おくりびと 1
「おくりびと」の話 こ ばやし だい ご
小 林 大 悟は東京でオーケストラの仕事をしてい たが、ある日、とつぜん仕事がなくなってしまった。 つま
み か
やまがた
そして、妻 の美香といっしょに自分が生まれた 山 形 に帰ることにした。 こうこく
山形で、大悟はおもしろそうな仕事の 広 告 を見つ きゅうりょう
けた。仕事は「旅のお手つだい」で、「 給 料 はい いし、働く時間はみじかい」と書いてあった。旅行の めんせつ
仕事だと思って 面 接 に行くと、すぐに仕事がきまっ た。 のうかん
し たい
じつは、その仕事は 納 棺 の仕事だった。死 体 をか たいへん
たづけたり、洗ったりするのはとても 大 変 だった。 また、美香や友だちの山下は大悟の仕事をけいべつし た。大悟はつらくて、仕事をやめたくなった。でも、 社長と生と死について話して、仕事をつづけることに した。 その後、大悟はたくさんの納棺の仕事をした。だん だん仕事が上手になって、どんどん好きになってい た。色々な人の死とかかわって、多くの事を学んだ。