遊園地 神社下 運動場 子供遊園地 神社下 運動場 屋上

プール

子供の遊び場であった様々な エレメントを抽出する 屋上

プール

子供遊園地神社下 神社下 運動場 子供遊園地 屋上 プール 運動場 子供の遊び場であった様々な 屋上 プール エレメントを抽出する 子供の遊び場であった様々な 子供の遊び場であった様々な エレメントを抽出する エレメントを抽出する

屋上 屋上

プール プール

子供の遊び場であった様々な 子供の遊び場であった様々な エレメントを抽出する エレメントを抽出する

屋上

いる

いる 天井には、軍艦島のシンボルだった巻き揚げ機の

ホイールをオマージュしたガラスのフレームを用 いる 天井には、軍艦島のシンボルだった巻き揚げ機の

EV

子供遊園地

ホイールをオマージュしたガラスのフレームを用 天井には、軍艦島のシンボルだった巻き揚げ機の いる ホイールをオマージュしたガラスのフレームを用

神社下

いる

EV

EV 神社下 EV 運動場 神社下 子供遊園地 プール 屋上 子供遊園地 子供遊園地 子供遊園地 屋上 屋上 EV 運動場 神社下 プール 運動場 子供遊園地 運動場 子供遊園地 プール 子供遊園地 神社下EV EV 他にも空間を特徴づけるも 抽出したエレメントを組み込んで 神社下 プール EV 子供遊園地 空間を構成する 子供遊園地 のを抽象化して配置する 子供遊園地 神社下 EV 子供遊園地 子供遊園地 EV 神社下 屋上屋上 神社下 抽出したエレメントを組み込んで 他にも空間を特徴づけるも 空間を構成する のを抽象化して配置する 抽出したエレメントを組み込んで 他にも空間を特徴づけるも 運動場 運動場 抽出したエレメントを組み込んで 他にも空間を特徴づけるも 空間を構成する のを抽象化して配置する 空間を構成する のを抽象化して配置する プール プール 子供遊園地 子供遊園地 子供遊園地 子供遊園地 神社下 神社下

EV

EV

抽出したエレメントを組み込んで 抽出したエレメントを組み込んで他にも空間を特徴づけるも 他にも空間を特徴づけるも 空間を構成する 空間を構成する のを抽象化して配置する のを抽象化して配置する

地獄段のように長い階段。 先が見えるように筒状に 螺旋階段になっており、 地獄段のように長い階段。 地獄段のように長い階段。 これからが本番だと期待 先が見えるように筒状に 先が見えるように筒状に 螺旋階段になっており、 螺旋階段になっており、 これからが本番だと期待 地獄段のように長い階段。 これからが本番だと期待

先が見えるように筒状に 地獄段のように長い階段。 螺旋階段になっており、 先が見えるように筒状に これからが本番だと期待 地獄段のように長い階段。 螺旋階段になっており、 先が見えるように筒状に これからが本番だと期待 螺旋階段になっており、 これからが本番だと期待

炭鉱でのきつい仕事を壁の歪な 凹凸で表現している

日本の近代化を支えていた軍艦島の 誇りを表現するため明るめの 偉大さを表現するため、大空間に

大理石を使用する

炭鉱でのきつい仕事を壁の歪な 日本の近代化を支えていた軍艦島の 誇りを表現するため明るめの 炭鉱でのきつい仕事を壁の歪な 日本の近代化を支えていた軍艦島の 誇りを表現するため明るめの 凹凸で表現している 大理石を使用する 偉大さを表現するため、大空間に 凹凸で表現している 大理石を使用する 偉大さを表現するため、大空間に

炭鉱でのきつい仕事を壁の歪な

日本の近代化を支えていた軍艦島の 誇りを表現するため明るめの

凹凸で表現している 大理石を使用する 偉大さを表現するため、大空間に 炭鉱でのきつい仕事を壁の歪な 日本の近代化を支えていた軍艦島の 誇りを表現するため明るめの 炭鉱でのきつい仕事を壁の歪な 凹凸で表現している 凹凸で表現している

大理石を使用する 日本の近代化を支えていた軍艦島の 偉大さを表現するため、大空間に 誇りを表現するため明るめの 偉大さを表現するため、大空間に

大理石を使用する

6


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インタビュー:石坂美樹 テキスト構成:栁原逸聖 撮影:花田佳明

3


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